研究センター・高畑昌明:皆様お手元に届きましたでしょうか。福島第一のですね、敷地内における核種分析の結果でございます。東京電力でですね、19日の昼前後にですね、事務本館北側、いつもモニタリングカーを置いてですね、放水活動中ここで、値を見ているわけですが。ここにおいてですね、空気中のダストをはじめて採取しまして、核種分析を実施いたしましたと。で、核種分析、時間がかかりますが、その結果が今日報告されましてですね。下の表にあるとおり放射性ヨウ素、セシウム等の核種が検出されたところであります。で、これについてですね、基準を超えたのは、その、ヨウ素131のみでありますと。ただしですね、この放射性物質を含んだ空気を吸引した場合には、その、内部被曝を受ける可能性があるということでありますが、これまで、その現地で作業をされている方はですね、その、全面マスク、あとタイベックスーツと、厳重なですね、適切な放射線防護装備を使用しているところでありまして。あと、作業後もその汚染検査を行っておりますのでですね。内部被曝というのは充分に低く抑えられるものと考えております。で、また、内部被曝についての報告はこれまでないところであります。ただ、ここについては引き続き、ちょっとよく注視をしていく必要がありますので、我々としては引き続き適切なタイミングで核種分析を計測しておくという風に考えているところであります。以上でございます。
記者:私、お願い、私がお願いした本人なんですけれども、私が言いたかったのは、中村さんがですね、前にセシウムが検出されたと、メルトダウンの可能性があるということを仰いましたよね。そのとき12時だったかな。そのときから一体どういうやり方をしているのかと。つまり、ずっとこれが、モニタリングポストみたいな報告をされているのかと、ということを知りたいんですよ。ただ、19日の12時前後にやっただけ、ことでですね、出たと。いや、それは出るかもしれませんけども、で、これまでずっとですね、セシウムはですね、出ていないとおっしゃり続けてきたわけですね。西山さんにしても。その辺のところは、どういう風な形でこのデータが出てきているんですか、まず。すみません、読売新聞のヒダと申します。
高畑:今回モニタリングカーで、いつもこの、直接、放射線については計測はしておりましたが、今回、ある程度時間的な余裕とかですね、その装置が揃いましたので、今回はじめてようやくとれたというような状況でございます。
記者:じゃあ、前に、中村さんがセシウムが出たと、その席でおっしゃったのは、間違いだったんですか。
高畑:えっと、じゃあそこをちょっと確認してみます。
記者:へ?
高畑:中村さんがどう話をされて、その、どういう趣旨でやったのかっていう。
記者:これ初めてだという認識なんですね、いま?
高畑:えっと今回、初めてですね採取をしました。初めて採取をしました。
記者;前そのセシウムが出たっていう話があるんで、そこからどう、要するにどういう検査をしているのかっていうのは全くわからない。
高畑:ちょっと、確認してみます、はい、はい。
記者:それからもうひとつ、その、これまでセシウムが、出ていないとずっとおっしゃってきたんですけども。それは今になってわかったということで、そういう解釈ですか。
高畑:今回初めて、採取、ようやくできましたので、初めて確認できたということであります。
記者;で、途中で、その12日から19日の間にですね、何回も私セシウム出ていますかって私質問しているんですけども。出ていませんって言っていたのは、出ていないということを確認したのではなくてですね、そういう風な検査をしていなかったということですか。
高畑:サイト内において検査をしたのはこれが初めてですので。
記者;いや、サイト外でもいいんですけど、ちょっとそこもあわせて確認お願いします。
高畑:わかりました、はい。
記者:すみません、私の記憶ではですね、最初にセシウムが出たとおっしゃったときは、放医研とかですね正門付近と仰ったと思うんですが、スペクトル検査などを行って。そこから検査の結果が出たと思うんですけども、今回東電がダストを採取して核種分析をしたのは初めてだということなんですが、みなさん、東電の方ではないわけですから、東電以外からですね、例えば最初にセシウムを検出した放医研であるとかですね、他のところからですね核種分析の結果というのは最初のそのセシウムが出た一回という。それ以降出ていないんでしょうか、それとも、想定方法をを変えているんだけども、そこには、優位な数値が出ていなかった、これは結構違ってくると思うんですよね。情報あるけど、そこには数値が出ていないのか、そもそも、情報がないのか。違う。東電以外の。
高畑:はい、その、意見のお話は少し、確認をします。あと、それ以外核種分析をしていないのかっていうところはですね、その、福島県のやっているモニタリング調査でですね、雑草とかですね、その生乳とか、そういったものは調べておりますけども、そこからある程度出ているということは、こちらの方でも聞いておりまして。それは、用は摂取制限の話になって来ると思いますけど。そういった、データは来ております。これも、公表はされたと思いますが。
記者:それはいつ頃からどれくらい出たんですか、公表って言っているだけなんですか。みなさんってつまり、県とかがですね、植物とか、食べ物のですね、安全性っていうのを検査している数値であってもですね、みなさんはそれをもってですね、セシウムが、あるいはヨウ素がどの程度拡散しているということをですね、分析する装置を使用できるわけで、みなさんそれなりの知見お持ちなわけですよね。だからそういうそのデータをやはり、東電が調べたもの以外に、集めて、ここ、発電所以外のセシウムなり、ヨウ素なり、どの辺まで拡散していることまでは体系的に調べてらっしゃらないんですか。
高畑:今のところですね、そこまでの体系的に、データは来ていますけども、ちょっと体系的な整理というところまでは、これはやらなきゃ行けないという頭はありますけども、動いていないという、状況であります。これ引き続きやっていきたいと思って、関心をもって見ておるところであります。
記者:朝日新聞のコボリと申します。ここで、下表のとおり、放射性要素、「セシウム等」という風に書いてあるんですけども、ここに書いてある核種以外の、分析されて、検出されているものは、どうでしょうか。
高畑:これ以外にも核種はでております。ただ、ある程度代表的な、揮発性のあるもの、粒子状のあるものということで、まずはこの二つを我々としても注視しているという状況であります。
記者:それ以外っていうのは、放射性の希ガスとか、色々あると思うんですけども、さっきから、ずっと質問がでているプルトニウムとか、それはなんで、公表しない理由というのは、もうちょっと詳しく教えて頂きたいと思うんですけども。
高畑:その、一つまず、プルトニウムの話なんですけども。プルトニウムというのは、なかなかその計測が難しくてですね、そのプルトニウム単体が、ですね、計測はできるんですけども、複数の核種がごちゃごちゃっと混ざっている状態でプルトニウムだけ取り出すっていうのは非常に難しいという風に聞いております。それ以外についても、ですね、今ちょっと手持ちで情報がないんですけども、ちょっと帰って確認をしてみたいと思っております。
記者:あと、質問、確認なんですが、今回分析をしたのは東京電力ということでよろしいんでしょうか。
高畑:そうです、これ東京電力です。
記者:例えば、資料を日本分析センターに送って、もうちょっと詳しく分析してもらうとか、外部の研究機関で分析するということはないんでしょうか。
高畑:とりあえず今、東京電力からあがってきたものを、その、みておりますと、でちょっと、今日今回、これ、引き続き継続してやってくんでですね、ある程度もう少し詳細なものを知りたいと、いうことになったらですね、それは、そういう手もあろうと思っておりますが、まずは今緊急な段階ではこういった形でどんどん続けていきたいと、このようなレベルの状態で続けていきたいという風に思っております。
記者:ちょっと確認なんですけども、その19日の採取で検出されたということなんですけど、19日前は多分その今、はじめて行ったのでやっていなかったと思うんですけど、もしやっていたら、ヨウ素とかセシウムっていうのはおそらく検出されていたっていう風に見ているのか、その、どれくらい前からこういうものが、その、こういう検出物ですね、濃度を超える形であったのかっていう、その辺の認識と。あと、四番の放射性物質を含んだ空気っていうのは、濃度を超えたヨウ素以外のものも含めて吸引した場合に内部被曝の可能性っていう意味でいいんですか。この二つを。
高畑:すみません、まず一つ目なんですけれども、多分これはあったんではないかと思っております。ただ、今回の事象において、まず緊急にやらなければいけないことっていうのが、こう、ありまして。ようやくこういった、核種分析に手を付けることができる余裕ができたというのが正直なところでして。基本的には、あったんではないかと、いう風におもっております。二つ目の質問ってなんでしたっけ。
記者:四枚にある、空気を吸入したないのこの空気っていうのは、濃度を超えたヨウ素それだけを指すのか、それとも他のもの全般をこう、何を指しているのか。
高畑:これは、その、この濃度、この基準以上のですね、ヨウ素を含んだ空気をですね、吸入した場合には内部被爆を起こる可能性があると。ヨウ素は非常に揮発性が高いんですね、非常に気をつけているところであります。
記者:日本テレビのスズキと申しますが。すみません、ちょっとよくわからないのが、その前回、先ほどから質問があるように。
記者:すみません、マイクかなんかないでしょうか、ちょっと聞き取れなくて、マイクか何かないでしょうか。
高畑:マイク。そうですね。
記者:その前回、セシウムが検出されたという話しがあったときに、そのセシウムが検出されたから、炉心溶融の恐れがあるんだという風な説明がされていたと思うんですが。その、今回その、それまで、その、前回のセシウム検出っていうのはその、雑草とかその植物から取っていて、今回はじめてその空気中のダストを採取したのがはじめてということなんですけど。その、違いというか、今回はじめて空気中の採取したことの、その、意味ということと。そこからその、濃度基準を超えるヨウ素が検出されたということが、何を意味するのか、っていうのがちょっとよくわからない。それを教えて頂きたいのと、その雑草から取るのと、空気中のダストから取るのと、そこの、違いがよくわからない。今回が意味する、その危険性っていうのは何を示しているのか、その辺をどう見てらっしゃるのか、教えてください。
高畑:ひとつですね、なぜ、セシウムに関心があるのかっていうとですね、内部被曝の問題です。これまで、できていなかったんですが、ようやく設備がそろってですね、その、分析できるようなかたちになりましたので、現場の作業員の方々にどんな影響があるのかっていうのが、ひとつの指標になりますので。このセシウムを今回その採取をした、というのが今回空中の、そのサイト内の空中のですね、核種分析であります。あと、その先ほどいわれた、要は雑草とかですね、そういった生乳とかですね、そういったところにどれくらい含まれるのか。これは摂取制限と繋がる話で、基本的に退避エリアの外側でやっていましたけども、そういった目的をもったものであります。そこの二つは、の分析っていうのは、そう言った意味で目的が違うということであります。
記者:読売新聞のアベと申しますけども、基本的な質問なのかもしれないですけども、もう一度確認なんですけども。このセシウムが出ることの意義ですね、先ほどの質問でもありましたように、炉心溶融が考えられるっていうことになるのか。で考えられるとすれば、どうしてそういうことになるのかですね、使用済燃料でなしに、炉心から出た、しかも炉心が溶融して、燃料が溶け出したものと考えられるのか、そのあたりの基本的な説明をもう一度、確認でお願いできますでしょうか。
高畑:今ちょっとすぐには確認できませんので、またあとで、説明するという形でよろしいですか。
記者:これ、核種分析っていうのはそういうところ見るためにされているということじゃない?
高畑:今回はその、作業者のですね、内部被曝がどの程度があるのかなと、いうことが目的になって、やっておりますので、ちょっとそのセシウムと炉心溶融の関係の質問ですよね。
記者:炉心溶融なり、どこから放出されたとかですね、そういうところも、大分なんていうんですかね、推察できたりするもんではないんですか。核種分析によって。違うならもう仕方ないんですけども。
高畑:すみません、確認をさせてもらえますか、次のときまでに。はい。
記者:NHKのシゲタです。すみません、緊急時環境放射線モニタリング指針で、これはやっていて当たり前ではないんでしょうか。なんで今、ようやくできるようになったということなんですけども、ようやくできるようになったタイミングって何があったのかちょっと教えてもらえませんか。
高畑:これはあくまで、事業者が内部被曝の観点でやっているものでして、そのモニタリング指針については、県が何をするべきかというところの指針でもありますので、あくまでこれは事業者がですね、作業員のその内部被爆の観点からやっているということです。タイミングについては、先ほども言った通りようやくその機器がそろったと。今まで、だから、できなかったというところの事情はご理解頂ければと思います。
記者:あと、ウランとかプルトニウムの測定についてはどうなんでしょうか。
高畑:プルトニウムは先ほど言った通り、ちょっと困難であるところでありますが、ちょっとウランについては、少し確認させてください。
記者:すみません。途中に切れたので申し訳ございませんでした。あと、もう一点お伺いしたんですが、外部に、雑草、外部の雑草に、野外の雑草についているということは、サイト内に飛んでいて、あたりまえという認識ではないんでしょうか。
高畑:ある程度そういう認識はあります、当然サイト内には漂っているではないかと思われております、思っておりましたが、今回はじめて確認されたということであります、はい。
記者:朝日新聞の●●です。すみませんちょっと、詳しくないんで教えてほしいんですけども、19日の12時前後の段階でですね、サイト内の空気中にですね、こういうヨウ素だとかセシウムのダストがですね、浮遊しているという状況はですね、これはどれくらいまえにですね、これは原子炉から放出されたものである可能性があるのか、ということについて。つまりこれは、最初、初期の段階でですね、12日とか13日に放出されたものがふわふわただよっている可能性があるのか。それともこれは19日に検出されているということは、その直前までですね、こういうものが放出し続けている状態だということがわかったということなのか。その辺ちょっと教えてください。
高畑:このデータからだけではですね、そのヨウ素とかセシウムとかがいつ、放出されたのか、っていうのは判明できません。困難。わかりません。
記者:じゃあ、いつまでもふわふわしているものですか
高畑:ふわふわ飛んで、どっかにこう、落下するというかたちになると思います。
記者:そこそこ、重たい元素だと思うんですけども、その、何日もこう空気中に浮かんでいられるんですか。それとも、割と早い段階で地面に落下するものですか。
高畑:そこは風の強さとかですね、天候とかにもよるんですね。で、ヨウ素の場合には比較的揮発性が高いということで、ふわふわ飛んでいる時間がながいということであろうと思います。ヨウ素の場合は一応、半減期も速い(注:短い)のでですね、そう言った意味では、比較的影響という面では軽いのかもしれませんけども。揮発性が高いということでですね、非常に注目している、注視をしているということです。
記者:毎日新聞のヒノと申します。この、調査というのはですね、保安院の方からですね、要請をして行ったのでしょうか。それとも、事業者側が自発的に行うべきものなのか、で、事業者側の方からやりたいって言ってきたのか。行うに至った経緯をもうちょっと明らかにしてほしいんですが。
高畑:これ最初保安院の方からですね、ある程度機器がそろったらですね、やるべき調査ではないかということは、問いかけはしておりました。ただ、東京電力がですね、そのじゃあ、保安院からその、指示を受けたからやったのかというとですね、彼らも当然同じように考えていたと思いますので。そこは、経緯としては、きちんと今はっきりとはしていないんですけども。両者は同じ思いを持っていたということだと思います。
記者:その時点でそういう問いかけをしていたんですか
高畑:この問いかけはですね、私の記憶確かだと、2、3日くらい前だと思います。
記者:2、3日前。じゃあ18日か17日かということころですかね。
高畑:多分そのように記憶はしています。はい。
記者:すみません、あと素朴な疑問なんですけど。保安院の方でこれ独自に調査するってことはできないんですか。
高畑:保安院自体としてですね、こういう検査ができる能力があるかっていうとですね、それはもっておりません。ただ、検査機関、外部の検査機関等はありますので、やるとすれば、そこに依頼をして、採取を検査、採取分析ということをお願いするという形でやらざるを得ないと思っております。
記者:そちらをしなかったのはなぜですかね。2、3日かかっているということは、東電の設備がそろうのを待っていたということですよね。ではなくて、逆に保安院の方でですね、独自にそういった設備をそろえてですね、素早くやるという準備実際されたんでしょうか。
高畑:現実的に言ってですね、我々がこうそろえてやるよりは、事業者たるところがですね、まずやるべきであると。当然そこがある程度、計測器も確保しておりますので、そちらの方で対応をしたということになると思います。
記者:では、全く準備、そういった保安院独自で調査をする準備一切されなかったということでいいんですか。
高畑:今回はしていないですね。
記者:朝日新聞のコボリです。確認なんですが、空気中のダストをはじめて採取してという風にあるんですけれども。例えば土壌とか、近くの海の海水を取って採取したっていうことはないんでしょうか。
高畑:そこはやっておりません。ダスト、空気中、空中のものだけであります。
記者:あとその保安院としてはやっていないということなんですけど。例えばJNESとかですね、関係機関もやっていることもないんでしょうか。
高畑:今のところ聞いておりません。
記者:すみません、朝日新聞のタケイシと申しますが。何点かお聞きしたいんですけども。今の話を伺っていますと、基本、その19日、要するにケーブルの敷設作業をにらんで、作業員への被爆状況について把握するために行った調査、ということでまず理解はよろしいでしょうか。で、だとすると、基本的にはその事業者がやるということですけども、この分析も東電のなかにある分析の専門家がやる、要するに外ではなくて、東電のなかの方がやったということでよろしいでしょうかっていうのが二点目です。それで、三点目は、その作業員の方の被爆状況を調べるということからすると、この結果を受けて現在続けているケーブルの敷設作業等について、進捗状況と、もし、今遅れているという話が前回の会見でもあったですから。こういった被爆状況を受けて少し様子を見ていたということがあるのかどうか、進捗状況の影響があるのかどうかというのが三点目。それから、四点目はこの報告、20日に報告されたという風にあるんですけども、その20日の何時に報告されたのか、どの時点で報告をされたのか教えて頂きたいのが四点目です。で五点目は、これ3月19日の12時前後とありますけども、すみません、これ午前なのか午後なのかということが確認したいのと、それからダストの採取というのは大体、こう、下に受けるシートみたいなものを広げて、例えば1時間なり1時間そこに暴露させて、それを、ダストを集めて分析するという方法をとるという、すみません。素人的な認識をしているんですけども、そうした場合その、何日の何時から何時までに飛散して、その落ちてきたダストを採取したのか。その空気中のっていうのが、空気中からシートに落ちていたダストを調べたことなのか、どっかそのフィルターを置いといて、そこに付着したものを調べたということなのか。具体的な調査方法についても合わせて教えて頂きたい。細かくて申し訳ないんですけども、よろしくお願いします。
高畑:ちょっと質問の数が多くて忘れてしまったんですけども。その一つ目が、あるんでしたっけ。その作業員のその。
記者:一つ目が、作業員の被爆を把握するために繰り返しておられるんですけども、あくまでもそれがケーブルの敷設作業等の作業をするにあたって、東電側が作業に支障がないかどうかを確認するためのものだったのでしょうか。
高畑:特にケーブルの作業員のためというものでは、という切り方ではやっているという意識はないと思います。これまでもその消防活動とかですね、消防署とかですね、自衛隊ですね、そういったところを来ておりますし。東電の社員もそのおりますのでですね、ケーブル作業との関連はあまり、ないとは思っておりますと。
記者:なぜこのタイミングかという質問も先ほど出てましたけれど。このタイミングで機器をそろえたっていうのはある程度作業がそこで、外にでてやらなきゃいけないということがあったからではないんですか。
高畑:これはまず、その最初、機器というのもありますけども、やはりその、あとその電源が入ったので、そう言った意味では分析、検査、採取がしやすくなったというところもあります。で、相当これやっぱ採取するとしても、作業員に負担がかかりますので、リスクの観点もあるんで、そういった形、意味もあってですね、このタイミングになったという風に思っております。
記者:ごめんなさい、今の、説明の意味がよくわからないんですけど。作業員のリスクがあるので、っていうのが。採取する作業員?
高畑:採取するときにもやはり、放射線、こう、浴びますんでですね。
記者;それはそのまえから高くなっていますよね、もっとまえから。なので、その、なぜこの19日っていうのが、その、常に作業員のリスクがあるなかで、今の説明ではちょっと回答になっていない気がします。
高畑:いや、ある程度落ち着いた状態になってですね、その、ようやく、取れるということになったんだと考えられます。放射線、こう、だんだん落ち着いてきたと。モニタリングのデータも落ち着いたということだと思っております。
記者:作業への影響はありますか
高畑:それ三番目の質問ですね。作業への影響はこういった、マスクとかですね、タイベックスーツ等を装着していればですね、全く問題はありませんので、影響はありません。
記者:先ほどの会見で、ちょっと作業が遅れています、という説明が審議官からあったんですけれども。それとこれとは直接関係ない?
高畑:まったく関係ない、まったく関係ないです
記者:あと、4、5は、検査の詳細についてのお尋ねなんですけど。報告と。
高畑:ちょっとこれ確認しないと答えられないんで。
記者;どちらもですか。
文科省・伊藤博邦:通常はですね、紙状のフィルターですね、それに空気中のダストを吸着させて、それをゲルマニウム半導体検出器を用いて、スペクトルですね、核種ごとの分析をいたします。それが通常のやり方です。
記者:ろ紙みたいなものですね。
伊藤:そうです、そうです
記者:報告の時間と、そのいわゆる暴露の時間はどれくらいだったんでしょうか。
高畑:ちょっと、すみません、詳細な時間までちょっと今把握していないので、またあとで、回答して。
記者:それは報告の、それともフィルターをさらしていた時間ですか。
高畑:報告の時間ですね。あと、両方ですね。両方ですね。
記者:じゃあ、いつ頂けるという風に考えていてよろしい?
高畑:確認をいたしますので。
記者:ありがとうございました。
記者:基本的に保安院の方も、その、東電にやったどうかという風に、言ったという風におっしゃったんですけども。それはあくまで、作業員の内部被曝についてということなんですかね。というのは、その一般の、方々、まわりにいる方々への、被爆ということを考えても、単に放射線量を、線量だけではなくて、核種何がでるかということを、調べるということは、普通だと思うんですけども、そういう観点ですと、別に19日じゃなくてもっと早く、やるべきではないかと思ったんですけども。その辺はいかがなんでしょうか。
高畑:一般の方についてはですね、要は退避指示を10キロ以遠の方は退避と、20から30は屋内と、いうかたちで出しておりますので。そこまで離れれば、大丈夫でしょう。という風に考えております。で、そういった意味では、一般の方に対してその、影響を考慮するうえで、この核種分析を、空中のをするのか、ということについて、今んとこは、予定はないということであります。
記者:これは今回の色んな電源が切れたという、そういう情勢を鑑みてそういう余裕がないという意味ではなくて、どんな場合では基本的には、核種分析なんていうのは、よっぽどの内部被曝の可能性がある場合、ケースがでる場合でないとやるまでもないぐらいの検査ということなんですか。
高畑:ええ、そう思っております。はい。
以後、記録なし