東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月12日19時29分から107分間)

司会:ただいまより、輪番停電の回避とそして当社の設備の現状についての記者会見をこれから始めさせて頂きます。私から会見者の紹介をさせて頂きます。

記者:すみません。ちょっと大きい声で。

司会:はい。私から会見者の紹介をさせていただきます。

記者:あの、マイクは使えるんでしょうか。

司会:失礼いたしました。会見者の紹介を私からさせて頂きます。中央の紺色の上着を着ていますのが、流通本部長の藤本副社長でございます。そして皆様から見て右手が原子力副本部長の小森常務でございます。そして藤本副社長の左手が法人営業部長の鎌倉でございます。さらに左が営業部長の島田でございます。もう一度右手に戻りまして、原子力運営部長の高橋でございます。そして一番右手が系統運用部のカヤママネージャーでございます。以上の6名でこれから記者会見を進めさせて頂きたいと思います。最初に流通本部長の藤本副社長からご説明、ご挨拶をさせて頂きます。よろしくお願いします。

藤本副社長:副社長の藤本でございます。改めまして昨日3月11日に発生いたしました三陸沖を震源とする東北地方太平洋沖地震の影響により、当社設備が極めて大きな被害を受けたことにより、立地地域を始め社会の皆様に大変なご不安とご迷惑をおかけいたしまして、心よりお詫びを申し上げます。また各地において甚大な被害が発生しており、被災された方々には心からお見舞い申し上げます。それでは大変失礼でございますが、着席させて頂きまして報告させて頂きます。まず私の方から本日午前に発生の可能性についてお知らせいたしました明日13日の輪番停電につきましては本日同様にUFR、即ち周波数が低下した場合、負荷を自動的に遮断するシステムによる対応の目途がたったことから、輪番停電は回避することができる見通しになりましたことをお知らせいたします。当社といたしましては、引き続き設備の復旧、停電回避に向け全力で取り組んで参る所存でございますが、しかしながら来週の月曜日14日以降も予断を許さない状況でございます。こうした状況を踏まえ、来週月曜日以降、輪番停電の可能性がございます。消費者の皆様におかれましては、引き続き不要な照明や電気機器のご使用を控えて頂きますよう心からお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。

小森常務:常務の小森でございます。原子力の担当をしております常務の小森です。先ほどお詫びを申し上げましたが、皆様方には大変なご不安とご心配をおかけして、国民の皆様、●●してお詫び申し上げます。原子力の安全の確保で我々昨日の2時46分の太平洋沖で発生した地震、並びにその後●●で、●●被災をいたしまして、●●でございますが、その状況につきまして今わかっている範囲にはなりますが、まずご説明させて頂きたいと思いますます。ちょっともう昨日の話を繰り返すというのはちょっともう繰り返しになるかと思いますが、昨日午後2時46分に地震が太平洋沖で発生し、その後余震も起きましたんで、回数も数え切れず。大きな津波が来たということも含めまして、まず福島第一、第二、第一では3基のプラントが運転しております。3基が定検中でございます。福島第二は4基ありまして、4基が運転中でございます。地震の加速度が大きかったということで、ある設定値を超えると原子炉は自動停止するということで、自動停止をいたしまして、制御棒が原子炉に入りまして、原子炉はまずは止めるということの未臨界という状況になりました。ただし、そのあとの状況としては、大きな津波が来たということで、そちらの被害も受けました。まずそれはどういうことかと申しますと、電源そのものが外部の電源がない場合には非常用ディーゼルの発電機がということで、外部電源のないプラントにつきましては、特に一部ですけれども、非常用ディーゼルが直ちに、通常の給水、通常といいますか、原子炉が隔離時でも冷却する系統が給水をしております。そのときは非常用ディーゼル発電機は回っておったわけですが、津波が押し寄せまして、福島第一、第二ともですが、第二の方は外部の電源が生きておりましたので、ディーゼル発電機は回っていませんでしたが、第一のほうは海水の方でディーゼル機関が冷却したりするポンプが冠水いたしまして、非常用ディーゼル発電機が止まって、ただし給水している仕組みは第一の1号機だけは、蓄圧タンクの給水、それから第一の2号機、3号機の運転中のものもあります。自分の原子炉でまだ余熱がございますので、発生した蒸気でタービンを駆動して原子炉に水を注水するというシステムがありました。これは直流電源、交流電源がなくても●●。そういう状況で、原子炉の給水をしていく、そういう状況です。ちょっと細かい話で恐縮です。そのあと原子炉のですね、電圧を復帰するべく努力をしたり、電源車を持ってきてですね、繋ぎこみの努力を今でも続けておりますが、して参りました。で、あと、モニタリングカー等でですね、原子炉あるいは放射線物質、構内でどういうふうになっているかというような状況については今でもそうですが、監視をし続けております。そういう経緯の中で、本日の状況を未明からお話をいたしますと、原子炉格納、まずは止めるという話とそれから冷やすということと、それから閉じ込めるというのが原子炉の安全では非常に重要でございますが、閉じ込めるというのは原子炉圧力容器、燃料の入っている容器、原子炉格納容器でございまして、格納容器はですね、閉じ込める障壁でございますので、少し格納容器の中の圧力が上がってきたような状況では、事前に圧力を逃がすということで、大きく閉じ込める機能が損傷しないようにするという手順等がございまして、そういうことをやる可能性があるということを未明の3時くらいには報告を●●。それで第一の1号機につきましては、皆さん方にはちょっと並行した作業で誠に申し訳ないのですが、準備を対応して、14時半くらいに何とか格納容器のベントには成功したというふうに●●が、かなり現場が錯綜しておりますし、また途中で地震が、余震が来て津波注意報等で、また現場から戻る●●のことで、非常に苦労いたしますが、1号機についてはそういう状況でございます。2号機、3号機についても引き続きそういう準備をしようということをしておりましたけれども、15時36分頃でございますけれども、大きな揺れがありました。原子炉1号機付近で大きな音があって、白煙が発生したという状況が報告され、映像でもとらえられていますが、1号機については状況変化が●●というふうに。また3時29分ですので、3時36分の大きな揺れというのとは若干時間がずれておりますが、敷地境界の放射線量が3時29分には、単位はちょっと専門的で申し訳ありませんが、1ミリシーベルトパーアワーという数値が一応判断するべきで、それを超えまして、第15条という災害特別措置法の判断基準に達したということで、通報をさせて頂きました。もう1つは、現場の状況がですね、ちょっと我々自身もあるいは発電所の人間もですね、放射線の計測をしながら現場をパトロールしたり、状況確認をするということで、状況の把握に戸惑っておりましたが、またその際作業員、当社の社員、協力企業の作業員2名が、2名2名の計4名が負傷したため、病院に搬送するというようなことで、人命の救助といいますか、怪我の対応というようなことをしておりまして、その後確認が少し時間がかかるという状況であります。いずれにしましても安全を確保していくということでございますが、原子炉を何とか冷却しようという努力を1号機につきましては今している最中でございます。それから福島第二の1号機から4号機につきましては、先ほど申しました通り、交流電源が残っておりましたので、今ある程度安定した状態で対応している。とくに海水系がたまたまといいますか、生き残っておりました福島第二の3号機につきましては、本日の午後0時15分に原子炉の冷温停止という専門用語で恐縮ですが、大気圧100℃位に原子炉の温度がなるという状態で、安定した状態に、その他のプラントにつきましては、海水系が、海水系と言いますか、海水と熱交換するというそういうシステムが津波で被災したため、今は給水をしておりますので、安定をしておりますが、なかなか温度が低い状態で、●●ということで、海水操作をしながら●●という状況でございます。福島第二の方はですね、排気筒で耐震強化工事やっていたタワーブレイカー、工事中でございまして、落下して重傷者がいましたが、搬送した段階で死亡者が出るという痛ましい状況も起きました。また福島第一におきましても●●。尚東京電力は柏崎刈羽原子力発電所という発電所もございまして、これも平成19年被災したわけですが、現在は5基水温停止しておりまして、この5基につきましては、被害とか運転に際しての問題はございません。原子炉につきましては、今申しましたようなのが概要でございまして、我々としても福島第一の1号機の状況をですね、いかに安定するかというのがまずは非常に重要なことだということで、今の段階でもその対応を現場、本社、あとオフサイトセンターというところで、国の方が設置します大熊町にありますオフサイトセンターで、議論あるいは指導、そういったもの等連携して対応していく、対処していく。少し長くなりましたが、私の方からは以上でございます。

司会:それでは引き続きまして質疑の方に移らさせて頂きたいと思います。ご質問のある方は挙手をお願いしたいと思います。

記者:共同通信の●●と申します。輪番停電で2点教えてください。明日の需給予測なんですけども、午前中の説明に比べて若干数字が異なっているところがあるんで、ちょっとそれを説明して頂きたいということと、あとは月曜日以降の需給の見通しについて教えてください。

藤本副社長:午前中にご説明いたしましたのは、今日の電力の使われ方ですね、需要ですが、これが3800万キロくらいいくだろうというふうに予想いたしました。ところがですね、今、3600万キロ、これを少し下回る程度の需要で留まっております。午前中説明させて頂きましたが、電力を供給しているのは今原子力安全●●、●●でございますが、それとサイバー●●ですね。これが主な発電機でございまして、それに揚水式発電所というものが乗っかって電力を供給しております。揚水式発電所というのは、夜軽負荷になったときにですね、その電力を使いまして、下に溜まっているお水を上に上げまして、これを昼間電力がたくさん使われているときにですね、●●に落として水力発電するというこういうシステムでございます。従いまして需要が少なくなりますと、その水の落とし方が少し減るわけで、今日の予定だと水少し上げられるんじゃないかと。そういうことでですね、電力を供給する力が、午前中では私3100万キロとかってありますが、これが3700万キロくらい、他にも電力をかき集めましたけれども、このくらい行きそうだと。3600万非常に●●、3600万キロくらいいきそうだと。片や需要はですね、少し落としましてですね、3800万キロいかないんじゃないかと。少し気温が高いんですね今、従いまして今の時期気温が高いと電力の使い方が少し減りますので、3700万キロ。これですと差が100万キロございますので、輪番停電は明日やらなくても何とか乗り切れるということですね。本当に周波数が低下したときにですね、部分的に負荷を減らすというUnder Frequency RelayというUFR対応で明日は乗り切れるんじゃないかと。希望的にはこれUFRを活用しなくてもですね、しなくても乗り切れるということを期待しているわけです。加えましてこれは月曜日以降でございます。これはもう産業用とか業務用とかですね、こういう大型の需要が入って参りますので、これは残念ながら、4100万キロくらいいくだろうというふうに、加えまして明日●●ますもんですから、たぶん3100万キロくらいの供給量になると、そうすると、●●1000万キロくらいということになりますと、これは申し訳ございませんが、輪番停電を3時間単位でやらせて頂くということになるだろというふうに想定しております。

記者:朝日新聞の奥山と申しますけれども、福島第一原発の1号機の今白煙が上がっているという状況の報告があったというお話ですけれども、実際原子炉がどういう状況になっているのか。外目に見ると建屋は骨だけになっているように見えるんですが、そのわかる限りの状況を教えて頂けたらと思います。

東電・小森常務:まだ全容ということではないかもしれませんが、現場の報告も含めまして、まず建屋の上のほうはですね、鉄骨構造になっていまして、その側面あるいは上面もそうなんですけれども、壁がない状況になっているというのが目視で。それから原子炉の水位のほうはですね、下がる傾向になっておりましたが、一応3時、5時、すみません、15時35分頃の1時間くらい指示が出ていたということです。それで今現場でですね、注水も含めて安定化するための操作を、作業をしようと、操作をしようということなんですが、ちょっと最初の段階では、起きたことの把握がまだよくわからないこと、まずはいろんな形で原子炉を冷やそうという努力をするということで注力しております。現場のほうでは、かなり、壁が落ちた、壁が落ちたというか、今言いました一番上の●●作業に段取りをしている、現場で鋭意何とか冷却をするべく努力をしている最中でございます。2号機のほうにつきましては、とくに1号機のそういうカク爆発という、あるいは●●なかったという状況の影響というのは、今のところ、3,4号機ちょっと離れているんで、今は1号機はそういう状況で現場の状態を、そういう状況です。

記者:1号機なんですけれども、圧力容器、格納容器の最低限物理的な形は保たれていて、ちゃんと水も維持されているということですね。

小森常務:その水の維持というのを今色んな形で現場を確認して再開しようということであります。全部建物の隅から隅まで全部見るというところというよりはまずは注水を頑張っているということで。まぁ、その下の部分、コンクリート製の建物のことについては形はもちろん●●ですけれども、ちょっとそれ以上のところについてはまだ調べている最中です。

記者:○○です。輪番停電というのは過去に例があるのかどうか教えてください。

東電・藤本孝副社長:すみません。私、会社に入って43年になるんですけど、私が入社してからは輪番停電はございません。終戦直後はですね、あったかもしれませんが、東京電力は昭和26年に出来てるんですけれども、おそらくなかったんじゃないですか。すみません。もしかしたら間違いかもしれませんが、少なくとも40年以上。

記者:フジテレビのスズキです。2点あります。1問目、先ほどのその第一の1号機の爆発に関してなんですが、今お話をお伺いしていますと、先ほどの発表ではですね、他の地震があった直後に大きな音がして白煙が出たということで、地震と関連付けるようなご発言があったんですが、要するにこれ原因はあくまで原子炉の作業的なもの、もしくは原子炉の中身に関する大きな音ということでよろしいんでしょうかということと。あともう1つ第一の1号機について保安院が付近でセシウムが検出されたという発表してまして、炉心溶融が起こっている可能性があるという見方を示していたんですが、これについてのご所見、頂けますか。

小森常務:地震とですね、この関係はよくわかりません。ちょっとたまたまという可能性もあります。大きな白煙と爆発音というのは地震の●●たまたまそういう時間帯が、ちょっと前後関係がはっきりしないので●●。従いまして、物理的な部分で壊れているという可能性ももちろんある。それから保安院が、保安院さんがセシウムを検出されたという話につきましては我々としても報告をしておるわけで、セシウムというのは人工の原子力の核種、原子の核種ではなく、天然の人工物といいますか、燃料に●●関連する核種ということですので、炉心そのものがですね、通常とは違う状況にあるという可能性はあるという前提で対応の手順を踏んでいく必要があるということです。

記者:日刊工業新聞のイカリと申します。輪番停電にからんで3つ教えてください。まず1点目ですが、震災前にはですね、東電さんはどれくらいの電気の供給力を持っていたのかというのが1点。2点目はですね、輪番停電の恐れがなくなるくらいに、電気の供給力が復活するようになるにはどれくらいかかるのかというのを現時点では●●か。3つ目がですね、実際に輪番停電するとなるとですね、実際具体的にどのように運用していくのか、例えば地域はどれくらいに分けるのかとか、実際停電する時間帯はどれくらいの時期、時間帯なのかといった、そこら辺の詳しい運用の仕方を教えてください。

藤本副社長:被災の前のですね、供給5200万キロワット。従いまして、その後落として3100万という状態ですので、●●から、1600万くらいですかね。固定電源というのが原子力の●●。それからどのくらいの期間かということでございますが、これは電力の使われ方と発電の力のバランス取れるまで合わせなきゃいけないわけでございまして、今、茨城とかですね、火力発電所、例えば私共で言いますと、ひたちなかとか鹿島とか広野という、これは福島にあるんですが、そういう火力発電所が津波によりましてですね、大変な損壊を受けておりまして、従いまして、この火力はおそらく相当原状回復するにはですね、時間がかかると思います。東京湾岸に設置されている火力発電所も今回止まっておりますが、これらについてはですね、早ければ1週間くらいで立ち上がってくるんではないかと思いますが、先ほど申し上げました火力は800万くらいあるんですが、原子力がとにかく7代、7代全部止まりました。それから火力が大体1週間で戻っても800万くらい半分くらいということになりますと、相当厳しい需給状況がですね、ある程度の期間続かなきゃならないということは想定できるわけでございまして、どのくらいということでございますが、少なくとも輪番停電は1週間は最低でも続くんじゃないかというふうに思います。電源は必死になって用意する過程は続く、努力いたします。それから運用の方法でございますが、これは発電の力と、それから使う力、使われる量ですね、これがバランスとるまでやるわけですが、大体1回でですね、1つの塊で特別高圧送電線の単位で、500万キロくらい、1回ご協力させて頂きたいと思います。3時間くらい経ちましたら、次のですね、エリアの特別高圧線を範囲500万キロくらいの範囲で遮断させて頂いて、これを順番にやっていくということで、大体500万から1000万キロワットくらいですね、輪番停電でやらせて頂いてというふうに。

記者:500万から1000万キロというのは需要をそれだけ減らすということなんですか。

藤本副社長:これは電気の使われ方がどのくらい出てくるかによって、たくさん出てくればですね、私ども供給力ございませんので、1000万キロくらい落とさざるを得ない。そういうことで、電気が少なくとも使われそうだということになるとですね、申し訳ございませんが、少し量を多めにですね、遮断させて頂きたいというふうに思います。

記者:時間帯はどれくらいなんですか。やっぱり夜なんですか。

藤本副社長:いや、昼間です。夜となるとですね、電力が一番使われるのは昼間なんですね。とくに午後なんですが、今で言うと、ちょうど夕方の点灯区域が点く頃がピークになるんですが、この頃が最大値になります。

記者:時間で言えば何時くらいなんですか。

藤本副社長:大体18時くらいですね。冬は18時くらいです。昼間は14時、15時くらいがピークになる。冬は18時くらいになる。その時に需要と供給のバランスを取らなきゃいけないとですね、量によっては1000万くらいやらせてもらうというふうになるかと思います。

記者:週刊朝日のカワムラと申しますけれども、1つ目は、今お配り頂いた資料の中には10キロ圏内の避難の指示というふうに書いてありますが、報道によるとすでに20キロ圏内に避難の範囲が拡大されたというところがあります。それからそのモニタリングとか●●もありましたけれども、2時過ぎに発表されました1015マイクロシーベルトの放射線の量というのはですね、爆発の前の29分というふうに報道されていますが、その爆発の後、36分の爆発の後ですね、放射線の量というのは確認されたんでしょうか。どれくらいだったんでしょうか。それから先ほどセシウムが確認されたという報道があったという質問でていますけれども、その場合、同時にですね、炉心溶解という状態が、可能性として指摘されているわけですけれども、そういう事態になっている場合ですね、想定している被害ですね、その福島第一原発で炉心溶解という事態があった場合のですね、想定している被害とそれからその対応策についてですね、お教えください。

小森常務:ちょっと私自身は避難、最初3キロ、10キロというところまで知っていまして、20キロに拡大されていたという情報は入ってますか。ちょっとすみません。私自身ドタバタしておりまして。

東電:福島第一がですね、20キロ、福島第二が10キロ。

小森常務:福島第一が20キロ、福島第二はそのまま10キロ、それは何時ですか。

東電:これはですね、国の方からですね、避難範囲が拡大しておりまして、それが。

小森常務:何時に。

東電:時間。

小森常務:時間。ということで、ちょっとそこは私は事実確認が。

東電:それから29分に1015マイクロシーベルト、その後も測定しておりまして、今至近の値が18時58分で測定しておりまして、おおむね70.5マイクロシーベルトパーアワーというかなり低い数値に。

小森常務:それから避難の距離も関係してきますし、セシウムが出たというようなことも含めてですね、原子力の安全審査という、安全審査というには事故を想定して、それで立地上の問題、それから設備の問題、そういったことをやるわけですれども、妥当性のチェックだとか設計をするわけですけれども、想定する被害としては、いわゆる仮想事故ということで、燃料の何%?

東電:ヨウ素の20%、●●%●●。 

小森常務:仮想事故というのは、燃料は出力によって変わりますけれども、ヨウ素の50%、それから燃料が超えると希ガスというガス成分がそれが全部放出される、そういうことで同時に公衆の安全が守れるかどうかという評価をすることがどの原子力、出力だとか、そういったことの立地状況によって評価をして、それを自己評価としてやるわけです。そういう範囲を今超えているということではない。そういうふうに今思っておりますので、我々が立地に当たって、そういうかなりの放射線物質が放出されたというペースでの評価よりか、そこまでいかない範囲じゃないかというふうに、最悪の場合も考えて動く必要があるということで考えておりますが、今ある時点での状況について精密な評価というのがちょっとまだ所在が明確ではない。個別の評価としては出来ていないという状況です。おそらくちょっと20キロというのを、20キロ自身のちょっとチェック、根拠については正確に私チェックしておりませんけれども、今の状況から見て広めに避難範囲をとっておいた方が安全側になるという判断で、というふうに思っております。補足することがあれば。

記者:炉心溶解という状況には至っていない可能性が高いというふうに今ご判断されていますか。

小森常務:ちょっとそこはお答えが難しいんですけれども、考え方としては厳しい状況で考える、ということであります。まぁ、そこまでいっていない可能性もあるかもしれません。ただしそうなっている可能性も含め事故時の対応を考える。

記者:そうなっている場合を想定したときの対応はどういうことなのかという質問です。

小森常務:それは注水をすると、いずれにしても基本的に原子炉をなるべく冷温状態、冷たい状態にしていくと、それにつきまして遮蔽もしますし、閉じ込めるという●●。そういう状態にもっていくときには色んな手順がありますので、それを今現場も含めて試みるという。

記者:朝日新聞のタニガワですが、1号機のことなんですけれども、それはやっぱり国民の一番関心が集まるのは爆発的に壁とか無くなった後で、その中がどうなっているのかと、圧力容器の中がどうなっているのかというのが一番気になるとこですけれども。実際どういうふうに確認をされに行かれたのか。間近に作業員の方が行かれたのか、現地は放射線どうなっているのか。見た目傷はあるのか。何か漏れていそうなのか、その辺もうちょっと詳しく具体的にお聞きしたいんですけれども。

小森常務:現場に近づく色んな放射線の計測もし、防御もして近づくということで、なるべく言える範囲のものを言おうとしていますが、ちょっと安全の確保ということも含めてですね、時間もちょっとかかっているので申し訳ないんですけれども、まだ建物の中をくまなく見るということが難しい状況であります。それからかなり放射線等が高い状況でございます。今言えることは以上です。

記者:放射線量は具体的には。

小森常務:放射線量として、代表値ということは言えないかもしれませんけれども、とくに具体的に今言えるということは、ちょっと今手持ちの数字としてはありません。

記者:朝日新聞のトミヤマと申します。先ほどおっしゃった数字で、18時58分に70.5マイクロシーベルトパーアワーとおっしゃったんでしょうか。

東電:はい、そうです。

記者:それはかなり低い数字のように思えるんですけれども、それはどういった意味合いがあるというふうに考えられるんでしょか。今常務がおっしゃったのは放射線レベルがかなり高いので中を見るのが難しいとおっしゃったところとどういう整合性がとれるんでしょうか。

東電:確かに1000に比べると高いんですけれども、通常の値から比べると千倍くらいの値ですので、やはり厳しい状況というのは変わりないです。

記者:その状態から、そういった放射線の状態から、つまり一旦上がって、その後ガクンと下がるというところから中がこうなっていると想定できるようなものって何かないんですか。

小森常務:それだけで、想定は難しいんでもうちょっと色んな分析のデータを積み上げて、核種だとかそういったことを今できる範囲でやっておりますが、ちょっと今の時点ではこの数値だけで想定するというのは難しいです。

記者:朝日新聞の●●と言います。輪番停電なんですけど、場合によっては500、1000万キロワットということなんですけど、止めるのは。15万、変電所で言うと、15万の変電所1か所もしくは2か所止めるという形でよろしいんでしょうか。それともう1つは御社がカバーしている関東とか山梨とか静岡なんですけど、どこにお願いする。想定しているのは、まず最初にここにお願いして順繰りこういくと、どういうふうに想定しているんでしょうか。

藤本副社長:大体電圧としてはですね、15万ボルトの送電線で切らせて頂く。と言いますのは、失礼しました。15万、ないしは6万でございますね、6万ボルト。この送電線の、失礼しました。一般的には6万ボルトです。6万ボルトをですね、送電している変電所のですね、この変電所のですね、負荷を大体20万くらいですかね、20変電所と言いますか、そのくらいの数ですね、大体1つの塊として500万キロワットですが、こういう単位で送電線の送り出しをして切らせて頂く。どういうことがこれに該当するかというとですね、負荷の出る状況によってですね、電気の使われ方の出る状況によってですね、切り替えていこうというふうに思っております。大体ご迷惑おかけするのは3時間くらいというふうに想定しておりますのでですね、順番にということで、やらせていただければというふうに思っております。

記者:カバーしている範囲の●●で。

藤本副社長:14日にですね、14日におそらく今の想定では、明日決めますけれども、輪番停電にならざるを得ないと思っております。どういうところをやるかということについてはですね、その時に想定する電力の使われ方とそれから我々がもっている電力の供給力、これバランスをどうとっていくかということについて決めましてですね、予め報告させて頂こうというふうに思っております。

記者:今この時期のこのタイミングでこのくらいの需要があるというのはすでにもう大体わかっているんですよね。想定としてどういうふうなものをお持ちなんですか。

藤本副社長:今はですね、月曜日以降、我々がもっている供給力が3100万キロ。負荷の出方が4100万キロくらい。ちょうど1000万キロくらいはですね、●●ないと間に合わないんじゃないかというふうに思っておりまして、どこでこの500万キロ●●ということについてはですね、これから十分検討していきたい。予めこれについては。

記者:明日発表する?

藤本副社長:明日。月曜日はおそらくやらなきゃならないと思います。明日は。

記者:フジテレビです。先ほどですね、そもそも今回のその1号機についてですね、大きな音がして白煙が発生したということなんですが、これはまず爆発ということで東電さん的に認識されてるのかどうかというのが1点と。これ普通考えるとですね、その後先ほどの常務がおっしゃられたように放射線量がかなり高いと、先ほど通常の千倍なんで厳しいというご発言もあったわけなんですけど、普通に考えると、爆発して設備が蓄圧して放射能が漏れているんじゃないかと考えるのが普通だと思うんですが、これについては。

東電:まず現場の人間でちょっと目撃した人まではちょっと聞き取れていませんが、大きな音と白煙ということで、言葉として爆発ということを、認識でおります。それから原子炉建屋はそもそも通常時においても量は少ないですけれども、ある程度放射線物質を閉じ込める機能はございまして、尚且つ先ほどセシウムがというようなことも考えると通常とは違う状況のなかで原子炉建屋の上の方が開放されたということは放射線物質がある程度時間ごとに検出とか●●ということはあるということで、色々変動はすると思いますが、通常よりは高いということはそういうことに起因して、高くなるというふうに思っております。

記者:爆発で設備が壊れてそれによって放射能が外に出た。

東電:爆発という事象の後もそうですが、爆発という事象の前も通常値よりは高いということになっているというのは、通常の原子炉建屋の中に浮遊している粒子だとかそういったものも含めて地震の後にモヤモヤと出てくる状況なんで、ちょっとそのレベルも今回の爆発というところとはどういう関連をもっているかということは、分析できているわけではございませんが、地震の後、いずれにしても色々線量が上がったりなんかしているというのが、風向きも含めて動くんですよね、そういう状況は、ただしどの程度か、それからどのくらいの影響をもつかということは常に注意深く監視はしております。継続してこれから監視していく。

記者:朝日新聞のカトリと申しますが、今1Fの1号機の炉の状況を教えて頂きたいんですけど、炉内の水位だとか圧力というのは、モニター出来ているんでしょうか。

東電:現在、原子炉容器の中の様子は明確にはつかめておりません。原子炉の水位計で見ようとしてますが、ここ最近になって若干値はよくわかっておりません。それから圧力もまだよくわかっていないということです。

記者:最近になってわかっていないというのは爆発があったと思われる後の、1号は測れてはいたんだけど、ここ2、30分で測れなくなったということですか。

東電:ご指摘の通りです。

記者:そうするとその一番直近でわかっている数字というのを教えて頂けますか。

東電:ちょっとお待ちください。概ねマイナス1700ミリメートル程度。

記者:いつの時点でしょうか。

東電:燃料の頂部からその下に1700ですね、170センチ程度。これが18時頃です。

記者:圧力の方はわかりますか。

東電:圧力はわかりません。

記者:すみません。2つお聞きします。今のですね、1700ミリというのは、先ほど発表された15時28分の時の、27分かな、数字と一緒なんですが、それは水位計がいかれちゃってるんじゃないですかね。そのちゃんと確認できるんでしょうか、それが1つです。それから炉心の状況についてなんですが、先ほど厳しい状態にあるというふうに小森常務おっしゃっていましたが、炉心溶解起こっているのかどうか。厳しい状況というのは炉心溶解が起こっているというふうにご判断されているというふうに見てよろしいんでしょうか。

小森常務:いろんな水位計についてはですね、精度としては大丈夫かということで、A系とB系の2つの水位計で見たりもしておりますので、実際そうかということも含めて見ておりますけれども、2系統の水位計の数値があるということは事実であります。それから炉心溶解とかそういう状況かということに関しては、ちょっとその溶解とかあるいは変形というかそういう程度についてはちょっと申し訳ないんですけど、わかりません。通常より温度の高い状況の影響を受けているという、そういう可能性はあるというふうに思って対応したほうがいい。

記者:UFRについて説明してください。UFR。

藤本副社長:電気をですね、安定的にお送りするためにはですね、周波数を私どもで●●です。これにですね、安定的に維持することが非常に大事なことでございます。電力の使われる方と発電の力のバランス、特にですね、需要の方が大きくなってきますと周波数が落っこってきます。この周波数がある程度に落ちてしまうとですね、全系が、東京電力の全系がブラックアウトする危険がございます。従いまして、ある程度に周波数が落っこってきたときにですね、予め設定してある線を切って、需要を少し落としまして、落として頂いて、需給バランスを保って安定供給を図る、こういうものです。

記者:すみません。2点教えてください。今住民の方が避難されているわけですけれども、今の状況からしてこれからどれくらい避難を続けなければいけないのかというところの見通しというのと、あと今日のですね、特に爆発の前後で、サイト内で作業員の方が何人くらいいて、どういったことをやってたかというあたりをですね、教えてください。

東電:住民避難についてはですね、本当に東京電力としても●●、皆さんに避難を強いていることに関しては、我々もご迷惑、お詫び申し上げたいと思いますし、●●。ただし、なるべく安全な方で被害を及ぼさないということでの、公的な機関の中での避難というところで従って避難そのものは我々は状況を説明し、行政の方で判断されることなんで、いつまでということは申し上げる立場にないというのが1つと、ただしとにかく状況を改善してですね、そういう状況を終わらせて、そういったことに最善の力を注いで。

記者:行政が判断するのはもちろんなんですが、技術的な観点からいって、放射線のレベルが常識の範囲に収まるのはいつ頃なのかという●●。

東電:ちょっとそこまではですね、設備の状況の見通しというのがまだ●●ますので、今の時点では申し上げられません。またそういう見通しがたてられるような●●。

記者:爆発の前後のサイトに何人ですが、もちろんサイト色んなところ大勢いましたが、その爆発の前後で、いわゆる屋外ですね、爆発の影響があるようなところの、そこでは原子炉に水を入れるための作業をしていた人間がおりました。正確な人数は把握して、今私には把握しておりません。

記者:毎日新聞のニシカワと申します。今回1号機なんですけれども、電源喪失が起こったためにこの今の事態を招いていると思うんですけれども、最新バックチェックのときにですね、どのくらいの地震とどのくらいの津波を想定されていたのかということとですね、2基あった非常用のディーゼル発電機が両方とも作動しなくなるという事態をですね、どのように捉えていらっしゃるか。今のそういう耐震基準が妥当なのかどうかというようなことも含めて、常々おっしゃっているフェールセーフということが今回働かなかったように思えるんでその辺のご見解を伺いたいと思います。

東電:まず地震についてはですね、かなり複数の地震が太平洋の方にあるおそらくプレートに●●する地震が何段階あるいは連投して起きたと捉えるという話は●●あるんですが、そういうものとですね、今最新版でチェックで想定していたものとの関係●●しては、ちょっと●●としては、それなりに気楽な見方も●●状況で、我々が想定していた範囲が妥当だったかどうかということはまだちょっと分析できておりませんが、地震についてということは、そういうことなんですけれども、発電所において地震動ということで、設計するための地震動という大きさから見るとですね、それ自身ももう少し細かい●●が、一応基準地震動としてはバックチェックで、福島第一、第二とも600くらいの、というのをそれは原子炉建屋の色んな部分での定義がありますので、一番高いところの基盤というか、今回地震を受けたときのですね、各フロアに付けています地震計はですね、原子炉の一番下の最地下階で560、ちょっと後で正確な数値は、福島第二では300●●から、発電所のプラントによって●●、そういう状況でありました。ちょっとその相関をどう考えるのかというのはこれから600●●という定義そのものからですね、●●そういったことで解析をしないと今回地震の津波というものは正確に把握できないので、ちょっとそこまで手が回っていないということでございますが、●●基準地震動、その程度、非常に大きな地震だったということは間違いないんじゃないかと思います。というのが非常に感覚的な話で、これはしっかりとまた分析もしますし、基準地震動の妥当性●●についても見直される、そういう●●真摯に捉えて●●。

記者:津波についても

東電:津波についてはちょっと今何メートルかというのは、ちょっと私●●。今回はですね、●●系とかそういうもの、正確なスケールを●●。●●電源が途中で、主要電源が今●●で、正確な記録が今捉えられていないんだろうと。少なくとも原子炉建屋とかタービン建屋とかにいっているのはですね、水面から12メートル、●●10メートル、その下の方にも設備、全部が地面の10メートルに乗っているわけでありまして、福島第一の場合はその10メートルのところくらいまで水が来ているということで、建屋の中に水が入っているという例もありますので、10メートルを超えているような津波ということ、これは設計を●●ことになると認識しています。ちょっと数値として前後の。

記者:津波の高さ今聞いてますけれども、今回の地震のですね、加速度についてはですね、評価をして最終的に●●して、まだ今評価中ということでございます。速報として600にはなってないんではないかという見込みはもらってますけれども、正確な数字は今後の評価の結果を待ってということでよろしいんでしょうか。

東電:すみません。速報値ということで、速報値は出ていますので、それが本当に肯定されているのか、精度があるかというようなことを検証しなきゃいけない。

記者:それから津波の高さですけれども、これは2002年に出てます土木学会に評価●●という基準がございまして、それが大体5メートルくらいを想定しているということ、それも正確に、もし違いましたら、教えてください。

東電:すみません。もう1つ、ちょっと。そういう状況で多重性とかそういうものを持っているのに海水についたというようなことでもあります。どう考えているのかという設備設計についてはこういう共通性のある外部から来る力の●●とかそういう事象についてはやはり設計上しっかりと裕度をもってしなきゃいけないというのがまずまだそんなこと言う立場じゃないかもしれませんが教訓として受け止めなきゃいけないというのと、原子炉の設備はある面ではかなりの歳月をもっているというふうにも思っておりました。電源が確保されているというのは非常に重要だというふうに認識をしておりますんで、またこういうこともしっかり考えていく必要があると。まだ全体の状況みたいなものをまだ把握しきれていないということで、コメントは難しいんですが、非常に重い厳しいことを●●率直に。

記者:東京新聞のタカイと申します。藤本さんにお尋ねします。停電の件なんですけれども、約1週間という、期間的には1週間続くというお話でしたが、これはその1日2時間、いや3時間が、のエリアっていうのは、これは東京の23区も入るんでしょうか。その1週間の中に。それからユーザーの皆さんにはどういうふうに周知されていくのかという点。それから大口需要家へのですね、要請と言いますか、利用絞っていくでしょ、そういうご要請っていうのはどういうふうにやられているのか。あと他社、電力会社さんへの調達という、どうやって賄うか。その点ちょっと教えて頂けますか。

藤本副社長:私の説明ちょっと不明確だったかもしれませんが、1週間というのはですね、火力発電所の割と軽傷だった火力発電所が立ち上がるのが大体1週間くらいです。それはかなり立ち上がってくるんで、輪番停電の量が少なくなるというような話でして、本当に輪番停電がなくなるのはですね、もっと長い期間かかるというふうに思っております。それから23区は入るのかということでございますが、これはこれから●●の負荷の出方とか、それから我々の系統とかですね、それから電源のポジションとか、こういうところを見まして、安定的にですね、供給できるところをやっていくことになりますんで、今入るか入らないかということについては明瞭にお答えできません。それから周知でございますが、これはやはり事前にですね、お客様にそれをお知らせしてですね、例えば私もよくやるんですけれども、医療とかですね、そう言うことに対してきちっとできることは、100%できませんもので、事前周知をいたしましてですね、お客様にその点ご理解をいただく、事前に●●でございます。それから大口のお客様についてどうするかということについてなんですが、実は大口のお客様についてはですね、あるお客様、特定のお客様についてはですね、契約でですね、需給ひっ迫時にはですね、電力を切って頂くという需給調整契約というのがございますが、今回は需給調整契約の規模よりもずっと大きな●●ですから、大口のお客様からですね、いわゆる100ボルトとか200ボルトのいわゆる家庭用の電気はですね、変電所単位ですから、大口のお客様も対象となることでございます。それから他社からの融通でございますが、これについては最大限融通は頂いていこうと思いますが、残念ながらその我々のお友達というのはですね、東北電力さんなんですね、周波数的に、50ヘルツというのは。西側の中部電力さんも60ヘルツでして、50ヘルツと60ヘルツをですね、電力融通をするためには周波数変換所というこれのですね、容量が大体100万キロくらいが精一杯でございまして、従ってそんな大きな●●が集められないというのは、東北さんが●●でなければよかったんですけれども、●●。その他自家発の大口のお客様から買い上げさせて頂くとか、それから我々の発電所、●●色々考えまして、●●。

東電:1点補足させてください。他電力からの融通につきましては、今ありましたが、西日本のですね、電力会社さんから周波数変換所を通しまして、100万キロ、これをですね、来週いっぱい、本社の火力発電所の見通し立たないもんですから、来週の平日についてはご協力を頂いてですね、受けることができる見込みにはなっています。

記者:関電は。

東電:ちょっと電力会社さんの方は調整中なんですが、西日本の会社さんの方で協力してくれる会社さんがあるという見通しが出ております。

記者:共同通信のタカダと申しますが、1号機の中央制御室なんですけれども、今機能しているのかどうかと、実際に人が入って作業しているのかどうかを教えてください。

小森常務:1号機の方は運転員がおります。1号機が●●の中枢です。ただ電源がですね、十分ないということで、関心の部分は少しわからないような状態。ただ運転がちょっと、ここに来る前、●●急に変わっているということはないという●●ような状況。●●しているというということなんです。

記者:共同通信のタキオカと申します。先ほど津波によって建屋に水が入ったというお話があったと思うんですけれども、それは津波によって建屋が浸水したという理解でよろしいのかということと、それと海岸からこういう原発の建屋までの距離っていうのはおよそでもわかれば教えてください。

小森常務:まずちょっと全部の被害の状況を今把握していませんが、建屋の中に海水と思われる水が入っていますんで、浸水したと。全部とは言うことじゃないと、そういう部分がありました。それから海岸からの距離はおよそ、ちょっと今確認をしますが。

記者:もう1点お願いします。非常用ディーゼルは、通常どういうところに置いておくものなんでしょうか。

小森常務:非常用ディーゼルそのものはですね、原子炉建屋の、いわゆる重要度の高い建物の中に、下の中央制御室の出入り口、それ自身は。

記者:それはタービン建屋?

小森常務:そうです。タービン建屋とか、独立の建屋とかですね、プールのなかにおいたりとか、ちょっと全部が原子炉建屋だけではありません。原子炉建屋を中心とした12メートル以上のところにディーゼル本体は機関は置かれている。ディーゼル機関で発熱した部分のシリンダのジャケットとか、ジャケット●●そういうものを冷やす設備は、海水系のポンプ、もう少し低い地点に置かれていたりします。従って、下の本体が水についていって、ディーゼルの機関としての機能を果たすための冷却するものを海水の中からとっていますので、冠水して、とくにモーターなんかが冠水して全然劣化しちゃうと、使えないという状況ですので、全部使えないかどうかっていうことは。そういう状況で、場所的にはディーゼルで冠水したものは、たぶん今私が聞いた範囲ではありませんけど、その海水をとる側のポンプ、モーター系はほとんど冠水したということで、●●。そういうことです。あとちょっと訂正が1つと、ちょっと今入ってきた状況ですが。訂正の方はですね、柏崎刈羽が7台プラントがありまして、5台動いているような話を先ほどした、あまり今日の●●。4台運転中で、ちょっと5台と私が4台とちょっと●●、一番最初の4台が運転していて、そのまま運転していると、今も運転していると。それから第一の1号機の方ですけれども、先ほどいろんな手立てで水を注入をしようということで、段取っていたというのが私が来るまでの現場の状況でしたが、20時20分、20時20分に海水をですね、入れて、とにかく水で冷やすということを開始しているという情報が入って、それ以外のことは●●。

記者:海岸からですね、プールでございますけれども、海岸からタービン建屋までですが、福島第一の1号機大体百数十メートルということですか。

小森常務:海岸からタービン建屋、原子炉建屋●●なので、主要な建物としては一番近い建物が100メートル。

記者:百数十メートル?

小森常務:百数十メートル。

東電:先ほど問題になった避難の範囲になりますけれども、17時39分に海江田大臣から●●に、●●。

記者:停電について3点なんですけれども、先ほど500をどこの●●で作っていくのか、明日ご報告させて頂きたいというお話だった。それは要するにどこどこでやりますよっていうのを前日にこれから発表しますよっていうことなんですか。という趣旨の、というふうに理解していいのかどうか。要するに火曜日やる分は月曜日言いますっていう理解でいいのか。それか。

藤本副社長:予めお知らせさせて頂きたいということですが、そういうご理解で結構でございます。

記者:数時間前とかそういうお話を。

藤本副社長:前日にさせて頂ければと思います。

記者:あと先ほどのお話で、この後どうなっちゃうのかというお話ですけれども、周知どうするかっていうお話、100%カバーできない医療とか100%カバーできないので、事前に周知をしたいというお話でしたけど、それはどういう意味なんですか。カバーできる部分があってそれはすなわち停電をしなくても済むように措置をとれるというものがあるのかどうか。

藤本副社長:例えば病院とかですね、そういうところからご要請を頂いた場合、我々にですね、発電機の用意があれば、これは用意させて頂くというようなことです。ただすべてのお客様に発電機を用意するのは、小型発電機をですね、これは多少我々ストックを持っておりますので、できるんですが、100%できていないというのはですね、すべてのお客様にですね、例えば病院が何十軒かあって、すべてから、すべてのお客様からご要請頂いてもそれはちょっとできないことがありますよということで申し上げました。

記者:要するにどういう対応していくんでしょうか。明日発表して、で明日の午後からじゃあそういう要請受け付けますというのは。

藤本副社長:私どもカスタマーセンターという東京電力の窓口がございますので、そちらの方でお申し出をして頂ければですね、どういう対応ができるかが●●。

記者:ちょっとどれくらいの範囲で500をカバーするって。ちょっといまいち漠然とイメージがしづらいんですけど、地域で言ったら、例えば1回に付き東京都半分くらいですとか、イメージしやすいの何かないですか。

藤本副社長:大体100万キロっていう単位でですね、お客様の数で30万軒ですから、それの5倍ですから、150万軒くらいですか。ですから例えば世田谷区で大体80万軒くらいありますね。ああいう大きな区の単位の2つくらいか、あるいは地方に行くともう少しお客さん密度薄いですから、もう少し広い範囲ということになると。

記者:共同通信社のハセガワですが、海水を注入することは精密機器にとっては非常に大きなダメージが考えられると思うんですが、それについてはどう評価されますか。

小森常務:まずは原子炉を何とか冷やすというところで、色んな多様な手段を考える●●、電源が十分ないといった中で、そういう手段を●●としては考えています。ダメージがあるということは重々承知であると。

記者:苦渋の決断ということでしょうか。1号機2号機も考えられるということでしょうか。

小森常務:そこまでは考えてはいませんが。とにかく安全の今できることをやるということで、そちらを最優先という判断で。

記者:共同通信の●●ですが、海水の注入についてなんですけれども、注入するのは圧力容器のでしょうか、格納容器でしょうか。

東電:圧力容器に注入しております。

記者:朝日新聞のウエノと言います。これからどうなるかということで、先ほどの輪番停電の話とは別にですね、放射能の方はどうなのかと、一部のテレビの方では例えばなるべく外に出ないようにとかですね、もし放射能が広範に流れた場合はこういう対処をしましょうみたいなところも流れているところもあったりしてですね、一方で報道のほうでパニックを起こすつもりはないので、一体今の時点でこれからどうなっていくんだろうという不安にどう答えて報道していくかという非常に悩んでいるんですけれども、精一杯やっているのはよくわかるんですけれども、冷却がうまくいっていないと次々と色んなことが起きて、爆発も起きてですね、この先じゃあどうなっていくかというメッセージ何か出していただければと思うんですけれども。

小森常務:昨日あってですね、今日の時点ではまだ、非常にちょっと先の見通しを申し上げたいところでありますが、申し上げられないというのが、そういうのは非常に厳しいところで、完全に大丈夫ですと、我々としてはですね、設備の方もそうですけれども、周りの皆さんの安全を守るということに尽きるということです。それが避難ということで、ある意味では人の命を守っているという状況かなと思うので。まあ普通の状況に適宜回復するということで、頑張るということしか申し上げられない。まあ、いずれにしても見通しというのはなるべく情報をお出ししてですね、その情報で判断しやすくするということで、今後努めていきたいと。

記者:非常に素人的かもしれませんが、未臨界であるということはチェルノブイリのようなことはたぶん起きないんだと思いますけれども、一体どういう、どのくらいのことになっていくのかっていうイメージが全然わからないので、何かあれば教えて頂きたいんですけれども。

小森常務:今の敷地境界にあるような構内の色々なモニタリングの状況ではですね、変動はしておりますけれども、これ以上数字を高くしないような努力をしていけば、先ほど申しましたような安全審査で、●●事故を考えたというところまではいかないで●●かなという。そこはあまり予断を持って考えないという対応の仕方等、そういったところを我々としてはむしろ慢心しないためにも●●ということを●●と、そういう事実についてはある程度は●●ということで、●●、そういう姿勢で対応させて頂く。

記者:新潟日報のホンダと申します。現地で被災されて苦労されているのすごくわかるし、状況が伝わってこないというのもわかるんですが、例えばですね、今の会見の中でモニタリングの値が1000から70に減っただったとか、あとその海水の注入が始まったとか、そういう客観的な事実をですね、教えてもらえるだけでも作業の進行状況がわかるような気がするんですが、なかなかそういう仮定ではなくて、確定したことしか教えて頂けないのは、数字が独り歩きすることとかを懸念されているのか、情報提供のあり方、中越沖地震の教訓がいかされているのかちょっと疑問も持ちながら見ているんですが、その辺どのようにお考えでしょうか。

小森常務:中越地震も周りの人の情報提供とか、大きな反省点が教訓になったということで、今とにかくそういったことの教訓を生かしていくことはやっているつもりであります。まだ十分足りないところはあれば、ちょっとまた見直していきたいと思いますが、ホームページ等含めまして、なるべく時間の範囲で情報を出して、ちょっとホームページに出したら誰が読むかという話ももちろんありますけれども、ちょっと情報がかなり刻々と動いている今の状況で、それも含めてご説明すること。それから東京電力だけではなくて、国とか、あるいはオフサイトセンターでの情報をお出ししていますので、そこでの判断も含めた情報をですね、我々としても●●うまく伝わるような形で工夫していきたい。

記者:産経新聞のフジサワと申します。官邸の会見の方で、今度炉にですね、海水のホウ酸を入れるというお話が出ているようですが、そうなると、事実上廃炉ということになりかねない事態ではないかと思うんですが、この辺のご見解をお願いします。

小森常務:ホウ酸というのはですね、中性子の●●ある●●いわゆる核分裂、中性子があまり活発に動かないようにするそういう役割をもっている、万が一というか、安全と、ということを判断していく、対応していくっていう。これは設備の先というよりは、とにかく安全な状態にする、

記者:そのかなり古い炉であるということを一般的に知られていると思いますけれども、このまま大丈夫なのかと。廃炉にならないのかという辺りは心配している向きもあると思うんですけど、どうなんでしょうか。

小森常務:まだ、まずとにかく今一号機以外も含めて正常な状態とはことなり。そういう先ほどのお話を考えるには安全な状態にしたいと

記者:いくつか確認したいことがあるんですけれども、二時半にですね、1号機のベントが成功したという話があって、夕方の会見では圧力の低下、圧力容器の中が、圧力の低下と、あと周りの内部モニタリングポストの数値の上昇でおそらくうまくいっただろうというような発言をされて、こちらで聞いているんですけれども、その後その作業はされた方自身が戻ってきてですね、ちゃんと開けたよというような報告というのはあるんでしょうか。

小森常務:その今の圧力を原子炉の圧力容器とその周りの原子炉格納容器、格納容器の方の閉じ込める機能の確保ということで、開けるバルブは主に大きくは2つバルブがありまして、電動駆動の弁というのと、空気作動の弁というのがありまして、空気作動の弁は格納容器の方に近い弁で場所も少し行きにくい場所があったりして●●、電動駆動の弁についてはそれなりの装備をして入りまして、最初のチームの人が●●させて、きちっとした●●開けたということ。電動のモーター、空気起動のバルブについては色々工夫もしてですね、そこは非常用の電源がなくなっているので、空気の圧力があまり期待できない状態だろうということでしたけれども、小型のコンプレッサーの空気を作動の制御用の、あれが駆動する●●で動くんですけれども、手でも開けられる。そういうところで空気をちょっと入れてですね、それで制御用の●●で、色んな工夫をして空気を入れて動かすということが成功したと。従ってその場合も作動は、現場のバルブを手で開けたという。中央制御室というのは蓄圧するところは現場でそのバルブのちょっと違う場所ですけど、空気のチューブが繋がっているところ、あの辺りにつけとくコンプレッサー●●。地下●●て、中央制御室で●●作動している。従って、現場の方はちょっと見にくい状態ですけれども、それはパラメーターとしてコンプレッサーの圧力が落ちてきたとかそういったことで、作業した者、時間はちょっと●●、2時半くらいにはバルブが開いたんだろうということは、判断されたので、2時半くらいに成功したという認識、そういう苦労をして、二つのバルブを。

記者:わかりました。じゃあ2つのバルブは開いて、もう外に逃がした、安全に逃がしたということは確認して。

小森常務:その2時半の。それと爆発という話と関係は全くちょっと状況がまだ●●。少なくとも2時半の状況としてやろうとしたことは成功したと。

記者:あとですね、今1Fの1号機の格納の話が中心だったと思いますけれども、2号機3号機と2Fのですね、そういう形で放射線物質を大気に出すような圧力逃がしという状況を準備されているところなんですが、その辺の今の、どういうふうな現場で対処をとっているのかっていうのを教えて頂きたいのですが。

小森常務:福島第二の場合は、今少し安定度は増しているわけですけれども、格納容器の取り込み口の機能をある程度量的にもっているということで、ツーツーになっているわけではありません、先ほど言った2つのバルブ以外にですね、膜のような形で、圧力がある程度の設定圧力になると、ラプチャーデスクの、専門的な言葉なんですけど、その膜の部分が切れるというような形で、従って、圧力がそんなに上がっていないという、外とはツーツーになっていないという状況ですから、準備状況ということで。福島第二の方は容器との、そういう状況に●●。ちょっと時間、3●●。

記者:冷温停止。

小森常務:だから、すみません。数の確認なんで、3基についてはそういう準備状況としていて、圧力が格納器の圧力が設定圧力を超えているような状況では、途中で破損というか大きく壊れた状況です。それから福島第一の、点検中で、点検中っていうか、運転中で停止した2号3号についてはその準備をするという手配を。

記者:4基とも全部準備は念のためして。

小森常務:4基とも準備は第二●●で、第一の2号機3号機については準備という手筈という状況で、ちょっと私ここに来ましたので。ちょっとまだ現場で終わったというふうには、早晩そういう状態でして、ただしツーツーではない。

記者:冷却状況はどうでしょうか。外部から電源が届きつつあると、それが繋がっているのか、繋がっていないのか。

東電:●●が上がっている。すみません。福島第二ですよね。

小森常務:ちょっと今電源車を含めて繋げつつあったという状況ですけど、2号機3号機は自分自身の状況機能というようなことで駆動するもので、注水しているという状況です。ただ外部電源でバッテリー充電も含めて今作業を●●状況。それが繋がればより安定してくると。

記者:素人にちょっとイメージがわかないんですけれども、注入した海水の処理というのは今後どういう動きになっていくんでしょうか。

小森常務:全くちょっとそこは、まずはある程度の行動するということだろうというふうに思います。全くその辺りの、●●。

記者:懸念されるのは、海洋への流出ということなんですが、その点についてはどのようにお考えですか。

小森常務:それ自身はいずれにしても漏洩の有無というのを、建物の外も含めてそういうことがないということはもちろん確認して。そういう状況になれば、それなりの対応をするという、監視はして●●していくということは変わりない。

記者:新潟日報のユカワと言いますが、住民の方がやっぱり一番心配するのは放射能漏れになると思うんですけれども、これの数値、先ほどから70.5とかあったんですが、これをわかった時点で、モニタリングした時点でですね、即時にマスコミに公表したりとか、あるいはホームページとかも含めて出していくというような情報提供の速やかさ、あり方についてどう考えるかも含めてお願いします。

小森常務:数値をちょっとすべて、すみません、私自身も対応しているということじゃなくて、皆さん方にこういう数値、ホームページに出すのは●●という話はちょっと。数値そのものをまとまって出していることはないのかもしれませんけれども、なるべくしっかりと情報を出していくという中に数値も入れてですね、出していくというふうに対応していくと。いずれにしても特に放射線物質の量だとか、体に受ける量だとか、非常にベクレルだとかシーベルトとか、難しいところもあるというか、●●そういう数値の傾向をお示しして、その数値の持っている意味合いみたいなものをかみくだいて、紹介できればいいなということ。ちょっとこれ1日の間では相当色々とデータが順次動いたり、非常に苦労している●●。

記者:共同通信の●●ですが、先ほどの圧力容器に対する●●、現状、確認なんですけど、どこまで海水でいくのか。海水で満たすというイメージでよろしいんでしょうか。

東電:基本的には燃料をちゃんと水に浸からせれば、燃料の健全性が保てるので、それを目的に周知しております。

記者:燃料が全部浸かるまでということで。。

司会:このあたりでよろしければ。

記者:すみません。先ほど6時頃の会見でも質問させて頂いたんですが、爆発したと見られる建物なんですけれども、構造について教えて頂けますか。

小森常務:福島第一の1号機についてはですね、まず基本的には鉄筋コンクリート製でできておりまして、岩盤に原子炉建屋が密着していると。ただし上の方の構造物、クレーンの、天井クレーンの●●ような部分についてはですね、鉄筋コンクリートの●●、上の方が●●鉄骨構造に鉄板を貼ってある●●。そういう構造で原子炉建屋の一番上の方がタービン建屋の屋根の、それが鉄骨の●●だったり、そんな構造でできております。

記者:屋根が吹き飛んだ、構造の映像を見る限りは、吹き飛んだのは上部だけに見えるんですが、下の方もすべて吹き飛んでるんでしょうか。

小森常務:いえ。私自身は直接●●けれども、現場の方では●●の上の方が、鉄板張ってるところが鉄骨だけになっちゃったというふうに聞いています。またこれはちょっと細かく見るとかそういう必要あると思うんですけど。

記者:NHKのイナガキと言いますが、先ほどの情報公開というお話にもありましたけれども、放射線の量をですね、時間とポイントごとにまとめて出して頂けないでしょうか。その日付とかはいいので、データだけ頂ければと思うんですが。一部経産省の方で出していると聞いてますんで、是非よろしくお願いします。

小森常務:ちょっと戻りますので、広報の方にわかりやすいようにしますので。

記者:毎日新聞のニシカワと申します。さっき官房長官が記者会見で爆発について、水素爆発だっていうようなことをおっしゃったそうなんですけれども、そういうことは把握されていらっしゃいますでしょうか。もしわかってる範囲でどういうふうな爆発だったのか、水素爆発だったら、水素がどうやって発生したのかとか、ちょっとおっしゃって頂きたいんですけれども。当事者よりなんか別のところからそういう話が出てくるというのは、なんか色んな場面で今日度々あったと思うんですけれども、ちょっとまずいんじゃないかという気もしますんで。

小森常務:ちょっと枝野官房長官がどういう会見されたか申し上げないんですけど、私自身は存じ上げておりません。水素爆発という、爆発ということは認識しておりますので、水素がどこから来たのかということについては可能性はちょっと、まだ可能性ということでおっしゃられたと、そういうことかなと。

記者:毎日新聞なんですけれども、その関連でいうと、枝野さんは確認したとおっしゃっていると思うんですけど、それで爆発前より爆発後の方がむしろ放射線物質が少なくなっていると、そこまではっきりおっしゃっているようなんですけど、その辺はどうなんですか。

小森常務:ちょっとすみません。そこまでの分析ということで、把握はしていませんので。申し訳ありません。

記者:すみません。もう1つ。枝野官房長官の発言の中で、爆発は格納容器内ではないと。格納容器には問題がないと。放射能も大量に漏れ出すものではないとおっしゃられたんですけど、この辺はもう事実関係も含めてご認識は一緒ということで。

小森常務:ちょっと格納容器は大丈夫なのかなというちょっと感覚で話をして申し訳ないです。どういう根拠でお話になったかということは、事業者が出している資料とかデータは見ておられるとは思うんですけど、ちょっとそこは申し訳ないですけど、まだ。

記者:認識していないということですか、今。

小森常務:議論していないということで。

記者:議論じゃなくて、認識はしているんですか。

小森常務:認識というのは、ちょっと言葉は●●。ちょっとそういう議論を社内ではこうですね、ということで東京電力のこう考えてますという形ではここの場では●●。

記者:そういうことかもしれないということは、表に出す段階ではないと、そういう意味で。

小森常務:そういうことで、今臨んだ段階で、ちょっとこの後また議論していく中で色んなやり取りを●●だとか、外部の有識者●●、オフサイトセンターにいる先生方の話とかということも管理されているというのは現状です。我々が●●。

司会:以上をもちまして、あと個別でお願いしてよろしいですか。2時間になりまして。ありがとうございました。