東京電力本店の記者会見テキスト2011年3月13日15時58分から38分間)

東電:3号機でございます。原子炉停止いたしておりますけども、注水系が同時停止●●しまして原子炉の注水ができなくなってしまっていることから国の指示によりまして、安全確認した上で圧力を硬化させることにしました。その後、安全弁を開きまして、原子炉の圧力を下げ、速やかに●●を吸収いたしまいて、ホウ酸水、原子炉に注入をいたしました。その後、原子炉水位の低下、原子炉圧力の上昇に伴いまして、海水を注入することを実施しております。これを13時12分から実施をいたしております。現時点において、原子炉格納容器内での冷却材の漏洩はないと考えております。それでは、次のページでございますけども。2枚目になりますが、●●ございまして、負傷者ですが、下から3つ目のところですが、当社2名の方が1、2号機中央制御室での全面マスク着用作業中に負傷をしちゃいまして、福島第二原子力の●●になりまして当発電所へ搬送をいたしております。その他の1つ目の星でございます。現在1号機の使用済燃料プールの冷却方法について関係箇所と調整をしているところでございます。次にA41枚目になりますけども、第15条第1項の規定によります特定事象の発生についてということで●●をしました。上の3つほどの箇所はすでにお知らせ済みの内容でございます。また、以降でございますが、当該モニタリングポスト、MP4の測定値一旦下がりましたが、再度測定値が上昇し、敷地内の放射線量が制限値を超えましたため、15条第1項の規定に基づく特定事象、敷地境界放射線量異常上昇が発生したと本日午後2時25分に判断しました。今後も引き続き全力を尽くしてまいります。特にモニタリングを継続して監視してまいります。もう1つが福島第二の状況のお知らせについてでございます。2ページ目の4号機のところをご覧ください。午後0時43分、●●位置不明の恐れがあります制御棒、1本が確認取れましたが、●●を示す他の信号から全制御棒挿入状態にあることを確認済みでございます。原因要項の調査をいたしてまいります。概要以上でございます。

記者:使用済燃料プールの話なんですけれど、●●。

東電:まずこれ、1号機がああいう状況でございますので、●●できない状況で、外から●●になりますので。

記者:つまり、水に浸かっていれば問題ないという。

東電:はい。

記者:それをなぜ調節●●。

東電:あ、水に浸かっていてもですね、冷やしていかないとですね、だんだん崩壊熱があがっていきますから。

記者:あ、水の温度があがるということですか。

東電:はい。

記者:あ、じゃあ、水の温度が上がっているということですか。

東電:いや、確認はできておりませんけども。今冷やしていないのは事実です。

記者:水の温度が上がっているということが予想されて、それに対して、電源がないが故に、順番●●措置ができないと。

東電:それは他の号機も同じなんですけども。●●に関して、影響が大きいんですが、まず、●●を冷やすことが●●。

東電:すみません、本日18時30から放射性レベルの状況についてという内容で、社長の清水が記者会見を行っていただく予定でございます。その、今会見をみなさんのお手元に配ります。

(雑音多すぎて何も聞き取れない)

記者:東電さんとしては、そういう可能性も否定をしていないので、否定していないんでいい?

東電:はい。

記者:可能性はある?

東電:最悪のことを考えて対応する。様々な可能性を考えて。

記者:会社としてはどういったものは考えられますか。

東電:中のシートですね、水ですとか、そういったことになるとおもいますけど、そういったことも含めて検討します。

記者:実際溜まっているかどうかは確実にわかっている?

東電:それはわかりません。

記者:使用済燃料プールなんですけど、これはどれくらいの時間を放っておくと、ブクブク沸騰して、どんどん水がなくなっちゃう状態になるんですか。

東電:今、具体的な数値は持っておりませんけども、1号機は、1号機の使用済燃料プールに保管されている燃料はこれは、今使ったばかりの燃料ではなく、以前に使っていてもうすでに使用されて、消費された使用済み燃料プールの冷却されている燃料です。従いまして、今すぐ温度が急上昇するってことはあまり想定しておりません。具体的な、数値は今持っておりませんので、もうしわけございません。

記者:かなり長い目で見て、この先沸騰する可能性があるということですか。

東電:はい。で、今日、明日というよりか、もっと長いスパンで意識したものだと今理解しております。

記者:今、何度になっておりますか。

東電:わからない。

記者:あ、測れない?

東電:測れない。

記者:水位が下がっているわけではない。

東電:水位もわかりません。で、こういった会見を●●まして、こういった調整を開始しようとしているところでございます。

記者:崩壊熱、その放射線元素の崩壊熱であったまって、熱くなっていく可能性がある?

東電:はい。冷却されない状態がずっと続きますと、そういうような可能性もあるということで調整を考えたいということです。

記者:で、モニタリングの放射線の量ですが、8時33分に1204.2っていうのは。で、それ以降の、わかっているデータをちょっと。

東電:9時34分に68.5。

記者:6時35分に。

東電:9時34分に68.5。

記者:これ、MP4についてですね。

東電:はい、そうです。それと10時16分。60.2。ちょっと手元にあるのがそこまででございます。

記者:そのあとの、1500っていうのは?いや、これ、15条やったから、その線量がわからんってことは。

東電:まず報道されている数値ですが。まず、13時52分の1557.5。で13時52分の1557.5。で、それから14時42分、184.1。14時42分が今手元にある一番新しい数字です。

記者:14時?

東電:14時42分の184.1。

記者:このブレというのは、どういったところで原因があると考えられますか。

東電:ちょっとそれは、今なかなか難しくてわからないです。はい。

記者:で、9時、このモニタリングの結果と合わせて考えて、9時20分に一応圧が下がった、まずベントとして圧が下がりましたよね。これは、なんか計器で確認されたっていうんですけど、それは間違い無いですよね。

東電:そうです。

記者:で、それが圧が下がって、あと、水位。水位は一旦これはどうなったんですか。

東電:圧が下がるとですね、沸騰しやすくなるので、逆に水位が上がります。

記者:で、そのあと、また下がり始める?

東電:その後ですね、また温度がだんだん上がってくると、蒸気が増えていって、圧が下がるということを繰り返すだけ。

記者:そうすると、一番、11時30分、ごめんなさい。マイナス1.3メートル。要するにトップからマイナス1.3メートルっていうのは、前回の一番水位がさがったところ。これは時間が何時でしたっけ。

記者:11時。

記者:11時。で、それから、また下がって、そのあと。一番、何時にどこまで下がったんですか。それから、たぶんプラス2.1まで上がって、で、まずそこから下がり始めているわけですね。

東電:マイナス2200っていうのが私の数値であります。これはですね、14時10分、マイナス2.200になっています。

記者:午前中で、我々がお願いしているように、水位と、その、マイクロシーベルト。そういうの時間単位でなんでまとめてくれないんですか。我々は、何回もお願いしているじゃないですか。いちいちやりとりするの時間の無駄なので。それはいつやってくれるんですか。

東電:はい、速やかに。

記者:速やかにって、いつも5時間とか6時間後じゃないですか。約束してください。いつやってくれるんですか。

東電:できるだけ、すみやかに予定します。

記者:真水のポンプが壊れたと言っていいんですか。

東電:えポンプが壊れたと言ったのが、まだ確認中で、ポンプが壊れたという事実は私はとっていない。

記者:じゃあ、注水できなかったのはいつですか。

東電:それも正確な時間はないんですけれども。今、14時20分に2200ですね、その、あと15時には、2000で、少し上がり出していますので。その間に止まって。

記者:2000?あ、マイナス2000。

東電:はい、マイナス2000で上がり出していますので、その間に止まって。でまた再開しているものと、でちょっと今正確な時間は把握できていない。で、ポンプが壊れたと、先ほどテレビで、、で、それは事実関係を確認中ですが、我々が聞いているのは、真水がなくなってですね、海水に、海水を注入するという、その切り替えのタイミングで●●かかって●●にいったと●●というふうに聞いております。

記者;その下がった時間はわからない。

東電:ええ、はい。

記者:燃料が露出してたであろう時間がわからない。

東電:そうですね、そんなに長くないんですけど。そうですね。マイナスになったのがおそらくですね、今10時35分の段階で、これ燃料系が2つあるので、これ、低い方をいうと、マイナス700というデータがあります。この辺から、ですから。その辺からですね。

東電:で、15時からマイナス2000。

東電:まだ、一生懸命入れているんですけど、まだ露出しているということです。

記者:確認ですが。10時35分にマイナス700。11時にマイナス1300。で、11時30分にプラス1100。で、14時10分にマイナス2200。で、15時にマイナス2000。そういう系統ですね。間違い無いですね。

東電:はい。

記者:で、その間、さっき、13時12分に海水の注入を始めたんですね。ですよね?

東電:はい。

記者:ですから、この14時20分のマイナス2200の前に海水を入れ始めているわけですね。

東電:14時、ん?そうだね。13時過ぎ。海水が。海水だけは13時過ぎですね。

記者:で、これ水位がちょっとしか上がっていないんですけど。大丈夫なんですか、見通しとして。

東電:そうですね、上がっていれば少しはいいんですけど、今後はそれも。

記者:まだ確認できていない?

東電:今最新が15時で、そのあと、ちょっと確認できていない。

記者:すみません、先ほど真水がなくなって、海水系に切り替えるために下がったとおっしゃっていましたけども、ってことは13時12分の前後に一番その、燃料棒の露出が大きかったんじゃないかと想定されると思うんですけど。その辺のデータはないんですか。先ほどそのポンプに注入する真水がなくなって、海水に切り替える間の段階で蒸発が進んで、露出が進んだと想定されるとことになったと思うんですけども。

東電:13時の時点でマイナス2000ですから。そこらへんまた、マイナス2000程度だったと思います。

記者;13時の時点でマイナス2000。

東電:ええ、はい。

記者:そうすると、マイナス2000ぐらいのところが一番さがって、先ほど14時10分ってところが一番下がった時点ということですか。

東電:そういうふうに把握しています。

記者:13時から15時までの2時間は少なくとこ2000前後くらいずっと、露出していたわけです? 2時間あるならば十分、溶融する時間ですよね。

記者:で、何か検出されたものがあれば教えて下さい。

記者:あとすみません。炉内と圧の温度もわかります。先ほど水素が発生するくらい高温になっているとおっしゃっていましたが。

東電:ドライウェル圧力になりますけれども。9時10分が637キロパスカル。で、それと25分が400キロパスカル。10時35分が280キロパスカルといった。

記者:200?

東電:280。

記者:いや、もっとその、温度が上がっていると想定される時間の圧力はどうなっている。

東電:温度は、特にデータはなくてですね、圧力と、水位なんですが。

記者;圧力は、温度が上がっている。別に、燃料棒が露出している時間帯の圧力っていうのはどういうものなのか。

東電:すみません、申し訳ございません。

記者:ない?

東電:調べてみます。マイナス2020。2200か。2200になってる、12時10分、そうですね、13時時点の、ドライウェル圧力。これが300キロパスカルになります。お聞きになってらっしゃったのは原子力圧力のことですか。

記者:原子炉圧力ですね。

東電:それだとコンマ19メガパスカルですね。

記者:それは13時?

東電:13時ですね。

記者:すみません、溶融についてはどうお考えでしょうか。

東電:溶融、溶融。

東電:燃料の溶融のことだと思いますけれども。やはり先ほど、ま、データにもお示しましたけども、いわゆる、燃料よりも水位が低い状態がこれ継続しております。従いまして、燃料の被覆管も高い温度の状態になっている可能性が、これ、あると思います。その点で、先ほどのお話の繰り返しになるかもしれないけれども、いわゆる燃料が溶融している可能性も含めて、対応を検討していくというふうに考えています。

記者:核種の検出とかはされていないんですか。

記者:ヨウ素等以外の、ヨウ素等っていうのは検出されていますけど、セシウムとか。

東電:それはないですね。データはないですね。データは手元にないです。

記者:検出はないということ。

東電:いや、データがないです、すみません。あるかないかとかは、わからない。

記者:今ここにないっていうこと。

東電:そうです。

記者:これ、数字、少なくとも1時間に、2時間、3時間くらいは、露出している状態が続く、続いているとみていいと思うんですけども、もしかして、それ以上か。その場合に、一般論で結構ですので、これだけ続いていると、どれだけ、こう、溶融しているって考えるほうが妥当だとか、そういうことは言えないんですか。

東電:結構●●になりますので、なかなかむずかしいですけども。ただ、これ、特にきのうから言われている温度の数字ですけども、燃料被覆管で言いますと、通常原子炉が運転している状態ですと、だいたい200から290度の状態で、原子炉の中の被覆管がそういう●●にさらされています。これが、いわゆる燃料が空焚き状態、冷却されない状態が継続して、仮に温度が1200度、あるいはそれ以上になると被覆管の酸化が非常に上がっているという状態になります。これが被覆管の方です。一方、燃料のペレットにつきましては、ペレットの代表、二酸化ウラン、こちらの融点が2800度です。ですので、それぞれ、温度がどの程度まで上昇するのかによって、被覆管、あるいはペレットの健全性に影響が出る、つまり溶けていくということになります。で、現状、燃料頂部より水位が低い状態がある程度継続していますので、じゃあ、被覆管が1200度に到達した可能性がゼロかというと。これはゼロとは断言できないと思います。ただ、程度問題になりますと、ちょっと具体的に今この程度というのを持っているわけでございません。

記者:どの程度ですね、崩壊熱を、どの程度の時間放っておくと、おっしゃるような融点に達するかことは、実験なんかはされていないんですか。

東電:例えば今申しました、1200度につきましても、過去の実験等に基づいて。

記者:いや、1200度ってことの融点ではなくて、融点を実験で調べたんじゃなくて。崩壊熱を除去しないままに、放っておくと、どれくらいの時間でそれに達するかというデータがですね。

東電:すみません、今ちょっと手元に持ち合わせておりません。新しい燃料、これ採用しようという場合に、これ国の審査を受けることになります。でその際には例えば事故が起きて、燃料の冷却が喪失した場合についても想定を行って、で評価をしております。でそういう数字を評価はしているんですけど、すみません、今手元に持っておりませんでして。

記者:つまり、データとしては、例えば数時間とか、これくらい置いておくとこの温度に達するっていう一般論的なものはどこかにあるってことですかね。

東電:そうですね、こういう条件で、原子炉の冷却が喪失した場合に温度がこういうふうに上がっていくというそういう評価を行っております。

記者:一応一般論としてで結構ですので、いただけるとありがたいです。

東電:わかりました、はい。

記者:これ、3号機いままでと違ってプルサーマルなんだから、ちゃんときっちり情報出しましょうよ。今までの燃料棒の話と違うんだから。東電だってわかってるでしょ。違う燃料、特別な燃料だってわかっているんだから。今までとは話が違うっていう●●になってくるので、昨日の炉心溶融と話が違うのできっちり出しましょうよ。

記者:続いて、基本的なことで恐縮なんですけど、メルトダウンっていう言葉を使われたせいで、結構●●が起こった気がするんですけど、そのメルトダウンっていう言葉っていうのは、いわゆる原子力事業者からして何か定義はあるんですか。

記者:それと普通の溶融とどう違うんですか。

東電:定義を一概に言いますけお、メルトダウンと言いますといわゆる、さっき申しました、燃料で言いますと、まず健全な状態というのは、焼き固めた二酸化ウランを、焼き固めたペレットが真ん中にございます。それをジルカロイの金属製のさやに入れて、それを束ねて燃料を作っています。で、そういう形の燃料を原子炉のなかに装架して使用しています。福島第一3号機の場合ですとそういう燃料を548体使用しています。仮に燃料の一部、被覆管の一部が融点を超えますと、燃料が少しずつ溶けていくということになります。これは、例えば被覆管の溶融、あるいは燃料の溶融になるとおもいます。で、その状態が非常に進行した場合に、じゃあ燃料や被覆管、あるいは燃料を、それぞれの金部品、そのものがすべて溶けていって、燃料、あるいは被覆官、あるいはペレットがすべて形もなくなるような原子炉が一体として溶けていくような状態、そういう状態がメルトダウンだと思っています。それによって、ちょっと一般論で申し訳ありませんけども。

記者:じゃあ、そういう状態は、まったくもって起きてないと理解していいんですね。一部溶融したかもしれない、というようなことであって、メルトダウンと呼ばれるような状態は、その、100%否定できるというのででいいんですね?

東電:(無言)

記者:きのうの炉心溶融かどうかの1つの鍵はセシウムの検出だったわけですから、検出されているんだから、そのデータをはやく出して。

記者:13時52分の1557の特定されたとき、これ●●別に、最初33分の2504のときは、メルト●●の影響があるかもしれんなという話だったんですけど。

東電:3号機に関しては、データを●●。

記者:じゃあもうずっと垂れ流した。

東電:垂れ流しというわけじゃなくて、閉めちゃうと圧力があがって、健全が保てないので、逃がしてやってるという。

記者:そうすると同じ条件で結局ずっと下がっていたけど、急に増えているということはやはり燃料になんらかの損傷があった可能性が極めて高いですよね。

東電:はい。そもそも3号機が影響しているかどうかわかりませんから。

記者:3号機の影響ではないこと?

東電:いや、わからない。まったくわからないですね。

記者:水を入れて冷やすのはわかるんだけれども、入れた水、循環のポンプは?

東電:ないです。

記者:全然ない?

東電:はい。

記者:じゃあもう水を入れるしかないんですね。

東電:はい。

記者:じゃあ水が蒸発して抜けていくだけなんですね。

東電:抜けちゃう部分を補給してやって、とにかく常に水があるという状態をつくってやらなければ。

記者:だから、通常の発電状態だったら、熱とか●●ですけど、そうじゃないから安定するのはむずかしい状況。

東電:はい、おっしゃる通りです。

記者:で、●●で真っ赤っかになっているところに海水をぶち込んだもんだから、そこでずっと下がったり上がったりして、その時間帯のところも圧力とか温度、データが出てきて。

東電:入れるときはおっしゃる通りの状況があって。

記者:そこを出してください、時系列。そこが一番わかりにくいんだから。

記者:あと、東京電力として、燃料が、燃料に水が浸かっていない時間はどれくらいがあるの、少なくともどれくらいという認識、3時間とか、数時間とか。

東電:数時間なんじゃないですかね。とにかく、時間とですね、先ほども、ご質問もあった通り、何時間が閾値だとかというところも、実験値はあると思うんですけども、実際にはわからないですし、時間を把握してもですね、なかなか実態はどうかっていうのはわからなくて。とにかく私たちは1分でもはやく水を入れたいと。水を入れためなら、圧力を下げると。圧力下げて水を入れる。ということに全力を注いでいるので。ちょっと時間が何時間だったかっていう評価はしていない。

記者:もうちょっと確認していいですか。その●●を最初入れていて、それをやめたというか。

記者:水がなくなったんですか?それは、水はどこの水をとる。

東電:これは消火栓等が使うタンクだけが比較的高いところにあったので、タンクに残っている水を入れていたと思うんです。だからそれも限度があるので。それに次いで、海水も入れるしかないという状況になってきて。で水が、いろんなところから調節してますけども。海水が一番合理的で、はやいという判断を。

記者:で、1号機の教訓からいくと、そうしたら水はある程度、タンクの容量をみたら水の量わかりますから、これもう水が足りなくなっちゃうなら、最初から海水を選択して、要するに炉心が水から出ないようにする選択はなかったんですか。

東電:ええ、切り替えたことがですね、そんなにその、なんていうのかな、重要だと思わない。とりあえずある水をですね、真水を入れる方がはやいので。それを入れてたということなんですけども。ちょっとその細い現場の判断はですね、把握できていません。

記者:だから、要するに、水が、水に浸かっていれば、基本的には水に浸かっていればいいんでしょ。だから、その状態をキープするためにどういうふうにするのか、って考えるのが当たり前のようなきがするんですけど。で、結局、まず、淡水を選んで、で結局量が足りなかったんですね。でこれが、見込みが甘かったという。

東電:そう言われればそう。

記者:そういうことですね。

東電:僕からは調達もいろいろありましたので。

記者:これは水道水レベルの消火栓のような水でやるんですか。

東電:あそうです、はい。真水というふうに表現されたらそういう意味、海水じゃないということですね。

記者:で、それがなくなるっていう、その、要は●●ですね?

東電:そういうことですね。●●上がったと。

記者:ポンプが故障したんじゃなくて。

 

東電:ちょっとそこは、●●が成果を知りませんので、確認します。私の得ている情報はそうなので、●●はご理解ください。もしかしたら壊れたら●●かもしれない。

記者:すみません。先ほどちょっと話しましたけども。1号機の使用済燃料プールの冷却防護って、単純にどれを考えているのか想像ができないけども。東電としては何を考えてらっしゃるのか。いわゆる今までの炉の中に水を落とし込めという話とは違うと思うんで、一体どの選択肢を取ろうとしているから、関係先と調整しなければならないと想定しているのか。その文章だけじゃあ何もわからないのですが。多分今までの単純な話とは違うと思うんですが。

東電:ちょっとそれは、また、何かわかったら教えますけども。私もそこまでまだ、話できるところはない。

記者:いや、今できる、必ずそれは、なにを考えているのかっていうの出してくれる。

東電:状況がわかって、検討の方向がわかり次第。

記者:この1号機の冷却プール、あ、燃料プールは、これ電源がなくなっちゃったから冷やせなくなったという状況ですか。

東電:いや、ポンプをとって、●●させて冷却しているんですけども。それが回せなくなって。

記者:じゃあ、ふつう水を加えなくても構わないんですか、蒸発するだけで、ふつうの状態だったら。

東電:ふつうの状態だったら蒸発分ぐらいで、そんなに温度が上がっていませんから、自然の温度くらいの給水で、基本的には、中間層だけで十分。

記者:じゃあ、その、ポンプを回して、なんというか、緊急性はあまり高くないって考えてもいいんですね。

東電:そうですね。そう思っていますけども。状況がわからないので、また●●。

記者:で、その使用済み燃料プールは、違う建物にあるんですか。

東電:いや、同じ。

記者:原子炉建屋?

東電:1号機の原子炉建屋にあります。

記者:海水の注入がトラブルなく行っていると理解していいんですか。

東電:今のところ、はい、注入されているというふうに思っています。

記者:確認する術はないんですか。

東電:ですね、そのいろいろな方法でやっていますけども、なかなかその、今使っている計器ですとか、そういったものが、使えない状況ですので、●●で判断して、●●。

記者:官房長官はなんかそれで心配ないよってことを一生懸言おうとされていたと思うんですけど、その根拠になるデータをお持ち。

東電:水位が、水位が徐々にあがってくるとか、いうところで、多分入っているというふうなことを判断しているというふうに思います。

記者;それは官房長官の方に入っている、こちらには入っていないわけですね。

東電:いや、同じ説明をしていると思います。

記者:3号機ですね、水位なんですけども、ごめんなさい、聞き取れなかったので、もう1一回その、マイナス2000から2200、切れるところ教えてもらえますか。

東電:11時がマイナス1300でございます。

記者:マイナス1300?

東電:11時がマイナス1300。で、11時半がプラスの2100でございます。それと、次が13時ですね、13時がマイナスの2000でございます。それと14時10分がマイナスの2200です。で、一番手元にもっておりますのが15時でマイナス2000という値です。

記者:2100?

東電:15時はマイナス2000でございます。

記者:13時過ぎに海水入れ始めても、特にそこまで変化がないというふうに読み取れるかなって思うんですけど。

東電:そうですね、そういった判断なので、2200から2000に上がってきてるんで、入っているんと思うんですけども、確かにその、上昇が遅いとか、いうところが見えていて、そういうところで、入っていると思うんですけども、ちょっと流れを見ていかなきゃね、わからない。そういったパラメータしかないんですね。

記者:すみません。現地で作業している方と、多分私なんかの持っている、欲しいモニタリングポストの数値とか、水位とか、こっちは欲しいけど、現場の方は多分冷やす作業に一生懸命で、なかなかそういうデータがこないんだと思うんですけど、広報の支援みたいなものは現地に行ってらっしゃるんですか。広報部、広報担当の方が現地に入って、広報体制をバックアップ。

東電:広報、原子力の担当●●が現地に入っているんですけど。あわせまして、本社から広報担当の、現地に同行いたしております。

記者:何人ぐらい?

東電:これ、ほかのチームも行ってましてですね、数名のスタッフということなんですよ。

記者:制御室の全面マスク作業中ってこれどういう作業ですか。特別なもの?

東電:制御室でマスクをするということですか?

記者:いや、ここに書いてある、全面マスク着用作業っていうのは、やってる作業は普段とちがうとか、そういう状況なので、普段とちがいますけど、特別に、なんか特別なんですか?

東電:特別なことは、マスクをしている。

記者:ふつうにマスクをしてふつうに運転員の方々が働いている?

東電:はい、はい。

記者:それで2人具合が悪くなった?

東電:はい?

記者:それで2人具合が悪くなった。

東電:そうそうそう。

記者:なんでっていう話は入っていないんですか。

東電:わからないですね。

記者:どういう作業なんですかね。

東電:作業っていうのはいわゆるオペレーション作業ですが、はい。当直、当直の運転員。

記者:管理、監視的な?

東電:そうです、はい。

記者:使用済み核燃料プールは普段は水に浸かっている状況が正しい状態ですよね。

東電:はい。

記者:そこで、水が今なくなっているわけですか。

東電:はい、もう、少なくなっているんじゃないかって我々は思っていて、それで、冷やすことを考えているんですけども、どの程度なくなっているのかは把握できていない。

記者:すみません、話変わるんですけども、もともと原発には水素を取り除く装置があると聞いてるんですけども、今回その装置は使う手はないんですか。

東電:電源がないので。

記者:あ、そっか。

東電:はい、動かない状況。

記者:わかりました。

東電:数値はですね、整理はさせていただきますけども、なかなか、我々は国に対しては、要求されると、ある程度多めに答えているところがございまして、それを国が、すべていうんですけども、この数字は本当に大事かどうかってところは非常に難しいところがあって、推計を本当に信じていいのかっていうのを、すべて、疑っている間オペレーションをしていますので、それで、なかなかちょっと出しづらいところがあると。今、できればご理解いただければ。持っている数字は伝えましたので、また整理をしてお見せしますけども、本当にその例えば、水位が本当に上昇しているのか、そういうところが、我々は疑って今体制をとっているところぜひご理解していただければ、宜しくお願いします。

記者:すみません、●●ですけど、国に言われるとどうして多めに答えるんですか。

東電:多めにはこたえていません。我々はこの数字を言いますけども、その数字を、国は今●●ので。

記者:この数字は現場からあがってきたものですか。

東電:そう、そうです。

記者:現場からあがってきた数字が、その、なんというか、正確じゃないかもしれないということですか。

東電:いや、数字があがっている●●それを大丈夫ですけども。それは、計器を読んでいる数字ですから。その計器がずれているとか。間違った数字を示しているという可能性は否定しきれないので。それを我々は現場の判断で、対応していると。

記者:数字はすばやく公表されて、そういう注釈をつければいいんじゃないですか。

東電:わかりました。はい。