東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月14日16時15分から39分)

東電:それではまずはじめに第3報のご報告入ります前に、ちょっとまず口頭になりますけれども、お詫びとともにご報告をさせて頂きたいと思います。本日になりますけれども、福島第一2号機につきまして、原子炉水位が低下をいたしておりますことから、原子炉隔離時冷却系この機能が喪失している可能性があり、このため13時25分に原子炉冷却系能喪失と判断をいたしました。具体的な原子炉水位について申し上げます。原子炉水位A系が、12時半に2950ミリ。

記者:12時半。

東電:12時半でございます。今すみません。口頭でご報告申し上げております。これが13時24分に2400ミリに低下をいたしております。一方B系でございますけれども、12時半に3000ミリ、これが同じく13時24分に2400ミリへと低下をいたしております。こういう状況を踏まえまして、本日13時38分に15条通報を、15条申請をいたしております。本来ですと、この席でペーパーをご用意してご報告すべきところでございますが、遅れましておりますことをお詫び申し上げますとともに、まずご報告を申し上げる次第でございます。

記者:2号機ですよね。

東電:福島第一2号機でございます。

記者:いつ通報。

東電:13時38分に通報いたしました。お手元にデータをお配りしてございますので、ここの福島第一2号の一番下になりますけど、15時現在の炉水位をご覧頂きたいと思います。現在1200ミリへと低下をしてきているという状況でございます。次に第3報につきまして、ご説明申し上げます。お手元のA4一枚もののペーパーをご参照頂きたいと思います。本日午前11時1分頃福島第一3号機原子炉建屋で大きな音が発生いたしまして、白煙が発生しました。水素爆発を起こした可能性等考えられます。パラメーター上原子炉格納容器の健全性保たれていると考えておりますが、プラントの状態、外部への放射能の影響等につきましては、現在調査中でございます。これ先ほどお知らせした通りでございます。その後午後1時半現在になりますけれども、当社社員4名また協力企業作業員の方々3名、この等の中には自衛隊の方々4名も含まれております。ちょっとここでは記載が間に合いませんでしたが、当社社員4名、協力企業の作業員の方3名、自衛隊の方々4名、合計11名の方々が負傷、いずれも意識がおありでございます。救急車3台を要請いたしておりますが、うち2台については病院に向けて出発をしていることを確認しております。次に午後0時半現在でございますが、モニタリングポスト付近の測定値は4マイクロシーベルトパーアワーでございまして、放射線上の上昇傾向は確認されておりません。また同じく午後0時半現在、この発電所の南側約10キロ風下に位置します福島第二原子力発電所のモニタリングポストの指示値にはこれまで比較して大きな変動はございません。尚、今後1号3号の事象を踏まえまして、予め2号機について原子炉建屋の壁面に水素ガスを抜くための処置について検討を行うことといたしました。引き続き関係機関を協調をいたしまして、安全の確保に全力を尽くして参りますとともに、周辺環境モニタリングを継続監視して参ります。次に、福島第二のプラント状況につきまして、本日午後1時現在、2時現在の資料をもとにご説明申し上げます。下線の部分が、1時現在の資料をお持ちの方は下線の部分をご参照頂きたいと思いますが、追加情報でございます。1号機でございますが、圧力抑制室の平均水温100℃を継続的に下回っておりますことを、午前10時15分に確認をいたしました。それと3号機につきましては、申し訳ございませんが、これまでの状況、間に合ってない部分もございまして申し訳ございません。失礼しました。この1時現在の資料の2枚目の一番下をご覧頂きたいと思います。これまでご報告しておりますが、点検状況等というところに記してございます。11時10分頃、福島第一の3号機の原子炉建屋におきまして、水素爆発の可能性がある大きな音及び白煙が発生いたしました。お知らせ済みの内容でございます。このポチの2つにつきましても、今ご報告申し上げました内容でございます。

記者:よろしいですか。

東電:はい。私からの報告以上でございます。

記者:1Fの3号機についてなんですけれども、水素ガスを抜くための処置というのは、単に壁を穴が開きました、圧を抜くための穴が開きました、そこから勝手に抜けるでしょうという以外に何か主体的に何かやることがあるんですか。

東電:3号機ですかね。

記者:2号機。2号機です。ごめんなさい。

東電:2号機につきましてはですね、現在ですね、ブローアウトパネルといわれるですね、原子炉建屋の壁面についた、内圧が上がったときに自動的に外れて泣かん圧力を抜くというものが付いております。それが開いているようだということが今情報できております。それからそれ以外にですね、積極的に穴あけをするということは色々と検討しているようで、現在まだどういう方法で対応するかというところはまだ決まっていないようでございます。

記者:他にも穴を開けようとしているという。

東電:そういう検討をしてございます。

記者:これ現実的に穴を開けることになりそうですか。

東電:そこはまだ検討の段階でですね、まだ方法ですとか、穴が開けられるかだとかそういうところを今検討しているところですので。

記者:穴を開けなくて済む措置、可能性もある。

東電:そうですね。開いておりますので、そこから逃げる、水素が出て行く可能性はございます。ただ強制的にですね、排気をしているわけではございませんので、必ずしも抜けるかどうかというのはそこはちょっと不明確でございます。

記者:3号機の爆発で一時的に中断していた海水の注水作業というのはまた始まったんでしょうか。それともまだ中断したままでしょうか。

東電:3号機につきましては、現在注水するための準備をしている、確認をしているということだと思います。ちょっと情報が今来ておりません。

記者:2号機の注水状況は。

東電:2号機の注水ですか。2号機はですね、現在先ほどですね、15条の通報がありました通り、冷却系がすべて停止いたしまして、現在注水することを検討してございます。まだ現段階では注水をしておりません。

記者:海水ですか。

東電:海水、純水、水、両方ですけれども、どちらになるかはちょっと今現段階ではわかりません。

記者:まもなく注水される可能性が高いですよね。冷却系●●ね。

東電:そうですね、はい。

記者:海水を入れるわけじゃないんですか。

東電:そこは今検討しておりますので、ちょっとどちらが入るかというのは現段階ではわかりません。

記者:海水を入れることを決めているんだけど、準備しているっていうのではないんですか。段階として。

東電:海水、海水の。

東電:溜枡っていうか、ピットにとにかく水をですね、とにかく入れられる水をためて、そこから消防のポンプを使って入れていくんですね。そのピットに今海水を入れるか、他の水が入れられるかっていうのは検討していて、他に水があればそれにこしたことはないんですけれども、なければまた海水になるという状況だということです。

記者:これ、冷却システムが停止したのは大体いつ頃というのはわかりますか。

東電:先ほど15条の通報の通りですね、13時25分ですね。13時25分に停止したと思われるということで、喪失したと判断してございます。それを13時38分に通報してございます。

記者:それは判断したのは13時25分。

東電:はい、そうです。

記者:止まったのは、例えば水位から見てこの辺とかいうのはよくわかりませんか。

東電:そこはですね、まずですね、炉水位が、沪水の水位が低下しているということが確認されましたので、その確認されたところで注水系の喪失を判断しまして、その時間が13時25分であったということでございます。

記者:例えば12時頃にはもう3800から3400になったりして、表にデータありますけど。

東電:そうですね。11時半から12時の間で、下降に転じてますから、データから見ると、そこら辺で止まったんじゃないかということはございます。現場に行かないと、これ回ってるか回ってないかはわかんないような状況になってますんで、それから判断したのがその時間ということなんです。

記者:その後、炉圧、要するに圧力容器内の圧力が異常に高くなっているとかそういう現象はありますか。

東電:データシートをご覧頂きますとですね、15時の段階で2号機の原子炉圧力がかなり上昇してございます。

記者:真ん中のやつですよね。

東電:そうですね。真ん中です。

記者:第二原発の1号機に関しては、これはもう落ち着いたというか。

東電:第二につきましては、通常と同じ冷却方法でですね、冷却を始めまして、無事、通常通りですね、停止できるというふうに考えております。

記者:第一の2号機なんですけど、官房長官は海水を入れる準備をしているとおっしゃってる、会見で。東電としては海水と真水を両方。

東電:先ほどちょっと話ございました通りですね、入れるところには一回水をうけてそれを注入してございますので、とにかく調達できる水ですね。海水であれ純水な水であれ。とにかく運んできて中に入れる、ポンプがアップしている、そういうことになりますので、必ずしも海水、必ずしも水ということでは。

記者:現実的に真水は調達できる、今。

東電:真水も準備をして進めております。

記者:まずは冷却装置が停止した理由、原因というのは何だか、ちょっと進んでいるんですか。

東電:停止した理由につきましては、現在わかっておりません。

記者:停止するまでは非常に安定してたわけですよね。データによると。

東電:そうですね。非常に安定しておりまして、順調にですね、注水がされてございました。

記者:でもまだ原因はわからない。

東電:原因はちょっとはっきりしておりません。

記者:止まる頃の炉内の温度、燃料というかの温度とかって、ある程度どこらへんまでわかってるんですか。

東電:温度はちょっとわかりません。そこのデータはございません。

記者:停止は3号機の爆発の後の直後くらいのように見えるんですけれども、何らかの格納関係、近くにあるんでしょうか。

東電:そうですね。3号機がですね、爆発した時間が11時1分だったと思いますけれども、その時間からしばらくはですね、3800ということで安定した状態ではあります。ただその後ですね、少しずつ下がってきているということで、ちょっとどの段階で機能が喪失したかというのは明確にはわかりませんけれども、可能性としては否定できないということです。

記者:先ほど2号機の建屋の壁面に、内圧によって自動的に開いたという話がありましたけど。

東電:はい。ブローアウトパネル。

記者:何が開いたっておっしゃいました。

東電:ブローアウトパネル。

記者:ブローアウトパネル。

東電:はい。

記者:パネルがとれたっていう。

東電:そうですね。パネル、建物の壁は鉄筋コンクリートで出来ているんですが、その状態ですと常に内圧がかかってもですね、どこも弱くないと全体に圧力がかかってしまいますので、大変大きな内圧がかかった時に、そこは開けることで建物が●●すぐ●●。

記者:パネルってどれくらいの大きさなんですか、おおよそ。

東電:パネルの大きさはですね、ちょっと確認いたしますが、かなり大きなものです。

記者:それは内圧が高まったっていうのは原因はなんでしょう。水素が中に。

東電:1号とですね、3号の状況を見ていますと、水素が溜まって内圧が上がる、そこまで上がるというのはちょっとそこまで上がっていないだろうというふうに考えますけれども、1号機とですね、3号の爆発がございましたので、その爆風等の影響によって開いた可能性も否定できないと思います。

記者:内圧じゃなくて外圧ということですか。

東電:要は大きな圧力がかかっていますので、それによって開いた可能性もあるという。

東電:揺れで外れるみたいなイメージの現象は、柏崎の地震でも経験していて、そんなイメージで外れたんじゃないかと思います。

東電:福島第一2号でございますけれども、16時28分に海水の注入を開始いたしております。

記者:16時。

東電:はい、16時28分でございます。

記者:海水注入。

東電:はい。繰り返します。福島第一2号機、16時28分に海水の注入を開始しております。遅れましたが、今ただいまご説明しました福島第一2号の15条申請の概要についてのペーパーを一枚順次お配りをさせて頂いておりますので、ご参照頂きたいと思います。遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

記者:16時28分に第2号機への海水の注入。

東電:はい。福島第一2号機でございます。

記者:すみません。16時28分に開始したのは福島第一の。

東電:福島第一2号でございます。

記者:あとすみません。1号機の、これですかね、一番右のダウンスケールになっているじゃないですか。これってまた変なことが起きているわけじゃないんですかね。

東電:こちらはですね。本日の朝5時ですね、5時6時でダウンスケールになりまして、その後ダウンスケールになったことで、ちょうど1時間ごとにデータをとっておったんですが、細かくですね、10分15分くらいの単位、5分10分15分くらいで見てまして、何か異常があるのではないかという監視をしたところ、7時にですね、マイナス3000というところでまた計測が可能になりまして、その間は計器の中にですね、その表示がされなかったということでございます。

記者:それ3号機の炉の水位ですよね。今の話は。

東電:そうです。

記者:今質問があったのは1号機の格納容器の圧力。

東電:格納容器、こちらですね、すみません。失礼いたしました。ドライウェルの1号機の圧力ですね。すみません。こちらにつきましては、ちょっとダウンスケールした状況を今確認いたします。ちょっと今わかりません。

記者:これダウンスケールっていうのは上の方にダウンスケールがある。

東電:数字がちょっと上下してますので、下か上かちょっと判断してませんので。

記者:下だったらいいんですけど、上だと。

東電:ちょっと確認いたします。

記者:ただ下でもやっぱり圧力がたってないということになると、気密性が失われたということになると思うんですけど。

東電:すみません。ちょっと確認させてください。

記者:2号機の水位が12時以降、数値が大きく動いているようなんですけれども、聞いてますか。

東電:2号機ですか。

記者:これ2号機ですよね。水位が12時以降大きく動いているんですけど、これはどういうことがあったんでしょうか。

東電:2号機の水位が低下している話につきましては、先ほど話がありました。原子炉停止冷却系が停止したということとの関連だと考えています。

記者:停止すると水位が下がるんですか。全部抜けちゃうということですね。

東電:ええ。それまで2号機の炉心に水を注入する系統が原子炉隔離時冷却系でしたので、その注入が止まったということで、それとこれまで注入されている状態で水位が同じレベルに保たれていました。その注入がなくなったということで。

記者:なるほど。●●出来なくなったから、どんどん下がってしまったと。

東電:はい。という関連。

東電:申し訳ございません。今福島第一2号への海水注入開始時刻、16時28分と申し上げましたが、16時34分が正しい数字でございます。大変申し訳ございません。繰り返します。福島第一2号への海水注入開始時刻は16時34分でございます。大変申し訳ございません。

記者:1号機への海水の注入が、確か朝で止めて3号機優先という形だったと思うんですけど、今1号機への注入はどういう状況になっていますか。海水、1号機。

東電:確認させて頂きたいと思います。申し訳ございません。

記者:2号機の海水を注入したときの水位っていうのは変わってない。

東電:ちょっと確認してませんけれども、おそらく1200から下がっていて、単純に計算すると800くらいかなと思ってますけれども、これは後で確認します。

記者:どういう、普通に比例計算したらということですか。

東電:そう、そう、そうです。

記者:このゼロにいってるから入れたとかそういう。

東電:そうじゃないです。いく前に入れなきゃいけないので、たぶんそれが間に合ったんだと思います。

記者:3への海水注入はどうなってるんでしたっけ。確認です。申し訳ないです。3号機への海水の注入は今どうなっているんでしたっけ。

東電:確認中ですね。

記者:確認中。

東電:ああいう事象になったので、近づけるかどうかも含めて時間がかかっていると思います。

記者:海水注入の効果がなかったら、その計算だと6時頃には水位がゼロになりますよね。そういうシミュレーションとかしてるんですか。

東電:当然それはしていると思いますよ。

記者:6時頃にはゼロになって、また水素●●。

東電:そうですね、はい。

記者:そうすると爆発の恐れとかがどれくらいで起きるとか、そういうケーススタディがあるんですか。

東電:ケーススタディはなかなか難しいですけれど、昨日と一昨日の経験から何ができるかというのは検討しているということです。

記者:6時頃には水位がゼロになる恐れがあるというのを考えてやっているということですね。

東電:今注入を開始しましたので、ここで上昇に転じるのをしっかり確認していきたいということです。

記者:これはもう2号機海水注入を決定したということは、今後もう二度と使えないというのをある程度見越した上でそういうふうにされているんですか。

東電:そのようなことはございませんで、安全最優先でですね、とにかく今入れられる水を入れていく工夫をしているんでございます。

記者:海水を入れてしまったら、もう復旧出来ないんじゃないですか。

東電:それは今後の検討になりますので、今の段階で使えるか使えないかという判断は難しいと思います。

記者:海水を入れているポンプ車というのは消防車っていう言い方でいいんでしょうか。

東電:はい、その通りです。

記者:消防のポンプ車。

東電:はい。

記者:2号機に関していうと、何台くらい入れているという。

東電:1台だと聞いてます。

記者:1台ですか。

東電:はい。

記者:そうすると1号機も3号機もそれぞれ1台ずつでやっているというな。

東電:ちょっとそこは確認させてください。現場のあれなので。

記者:もう一つ、2号機の炉内の圧力なんですけれども、急激に上がった後に最後15時現在にがくんと下がりますよね。これはどう解釈すればいいんでしょうか。そもそもこれ1号機と3号機に比べて非常に炉圧が高いんですが、この数字は信じていい数字なんでしょうか。

東電:炉圧ですか。

記者:14時の7.695から15時で7.268になっているという数字ですね。

東電:ここはですね、おそらくですね、確認して違ったら訂正しますけれども、圧力容器のですね、圧が上がり過ぎたら、機械式に開くバルブがこれはあるんで、それが開くと大体これくらいで少し、大体7.ちょっとくらいで、それ以上行かないようなシステムになってますね。それが働いたんじゃないかなというふうに思います。

記者:2号機だけ圧力が非常に大きいのはなんで。これは信じていい数字ですか。

東電:これは水が入らなくなったので、冷たい水が入らなくなったので、圧力が上がっていく現象というのは想定出来ることで、水素が●●。

東電:福島第一3号への海水注水、やはり現段階では停止しているということでございます。福島第一3号、3号ですね。

記者:1は。

東電:1についてはちょっと確認いたします。

記者:おけがをされた自衛隊員の方ですけれども、自衛隊の人たちは何をしに来てたっていう。何をするために自衛隊を要請している。

東電:すみません。ちょっと確認させてください。

記者:あと何人くらい投入されているのかっていう。

東電:すみません。確認させて頂きます。

記者:海水、ピットに海水を注入した、2号機も開始したということなんですけれども、毎分例えば何トンという量の水を。

東電:入れているかという。

記者:入れてるんですか。

東電:ピットに入れたということではなくて、ピットからですね、原子炉側に注入するんですが、その流量についてはちょっと今情報がないので。

記者:目標と違うと思うんですけども。そういう数値一番肝心じゃないかと思うんですよ。

記者:毎分何トンとかね。

東電:そちらはちょっと情報が来ていないので、ちょっと確認させてください。

記者:それと後もう一個、水素爆発、1号と3号と言ってましたけれども、ガソリンや水素のような可燃性の液体が充満した場合爆発が起きるっていうこと過去何度も事例があるわけですよ。だからその爆発を未然にですね、ある混合水になった場合、非常に爆発しやすいんですけれども、そのそれを解除しようとする作業が往々にして爆発にトリガーなんですけれども。だからそういった前例というのをあまり参考になさらなかったんでしょうか。

東電:今回の場合ではですね、何か作業をしていて1号と3号と爆発したわけではなくて、突然あったと。もしかすると地震の影響があったのかもしれませんが、何かの開ける作業等やっていてですね、爆発が生じたわけではございません。

記者:だからやはり自然にある混合というか、比率だったその圧力が高まって自然に爆発したと。

東電:そこに何かの着火源があったというふうに考えておりますけれども、それが何かというのは現在わかっておりません。

記者:すみません。確認なんですけれども、第一原発の1,2,3のベントの面の状況ってどうなっているんでしたっけ。

東電:1号とですね、3号についてはベント弁は開けていますので、現在開いている状態だと思われますが、ちょっと3号については確認はとれておりません。爆発後確認はちょっととれておりません。2号につきましては開ける準備をしてございます。ただ。

東電:注水が開始されたので、まもなく開けられると思いますけれども、今は開いていない。これから開ける。

記者:開ける作業中ということですか。

東電:そうですね。これ●●で開けないといけませんから、●●させて頂いて開けると。

記者:開けてそれで爆発トリガーみたいなこと考えられないんですか。

東電:2号機はですね、まだ燃料が露出した経験は今回してませんので、水素は発生してないと思っていますので、今の内はまだ大丈夫だと思っています。

記者:水素が充満しちゃうと、いじると爆発する可能性は強くなる。

東電:はい。

東電:今、先ほどブルーアウトパネルが外れているというところもありましたので、楽観的なことは言えませんけれども、そこのところは1号と3号とちょっと違うところで、大気、外気とですね、抜けるルートが一つだけ確保されたという状況ではございます。ただ強制的には排出してございませんので、どの程度抜けるかというのはちょっと不明でございます。

記者:比準が空気に比べて軽いから、どこか逃げ道があれば、上昇は期待出来るわけですね。

東電:そうですね。上昇には、上には上がっていくと思われますので、そのブルーアウトパネルは比較的高い位置にございますので、そのあたりまでは抜けるのではないかなと。ただあまり楽観的なことは言えませんので、今後も抜くことを考えてですね、何か出来ないかということを考えていきたいと。

記者:パネルというのは、だから爆発起きた場合に下の炉の容器のところ壊さないためにあえて弱くしていることですか。

東電:そうですね。その通りですね。

記者:ガソリンもなんか、昔の軍艦の爆発と話が似てるんですよね。ガソリンが漏れた、引火しそうだということで何とかしようと、大鵬って空母が●●かけていると沈没という話がね、似てるんです。

記者:よろしいですか。この作業員の方々というのは、もうある程度放射線を防ぐような防護服ですとか、マスクとかっていう、どういう装備で耐性にされているんですか。

東電:マスクはですね、所謂チャコールの全面のマスクをしているというふうに聞いています。詳しくはですね、未だにかき集めて装備をしていますので、ちょっと一律に言えるかどうかわかりませんけれども、全面マスクで作業していると。これは体内に放射線物質をとり込むのは防いでいるということです。ただし外から放射線を浴びることは、これはなかなか防ぐことは難しくて、内部線量の高いところに近寄らない、作業をやるときには時間を区切ってしっかり管理をして作業をやるということで防いでいるということです。

記者:すみません。先ほど、冷却機能の喪失について爆発との関係は可能性否定出来ないというお話されていたと思うんですけど、可能性があるとすればどういうことが影響したと考えられるんですかね。

東電:元々ですね、蒸気で回るタービンで回ってましたので、今まで元々そんなに長く回るものではなかったので、一生懸命頑張って取り入れました。それがなんか衝撃があったことによって、コントロールにしていた部分のですね、何かがちょっとうまく故障したんではないかなというふうに思います。

記者:今回の冷却系が失われたそもそもの原因っていうのは補助電源系が失われて、ECCSが動かなかったからだというふうになってますけど、それで電源車はいっぱい投入してたんじゃないかと思うんですが、そちらの状況はどうなっているんでしょうか。

東電:電源車はですね、使えるものは使っておるんですが、なにせですね、繋ぎこむ場所がですね、これが所謂電源があってそのモーターを回す中間にですね、遮断機というか、中継の場所があるんですね。何かあったときに落ちる遮断機で●●あって、それがみんな水没を軒並みしてまして、電源があってですね、いっぱい送風が集まってきてるんですけれども、繋ぐ場所がですね、そんな1Fの場合限られていまして、そんな状況でして、いくつか電源は使っていますけれども、なかなか全部に、のモーターを回すところまではいけていないというところです。

記者:むしろ使えてない電源車があるくらいということですか。

東電:そこはちょっと確認しますけれども、そうかもしれません。

記者:もう海水の注入はされているんですか。

東電:はい。34分。

記者:16時34分。

東電:はい。

記者:すみません。基本的なことで大変恐縮なんですけど、これは海水ってことで、乾いて塩とかになって中が壊れやすくなったりとかそういうことはないんですか。

東電:長期的にですね、長期的に考えればですね、おっしゃるような事象も考えられます。ですから、これはまだ先の話なので、今増やすということですけれども、そういう状況は材質機能にとっては、例えば家が潮風に弱いのと同じ。そういうことは考えられます。

記者:すぐに影響はないということですか。

東電:すぐには影響ないです。

記者:水位って上がってきているんですか。注入して。

東電:ちょっとまだですね、まだ入れて10分15分なので、まだ確認できていないと思います。

東電:よろしゅうございますでしょうか。また新しい事態、事実確認できましたら、またご報告を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。

東電:すみません。先ほどのけが人の件でちょっと補足なんですが、11人で、当社社員が4名、関連会社など含めて11名なんですが、うち4名の自衛隊の方は自衛隊さんの来るまでオフサイトセンターの病院で治療受けられています。従ってちょっと今我々の方で、例えば意識があるのかとか、そういう症状が把握できないという状況です。そのほかの7名につきましては、全員意識があるというのが確認できて。

記者:被曝の有無はどんな感じなんですか。

東電:1名の方だけですね、除染が出来ていないということが確認出来ています。

記者:それは被曝しているっていうことですか。

東電:そうですね、はい。

記者:広報さん、それ大事な情報だからもう一回マイクの前で話してくださいよ。

東電:11名が今回負傷されております。そのうち4名の自衛隊の方につきましては、自衛隊さんの車でオフサイトセンターの方に行かれて治療を受けられているという状況です。そのほかの7名につきましては全員意識があるというのが確認できております。うち1名の方は、放射能に汚染されて除染がまだ出来ているという確認がとれていないという状況でございます。

記者:その方、自衛隊の方ですか。

東電:いえ。当社の社員なんです。

記者:年齢は。

東電:年齢は23歳。

記者:男性でよろしいですか。

東電:男性ですね。

記者:どれくらい浴びてるんですか。

東電:今現在線量等々についてはここでは今データは持ち合わせておりません。

記者:除染が出来てないのが1名ということなんですけれども、被曝している人も1名でいいんですか。

記者:汚染したってことですね。体内に取り込んだ。取り込んでるんですか。

東電:そこの辺のちょっと詳しい状況もまだ確認できておりませんので、また別途確認出来次第ご報告をさせて頂きたいと思います。

記者:1名だけ除染出来ていないっていうと残りの人は要するに除染をしたということですよね。

東電:ちょっとそこの内訳も含めて、まだ確認取れてませんので。またここの辺はこれ以上今手元に情報がございませんので、改めて確認次第ご連絡させて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。