東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月15日00時12分から69分間)

東電:福島第一のプラント状況等のお知らせ、3月14日午後11時現在ということでございまして、まとめてございます。11時半現在ですね。1号機はご覧の通りでございます。原子炉停止しておりますが、3月12日水素爆発を起こした可能性が考えられまして現在調査中でございます。炉内に海水を注入しております。また2号機でございますが、原子炉は停止しておりまして原子炉隔離時冷却系による注水を行って参りましたが、この冷却系の停止によりまして原子炉水位が低下、原子炉圧力が上昇しました。国の指示により安全を十分確認したうえで原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置を行ったこと、炉内に海水を注水したことから炉の水位、原子炉圧力を回復しました。引き続き炉に海水を注入しております。3号機、下線の部分でございますが、原子炉に海水を注入しておりますが、現在中断いたしております。この下線部分が変更点ということでございますので、次の2枚目に移らせて頂きます。負傷者等でございますが、3号機付近で大きな音があり、白煙が発生した際に11名が負傷し、搬送いたしております。その他といたしまして、以下の下線の通りでございます。モニタリングカーによります発電所構内の放射線物質の測定値が通常値より上昇しておりまして、以下の通り第15条第1項の規定に基づく特定事象が発生したと判断しております。3月14日午前9時27分。同じく9時37分。引き続き特定事象が発生した場合同様にお知らせをして参ります。以上が福島第一でございます。福島第二につきましては下線部分をご参照頂きたいと思います。1号機、3月14日の午後5時原子炉冷温停止をいたしております。次にもう1枚A4の1枚ものでございますが、原子力災害対策特別措置法第10条第1項の規定に基づく特定事象。敷地境界放射線量上昇による通報についてということでございます。福島第二では平成23年3月14日、モニタリングポスト1番の地点で敷地放射線量が上昇いたしました。モニタリングポストMP1付近でございます。このことによる3月14日午後10時7分、第10条第1項の規定に基づく特定事象が発生したものと判断いたしました。このことから関係行政等に午後10時13分通報いたしました。原因については福島第一の影響によるものと思われます。その他まだお手元いってらっしゃらないかもしれませんけれども、最新の炉水位、炉圧、ドライウェル圧力の数値のデータがA41枚もの、その他がモニタリングカーによる計測状況でございます。私の方からは以上でございます。

記者:通常値から上昇したってどの程度上昇したのかというのを教えて頂きたいのと。あともう1つ2号機で弁が開けられなくなって、中の圧が上がって水が入れられなくなって、そのため燃料棒が全部露出する事態が再び起こったっていうようなことが福島の方で発表されたように聞いております。これについても確認させてください。10条事象のことですよ。

東電:まず1号機の方でございますけれど、福島第一の方でございますけれども、2枚目のところですね、その他事象のところの本日9時37分でございますけれども、周辺。

記者:大きい声でお願いします。

東電:はい。9時37分に判断いたしまして正門付近ということで、15条の特定事象ということでご連絡してございます。

記者:そうじゃなくて、2号機で。

記者:いや、違う。両方聞いてるの。それのまず数値がどれだけ上昇したかを教えてください。

東電:これがまずどのくらいでしたかということですよね。こちらにつきましては、少々お待ちください。

記者:わかんなかったら問いの2から答えて頂いても結構です。早く答えた方が皆さんいいと思うので。

記者:まずすみません。第一の2号機の露出の状況について教えて頂けますか。

東電:私が把握してるのは。

記者:マイク使って。

東電:23時20分にダウンスケールになっていると、ダウンスケールになっているということです。ちょっとどの●●かわかりませんが、これ電圧をしてないので若干なんですけどね、若干炉圧が少し上がって水が入りにくくなっているということのようです。今またバルブをですね、開けるようにしていまして、圧が下がればまた入っていって。

記者:バルブは開いてるんですか、現状。バルブは、まだ開いてない。

東電:ちょっと把握できてません。2弁を開けて先入ってたので、1弁が閉まってるかというのはちょっと今把握できませんけれども。下がればですね、入っていくと思うんで、今作業をやっていると。

記者:じゃあ資料にある水位は。

記者:11時半のこれ間違ってるわけですよね。これより先にいってるわけですよね。これより後にそれが起こっているわけですよね。今配られた。

東電:手前の状況と言いましょうか。

記者:すみません。ダウンスケールになった理由はなんですか。

東電:バルブがたぶん閉まって若干炉圧が上がったからだからだと思っています。

東電:減圧するバルブです。

記者:なんでバルブが閉まっちゃったんですか。

東電:それはちょっとどのバルブか把握できてないので、電源なのかエアー駆動のバルブなのかちょっとわからないです。

記者:バルブが閉まった理由もわからない。

東電:現場はわかってるので、私はちょっと把握していません。

記者:元々開いていたバルブはいくつあるんですか。

東電:バルブというのは、私は2弁と聞いてますけれども。炉圧を下げるバルブは2弁です。

記者:開けられるようなものなんですか、これから。

東電:ええ、さっきも開けましたので、開けられると思います。

記者:同じ手順で開けられる。

東電:ええ、そうです。圧力容器から格納容器に入れて、格納容器から外の所謂ドライウェル、サプチャーのですね、この容器のベントということで外に逃がして圧を最終的に逃していくので。どこのバルブが閉まったのか把握できてませんけど、どこかのバルブが閉まってしまって結果的に炉圧が若干上がって入りにくくなっているという状況だというふうに認識しています。

記者:圧力容器のバルブなのか、格納容器のバルブなのかもわからない。

東電:ちょっと圧力容器だと私思ってる。ちょっと確認できてません。

記者:現状は全部露出した状態が続いていて、尚且つなかの圧も上がり続けている状況ですよね。

東電:上がり続けているかどうかはわかりませんけれども、若干上がったのは事実だと思います。

記者:で、裸になってるんですね、今。

東電:そうですね、水位計はダウンスケールを示しているということです。

記者:今の状況についてどういう評価をされているのか。つまり危険な状態であるとか、何とかなるとかそういうですね、ことで教えていただきたい。

東電:楽観視していませんが、ただ先ほどの圧までですね、炉圧が下げられればポンプの方が回っていればですね、同じように入っていくというふうに考えていますので、早くそこまでにするということになります。

東電:すみません。戻りますけれども、福島第一のですね、500ミリ超えにつきましては、21時35分です。37分になってますが、35分で判断されてございまして、こちら訂正をお願いします。周辺の線量がですね、760マイクロシーベルトパーアワーでございます。場所はですね、正門です。MPの6ですかね。

東電:福島第一プラント状況のお知らせの2枚目を今ご説明いたしております。2枚目にその他がございまして、3月14日午前9時37分に判断というところ、正しくは35分でございます。申し訳ございません。

記者:午前じゃなくて午後。

東電:午後です。午後9時35分でございます。

記者:これ9時37分に3130出てますよね。

東電:判断したときにですね、9時35分の早い方の値で判断をされようございましたので、正式には760をセーブしてございます。

記者:3130というのは今までの計測値で最高じゃないですか。

東電:そちらはちょっと全部のデータを今持ってございませんので、何が最高かというのはちょっと今わかりません。

記者:今まで1500とか2000超えたことなかったんじゃないでしょうか。

東電:お伝えしている中ではそうかと思いますが、ちょっと今データが手元にございませんので。それはちょっと今認識してございません。手元にデータございませんので、それより高いものがあるかということに対しては今認識をしてございません。

記者:3130を気にしてないのは、その前の時点ですでに500を上回っているからという。

東電:そうですね。特別措置法の第15条ってことは、500マイクロシーベルト超えた時点で発表いたしますので、それより早い段階で超えておりますので、その早い方をセーブしてございます。

記者:ただその後にそれ以上にさらに3130に上がったということもこれは事実なわけですね。

東電:それも確認させています。

記者:3100に上がったこのタイミングで何が起きてました。

東電:すみません。今現段階ではちょっと何があったか把握してございません。

記者:あと放射性物質の検出は核種に関してはどうですか。

東電:今手元にですね、核種のデータがございませんので、ちょっと確認いたします。

記者:21時20分に2号機の逃がし安全弁を開放したっていうふうに話出てましたけど、それは因果関係あり得るんでしょうか。

東電:ちょっとその辺もわからないとかですね、昨日も一昨日もですけれども、整理はしているので、もう少し落ち着いたらですね、これも確認することになると思います。3000っていう数字が気にしてないわけではなくて、そういう数字がちょっと最高かどうかはわからないんですけれども、その数字にあたったという事実は認識していて、そういったこともですね、今後調査していくと、そういうふうになりますけど、その後に下がってまして、今は500きっているようですので、とりあえずはそういう状況は今●●はしてないということでございます。

記者:もう一度確認なんですけれど、2号機の露出の状態というのは23時20分にダウンスケールになって、今も、今現在全部露出している状態ですか。

東電:復旧して、水位が出来ているというのは聞いてませんので、今もまだ露出している状態。

記者:今も現在も全部露出している状態ですか。

東電:はい、だと思います。

記者:すみません。正門付近の午後9時、中性子線が0.001になってるんですけど、これどう捉えればいいんですか。

東電:もう一度、すみません、お願いいたします。

記者:午後9時の正門で中性子線が0.001になってるんですけど、これはどう捉えればいいんですか。

記者:このね、紙まだ届いてないんですよ、これ。まばらにしか来てない。

東電:モニタリングのペーパーお配りして。

記者:午後9時時点です。

記者:マイク使って。

東電:ちょっとお待ちください。少々お待ちください。

東電:ちょっとお待ちくださいね。私の持っているデータと。すみません。ちょっと私の手元にある資料とですね、皆様お持ちのものがちょっと違うようでございます。9時ですね。

記者:9時、正門です。

東電:福島第一です?

記者:第一です。

東電:すみません。ちょっとですね、確認させてください。私が持ってます資料と数字が違いますので。

記者:それと、すみません。福島、2号、第二の方ですね、第二の方のこの10条。

東電:第二ですね、第二の10条。

記者:これも敷地境界の線量が上昇したって、これはこのモニタリングのデータのどれを見ればいいんですか。

東電:すみません。モニタリングのデータのですね、福島第二の資料がちょっと今皆様に、私も持っておりませんけれども、その時数字だけ。

記者:これは第二ですよね。

東電:第二です、はい。第二の、2枚目ですね。本日の午後10時7分。午後10時7分。午後10時7分。すみません。データではなくて、こちらの資料です。こちらの資料が見てますけど、こちら2枚目のですね。

記者:これね、この通報のやつね。

東電:はい、はい。これに事象が何時に起きたかっていうのはまず説明させて頂いておりまして、本日の10時、午後10時7分でございます。午後10時7分にですね。

記者:線量を教えてください。

東電:線量ちょっと待ってください。確認しておりますので。すみません。ちょっと資料あるんですが、ちょっと線量が書いてございませんので、確認させてください。時間が本日の10時7分でございますが、線量につきましてはデータがちょっと手元にございませんので、確認してご報告いたします。

記者:3100っていうのは、年間の許容範囲は1でしたよね。要するに1000ですよね。

東電:マイクロですので、年間はですね、公衆ですと1ですね。

記者:それが3になってるわけですよね。

東電:そうですね、はい。

記者:これって周りはもう避難されてるからいいとして、作業にあたる人とかに対する影響は。

東電:作業者につきましてはですね、放射線管理をしっかり行って作業しておりますので、それについては確実に管理された状態で多くなった場合には場所を離れるということになります。

記者:それは問題ないと。

東電:それはしっかり管理してございます。

記者:それとあと、周囲に与える影響というのはどういうふうに考えて。

東電:周囲に与える状況につきましては、通常の数字を超えてございますので、影響があるというふうに思いますけれども、現段階では皆さんに避難を頂いてございますので、直接影響は出ていないと考えております。

記者:あと2号機について、第一の2号機については、これは今のところうまくいっているというふうな評価でいいんでしょうか。なんて言うんですか、水位がこう上がりつつあって。

東電:だからそれが11時20分ですね、またダウンスケールになってしまっているので、それには書いてませんけれども、たぶんですね、その辺うまくいかなくて、バルブもなかなか言うこときいてくれないので、一生懸命頑張ってですね、また開けて、開けてると。

記者:ごめんなさい。そこが僕はちょっと勘違いしとったんですけど、その2号機が23時10分に。

東電:20分ですね。

記者:23時20分に水位計がまたダウンスケールになったと。

東電:そうです。はい、はい、はい。

記者:11時半でもまだその状況は続いているっていうことですね。

東電:ええ、そうですね。

記者:バルブは開いたんですか。

東電:はい?

記者:開けている、開いたんですか。

東電:ちょっと確認できていません。

記者:まだ開いてないかわかんないよね。

東電:ええ。バルブが開く開かないじゃなくて、開けてですね、圧を下げるということなんで、開けて圧が下がってきて水が上がってくるということも。開ければOKということではございません。

記者:ダウンスケールの状態は23時20分から少なくともどれくらいの間続いているっていうことが言えるんですか。

東電:今の時間まで続いているという。

記者:今の時間っていうのは。

東電:我々がこれ始まるまでですから、10分くらい前までは少なくとも。

記者:もう一度その第一原発の2号機の露出状態についてお聞きしたいんですけれども、今全部露出している状態なわけですよね。これによる危険性っていうのを聞きたいんですけれど、つまり1号機も3号機も露出した状態で、それで炉心溶融の恐れがあると。さらにはその後水素爆発も起きたわけですよね。そうすると、2号機も今後水素爆発の恐れというのはやっぱりあるんでしょうか。

東電:燃料が露出をすると、中から水素が出てくると、可能性があるというふうに考えていまして、そういう意味では1号と3号と状況は今同じだと考えていますけれども、原子炉建屋の中に水素が充満をして、それで爆発をしたわけですが、今回2号機は原子炉建屋の上の方のブローアウトパネルという窓が開いている状況になってますので。

記者:もうそれは開いたんですか。

東電:はい?

記者:それは開いたんですよね。

東電:ええ。それは事前に開いていたことが確認できてるんですけれども、そこから水素は軽いんですので、上に上がっていきますから、その状況だと水素は1号と3号よりかはこもってないなというふうに思っていて、水素爆発の危険性は1号と3号に比べては低いだろうというふうに今考えてます。ただし、水位が一番、水位計の一番下までいってますので、燃料がですね、相当、ほぼ全部露出している状態だというのが、これは燃料の健全性という意味ではですね、●●早めにすぐ開けたい状態だということです。

記者:じゃあその認識として今この状態っていうのは、危険性っていうのはどれくらい危険性あるか。かなり。

東電:あまりこの時間が続くと、よくないという状況で、一刻も早く水位を上げるっていうのを今努力している。

記者:どういうふうによくないということなんですか。この先長く続くとどういうことが考えられるんですか。先ほどの会見でもそういう質問繰り返されましたけれども。

東電:先ほどと同じお答えになってしまうかもしれませんけれども、燃料が今冷却されていない状態です。つまり燃料の温度、被覆管の温度あるいはペレットの温度が非常に上がりやすい状態ということになっています。これまでの1号機、3号機と比べますと、まず1号機3号機は炉水位について炉内のある程度の水位が確保されている状態でした。そう維持されていました。それと比べると今の2号機の状態は水位計がダウンスケールしているということで1号3号よりももっと厳しい状態です。一方それ以外の要素があるかないかなんですけれども、2号機で燃料が露出したのがこれ今日の段階、つまり運転して停止してから金曜、土曜、日曜、月曜、3日経過しております。燃料の発熱はこれは運転が終わって停止してから日にちとともに発熱量は低下していきますので、そちらは厳しくない方法ということにはなります。どちらがどれくらい、1号3号と比べて2号が厳しいかというと、なかなかそこまでの我々情報を持っておりませんけれども、いずれにしても早く注水すると、燃料を冷却する、できるだけ冷却する状態にするということが大切だということで今対応を進めているところです。

記者:だからいや、それはわかるんですけれども、質問にお答え頂いてないこと、わかってらっしゃると思うんですけど、どういうことが危険性として長く露出が続いて発熱していくと考えられるのかということなんです。

東電:そこで燃料の温度が上がりやすい状態、それが被覆管がもろくなる状態、あと被覆管の融点が約1200℃、ペレットが2800℃です。それに近づきやすい状態ということになります。

記者:つまり壊れるとその先にどういったことがあるのかっていうところを伺いたいんですけれども。壊れた先の話ですよ。

東電:融点に達すると溶け出す可能性、溶けだすことになるというところです。

記者:溶けだしたらどうなるんですか。なぜそれを防ぎたいんですか。

東電:燃料が壊れない状態、これは燃料の中に放射性物質を閉じ込めている機能、そこがペレットから出てくる、燃料の被覆管から出てくるということですので、その状態を好ましくないと考えています。

記者:要するに放射性物質が大量に出るとかですね、わかりやすい言葉で説明して頂きたいんですけれども。それが溶けて何が起こるかということ、住民にどういう影響が出る可能性があるかということを知りたいんです。

東電:燃料の被覆管、それからペレットが溶ける、●●が溶けることによって、溶けなければちょっと当たり前の話なんですけれども、溶けなければ燃料のペレットの中、被覆管の中に閉じ込められていた核分裂、すみません、放射性物質が圧力容器の中に出て行くということになります。

記者:制御棒と離れてしまって、核分裂をする物質が下の方に溜まるっていうことですね。

東電:すぐさまそうなるかというと。

記者:どれくらい●●たらなるんでしょうか。

東電:すみません。ちょっとその具体的なことは言えません。

記者:その前に再臨界はするんですか。

東電:再臨界につきましては、元々今の状態が冷却出来ていない。つまり燃料の周りに水が、乏しい水がない状態ですので、その状態自身は臨界になりづらい状態にあると思っています。したがってすぐさま再臨界になる可能性、リスクを危惧しているということでは現状ございません。

記者:さっきの中性子線のところ、やっぱりちゃんと答えてくださいよ。

東電:はい、すみません。こちら確認させてください。

記者:中性子が出てるんだったら、核分裂に何らかの関係あるかもしれない。

東電:ご指摘の通り、この9時のデータだけ0.001ということで、それ以外のデータ単位が入ってますけれども、これは書いておりません。具体的に確認させてください。申し訳ありません。

記者:臨界の兆候はなかったんですか。

東電:とくに、私ども今これ見ましたけれども、これ以外で何か兆候があったということは、これは検知しておりません。

記者:我々の資料と違う数字ってそれはどんな数字が入ってるんですか、先ほどから。

東電:すみません。私どもに配られた資料にそのページが入ってなかったみたいでして。

記者:別の数字になってるって。

東電:別の数字、この9時の0.001という数字、これはここには0.001という数字だけがかかれていました。ただこれ以外の、要はその手前9時何分あるいは8時何分、それ以外のデータについては例えば0マイクロシーベルトパーアワーあるいは0.001マイクロシーベルトパーアワー未満ということで、単位も含めてこれ以外の時間帯のデータについては表記されてましたけれども、この9時のデータだけは0.001という数字だけは示されていましたので、ちょっとこの辺りも含めて確認させてくださいという趣旨でございます。

記者:つまり何かのミスかもしれないということですか。書き損じみたいなことかもしれないということをおっしゃりたいんですか。

東電:ちょっとその辺りも含めて確認させてください。すみませんです。

記者:すみません。それでたとえですね、再臨界とかいうことにならなくても放射性物質が水の中に溶けだせば今盛んにですね、弁を開けるということをしょっちゅうやっていますので、そういった形で外部に出て行くという放射性物質が増えるということ、これを危惧されているという理解でよろしいんですか。

東電:はい。その●●それは危惧しております。

記者:すみません。ちょっと弁開けたかどうか確認できません、今すぐ。実際に減圧できているかどうかって。今のところできてないっていう話でしたよね、ずっと。

東電:我々出てくるときにはまだということでした。

記者:それ今すぐ確認できませんか。

東電:はい、今ちょっと確認をしております。

記者:ちょっと前、2日くらい前だったと思うんですけれども、燃料中の2%の放射性物質が外部に溶けだすような大体マキシマムであるということをおっしゃって、その場合に敷地内でですね、受ける最大の線量が64ミリシーベルトということでしたけれども、こういった想定は今でも妥当であるというふうに。つまりその範囲に収まるというものなんでしょうか、今回の事象というのは。

東電:ちょっと今の段階で断言できかねます。と言いますのも、以前は2%というのが許認可の段階で評価してる事故の前提というところでした。それと比べて現状2%の想定が今の状態まで含めてすべて想定内かというと、これはちょっと期間の検討が必要だと考えていまして。

記者:ちょっと話が戻るんですけれども、これを配られてもちょっと話がですね、これ配られてなかったんですけれども、3130が記録された時間帯、この数値に結びつける要因としてはどんなものが考えられるんですか。この時間帯を山にして形になってますよね。

東電:すみません。この9時37分ですね、3130。これの前後と言いますか、この前にこれこれこういうことがあったから3130ということを今ちょっとしっかり掴めてるわけではございません。

記者:それまだただの風向きとかじゃない感じですよね、その前後の。何か要因があったような。

東電:ちょっと確認させて頂きたいと思います。それと今弁のご確認ありましたけど、現時点でまだ弁は閉まっているということでございます。

記者:どの弁ですか。どの弁が閉まってるんですか。

東電:SR弁と呼ばれるところです。

記者:SR弁まだ閉まってるんですね。

東電:はい、閉まっております。

記者:いっぺんたって開けてしましたよね、SR弁。まだ閉まってるってことですか。

東電:はい。

記者:それどこにあるんですか。

東電:格納容器内でございます。

記者:格納容器についている弁。

東電:はい。

記者:が閉まっているので、圧力容器内の圧力が下がらないということでいいんですか。

東電:はい。

記者:何時の時点かわかりませんか。現在。

東電:つい、お寄せ頂いてすぐ確認してきたところでございます。

記者:ちょっとさっきの会見でも出たんですが、ポンプが止まった時に燃料切れがあったと、それは作業員が目を離した隙ではないかというのがありましたけれども、それは結局どうだったんでしょうか、

東電:事例について今ちょっと確認手間取っておりまして、ちょっとまだまとまってございません。後ほどまたご説明したいと思います。

記者:SR弁も2種類あってですね、空気で動かすやつと圧力でバコッて勝手に動くやつと2種類あるんですけど、閉まったのはどっちかっていうのわかりませんか。

東電:これ強制的に開けてるんで、空気の圧力で開ける側です。

記者:空気の方ですよね。

東電;はい、そうです。

記者:だからAO弁の方ですよね。AO弁というか。

東電:そうですね。

記者:ラプチャーじゃなくて空気で開ける方の。

東電:ラプチャーはないです。

記者:ラプチャーじゃなくて空気の方ですね。

東電:はい、はい。

記者:確認なんですけど、現在燃料はどのような状態になっていると考えられるんですか。

東電:燃料の状況ですけれども、炉水位がダウンスケールの状態が続いていますので、燃料、被覆管の温度は上がっている可能性は非常にあると考えています。これは燃料の健全性、燃料破損の可能性があるという状態だと認識しています。

記者:あと炉の中に水はあると認識してる、ないと認識してるんですか。

東電:ちょっとダウンスケールの状態だと理解しているというところです。

記者:わからないということですね。

東電:はい。

記者:確認ですけど、格納容器の弁が閉まってしまったので、同じくその弁を開けようとしている段階というのが現在の状態ということですか。

東電:圧力容器の方ですね。圧力容器の方。

記者:圧力容器なんですか。

東電:圧力容器の方が今は閉まっているということですね。

記者:え、圧力容器の方なんですか。

記者:先ほど格納容器っておっしゃいましたよね。

東電:どっちかです。ですから圧力容器から格納容器を経て外に出して圧力を逃がしてやっているので、結果的に圧力容器の圧力が高いから水が入っていかないという状況で。

記者:違う。私が聞いているのは今回閉まってしまったのは圧力容器についている弁なのか、それとも格納容器についている弁なのかっていうことです。

東電:圧力容器です。

記者:先ほど格納容器とおっしゃったのは間違いなんですか。

東電:今電話で圧力容器。どっちかだと私は説明したつもりなんですけど、今どうも圧力容器の方だということが報告されました。

記者:それを開けようとしているということでいいんですかね。

東電:そういうことです。

記者:わかりました。ありがとうございます。

記者:ちょっと基本的な話なんですけれども、ここの水位の見方なんですけれども、例えばマイナス1600っていうのは2号機のマイナス1600っていうのは、燃料棒の上端から下にマイナス600っていうことですか。

東電:このデータで申し上げますと、圧力によって若干変わるんですね。マイナス、定格のですね、70キロくらいだとマイナス1000なんですけれども、それより圧力が下がってくると少し数字が小さくなります。この場合の22時40分の1600ですと、●●ですから、圧力が比較的低いですから950くらい引くくらいですかね。ですから。

記者:今までこの燃料棒が。

東電:アバウト600くらいが出ていると。違っても100ないくらいです、はい。

記者:これ今まで燃料棒の上端からプラスマイナスってずっと思ってたんですけど、そうじゃない。

東電:ええ、これ燃料域ですので、定格圧力だとマイナス1000が燃料の頂部。

記者:1F1も1F3も。

東電:ちょっとこれはどこの水位計を見ているかちょっと確認しないとわからないですね。

記者:じゃあ3.8メートル上にあったとかいう話は、そうしたらこれ全部ずれてるわけだ、1000ずつ、今まで。

東電:2号機については、すみません、そこですね、若干そういう可能性があるかもしれませんけど。

記者:2号機だけですか、それは。

東電:ちょっと確認します。1号機と3号機のデータ。

東電:すみません。福島第二のですね、モニタリングポストの線量値わかりましたのでご紹介いたします。私先ほど500マイクロシーベルトという、昨日ちょっと申し上げましたが、今回福島第二でですね、発効されていますのは第10条でございます。第15条ではなくて第10条でございます。第10条ですと、基準値が5マイクロシーベルトを超えた場合に届けなければいけないので、ちょっと数字が違っております。失礼いたしました。実際の数値でございますが、9時58分、すみません、9時58分ですね、9時58分にですね、9.4マイクロシーベルトパーアワーという数字が確認されてございます。基準が5ですので、これを上回ったということで届け出をしてございます。上がる前の直近の数値がですね、0.036マイクロシーベルトパーアワーということで、かなり倍率でいうとかなり大きな数字になってございます。失礼いたしました。

記者:検出した時間わかんないですか。

東電:検出した時間はですね、ちょっと訂正させて頂きたいと思いますが、確認いたします。9時58分は判断した時間でございます。失礼いたしました。

東電:それからもう1つ、同じ福島第二で10条第1項の規定に基づく特定事象が今出ておりますので、今資料を順次お配りさせて頂いております。3月15日になりますけれども、やはり同様にモニタリングポストの3番の地点で敷地境界放射線量が上昇いたしました。今順次お配りしております。今ご説明のありましたこと、同じような事象でございます。10条事象でございます。3月15日の午前0時00分に判断をいたしまして、これはモニタリングポストのM3付近でございます。数字についてはちょっと確認をいたしております。

記者:2Fの上昇しているっていうのは、1Fの影響だって言ってるんですけど、1Fの何が影響しているんですか。

東電:現段階では何がというところまでは確認はされておりませんけれども、1Fでですね、例えば放出をされております放射性物質がですね、風等によりまして、福島第二の方に届いている可能性があるという状況でございます。

記者:それは3号の爆発で飛んだやつですか。それとも2号機の何かですか。

東電:それはですね、1号なのか3号なのか、それとも2号なのか、そこにつきましては現在わかってございません。

記者:数字わからないんでしたっけ、今。

東電:ちょっと今確認中でございます。

東電:0時00分で113マイクロジーメンスパーアワーです。

記者:ジーメンス?

東電:シーベルトです。マイクロシーベルトパーアワーです。

記者:数字もう1回言ってもらえます?

東電:113。

記者:マイクロシーベルト。

東電:マイクロです。

記者:マイクロシーベルトですか。

東電:マイクロで正しいと思いますが、ちょっと確認をお願いします。

記者:今のは2F?

東電:ええ、2Fです。

記者:じゃあさっきの9.4より全然大きいんですよね、そういう意味では。

東電:そう考えられます。ちょっと今確認して参りますので、少しお待ち頂ければと思います。

記者:かなりこれ、1Fと2F離れてますよね。離れてる場所で113って結構でかいんじゃないですか、これ。

東電:そうですね。今のデータもう一度確認させて頂いて、その後もし大きいようであればですね、ちょっと改めて確認しまして、またご報告をさせて頂きたいと思います。

記者:距離の2乗に比例して減るわけですよね。

東電:単純にですね、距離だけではなくて風向等も含めて、要は核種が飛んでくる場合もございますし、そこの距離で、位置は移動せずに、線源は移動せずに線量だけは変わるというようなものもありますし、その状態が今わかりませんので何が原因かというのは特定できてございませんので、それも含めてちょっと確認をさせて頂ければと思います。

記者:このモニタリングポストの場所からその1Fのサイトまでどれくらい距離あるんでしたっけ。

東電:大体ですね、福島第一と第二は10キロくらい距離が離れてございますので、大体10キロ前後だと考えています。

記者:臨界ではないんですよね。

東電:すみません。もう一度お願いできます?

記者:これは臨界ではないんですか、このレベルは。

東電:そうですね、臨界ではないと認識しておりますけれども、正確にデータございませんので、ちょっと確認させて頂きたいと思います。

記者:マイクロシーベルトでいいんですか。

東電:単位はマイクロシーベルトです。申し訳ありません。113マイクロシーベルトパーアワーですね。0時00分です。

記者:判断じゃなくて測定が0時00分でいいんですよね。

東電:すみません。判断でございます。判断したのが0時00分でございます。

記者:測定はわからない。

東電:測定は数字だけ今来ておりますので、時間につきましては確認させてください。

記者:わかりました。

記者:2Fはそれまでずっと低かったってことでいいんですか。

東電:はい、その通りです。2Fではですね、上がる前までは0.036マイクロシーベルトパーアワーでございます。

記者:例えばその10キロという距離を例えばその放射性物質がどのくらいの時間で飛ぶかっていうそういう何か見込みみたいのっていうのはないんですか。

東電:その都度の風の方向ですとか風速によって変わって参りますので、その時の状況によって全く変わってくるかと思います。ですので、予測はなかなか難しいというふうに認識してございます。

記者:女川でですね、検出されたものって、ごめんなさい。東北電力の話になっちゃいますけれど、あれどれくらいの数値でしたっけ。

東電:すみません。確認してお答えいたします。そんなに高い数字ではなかったと思いますが、通常に比べてだいぶ上がってきたという認識でございます。数字は確認させてください。

記者:すみません。もう出たかもしれないですけれども、この10条って何が原因だっていう感じなんでしたっけ。みられるんでしたっけ。

東電:現状はですね、影響といたしましては福島第一の影響、何かしらの影響によるものというふうに考えておりますので、2Fで何かあってなったというよりは福島第一側で例えば放出される核種が風の方向等によって2Fに到達したのではないかというような。

記者:じゃあ2号機とか3号機の爆発とかそういうわけじゃない。

東電:どれかということは認識、所謂断定できないということでございます。

記者:3号機の件なんですけれども、これ海水の注入を今中断しているということですが、これで実際に水位が下がっているようですが、これにとって危険というのはないんでしょうか。再度燃料が融解する。

東電:3号機に関してはですね、今日午前中の水素爆発でちょっと近づけない状況が続いてまして、注入できていないものというふうに判断して行ったんですけれども、先ほど情報入ってきて、注入されていることが確認できているようで、もう1回これ注入しますけれども、ちょっと線量が高くて近づけない状況なんですが、どうもポンプは回ってそうだという状況のようです。

記者:2号機ですか。

東電:3号機です。2号機は今作業の状況で、ポンプ回ってますけれども、圧力が高くて入っていかない状況ですけれども、3号機はポンプは回っていて入っていっている状況ではないかというのが。

記者:海水の注入ができているっていうことですか。

東電:できているものというふうに思ってますけれども。

記者:それいつから再開したかわかります?

東電:爆破の前からは入ってましたので、ちょっとそのそれで回らなかったのではないかというふうに考えられますが、ちょっと整理をさせてください。入っているという情報が一部あるという認識で今はいて頂けるとありがたいです。

記者:何時現在という認識でいいですか。

東電:ちょっとお待ちください。ちょっと確認させてください、すみません。8時半頃ですね。8時半頃の、どうも入ってそうだという情報が一部あります。これはちょっとまた再度確認させてください。

記者:すみません。あとで確認。

東電:現場での確認ですのでちょっとまた整理させてください。

記者:あとで確認したいこと多くなっていると思うんですけれども、先ほど後で確認して頂くって、午後9時37分前後の線量の増大、●●の増大なんですけど、これっていうの、その第二で燃料棒が●●かかっているような時間帯ではあると思うんですけど、これ関連性はあるってことあるんですか。

東電:すみません。もう一度お願いいたします。

記者:午後9時37分くらいに3130っていう数値が出てるっていうのありましたよね。これ何だかっていうの調べて頂くっていう話だったんですけど、この2号機に置ける燃料棒における露出の可能性と関連する可能性っていうのはあるんですか。

東電:すみません。その時系列につきまして今整理してございますので、それと合わせて確認させて頂きたいと思います。

記者:可能性としてはあるんですかね。

東電:今データが手元にございませんので、関連しているのか、それとも関連していないのかっていうのはちょっと今判断。

記者:それ調べて頂けるっていうことですよね。

東電:それ確認いたします。

東電:先ほどありました中性子線のデータで9時の1Fの正門のデータが0.001で、ちょっと単位がないんですが、一応そこの数値はですね、今もう1回検討します。どうもやっぱりと思ったら、これ2はその前の時間、未満今ですね、●●ということですが、●●以下ではなさそうだということなので、真ん中が中性子線がこの時間帯では検出されたということのようです。

記者:臨界以外で中性子線が出ることってあるんですか。

東電:ええ。それは放射線が発するその粒子が当然そこにあればですね、それは。必ずしも臨界になってるから、中性子線があったら臨界ということではありません。

記者:それは例えばウランの、ウランが出てきて、それで自己崩壊をして中性子線が出る。そういうことですか。

東電:ウランがどうかは断定できませんけど、今回午前中に大きな爆発がありましたから、ああいった中でまた地下の方にその粒子がですね、そこにあれば出ますけれども、その次の時間以降は出てないので、飛んでる粒子がその日たまたまそのタイミングでいたという可能性が否定できないと。

記者:●●。

東電:ちょっとここはですね、私ここの専門じゃないので、またその担当のですね、見解がまとまったら紹介しようかと。

東電:すみません。ちょっと水位計の話ですが、すみません。もう1回整理させてください。これまでですね、1号も3号も燃料域というですね、比較的スパンの大きな水位計の値です。同じです、2号機。それで水位計というのが圧力によって補正をかける。圧力によって水位計の値というのが変わってきます。燃料域というのは通常の運転時にはこれは停止中ですね、停止中に使うもので、大気圧で補正されている。ですから大気圧だと0が燃料の頂部になるということです。ですので、これ圧力と一緒に見て頂きたいんですが、例えば先ほどご指摘のありました2号機の22時40分のマイナス600度という値はこれ右側の炉圧を見て頂くとコンマ4度ということなので、まあまあその0ではないんですが、比較的0に近い値ですので、これは大体はマイナス1600くらい、千、160センチですか、近く燃料測定器が下にあるということでございますが、例えばそのもうちょっと上の方ですね、17時の値がマイナス800でございますが、その時には7.4メガパスカルございます。これは定格圧力に近いござい、これだとですね、大体マイナス1000が燃料の頂部にあるということでございますので、この時のマイナス800は燃料の頂部よりか上にあったということで、ちょっとですね、一概に圧力と両方で見ていかないとですね、正確には判断できないという。

記者:これを見て何メートル出てますって言えないってことですね、この数字見てね。

東電:絶対大気圧になってればですね、正確なんですけれども、圧力からですね、それはちょっと補正をかけないとですね、必ずしも言えないと。本来70キロで補正している水位計もプラントにはあるんですけれども、それが今使えてなくて、唯一使えているのが燃料域での水位計しか使えてないものでございますから、これで判断せざるを得ないという状況にあるということを。

記者:すみません。もう1回ちょっと今の説明ちょっと難しくてよくわからなかったんで、もう一度お願いできますか。

東電:ここに書いてある水位というのは、大気圧、ここで言うと炉圧だと、炉圧が0がゼロのときですね、その右の欄の炉圧メガパスカル、これが0のときに水位計の0が燃料の頂部なんですが、これが炉圧が約7メガ、定格圧力で。になると、これはマイナス1000が燃料の頂部になってしまう。だからその間はこう直線じゃないんですけれども、ゼロからマイナス1000までがこうあるわけですね。

記者:基本的に水って圧力かけてもほとんど縮みませんよね。

東電:ええ。ですけども、なんて言うのかな、ちょっと難しいんですけれども、原子炉の中の水の部分と基層の部分があって、基層の部分の圧力とその下からとった水がどのくらい重さを受けてるかっていう、この差圧で水位を判断している。これイメージですよ。ただしこれは圧力でですね、変わるというのが水位計はですね、宿命があって。

記者:圧力が0のときのというのはそもそも沸騰しちゃうんでば。

東電:圧力じゃなくて、大気圧です、大気圧です。

記者:大気圧。

東電:●●ですよ。

記者:大気圧を。

東電:大気圧。そうです、そうです。

記者:そんなオーダーって変わるもんですか。

東電:ええ。ですから、大体。

記者:大体でしょ。だからプラスがマイナスにふれたりとか、マイナスがプラスになる場合はないんでしょ。

東電:ですから、先ほどの会見での燃料頂部に達したのが11時以降でしたけれども、このデータで言うと、もうその時にはマイナス800なんで、下じゃないかというのは必ずしもそうじゃなくて、このデータと先ほどの17時17分に燃料頂部になったというそこが合致しているということくらいでご理解頂けるとありがたいです。

記者:すみません。中性子のところでちょっともう1回確認なんですけど、さっき0.001ってございましたよね。これは単位はマイクロシーベルトパーアワーなんですが、所謂検出された可能性もあるっていう理解でいいんですよね。検出されたっていうことでいいんですか。

東電:検出されているようだということで、ちょっと数字はですね、もう1回ちゃんと整理させてください。どうも未満じゃなさそうだというデータ、今あります。

記者:じゃあこの0.001というのもその数値としては違う可能性があるわけですね。

東電:すみません。申し訳ない。そんな大きな数字じゃないんですけれども、ちょっと今担当に確認したところちょっと今もう1回整理しているっていうことなんで、検出限界以下じゃないだとうということだけです。すみません。検出限界以下ではないだろうということのようです。検出されているっていうことです。

記者:わかりました。

記者:繰り返しなんですけど、これ検出されてた場合、どういったことが考えられるんですか。

東電:中性子を発する物質が近くにあるということです。

記者:どういう場合、中性子が外に出る場合があり得るんでしたっけ。

東電:ですから、中性子が発するものというのは燃料関係のものですけれども、そういったものが爆破によって多少出てきた可能性があるということです。

記者:爆破ですか。

東電:はい。それはちょっと整理させてください。そういう可能性があるということだけで、わかりません。その後のデータもまた0になってますので、ちょっとそこは一概に言えません。

記者:そもそも中性子線を測るようなものがあるという、この目的は何なんですか。何をこれで知りたいんですか。

東電:ちょっとそこは専門じゃないので、ちょっと●●じゃいけませんか。

記者:中性子線というのは通常やっぱりですね、いいですか。

東電:はい。

記者:臨界に達しているということをですね、思い起こさせるものなんですが、そうではなくて単に自己崩壊したものがふわーっと飛んできて、それでモニタリングポストの近くにふわーっと飛んできてたまたまそのタイミングでパカッと割れてですね、それで中性子が飛び出て、それで検出したと。そんな確率的にあり得るんですか。

東電:ちょっと整理させてください。専門じゃないもんですから、ただ一応、ずっと計測してないっていうことはですね、そういったこともあり得るということです。爆発みたいなことがありましたからね。ああいうことがなければですね、おっしゃる通りですね、ちょっとなかなか説明が難しいと思いますけれども、今回ああいう事象があった後のことなので、そういうことも考えられるということだと思います。

東電:それではよろしいでしょうか。

記者:弁に手こずっている理由って何ですか。

記者:確認できるまでちょっといた方がいいんじゃないですか。

東電:確認して整理してまた報告申し上げます。

東電:先ほどのモニタリングポストの0時00分は測定して判断で、同じ時間で0時00分で結構ですのでよろしくお願いします。

記者:なんで弁がこんなに開けられないんですか。なんでなんですか。だっていっぺんは開けたわけですよね。ベントしてるんですよ。減圧して、再注入できたんですよね。もっぺん開けられない理由ってなんですか。要は開けないと注入ができないからずっと空焚きのまんまなんですよね。

東電:そうです。

記者:ですよね。なんでここまで手間取ってるんですかね。だってもう結構時間経ちますけど。

東電:エアーの力で開けるバルブなので。

記者:手動じゃ無理なんですね。

東電:ええ、手動じゃ無理です。手動じゃ無理です。近づけませんし。バルブのところにも行けない状況ですし、バルブのところに行っても手動で開けられるようなバルブじゃなくて、エアーの力でそのエアーを供給するその電子弁の電気でパカッと開ける小さなバルブがあって、それが開いてエアーが供給されて開くバルブなんですね。今電気もなければエアーもない状態で、エアーを仮設のコンプレッサーで作っているんで、仮設の電源を持っていって、電子弁を開けてやって、そこで初めて開くというそういう性質のバルブなので、両方がうまくいって初めて開くんです。

記者:いっぺん成功したあのときと今回の違いっていうのはなんですか。

東電:たぶん電源が、バッテリーみたいなもので開けるので、バッテリーが弱ったか、エアーの力が弱ってしまったか。どちらかが考えられます。

記者:はい、せーよって開けられるもんじゃない。

東電:ないです。

記者:じゃあこのまま結構ずっと長引く可能性だってあるということですか。

東電:頑張ってますけれども、今鋭意やっているということです。

記者:その弁というのは一度開けたらその状態が続くものではなくて、常にエアーを補給し続けてないと開いている状態は維持できないというものなんですか。

東電:エアーを送り続けて、かつその電子弁経由で送ってないと大変厳しい。

東電:ではすみません。よろしいでしょうか。確認できましたらまたご報告申し上げます。どうもありがとうございました。