東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月15日01時22分から61分間)

東電:改めて資料3種類ご紹介いたします。福島第一原子力発電所の職員の移動について、A41枚ものでございます。それと福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ、これホチキス止めのものでございます。

記者:聞こえません。

記者:マイク、マイク。

東電:失礼いたしました。3種類の資料のタイトルでございます。福島第一原子力発電所の職員の移動について、A41枚ものでございます。次が福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ、午前7時15分現在のものが、ホチキス止めのものでございます。それともう1つが炉水位等の数量ペーパーでございます。以上3種類でございます。もしお手元にいってないようでございましたら、事務方にお申し付けを頂ければと思います。よろしゅうございますでしょうか。はい、何がいってませんか。ホチキス止めの資料、あちらの記者さんにお渡しお願いします。

東電:よろしいですか。よろしいでしょうか。それでは大変お待たせいたしまして申し訳ございませんでした。また本日はこのような事故を引き起こしまして、広く社会の皆様、立地地域の皆様をはじめとして広く社会の皆様にご心配とご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。それでは着席して説明させて頂きます。福島第一原子力発電所の職員の移動について、本日午前6時14分頃、福島第一原子力発電所2号機の圧力抑制室付近で異音が発生するとともに、この室内の圧力が低下をいたしましたことから、同室で何らかの異常が発生した可能性があると判断いたしました。今後とも原子炉圧力容器への注水作業を全力で継続して参りますが、同作業に直接かかわりのない協力企業作業員及び当社職員を1時に同発電所の安全な場所などへ移動開始いたしました。現在福島第一原子力発電所では、残りの人員において、安全の確保に向けまして全力を尽くしております。尚、2号機の原子炉圧力容器及び原子炉格納容器のパラメーターに有意な変化は見られておりません。立地地域の皆様はじめ広く社会の皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対し、心よりお詫び申し上げます。次に、福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせでございます。ホチキス止めの2枚目をご参照頂きたいと思います。下線部が追加情報ということでございます。アンダーラインのところだけご紹介申し上げます。3月15日午前7時15分、4号機の原子炉が冷温停止状態となりました。これによりまして、福島第二全号機、1号機から4号機が冷温停止となりました。2枚目をご参照頂きたいと思います。下の方になりますが、4号機圧力抑制室の平均水温が100度を継続的に下回っておりますことを3月15日午前7時15分に確認をいたしました。現在、原子炉冷温停止中でございます。点検状況等ということでございますが、3月15日午前0時35分、原災法第10条第1項の規定に基づきます特定事象と判断をいたしました。私の方から以上でございます。

記者:よろしいですか。まず職員の移動についてというペーパーの中でですね、最後のところに心よりお詫び申し上げますということが書いてあります。これまでの発表の中では紙の中にこういったことがですね、書かれたということ一度もなかったと思うんですが、今回何か決定的な一線を超えたということを意味するんでしょうか。

東電:むしろこれまでそうした表現が十分でなかったことに対しまして、改めてこの場をお借りましてお詫び申し上げたいと思います。

記者:お答えになっていないと思うんですが、一線を超えたんですかという質問です。

東電:事象の規模という意味では、大きな出来事ということになろうかと思いますけれども、いずれにしましても、これまでの事象も含めまして立地地域の皆様はじめ、大変ご心配とご迷惑をおかけしておりますことに対しまして、改めてお詫びを申し上げる次第でございます。

記者:そうじゃなくて、事業者として今回の現象っていうのは、今までとはレベルが違いますよね。それは十分認識していますか。今までの水素爆発と話が違います。それはちゃんと事業者としてプロの目から見て、これは一体何なんだということを考えた上で回答を考えてください。

記者:お気持ちは別に今聞きたくないんですよ。事実関係を知りたいんですよ。

記者:これ格納容器に破損とかそういうのはないんですか。

東電:事実をもう1回おさらいをいたしますと、音がしたということでございます。これここまでは聞こえてませんが、圧力容器●●の●●付近だということでございますけれども、なんでそういうふうに判断したのかというのはわかりませんが、音がしたということ。それから、パラメーターをですね、その時にサイドを確認したら、●●から圧力抑制室の圧力が低下しているということが、ここに何か異常があったんではないかというふうに判断したということ。それからこの事実をもってですね、一部当社の職員も含めた者の移動を開始ということ、これが事実でございまして、我々職員も含めた移動が開始したというのが今回初めての事象でございまして、そういう意味では今回の●●ということでございます。ただしそのあと、そのあとと言いますか、それまでその爆発の音がですね、した直後、他のパラメーターを見ると、ドライウェルのところの圧力は残っているということ、それから少々前ですけれども、炉水位のダウンスケールがなくてですね、マイナス1700くらいまで上昇になって、音があった後もその値を示していたというのも事実でございまして、とりあえず今わかっているのはこれだということで、この事象が、事象自身がですね、この程度のもの、どういったことを今示しているのかというのはわからないということはございますけれども、現場の判断として我々の職員が移動したという事実をお伝えするという。

記者:何人移動させたんでしょうか。

記者:いつ移動したんですか。

記者:それからどこへ移動しているんですか。

記者:何人。

記者:いつなんですか。

東電:人数ですとか具体的な状況については、確認次第またご報告いたします。申し訳ございません。

記者:それ把握してないんですか。

記者:放射性物質を避けるための移動と考えていいんですか。

東電:放射性物質を避けるためのもありますし、線量が上がるんではないかと、上がる可能性があると判断したということだと思います。

記者:つまり避けるためですよね。

東電:そうです、はい。

記者:1号機と3号機との違いを教えてください。

東電:圧力容器のですね、圧力はですね、3号もダウンスケールの状態ではありましたので、そこはですね、同じなんですけれども、ただ音がしたというところでですね、そう判断したということだと。

記者:3号機も音がして。

東電:そうですね。ちょっとそこは詳細にですね、なぜそこで退避になったかということはですね、申し訳ございません。もう1回整理をさせてください。現場としてそういう判断をしたといわれることに。

記者:格納容器、格納容器じゃない。圧力抑制室に折損があるっていう官房長官の会見があったんですが、そもそも元々折損があって爆発したのか。爆発して折損が出来たのか、これどっちですか。

東電:圧力容器のですね。

記者:圧力抑制室です。

東電:圧力抑制室にですね、損傷があるというのは、国の方が言っているのは認識しておりますけど、我々の当社としてはですね、圧力が低下したという事実しか今把握してなくて、損傷をですね、目視で確認が出来ておりません。

記者:じゃあ国は何を判断してそれ言ってると思ってるんですか。

東電:圧力が低下したということをもって、損傷があると、ありそうだという。

記者:じゃあ東電さんからはこういう損傷がありますという報告はしてないっていうことですよね。

東電:ちょっとそこはわかりません。どういう証言をしたのかわかりませんが、圧力が。

記者:損傷がないと圧力下がらないでしょ。

東電:ですね。

記者:そういうこともうやめましょうよ。

東電:ですからそういう判断をしたのだと思います。

記者:だからみんながわかんないと思って誤魔化すのやめましょうよ。もう言いましょう、ちゃんと。圧力下がってるから損傷があると見なして、報告してるんですよね。

記者:損傷ないのに圧力下がるわけないじゃないですか。

東電:可能性があると思ってます。その圧力系に異常があるのかもしれません。圧力系の異常。

記者:そういう説明したんじゃないんですかって。

東電:それはわかりません。すみません。

記者:説明した人って来られないんですか。

東電:ええ。申し訳ございません。

記者:すみません。避難の対象になっているのは2号機以外、1号機、3号機の作業にあたっている人たちもすべて避難させましたよね。

東電:はい。みんな同じところに基本的にはおりまして、あとは当直員がおりますけれども。

記者:1号機、3号機への注水にあたっている作業員はどうなるんですか。

東電:注水にあたっているというのは、ずっとそこに人を入れる状況ではございませんので、それは1号機の、なんて言うんですかね、ずっとそこについて注入をしているわけではなくて、ってことなので、注入は継続しているというふうに認識しています。

記者:現場に何人いるんですか。

記者:正確なやつの、大体どれくらいっていうの。

東電:現場っていうのは、原子炉の中ですか。

記者:残ってる人。

東電:正確な数字はわかりませんけれども、50人程度、プラスアルファくらいだというふうにみていると、の情報があります。

記者:それは今回退避しない人が50人程度だということですか。

東電:はい。

記者:50人程度を残して、全員が避難ということですね。

東電:はい。

記者:仮に圧力抑制室に穴が開いたとしてですね、2つありますけど、まず放射性物質がどうなるのか。もう1つ、今後の注水作業がどうなるのか。この2点を教えてください。

東電:圧力抑制室には今圧力容器からの逃がし弁の行き先が圧力容器です、あ、圧力抑制室です、すみません。ですので、今はそこの圧力抑制室から今度は格納容器、圧力容器のベント弁をとって、屋外に出てるというくらいでございますので、大きくその外に出ている経路が変わるわけではございませんが、ベント弁を介してではなくて、もし損傷があればそこからも屋外に出てる可能性はあるということでございます。ただし、圧力容器の方の圧力は現在残っている状況ですので、圧力容器の健全性は確保されているというふうに今は認識しています。

記者:ではなぜ退避させたんですか。

東電:そこはもう1回現場の判断ですので、確認させてください。

記者:今まで格納容器や圧力容器の健全性は保たれているとみているというのが●●ですけど、この2号機に関してはどうみているんでしょうか。圧力容器と格納容器の健全性は保たれていると認識しているんですか。保たれてないと認識しているんですか。

東電:格納容器にはですね、ドライウェルという上部の格納容器と、下部のこのウェットウェルというところがあって、このウェットウェルのところが今回言っている圧力抑制室ということになりますので、その2つある部屋の内の圧力抑制室側に何か異常が、可能性があるというふうな認識。圧力容器側には今のところ異常はないというふうに思っております。

記者:それは爆発によるものですか。爆発前のものですか。

東電:爆発後の説明を今私はしました。

記者:注水についてちょっと答えて頂きたい。

東電:注水は継続をしていると。現場にずっと常時ついているわけではございませんから、その音がする前には●●は確認出来ていたということと。それからダウンスケールだったものが少しずつですけれども、上がりだしていて、爆発の音の前、ちょっと前後関係はあれですけれども、最後のデータはマイナス2700という数値ですので、燃料の半分ちょっとくらい、半分以下ですかね、半分よりもちょっと下くらいのところまでは水位が来ているという数値が示していると。

記者:4時の会見で、圧力容器と格納容器がもしかしたらツーツーになってて、水が入っててもなかなか水位が上がってこないという説明されましたよね。

東電:はい。

記者:圧力抑制室に穴が開いてたら、水いくら入れても、格納容器から水外に漏れてて、全然水溜まんないんじゃないですか。それはどうなんです。そこのところは。

東電:圧力抑制室とその上のドライウェル、所謂そのドライのですね、格納容器はですね、繋がってはいますけれども、ちょっとそこが必ずしもね、必ずしも圧力抑制室にですね、もし穴が開いていたとしてもですね、水が上がってくることもあると思っています。それは物理的にうまく整理しますけれども。

記者:ちょっとよくわかんないんですけど、だって穴が開いてたらそこから漏れるでしょ、水が。ですよね。

東電:はい。

記者:水を貯めれば。なんでそれで上がってくるって言えるんですか。

東電:すみません。特にちょっと今、我々も具体的な情報持ち合わせていない部分ありますけれども、現在圧力抑制室に何らかの異常が発生しているのではないかということを想定しております。これが今、穴という話がありましたけれども、じゃあ穴かもしれない、あるいは別な異常かもしれない。穴の場合、穴がどういう場所にどういう形に開いたかという等々につきまして、ちょっと現状我々も具体的な情報持っているわけではございませんので。先ほどありました格納容器の、あるいはドライな方、圧力容器の周りに構築されている格納容器と、それから圧力抑制室側の、圧力抑制室側に何らかの異常が、そうした場合の格納容器、圧力容器周り側との影響についてはちょっと異常の状況に応じて、影響もだいぶ変わってくるものと思います。今、圧力抑制室側に具体的にどういう異常が発生しているかというところまで、ちょっとおさえきれておりませんでして、ちょっとその状況によるかと思います。すみません、ちょっと、答えになっていないかもしれませんけれど、申し訳ございません。

記者:先ほどの爆発の前からあったんじゃないんですか。なんで社長、官邸行ってたんですか。何か報告で行ってたんじゃないんですか。

東電:社長の件については、すみません、ちょっと伺っておりません。申し訳ございません。

記者:原因はどんなことが想定されるんですか。水素っていうのがこれまででしたけれども、同じようなことが今回でも考えられるんでしょうか。

東電:そこはちょっとわからない状況です。圧力抑制室に水素が溜まるようなメカニズムはちょっと思い当たらないし、ちょっとそれは申し訳ない、わからないです。とにかくですね、圧力がゼロになった原因、それと音がした因果関係ですね、そこら辺は今、調査をして少し整理しなきゃいけないと思っています。損傷。

記者:●●ことはないんですか。

東電:はい?

記者:●●していることはないんですか。

東電:ちょっと今思い当たらないです。それから損傷がどんな損傷なのかというのをですね、見に行かなきゃいけないということだと思います。見に行ける状況なのかというのも含めて今検討しているということです。

記者:つまり今までの水素爆発とは全然違うものだというふうに考えられてますか。

東電:水素が溜まるメカニズムは、今のところちょっと思い当たらないということです。

記者:つまり1、3とは違ったタイプの爆発だというふうにお考えでよろしい。

東電:少なくとも場所は違いますし、原子炉建屋の方はですね、見えていて、今のところ損傷はないのが見えています。

記者:サプレッションプールに損傷が出来た場合、水がなくなった場合ですね、これ今まで危惧してたドライベントと同じようにですね、結構高濃度の●●が出ると思うんですけども、その辺のところの認識はどうですか。

東電:正門のですね、箇所のですね、線量率はですね、跳ね上げて上がってはいないんですけど、若干上がってる傾向は示します。ここはですね、今の現状でですね、出ているのかどうかというのは判断がしかねます。もうちょっと長い目で見なきゃいけなくて、そんなに跳ね上がってはいません。ただし今ですね、今まで経験した数値ですけれども、7時50分くらいで1000を超えてるという情報は入っています。ただ、ずっと超えているだけではなくて、ポンと超えてまた下がっているようなそんなことで、正門のモニタリングポストの値です。

記者:●●の関係なんですけれども、1700ってさっき仰いましたけど、その前後の水位っていうのはどんな形になってます。教えてください。

東電:ずっとダウンスケールが続いててございまして、5時の段階で、ちょっとこれ時間がこれ飛んでますけれども、5時の段階ではダウンスケールでした。6時28分のデータでマイナス2700というデータがございます。

記者:すみません。これドライウェルの圧力下がりだしてますけど、この先一気に下がりだしたら余計まずい気がするんですけど、この先はどうなっているんですか。

東電:ドライウェルの圧力が、下がりだしているというのは、その音があった以降で、750から730になっているということですか。

記者:まだ音があってすぐ直後ですよね。

東電:そうですね、はいはいはい。

記者:その後どうなっているんですかね。

東電:その後もちょっと傾向はわかりませんけれども、まだ残っていて、そんな急激に下がっているという状況ではないと聞いています。

記者:あと今現地からの連絡で、正門付近では8ミリという何かモニタリングの数字が、確認してください。

東電:はい、わかりました。

記者:あと昨日の段階、つまり退避する前って大体何人くらいの人がいらっしゃって、で50人くらい残って。

東電:ちょっとそれ確認させてください。何人くらい退避したのかというのは。

記者:すみません。4号機の屋根の部分でも損傷が見つかっているようなんですけど。

東電:それも今調査中ですので、またわかり次第ご報告いたします。

記者:すみません。3号機の建屋上部から蒸気が出てるのが確認されたという報道もあるんですが。

東電:わかりました。

記者:サプレッションプールの異常があったというのはいつ頃から認識してたんですか。

東電:音があって、パラメーターを見たら圧力が下がっていたというところで認識したということです。

記者:それ以前はないんですね。

東電:ないです。

記者:じゃあ官邸にその辺損傷があるだろうっていう報告は、それ以前にはされてないわけですね。

東電:ええ、ちょっと官邸の動きは私把握してませんので。

記者:国の方は、その前々から言っているわけだから。東電さん側が把握して、いつ報告したのかっていうのをきっちり時間を教えてください。

東電:はい、わかりました。

記者:今後の作業ってどうなってくるんですか。

東電:ちょっとそこもまだですね、よくパラメーターを確認しながら対応していくということになると思います。

記者:すみません。注水作業以外に●●はなんで●●ことなんでしょうか。

東電:この音とですね、その圧力抑制室の圧力が下がったというところの原因については調査しなければいけなくて、まずはやはり同じようにですね、燃料に対して冷却をするということが一義的に重要だという認識は変わりません。

記者:状況に近い●●はあったけど、どんなマニュアルなんですか。対策なんですか。

東電:具体的にそこまでのマニュアルがないというふうに思います。

記者:どうなんです。変じゃないですか。想定してないって。

記者:すみません。圧力抑制室のデータを教えてください。圧力はいくつからいくつに変わったんですか。

東電:圧力抑制室のデータですけれども、圧力抑制室の圧力を確認しております。まず爆発、音があった前ですけれども、今朝5時現在の圧力抑制室の圧力、これが0.30メガパスカルです。続きまして、その後ですね、6時28分現在、この時点での圧力抑制室の圧力は0ということになっております。

記者:圧力抑制室の圧力っていうのは●●。

東電:はい。今の圧力抑制室の圧力、圧力抑制室がこれがサプレッションプールのことでございます。

記者:0っておっしゃいましたけど。

東電:はい、0です。

記者:プラス0っていうことですか。

東電:ええ、そうです、あ。

記者:大気圧ですか。

東電:えーっと。

記者:ということはそれは完全に何らかの破損があるって考えているわけですよね。穴が開いてなかったら、それは大気と一緒にならないわけですから。そこははっきり言ってください。

東電:この6時28分に計測されている圧力抑制室の圧力の値、これは異常なものだと考えています。

記者:異常っていうのはどういうことですか。穴が開いてなかったら、大気と同じにならないですよね。

東電:圧力が0だとしたら、これは圧力が逃げているということになりますので。

記者:っていうことはどういうことですか。

東電:圧力抑制室の健全性に異常が可能性があるということだと。

記者:異常があるっていうのはどういうことですかって言ってるんです。はっきり言いましょうよ、こんな。ここでそんな誤魔化しても仕方がないでしょ。この状態になってて。

東電:えーっとですね、具体的にじゃあどういう。

記者:可能性として一番あり得るのはなんですかと聞きます、じゃあ。

東電:それが穴という形で健全性が損なわれているかどうかというのはそこまではちょっとなんですけれども、少なくとも健全性が損なわれている可能性があるということ。

記者:健全性が損なわれているというのは、所謂だから何らかの破損があって、もう完全に空気が漏れてる考えでいいということでいいですね。

東電:空気に、つまり圧力を保つ機能が失われている可能性があるということです。

記者:その後ずっと0なんですか。

東電:すみません。ちょっとその後のデータについて持ち合わせておりませんでして、それ確認させてください。

記者:五重の壁で今まで封じ込めてきたと思うんですが、あと何枚壁があるんでしょうか、2号機において。

記者:圧力容器だけですよね、あとは。

東電:圧力容器とそれから格納容器の、所謂圧力容器の周りのドライウェルと呼ばれている部分かと思っています。

記者:●●はドライウェルと抑制室で繋がっているんだから、そこ一体じゃないんですか。なんで急にそこ分けだすんですか。元々1つの壁でやってたのに。

東電:失礼いたしました。今の言い回しは、所謂異常の可能性があるところを、以外のところというところで申しました。格納容器とそれから圧力抑制室、一体で考えると一体ものということになります。

記者:あと1枚しかないってことでしょ。

記者:圧力容器より外は全部ないっていうことじゃないんですか。

東電:加味されている状況ですけれども、まず原子炉建屋に関しましては原子炉建屋に今異常があるかどうかという情報はこれは持っておりません。ただしベントを行っている関係で、圧力を保持する機能としては。

記者:建屋に窓開いてるって言ったじゃないですか。だから水素爆発した昨日言ってるじゃないですか。

東電:はい。そういった意味で損傷ではないかもしれませんけれども、おっしゃる通りです。

記者:●●ないんですよね。そういう認識でいいんですよね。

東電:格納容器、格納施設側とそれから圧力抑制室側、これを一体と考えますと、あとは原子炉圧力容器ということになります。

記者:すみません。これ普通に考えると、考えていいのかどうかちゃんと教えてほしいんですけど、だとするとこの730kpaとかそれくらいのレベルの高い圧がどこまでかかっているのかわかりませんが、これが保たれているというのはどういうことなんですか。

東電:そこは圧力抑制室側に発生している異常の状況によると考えてます。具体的にどういう状況かというと、そこが今掴めているわけではございません。

記者:50人の中には自衛隊の方とかって。

東電:そこまで確認出来ておりません。

記者:確認ですけど、異音がする前に何か傷らしいものがあったってことは全然知らんのですね。元々要は東電さん的には傷があったかどうかっていうのは知らないって話なんですけど、異音の前にすでに傷があったどうかってそういう話は一切ないんですかね。

東電:そういう話は聞いておりません。

記者:圧力容器の中ではもう燃料が溶融している、一部溶融している可能性を認めているわけですよね。

東電:はい、その通りです。

記者:で、圧力容器しかないわけですよね。あと全部大気と一緒なわけですよね。

記者:大変危険な状況なんじゃないんですか。

東電:先ほどもありましたけれども、その中で、の格納容器のいわゆるドライウェル側、ドライウェルと呼ばれている側について、6時28分のデータでは圧力が保持されている状態、状況です。つまり圧力抑制室側の状況が具体的にどうなっているかということに依存する部分があるんではないかというふうには考えております。

記者:今は保持されているかもしれないけど、要するにリスクがものすごく高くなっているという事態じゃないんですか。

東電:おっしゃる通りで、危険な状況が続いていて、ですから、だからこそ水位を上げてまずは水に浸けるということを最優先でやっているという状況でございます。

記者:だって6時28分以降で、●●、下がっているかもしれないんですよね。

記者:20キロで大丈夫なんですか。

記者:チェルノブイリのときは30キロだったんですよ。

東電:そこをですね、今後また検討していかなきゃいけないと思ってます。

記者:今ならまだ逃げるチャンスがあるんですけれども、それについてはどうですか。

東電:ちょっとそこも含めてですね、今検討しているということでございます。

記者:先ほどね、想定している、今の現状に対して、想定しているシミュレーションあるのかって言ったら、ないって言ってるんです。シミュレーション自分たちが持ってないのに、なぜ今その20キロでいいと思っているんですか。なぜ対策打てないんですか。シミュレーションがないのに何がわかっているんですか。お答えください。

記者:今第一原発の放射線量が制限値の16倍、今一部報道でそういうのが出てるんですけど。

東電:今後もですね、状況を。

記者:これって漏れてるってことじゃないんですか。

東電:はい?

記者:まずその8千いくつっていうのは事実なんですか、どうなんですか。

東電:はい。先ほどの8000超えたのが、8時半頃そういうデータがあるという情報がございます。その後また少し。

記者:それさっき言わなかったじゃないですか。言いました?

東電:ここに来る直前の話でしたので、掴んでおりませんでした。8時半頃、8000を超えたという情報があります。それからその後、間違っていたら後で訂正させてください。今8217という値を報告受けてます。

記者:場所は。

東電:正門のところです。

記者:1号機の正門。

東電:発電所の正門です。その後8時50分のデータで2208というのが出てきているという情報がございます。

記者:もう一度お願いします。

東電:8時50分のデータで2208でございます。

記者:これ同じポイントですか。

東電:同じポイントです。

東電:はい。

記者:どうしてこんなに下がってるんですか。50分の間に4分の1。

東電:これは今までのデータを見てもですね、このくらいの変動はしていて、ただし8000というのは相当高い数値ではございますけれども、変動は風とかの影響でするものでございます。

記者:風の影響でどんどん変わるんだから、マックスで8000も出てるってことですよね。周りにはその状況があるってことですよね。

東電:その通りです。

記者:2000に下がったからっていって安全じゃないということでいいんですよね。それは当然ですよね。

東電:はい。

記者:風に乗って広がっているってことなんじゃないんですか。

東電:はい。

記者:その健康影響を一体どんなものなのかというところですね、大丈夫なら大丈夫だと言ってください。危ないなら危ないって言ってください。どうなんでしょうか。どの程度のリスクがあるんですか。

東電:一応ですね、ちょっとまた少し詳しいものがですね、説明に必要があれば参りますけれども、シミュレーションはかけていて、今のところは20キロという判断をしていますけれども、今後のデータの変化等でですね、当然それを広げるということは検討の余地があるというふうに思ってイます。

記者:地域住民のことをどう考えていらっしゃるんですか。まさにそこに●●避難されてる暮らしてる方々じゃないですか。それをですね、こういう状況になってシミュレーションして考えていますってそういう言葉で●●事業者としての責任はどうですか。●●と先ほど記者の方も言ってましたけれども、住民の健康被害のことについて、明確にお答えください。

東電:はい。わかりました。少し準備してですね、またお知らせ。

記者:なぜ今答えられないんですか。

記者:すみません。それから昨日から言ってるまだ避難出来ていない人たちはどうするんだっていうコメントは全然頂けてないんですけど、それはどうなっているんですか、現在では。

東電:まず昨日から避難の話ございますけれども、まず申し訳ございません。今のモニタリングポストの●●につきましても私どもこうして今こうしている間にも高い数字が計測されていて、それが伝わってきているという状況でございます。この状況、これは今の状況もそうですし、今後の状況も踏まえて早急に把握した上で、その結果によって先ほどの退避のエリアの話についても、再検討する可能性があると。

記者:状況を把握するより避難を先にする方が先なんじゃないですかってさっきからみんな言ってるんですよ。状況を把握しなければいけないって、この間から状況ずっと変わってますか。好転してますか。

東電:これまでの、これまでから今に至る状況を踏まえてということだと思います。

記者:すみません。その状況把握って話なんですけど、これにのってモニタリングポストの値を観測するくらいのことしか出来てないような状態だと思うんです。破損状況がどういう状況にあるのかって具体的に把握する方策はあるのでしょうか。破損が見つかってそれを修復する手立てっていうのはあり得るのか。その辺ちょっと聞かせて頂けないでしょうか。

東電:申し訳ございません。そちらも今具体的にこういう事例があってこれをこう考えているとご説明出来る状況にはありません。それを検討しているところでございます。

記者:為す術ないという見守るしか●●なんでしょうか。

東電:壊れたところを直すというのも、まずは水に燃料をですね、水に浸けるということで、まずはそれが優先ということでございます。

記者:発生源をおさえると。

東電:そういうことです。

記者:この状況を改善するのは注水する以外に何かあるんでしょうか。

記者:破損個所は具体的に調べられるんですかね。

東電:その前の人。

記者:水、注水する以外に他に方法というのは何か考えられるんですか。それともこれを続けるしかもう方策はないんでしょうか。

東電:今続けるということしかないと思っています。

記者:話変わるんですけど、●●のために今後風向きと風の強さってどうなっていくのかということ●●教えてください。

東電:今後ですか。今後の風向きですか。

記者:今日、今の風向きとか風の強さ、どう広がっていくのかという推移です。

東電:7時のデータしかございませんが、7時の状態ですとですね、北西の風で風速1.9メートルというデータが今ございます。

記者:もうドライウェルの圧力来ましたか、その後の。

東電:今その後の情報は今のところ入ってきていません。

記者:この730から。

東電:はい。

記者:あとこれ普段のことで教えてほしいんですけど、作業員っていうのは作業のそのひばく限度っていうのはどういうふうになってるんですか。年間100ミリとかっていう話が前あったと思うんですけど。1回の作業でどれくらい被曝●●。

東電:緊急の事態では、緊急の状態ではですね、100ミリシーベルトを限度に作業をするということでございまして、それ以上はございませんので、それを限度に今作業をやってると。

記者:1回の作業で100ミリシーベルトですよね。

東電:1回というか、100ミリまでは累積で浴びる。

記者:累積で100ミリ浴びれると。今境界ですでに8ミリとかっていう値になっていると、作業員がそれこそ現地に行って確認するっていうのは相当危険なことっていうことになってきますよね。

東電:ですから巡回戦術で順番に行ってですね、作業をやって、時間が経ったら出るということを繰り返しているわけです。

記者:そんなに詳しい人がそんなにたくさんいるんですか。

東電:施設に詳しいものは当然現場の作業員ですので、詳しいものは大勢おります。

記者:交代でどんどん現場に入っていって作業するって言ったって、結局100ミリ浴びたら戻ってくるのに何日かかるんですか。戻って来れるほど。そうすると半減期待たなきゃいけないっていうことですよね。戻って来れるようになるには。

東電:浴びた量でございますので、半減期とかそういう、それは●●て。

記者:だから100ミリ浴びますよね。100ミリ浴びたらもう作業出来ませんよね。その方が次再度参加出来るのはいつになるんですか。

記者:一般の本社のあれだと、年間100ミリってなっているはずですから、100ミリ浴びたら1年間作業に復帰出来ないわけですよね。

東電:そうですね。

記者:それ順繰りに人使っていって、そんなにたくさん人いるんですか。

東電:今のところ何とか、まだ作業が出来る状態だと。

記者:もしもそれを超えて作業を、作業員らに重々にお願いする状況となったら、これは国とか関係なしに本社が本社の従業員に指示することですから、それは当然本社の責任で発表するんですよね。

東電:それを超えて作業するということは基本的に考えていません。

記者:今のところは。

東電:はい。

記者:こういう今出ているような高い線量が常在してるな環境になった場合には、なんらかその最低限の活動の作業も出来ないような環境になって、あとは放っておくしかないみたいな状況にかなり近づいているように見受けられるんですけれども。

東電:まだ、まだ余地はあるというふうに思っていて、残って作業員で頑張るという。

記者:まだ余地が残っているという余地って何なんですか。注水作業で冷められると思っているんでしょうか。

東電:注水作業で今少しレベルが出てきているというところもありますし、現場の線量を詳しく把握が出来ませんけれども、まだ現場にいるレベルだということだと思います。

記者:じゃあ8217シーベルトを確認されているわけですよね。それでもまだ余地があるとお考えなんでしょうか。

東電:はい。現場に行ってですね、作業が出来る、全く出来なくなっているというふうな報告は受けてません。

記者:じゃあいくらになったら●●超えるんですか。

東電:ちょっとそこはですね。

記者:あるでしょ。そういうシミュレーションとか。

東電:ちょっとその数値は今ここに持ち合わせておりません。

記者:先に注水に成功して下りてきたとしても、循環する設備が今ないわけだから、ずっと続けないといけませんよね。いったいどれくらいの人員を、どれくらいの期間かけてそういう作業が出来るというふうに今想定されていますか。

東電:とりあえずですね、そこまでまだ検討は進んで、進めてますけれども、答えが、ここでお答え出来るようなところまではなくてですね、まずは、まず今燃料を全部水に浸けるということに全力を注いでいるということです。

記者:本社の技術者の人員、協力企業の人員でそれが可能ですか。

東電:精一杯努力するということでございます。

記者:そうすると、例えば海外も含めてこれは人員を応援要請しないといけないんじゃないんですか。もうそこまで考えないといけない事態になってませんか。

東電:そういう意味で自衛隊の方にもですね、手伝って頂いているということではございますけれども、必要があればさらに要請をするということでございます。

記者:サプレッションプールなんですけど、これを鋼鉄とコンクリートでこれも出来ているものなんでしょうか。どういったものが。

東電:そうですね、はい、同じです。基本的には鋼鉄とコンクリート。

記者:鋼鉄の上にコンクリートでどれくらいの●●がなっているんですか、それぞれ。

東電:ちょっとそれは確認させてください。

記者:すみません。サプレッションプールって今まで爆発したことあるんですか。

東電:聞いたことがないです。

記者:聞いたことがない。初めて。

東電:私の知識では聞いたことはございません。

記者:損傷は出来ているということですね。

東電:そうですね。損傷というのもあんまり聞いたことがございませんね。

記者:全く想定してなかった。

東電:基本的には想定外だというふうに認識しております。

記者:所謂格納容器が完全にこういう形で爆破とかですね、損傷した例というのは世界でもないということでいいんですよね。

東電:世界的には調べさせてください。ない、あんまりないというふうに。

記者:あまりないというかないんですよね。

東電:はい。

記者:あまりないという表現じゃなくて、ないじゃないですか。

東電:はい。私の知識の中ではたぶん、ないと思っています。

記者:これ官邸は注水を続けろってことでOKしてるんですか。

東電:国とはですね、連絡を取り合っておりますので、我々の方針に対してですね、連絡を取り合って作業をやっているということでございます。

記者:それ指示してるの。

東電:指示というか、我々の方針にですね、特に大きなものは聞いてございません。

記者:これまでの経緯で、水素の爆発が起きてですね、吹き飛ぶところまではどうも最初からある程度想定してやってられたのかなっていう気がするんですけれども、そのところはどうなんですか。それに今回のことはどうも想定外になっちゃってるんじゃないかってそういうふうにみえるんですが、どうなんでしょうか。

東電:正直申しまして、水素が発生するというメカニズムですね、は前もご説明しましたメカニズムは認識していて、そこは想定しておりましたけれども、今回はどういったことが起こって音がしたのかというのは確かに今全くわからないという状況なのは、おっしゃる通りです。

記者:電源が失われた時からある程度建屋が壊れるところまでは考えていたということはあるんじゃないんですか。

東電:そこは少なくともちょっと全員に私は聞いたわけではありませんけれども、そこまで想定はしてないと思います、はい。

記者:本社が今考える最悪なシナリオっていうのはどこまでを想定されていますか。

記者:つまり水が注げなかったらどうなるんですかって話ですよ。

東電:まあまあとにかく、どういう事象になるかというよりも、まあそれは水位を上げていくということを考えていて、まあなるべく、なるべくというか、住民のみなさんにですね、早く安心をして頂くということに全力を注いでいくということです。

記者:メルトダウンの可能性はあるというふうに考えてらっしゃるということでいいんでしょうか。

東電:燃料の損傷がいくらかあるということは、それが進めばそういった方向に行くという可能性は否定はしていません。

記者:そういう可能性が否定しない中で、住民はどうすればいいんですか。

東電:今のところ20キロで退避をして頂いていて、その状況に応じてさらにまた拡大する可能性はあるので、またその時にはお願いさせて頂くということでございます。

記者:そういう悠長なことでいいんですか。

東電:今朝の事象はですね、まだ詳細が掴めてございませんで、モニタリングポストの値が少々上がってきていると、上がり幅はですね、まだそれほど緊急性はないというふうな認識で、今いるもんですから、まだこれからの傾向を見ながら判断していくという状況だというふうに認識しています。

記者:残った50人に混乱とかは見られませんか。

東電:我々テレビ会議繋いで、ずっとやってますけれども、何とか頑張ってまだ冷静に対処しているというふうに認識しています。

記者:50人はどういうところにいらっしゃるんですか。

東電:事務本館の横のですね、免震棟といわれる建屋がございまして、そこにおります。

記者:それはどれくらい放射線を●●ですか。

東電:建屋自身が放射線を、特殊で含むと、防ぐということではなくて、一般の建屋で防げているという状況ですので、線量はちょっと今具体的な数値は持ち合わせていませんが、線量の監視をしながら続けているという状況でございます。

記者:これ炉を閉めるっていう選択肢はないんですか。

東電:炉を閉める?炉を閉めると。そういった選択肢も当然あって、すぐには出来ないですから、当然それは選択肢の中ではあると思います。

記者:さっきポンプ車4時間くらいで燃料が切れるっていう話だったと思うんですけれども、その辺についてはどうするつもりですか。

東電:補充して対応していると。ポンプ車を代えるか、もしくは補充するということで、対応しているというふうに聞いて。

記者:それは50人の方がということですか。

東電:そういうことですね。

記者:すみません。炉内の想定温度って時々質問出ているようなんですけど、わかりますか。

東電:やはり具体的にはですね、そこはわかりません。

記者:わからない●●温度監視している●●。

東電:通常時はですね、飽和水の温度になりますんで、圧力を監視することでですね、あとは出てくる水蒸気の温度等でですね、監視が出来ますけれども、今そういった計器が使えてませんので、わかりませんし、炉の圧力はわかりますけど、今その飽和水状態になっているわけではなくてですね、燃料がその水に浸かっていない状態ですので、そこの部分の温度というのはちょっと測れはしていない、出来ないという状況です。

記者:爆発の時間も違うっていうんですけど、どうなんですか。

東電:はい?

記者:爆発の時間。6時10分じゃなくて14分だって話ですけど。

東電:国の方が10分頃という表現をしているということですか。

記者:ええ。14でいいんですよね。

東電:そこはたぶんコミュニケーションの話で、たぶん我々14分というふうに報告していると思うんですが、それが10分という表現に、頃という表現になったんだと思われます。

記者:現場って見てます。それとも見てない。それと見ることは可能ですか。

東電:そこも含めてですね、2号機の現場、今見たというふうには報告が入ってませんが、見れるかどうかも含めて線量等をたぶん測って、検討している状況だと思います。

記者:どこの箇所かっていうのはわかっていますね、圧力抑制室ってドーナツ型、何かなっているんでしょうけど、どこの場所かっていうのはわかっているんですか。

東電:圧力抑制室ぐるっと360度ありますので、そこのどこに、で何が起こっているかっていうのはわかっていませんし、はい、わかっていません。

記者:特に接続部分がですね、弱いとかですね、そういう想定される部分とかってないんでしょうか。

東電:継ぎ目は当然あると思いますから、そういったところになると思いますけれども、ちょっとそこまで詳しく見に行けるか相当厳しい状況だと思います。コンクリートの厚さはですね、150から180センチメートル。大体150から180センチメートルでございます。それから退避した中に自衛隊員がいらっしゃったかという問いですけれども、いらっしゃらなかったと。退避している中に自衛隊員はいらっしゃらないということでございます。

記者:元々何人いらっしゃったんですか。

記者:退避したの何人くらいですか。

東電:はい?

記者:退避する前って何人いらっしゃったんですか。

東電:それは確認させてください。わかりません。

記者:次に避難場所を決める場合に、どれくらいの適応範囲になるというのは。

東電:すみません。そこも今検討中ですので、影響が大きいお話ですので、ちょっとここでは今わかりません。

記者:10キロ、20キロ広げても結局100キロくらい広げてもあんま変わらないっていうレベルですか。

東電:ちょっとそこはわかりません。

記者:残った人の内訳ってわかりますか。自衛隊とか含まれているんですか。

東電:残った人の中には自衛隊員はいらっしゃらないということです。

記者:元々いなかったということですか。

東電:すでに昨日の状態でいなかったように思われます。今確認、再確認しています。

記者:すみません。正門の環境データの●●の値と風向きの値などを公表されているかと思うんですが、住民の方の健康のためにそういったデータを至急公表して頂けないでしょうか。

東電:はい、わかりました。

記者:この1Fの3が爆発した段階で、自衛隊さんはもう撤収をお願いしたということなんでしょうか。ということはその時点で1Fの2がこういう状態になるというふうに想定はされてたんでしょうか。

東電:いえ。自衛隊員の撤収はお願いして、したという事実は聞いてございません。それから昨日の時点でこういう事象が想定出来たかというのは、出来ていません。

記者:それとお願いなんですけれども、もうこの段階に来たんですから、然るべき立場の人が然るべき時間に会見を開くっていうのは当然だと思うんですが、それはいかがですか。

東電:はい。お預かりして検討させて頂きます。

記者:お預かりじゃなくてちゃんとやりましょうよ、それは。約束しましょうよ。

東電:はい。お預かりさせて頂きます。

記者:40分くらい前まで統合連絡本部に総理行ったって●●リアルタイムで、今の情報はどうですか。

東電:すみません。ちょっと詳しく把握してございません。申し訳ございません。

記者:●●ってことは、政府と自治体と●●判断は●●。

東電:これも本部を通じてこの発表文等の準備をいたしているところでございます。

記者:●●。

東電:申し訳ありません。この準備のために詳しい情報把握しておりません。申し訳ございません。

記者:●●。

東電:本日スタートしたばかりということもございますので、まだ、すみません、そこまでの詳しいコメントを申し上げるような立場にございません。申し訳ございません。

記者:要望なんですけれども、●●モニタリングポストの観測値であるとかですね、最新の状況を2時間おきのレクではなくて、リアルタイムで例えば書き出していってもらうとか、観測値が入ったらそれを即座に伝えて頂きたいなと。その観測値の変動の方向も非常に注目しなきゃいけないものだと思っているんで、それをお願いできますか。

東電:かしこまりました。

記者:●●っていう前に数値そのものをリアルタイムで出して頂きたいというお願いです。

記者:了解したんですか。

東電:かしこまりました。

記者:放射能拡散の恐れがある今の事態で近隣の住民の方はどうしていればいいんでしょうか。屋内避難で十分なんでしょうか。1200という基準値、基準値というか、観測されているわけですけど、それでも屋内退避で十分だというふうに考えていらっしゃるんでしょうか。回答を頂けないでしょうか。

東電:すみません。ちょっと今の時点で具体的なことを申し上げられないのは、本当に申し訳ございません。ただし少なくとも、近隣の方々の安全性に影響が出ることがないよう、これは絶対速やかに。

記者:もちろん東電さんとしては住民の安全に努めるのは当然の社会的義務だと思いますし、ただ現時点において住民の安全を確保出来るかどうかわからない状態でも、その企業のモットーだけを強調し続ければいいんでしょうか。それとももっと原理原則にたって皆さん退避してくださいっておっしゃるべきではないんでしょうか。

東電:はい。おっしゃる通りでございます。現状は20キロの方々には退避頂いておりまして、先ほどの残っている方々はどうするんだということがございましたけれども、何名か残っているということではございますが、基本は●●で退避をお願いしています。それがまた広げる必要があるかというのはまたプラントの状況をみてお願いする必要が生じれば、お願いするという状況でございます。

記者:モニタリングするのはですね、単純な線量だけではなくて、どんな核種が出ているのかというところがとても大事になると思うんですが、それはやってないんですか、東電としては。

東電:はい。核種はですね、今はやっていなくて、線量で評価をしています。セシウムが1回出たというのは確認をしておりますけれども、それ以降、その1か所から出ればどこから来たかわからない状況でございますから、核種よりもまずは全体の量で判断していくというふうに今は評価していると。

記者:半減値が短いですね、ものと長いものが出るので全く均等な値が違いますから。

東電:ごめんなさい。ちょっと会見の途中で申し訳ございません。停電の関係の資料も来たんですが、これ9時20分バージョンなんですが、こちらはどのようにしたらよろしいでしょうか。これリアルタイムでの報道の方がよろしいかと思うんですけれども。配る感じでよろしいでしょうか。外で待っておりますので、そこで。

記者:停電の必要な人はそっちでやります。

記者:中性子線はどうなんですか。

東電:中性子線は音があってから観測はされていません。

記者:なんでですか。

東電:測定はしています。

記者:測定して、データは。

東電:0です。今出ていません。検出されていません。

記者:セシウムが一杯出ているっていうのは1号機の話ですか。新しい話ですか。

東電:いえ。以前検出されたという話で、新しく検出されたものではないですね。

東電:以前の話でございますので、新しく出たというわけではありません。以前の話です。

記者:新しいデータってもう入って●●。

東電:今送ったところです、今送ったところです。

記者:●●。

東電:確認次第またご報告させて頂きます。

東電:失礼させてください。

記者:核種の調査をしていなくて、今炉がどんな状況になって破損がどんな状況になっているかがわかるわけないんですから、やってないんですか、それども。やってないって言えるんですね。

東電:やってるという情報は聞いてません。

記者:情報は聞いてないんじゃなくて、それを確認してくださいよ。

東電:わかりました、はい。

記者:健康影響にはそこが大事ですよね。

東電:外部被曝を考えたときには、重要になってくるということです。

記者:外部被曝は基本的にはもう洗い流せばいいという話で、だからあまり慌ててらっしゃらないと思うんですけど、そこが大事なんですから、シーベルトの話をいつまでもやってないで、どんなものが出たのか、そこを出すようにしてください。これからは段々そういう雰囲気に入りつつありますよね。

東電:はい。検討の仕方、整理してご説明をしたいと思います。

記者:●●。

東電:今は何とも申し上げられませんが、ただ最近、近年はですね、そういった異物はですね、ないような感じはしていて、おるという事実はございます。

記者:注水しか対策ないってことなんですけど、注水が出来なかった場合どうなるんですか。

東電:現状は流量が出て水が入っていっている状態なので、これを継続するということだというふうに思っています。

記者:人も近寄れないですか。

東電:まだ全く近寄れなくなったわけではないので、そうなるまで頑張るということです。

記者:先ほど言ってる、ちょっと失礼な言い方かもしれないんですけれども、ここにいらっしゃる3人で東電としてどうするっていう方針は出せないんですよね。ですからきちっと出せる人をこの段階になったんですから、避難はどうするんだ、今後の対策はどうするんだっていうのをきちっと発言出来る人は本社にいらっしゃらないわけじゃないですよね。だったらそれをきっちり言わなきゃいけないのが住民に対する誠意じゃないんですか。責任もって発言出来る、受け答えにおいても、後で確認しますではなくて、その場で発言出来る人がこうやって会見を開くのがもうその段階じゃないですか。猶予はないんじゃないんですか。今ずっとダラダラとやってますけど、時間を。

記者:総理大臣にですね、注水出来なかったらどうなるんだ、いや注水頑張りますなんて言いますか。そんなことは許されませんよね。

記者:その受け答えをちゃんとやった人が出てきて話なさい、本当に。違いますか。

東電:お預かりさせて頂きます。

記者:それを●●を出来るように、だからちゃんと上行って調整してすぐに戻ってきてくださいよ。

記者:人の命かかっているんですよ。

東電:かしこまりました。

記者:だからそれすらも出来ない企業だっていうことでいいですね。

東電:しっかりお預かりさせて頂きたいと思います。

記者:お預かりじゃなくて、そういう企業でいいですねって聞いているんです。

東電:いえ。ご指摘の点ご尤もと思いますので、しっかり受け止めさせて頂きます。今のご指摘の点も速やかに対応したいと思いますので、よろしければこのあたりでご説明を終わらせて頂きたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

記者:本部の人だったら、本部で会見やってくださいよ。

東電:それも含めまして、検討させて頂きます。

記者:いつまでも検討する段階じゃないですから、少なくとも10時までにはどういう結果になったのか降りてきてください。

記者:それでも遅いですよ。

記者:最大の猶予をもって10時までって、こっちは言ってるんですから、それより以前に必ず降りてきてどういう結果だったのかっていうのを報告してくださいよ。

東電:はい。検討させて頂きます。

東電:それではこれをもちましてご説明を終わらせて頂きたいと思います。大変申し訳ございませんでした。