東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月16日23時56分から64分間)

東電:それではまず●●、これからちょっとご説明させて頂きます。よろしくお願いいたします。

東電:それとまずはじめにお詫びでございますけれども、お配りした資料のなかのプラント状況のデータに誤りがありました。大変申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。ドライウェル圧力の3月16日9時20分の数字を先ほどのご説明で資料4.5のところを45というふうに申し上げました。また10時のところ同様に4.5という記載を45というふうに申し上げました。また今日の資料で7時現在の数字が判明いたしましたので、合わせてでございますけれども、450というふうに訂正をさせて頂きたいと思います。データのやり取り上のミスでございまして、大変申し訳ございません。改めてお詫び申し上げたいと思います。それ以外に資料ご用意いたしましたものを確認させて頂きたいと思います。データ周りとしまして、モニタリングカーによります計測状況に合わせまして10時現在の当社設備への影響についてこの3種類ご用意をさせて頂きます。それでは当社設備への影響についてということで下線部が新規事項となっておりますので、簡潔にご紹介申し上げたいというふうに思います。この資料の2枚目になりますけれども、ご案内の通りでございますけれども、米印のところ下線部をご参照頂きたいと思います。使用済み燃料プールの水温上昇に伴いまして、自衛隊さんへご協力を要請し、ヘリによる散水を実施する検討をいたしましたが、本日16日の作業が中止となってございます。また次のページになりますが、当社サービスエリアにおけます停電状況でございます。現在茨城県で約2600軒で停電しているということでご迷惑をおかけしております。その他はもう1つのモニタリングカーによります計測状況をご用意をさせて頂きました。それと、先ほどのご説明でいくつかご質問ちょうだいしておりましたので、そこについて少し補足をさせて頂きたいと思います。まず福島第一4号の写真の経緯についてご質問ちょうだいいたしておりましたけれども、これは福島第一の社員が現場の状況を、のちに情報共有できるようにという趣旨で撮影したものでございます。詳しくはちょっと確認できておりませんですけれども、15日のデータで確認した限りでは15日午前7時33分に撮影をいたしたものでございます。1号機側から4号機側を見渡すことができる構内から撮影したものと考えています。それと、福島第一の2号の南側に穴が開いたといったようなこういうお話があるけれどもというようなお話を頂戴したかと思います。私どもとして現時点でそうした事実は確認いたしておりません。ただ海側につきましては、これもすでにご紹介申し上げてると思いますけれども、ブローアウトパネルが開いているというふうな現状でございます。それと先ほどお配りした、最後にお配りした資料、少しご説明十分でなかったかもしれませんけれども、柏崎の3号サービス建屋内●●および5号機●●排気筒からヨウ素が検出されましたという資料を先ほど配らせて頂きました。応援で柏崎側から対応した社員30名が発電所に、柏崎に戻りました際の表面、体の表面等に放射性物質が付着していないか、こうした検査を実施しておりまして、これは3号機のサービス建屋で実施したものでございますけれども。また5号機のタービン建屋の搬入口において同様に福島の原子力発電所で使用した資機材の除染作業などを行っておりました。その結果として、検出されたものというふうに推定をいたしているものでございますけれども、関連して少し補足を、ご質問頂戴しましたので補足をさせて頂きたいと思います。この30名は当社の社員が27名、協力企業の方が3名ということでございます。社員としましては主として放射線の測定をする保安関係の社員でございます。また管理区域から退避ができるまで、できるレベルまで除染をいたしております。4ベクレル未満ということであれば管理区域から退避できる。こういうことになっておりますので、そのレベルまで除染をしたうえで退避をいたしております。

記者:除染は福島で除染したっていう。

東電:これは福島第二に行きまして、そこで除染をいたしております。福島第一で応援をしたわけですけれども、福島第二で除染をいたしております。それから、持参しましたその資機材ですけれども、環境の放射能を測定する装置などを持参しております。またそのほか、服装としましては、当然ヘリメットですとかマスクですとかゴム手袋ですとか、そういうものを着用をいたしております。関連の補足をさせて頂きました。私の方から以上でございます。

記者:1点、こういう事態、状態自体はですね、先ほどから大きくは進展していないとは思うんですけれども、今朝方の報道にもあったのですが、総理からですね、撤退する決してないようにっていうようなお話がありましたけど、東電さんとしてですね、撤退するというようなことをお考えになったっていうことは全く今の段階ではないんでしょうか。

東電:私どもとしましては、政府のご指示も踏まえまして、まずは一刻も早く原子力安全の確保というものに全力をあげて参りたいというふうに考えております。

記者:すみません。400、ドライウェル圧力の2号機で220、450って圧がたってますよね、モニタリングのデータで。これは確認ですが、220から450キロパスカルに圧力は増えて、所謂さっき気密性が失われたんじゃないかという話がありましたけど、そういう話は逆になさそうだというふうなことになりますか。

東電:気密性の話で申しますと、2号機ドライウェル圧力に関しては上昇傾向であるというのは気密性が保たれているという判断する1つの材料になり得るかと思います。一方、先ほどの話を繰り返しますと、あの時はドライウェル圧力もそうですけれども、サプレッションチェンバーの圧力についても●●になったと思います。サプレッションチェンバーの方の圧力に関して新たな情報であるということにはなっておりません。

記者:それとあと、これ400、最初45っておっしゃってたんですけど、なぜ450だったのか。その辺のちょっとやり取りを、それといつ頃わかったのか、ちょっと教えて頂けますか。この450。

東電:申し訳ございません。私も朝見てですね、確信をもって色々調査をしたんですけれども、現場の専従のものが色々それはどんどん変わっていくところもあって、それからメガで読んでですね、キロで直してるようなところがあって、ちょっとそこでですね、勘違い等があったものと思われます。

記者:現場の方が勘違いされたということですね。

東電:そうですね、はい。データ、読み取りデータをしっかり見直して情報もうちょっと色々確認してございます。

記者:これいつ頃わかったんですか、45が450だっていうの。

東電:45で我々、私も一応朝これお出ししたときには●●なんですけれども、14時のデータが400と出てきましたので、やはりおかしいかと思って、そこでもう1回調査をしまして、くくり方●●ということで。

記者:夕方に450ってわかってたら、さっきの会見のときにはもうわかってたわけですね。450っていうのは。

東電:その後ですね、14時以降ですね、調査をしていて、訂正したのは先ほどであります。

記者:今の注水作業の状況と、あと放水とか検討状況、作業の進捗状況等をまとめて1個1個教えてもらえますか。

東電:プラントへのですね、海水の注入は昨日の晩から変わってございませんで、3プラントともですね、●●あって海水が、●●ですね。

記者:聞こえません。

東電:海から直接海水方向を介して注入させていくという状態が継続されているというふうにやっています。

記者:すみません。ヘリでのその散水中止なんですけど、理由をもう1回お願いできますか。

東電:これは現地の状況をご確認されました結果として、作業に問題があるために中止になったというふうなことを伺っております。

記者:つまり放射性物質の量が多いっていう。放射線の量が多いからとかですか。

東電:詳しくはちょっとまだ把握いたしておりましたけれども、そうしたことも理由の1つではないかというふうに考えております。

記者:明日以降はどうなんですか。

東電:詳しくは、すみません。明日も同様の作業をトライして頂けるんではないかというふうに伺っております。

記者:自衛隊の方から、用いた線量計のデータがどれくらいだったのかっていうことは聞いてらっしゃらないですか。

東電:ちょっと私どもとして、すみません。今把握しておりません。申し訳ございません。

記者:今3号機付近の線量が最も高いというお話が先ほどの会見であったんですが、最も線量高いところでいくつなのか。

東電:最新のデータといいますか、これ昨日の朝10時の時点でのデータですので、それほど最新ではないかもしれませんけれども。3号機の山側のところで400ミリシーベルトパーアワーと測定された、それが一番高い数値ということで認識しております。

記者:警視庁の高圧放水車が向かってるっていう話があるんですけど、これはどうでしょうか。

東電:現在警視庁さんの車両はですね、福島第一の構内で1台到着しているというふうに伺っております。準備が整い次第開始をして頂くというふうな方向で考えてございます。

記者:世の中の間にも開始するってことですか。

東電:そうですね。具体的な時間についてはまだ確たることは申し上げられませんけれども、準備が出来次第開始頂けるというようなことで。

記者:4号機に対してってことですか。4号機のプールに対して放水すると。

東電:ちょっと確認いたします。すみません。

記者:あとそれ把握されているのは警視庁の車両というのは何がということ、改めて、御社としては。

東電:ちょっとそれも正確に確認いたします。

記者:作業はどなたが設定するんですか。

東電:警視庁の方々と協力して行う方向で検討しております。

記者:高圧線の接続の作業っていうのは、順調に終わったんでしょうか。それでどんなことが期待できるんでしょうか。

東電:系統から、高圧線の系統から取り込むというお話の進捗状況ですか。今日はまだそこまで至っていないというふうに聞いてます。鋭意今やってますけれども、何分現場の線量が高かったりしてるもんですから、現場に出る時間が短くてですね、今日は●●までは終わってないと。

記者:それが接続できればどんなことが期待できるんでしょうか。

東電:接続しただけではだめで、それ以降変圧器ですとかいうところ、そのモーターまでですね、含めて繋ぎ込んで回せるかどうかをやってみないとわからないので、そこまでいって初めて●●かっていうのがわかる。

東電:すみません。先ほどのプラント状況のデータに関してもう1点説明をさせてください。炉圧と書いてございます欄の2号機の欄。今朝●●できればよろしかったんですが、今朝の1時35分のデータからマイナスの値になってございます。ラージに関してはゲージ圧でございますので、マイナスということは負圧になっていることを示してございますけれども、これは基本的に中にですね、熱を発するものがあって、ゼロならばですね、ゼロならば大気圧ということであり得ますけれども、負圧になってるということは物理的に考えられなくてですね、現場で色々確認しましたところ、仮設のバッテリーをこれを計器の方に繋いでですね、電源がないものですから、仮設のバッテリーを計器に繋げて測定しているというものでございまして、バッテリーがなくなってくると計器の値がですね、段々へたってきちゃうという現象は今までもあって、今中操に常駐できてないものですから、ちょっとそこが把握できていません。ということですので、マイナスの値からはですね、これ測定ができていないというものでして、従来から●●を変えさせて頂きたいというふうに思ってます。

記者:すみません。放水車到着何時です?

東電:ちょっと確認させて頂きます。

記者:今のご説明ですけど、負圧になってる状況というのはこれはデータのミスという、バッテリーがあれだから、こんなことはあり得ないと、穴が開いてるとかそういう状況じゃないんじゃないかと、圧力。

東電:計器を回復してみないとわかりませんけれども、そういうことが考えられます。

記者:それは2号機の炉圧のこのマイナス0.023メガパスカルから下の値ということですか。

東電:そうです。おっしゃる通りです。

記者:これはそのバッテリーがなくなって、このマイナスの値を示したっていうのはこれは確認済みというふうに理解していいですか。

東電:100%まだ確認はできてませんけれども、過去にもこれを経験してますので、間違いないと思います。

記者:他にも同じような傾向を示している可能性があることってあるんですかね。バッテリーのへたり具合からして、データがすごい弱なってる可能性があるっていうこと。

東電:今のところですね、ないというふうに聞いています。

記者:バッテリーを新しくすれば回復すると考えていいですか。

東電:はい。考えています。

記者:バッテリーはいつ交換してるんですか。

東電:ちょっとバッテリーが手配できてるかも含めても確認今●●。

記者:すみません。米軍の作業状況っていうのは何かわかることがあったら教えてください。

東電:情報は入ってません。

記者:使用済み燃料プールの温度に関しては、各号機時系列のデータっていうのを頂くことできないんでしょうか。

東電:ちょっと早急にちょっと入力したいと思います。

記者:すみません。あと自衛隊が作業やめたのは放射線量以外に何か理由、他に理由はあるんですか。

東電:いくつかあろうとは思うんですけども、ちょっと詳しくはすみません。伺っておりません。申し訳ございません。

記者:いくつかあろうっていうのは何か可能性がありそうなものあったら教えてください。

東電:いえ。ちょっと断定的な言い方になってしまうかもしれませんので、詳細については伺っておりませんので、申し訳ございません。

記者:今炉圧は、2号機の炉圧なんですけれども、もうちょっと14日の19時くらいから相当減ってると思うんですけれども、バッテリーはここら辺から減ってるんじゃないですか。

東電:そうですね。その可能性は。その可能性はありますが、ちょっとそこは検討させてください。

記者:2号機の炉圧に関して、今日の午前中あと夕方のこの場で相当色々とやり取りあって、色んな可能性のことお聞きしたと思うんですが、その可能性を全部なら、なしということでいいですか。つまり良い可能性、悪い可能性両方あったと思うんですが。

東電:全部なしになるかどうかというのはありますけれども、ただ今日と特に夕方のやり取りの中で実際2号機の●●につきまして、マイナスの値ということで、この値通りであれば、所謂大気圧というのは低い圧力の状態であって、こういう状態に関して所謂そのときにちょっとバッテリーの話までには思い浮かびませんでしたけれども、じゃあこのような設定値の制度云々といった可能性の話は議論していたのではないかという記憶が一応あります。その点では、すべて全くということではなくて、ただし今日やり取りさせて頂いた内容の前提条件、前提の大きな部分がちょっと誤っていたということですね。正しくない可能性のデータだったということは事実でございます。

記者:現地ではどういうふうに連絡を取り合ってるんですか。確認できないということがあまりにも多すぎるんですけれども、電話とかしてらっしゃらないんですか。

東電:現地とはですね、本部のテレビ会議システム、それから電話等を利用しましてですね、常時連絡を取り合ってる状況でございます。

記者:あまりにも確認できていないっていうことが多すぎるんですけれども。

東電:現場の方はですね、非常に少人数で非常に大きな対応をしてございますので、その中で必要なデータを最優先に集めていくと、そういうことをやっておりますので、優先順位をとってですね、データを集めると。その中で時間が余ったところでですね、データを収集して記載していくというような作業しておりますので、なかなかですね、必要なデータ、こちらでですね、整理しておきたいデータというのをですね、くださいというのがなかなか伝えられないと。それを伝えるよりも検討する方が重要というようなそういう緊迫感がある現場ですので、そこのところですね、ぜひご理解を頂きたいと思います。集まり次第またしっかりとですね、表の方にまとめさせて頂いて、ご提出をさせて頂きたいと思います。よろしくお願いいたします。

記者:先ほどの会見で10時40分の保安院の線量の発表について1万ミリとも10万ミリともいう話がありましたが、それについて確認するとおっしゃっていましたが、モニタリング結果について。

東電:こちらの15日の10時、午前10時40分ですね。再確認をいたしたんですけども、私どもの中にはちょっとそういうようなデータが見当たりませんでしてですね、それでデータは、高い値として1万850マイクロシーベルトというのが確認できましたのが次のページの0時30分の時点というようなことでございまして。

記者:福島市内でですね、放射性物質を含んだその水道水が検出されました。例えば今注水作業等行っていますけれども、放射性物質を含んだ水がですね、地中に染み込んでいるという可能性はないんでしょうか。

東電:現段階でですね、放射性物質が発電所の中から外へ漏れてるかどうかっていうことに関しましてはですね、確認がとれていない状況でございます。それから周辺にはですね、今回の災害によってですね、飛び散った色々なガスですとか、放射性を帯びた物質が飛散しておりますので、そういうものが風等に乗ってですね、水の中に入る、そういうことも考えられます。そのような状況ではございますが、現在漏れ出していると、地中の中に漏れているとかですね、そういうことは確認がとれておりませんので、今後詳細が明らかになったところでお話をしていきたいと思います。

記者:再三伺っていることなんですが、注水ができなかったときの最悪の状況がどういったものを想定されるかというのを改めて見解を教えて頂けますでしょうか。黒田さん●●。

東電:注水ができなかった場合のことですか。

記者:ええ。

東電:圧力容器にですか。プールですか。どっちも。

記者:炉の方ですね。

東電:炉の方ですか。

記者:ええ。

東電:原子炉の方にですね、注水ができなくなればですね、当然燃料の温度が上がってくるということで、燃料が変形等を始めるということになるかと思います。

記者:外部への影響についてなんですけれども。

東電:外部への影響につきましては、これは最悪と言いますか、すでになってる状況かもしれませんけれども、燃料の健全性が高温になって損なわれるということでこれは水素が発生する、それによって水素爆発を想定する爆発が発生していると。ここまでは今後の想定というよりかは、ここまでの状況として考えているところでございますけれども、それによって外部への放射性物質の放出が行われると、その前段として燃料が破損して、その結果、破損した燃料に内包されていた放射性物質が外部に放出されると、そういう状況が悪い結果として想定、そしてそういう状況に現在そういう状況になっているのがあると。

記者:現在の状況を整理してくださいと申し上げたのではなくて、今後の外部への放射性物質の漏れの拡大がですね、最悪どこまで想定されるのかというそういう規模感を教えてくださいというお願いです。

東電:わかりました。どういった外に出るような、どういった系統で外に水が出るかどうか、ちょっと●●させてください。早急に検討を今わかってる範囲で専門の者に聞いてご回答いたします。

記者:シビリアンアクシデントで想定していないんですか。今まで想定したやつってないんですか。

東電:●●整理をしているので、●●させてください。

記者:今まで常に想定して策定してるはずだと思うんですけど。

東電:ちょっと手元にないものなので。

記者:じゃあ戻ればあるんですか。

東電:確認させてください。

記者:すみません。ちょっと先の話になると色んな仮定が入ってきてなかなか難しいと思うんですけれども、少なくとも今出てるデータの中で一時的に1万マイクロパーアワーが出てですね、その後少し落ち着いていると。こういう正門での数字ですけど、そういう放射線量について現時点で敷地外でのこの人体への健康被害ということについて、影響がある、影響があるっていうのも●●同じといっちゃうともう本当に0か100かのレベルになっちゃいますけれども。なんて言うのかな、健康に影響があるというレベルとは考えてらっしゃらない。どういうふうに評価されているんでしょうか。

東電:現在の福島第一原子力発電所の状況、それから特に主にモニタリングポストによって計測されている、これは敷地境界ですから敷地外に放出されていく放射性物質の量、この状況、それから発電所の現在の状況等々を踏まえて、発電所の周囲、退避区域、それから屋内退避の区域が設定されているものと理解しています。これはそうすることによって、住民の方々への被害を防ぐと、そういう目的で設定されると思っております。誠に申し訳ない状況だと理解しております。

記者:謝ってもらいたいという意味で申し上げたんではなくて、もちろん政府がそういうふうに判断をして、今の範囲を設定しているわけですけれども、技術者の立場から見ても今の避難の指示の範囲、軽度というのは妥当だというふうに、逆に納得できるものであるかどうか。

東電:はい、そのように考えております。

記者:これだけ長い間ですね、線量が放射線量が出ているという中でなかなか作業するのは本当に厳しい中での作業になるとは思うんですけれども、東京電力、他社さんを通じてですね、原子力に技術がある方の協力を得てると思うんですが、ひとふり本当にやりくりつくんでしょうか。要するに年間浴びる放射線量っていうのは、50を引き上げられましたけれども、それでも限界があるんじゃないでしょうか。

東電:これは本日の先のこの場でもやりとりをさせて頂いたと思いますけれども、実際現場の方も非常に厳しい状況が続いております。必要最小限の限られた人数で線量率の高い環境の中で作業をする状況が続いております。その対応として、今日先ほど柏崎から応援に行った者の被曝の話もさせて頂きましたけれども、ほかの発電所から応援を経て、作業をできるだけ早く発電所を落ち着いた状況にもっていきたいということで、対応つめているところでございます。

記者:すみません。一応確認なんですが、自衛隊は今日17日のヘリコプターによる散水作業一応やる予定にはなっているんですか。

東電:正確に明日のというふうな、17ですね。17日のというふうなことは伺っておりませんけれども、私どもとしては、17日も同様にこう作業をトライして頂けるというふうに期待をいたしております。

記者:その規模感みたいなものってありますか。予定されてる作業の。例えば何トンくらい水を撒くとか、ヘリコプター何機とか。そういう。

東電:申し訳ございません。ちょっとそこまで詳細伺っておりません。申し訳ございません。

記者:すみません。ちょっと●●として教えてほしいんですが、3のですね、MOX燃料って入ってる中のどのくらいの量のMOX燃料ですか。

東電:福島第一の3号機、炉心の中の燃料全部で548体です。そのうち32体がMOX燃料でございます。

記者:ほかどこかにプールして置いてあるMOX燃料ってほかないんですか。全部炉の中に入ってる、30その何本だけなんですか。

東電:はい。炉の中の32体ですべてです。

記者:プルトニウムが出てきてるっていう可能性はないんですか。

東電:まずMOX燃料が存在していることによって、特に放射性物質の出方が有意に違っているという状況は少なくとも今の福島第一3号機の燃料の相加状況からは特に有意な差がウラン燃料だけの場合と比べてあるとは判断しておりません。それはウラン燃料とMOX燃料の性能の違い、それからMOX燃料の今の減少状況の違い等によるもので、に基づいて考えております。

記者:3はとりあえず気密性が保たれてれば、プルが出ることはないんですよね。

東電:はい。これは3号機に限らずですけれども、気密性が保たれていれば、はい。プルに限らずですけれども、放出されることはありません。

記者:マキガミさんにお尋ねします。重ねての昨日からの質問なんですが、放射性物質がたとえ外部に燃料集合体の外部に出ても2%であろうと、損傷が起きたとしても2%だろうという想定が数日前ありました。この状況、現在の状況を踏まえて、これどれくらいであると見積もるのが適当であるのかということに関して、昨日のマキガミさんの再評価が必要であるということおっしゃっていましたけれども、再評価はされているんでしょうか。

東電:はい。ちょっと改めてご説明させて頂きたいと思っております。ちょっと今手元にございませんので、申し訳ございません。ただし昨日申し上げたことがこれはそう思っておりまして、1号機で格納容器ベントをやる際に想定した2%については、これは見直すことが適切だと考えております。

記者:2%より多いという可能性が高いということでしょうか。

東電:はい。そう考えております。

記者:すみません。柏崎からの応援って30人で最後なんですよね。

東電:ちょっとわかりかねますので、またそうした動きがありましたら、適宜ご報告を申し上げたいと思います。

記者:昨日の本部との会議なんですけれども、どういう形でどういう頻度で行ったのかというのを教えてください。またその中で最悪の事態について本部との話し合いがあったか否かということについて教えてください。

東電:テレビ会議を通じましてですね、随時現地とは連絡を取り合ってる状態です。その都度ということであります。その中でそうした最悪の事態というふうな話が出たかどうか、ちょっと常時把握はしておりませんけれども、それよりむしろ原子力安全の確保するために今何ができるかと、すべきかということを中心に検討がなされてきたものというふうに認識しています。

記者:まだしていないということですか。

東電:まずはやはり、まず何よりもやっぱり地域のお客様のために実施すべきは何かという、こうした観点からいかに今の現状の被害を拡大させないか、そこに視点を置いた議論を検討を重ねてきているということでございます。

記者:プールへの下からの放水についてなんですけれども、昨日の段階で下からいくんだと、現場での放射線量のあんまり高くないという状況で行かなければいけないという話が出てたかと思うんですが、現時点で警察の車両が到着してるっていうことはある程度、何かその瓦礫をどけるとかをしなければいけないって話出ました。そこら辺はもう進んだっていうことなんでしょうか。

東電:詳しい現地での準備作業状況につきましては、ちょっとまだ情報が入っておりません。申し訳ございません。

記者:そうすると、上からの散水と一緒で、行ったけどできないということもあり得るっていうこと。

東電:ちょっと現時点では何とも申し上げられませんですけれども、順調に行って頂くよう期待しているところでございます。すみません。

記者:すみません。今日の4号機の再度の火災でですね、一応実際の消防側に出動はお願いしてて到着をしているはずなんですが、その後その消火活動がどうなったか。やったのかやってないのか。今後こういうケースになったときに自治体消防さん呼べなくなっているのか、作業的に。そこら辺はどうですか

東電:すみません。ちょっと整理してご回答させて頂きたいと思います。申し訳ございません。

記者:やったかやってないかっていうのもわかりませんか。要は行ったけど実際に水かけられなかった。あるいはかけたけど、どうだったとか。そこら辺もわかりませんか。

東電:正確に確認したうえで回答させて頂きたいと思います。申し訳ございません。

記者:テレビ会議ではいつもどういうこと話されてるんですか。

東電:先ほど申しました通り、繰り返しになりますけれども、現場での被害拡大と言いましょうか、なるべく原子力安全の確保に向けた対応策をやり取りしているというような状況でございます。

記者:先ほど外部に出るときの●●での宿題というふうに言われたと思うんですけれども、とても一番関心があるところなんですけれども、それいつ回答頂けますか。

東電:確認でき次第速やかに回答させて頂きたいと思います。

記者:本日中。

東電:はい。

記者:ポンプ車による注水の体制について今どういう体制で、将来的に何台確保できるのかっていうのをちょっとお願いしてたんですが、それは何かわかりました?今何台動いてて、何号にどういう注水をしてて、今何台手配してるとかそういう状況はわかりますか。

東電:手配の状況はですね、ちょっと確認させてください。現状はですね、1号機は1台。色んなタイプがあるようですので、一概にその1台が弱いとか多いとかそういう問題ではないんですが、台数で言いますと、1号機は1台で今準備中です。それから2号機は2台を除熱で準備しています。3号機も1台で準備して、計4台で今3プラントを注入しているという状況でございます。あとはですね、色んなところにですね、多い方がいいので手配はしていますけれども、そこは具体的な数値はちょっとまだわかり次第。

記者:そうすると4台これ最初の段階で4台だったはずなんで、5台確か準備してて1台が使えなくなって、4台を動かしているという最初の状況とこれ変わってないということですね。

東電:そうですね。

記者:そうすると燃料プールに回せる台数というのは今のところやっぱりない。今のところない。

東電:はい。車の手配をして●●注入するということになろうかと思います。

記者:自衛隊のヘリが線量が危険な量に達してるので、作業できなかったというんですけど、当然のことで対策して自衛隊の方に、あるいは政府の方に線量がどのくらいだったかを聞いた事実はありますか。知ってますか。

東電:申し訳ございませんが、ちょっと詳しいやり取り把握しておりません。申し訳ございません。

記者:いえ、私の聞いてるのは簡単なことで、聞いたかどうかです。

東電:そのことも含めてちょっと把握してございません。申し訳ございません。

記者:そういう答えでよろしいですか。把握してないっていうことで。

東電:今の時点で私ちょっと把握いたしておりません。申し訳ございません。

記者:最新の今現場にいる作業員の数って何人まで増えたかっていうか、何人なのかってわかりますか。何時現在で。

東電:申し訳ございませんが、ちょっと現場色々錯綜しておりまして、把握してございません。申し訳ございません。

記者:人数が少なくてというお話がありましたけれども、それはじゃあどういったところから人数が少なくてというのをおっしゃっているんでしょう。ありうべき人数、これくらいいれないというのがあって、そこからどれくらい足りないとかですね、そういったお話ってあるんでしょうか。あるいはその現場から声が出ているとかいうことでも結構なんですが。

東電:人数が少ないというのは、これは必要最低限の人数で行っている。そういう意味でございます。人数につきまして、これは今朝でしたか、朝の時点で180名程度という人数をご紹介したと思っています。その前の時点では、昨日の時点で70名でした。その点でその日の必要に、その日に一通りやらなければいけない作業に合わせてそれに見合った人数、その作業ができる方々に来て頂くということで作業を進めてきております。●●進めていきたいと考えています。

記者:すみません。先ほどの3号機の話で水蒸気が上がってるように思うんですけれども、プルトニウムの気密性が本当に保たれているのか。保たれていなかったとしたらどのような影響が起こるのかについてお教え頂けますか。

東電:まず3号機の水蒸気との兼ね合いですけれども、水蒸気の場合ですと、水蒸気を発生させる原因としましてもちろん原子炉の中の燃料もございますけれども、あとは不確定ですけれども、使用済み燃料プールの中の燃料もございます。現在3号機につきましては、少なくとも使用済み燃料プールの方はこれは原子炉建屋の屋根がない状態ですので、使用済み燃料プールの温度が上がった場合、そのまま煙ないし水蒸気としてプールの中の水が外に出て行くということになります。この場合、使用済み燃料プール中にはMOX燃料は含まれておりませんので、MOX燃料に影響はないということになります。一方、炉内にはMOX燃料含まれております。こちらにつきましては、炉内圧力容器の健全性との兼ね合いということになってくると。圧力容器それから格納容器の健全性という話になってくると理解しています。

記者:事態はですね、悪化はしていないとは思うんですけれども、状況はずっと変わって居ません。注水作業をですね、断念して●●するという可能性はあるんでしょうか。

東電:現在注水作業に集中して取り組んでいるところでございます。

記者:プルトニウムは損傷してですね、水の中に溶けだした場合、その水が蒸発するとその水蒸気の中に含まれることにはなるんでしょうか。

東電:プルトニウムは物質として水の中に燃料から移行した場合もそこからさらに例えば蒸発等で外には移行しにくい●●だとは理解しております。

記者:それはなぜですか。

東電:これはプルトニウムの物質性にもよりますけれども、重金属であることが要因になっていると理解しています。

記者:それは例えば塩なんかよりも圧倒的に、塩水を沸かせても基本的に蒸気は水ですけれども、それ以上にさらに出にくいんでしょうか。

東電:具体的に塩水の比較については把握しておりませんけれども、ただし感覚的にはそのようなことだと理解しています。

記者:注水作業っていうのは一番大事な作業だと思うんです。水位を上げるの一番大事だと思うんですけれども、一時中断してね、ほかの方法をして、それから注水作業を再開する。線量を遮蔽して注水作業をするっていう可能性っていうのはないんでしょうか。

東電:注水作業の進め方を含めて検討を進めておりますので、例えば。

記者:具体的にはどんなことを

東電:これは昨日も申し上げたこと繰り返しになりますけれども、電源をもっとしっかりとした電源を引っ張ってですね、もっと大きなポンプで信頼性のあるものでですね、しっかり入れていくということになろうかと思っています。線量が保ってても、それなりに高くなってきてございますので、水に浸けてから遮蔽等をしていくという順番になろうかと。今の状況ではですね、ちょっと遮蔽を敷設するのにも近くに行かなければいけませんので、なかなかそれは難しいことかなというふうに理解しています。

記者:遮蔽するのは近くに寄らなけれきゃいけないから難しいと。

東電:はい。まずは水で遮蔽してですね、水でその埋めることによって遮蔽になりますので、水没させて水遮蔽をまずとってから、それから徐々にということになろうかと思います。

記者:第一の1から3に関してもこの24時間水位は比較的安定しているかと思うんですけれども、確認ですけえれども、一部まだ露出状態ですよね。

東電:はい。一部といいますか、そうですか、全長4メートルのうちの1メートル半から2メートル強程度が露出した状態です。

記者:仮に今この状態の水位が保たれたとすれば、何日くらいでこれ冷温停止、もしくは安定した状態にもっていけると見なしてますか。

東電:今と同じ状態を継続した場合に、確実に何日で冷温停止までもっていけるというところまでの確信は抱いておりません。あくまでも現状を継続する手段で理解しています。もちろん本日2号機の炉圧について、それからドライウェル圧力について訂正等ありましたけれども、もちろん圧力等のパラメーターが若干減少傾向にあるかという傾向がないこともございますけれども、じゃあ今のやり方の継続によってどこまでこれを継続すれば確実に冷温停止までもっていけるという具体的な数字、日数を私ども持ち合わせているわけではございません。

記者:それは数日なのか、もしくは数カ月かかるのかっていうそういった見通しという部分でも全くわからない。未定ということでしょうか。

東電:これはあくまで今やっている、本日まで行っている注水方法を継続させた場合ということが前提です。そこでより効率よく、より早く冷却できる方法についてそれを導入すべく準備検討を進めているところです。それの一例が先ほどもありましたけれども、ポンプの増強であり、あと先ほども少しありましたけれども、電源設備の増強配備であり、電源について循環ループのポンプ等の設置等々を含めて、より強力な冷やす体制づくりを進めていきたいと考えているところでございます。

記者:そのポンプとかを増強するのは、つまりより短期にするという方法だと思うんですけれども、そうすると最長でどれくらいかかるという見通しだったと思うんですけれども。

東電:申し訳ございません。最長で何日という見通しはちょっと持っておりません。

記者:それは計算ができないということですか。

東電:できるだけ早く、あと可能な方法でできるだけ早く冷却をしたいというふうに考えてるわけでございます。

記者:つまりあとどれくらいの期間このような形で、常にみんな不安にいなきゃいけないかということをお伺いしたいんですけれども。

東電:そういう点でできるだけ冷却をより効率よくする、炉心棒を冷やすための手立てをさらに早くとっていかなければいけないと考えています。

記者:すみません。もう1点だけ。避難に関して今第一の周りは20キロ、第二の周りは10キロとかなんですけれども、これ先ほど技術者の立場からも妥当であるというふうにお伺いしましたけれども、海外の政府は自国民を海外を避難させたり、もしくは自主避難という形で新潟であったり西日本の方へ行かれる方が増えてます。この現状をどう捉えてますか。これ過剰反応だと思われますか。

東電:国の方から適切に誘導を頂いているというふうに考えておりますけれども、いずれにしましてもこうした形でご負担をおかけてしていることにつきましては、受け止めとしては大変申し訳なく思います。

記者:すみません。4号機ですね、プールなんですけど、水温が上昇しているというようなこと言ってた記憶があるんですが、今蒸気が出てないなら水が引きあがってしまってるっていう何か考えられますかね。3号機は白煙が出てるんですよね。

東電:可能性としては、現在4号機の使用済み燃料プール、それからその中にいました燃料、それから水の状況を直接確認できておりませんので、具体的にこの可能性が一番高い、あるいはこの可能性はないということをお示しするのが非常に難しい状態です。

記者:水蒸気、白煙が出てないっていうのは何か水温が上がりながらも白煙が出てないっていうのは干からびてしまって、それで今の火災の火種になってるっていう見立てはどうですか。再三出てると思いますけど。

東電:ちょっと火災との関係については、ですけれども、4号機使用済み燃料プールの上に昨日の火事の時点で最上階の壁面、それから屋根の一部に損傷があったということだったと理解しています。その最上階への部分はこれ使用済み燃料プールとは少し部分であったと理解しています。その場合ですけれども、例えば使用済み燃料プール中の水が蒸発して、それが屋根で一旦凝縮して結果的に同じ床面に戻っていく等々、色々な経路が考えられると思います。

記者:保安院のレクでは、水素爆発の可能性も出てました。

東電:所謂沸騰上で発生する水蒸気、あるいは水の化学反応等によって主にどの程度の水素が発生するかということについてそれが直接どの程度の可能性をもって水素爆発に結びつくものかというちょっと具体的なところは持っておりません。申し訳ございません。

記者:炉圧がバッテリー切れで2号機がちょっとデータがちょっといい加減だったと、訂正されたと思うんですけれども、現状で改めて2号機の圧力容器の現状はどう見てるんですか。

東電:これは早急に圧力系をですね、復帰できるかどうか現場とですね、調整をしようと思いますけれども、水位とですね、それから格納容器の圧力がですね、それほど大きく変わっていないので、水位と水位のデータとドライウェルの圧力のデータが大きくは変わってございませんし、それから一応ポンプの方は動いていると、注入できているという報告もございますので、それほど大きくなく、以前のですね、圧力を保っているものというふうに考えられてます。

記者:まず●●は維持しているっていうのはわかるんですけど、どの段階のところから●●、それから損傷の程度とか、現状で圧力容器はどうなってるってどのように評価してるんですか。

東電:圧力が変わらずであればですね、大きな損傷はないということが継続して言えるというふうに考えられます。

記者:不信感を抱いてるわけじゃないんですが、次回からこの値を不明という形にずっとおっしゃられたので、でもここは一番肝になるところじゃないですか。

東電:そうですね。

記者:圧力容器の圧力が保たれているかっていうところが、そこが一番濃度の濃いものが出るところでもありますし、安心できるような、確認するのはなかなか今の状況では難しいとは思うんですけれども、見せて頂きたいですね。

東電:そうですね。これは安心材料にもなりますので、なるべく安心できるご説明ができるようにですね、努力したいと思います。

記者:すみません。2号機の要は炉圧がまた測定値が不明になりそうだと。1号機の水位のところも確か計器が故障してるんじゃないかとおっしゃっていましたよね。他に何かこういう計器がちょっと不具合を起こしてるんじゃないかっていうこと、他にはないですか。大丈夫ですか。

東電:今のところわかりませんが、これはもっと初期の段階にも申し上げましたけれども、数値はですね、すべて疑ってかかるという面も忘れずにですね、しっかり見ていきたいというふうに思います。

記者:バッテリーの交換はできるんですか。

東電:それも含めて検討させてください。

記者:●●もわかんない。

東電:ここでできるとちょっとお約束できるような報告は受けていません。

記者:炉についてはですね、色々あってもですね、格納容器なり圧力容器なりの中に入って、一応入ってはいるんですが、一方でその使用済み燃料に関しては建屋、はっきり言って建屋だけで、建屋なんてほとんどもうちょっとした爆発ですぐ吹き飛んじゃうようなものですし、かなり裸に近いような状態であると思うんですが、という意味で、使用済み燃料の方がですね、危険性が高いように思えるんですが、その点についての受け止めはいかがですか。

東電:ご指摘の話ですね、使用済み燃料プールにつきましては、使用済み燃料プールが収められている建屋は原子炉建屋であって、原子炉建屋の健全性が失われると外の障壁がなくなるという状態であることを認識しております。そういう状況を踏まえまして、今日、それから明日もそうですけれども、使用済み燃料プール、あとその中の燃料に対する冷却をできるだけ早期に確実に行っていきたいということで準備を進めているところです。

記者:5号機、6号機のその冷却ポンプもいかれているわけで、4号機のその温度については一昨日の確か84でしたっけ。それが最後だったと思うんですが、5号機、6号機の温度っていうのは確か把握されていたと思うんですけど、その後新しいデータ例えば温度上昇してるとかそういうような情報っていうのはあるんでしょうか。

東電:●●あんまり変わってございませんが、14時、本日の14時のデータで5号機が62.7度。6号機が同じく14時のデータで60度でございます。

記者:上昇傾向にあるんですか。

東電:上昇傾向にあるはずです。これは●●なくなりますから、徐々に上がっているということでございます。

記者:先ほど燃料棒が、燃料の水位ですね、がどうなっているかということについて一生懸命努力するっていうお話しかされなかったんですが、●●でですね、すでにその状況において計算されていると思うんですけれども、●●はどうなんですか。

東電:この状態が続いて冷温停止に持っていく場合にどのくらいの時間がかかるということですか。

記者:はい、そうです。

東電:ここはまだ●●のまだそういう状況を想定してませんので、ちょっと少なくともですね、今回収結果はなくてですね、できるかどうかも今検討してみないとわからないことですけれども、そこまで今余裕がなくてできてないという状況です。

記者:じゃあメーカーさんの電気を受けてない。

東電:今私どもも一刻でも早く炉心を冷却して、落ち着いた状態にもっていきたいということで検討を進めているところでございます。そういった点では明日解析等につきましては、じゃあ今後とり得る手立てを踏まえてじゃあどれだけ早期に冷却できるかという方向性で検討を進めているところでございます。

記者:それはメーカーさんが選ぶのは東電さんとは違うんだから、並行してできる作業じゃないんですか。

東電:メーカーさんに評価してもらった場合と言いますか、今もご助力頂いてますけれども、その結果について評価結果を機械的にもらってすぐさまそれを見るだけというよりかは、内容について我々等々電力のものの理解した上でそれを踏まえて方策の検討、それから準備を進めているというところです。

記者:すみません。警視庁の特殊放水車なんですけど、一応もう一度確認ですけども、到着したということでよろしいでしょうか。

東電:すでに福島第一に入構している、到着しているというふうに伺っております。

記者:作業開始時間ですとか、今後の作業の見通しですとか、できれば明け方くらいの間にわかる情報1回教えて頂きたいんですけれども。

東電:見通しがちょっとつくかどうかも含めて確認をさせて頂きたいと思います。

記者:何か着いたらすぐ放水されるっていうふうに聞いてるんですけど。

東電:今入ってきた追加のちょっと、先ほどのご質問の内容に触れまして、追加でご説明しますと、3月16日、ちょっと前になりますけれども、23時57分にですね、茨城県内の百里飛行場から隊員の皆様が陸路で福島第一へ向かっているところというふうに伺っております。従いまして、隊員の方々のご到着までには少々お時間がかかるものというふうに認識しております。それからもう1つ、関連でご質問頂戴いたしました。その放水をどちらから実施するのかということですけれども、その辺実施プラント、どこからということにつきましては現在検討しているというふうなところで伺っております。

記者:隊員って何の隊員ですか。

東電:放水作業をするために自衛隊からいらしたその自衛隊の方々です。

記者:警視庁じゃなくて自衛隊員。

東電:失礼しました。機動隊、すみません。ちょっと再確認いたします。ちょっと混乱しております。

記者:警視庁でいいんですよね。

東電:機動隊の車両ではあるんですけれども、飛行場から隊員が向かってるというところでもありますので、この隊員がどういう方なのかというと、念のためちょっと確認します。すみません。

記者:百里基地だと航空自衛隊の。その人、航空自衛隊の人が地上から。

記者:ただ百里基地は民間航空●●されてる。

東電:すみません。そこの●●整理させて頂けます。申し訳ございません。

記者:警視庁の高圧の放水車なんですけど、どちらかって言ってて、これ3も4もっていうことですか。放水の対象として。どちらかっていうのは。

東電:放水をする、放水されるプラントとして優先順位ですね、放水先。

記者:どっちも、放水先もどっちも。

東電:どのプラントにその優先順位として最初に放水するのが適切かどうかについては今現在検討中ということでございます。

記者:台数は1台ですか。

東電:はい。1台というふうに聞いております。

記者:すみません。5号機6号機のプールの温度が約60度だとおっしゃってたかと思うんですが、正常なときであれば何度で管理されているものなのでしょうか。

東電:通常状態、冷却設備が稼働している状態、発電所が運転中の状態ですと、大体30度から40度の状態になっております。

記者:すみません。さっき警視庁4号機から始めるっておっしゃられたと思います。

東電:そうですか。すみません。

記者:どっちなんですか。

東電:警視庁さんが4号とおっしゃったということですか。

記者:会見でおっしゃられたの4号ですよね。

東電:いいえ。私は放水先のプラントとして優先順位としてどのプラントからかっていうのは現在検討中というふうに伺っております。申し訳ございません。色々ちょっと確認させて頂くポイントを頂戴しておりますので、ちょっとお時間頂けまして、確認しましてまたご報告させて頂きたいと思いますので、ちょっとここで終了させて頂きたいと思いますけれども、よろしゅうございますでしょうか。

記者:すみません。昨日はそれをそうおっしゃって朝まで来なかったので、申し訳ないですけど、わかったところからわかったものだけでいいので、すぐ教えて頂けますか。

東電:はい。申し訳ございません。

記者:3号のMOXは34でいいんですか。

東電:32です。

記者:さらに何を確認するんですか。

記者:何を確認するのか箇条書きで読み上げてください。

東電:はい。1つはその隊員の方々について先ほどちょっと中途半端になりましたので。それと、●●との関係についてはちょっとお時間がかかるかもしれません。それと。

記者:他にもいっぱいあったじゃないですか。確認するっておっしゃっておきながらなんでそこで言えないんですか。

東電:ちょっと周りの者がメモとったりしてますもんですから、すみません。それと、プールの温度のデータにつきましてもちょっとお時間がかかるかもしれません。いずれにしてもご説明できるかどうかも含めて検討させて頂きます。いずれにしも、ちょっとポイント整理、改めてし直しまして、なるべく速やかにご報告を改めてさせて頂きたいと思います。

記者:例えば1時間後とかに1回来て頂いて、もしこれ以上時間かかるんなら、じゃあ例えば2時に来て頂いて、じゃあやっぱり3時にしてくださいとか。逐一報告がないと結局ダラダラダラダラと朝まで待ってしまうことになるので、とりあえず目途として少なくとも1時間後に1回来て頂いて、無理なら無理でそこで無理と言うなりしてください。

東電:はい。では2時を目途に改めて一度お邪魔させて頂きたいと思います。それでは申し訳ございません。ちょっと一度ここで終了させて頂きたいと思います。申し訳ございません。