東電:はじめに社長清水のコメント読み上げさせて頂きます。東北太平洋沖地震による福島第一原子力発電所および●●第二原子力発電所の事故トラブルに対するINESの評価について。この度東北太平洋沖地震による当社福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故トラブルに対するINESの評価のなかで福島第一原子力発電所1号機から3号機についてレベル5の適用が課されました。このことを極めて重く受け止めております。発電所の周辺地域の皆様はじめ県民の皆様、さらに広く社会の皆様に大変なご迷惑と、ご心配とご迷惑をおかけし、心より深くお詫び申し上げます。私どもとしてはこれまで我が国が経験したことのない大規模地震に伴う津波といった自然の脅威によるものとはいえ、このような事態に至ってしまったことは痛恨の極みであります。今後とも政府、関係各省庁、自治体のご支援、ご協力を仰ぎながら顕密に連携を図りつつ、事態の収束に向けて全力を挙げて取り組んで参ります。以上でございます。次に10時現在の福島第一のプラント状況等のお知らせでございます。下線部が追加でございます。すでにお知らせをいたしましておりますが、2号機の下線部のところをご参照頂きたいと思います。外部送電線から予備電源変電設備までの受電を完了し、そこから負荷側へのケーブル敷設を実施中でございます。次のページをご覧頂きたいと思います。使用済み燃料プールの冷却作業ということで、本日午後2時頃、自衛隊、アメリカ軍の消防車による3号機への放水を開始し、午後2時45分頃に終了いたしました。関係各方面のお力添えに心より改めてお礼を申し上げます。以上が私用意した資料のご説明でございます。それから前回のご説明で頂戴いたしましたご質問といいましょうか、宿題について少し補足、ご説明させて頂きたいと思います。まず役員の福島駐在の件につきまして、22日スケジュールというふうな趣旨のご質問頂戴いたしました。暦の上では22日からというふうになっておりますけれども、常務の小森は現地におりますので東京へは戻らず明日着任する予定でございます。また副社長の皷とは連絡がとれておりませんので、ちょっと詳細はわかりかねますけれども、気持ち的には小森と同じではないかというふうに考えております。尚、少々補足をさせて頂きますと、先ほど私ご説明の中で副社長の武藤が3月11日から現地に入り、また14日からは常務の小森が武藤に代わる形で現地に入ったというふうに申し上げました。これ現地に入ったのはその通りなんですが、実質的にはこうした事故の場合にはオフサイトセンターに入るということになっておりますので、2人ともオフサイトセンターに入って対応いたしているということでございます。大変申し訳ございませんでした。それと先ほど頂戴いたしましたご質問に移らせて頂きたいと思いますが、注水を続けている中で今後の状況についてどう見ているのかというふうなこうしたご趣旨のご質問がございました。これにつきましては、申し訳ございませんが、本日3月19日に回答させて頂きたいと思います。それと、保安院さんが今回、今日の会見でその給水ポンプの調達についてご発言されてるとおっしゃったということでございますが、事実関係色々ちょっとお調べしてきておりますけれども、はっきりいたしませんので、申し訳ございませんが、正確なところを把握しました上で3月19日に回答させて頂きたいと思います。大変申し訳ございません。それと工事関係でございますけれども、3月18日の電源作業に従事した作業員の人数、それと被曝線量ですね。これにつきましても申し訳ございませんが、正確な数値をちょっと把握しました上で19日回答させて頂きたいと思います。それとホールボディカウンター所謂全身のチェックですか、こうしたことを実施しているのか否か測定結果はといったような趣旨のご質問頂戴いたしました。外部電源が喪失したことにより使用できておりませんので、実施できておりません。また3,4号あるいは5,6号の電源工事において作業前の事前サーベイを実施するポイントはというふうなご趣旨のご質問頂戴いたしました。これにつきましては、3号機の西側、これ山側になりますけれども、0.5ミリシーベルトパーアワー。それから6号機の西側、山側になりますが、0.35ミリシーベルトパーアワーという数値となっております。次ですけれども、モニタリングのデータにつきましては、これだけなのかというふうなご質問だったかと思います。またこれらが官邸に報告されているのではないかというふうな趣旨のご質問頂戴いたしました。福島第一につきましては、モニタリングポストが地震で測定が確認できない、測定値が確認できないような状況になっております。したがいまして、1台のモニタリングカーで測定をいたしている現状でございます。また退職された人、あるいはお年寄り等を集めているとの報道があるがというふうな、これに関するご質問がございました。これも申し訳ございませんが、3月19日に回答させて頂きたいと思います。これに関連しまして現在福島第一にいる人員の年齢層についても●●ございましたが、大変申し訳ございませんが、公表しておりませんので差し控えさせて頂きたいと思います。また海水注入に関しますマニュアルについてのご質問もございました。これはございますけれども、社内資料につき公表は差し控えさせて頂きたいと思います。私の方からのご説明は以上でございます。
記者:電源工事。
東電:すみません。補足でございまして、線量の作業区域の線量の結果で17時にですね、本日の17時にプラントの近くの3,4号の場合にサーベイ結果がございます。それで最高値だけですけれども、3号と2号の間で150というのが最高。それと3号の山側ですね、これ以前400が出たところの近くでございますけれども、ここは今最高値は150ミリシーベルトパーアワーということで、400の値は今回は観測されませんで、最高値が3号と2号の間で150。それから3号の山側で150ということになっております。これは本日の17時のサーベイ結果でございます。
記者:朝ですか。
東電:17時です。以上でございます。
記者:電源の敷設工事は今どういう状況かっていうのを教えてください。
東電:電源の敷設工事でございますが、先ほどのこの図面ご覧頂きまして、外から来ています66キロボルトからですね、こちらのメタクラ、配電盤のところまではですね、配電盤の手前ですね、この変圧器のところまでは今電源が供給されて受電ができている状況でございます。それからここから先のですね、1500メートルのケーブルにつきましては、現在は敷設作業を継続してございまして、今日の早い段階ではですね、こちらまで接続が完了する見込みでございます。
記者:夜明け前までに?
東電:そうですね。現在もケーブルはですね、道路の方に転がしながら敷設されている状況でございますので。
記者:転がすんですか。
東電:ドラムっていうのに巻かれてまして、それを転がしながら、ちょっとイメージとして転がしながらというのがいいと思うんですけど。
記者:車の後ろに乗ってるんじゃないんですか。
東電:それをコロコロ転がしながら、引っ張りながら。そんな感じですね。はい。それで引っ張りながらですね、ここまで繋ぐ作業をですね、現在進めているところでございます。
記者:そうすると今放水が始まったって言ってますが、作業はそのまま続いているんですか。
東電:放水ですね。放水作業。
記者:放水のもし情報があれば。それも。
東電:多い情報というわけではございませんけれども、3月19日の0時半頃消防さんによります放水を開始頂いたということで伺っております。放水については今の時点で継続して頂いているというふうなことを伺っております。
記者:社長コメントですけれども、これ日付19日でいいんですよね。もう日付変わってるから、19日っていうことで。
東電:大変失礼いたしました。申し訳ございません。
記者:放水作業しながら敷設工事も並行してやってるっていう、そういう状況でよろしいんですか。
東電:先ほどちょっと入手している情報では放水をしている段階で、現在ちょっとここの敷設を一旦止めてですね、待機をされているということを聞いております。
記者:そういう状況で、そうしたら明日の例えば何時頃までに繋いで、例えば電源を入れるのがどれくらいになるっていう見通しがもしあれば教えてください。
東電:現在ですね、放水の状況がちょっと明確に確認がとれていないんですけれども、その放水をですね、どこまでちょっと続けられるのか、その放水が終わり次第作業が開始されるものと思っておりますので、その放水の時間がですね、わかりましたらまたご報告できると思います。少なくとも朝まで、明るくなるまでにはですね、繋ぐことが可能ではないかというふうに伺っております。
記者:レベル5はこれ暫定評価ではなく、もう適用っていうふうに決まったんですか。
東電:ちょっと私の手元にある経済産業省のプレスリリースの紙では暫定評価というふうに書かれています。
記者:明日朝までに繋いで電源を復旧させたらすぐポンプを動かし始めるんですか。
東電:電源が繋ぎ終わりましたらですね、繋ぐ動かすポンプ、それから機器等につきましては、そこからですね、順次健全の確認をして動かすことが可能になった段階でですね、作動、操作に入っていくものと思われます。いきなり電源を入れて動くどうかという確認はしないというふうに考えております。
記者:そうすると明日朝、朝なり何時なりになるかそれも合わせて教えて頂きたいんですけれども。レクチャー頂くときにはどういう段階でレクチャー頂くっていうことになるんでしょうか。または時間を決めて頂いてということでいいんですか。
東電:工事の進捗のみを待ってご説明することとなりますと、ご説明の時間がちょっと遅くなってしまうかもしれませんので、進捗の具合ですとかその辺の時間を見ながらここまでのご説明をするというふうなそんなご説明の仕方も含めてちょっと検討させて頂きたいというふうに思います。
記者:大体何時頃ってわかった方が皆さんいいような気がするんです。
東電:午前中にはいつもご説明用のお時間頂いておりますので、●●進捗が半ばでありましてもその時点までのご説明をさせて頂きたいと思います。
記者:午前中もだいぶ幅がありますけど。
東電:10時半ですとか11時ですとか。
記者:1点教えてください。これちょっと僕感じてたんですけど、0時半に始まった放水の話っていうのが1時15分くらいの発表になりますよね。何となく事情もあるんだろうなっていうのはわかりますけど、この状況というのはいつか改善されるんですか。それに向けて何か努力ってされます?っていうのは僕ら報道っていうのはいち早く情報を住民の方とか不安に思われている方に伝えて、それで安心して頂くっていうのが一番の目的ですから。今までの対応ずっと見てたら何となく事情もあるのは半分理解しつつも、なんかちょっと辛いなという気がしててですね、その辺は何か改善されるお考えとかないです?
東電:はい。おっしゃる通りでございまして、特にこの時間帯がどういう時間帯かということも本当に考えますと心苦しく申し訳思っております。
記者:別に謝ってほしいわけではなくて、何かできる方法はないんですか。
東電:実情を申しますと、やはり実際に消防活動されていらっしゃるのが消防さんサイドでもございますので、かなり断定的なご説明、私どもの方から申し上げるということに対して、やはりちょっと多少慎重にならざるを得ないようなところがございます。ただより一層こうしたご関心、あるいはいち早くやはり地域の皆様、社会の皆様にお知らせするという観点から連携をなるべくとってですね、できるだけ速やかにご説明できるように引き続き努力して参りたいというふうに思います。
記者:そこは何を改善すればよくなるんでしょう。
東電:やはり当局とのやはりコミュニケーションを密にするということでしょうか。
記者:ちょっと具体的には。
東電:現状どういうふうな活動を行っていらっしゃるのかというふうなそういう諸元ですとか、ご説明ぶりといったようなところをなるべくすり合わせができるような形で短時間でコミュニケーションを図っていくというようなそんなことで進めていきたいと思っています。
記者:すみません。連日お疲れ様です。岩上事務所のカワイと申しますけれども、今この資料はネットでももう公開されてるんですけれども、何度か出たと思うんですが、当社社員2名が現場において所在不明というのは何か特定の場所でいなくなったということわかってるんでしょうか。それとも許可なく帰宅したとか、どこかに行ったというそういうような状態なんですか。命に関わるようなことなのか、もうちょっとシンプルな問題なのか。何かその後所在不明の2名という方がどうなったかというのは情報入っていますか。
東電:大変申し訳ございませんが、現時点で今おっしゃいました、あるいは資料に表現した内容以上の情報はございません。新たな情報わかり次第またご紹介したいというふうに思っています。大変申し訳ございません。
記者:昨日まで実効線量一応100でやるみたいなこと。●●だけども100でやるというものなんですけれども、それはもう今日から250まで●●。
東電:私お答えします。現状ですね、とりあえずですね、屋外の作業はまだ原則100でやっているというふうに聞いてございます。ただし一部ですね、現場の近海に詰めているもので、作業も伴ってやっている者は一応100を超えている者がいるというふうにちょっと未確認ですけれども、聞こえてきていますので一部の社員は150を適応し始めているという状況だということでございます。
記者:ケーブルの敷設工事、スタート時刻はいつなんですか。夜。
東電:ケーブルの工事につきましては、現在進めているところでございますけれども、消防のですね、放水作業が開始されたということがございまして、一旦中断をしているというふうに聞いております。
記者:昨日の夜のスタート、始めたのは何時ですか。
東電:スタート時間でございますか。敷設開始時間につきましてはちょっと確認させて頂きたいと思います。それで今入りました情報ですと、敷設のですね、再開が1時10分にですね、敷設工事を再開したという情報が参りました。
記者:敷設作業の後に放水作業って、今までちゃんと分けてたと思うんですけれども、臨時で始められたのは何か理由があるんでしょうか。
東電:先ほどですね、消防の放水が開始されましたけれども、その消防の放水が終了したものというふうに考えております。
記者:いえ、はじめ消防の放水が始まったのは何か理由はあるんでしょうか。その敷設作業中に。
東電:消防のですね、放水準備の段階で敷設の作業を先行して進めていってですね、その後に放水が開始されましたので、そこで一旦中断をしてまた放水が終わったので、始めていると、そのような流れというふうに認識しております。
記者:すみません。線量のことなんですけど、先ほど一部100を超えられた方がいらっしゃるという話なんですが、今まで100を超えて作業をされたことがあるということは今までの東電さんの歴史の中でそういうことがあったのかということと、あと1日の量っていうのは作業にもよるのかもしれないんですけど、メーターを持ってるっていう話ですけど、何ミリに設定をしているんでしょうか。
東電:現在ですか。
記者:現在です。
東電:100ミリ超えはおそらく当社ではこの事象以前にはないというふうに聞いております。現状は作業では80のアラームで作業をしているというふうに聞いています。100ミリ超えは当社の、なんて言うんですかね、指揮命令を出す人間もですね、現場に行っておりますので現場に行って100近くになっていたと。そういうものが今対策室の方もある程度線量が上がってきてますので、長時間いるとですね、結局100を超えてきてしまって、そういったものはたぶん作業にはもう今は出てないと思うんですが、いるだけで徐々に徐々に線量が上がってきているので結果として100ミリが超えているということですので、100を超えた者がですね、新たに作業に従事しているというイメージではなくて、以前100近くまで作業していた指示命令を出すような人間がですね、まだ緊急対策室に現場の緊急対策室にいて、そこで少し累積で数値が上がってきていて、100を超えているということでございます。
記者:今日現在で何人くらいいらっしゃるんですかね。
東電:今朝の7時の段階での数字になりますけれども、福島第一では、福島第一全体といたしまして、これ協力企業の方々も含めまして279名の入構者があったというふうに聞いております。
記者:279人が100ミリ超え。
東電:違います。失礼しました。279人の方々が今現在福島第一で働いているということでございますね。失礼いたしました。すみません。
記者:じゃあ何人が100ミリ超えているかっていうのはわからない?
東電:そこまでは今把握できてません。
記者:数人っていうことなのか、それとも結構出ちゃってるってるのかっていうくらいのあれなんですかね。
東電:まだ少し出だしたというくらいなので、そういうイメージだと思います。
記者:何か医療的な検査ですとかそういうのは受けてらっしゃるんですか。
東電:特にちょっと情報はないです。確認させてください。
記者:すみません。その100ミリ超えの方っていうのは次の限度は一応150に設定するんですか。
東電:一応国からの、なんて言いますか、限度の上げ幅は250というふうになってございますので、そこの今のサーベイの仕方はちょっとまた確認させてください。少なくとも作業に出るようなことは基本はないので、部屋の中で少しずつ上がっていく部分もございますので、それほど多くならないようにしたいと思っています。
記者:じゃあもう今は100を超えたからといってすぐ撤退するというふうになってないということですか。
東電:ええ。そういうことだと。
記者:わかりました。
記者:この社長コメントに、これまで我が国が経験したことのない大規模地震に伴う津波といった自然の脅威によるものとはいえ、とありますが、あくまで責任というのは自然災害の津波あって、東電側には●●もなかったというご認識でのコメントというふうに捉えてよろしいでしょうか。
東電:ちょっと質問の答えにならないかもしれませんけれども、まずは極めて重く受け止めるということと、お詫びをするということ、この辺りをここでは清水としては強調したいというふうなことでございます。
記者:ちょっと書き方がいやらしくないですか。これをじゃあ避難されている、20キロ圏内の人は、30キロ圏内に閉じ込められている人たちが見たらどう思うか。東電の社員さん、そこにいらっしゃる300人だってどうですかね。
東電:これもちょっとすれ違いになるかもしれませんが、いずれにしても多くの皆様にご心配、ご迷惑をおかけしましたことにつきましては心より深くお詫び申し上げたいと思います。
記者:社長さんもいらっしゃれば直接聞けるんですけど、聞けないので、ちょっと●●に対してどうお答え、●●聞いて頂ければと思いますけど。それとあとさっき2号と3号等の周辺で150っていう数字が出てるんですけど、これはどちら側に原因があるっていうふうにお考えでしょうか。
東電:現状ちょっとそれはもうわかりかねますので、3号の爆発の瓦礫か、もしくは4号の瓦礫かということになろうかと思いますけれども、どちらかで出たものだというふうに考えています。
記者:2と3の間の150は随分長い時間計測して出てるように見えますけど。
東電:以前はここのやつ、ちょっと確認させてください。150はそんなになかったと思うので。あまり継続しているものとは考えていません。ただものをたぶん、高いものがここにあるんだと思うので、そのものが少し動けばですね、それに変わって動くということだと思うし、もしくは少し高いものがいくつか集中してしまってるのかもしれませんから、それを分散すれば数値としては低くなる●●ということですね。
記者:そのプラントの停電のデータはありませんか。
東電:ちょっと統計的にはとれてないので、申し訳ございません。ちょっとわかりましたらお知らせしようと思います。
記者:3号機、4号機への敷設工事の進捗状況っていうのはどんな感じなんでしょう。3号機、4号機への電源の工事について今どんな進捗状況。
東電:私が夕方聞きましたのは、4号機のタービン建屋の引き込みは明日の午前中というふうに聞いてございますので、今晩は。明日っていうか今日ですね、今日の午前中、12時くらいまでにやる予定だというふうに聞いてございますので、そういうふうになっていると思いますけれども、手がですね、電気作業をする手が限られていますので、ちょっと他の2号機の方の進捗にもしかしたら影響してくるかもしれません。とりあえず夕方の状態、夕方の時点ではですね、12時くらいを目途にやるということでございました。
記者:3号機はまだまだというか。
東電:そうですね。3号機は4号機を受電してからですね、たいをうって受電していくので、ちょっとそこはその後になるということでございます。
記者:3号機にはたぶんガンガンガンガン放水をしてると思うんですけれども、放水している間やっぱりできない作業?
東電:そうですね。タービン建屋のなかでございますので、そこに水が降ってるとは思いますけれども、それはたぶんやらないと思いますね。はい。
記者:2号機に繋ぎ終わって、そのポンプ等の点検の問題なかったら、もうすぐそのまま電源を入れる作業には入るんですか。それとも誰かの許可を待って、返ってきて電源を入れるとそういう形なのか。
東電:許可が必要だとは思いませんけれども、ただやはり水を被ったもの等を回すのであれば、それなりの点検と準備が必要だと思います。
記者:でもポンプとかに問題がなければもうそのまま入れると。
東電:そうですね。回してみるということになると思います。
記者:その可能性としてはどのくらいで考えています?ポンプ等の損傷。
東電:難しいですけれども、そうですね、ちょっと色んなケースがあるので、屋外のものは相当低いでしょうし、原子炉の中のものは2号機なので回るかもしれませんけれども、ちょっと回すかどうかという判断があるでしょうし、ちょっとそのものによると思います。
記者:じゃあうまくいかない可能性も否定できない?
東電:ええ。それはもうトライアンドエラーで今早急に注入まで持っていくということです。
記者:すみません。放水をずっとしている中で、受電するというのは絶縁をどうやって確保してくのかっていう問題があると思うんですけれども、その辺は問題ないんですか。
東電:今回使います配電盤につきましては、防水仕様、屋外のですね、防水仕様というものを使っておりまして、要は台風等の風が当たっても問題ないものを使用しておりますので、その点につきましては、大丈夫というふうに考えています。
記者:その他ポンプとか補機なんかもそれは全部大丈夫だということですか。
東電:そうですね。その他のものにつきましても、元々屋外に設置しているものはそういう防水、もちろん浸かってしまうようなものはだめですけれども、通常の風のようなものであれば十分防水が保たれるものでございますので、そちらについて問題ないかというふうに考えております。
記者:すみません。電線なんですけれども、外に繋ぐ送電の原子力線とか大熊3号線ですね、これはそもそもは向こうから受け取るための電線なのか、あるいは原子力発電所で発電した電気を送るための電線なのか。これどっちなんでしょう。
東電:この電線でございますけれども、まず図面みたいに図の下から来ています。東電原子線66キロボルトというのがございます。これは実はですね、東北電力さんから電気を頂いておりまして、通常は使用していない電線でございます。それからこちらにあります例えば大熊線ですとか、それから双葉線、これにつきましては、発電をした電気をですね、送電線に乗せて送り出すルートでございます。本来は外へ送り出していくものでございます。ただ電源が止まった場合にはですね、逆にこの送電線を使って発電所に電気を供給する機能も兼ね備えております。今回はその機能をですね、途中で喪失してしまっていて外から戻ってくる電気が受電できない状況でございました。それを今回の工事で復旧いたしまして、電気を受け取るということになっております。
記者:1,2号機以外は東京電力の電気を使うっていうことになるんですか。
東電:はい。そうですね。今回はですね、こちらの東電原子力線から供給されるものが、これ東北電力さんから頂く電気でございます。それ以外に今復帰を試みておりますのは、当社のですね、電源を引っ張って参りましてそちらを利用するというものでございます。
東電:そろそろいかがでございましょうか。
記者:確認だけなんですけど、さっき150って言われたのは3と2の間なのか、3と4の間なのか。ちょっとそこが。
東電:3と2です。
記者:3と2?
東電:はい。
記者:すみません。1つ。全国のABCで従業員が構内で死んでいるという報道がされてるんですけれども、そういう事実はまだこちらでは入ってないですか。
東電:もう一度お願いいたします。
記者:従業員が5名死亡しているという報道がABCでなされているんですけれども、そのような事実はありますか。
東電:ちょっと確認させて頂きたいと思います。申し訳ございません。
記者:2号機のポンプは具体的にどういう優先順位で回っていったって、もう一度教えて。外部電源が繋がったあと。
東電:まだちょっとまだ検討中ですので、どういう考え方でやるっていうのは整理をまだしきれてません。また明日朝くらいにご説明できればと思うんですが、ちょっとお待ちください。
記者:もうでも現場では大体決まってるはずなんですか。
東電:点検とかはですね、できるものはやってると思うんですけれども、ただ実際にどういう順番で行くかというのはちょっとまだまとまり切れてないという状況です。
記者:すみません。今晩から明日へかけての作業と明日中に行われているって言われてる作業をもう一度ちょっと整理して教えて頂きたいんですけれども。
東電:今晩夜中の作業はですね、先ほどお話しました930メートル、550メートルの敷設です。それから明日午前中は先ほどお話しました4号のタービン建屋に引き込む敷設が予定されています。ちょっと5,6号の方は確認させてください。その後になろうかと思います。受電した後のですね、ポンプのその起動はどういった順番でやるかというのはその後午後になってくると思いますけれども、どういった順番になるかっていうのはまた検討をしながらですね、進めていくということになろうかと思います。
東電:それではそろそろよろしゅうございますでしょうか。
記者:4号機も昼には外部電源が繋がるって考えてますか。
東電:そうですね。予定通りいけば、4号機は繋がる。
東電:それでは申し訳ございませんが、この辺りで終わらせて頂きたいと思います。どうもありがとうございました。遅くまでありがとうございました。