東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月19日18時59分から88分間)

東電:…5時くらいから最終チェックとかっていうふうな準備をしてるみたいなんですよ。もうちょっとそれが早められないかっていうのでちょっと今調整中です。もうちょっと早く放水が終わりそうなので。

記者:そうするともう今夜の早い段階で確認が取れる可能性もある。

東電:ちょっと●●っていうのは電圧も高いですし。

記者:すみません。4号機の接続の工事は始まったのは何時。

東電:ちょっと。今朝の段階でもう着手してたというふうに聞いてございます。

記者:今朝もう着手していた。

東電:すみません。はい。

記者:すみません。残留熱の途中だったのでご説明を。

東電:すみません。いいですか。すみません。じゃあ。どこまで説明したか。緑の線を、手っ取り早く行きますね。緑の線を見てください。緑の線って手元にありますよね。薄くて見えないかな。僕が手書きで書いた下のところ、使用済み燃料プールよりと、これは既設にこういうラインがあるんです。これはメインのラインじゃないので、この絵には描いてないんですけれども、こういうラインがあってここからプールから水をですね、その残留熱除去系の入口に入れることができるんです。ずっとポンプを通ってですね、上まで行くと、今度はまた使用済み燃料プールに戻すラインがあるんですね。これも既設のラインです。ですからバルブの操作でこっちに水を導いてやることができて、まずはプールの循環するラインっていうのは既設のこのラインをバルブの操舵で形成してやればですね、プールの水を循環することができると。ちょっとここプールが描いてないんですけれども、プールがこの中で循環ということです。これはRHRの残留熱除去系ポンプ、RHRなんですけれども、この残留熱除去系ポンプのBにはこれはディーゼル発電機が動いてましたので、電源がありましたから、これは以前から回せたというものです。なんで回せなかったかというと、ここに熱交換器がございまして、熱交換器の冷却水って右下に書いてありますけれども、この冷却水側が活かすことができなかったので、回してなかったということです。今回はこれちょっとこの絵には描いてないんですけれども、この冷却水っていうところはですね、本設の海水ポンプがありまして、ここで本設のポンプでこう回るんですけれども、それが回らなかったというものですから、この仮設の電源と仮設のポンプが、右のポンプも仮設のポンプです。仮設の海水ポンプです。仮設の電源と仮設のポンプが揃いまして繋ぎこむことによって海水をこの熱交換器に入れてやることができたということができたので、初めてこれを活かしてそれから先ほどの緑のラインのRHRのBポンプも回してやることによってプールの冷却が始まったと。それが今朝の5時に5号機の方が始まって、6号機の方はちょっと今始まったというふうには連絡が入ってきてないので。

記者:これは5号機ってことですね、だから。

東電:とりあえずは5号機です。

記者:絵は、絵は6号機。

東電:絵は、すみません。絵は6号機なんですけれども。ほぼ同じような仕組みで5号機は今開始が、繋いでいるという状況にあるということです。

記者:6号機もまもなくこうなるということですね。

東電:はい、そうです。

記者:すみません。この配管が設置されているのは、建屋、タービン建屋のどういったところに、そのラインが全部入ってるんですか。

東電:海水系はタービン建屋。ちょっと確認させてください。残留熱除去系ポンプは原子炉建屋です。熱交換器も原子炉建屋です。海水系は外から導いてますので、ちょっと海水ポンプをどこに置いたかは、たぶん屋外だと思うんですけれども、ちょっと確認させてください。わかり次第。

記者:そもそもなんですけど、すみません。非常用ディーゼル発電機っていうのはどのあたりに設置されてるものなんですか。

東電:これも号機によって違うんですけれども、海水ポンプは屋外です。仮設の海水ポンプは屋外だそうです。ディーゼル発電機ですね、6号機に関しては、6号機に関してはAのディーゼル発電機はタービン建屋。原子炉建屋の外側?だそうです。原子炉建屋のすぐ隣接している原子炉建屋があるんですね、そこにあると。

記者:非常用のディーゼルが。

東電:Aはですね。Bはですね、これ新しく作ったやつでこれは空冷で調節したやつが、これも横にあるんですけれども、タービン建屋の横にあると。建屋の中に入ってます。屋外ではないです。

東電:6のBのですね、ディーゼル発電機はタービン建屋の横にディーゼル発電機建屋という建屋を造りまして、その中に入っております。

記者:新たに造ったということですか、建屋を。

東電:そうですね。新たに造っていますけれども、今からもう十数年ほど前に造ったものですので、そんなに新しいものではございません。

記者:より海側の方にあるということですか。

東電:海よりもですね、だいぶ離れたところですね。ちょっと図で描きますと、イメージとしてはこんな感じです。こちら側が海になりまして、これタービン建屋、そのわきにディーゼル発電機建屋というのがございまして、そちらに入っております。

記者:海は、海は下ですか。

東電:ええ。

記者:6号機の上のところということですか。

東電:はい?

記者:6号機のその上のところということですか。

東電:そうです。そうですね。はい。

記者:海は下ですか。

東電:海は下です。

記者:北側っていうことですよね。6号機の。

東電:そうですね。6号機ですと北側にございます。

記者:それはBですね。

東電:これはBです。

記者:Aはどの辺あたり?

東電:Aはですね、すみません。リアクター建屋のですね、外側に、イメージとしてはこんな感じに建屋がございまして、それのですね、ちょっと確認いたしますが、中です。この枠の中にあるんですけれども、ちょっと場所をもう1回確認させてください。

記者:5号機はいつから、何時から始まったんですか。

東電:5号機は今朝の5時から●●が始まってます。

記者:今何度ですか。

東電:14時ですね、14時の段階で5号機は63.8度。ちょっと下がってきてますね。63.8度。

記者:6は動いてないんですけど、6はわかりますか。

東電:6は67.0度。同じ時間で、67.0。

記者:朝の段階では何時?

記者:これ下がってるんですかね。

東電:ええ。9時の段階でこれ9時の段階では6号機は66.5度でしたからコンマ5度上がりましたね。今朝の段階で66.5度。

記者:6ですよね。5はどうですか。

東電:5はですね、9時の段階はもう冷却は行ってましたけれども、67.6度です。

記者:すみません。冷却っていうのはプールだけなんですか。それとも炉も冷却してるんですか。

東電:プールだけです。

記者:今朝5時前の数字ください。要は始まる前と後で比較したいんですけど。

東電:ちょっとお待ちください。これたぶんデータに入ってこない値だと、朝もお知らせしましたけれども、冷却を始めた5時の段階で68.8度でした。68.8度から5号機は冷却が開始されているということです。

記者:60?

東電:8.8度。

記者:6号機?

東電:5号機です。

記者:5時ですよね、そうすると。

東電:5時です。

記者:これは海水での冷却が始まりましたっていうことですね。

東電:はい、そうです。

記者:吉田さん、前の質問の積み残しの答えとかお願いしてもいいですか。

東電:はい。よろしいですか。

記者:黒田さん、黒田さん、ごめん。今日2号機まで電気●●たじゃないですか。電線をね、●●。供給ルートを作りましたよね。その電気を使って何か建屋の●●にいきなり動かすのは難しいにしても、例えば中央制御室のその電気を点けてみたりとか、照明を点けてみる。何かそういう。

東電:順番?

記者:うん。実際に使ったのは報告は来てないですか。

東電:まだ受電してませんから。

記者:全く受電はしてない?

東電:まだまだ受電してない段階ですから、だから使うのは明日以降になると思います。

記者:使うのは明日以降ですね。

東電:ええ、ええ。

記者:すみません。それに絡んで聞くと2号機に繋がるんで、具体的にどういうことを始めようと、それによってどういうことが期待できるかっていうのを教えてもらってもいいですか。

東電:ちょっとまだですね、そこ、申し訳ございません。なるべくわかったら、嘘ついてしまうとあれなので、わかった時点でお知らせします。すみません。

記者:わかった時点でその優先順位も合わせて。

東電:そうですね。優先順位でたぶんそういうことがイメージがお話できると思いますので。

記者:6号機の海水冷却系が動く目途みたいなのっていうのは。

東電:今日中だったので、ちょっと今確認させてください。もしかしたら●●されてるかもしれません。

記者:逆に言うとこれで動いてしまえば5,6号機に関しては、もうすべて一安心だというふうに言える?

東電:ちょっと一歩安心感が増したかなと思います。

記者:これで30度とか40度まで下がってしまえばもう通常状態ということですよね。

東電:炉の方が今停止中ですけれども、そこそこ温度が上がってきてますので、プールを下げてから今度原子炉の方を下げていって、そういうことになります。

記者:5,6の外からのやつは作業もう始まってるんですか。

東電:はい。着手してます。

記者:着手はしてる?

東電:はい。

記者:いつからの●●ですか。

東電:昨日あたりだと思いますけれども、今朝の段階ではもう始まってました。

記者:ごめんなさい。勉強不足なんですけど、5,6は点検で中、炉の中空っぽなのにどうして温度は上がるんですかね。

東電:これはですね、起動前だったのでもう燃料はすべて入れてですね、お釜を閉じてですね、試験をして立ち上げるという段階でした。

記者:失礼しました。

記者:外部電源がくれば取り換えるわけですね、5,6に関してね。

東電:この海水ポンプですね。海水ポンプだけが仮設電源なので。

記者:仮設電源あんまりよくない部分があるわけですよね。

東電:まあそうですね。燃料とかも含みますから、外部電源の方がいいと思います。

記者:すみません。昨日の時点だと電源を接続したあとは優先順位としては、使用済み燃料プールにまず水を送ることが第一だっておっしゃってますけど、それは今は変わってしまったということですか。

東電:基本的にはその考え方なんですけれども、できるできないの話もございますので、最終的にどういう結果になるかというのは必ずしもそうならないかもしれません。

東電:それではこれまで頂戴しておりましたご質問などにつきまして、ご説明あるいは補足させて頂きたいと思います。まず電源の復旧工事を行っております企業ですとか具体的な内容についてご質問頂きました。送電関係の工事が4社、変電関係の工事が5社、配電関係の工事が3社というふうな状況になってございます。

記者:もう一度。

東電:はい。送電関係ですね、電源となる変電所から発電所に至る送電線の改修工事を担当しておりますのが4社でございます。また変電関係、電源となります変電所の改修工事を担当しております会社が5社でございます。配電関係、変電設備からのケーブルの敷設工事を担当しておりますのが合計3社ということになっております。社名につきましては相手もありますので、控えさせて頂きたいと思います。次に、コンクリート、生コンを送り込んで冷却するといったような、そういったような検討はというふうなご質問を頂きました。コンクリートポンプ車を使いました使用済み燃料プールへの注水については検討いたしているところでございます。これは生コンを注入するということじゃなくて、水を入れる形でございますけれども、こうした検討は進めている状況でございまして、ただ詳しくは決まっておりませんので、固まりましたらまたご報告申し上げたいというふうに思います。それとパラメーターから1号から3号機の評価につきましてのご質問も頂戴いたしました。こちらについては。

東電:ご質問は現時点で1号機の炉水位、炉圧、ドライウェル圧力等々からどのような評価をしているかというところでございます。これにつきましては、とくに今の時点での大きな変動があるというものではございませんけれども、これまで炉水位●●に対してまして、これ今申してる話ですけれども、とくに1,2,3号機それぞれ炉水位が非常に低い時期があったということ、現状も現状の炉水位等もそうですけれども、そのようなこれまでの経緯から燃料が損傷している可能性というのは否定できない状態というふうに理解しています。一方、ただし原子炉の冷却につきましてはこちらは消火系の評価マップを用いた海水を用いた冷却、注水が行われているということでございますので、炉心は冷却されている状態にあるというように理解しています。とくに注水する消火ポンプのパラメーターこれは直接状況確認できますので、注水うまくいってるということで認識しております。

東電:次に。

記者:ごめんなさい。質問あとでやった方がいいですか。いいですか。巻上さん、それでこの水位がずっと下がったままになってるじゃないですか。マイナスに。それの原因って何か思い当たることありますか。計器の不具合なのかどうか。要するにもし水位がこれが正しいのであればあまりにも長い期間、ある程度もう冷えてるんじゃないかなという気がするんですよね。炉圧から見ると。それで何か思い当たる原因って何か。

東電:はい。やはり炉内に注入している水の量との関係というのはこれ、あるものと思っています。現在注入しておりますけれども、じゃあこれによって炉の水位をどんどん上昇させていくだけに十分な水位かどうかと、これは発熱量との兼ね合いで十分な水が注入されているかどうかという観点もあると思います。それからご指摘ありました、じゃあ計器の信頼性の話ですけれども、これは炉水位に限らず炉圧、ドライウェル圧力、その他計器も同様ですけれども、この計器の状態を直接確認できるという状況にはございません。したがいまして我々が判断する一番の材料はこれら計器の読みですけれども、これからの計器の読みに関しまして誤作動がある可能性というのはこれは否定できないと思っております。ただ先ほど消火ポンプのパラメーターについて申しましたのは、消火ポンプの設置、こちらは炉の外に設置しておりますので注入している量につきましては2号機3号機は注入量を確認できます。また1号機の方は注入している量ではありませんけれども、注入圧力を確認できておりますので、相応の量の注入ができているということは認識しています。

記者:すみません。その絡みで1点だけ。すみません。以前の会見で水漏れのですね、水位が上がらないのは水漏れしてるんじゃないかっていうお話あったと思うんですけど、それは今も見方は、色んな可能性があるという見方は変わってないですか。

東電:はい。色んな可能性があるという話は、今の炉水位の全部含めて変わっておりません。それらを具体的に潰していけるだけの材料は私ども持っているというわけではございませんので、可能性としてはあると考えています。

記者:炉心が冷却されてる状態にあるというふうに明言されたのは今ここ初めてですか。

東電:初めてだったという認識はとくにございませんでした。炉心に水を注入できているという状態はこれは継続していますので、その状態が今も継続しているというふうに認識しています。

記者:炉心は冷却されている状態って言うと、という表現でいいわけですね。

記者:冷却しつつあるとかそういうことですよね。

記者:冷却が続いているという意味ですか。

東電:続いている、そうですね、はい。ただし正確に申しますと、炉心を冷却するための海水の注入が続いているという状態と認識しています。

記者:それ1号機?

東電:1,2,3号機いずれも共通です。

記者:コンクリの注入の話が先ほどありましたけど、これは何号機と何号機のプールにどういう形で。

東電:現在これ各号機それぞれですけれども、炉心それから使用済み燃料プールの冷却を第一に考えております。したがいまして、これ先ほどもご説明したかもしれませんけれども、今コンクリートの注入等を具体的に考えるというところでは、段階ではございません。まずは水を注入して冷却するということを精いっぱい頑張っているところございます。

記者:燃料損傷の可能性っていうのが1,2,3っていうことですか。

東電:はい、左様でございます。

東電:こちらの図。

東電:先ほどご質問ございましたディーゼル発電機でございますけれども、Aにつきましてはこの原子炉建屋とタービン建屋の間のですね、地下1階にございます。こちらに設置されてございます。

記者:すみません。先ほど5号と6号は炉内温度が少し上がっているというふうなこと言われたんですけれども、それがどういう状況なのかということと、1号から3号についてはそういうデータはないのでしょうか。

東電:5号機、6号機につきましては、電気系統の交換段階にあったということで現在炉心に燃料は入った状態です。したがいまして、その燃料から発生する崩壊熱によって徐々に温度が上昇傾向にあるということございます。続いて1号機から3号機につきましては、すみません。5号機と6号機ですけれども、ただ5号機6号機につきましては、炉水の温度を直接計測できている状態でございます。一方で1号機、2号機、3号機につきましては温度を今直接計測できていないという状態が続いているというふうに理解しています。

記者:5,6号機のその炉心の温度っていうのはどれくらいなんですか。

東電:今日午前中に関単に申しましたけれども、大体百数十度程度ということで聞いております。

記者:そのデータはもうちょっと正確に出して頂けませんか。どれくらい推移してきたかという。

東電:わかりました。確認させてください。

記者:炉心温度何度くらいが普通正常で。これは循環はしてないんですよね、炉心の。

東電:はい。現状は循環しておりません。

記者:どれくらいまでいけるものなんですか。

東電:まず運転中ですと、280度程度になりますので、その状態が通常の運転状態です。あとは運転状態から停止状態ということで280度から常温の温度のところから大体いくことになります。

東電:それではよろしければ、ご質問への回答、ご説明続けさせて頂きたいと思います。ポンプ関係のご質問頂きまして、すでに残留熱除去系ポンプ以外で調達済みのポンプがあればというふうなご質問頂きました。確認しましたところ、除熱機能を持っている水中ポンプを約20台くらい調達しているというようなことでございます。次に東京電力として要員的に退職者の応援要請というのはしていないということでございますが、協力企業についてどうかというふうなそうしたご質問を頂きました。協力企業の方々がその要請されておられます内容ですとかについては当社としては把握しておりませんので、控えさせて頂きたいと思います。次に100ミリシーベルトを超えたその事実につきまして、現在6名存在しております。引き続き線量管理に従事して参りたいと考えております。またこれまで発電所で復旧に関わってきている社員について、作業員の延べ人数というふうなこうしたご質問も頂戴いたしました。火災当時に色々現場が混乱しておりましたことから延べ的な人数という意味では大変申し訳ございませんが、把握をいたしておりません。尚、本日福島第一に入っております作業員という観点から申しますと、ご参考までに申しますと本日の7時の時点での。

記者:7時、夜?

東電:ごめんなさい。朝7時でございます。約500名ということでございます。それから本日午前中にご報告しました資料の中でモニタリング、ヨウ素等の放射性物質がというふうなくだりがございました。私どもとして従前から申し述べているおりますとおり核種分析は行っておりませんでしたので、あくまで放射性核種の1つとして認識したものでございます。したがいまして、ちょっと混乱を招くような記載になりましたことをこの場で改めてお詫びさせて頂きたいと思います。それから地震発生時の加速度についてご質問がございました。地震計のデータが火災当時緊急時対策室には伝送されていないものがございまして、福島第一では6号機のデータが伝送されております。具体的にご紹介しますと、南北方向が290ガル、東西方向が431ガル、上下方向が244ガルでございました。

記者:もう一度いいですか。

東電:はい。繰り返します。福島第一6号機では南北方向が290ガル、東西方向が431ガル、上下方向が244ガルでございました。

記者:これ合算のやつっていうのは出してないんですか。

東電:それぞれの方向の生値ということでございます。

記者:普通何か3つのこのベクトルか何か●●。それがないって。

東電:それぞれの方向の生値を計測、ご紹介申し上げております。それと、取水口について壊れているところがあるのではないかというふうなお話、ご質問もございましたけれども、取水口の設備に損傷があるようですけれども、取水ができていない状態ではないという、こういう状況でございます。それと、ちょっとお待ちください。私の方から以上でございます。

記者:すみません。取水口の損傷ってどこですか。場所は。

東電:取水口のそのクレーンといった設備に一部損傷があるというふうな状況でございます。詳細についてはちょっと把握今できておりませんので、確認させて頂きます。

記者:今日ですね、近傍の牛乳にですね、放射性物質を含んでいるという発表がありました。さらに茨城県ではほうれん草から放射性物質が検出されました。心配でもあるんですけれども、これは東京電力さんではどのようなことが発生したというふうに見てらっしゃいますか。

東電:大変なご心配ご迷惑をおかけしまして、誠に心よりお詫び申し上げたいというふうに思います。当社では今災害の拡大防止対策に全力を尽くして取り組んでいるところでございますけれども、こうしたお客様からもしお申し出があるようでございましたら、災害の拡大防止に目途がついた段階で、国ともお話しながらしっかり準備を進めて参りたいというふうに考えております。

記者:何の準備をするんでしょうか。

東電:損害賠償等への例えばお申し出等がございましたら、しっかり対応できるよう国ともご相談の上準備を進めて参りたいというふうに考えております。

記者:東電独自の判断はないんでしょうか。国と協議した上で判断するんでしょうか。

東電:私どもも検討いたしますし、また国ともご相談した上で検討、準備を進めて参りたいと思います。

記者:それは、ごめんなさい。受けたことに対する東電のそのご感想というか、あれだったんですが、技術者の方から見てですね、どういうことが起きて検出されたというふうに改めて見られますか。

東電:今回の福島第一原子力発電所でございますけれども、まず地震及び津波を経験した以降、原子炉の冷却が十分できない状態が継続しています。その結果としまして燃料の原子炉内の燃料の冷却が十分にできなかったと考え得る状態が継続しました。その結果ですけれども、とくに1号機と3号機では水素爆発を推定される状況となっています。この前段として水素爆発を引き起こす前段としての燃料の温度の上昇と、それから破損というものがあったというふうに推定しております。一方、原子炉の容器の健全性を守るという観点で格納容器のベントを行っております。このようなプラントの状況、対応等を含めて発電所の、これはモニタリングポストの読みにも表れていますけれども、放射性物質の放出があったというふうに考えております。そのような結果ではないかと考えておりまして、このような状況に至ってしまったことをお詫び申し上げたいというところでございます。

記者:すみません。放水についてなんですけれども、今、今日日中からずっとやっているかと思うんですが、そうしていると外部電源の方の色んな作業ができないっていうことがあったかと思うんですが、逆に考えると日中の方が外部電源の色んなこともやりやすいと思うんですが、それを放水を先にやっているっていうことは何かやらなきゃいけない喫緊の迫っている状態があるっていうことなんでしょうかね。それとも優先しているのはどういうふうなテーマかっていうものを教えて頂きたいんですけれども。

東電:今ご指摘のありました放水、これは本日で言いますと使用済み燃料プール中の使用済み燃料プールないしはその中の燃料を冷却するための操作してやって頂いているものでございます。一方、電源の工事につきましてはこれは発電所の設備に電源を引き込むための工事ということで、いずれも必要な、しかもいずれも可能であればできるだけ早くに進めていきたい、放水についてはやって頂きたいと希望しているものでございます。したがいまして、それぞれの準備につきましてはそれぞれ連携をとりまして、双方がそれぞれ早く実施できるように調整を進めていっているもの理解しています。

記者:放水の目的で保安院の方が放射線下げるような方法があって、実際に効果があるというような話があったんですけど、実際はそのプライオリティとしてどういう目的になるんですか。

東電:今の放射線を下げる効果ですけれども、使用済み燃料プールの中に水が大量に保たれている状態が通常の状態で、通常ですと使用済み燃料の上に大体7メートルから8メートルの水の層が確保されています。じゃあこの水の層が全くなくなってしまいますと、これは燃料の冷却が不十分であるという状態ですけれども、じゃあもう一方この使用済み燃料プールの水には燃料からの放射線を遮蔽する目的というのもございます。そういう意味で使用済み燃料プール水の水深が非常に浅い状態になりますと、これは燃料からの放出される放射性、放射性熱の影響も無視できなくなっていると、そういう観点も踏まえてのご指摘だと重く考えております。

記者:すみません。今日入構された方たちのうち電気工事に従事されているご専門の方っていうのはどれくらい。人数とかっていうのは把握されてますか。

東電:今日の約500名の入構者のうちの人数というのは、大変申し訳ありません。ちょっと内訳今手元にございません。

記者:おおよそその電気工事に従事されている、例えば電気工事の、なんて言うんですか、配電を復活させたりとか、電源等を復活させたりする方たちっていうのはたくさんいらっしゃるんですか。

東電:はい。少なからずいるというふうに推定しております。

記者:ただその人数はよくわからない。

東電:そうですね。わかるようでしたら、確認しましてご報告させて頂きます。

記者:すみません。今日の放水の映像などを見て状況を確認して、どの程度が3号機にこれまでにも入っているというふうに推測されているんですか。

東電:申し訳ありません。大変申し訳ございませんが、定量的な範囲の把握というのはちょっとまだできておりません。また●●にしましてもそうしたところで放水を頂きました●●の方々には改めて御礼を申し上げたいと思います。

記者:でもかなりある程度は入ってるというふうには見てはいらっしゃるんですか。

東電:あくまで映像で拝見する通りでございますけれども、かなり水が入っているというふうな形ではないかというふうに認識しております。

記者:放射線量は何か変化ありますか。今150ですよね。午前7時の段階で。

東電:すみません。放射線量につきましてはですね、ちょっと手元にデータがございませんので、確認してまたご報告させて頂きたいと思います。

記者:ちょっとそれはすぐにできないですか。だって今日作業してるんだからわかるんじゃないですか。作業してるんだから、測りながら作業してるんですよね。

東電:現場のですね、測定したものがすぐに上がってくるわけではございませんので、現場の作業のなかで収集されてその作業が終わった後にですね、現場から上がって参りますので、その情報がまだ届いていない状況でございます。

記者:昨日の放射線量ってどれくらいです?昨日の作業現場あるいは作業員の方々の放射線量っていうのは。

東電:そちらも合わせて確認させて頂ければと思います。

記者:●●は公開して頂けるんでしょうか。

東電:個人情報等もございますので、詳細な報告はできないかもしれませんけれども、大体このくらいというお話はできるかと思います。

記者:すみません。100ミリシーベルトを超えた6人の方なんですが、この方たちの許容限度は何ミリシーベルト●●でしょか。

東電:法律上は今250に上がっているということですので、250まで実際仕事をされるかどうかは別にいたしましてですね、現在そこまでは許容という形になるかと思います。

記者:その6人はやっぱり3号機の近くですか。実際に働いていたっていうのは3号機?とは限らない?

東電:作業されていた方はですね、3号機とは限らずですね、色々なエリアで作業されておりますし、また作業をしていなくて発電所の中に長期留まっている方はですね、時間とともに少しずつ量も増して参りますので、そういうところも踏まえてトータルで100を少し超え始めていると、そんな状況というふうに聞いております。

記者:例えば、昨日の図ですと、この3号機の近くが1時間あたり15ミリとかですね、高かったと思いますけども、この辺りで電気を工事をですね、していたとかそういう具体的な状況までわかりますか。

東電:今のところですね、高い3号機の原子炉建屋山側ですね、こちらのところでですね、直接、配線、電気工事ですね、こちらを実施しているという情報は来てございませんで、できるだけ低い場所を選んで敷設作業をしていくというふうに聞いておりますので、その高いところでですね、長時間作業しているというところはまだ聞いておりません。

記者:すみません。私伺いたかったの、この6人が例えばこういう作業をしていたとかそういったところまでは要はわからないということですか。

東電:ちょっと今現段階ではちょっと誰がどの作業をしていたかっていうのは確認取れておりませんが、少々お待ちください。来ておりませんので、一概にこの作業、この作業というふうにはちょっと申し上げられませんが、いずれにしても1つの作業で超えているわけではなくて、色々な作業をしている中で100を超えているというふうに認識がございます。

記者:100とか250っていうのは、●●でしたっけ。

東電:累計というかはですね、年間累積で250ということになろうかと思います。

記者:年間累積を数時間の作業で放射性被ばくするっていう影響っていうのはどんなふうに捉えたらいいんですか。

東電:年間累積250に対しまして、あと作業といたしましてもですね、仮に1日でそこまで達してしまった場合は今後1年間作業はできなくなるというものでございまして、今まで100というところで扱いをされておりましたが、100に関しましてはですね、1回に100ミリシーベルトを受けてしまった場合でもですね、人体に特別な影響は出ないというような知見がございますが、大体今世界的には500というような数字もございまして、そちらについては一時的に白血球数が減るというような情報もあります。そのちょうど中間点ということで250でありますけれども、今まで実際に運用されたところではないので、100に比べればですね、影響が出てくるであろうとは考えられます。ただそれがですね、即、すぐ健康にですね、問題が生じるほどかということに対しましては現在問題ないという判断がされてございます。

記者:作業員の方は要するに延べ人数で、例えば1時間で100なり200なり●●ていくと、どんどん延べ人数増えていくわけですよね。退出しなければいけない方々が。これだけの人数っていうのはどうやって確保される。

東電:現段階ではですね、震災がある前にいたですね、作業員の方、それからその際作業しなかった方も含めましてある程度の人数が協力して頂ける状況でございますので、その中で比較的ですね、線量の少ない人たちを作業にあてて、できるだけ個人の線量が上がらないようにというようなことは考えております。ただその中でもですね、特別な作業等もございますので、要は技術が必要であるとかですね、そういうものに対しては、比較的そういう方に対してはかなりご負担を強いているところはあろうかと思いますけれども、今の段階ではですね、人が不足してしまっているというような情報はまだ来ていない状況でございます。

記者:そのようにね、おっしゃるんですが、やはり原発のね、その線量がいくらかっていうのわからないとそういう裏付けにはならないわけで、聞いてもまったく安心できないんですよ。ですからそういうデータを、IAEAの方からもそういうのデータちゃんと出してやるという意味で言われたんじゃないんですか。

東電:ちょっとそちらにつきましてはですね、確認をさせて頂きたいと思います。

記者:すみません。確認なんですが、今日未明の会見で100超えた方は百五十条を適用するというふうにおっしゃっていたかと思うんですが、それは誤りだったということですか。

東電:250というふうに私申し上げたつもりですが、正しくちょっと伝わっていませんでしたらお詫びいたします。省令によりまして250というふうに変わってきております。

記者:そうしますと今100超えた方は250ギリギリまで頑張って頂いて、そこからはもう一切というそういう感じでいかれるんですか。

東電:現段階におきましては、100を超えられた方におかれましては各、皆様のですね、ご意思によって作業して頂いているという状況でございます。そういうふうに申しますと、その当人がですね、最大250までは許容されるのですが、どこまで頑張って頂けるかというのはですね、皆さんにお任せをするような状況ではございます。

記者:今6人?

東電:今、そうですね、今来ております情報では6名の方が100を超えていると。

記者:体調に異常はなく?

東電:特別な体調異常等は見られていないようでございます。

記者:今は6人の方はまだ継続して頑張るというふうなご意思なんでしょうか。

東電:そうですね。そのように聞いております。

記者:6人の人は皆さん東電の方ですか。

東電:そちらについてもちょっと確認させて頂きたいと思います。

記者:昨日の段階では、ごめんなさい。昨日の段階ではその方々はもう現場には出ないんだと、100超えた方は。今の発言だともう1回現場に出そうな雰囲気に変わられてるんですけど、それはどうなんですか。

記者:現場の出ないでしょ?

記者:現場に出ないっておっしゃいました?昨日の段階では。昨日の段階では現場に出ないで事務にいるんだけど、事務所にいるんだけど、事務所にいることによって継続して受けられるので、そのままどんどん数値が上がっているというような説明を昨日はされたと。

東電:出ないというわけではなくて、出なくてもですね、数値が上がってきてしまうので100を超えてしまうと。ですので、今後こういったものが増えてきますので、そういったものもですね、一種であればですね、250まで●●するということもあり得るかと思いますけれども、なんで100を超えてしまったんだと、100を管理して作業をやっていたんじゃないかと言われれば、それは先ほど申し上げましたように100を管理して作業をやっていたんだけれども、緊急対策室にいるだけでも累積してしまったので100を超えてしまう結果になったということをお伝えいたしました。

記者:地震の加速度の関係なんですが、これ柏崎刈羽のときなんかと比べて今回のこの加速度から見ると地震の揺れよりもやっぱり津波の被害が大きいなと、技術者の目から見てやっぱりそういうふうに評価できる値だと考えてよろしいですか。

東電:まず津波に被害につきまして非常に大きかったと考えております。地震につきまして確かに柏崎の地震の際、中越沖地震のときに観測された最大のパスカルは680だったと記憶しております。それと比べますと今回計測された値というのはそれよりも小さい値かもしれません。ただし今回計測できなかった例えば1号機2号機等の値はこれ計測されておりません。そういう意味でじゃあ地震の影響、これ津波もそうですけれども、津波、地震の影響が実際どの程度のものだったのかというのはこれ今後検証していかなければいけない議題だと認識しています。

記者:柏崎は最大が680でよろしいんですか。ごめんなさい。記憶に辿って申し訳ないんですけど。

東電:はい。そのように記憶しておりますけれども、間違っていましたらちょっと改めて。

記者:この680っていうのは3軸方向5か3の方のですか。

東電:水平方向、東西南北等の最大値だったと記憶しております。

記者:今回想定は超えてないんですけれども、6号機については。1号機から5号機がデータないってですね、もしかしたら超えてるかもしれない。想定相当近かったと思うんですけれども、ちょっと甘かったと見てるかどうかっていう点と、●●についてどのようにしてるのか。

東電:●●の見直しの調整も含めて改め検討していくことになるくらいだと認識しております。ただし現状まずはとにかく何よりも原子炉を冷やすこと、とういことを最優先で今考えております。

記者:680っていうのは原発内の測定値ですよね。

東電:はい。

記者:そうですね。今回は、ごめんなさい。6号機だけ残ってて、1から5は測定できなかったのはもしかして大きすぎて壊れちゃうとかそういうことなんでしょうか。それか測定器が6にしかなかった。

東電:測定器は既設されていますけれども、その辺りの状況も踏まえて今後確認をとっていくべきものだと思っております。

記者:電源ダウンで実際に今読めなくなっているだけでもしかしたらデータが残ってるかもしれないとかそういうことも。

東電:そういう可能性も否定できないと思います。

記者:6号のこの計測器はどの辺についてるものを。建屋内?

東電:すみません。6号のですね、地震計の設置場所につきましてはちょっと確認をさせて頂きたいと思います。

記者:でも原則としては普通は建屋内ですよね。

東電:そうですね。建屋内の最地下階だと思われますが、場所につきましてはちょっと再確認させて頂きたいと思います。

記者:6号機の原子炉建屋内?

東電:そうですね。原子炉建屋内の最地下階と考えておりますが、そこにつきましては、すみません。確認させてください。

記者:6号機の設計の想定ガルは何ガルまで耐えられる設計ですか。

東電:6号機南北方向は445、東西方向が448、上下方向が415でございます。

記者:これはあれですかね。柏崎の地震の後に耐震裕度を上げてこの数字になったということですか。

東電:はい。柏崎以降に設定された考え方に基づく基準値震度による、これは地震計が設置されている場所の●●度でございます。

記者:東西のほぼギリギリということですか。

東電:設計値、基準値震度に基づくのが448に対しまして、計測されたのが431ということでございます。

記者:確認ですけど、この設計値っていうのはここまで耐えられるように作ってますっていうことですね。

東電:今の設計値はそれは基準値震度として震度を入力した場合に地震計が設置してあります場所で計測される加速度でございます。そうですね。

東電:●●の波っていうか、計測のときに危険を持つように設定をしているものですから、おっしゃる通りでございます。

記者:2号機の配線の関係なんですけれども、受電のチェックを、高圧なので時間かかると思うんですけど、同時にポンプ側、その機器側の方のチェックももうすでに今現在されてるんでしょうか。それともそれは終わった後で●●。

東電:していると聞いています。その結果も踏まえてどういった機器を順番に復旧していくかというのも検討しているという状況です。

記者:そうするとむしろそちら側が時間かかるわけですね。

東電:それもかかりますね。

記者:すみません。一部報道で御社の尾本顧問がですね、原発に与える影響をなるべく少なく留めるために海水の注入をする決断が遅れたっていうことを懸案されているんですけれども、実際に御社の中でそういったことっていうのはあったんですか。

東電:尾本の発言は認識してございませんので、そこはどういった見解でそういうことを申し上げているのかは確認させてください。

記者:ちなみにその海水の注入を先週の土曜日の夕方だったと思うんですけれども、決断された時期っていうのはいつ頃なんですか。

東電:それもちょっと確認させてください。その場におりましたけれども、記憶にないので申し訳ございません。確認させてください。

記者:取水口の件なんですけれども、これ取水に影響のない範囲なのでしょうか。

東電:影響ございません。

記者:あと燃料プールの冷却の仕組みなんですけれども、これ通常時も同じ流れで冷却する。今回の非常時だからああいうふうな。

東電:もう1つですね、プールの、使用済み燃料プール冷却系という系統がございます。それとこの今も申し上げたこの系統と2つ機能がありまして、お互い点検をするときにお互いを使うという仕組みですので、2つありますうちの1つのやり方で今回やってるということです。

記者:すみません。先ほどのあの質問に関連して、なぜじゃあ土曜日の夕方に海水の注入が行われた。誰かの指示でそういうふうな話になったんですか。

東電:指示というよりも我々の判断、現地の所長とこちらの対策本部長の合意のもので行われたということでございます。

記者:対策本部長というのはつまり清水さんでいらっしゃいますか。

東電:はい。そうです。

記者:すみません。ちょっと戻っちゃうんですけど、生コン注入の話ちょっとついていけなかったので、ちょっともう1回教えて頂けますか。

東電:生コンそのものを注入するのではないんですけれども、アームの長いそういった生コンクリートを注入する特殊な車両がありますので、これを使って冷却のための注水ができます。

記者:すみません。4号機の電源線の引き込みはもう終わってるんですか。まだですか。4号機。

東電:まだ終わってません。

記者:明日くらいに終わる?

東電:明日くらいまでに終える予定でいます。

記者:すみません。自衛隊の方でプールのですね、温度を測って100度以上のものがなかったみたいな話が出てきたんですけど、そういった話っていうのはいっているんでしょうか。3,4号あたり。

東電:●●見たんですけど、ちょっとテレビの知識ではなくて●●で測ったということでちょっとその情報はこちらからは入ってきてないです。すみません。わかり次第また。

記者:すみません。放射線量の250に引き上げるという話なんですが、これは100を超えた6人についてのみですか。それとも全員についてですか。

東電:そこら辺の運用と申し上げますか、ちょっと確認させてください。現場がどういうふうな管理をしているかというのはちょっと。

記者:すみません。出たかもしれないんですけど、こちらの先ほど頂いたモニタリングカーの数値を見て今減少しているというふうに認識していいんでしょうか。

東電:確かに少しずつは下がってきているふうに読めますので、それは事実だと思いますが、原子炉の方ですとかプールの方、散水とかですね、はやっておりますけれども、大きくベント弁を閉めたりですとかそういった操作はやってございませんので、風ですとか雨ですとかそういった自然の状況にもよりますので、全然安心では、安心材料とは考えなくてしっかり見守っていくということだと思います。

記者:すみません。また確認なんですが、使用済み燃料プールの温度は何度くらいまで下げるのが目標なんでしたっけ。大体何度くらい?

東電:一応30度程度を目安というふうに聞いています。

記者:すみません。通常40度なのになんで30まで?

東電:通常40度くらいまでなることがあるんですけれども、冬場とかですね、海水温度が低いときにはもうちょっと低くてですね、今回ですね、プールが冷めたら原子炉側に切り替えますので、その間またプールが上がり出します。ですので少し低めにまで冷やしといて、それから炉に移るという考え方もあろうかと思います。

記者:同時にはできないんですか。

東電:今のところですね、当然よくよくはですね、そういったことも考えていかなきゃいけないと思ってます。今●●は1系統ですので、ということになろうかと。

記者:250まで●●をOKにしてる他の国はありますか。

東電:確認させてください。ちょっと。

記者:プールの設計、燃料プールですけど、確か昨日ですか、ご説明でステンレスにボロンは使ってないと。これは珍しくないんですか。普通使うものなのかなと思ってたんですけど。

東電:すみません。ちょっと改めまして確認させてください。申し訳ないです。

東電:1時間ほど過ぎて参りましたけれども、そろそろいかがでございましょうか。

記者:すみません。現場の皆さんが今急ぎで作業していらっしゃって、海水の注入もうまくいってるようだと。こうした段階にあって東電の認識としては原発の危険性、原発が暴走する危険性っていうのはまだ依然高いと見られてるんでしょか。それともコントロールのもとに置きつつあるという認識なんでしょうか。

東電:今回の福島第一の状況ですけれども、まず現状地震、津波が発生して原子炉が停止してから約1週間経過している状態で、まだ原子炉が完全に冷やすことができた状態ではございません。一方先ほどの暴走につきましては、これは所謂原子炉の核反応を制御するかどうかという観点も非常に大きい話だったかと理解しています。なので少なくとも核反応の観点で申しますと、地震が発生した段階で自動スクラム信号が起動して、制御棒が設計通りに●●を重ねて原子炉を未臨界の状態にもっていってるという機能、これは発揮されていたと思います。そういう点で原子炉の所謂核反応の暴走を防ぐことができているというふうには理解しております。ただし原子炉が、原子力発電所がまずすべき要件、止める、冷やす、閉じ込めるのうち、止めるにつきましては止めることができたと思っています。ただじゃあこれを冷やす、閉じ込める状態でそこまでになっているかというとまだ冷温停止の状態には至っておりませんので、今そちらに●●ところでございます。

東電:それでは。

記者:ごめんなさい。重ねて質問なんですけれども、我々は●●なり●●なり被災された方というのは、現在もまだ注視する、すべき状態にあるんでしょうか。原発の状態について。

東電:私ども自身も当然含めまして現状は注水すべき状態にあるというふうに考えております。

記者:すみません。作業現場の放射線量だけ後で出して頂くこと可能でしょうか。

東電:はい。他に頂戴しました宿題も含めまして確認でき次第またご報告させて頂きたいと思います。

記者:1号機の通電も明日中にできそうですか。

東電:1号機の方はですね、2号機の受電からですね、引き込む形になりまして2号機の方のポンプの起動とかですね、そういうのも重ねまして今●●ちょっと明日かどうかはわからない。なるべく早く調整の方もやっていきたいので、早く●●。

東電:それではよろしゅうございますでしょうか。じゃあまた後ほどご報告させて頂きます。ありがとうございました。