東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月20日18時40分から23分間)

司会:ご説明させていただきます。説明につきましては、中央皆様から向かって左側。当支社長のフユモトでございます。向かって右手が、営業部長のシマダでございます。向かって左側一番左がですね、系統用部長●●の内藤でございます。一番右側が●●営業部長のカワクラでございます。以上、四名にてご説明させていただきます。

東電:それでは、本日の受給動向●●からご説明いたします。本日の気温が高めに推移したこと。節電効果もある程度見込まれることから電力需要は、低めに推移し、午前中のピーク時10時には、2580万キロワットと3000万キロワットを大きく下回ったことから、12時の段階で、ピーク時18時から19時の需要想定を3100万キロワットから2900万キロワットに下降推定しております。その後、18時現在では、2740万キロワットさらに上昇しつつあることから、ほぼ想定通り、推移しているものと考えております。計画電源のスケジュールにつきまして、ご説明させていただきます。明日以降の計画停電の予定につきましては、プレス資料に沿ってご説明させていただきます。資料の2ページ目にありますとおり、明日21日は、供給力を3400万キロワットと見込んでおります。一方、明日は、不天候が予想されること。●●であることから日曜日に比べ、需要が増加する可能性があることから、電力需要につきましても、同じく、3400万キロワットを見込んでおります。このような状況を踏まえ、3月21日につきましては、プレス資料の通りとなります。前半の3時間帯、第4、第5、第7グループについては、計画停電は、実施いたしません。後半残りの2時間帯の停電対象となります、第2、第3グループにつきましては、現時点で、計画停電の可能性が残っております。第2、第3グループについての最終的な実施計画は、今後受給を見極め、3月21日の12時までにお知らせしたいと思います。次に3月22日から3月27日における計画停電の実施予定につきましては、お配りいたしました別紙をご参照ください。計画停電実施に際しまして、ご留意いただきたい点をいくつか申し上げます。実際の停電時間は、各グループの停電時間帯のうち、最大3時間程度になる予定です。グループごとの時間帯は、開始終了時間が、多少前後することがあります。当日の受給によっては、予定していた計画停電を実施しない場合があります。また、予測を超えて、受給が逼迫した場合には、改めて、計画を見直した上で、実施前に計画をお知らせいたします。また、計画停電を実施しているグループに近接する地域についても、停電する場合があります。その他、ご注意いただきたい点を申し上げます。火災防止のために、自宅を離れる際には、ドライヤーなどの電気機器のスイッチを入れたまま外出されないようお願いいたします。信号が、突然消灯することがございますので、交差点の通行には、十分ご注意いただけますようお願いいたします。以上になりますが、この度の計画停電では、お客様をはじめ、広く●●社会の皆様に、大変なご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。また、節電にご協力いただき、誠に、ありがとうございます。停電の対象となるお客様につきましては、当社よりお知らせします停電予定時間に備えていただくとともに、その他の地域にお住まいのお客様につきましても、引き続き不要な照明や電気機器のご使用を控えていただきます様ご協力をお願いいたします。私からは、以上です。

東電:なお、若干参考資料についてご説明させていただきたいと思います。

東電:それでは、参考資料別紙の1につきまして、ご説明させていただきます。昨日の記者会見の折にも、最近のこれまでの実績を踏まえたグループ別の対象になります地域、詳細にということで言われてございます。先週実施いたしました計画停電の実施エリアを切磋いたしました上で、●●先週のものを踏まえた形での現在、3月20日現在での最新の詳細な地域の一覧表を本日おつけしております。この中には、例えば、別紙1の1ページ目。下の方の、例えば、8。No.8といったところで、川崎市川崎区注の1。川崎市幸注の1ですとか。12といったところで富山市の注の1。芳賀郡益子町の注の1といったような、注1というのがございます。こちらにつきましては、脚注にございますけれども、検電所の運用の変更。これは、市として、鉄道関係の変電車の取り扱い車変更させていただきました折に、またその停電のエリアを切磋いたしました時に、追加で復旧させていただいたところでございます。こちら、●●につきましては、停電のエリアの報告させて頂く折に、反映させて頂いた●●でございます。それらのものを、このタイミングで、もう一度清算いたしまして、記載させて頂いております。そのような形で、注がついてございますので、現在の段階では、これが最新のヴァージョンでございます。また、もう1点補足でございますが、昨日の会見の折には、カスタマーズセンターへのお問い合わせの状況を報告するようにというご指示も頂いてございます。昨日土曜日3月19日でございますけれども、カスタマーズセンターへの入電の件数といたしましては、3万トンで200件でございました。土曜日であること、また計画停電を実施していないという事もございまして、前日まで維持●●5万から6万ということでご報告しておりますけれども、ほぼ半減というようなところでございました。そのうち計画停電に関わるお問い合わせの件数は7200件といったところでございます。具体的な、ご意見といたしましては、例えば、お店をやっているけれども今晩は、とまらないという噂だが本当か。というような、計画停電を中止するのかどうかというようなお問い合わせ、それから、自分が通っている○○病院は何グループになりますか。ということでこれから行こうとする病院等の、当日の停電の予定に関するお問い合わせ。あるいは、歯医者をやっているけれども、事前に停電の有無を知る手段はないか。停電するならば、確実に停めてもらった方が、対応しやすいというようなごメール。また、1日2回の停電といったことについてのご要望も頂いておりまして、「1日2回停電するなんて、考えられない。皆覚悟してくるのだから、エリアを拡大してでも、1日1回にしてほしい」というようなお声も頂いております。私からは、以上でございます。

東電:よろしいでしょうか。ただいま、ご説明していただいました明日の計画停電の予定及び需給状況、及びお客様の声等、あと、皆様にお配りさせていただいております各ブループの別紙、各グループの対象地域の現在の、最新版ということでございます。ご質問等ございましたら、挙手にて、お願いします。

記者:ネイビー通信の田代と申します。計画停電についてなんですけれども、都心3区のこの、例外措置というのは、どのようにこれから運用されていくのかということをお聞きしたいのですけれども。

東電:都心3区というのは、●●宮城と千葉ですか。これは、今の段階でですね、入れるということは考えておりません。

記者:でですね、夏に向けては、どうなのですか。

東電:今のところまだそこまで検討しておりませんが、おそらくいれられないのではないかと思っております。

記者:ですね、その場合にですね、都心3区にただ、事業主が移転するだとかね、住民が移転するだとかそういった結果が生じるわけですよね。そういったどちらかというと国民のどっちかに下劣な行動を誘発するということにもなりますし、今空いているところに事業所がきてしまうというのは、それだけで電気使いますよね。そういったことの公平性の問題というのが生じるのではないのでしょうか。

東電:都心3区の場合ほとんどが需要が●●成熟しているときにですね、例えば、これから年が経つとかですね。●●そういうそこのところを埋めるということをですね。

記者:●●のビジネスオフィスのですね、10パーセント超えていると思うんですけれども、これは埋まったということになった場合にですね、国民の納得が得られないのではないかと、私は思いますけれども、つまり先ほどのお答えで、必ずしものことなんです。それがやはり。都心3区の例外というのは。

東電:まだその夏の需要がですね。どのくらいで立ち上がるか、わかりませんが、今我々が思っている範囲はですね、そこのところをいれてまで、計画停電を配置するということは、今まだ全然検討しておりません。

記者:そうですか。最後に1つお伺いしたいのですけれども、特に国民の、公平性という問題でですね、納得が得られるかどうか先ほどのカスタマーズセンターでも色々な範囲を広げてくれという声があったそうなのですけれども、都心3区の村、●●1つの大きな問題が生じていましてですね、特に港区の問題なんですけども、避難系区の外資系企業であったり、大使館だったり、住民の方がですね、例えば今、本日この休日連休中にですね、大阪に逃げているわけですよ。かなりの。大阪のホテルに逃げているわけですよ。今必死でね、東京電力は作業し、国民は、関東の人間は東北の人間はですね、放水など●●などを見守っている中ですね。港区の住人特に外国の人が、逃げているわけですよ。大阪に今。高級ホテルに泊まっているわけですよ。この連休中に。で、その人たちが、原発が安全だったら帰ってきますよね。その時でも、港区を優遇するということをやったのにですね、かなり反発が生じるのではないかと。場合によってはナショナリズムに火がつくようなこともあるのではないかと。その点について、何かその●●ということなのですけど。

東電:あ中央3区の前にですね、まず23区の問題がですね。23区の問題。これでどの程度ですね。いわゆるその低減効果があるかというところの方が、実際の停電としてもですね、実行を考えると、大きいと思います。それでもなおかつ足りないときにですね、中央3区をどうするかということを考えが出てくるんですね。昨日ご説明したように、1つのネットワークに超重要機関だと、今おっしゃいました、いわゆる住宅部分だったり、●●これを切り離しながらですね、やっていかなきゃいけないという必然性は必ず出てきますね。全部止めちゃうわけにはいきませんから。そこまでやってどれだけの停電効果があるのかというは今のところ見定められませんので、まず、23区について、これがどういうことになるのかをですね、まず検討させていただきたいと思っております。

記者:今言われたことは。

東電:申し訳ございません。色々な方に質問を。奥の方。じゃあ。

記者:TBSのワタナベと申しますけれども、新しいグループ分けの件なんですけれども、これ基本的に、第1グループ、第2グループ、第3グループそれぞれ、第4ループ、第5グループ、第6グループそれぞれ何万世帯くらいなのかということと、全体で、この間の確か1730万世帯という数字であったと思うのですけれども、全体だとこれで何万世帯まで対象がなっているのかという点をお願いします。

記者:1グループあたり、500万キロワットを想定されていたと思うんです、で、この間まで、300万世帯くらいが入っていたと思うんですが、

東電:少し、●●ではございますけれども、ほぼ300万世帯ということで考えていただければと存じます。多いところは、360万世帯。360万軒といったところもございますが、250万軒といったところございます。平均的に約300万軒といったところでございます。

記者:フリーランスの上杉隆と申します。副支社長以下4名の方、休日の中は、お疲れ様でございます。その4名の方に、申し上げにくい質問。計3問なのですが、Twitterとかですね、ネット上では、東電の役員の方のご家族などが、先ほども質問ありましたが、地方もしくは海外等に避難させているという噂が立っています。これ是非とも、この場で否定していただきたいというのが1点です。2点目。これは会見で、この場所と、下の会見と混合する課題なので、ちょっとこちらで言わせていただきますが、東京電力現時点での、火力発電所、東京電力管外、管区内、これは、火力発電所の稼働状況、休眠中のものを含めてですね、休眠中は何台、それから今回の災害で、破損したもの、壊れたものが今現在何台復旧したのか。あるいは復旧していないのか。そのあたりを具体的な数字をお聞かせください。そして、もう1つ。今申し上げたように、この会見場のですね、3階なのですが、1階の会見場で原子力の関係の会見ということで、1階の会見場は、役員の方はいらっしゃらないで、どうも責任者がいらっしゃらない感じなんですね。ここで、広いこの席で、後ろも空いているので、ぜひですね、今後提案ですが、一緒にやっていただくのは、どうかと。その、関係することはありますので、先ほど申し上げたように、で、役員の方もいらっしゃった方が、回答が早いと思われますので、こちらの方ぜひ、検討していただきたいと思います。2か所でやるよりも、ずっと節電になると思いますので、ぜひご検討をよろしくお願いいたします。

東電:ありがとうございます。まず、ネット上でですね、我々の役員のですね、家族が海外に避難しているなんていうことは、ありえません。そういうことが流れているという一連の行為をですね、はっきりこの場で否定してくれということなのですが、はっきり否定いたします。ございません。そういうことは、我々の会社の役員の家族が、この事態の中で、地方、海外に、避難しているということはありません。それから、2つ目ですが、火力ですね。火力につきましてはですね、まずですね、3月11日にですね、ちょっとこれたくさんあるので、読み上げられないのですが、千葉から東大菊までですね、千葉、五里、横浜●●千葉から東大菊までですね、850万キロ落ちました。●●ですね。で、850万キロ落ちたんですが、その日のうちにですね、100万キロくらい●●四つにもう戻っております。850万ですから、100万キロですね。110万。その日のうちっていうのはですね、落ちてあったけども、設備がそんなに傷んでいなかったんで●●いうものが、110万部とあります。それから●●19日までにですね、点検、修理を終えたものがですね、160万部あります。約160万部ですね。で、週明けですね、21日の週のうちにですね、なんとか立ち上げられるのがですね、加えることによって、230万部ですかね。230万くらい今の計画ですと、3月21日から26日までにですね、225万といいますか、このくらいは、いけるんじゃないかというふうに思います。で、今月中にですね、なんとか、先ほど250万部くらいいくのではないかということを申し上げたんですけども、今月中にですね、あと950万キロくらいを立ち上げたいというふうに思っております。失礼。今月中にですね。4月いっぱいまでにはですね、4月いっぱいまでにはですね、約800万キロくらい戻したいというふうに希望しておりますが、この中で、最大の●●はですね、茨城県にある●●という。これが、800万キロのうちの380万キロを占めております。で、これがどの程度●●か。これが鍵になると思っておりまして、今私の方ではですね、春日の復興に、あそこは石油管理がございますので、燃料調達も含みまして、全力で、その手当を進めているところでございます。

東電:補足をしたいと思うのですけど、地震直後にですね、13体の火力が没落したということですけれども、当日に3体、すぐ復旧いたしました。そのあと3月19日までにですね、供給物を、●●ましたけれど、地震でとまったものの復旧は2台でございます。その他にですね、定検、定期検査に地震当時入っていたもの、これを作業切り上げまして、●●というものを含みまして、先ほどの数値でございます。で、それからこれからの予定のところの供給力等につきましても、地震の影響でとまったものを●●その他に、停電の立ち上げ、これも含めた●●以上です。

記者:日本経済新聞のオオニシと申します。大きく分けて3つお願いします。供給能力の話なんですけれども、21日ですね、若干50万キロワット程度落ちるんですけれども、この理由を教えてください。それと関連して、週明けですね、22日以降の見通し、天気の状況とかによると思うんですが、だいたい今現時点で見えてきていることを教えてください。もう1つはですね、原発、原子力発電所の停まっている状態で、今度火力発電所等の増強なり、●●タービンの設備を作ったりですね。今度その…