東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月22日03時27分から34分間)

東電:お待たせいたしました。いくつかご頂戴いたしましたご質問に対しまして、整理いたしましたのでご報告申し上げます。まず今回のようなレベルの検出は初めてかといったようなご質問を頂戴いたしました。福島第一の営業開始以降、資料にもありますが、告示濃度というものがございまして、こうした告示濃度を超えるような検出というのはこれまでにはないということでございます。そして時系列についてのご質問がございました。やや細かくなりますけど、先ほど申しました14時半にサンプリングを実施しております。その後分析を行うために、サンプルを福島第二へ移動させております。で、19時10分頃に福島第二の分析室にて分析を開始いたしました。その後21時頃分析結果を確認いたしております。その後、21時40分頃原子力安全保安院へ連絡し、23時6分に経産大臣、福島県知事、大熊町長、双葉町長には連絡をいたしております。ただ、大変お恥ずかしいのですけれども、資料に実は誤りがありまして、0時27分にもう一度訂正の連絡をこの四方にいたしております。次に保安院への連絡なんですけれども…

記者:すいません。もう少しゆっくりお願いします。

東電:失礼いたしました。すいません。大変失礼しました。

記者:もう一度お願いします。

東電:時系列につきまして改めて申し上げます。14時30分にサンプリングを実施いたしました。その後、分析を行いないますために、サンプルを福島第二へ移動させております。その後19時10分頃福島第二の分析室にて分析を開始をいたしました。21時頃、分析結果を確認いたしました。21時40分頃、原子力安全保安院へ連絡をいたしました。23時6分頃、経産大臣、福島県知事、大熊町長、双葉町長に連絡をいたしました。しかしながら、連絡した内容に誤りがありまして、書類の記載に誤りがありまして、0時27分に訂正の連絡を行っております。次に保安院への連絡のルールでございますけれども、防災業務計画上の連絡対象となっております。また地元自治体への連絡上のルールでございますけれども、今しがた申し上げました通り、業務計画に基づきまして、地元の町村への通報行うこととなっております。で、特に今回も地元の漁協さんが設置されておられます、浪江町、富岡町にも通報を行っているところでございます。それと、漁業関係者の皆様方、あるいは国民の皆様がどのような受け止めと言いましょうか。どうすればよいかといったご質問を頂戴いたしました。まずは、ご心配をこの度おかけしたことを大変申し訳なく思っております。周辺環境への影響につきましては、今後の評価によるということかと思います。被爆の影響につきましては、ヒトが放射性物質を摂取することによるものでございますけれども、海水でもありまして、通常直接飲用されないこと、また発電所の全面のエリアでの放出でもありますので、現状、すぐにこう、影響があるものではないのではないかと考えます。いずれにしてもこのひとつのデータだけではなく、広がりを把握したのちに速やかに評価しまして判断することが必要と考えております。それから、発表の時間の遅れにつきましてご指摘頂きまして、本当に申し訳なく思っておりますけれども、先ほど申し上げました通り、実は一度問いを頂いたものにつきまして、書式に誤りがありました。お恥ずかしいのですけれども、倍率のところが今126.7というふうになっておりますところ、これが例えば、72.4というように古い炉規則告示濃度限度の値を用いてしまったがゆえに、倍率が間違ってしまったりしまして、それで、もう一度出しなおしたりいたしております。そうしたことによりまして、プレス発表の準備なども、ともずれでちょっと時間がかかってしまったという。お恥ずかしい話でございますけれども、そんな経緯もありまして、少し遅れてしまった次第でございます。いずれにしても、この辺は言い訳になりません。大変申し訳なく思っております。それと、選出された経緯ですとか、経路につきましては、先ほど申し上げた通りでございますけれども、構内に広がりました汚染が碓水で流された、あるいは原子炉建屋の放水に伴いまして、燃料プールなどから飛散した水などが地中に染み込みまして流れ出た経路、あるいは建屋から放出した放射性物質が直接海水に入った経路などが想定されるということです。私の方からは以上でございます。

記者:漁協への報告時間を教えていただけますか。浪江町と富岡町への報告時間を。

東電:漁協が設置されております、浪江町。および富岡町さんに通報を行っているということでありまして、先ほど二度にわたって報告したと申し上げました。最初が23時6分、ちょっと誤りが書式にありましたので、0時27分にもう一度報告を行っております。

記者:農水大臣と農水省の日時がわからないのですけれども。どうなんですか。

東電:原子力安全保安員の方が原子炉に常駐していると伺っております。したがいまして、へご連絡をいたしますと、農水省へも伝わると伺っております。

記者:まだ東電の方に問い合わせがあったということではないんですよね。

東電:そうですね。

記者:問い合わせが来ないということは、まだ何も動いていないということになりませんか。動く気があったら、問い合わせがあるはずですよね。

東電:ちょっとその辺は確認できてないです。

記者:動いてるか動いていないかわからないということですよね。連絡が取れているということではないということですよね。連絡が来ていないということですね、農水省や農水大臣から。

東電:保安員サイドから常駐されているということで、伝わっていると想定しておりますけれども、農水省サイドから直接私どもにはまだご連絡いただいたということは確認できておりません。申し訳ございません。

記者:そうすると、結局漁師さんたちはどう対応すればよいですか。

東電:先ほど申しました通り、繰り返しになりますけれども、1点だけのデータでございますので直ちに影響があるものではないと考えております。いずれにしましても、私どもは速やかに評価をしまして、判断をし、速やかにお知らせいたしたいと思います。

記者:今の時点では漁を続けてもよろしいと?

東電:今の時点では、データを示すことのみで、そういった判断はできない状況ですので、速やかに判断したうえで速やかにお知らせしたいと考えております。いずれにしても、ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。

記者:短期には影響しないとお話だったんですけども、その前段階に海水を直接我々が飲む。飲まないから現状直ちに影響しないという風に聞こえたんですけど。健康面っていう意味を指しているんですか。何が直ちに影響しないという意味なんですか。

東電:放射線を受けることによる影響という意味での影響ということです。

記者:我々は海水を毎日がぶがぶ飲むわけじゃないから、健康面には影響しないという意味でよろしいですか。

東電:そうです。

記者:となると、先ほど方の質問と食い違うと思うんですけど。前回の会見から我々聞いているのは、漁業にですね、漁師さんの視点からみて、漁業にどう影響するかどうかであって、今の直ちに影響しないというのはあくまで健康の話で。我々が質問したいのは、漁師さんがどういう行動をとればいいのかなとそういうことを聞いているんです。今の時点では私には見えないんですけど。

東電:大変申し訳ないんですが、私どもとしてはまだ具体的に判断できないので、速やかに評価、判断をしてお知らせしたいと考えています。繰り返しにはなりますけれども、ご心配をおかけいたしまして申し訳なく思っております。

記者:それは今の時点でもし操業をストップしてくださいと言うと、リスクがあるからやめてくださいというと、漁業補償とか補償の問題に発展するから現時点では捉えたくないということでしょうか。

東電:そういうことではなくて1つのデータだけではなくて正しく評価、認識することが必要になると思っておりますので、そのためにも本日調査をいたしますわけですけれども。速やかに判断をいたしまして、正確な判断のもとにお知らせをすることが肝要という風にとらえております。何卒ご理解お願いします。

記者:吉田さん、逆の立場だったら戸惑いませんか。身を置き換えて考えたら?要するに、データを示されてどうすればよいかとなりませんか。

東電:確かにご指摘の通りです。しかしながら、1つのデータで正しいお示しをするということも難しいことであります。まずはこうした状況であるということをお詫びも含めて速やかにお知らせし、その上で本日また再調査をいたしますので、評価をいたしましてお示しするといった形でお願いさせていただきたいと思っております。申し訳ございません。

記者:要するに、本日再評価した時にも同じような結果が出る可能性もあるかもしれないと。そのような時にこういうシナリオやシミュレーションが考えられますと。そういう場合は、操業者が操業をストップする可能性を注意の促しはできるのではないですか。あるいは出なかった場合にはこのまま操業を続けても良いですよと。だけど、本日の結果で同じようなデータが出たあるいはもっと広範囲で出た場合には操業は難しくなるかもしれませんね、ご注意ください。と、そういったよびかけができるのではないんですか。

東電:昨日も農産物の方で、流通の制限などの指示が出されましたけれども、同じように放射性物質による影響がどのようになっているのかを国の方で判断をしていただいて、それに基づいて流通の制限等をなさると理解しております。私たちは、どれくらい影響があるのかというのをしっかりと測ってお示しするというのが最初のやらなければならないことと思っております。

記者:判断は国がやることで、東電では難しいということですか。●●安心も含めておっしゃってこられたわけですけれども、そういったことも言えないといった理解でよろしいですか。

東電:繰り返しになりまして恐縮ですけれども、その辺のお示しの仕方が1つのデータではなかなか難しいということでございます。繰り返しになりますけれども、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。申し訳ございません。

記者:このような緊急事態に農水大臣が出てきていないという状況なんですけれども。もしかしたら、魚が市場に流通した場合、市場が拒絶するといった時間が例えば夜の12時とかにかかってきたと思うんですけど。まさか東電さんに発表を遅らせろとか何か変な指示があったわけではないんですか。

東電:全くございません。

記者:2つ目のサンプリングの判断っていうのは、国の判断を待つということでよろしいでしょうか。それとも、サンプリングの結果を受けて東電さんの方で判断をされるという認識でよろしいでしょうか。

東電:食品の制限に関するようなことは私たちが一律に制限にするというものではなくて、決められた基準に従って、行政的な判断でなされると考えております。

記者:企業としての姿勢はどういうものなのでしょうか。データを示した後は、国が宜しくお願いしますということでよろしいですか。

東電:まずは正しいデータを速やかにお示しすることだと思います。

記者:明日4つのデータが出るのはいつ頃になるのかという見通しと、正しい判断するための4箇所というポイントの数は妥当なんでしょうか。

東電:ただいま試料の採取を行っておりますので、またこれから行うものもあります。明日の午前中くらいには結果が出てきて評価ができると思っております。

記者:今もうやっているんですか。

東電:すいません、今日です。

記者:今やっているものを全部言ってください。

東電:今やっているものは、今日やるものも含めまして、福島第一につきましては、先ほどお示ししたポイントでの試料の分析と、福島第二につきましては、福島第二の北側の海岸沿いのサンプルを2か所、やや南側の海水のサンプルを1か所、その4つでございます。

記者:確認ですけど、その判断は国がやると、東電は関係ないと、国がやるということでよろしいんですね。評価に関する判断は国がやるということでよろしいですね。

記者:イエスかノーかで答えてください。

東電:評価についての判断ではなくてですね、食品の流通にかかわる判断は国が行政的に行うと、農産物で行われたものと同じと考えております。

記者:ということは、役割分担は東電としてあくまで、数字を正確に発表すると。その数字の解釈とそれに基づいて食品を今回魚ですね、海産物だと思いますけれども、その流通を制限するかというのはあくまで国の対策本部ということでよろしいですね。

東電:はい。そう思っております。

記者:ちょっとごめんなさい。聞こえませんでした。

東電:対策本部の判断なのか、それともそこを所轄する省庁の判断なのかは私は承知しておりませんけれども、国側が指示をしていくということになると思います。

記者:魚はやはり危機管理の問題であると思います。魚って生ものなので、現実問題として、捕ったものが市場で受け入れなれないとか、捨てられるとか科学的根拠に基づかないことが行われることもあるんですが。国民としては非常に嫌な気持ちになって、大混乱という状況になると思うんですね。その中で農水大臣がもしかしたらみなさん一生懸命仕事している中で出てこないというか、寝ているかもしれない。そういった場合にいろんな代案を含めてなんですけれども、もうちょっと何かボトムアップ型というかですね、大臣出てこない、寝ているなら起こすとかね、そういうことが必要になることもあるんじゃないですか。混乱を止めるために。そこまでやらないと東電が不作為なのではないか批判されると思うんですね。その点が考えることはあるんですか。

東電:はい。ご指摘ごもっともだと思います。今後検討させていただきたいと思います。ありがとうございます。

記者:濃度限度が定められている法律の名前を教えて下さい。

東電:告示でございますけれども、告示の名前を読ませていただきます。実用発電用原子炉の設置運転等に関する規則の規定に基づく染料限度等を定める告示というものでございます。

記者:漁業の混乱っていうのは、主に今回東日本の海岸沿いで捕った農産物と思うのですが、それが受け入れられるがどうか、危ないんじゃないかと消費者が拒絶したら、市場が閉塞する状態だと思うんですね。混乱をなるべく避けるために、全域で海水のサンプルをとって、治験することは考えていらっしゃるんでしょうか。

東電:今採取できましたのが、海水だけなんですけれども。今ほどありましたように魚ですとか、魚介類のようなサンプルにつきましても、これからモニタリングしていくと思います。

記者:魚は二の次で良いと思うんですよ。ただ、海水ですよね。岩手県とか千葉県とか。そういったところの海水をとって、おそらくそんなに汚染された数字は出てこないと思うんですね。サンプルをとって東日本の海岸線の色んな所の支点の数値を公表するというのは早めにやった方がいいんじゃないですか。

東電:はい。先ほど申し上げた発電所に近いところの測定をしながら判断していくことになると思います。

記者:それはまだ手配していないということですか。東電さんが手配するのか、ちょっと質問変えたいんですが、色んなところの海岸線の海水を調査するのに、東電さんだけがやるのか、それとも他の保安員がやるのか、もしくは能力を持っているかを聞きたいんですけれども。

東電:国の対策本部の方にも今回の結果を報告申し上げておりますので、その対策本部のなかの活動として、海水のモニタリングもされていくと思っております。

記者:海水をとるのは簡単だと思うんですけれども。検査する機関っていうのは、今福島第二以外のところにもあるんですか。誰でもできるですか。

東電:いろいろな研究施設にも放射線を測る装置がありますので、そういうところで検査することは可能だと考えております。

記者:それはそうだと思うのですが、それをやれば混乱を避けられますよね。容易なことなんでね。その要請はしているんですか。政府がしっかりしてくれていればいいんですけどね。東電さんの方からそういうことをやって、混乱を生じないように政府の方に要請した方がいいんじゃないですか。今のやり方をですね。やってくれないんでね、政府がやらないということは考えておかないといけないんじゃないですか。そしたら混乱しちゃうんで、早めに政府に対応してくださいよ、と。

東電:はい。おっしゃる通りと思っております。

記者:質問が違うんですけれど、通常も海水の採取をされていると思うのですけれども、通常運転時のデータをご提示いただけないでしょうか。

東電:もう一度ご質問お願いします。

記者:お尋ねしたいのが、ここにある海水各地の分析結果というのは、3月11日地震発生後のある意味原子炉建屋も含めてかなりダメージを受けた後のデータということになりますけれども、できれば通常運転時の定期的なサンプリング結果というのを比較対象として示してくれないでしょうか。

東電:すでに福島県と東京電力でこれまで発電所の環境試料について、測定をしてきたデータが県のHPに公表されておりますので、そちらの方にも数値が過去の年数分公開されていますので、そちらの方でご確認できると思います。

記者:そちらのデータが基本的には変更はないということでよろしいでしょうか。HP上のデータが基本的に正しいということですか。

東電:はい。そのデータをパブリッシュするにあたっては、公開の場で有識者にも見て頂いたデータが、そういうプロセスを経て公開されておりますので、そのような正確なデータだと思っております。

記者:確定値でよろしいですか。確定値と書いてあるんですけど、確定値という理解でよろしいでしょうか。

東電:はい。暫定値ですか。最後は確定値という風に評価されていると思います。

記者:HPの数字は後で見ますけれども、一応理解としましては、紙に書いている通り、月曜日の検出限界濃度、要は、HPに書いてある数字も含めて、月曜日の検出限界濃度よりも下で、検出限界濃度というのは実質的はゼロという解釈をしてよいという理解をしたのですが、そういう理解でよろしいでしょうか。

東電:どれくらいの量を放出したっていうのは、私たちは国や自治体に報告とかしております。その時もここにありますように、何々ベクレル放出しましたということを報告するときには、検出限界値未満のものは数字は足さないで扱っております。そういう意味でのゼロです。加算には対象にはしていないという数値でございます。

記者:私の聞き方が悪かったかもしれませんが、これまでに先ほどの質問があった通り、1Fの周辺での検査結果というのはあくまで検出限界濃度未満ということでよろしいですか。

東電:私の説明が悪くて申し訳ございません。検出限界濃度を超えた場合初めて検出ということになります。長い時間同じ試料を測定いたしますと、限界はありますけれど、それだけ検出限界値が低くなります。もっと短い時間ですと、検出限界濃度は高くなりますので、どれくらいのレベルを追求するのに測定したかという目安になります。

記者:すいません。私が間違えていました。要は㈪よりも大きいけれども火曜日よりは少ないというそういう意味ですか。今まで出てきた数字というのは。

東電:そうです。

東電:そろそろいかがでございましょうか。

記者:すいません。今、4点測られたということですが、もうすでに測られ始めているということですよね。だいたい何時くらいから測られているのはということと、この4点全部始められているのかということと、なぜこの4点を選んだかということをもう一度教えてもらっていいですか。

東電:まず、今日1つしか取れませんでしたけれども、そこの場所の海水で検出されたので、果たしてその濃度がだんだん薄くなっているのか、それとも定量的にその濃度があるのかというのを見たいと思いまして、そこをまず1つ選びました。それと、ほかの海域への広がりを確認するために、福島第一ですと、なかなか海岸線沿いの今の状態で場所を選定することができないですが、ちょうど南側に位置する福島第二の海岸上で取れるポイントがございましたので、福島第一に近い側で2か所、もう少し離れたところで1か所というふうに設定いたしました。それで、福島第二の試料につきましては、もう採取は終えて測定を行っている段階です。福島第一につきましては、日が明るくなりましてから採取ということになります。

記者:それをやるんだったら、東日本の遠いところの海水を採取しないと逆に混乱が生じるんじゃないですか。政府がやってくれればいいんですけれども、もしかしたら農水大臣が寝てるかもしれないという不誠実な状況があるとしたら、政府がやる前に東電さんが気づいたら海水を採取して検査することを実行するということは考えてらっしゃるんですか。

東電:今できるところからスタートしています。本当は船を出して、サンプリングに行くということもできればいいんでしょうけれども、そこまでできていないというところです。すいません。

記者:告示濃度なんですけど、この限度は3ヶ月平均で比較するということでしたけれども、3ヶ月というのは通常は何回のサンプリングにあたるということなんですか。

東電:通常はプラントの中から、発電所の中から、不要になった廃液を海に放出するわけなんですけれども、放出する前にタンクに溜めてある状態で、水を取りまして、放射性物質の濃度を測定します。何回と言いますか、毎日放出がある時も定期検査の時にはございますし、2日おきの場合も3日おきの場合も放出の都度、測定を行ってそのデータをもとに判断するというふうにしています。

記者:排出前の段階のものを調べている?

東電:そうです。

東電:そろそろよろしいでしょうか。

記者:すいません。2点なのですが、海に流れこんだルートなんですけども、瓦礫などが雨に濡れて流れこんだのか、空気中の放射性物質なのかどちらになるのでしょうか。

東電:両方可能性があります。

記者:それから2点目なのですが、先ほどお伺いした今朝の放水はどうされるんでしょうか。

東電:まだ確認できておりません。申し訳ございません。

記者:放水よった可能性はあるわけですよね。

東電:放水でプラントを安定にさせるということも、そのあとの大きな放出の蓋然性に繋がっては困ると思いますので、放水の方はプラントの安全ということで、続けていくとなるんじゃないかと考えております。

東電:それでは遅くなって申し訳ございませんでした。

記者:お名前と肩書を黒板の方にお願いします。