東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月22日13時29分から19分間)

東電:いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

記者:●●昨日から3号のパラメーター●●余震●●こちらは比較的安定している●●。

東電:ちょっとよくわからないところがあるのですが、ただし、定性的で申し訳ないのですが、1週間前の崩壊熱の状況と今の状況は変わってきて、崩壊熱がへばってきている。つまり、蒸気を作る力熱が落ちてきているので、例えば水を入れても、一昨日はまだ圧力が上がって、●●段々圧が上がる力がへばってきているんじゃないかなと思います。

記者:流量を入れても圧が上がってこないと?

東電:流量もですね、水位も段々減ってきているので、そこが何とも嫌な部分です。

記者:●●。

東電:落としてないです。ただですね、消防のポンプの相当長いのを使っているので、頻繁に見ておりますけれども、今のところ流量が出ていると、注入がちゃんとできていると報告ですけれども、ポンプがずっと能力を保つかわかりませんので、注意深く見守っていくところです。

記者:●●。

東電:1立米パーアワーという単位になっていますので。よく注意してパラメーターとポンプの状況を確認していく必要があると。

記者:できる限りわかる範囲内でお願いします。

東電:わかりました。

記者:温度を調べていただいた結果は?

東電:今日のデータが手元になくて、昨日お知らせしたものしか手元にないものですから申し訳ございません。夕方くらいにはお示しします。

記者:放水口付近の海水の採取を今朝やっていることでしたが、まだ結果はでないのでしょうか。

東電:まだ確認中で、分かり次第。

記者:いつ頃わかりますか。

東電:できるだけ早くしておりますが、まだできておりません。

記者:●●。

東電:そこも踏まえまして、一緒にご説明させていただきたいと思います。

記者:いつ頃?

東電:できるだけ早くします。申し訳ございません。

記者:●●放水の確認●●。

東電:先ほどお示ししましたように、実施の方向で検討しておりまして場所などを確保できるように進めているところです。効果と言いますか、あらゆる方策を使って炉を冷やすということをやっていきたいと思います。プールですね、水の注入という方策をしていく中で、これが使えるのではないかというご提案をいただいておりますので、実施の方に向けて進めているというところでございます。

記者:●●。

東電:特にこれというわけではなく、色んな手段を考えていく中で、●●先ほどのものは精度が高く、上から狙ったところに水を注入できるということで、目的に対して正確な注水が可能ではないかという期待からの判断でございます。

記者:設備は何台?

東電:1台でございますね。

記者:●●。

東電:昨日お話がありまして、発電所前に届くというのがまず1台です。他に、ご紹介ありましたものが、昨日小名浜のコールセンターの方に2台あるとご紹介しました。こちらの実施に関しては、決定していないという状況でございます。改めまして、決定したところでお知らせいたします。

記者:運転をするのはどなたでしょうか。

東電:東京電力の方でさせていただく、運営をすると決定しました。

記者:東京電力の社員の方が放水をするということでよろしいでしょうか。

東電:東電が運営すると確認を取っておりまして、まだ確認は不足しておりますが、東電だけでなくて、協力会社の方にもご協力いただく場合がございますので、そこは確認を取ります。東京電力として運営はしたいという形になっております。

記者:自衛隊とか消防とかではなくということですね。

東電:はい。機械をお借りいたしまして、東京電力として運営をしたいということです。

記者:電源復旧の関係なのですが、先ほど8時から工事再開とおっしゃったんですけれども、1,2,3,4とも8時からでよろしいでしょうか。一部の報道では7時から3、4、8時から1、2とあるようですが、確認させていただけないでしょうか。

東電:現状としては、私どものところには連絡では8時からとなっています。それぞれのものを別に連絡を受けておりませんで。

記者:1号機から4号機までの電源復旧作業は基本的に8時から開始であるという理解でよろしいでしょうか。

東電:8時ごろからということで連絡がきております。

記者:分かりました。ありがとうございます。

記者:●●。

東電:20日の日に40トンほどこのシステムで水を入れて、それ以降入れていません。

記者:●●。

東電:水を入れて、これは開放になっているプールですので、反応が即出てくるはずなので、一昨日のものが昨日出てくるとは考えにくいので、その非常に低いと考えております。

記者:●●。

東電:そこは今確認をとれていませんが、本日中に運転ができる状態になると聞いております。ただ、系統の構成等については確認中でございますので、その段階で運転ができるかどうかは今後の調査状況によって変わると思いますので、こちらに届き次第お伝えしたいと思います。

記者:●●どこか電源●●それ以外のパラメーター●●。

東電:制御系の電源が供給されるようになりますと、一部データもみえるようになってくるかと思います。どれがつながるかという情報はまだございませんが。

記者:どれを優先すべきか特にないんですか。

東電:中操の電源も分かれておりまして、1つのパワーセンターの電源が供給された場合でも、要は1つの電源が落ちてしまっても全ての電源が落ちないようにいくつかの電源で多重化されているものですから、どこかの電源が落ちても中操の一部が生きると考えておりますので、その中で注水関係にかかわるものが進められるのではないかと考えます。たまたま注水関係バーが健全であるという報告がありますので。4号機ですね。

記者:●●。

東電:この辺も含めまして、この後にご説明申し上げます。大変申し訳ございません。

記者:●●。

東電:これからということで聞いております。すみません、始まったという連絡はまだ聞いておりませんで。これからはハイパーレスキュー隊さんに3号機の方に1時間程度の予定があると。ただこれは現在検討中ということで、まだ開始のご連絡はいただいておりません。先ほどのコンクリートポンプ車で4号機…

記者:●●。

東電:そうですね。まだ検討中です。

記者:●●。

東電:現状としてはそう聞いております。その他も場合によっては自衛隊さんにご協力をいただいていく予定もあると聞いております。

記者:昨日もお願いしたのですけれども、コンクリートのポンプ車の放水が始まったら教えていただきたいのと、それから映像を提供いただけるならしていただきたい。

東電:作業開始したら速やかに連絡というのは何回も言っておきながら遅くなってしまって申し訳ございません。できる限り早くできるように現地と連絡を取って進めさせていただきたいと思います。映像は現地の作業状況というのもございまして、何より作業優先で、もし映像があったとしてもこちらの方に送られてくるのは相当な時間を要するとこが考えられます。その辺はお預かりはいたしますが、かなり厳しい状況であるということをご理解を賜ればと思います。

記者:前向きにご検討お願いします。

東電:なかなかお応えできなくて申し訳ございません。

記者:●●。

東電:ちょっとわかんないところももうちょっと●●パラメーターがみえているのですけど、●●難しい●●。

記者:●●。

東電:●●といういわゆる鉄の塊の溶ける融点は2000度以上であるわけですからそういう問題にはならないと。

記者:融点の問題ではないということですか。

東電:はい。

記者:●●。

東電:現在調整室の空調も止まった状態になっておりまして、復帰しているパワーセンターと呼ばれる配電盤が復帰いたしますと、そこに繋がっている機器が、だいたいチュウトウ関係の機器が繋がっておりまして、それもあわせて復帰ができそうだという状況でございますので、それが動くことによって中央制御室の室内環境が改善される状況でございます。照明がついたり、空調が入ったり。今までは空気も循環されないような状態でしたけれども、人が過ごすための準備が整う状況でございます。直接設備を動かすとかそういうところに、メリットがあるわけではないですけれども、チュウトウの中で留まって作業をする準備が整うということです。

記者:●●。

東電:中央制御室の空調関係はそういうところも期待されておりますので、外からの持ち込み、要は粒子状のものが中に入ることを防止することが可能になります。ただ空調が動いたからといって、外からふく射されてくる放射線を抑えることはできませんので、それに対しては仮設の遮蔽、鉛を準備して室内環境を整えていくことになります。

記者:●●。

東電:遮蔽は仮設の遮蔽がございまして、定期点検等におきまして、こういうところに作業する場合には放線量を発しているような配管ですとか、機器に対しまして、鉛の板を巻き付けまして、遮蔽をして周りに作業する方の被爆を軽減する手法がございます。鉛の板というのは薄い板なのですけれども、それを使って遮蔽をすることが可能でございます。また、可搬できるように重さも人が運べるくらいのもので作られているようなものです。そういうものを使って、できるだけ被爆を軽減することを同時に進めていくことになると思います。

記者:●●。

東電:防護服という名前でいろいろご紹介しておりますけれど、昨日ご紹介したようにかなり薄いもので、中には特別な鉛入りのスーツもあるんですけども、それに比べて、全体的に壁からくるものを遮蔽するような新たな遮蔽の壁を作ってあげることでそのようなものがなくても通常の防護服を着ていればある程度の効果が得られるそのように思っております。

記者:●●その話とは別●●地元の声●●福島県知事●●謝罪のお断り●●。

東電:事実としまして3月21日の9時に県の当局に社長として、知事それから県民の皆様への謝罪のためにお伺いしたいとお願いをさせていただいております。ご当局よりは謝罪よりも事態の収束に全力を注ぐべきで、優先すべきだとお断りのご連絡があったと聞いております。

記者:●●。

東電:本日から本部長のキインが福島事務所に駐在しております。それから一方で、Jビレッジの常務のコモリが福島第一と第二が、発電所の方の全体の統括長ということでこちらも着任しております。もう1つ、県の国際都市センターさんには、常務のタカツというものが駐在しております。

記者:●●。

東電:まずはその場所にお伺いいたしますが、お伺いする日程はこの場では確認しておりません。ただ、その場所に行くだけではございませんで、そういったところも考えております。この場ではスケジュールを確認しておりませんで。これから確認をいたしまして、ご連絡いたします。

記者:社長の申し出は昨日の何時何でしょうか。

東電:申し訳ございません。時間の方は確認しておりませんで、昨日行わせていただいたということだけ私確認したということです。

記者:午前か午後もそういったことも?

東電:その辺も確認しておりません。現状ではそこまでは聞いておりませんで、日にちだけ申し上げました。

記者:時間の方もきちんと確認して、後ほどご回答いただけますか。

東電:では後ほど。すみません、お時間は午前午後というお答えになってしまうかもしれませんけど。

記者:お電話で申し出たのか、誰か現地の人が社長が言ったというふうに申し出たということなのか、申し出したのは誰に対して申し出たのか、それは21日の何時何分ごろだったのか、ということです。

東電:承知しました。向こうの窓口の人間もおりますので、向こうの人間が申し出たのかもしれません。その辺を確認をいたしまして、ご連絡いたします。

東電:それでは、こちらの方で確認の方に移らせていただきます。ありがとうございました。よろしくお願いいたします。