東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月22日14時38分から60分間)

東電:…副社長の鶴見が本日、午後●●がご挨拶にくるということでございましたので、そのお知らせのペーパーも配らせていただきました。以上3種類を用意をいたしております。それでは、第2報の、放射性物質の検出という内容につきまして、ご説明させていただきます。平成23年3月21日、周辺環境のモニタリングの一環といたしまして、東北地方太平洋沖地震で被災をしました福島第一原子力発電所の放水口付近左側にありますけれども、そこに起きまして、海水に含まれます放射性物質のサンプリンブ調査を行いました結果。放射性物質が検出されましたことから、原子力発電保安院並び福島県へ●●いたしました。こちら既にお知らせ済みでございます。それも福島第一原子力発電所に提出された放射性物質の●●を評価するために、採集場所を拡大いたしまして、サンプリングを行いましたが、別紙の通り、また同様に提出をされましたことから、国並びに、福島県にご連絡いたしました。この後も同様の調査を実施することといたしております。以下、次のページをご覧いただきたいと思います。

東電:はい。第2報で、分析結果が出ました、海水の分析結果がでましたものについてご説明をさせていただきます。おめくりいただいた、●●がですねおめくりいただいたところにある表を示してございますが、昨日のサンプリング、昨日の測定結果と同じような表の●●にしてございます。採集日時が、一番上に、表の一番上に書いてございますが、3月22日の6時30分。採集場所が、福島第一の南放水口付近。1、4号放水口から南側に約330メートル時点。昨日、大変申し訳ありません。南側に約100メートルという、ご説明をいたしましたが、よく整理をいたしましたならば、330メートル地点ということで、ポイントとしましては、昨日と同じところになると思います。それと、資料の測定方法はですね、資料を福島第二の運び込みまして、専用の測定装置で測定してございます。でその結果が、下の表に、記してございます。表を縦に見ていただきますと、一番左側の、検出されました放射性核種を別記してございます。で、①、資料の①、使用濃度と書いてあるところが、この採取しました海水のですね、測定結果を示したものでございます。真ん中の、②といいます、検出限界濃度ということで、これは、測定をした際にですね、どれくらいの濃度のところまで検出が可能かという測定条件から、変わってくるものでございますが、これを、検出限界濃度を超えたことで、初めて放射性物質が、検出ということになります。これは、計測上の話でございます。③のところが、●●速度、限度というふうに書いてございますけれども、●●の告示の中で、示されておりますが、周辺開始区域の外側の水中の濃度限度を3か月間の平均の濃度としまして、それ●●いかにしなさいという数字が示されております。その数字と、対比する形で、表の一番右側にですね、対立すなわち①の濃度÷③という比率をですね、示してございます。ご覧いただきますように、核種ごとに、対比しました倍率が示されてございますが、一番数字が大きな所は、ヨウ素の131というところを見ていただきますと、倍率で29.8倍という、単純な比較だと29.8倍という数字でございます。資料の濃度、横に見ていただきますと、資料の濃度のところは1.190E-00乗と書いてございますけれども、すなわち1.190という数字でございます。それで、これはですね昨日の採取いたしましたものとですね、比較するために、参考資料としてお配りさせていただきました、グラフをお手元にお配りさせていただきましたグラフをご覧いただきたいと思います。タイトルの方が、1F南放水口付近、海水濃度限度というタイトルになってございます。それで、各プロットが、数字のプロットがございますけれども、左側が、昨日、3月21日の、時間が書いてなくて申し訳ございませんが、14時30分に採りました海水の放射能濃度。で、右側が、今ご紹介いたしました3月22日の6時30分に、採取いたしました海水の濃度ということになってございます。で、21日の14時30分に採取しましたものを、ヨウ素●●のラインの、ピンクのラインで示してございますけれども、昨日の濃度が、5.066と。の、周辺。●●の限度に対して、126倍ということでしたけれども、本日の6時の最新のものが、29.8倍という、昨日の対比ではご覧のような低下している傾向にございます。それで、もう1つ、本文の表の方に戻っていただきまして、もう1枚おめくりいただきますと、以降が、福島第二で採取いたしました海水のですね、分析結果を示してございます。で、ちょうど、読み方はですね●●ってございます。採取。まず採取日時のところでございますが、0時38分。採取場所としましては、福島第二の富岡側河口付近。これは、福島第二の3、4号放水口から北側に約2000メートル地点。福島第一からの距離にいたしますと約8キロメートルの地点になります。で測定結果を下の表に記してございますけれども、代表閾値で見てもらいますと、ヨウ素のチタン値を代表値で見ていただきますと、3.211ベクレル。使用濃度でございます。で、濃度限度との対率を見ていただきますと、80.3倍という数字になってございます。それで、もう1枚おめくりいただきますと、もう少し左側に降った地点での、測定結果。福島第二での測定結果を●●いただいきましたものです。採取日時は、21日の23時15分と。ここがちょうどですね福島第二の地下放水口付近になります。福島第一からの距離は約10キロメーター。分析結果の下の表に、書かせていただいておりますが、ヨウ素131で代表させていただきますと、濃度は1.085と。濃度限度との対比倍率でございますけれども、27.1倍という数字になってございます。それで、もう1枚おめくりいただきましたところでございますが、さらに南に下りました採取地点でのものでございます。採取日時は、23時45分。福島第二の岩沢海岸の付近。福島第二の1、2号放水口から、南側に、約7キロの地点。福島第一からは、南に約11キロの地点になってございます。16キロの地点になってございます。で、下の測定結果を記してございますが、ヨウ素のチタン値を代表で見ていただくと、6.558。E-01というふうに表記してございますけれども、6.558×10のマイナス2乗と。すなわち、0.6558という、べクレルパー立方センチという数字でございます。で、濃度限度の対比でございますが、16.4倍という値になってございます。それで、これらの福島第二のですね、測定結果を同じように参考資料でございますけれども、プロットいたしましたものを、グラフの2枚目に入れさせていただきました。グラフの2枚目のですね、採取地点が、4つ。横軸に、見て頂きますと、4つ、プロットがございますが、一番左側にありますのは、福島第一の南放水口。付近の濃度でございます。それと、こちらの右側が、福島第二の富岡河口付近。福島第二の北放水口付近。●●海岸の付近。の順で並べてございます。で、ご覧いただきますと、一番上の、水位がヨウ素131のものでございますけれども、すみません。日付がなくて大変申し訳ありませんが、21日の、14時30分に採取いたしました126倍。●●の比較にあったものですけど、が一番左のプロットになってございます。で、その右が福島第二に出ておりましたものを順に、プロット。南に行く、南の方向にですね、順にプロットしたものでございます。それで、採取しました場所をですね、位置関係を示したものが、次の参考資料の次の資料にございます。福島第一の南防水口付近と申し上げていますものが、ご覧の赤い三角の採取ポイントというところでございますか。発電所の構内でございます。福島第二での採取ポイントが、もう1枚おめくりいただきまして、少し縮尺を大きくした、小さくした図を、大きくしたものをお示ししておりますが、ご覧の青い丸印のところになります。測定結果でございますけれども、異常のような傾向が出ています。なお、引き続き、福島第二側での測定ポイント。福島第二でのですね、濃度のですね、測定を今日も採取したいというふうに計画しているところでございます。異常でございます。

記者:すみません。第一と第二のところなんですけど、海流は北から南に流れているんですか。

東電:はい。海流は、北から南に流れています。ただ、この温度の沿岸といいますか、岸に近いところはですね、の流れというところまではおさえておりませんけれども、沖に出たところは、海流は北から南に流れております。

記者:すみません。採取ポイントは、岸からどのくらいところですか。

東電:岸から手の届くところでいいんですかな。岸から、こうサンプリング道具を投げ入れられる範囲で採ってございます。

記者:今日のやつなんですけど、1Fのところで、ヨウ素の131が29.8で、倍で、●●が80.3倍でこっちの方が高くなっているんですけど、それは、どういうふうに解釈できるんですか。

東電:次のデータをまた見なければわからないと思っていますけれど、福島第一の2回目の測定がですね、本日22日の6時30分の測定値になってございます。で、80.3倍の福島第二で、採りましたものはですね、22日の0時38分でございますので、この時間のブレでですね、南側で濃度が低めになっているものなのか。それともそうではない原因なのかというのはですね、この後の測定を見ていただければ、見ていくことで、わかるのではないかなと思ってございます。

記者:この2Fの数値が、80倍というのは、これはさっき1Fの方から流れ出てきたものが、検出されたというふうに、考える、考えられるんですか。

東電:その可能性がですね、あるいは、ここは富岡側の河口付近ということになってございますので、周辺にその、雨の影響があってですね、空気中の放射性物質が、雨で落とされてそれが、川で集約されてきているというそういう可能性もあると思いますので、次の測定の濃度を見たいと思います。時間のズレもございますので、そこも合わせて評価しなければいけないと思ってます。

記者:1Fから10キロ南にいったところでも、●●告示濃度限度の27.1倍のヨウ素131ということなんですけれども、その距離が離れている割には、そんなに減ってないような気が。2乗の。2乗に反比例して減っていくんですよね。普通に考えると。

東電:今おっしゃられているのは、放射線、が放射線源があって、そこから固定している場合には、まさにおっしゃる通りなんですけれども、今放射線源が移動しておりますので、それで風によって移動して●●によって着水している場合も想定されるし、あるいは先ほど、申し上げました通り、陸地に放射性物質が着地して、それが雨で洗い落とされて。それで、海側に落ちているというケースも想定されますし、あるいはその発電所側から少しずつ流れ出ているという可能性も。色んな可能性が今、考えられまして、今の●●だけでは、そこんとかはまだ何もちょっと申し上げられる段階ではないと。これからデータを採取していきたいというふうに思っております。

記者:北から南に一直線に下がっていって、この10キロ南で、こうなったということ、あ、16キロ南でこうなったということであれば何となくわかるんですけれども、色々と拡散していくわけですよね。放射線と違って、正確に2乗に反比例とは限らないわけでしょうけれども。拡散していくわけで、その拡散があまり反映されていないような気がするので。それはどう評価したらいいんでしょうか。

東電:そこのところもですね、今、炉線の広がり具合といいますか。方というんですか。それは色んなケースが考えられまして、データを蓄積している中でですね、しっかりその原因を●●していきたいというふうに思っております。

記者:すみません。もう少し大きい声で答えていただけますか。

記者:すみません。測定のプロだったらですね、海流の影響って先ほど、北から南って言いますけど、三陸って元々ですね、●●くらいの海流が混ざっていてですね。潮目が非常に難しいところって言われているところで、北から南って単純に言えるんですかね。

東電:今その親潮というんですか。大きな流れとしては、北から南と申し上げましたけれども、その陸沿いでですね、その正しく北から南というと、そこはちょっとはっきりは申し上げられません。

記者:そうですよね。そうすると、観測点て、これ見ると、情報では1F、2Fと書いてありますけど、もう1個抜けているのがあって、岩沢海岸とこでは、●●。そうですよね。

東電:そうです。

記者:自分たちが取りやすいところで今採っているということですよね。情報、これ普通だったら石見って書いてあって海岸で採ったって書いてありますけど、ただ単に、広尾の火力の敷地のすぐそばで採ったってだけですよね。

東電:拡散具合を見るということで、適度な距離離れているので、そういうことを、今サンプリングしております。

記者:で、これからこの先拡散具合を見るんだったら、通常だったら1Fを中心にして、扇状ですね、にとってくのが普通ですよね。そうじゃなかったら本当の拡散ってわからないんじゃないですか。

東電:福島第一の北側方向にもですね、サンプリングのポイントを増やすことを、1ポイント増やすことを考えております。全体的なですね、方向についてはですね、今は南向きの方向で、今代表させておりますけれども、今の、1つの原因を把握するためと。それとあともう11つは、影響度を見るためという意味でサンプリングしておりますけれども、原因を把握する1つのものとしてですね、今拡散の影響を見る、適度に離れているところを、頻度を上げてサンプリングしていきたいというふうに思っております。

記者:すみません。原因を確定するためって、他にありますか。この海域に原因が。

東電:大元はもちろん福島第一でございますけれども、それが空気中に漂ったものがですね、例えば、そのまま海に落ちて、それが原因になっているのか。あるいは、その陸に落ちたものがですね、昨日の雨に●●流されて、例えば河口のようなところから海側にいっているような可能性もありますし、あるいはその、発電所そのものからですね、でてきた水が、それが少しずつ拡散しているという可能性もありますし、そこらへんをですね、どのタイミングで一番、そのへんのルートというんですか。それを解明したいと思っております。

記者:そういう説明であれば、言い方悪いですけど、素手でチャポチャポバケツ持って遊んでいるんで、これは陸から流れたものなのか。空気から落ちたものなのか。それとも海流にのって、施設から拡散しているものなのかはわかるんですかね。

東電:プラントの状況とですね、それと合わせてそのプラントの状況とあと、そのサンプリングの結果と、つけ合わせることによって、解明できるんじゃないかというふうに思ってます。

記者:その1Fの南放水口で、ヘドロみたいなところでたまたま多い、たくさん見つかって、濃度が濃かったっというな理解があったというふうに午前中なんか思って人いたと思うんですけど、これ見ると、そうではなくて結構汚染は広がっているというふうに読み取っていいわけですかね。

東電:普通ではない値が、出ているというふうに思っています。大変申し訳ございません。

記者:すみません。聞き取れなくて、もう一度お願いいたします。

東電:大変ですね、普通ではない汚染が広がっているというふうに受け止めています。大変申し訳ございません。

記者:すみません。セシウムの放射性物質の内のセシウムは、この内の表のどれになるんですか。●●核種。

東電:下側に記しています3つ。CFと表記してますものが、セシウムになります。

記者:これは●●どれですか。

東電:1番下にあると思います。137。CFの137。

記者:あと、基本的な質問なんですけども、一番内側の圧力容器。それから格納容器。これは、損傷はないんでしょうか。穴は開いているんでしょうか。どうでしょうか。

東電:引き続き、そうした設備の健全性につきましては、確認してまいります。また、何か状況がありましたら、ご報告させていただきます。

記者:まだわからないということですか。

東電:はい。引き続き確認しております。

記者:それぞれ●●。

記者:コバルトは58だけなんですか。●●が出ておられるのは。

東電:いえ、コバルト60とかは検出されてないのでですね、はい。そうです。

記者:じゃあここに書いていない核種も、何種類か調べてらっしゃるものがあるということですか。

東電:はい。そうです。

記者:他に何があるか教えてください。

東電:他にはですね、テクネの99Mとかですね。はい。あと、ルテニウムの105などが検出されております。はい。ただ、これらの被曝評価に使用する際にですね、あまり効かない核種のもんですから、主な核種だけこちらに今日配らせていただきました。

記者:今の言い方だど、プルトニウムは、●●。

東電:はい。すべての表の中に、埋まるものではありませんけれども、一部の表には検出されております。今の数値は、評価する種の中に、当てはまらない核種ということでよろしいですね。

東電:人が受けます放射線の量を評価するような、評価の仕方を記した指針がありますけれども、その中に、示されている核種を、主要な核種として表に、一覧のようにして参りました。

記者:そうすると全部で何種類くらい調べていらっしゃいますか。

東電:50種、50、60くらいの核種がコンピューターの中に入ってございまして、ございます。それについて、先ほど、検出限界濃度を超えるか。超えないか、というのをですね、計算機の中で、判断している。そういう機械になってございます。

記者:そうするとさっきおっしゃったテクネとかルテニウムとかは、●●は超えてきているわけですか。

東電:そうです。

記者:そういうこともあるんですか。

東電:はい、そうです。

記者:あと、コバルトは、検出限界濃度というよりも●●ように見えるのですが。

東電:はい。申し訳ございません。こちら、記載の、本来ならばですね、一番最後のページにありますように、検出限界以下と書くのが、正しい表記でございます。

記者:そうやって書いていただいて、大いに結構なんですけど。検出限界以下でも、ある程度は読めるということですか。

東電:はい。これは機械が強引に読み取ってしまっている数字でございまして、確かな数字ではないと思います。

記者:なんか、あるなというくらいに。

東電:はい。そうです。

記者:すみません。その色々な核種なんですけれども、それは、炉の健全性を判断する指標の1つにはなりえないんでしょうか。つまり悪化したらですね、こういうものが出るというようなことはないんでしょうか。

東電:通常、炉の中のものがですね、破れることがあれば、ヨウ素だとか、セシウムだとかそういったいわゆる核分裂性の生成物がですね、増えることになりますので、1つの目安にはなろうかと思いますが、ただ、その出ているということ自体はですね、どこかからか蒸気みたいなものが漏れていると。ここは間違いないと思います。ただ、それがですね、その格納容器みたいなものの健全性に直接、この数字が効いているというところはですね、そこはこの数字だけではなんとも言えないところです。

記者:種類じゃなくて、何か、変化がわかるものが、

東電:こういったヨウ素とかですね、セシウムみたいなそういった核分裂生成物が増えるような場合は、なんかしらにその中から、大きく漏れるようなルートができてしまったというものだと考えてございます。

記者:なぜですか。原因は。

東電:原因。原因と申しますと。

記者:増えた原因。

東電:外に出てしまった原因でしょうか。

記者:はい。

東電:はい。今回の事故によりまして、なんかしらのところからですね、格納容器、圧力容器の中にあります、核分裂生成物が外に漏れているからだということを考えております。

東電:引き続き、●●で、どうしてこうした事態になったかということにつきましては、調べて参りたいと考えています。

記者:地元の、漁協のある●●へ通報したのは、何時でしょうか。その結果を。

東電:はい。ちょっとお待ちくださいませ。12時31分でございます。

記者:これは浪江の方ですか。どちらの方ですか。

東電:ちょっと確認いたします。すみません。ちょっと改めて確認いたします。

記者:通報内容としては。先ほど言われてように普通でない汚染が広がっている。というふうに、地元にはお伝えしたんですか。それともこの数字をバンと出して、こういう結果が出ました。それだけでしょうか。

東電:数値そのものを、やはりお示しすることが、適切に、こうお示しできるということだと思いますので、こうしたデータをお示しして、ご連絡申し上げるということだと思います。

記者:先ほど、担当の方が言われた、普通でない値、汚染が広がっているという通知に基づく、東電さん側の誤認。これはお伝えならなかったんですかね。

東電:ちょっと具体的なデータそのものの出し方につきましては、確認させていただきたいと思います。

記者:この数値をそのまま見てですね、原子力に詳しくない人が、どういう働きをして、読み取れるかっていうのは、普通の人でできるでしょうか。

東電:はい。そうしたご指摘、ごもっともだと思います。ちょっと確認させていただきたいと思います。

記者:すみません。それと、他のやつも検出しているっていうんですが、なんでわざわざそれを発表しないで、必要がないから東電さんの方で、間引いたんだと思うんですが、なぜわざわざその他の部分、せっかく採取するんだったら、ここは検出できず。って書いて、出せばいいだけなのに、なぜそう絞って出しているんですか。

東電:はい。検出されないもので、●●の別記するより、わかりやすいと思いまして。

記者:いやいや、だって他のものも出ているってさっき言ってましたよね。

東電:はい。出ているものについては。

記者:我々は国じゃないんだから、検出したものを報告するという国に対しての話じゃないので。出して、検査データがこういう状態でしたって全部丸々出す方が、その情報の正確性とか、透明性という意味ではいいんじゃないですかね。

東電:はい。

記者:次回からそういう方向で、いっていただけませんか。

東電:はい。わかりました。

記者:すみません。今日出されているですね、この6種類の核種ですね。これの半減期それぞれ教えてもらえませんか。

東電:よろしいですか。次のですね、次の時からですね。ここに記述するようにいたしますけども、今、申し上げたいと思います。コバルトの58ですけども、70.82日です。70.82日。ヨウ素の131が8.021日です。ヨウ素の

記者:すみません。もう1回お願いしてもいいですか。

東電:はい。コバルトの58、70.82で、日です。ヨウ素の131が8.021日です。ヨウ素の132が、2.295時間。セシウムの134が、2.065年です。あと、セシウムの136ですが、13.16日です。最後ですけど、セシウムの137が、30.07年でございます。

記者:すみません。検索地点によって随分差があるんですけど、これはどういうことでしょうか。●●ここだと16.5%。●●他はほとんどゼロですよね。1ですよね。どうしてこんなに差があるんですか。

東電:倍率がなんで違うのかというご質問でしょうか。

記者:はい。

東電:それは、やはり放出された核種によって、やはり、要素?は一緒なんですけども、非常に放出されやすいものでございますので、その影響だというふうに思います。

記者:すみません。確認ですけれども、今後その、計測をしていく地点というのは、この、今回のこの4河口ですか、のみで計測される

東電:はい。それとですね、福島第一の北側にもう一方に作りたいと思っています。

記者:1河口に。

東電:はい。

記者:合計5河口。

東電:はい。それでですね、2F側はですね、8キロ地点というのと10キロ地点というのがありまして、そこはですね、1つのポイントにしようかというふうに、絞ろうかと思っております。

記者:扇状に採取しなくていいんですか。

東電:距離によってどれくらい依存するのかということを見たいというふうに思っておりまして、まずは、その一直線上で観測したいというふうに思っています。

記者:今朝の海流のデータとかと照らし合わせたりとか、そういうことをまずされていたんですか。

東電:してございません。

記者:やるんですか。

東電:今のところ予定はしておりません。

記者:なぜですか。正確に測れないんですか。

東電:その先ほど申し上げました、どういうルートでたどり着いているのか、あるいは、何が重要になっているのかということを、まずは把握したいというふうに思っておりまして、そのために、必要なデータを取りたいというふうに思っております。

記者:ごめんなさい。どういうルートで辿り着くのかをするのだったら、扇状にやんなかったら、全く意味がないですよね、

東電:ご指摘の点、ごもっともだと思います。データの採取の方法ですとか、調査の方法、ちょっと引き続き検討させていただきたいと思います。

記者:それともう1点。ここにはですね、統合本部があるので、国の関係者も来てますけど、あれは炉の対策だけじゃないと思うんですよね。で、その場合、こういう状況が、把握できているんですから、統合本部とは、どんな話し合いをしているんですか、今。そうじゃなかったらここに統合本部がある意味はないですよね。

東電:昨日ですね、測定したデータをお伝えし、また、今回のデータもお伝えしているわけなんですけども、文部科学省の方のでですね、今HPの方にも載せられておりますけれども、この施設からの、施設の海域のところ、海域にですね、モニタリング、放射能のモニタリングをするという計画をしているということをしてございます。

記者:じゃあ、国と話していても、今我々でも思っているその扇状にサンプルしなければ、おかしいよなっていうのは、思っているんですが、国と相談していても、そういう方法に、変えろとかですね。なんら指示はないんですか。

東電:今のところ、私たちがですね、能力的にですね、一番、施設に、放出元があります施設に近いところのですね、データを把握するので、いっぱいになってしまっているという、現状ではそういう状況になってございます。で、これから関係資料をもっと広くとっていくとか、●●を取っていくとかということを計画していかなければいけないんでしょうけれども、そこはまだ出来ていないというところが現状です。

東電:よく色々、ご報告、ご相談申し上げたいというふうに考えております。

記者:今、消防隊はどんどん放水しているんですけど、そこから溢れた水にセシウムが混じっている可能性はないんですか。

東電:可能性は否定できないと思います。そういうものも含めまして、どこから出ているかということを考えていきたいというふうに先ほども申し上げた通りでございます。

記者:あと、通常運転では、セシウムはもちろん出ていないんですよね。

東電:はい。出ていません。出ておりません。

記者:すみません。昨夜もしかしたら出たかもしれないんですけど、改めて、告示しないといけない限界濃度の意味。どういった危険なものなのか。その●●続けると1ミリシーベルトに相当。それの、より具体的な、この地域で例えば生息ている炉の周辺の魚が、どうだったらどうなるのか。なんかもう少し具体的なもの。わかりやすいものはないんですか。

東電:はい。実際に、海に放出されたものからの放射性物質から放射線を受けるということになりますと、今、おっしゃられましたように、魚を食べたりとか海産物を食べたりということは実際のシナリオになるわけですけれども、ここの③で与えられています水中の濃度限度というものの、はですね、海産物を摂取するというものでなはくて、極端な、極端なシナリオといたしまして、この濃度の水をですね、1年間、摂取するという過程を持って、通知がなされると。いうふうなものに、承知してございます。ですので、私たち1日いかにですね、飲む水の量が、子供から大人まで、年齢によっても違いますけども、その標準化された、飲水の量をですね、使って、計算をして、放射性核種ごとに、体への放射線の影響というのは違いますので、そのへんを考慮して、数字が出されいるというものになってございます。ですので、全部が、どの放射性核種も、同じ数字というのではなくて、被曝への影響の大きさの程度に応じてですね、数字が変わっているというふうに理解してございます。

記者:例えばですね、昨夜の湯浅海岸のヨウ素131なんですけれども、16.4倍という数値出てますけれども、これは、国の規制の上限値の16.4倍のヨウ素131を検出したというふうに理解してよろしいでしょうか。

東電:はい。比較するためにですね、告示の、すみません。水中の濃度限度をお示ししてございますけれども、この濃度限度、告示の中をよく読みますと、3ヶ月間の平均の濃度が、この濃度を超えないようにしなさいというそういう数値でございますので、採取しました資料は、ある時点での、濃度でございますので、そのまま直接対比という、対比するということではないかもしれませんですが、それをわかりやすく、理解するためにですね、この数値と対比した倍数をお示ししたという次第です。

記者:すみません。測定の結果先ほど、普通でない汚染が広がっているというですね。東電さん側の、評価が示されたわけなんですけど、この結果、そうすると、地元の●●含めてですね、どういうふうな対応しなければならないですか。沿岸の人たち、漁業者。

東電:今の状況でですね、直ちにその体に影響をということは、ないとは思ってはおりますけれども、確かに、普通でないという状況ではございます。

記者:ただちでなかったらいつにするんですか。

東電:はい?

記者:ただちじゃなかったらいつでるんですか。影響が。

東電:当社は、引き続き、モニタリング調査を実施するということを先ほど申し上げましたけれども、国におかれましても、調査を実際なさるということを伺っております。その経過などを踏まえて、国ともご相談しながら、対応して参りたいというふうに考えております。いずれにしましても、漁業関係者の皆様はじめとして、ご心配をおかけしておりますことにつきまして、改めて、お詫び申し上げたいと思います。

記者:すみません。それと、昨日ですね、漁業補償の際にですね、大体の数字みたいなのを東電さんの方でお示ししているってなって、それをいただけるという話になっていたんですが。

東電:後ほど、すみません。申し訳ございません。

記者:吉田さんすみません。結局東電さんとしては、自主的に自らが進んで、何かをやろうという対応は、しないということですか。

東電:ちょっとお答えになっているかわかりませんけれども、例えば、その食品衛生に関する、重要な知見というものを私どもは、必ずしも有しているということではございませんですので、詳細に、さらにサンプリング調査をすると思いまして、また、国におかれましても、調査を実施されるというふうに伺っておりますので、そうした内容も踏まえまして、よく、国ともご相談して、対応して参りたいというふうに考えております。いずれにしましても、ご心配おかけしましていることを、お詫び申しあげます。

記者:すみません。通常運転の場合、セシウムは出ないんですよね。

東電:はい。

記者:つまりゼロということですよね。

東電:はい。放射線ゼロです。

記者:ですね。で、なのに、16.5倍というのは、これは通常の16.5倍ということではなくて、この限度、水中の濃度限度。これが●●というふうになってますから、これの6.5倍ということですね。

東電:はい、そうです。今の倍率は、炉規則の濃度との比較をしてございます。

記者:ということは、通常の16.5倍ということではないと。通常はゼロだから、無限大の倍率だということですよね。

東電:通常は、検出限界濃度以下というのが、通常の状態でございます。

記者:以下ということは、多少はあるということですか。

東電:ええ。通常は、その検出限界濃度以下ですので、そこは測定できませんので、いくつあるということは申し上げられませんが、測定上は、検出限界以下という数値になります。

記者:すみません。国が調査するというのは、どこで何をやるんですか。

東電:文科省さんの方で、海洋にですね、船を出しまして、そこで、海水を採取、採取、測定をするというふうに、お伺いしてございます。あと、海上での、放射線の量は、どうなっているのかとか。あるいは、海上での水中の、●●中の放射性物質がどうかといったことも測定をするという計画にあるというふうに承知してございます。

記者:すみません。細かいことなんですけど、これ検出、測定方法って、検出器を●●。つまり、この海岸沿いにいることが、危険になるのか。水の中に使っていることが危険になるのか。その放射性物質が、水中にあるのであれば、そっからこう、空気中に放出されることはないということなのかどうか。

東電:はい。まず、その場所にいて、どれだけ影響があるかということにつきましては、そこの場所にいることによる、受ける放射線の量が、量によることになりますので、で、じゃあ今、そこの場所でどのくらい放射線を受けるのか。それを示しましたものが、今、施設の中を、中心にお示ししてございますけれども、モニタリングカーでの測定結果ということになります。すなわち、タイムが、マイクロシーベルト1時間あたりというような表記をしておりますけれども、そこに、1時間いれば、例えば5マイクロシーベルト、1時間あたりでしたらば、5マイクロシーベルトという放射線を受けるということになります。それと、海岸の、今回お示ししておりますような海水の濃度と言いますのは、海水中にどれだけ放射線を出す物質が、含まれているかということを表したものでございますので、ここから放射線を受けるということは、1番影響が大きいと思われるのが、放射性物質を、その放射性物資を体の中に取り入れてですね、そこから放射線を受ける量がどれくらいになるのかということが、どれくらいになるかという数字とですね、数字で、比較するしかございません。で、どれだけその、体の中に取り入れた放射性物質から、放射線を受けるかというのを表す単位を同じシーベルトという単位でございますので、ちょっとすみません。よく説明があれですけれども、海水が、そこにあったとしてもですね、それを飲んだりあるいは海水中にある、海水中で計測した魚を食べたりというパスがなければ、体の中に放射性物質は、入ってこないということになりますので、放射性は受けないということになります。それで、先ほどの、濃度限度というのは、体の中に、放射性物質を取りいれると。すなわち水をずっと飲み続けると。この濃度の水を飲み続けると。そういうパスを仮定して、出された数値ということでございます。

記者:体の中に、取り込まなければ、放射線を浴びることはないっていうのは、嘘ですよね。だってそこに。

東電:すみません。ちょっと足りていないところがありまして。そこに、放射性物質を含む、水がありますので、そこから直接きている放射線というのを加算してという。そういう理解です。

記者:仮に、水中にいる場合と、岸ですか。その水の外にいる場合で、大きく違うのか。それとも、そもそもこのレベルだったら、何も心配することはないのか。どうなんですか。つまり、今現在は、結局これその、半径20キロ●●に収まっていますけど、想定で、今後この南下していくと、今後その避難範囲、避難区域ですか。意外のとこよりも、外にも、こう検出されるようになるわけですか。その時に、岸の方に、岸壁の方に近づくなということになるのか。それとも、このレベルだったら、何も心配もないというのか。そこって何かしらわかるんでしょうか。

東電:放射性物質の広がり方がですね、海、気体状に上がったものが、海に落ちているのか、あるいは、岸に直接落ちているのか。それから、岸にあったものが、洗い流されて、海に落ちているのか。色々なことを考えられるわけですけれども、この海の濃度が上がったからといって、直ちにその岸辺が危険になるということは特にないと考えます。ただ、むしろですね、逆に、今20キロ、30キロという距離は、海の濃度から出てきているわけではなく、算出されているわけではなく、むしろその、気中と申しますか、陸側の方にいってる放射性によって今決められております。従って、これが海の濃度が高くなったからといって、岸辺に、海に近づいたら危ないということは、今の段階では●●ないというふうに考えております。

記者:このレベルでは危なくないという。

東電:はい。そう考えてます。

記者:これだけ放射性物質が出ているということは、核分裂が起こっているっていうことですよね。

東電:これは、運転中に起きた核分裂によって生成されたものが出ているというふうに思ってます。

記者:運転中というのは、事故の前ってことですか。

東電:はい。事故の後も含めてです。炉内で起きた核分裂で、生成された放射性物質が、今放出されているというふうに考えてます。

記者:それは、事故後ですね?

東電:いや、事故の前であっても、運転中でもこれらの核種は生成されておりますので、運転中に生成されたものも含まれていると思います。

記者:運転中に溜まっていたんですか。

東電:ええ、通常。これは通常にですね、こういった核種は、運転中でも、炉内には、存在する核種でございます。

記者:事故後に核分裂があったってことは、メルトダウン。炉心●●は別にして、起きているということじゃないんですか。

東電:プラントの状況につきましては、引き続き今、調査確認をしているところでございます。

記者:すみません。ちょっと別のことなんですけど、1Fと南階って放水口が、昨日と今日でこれだけ下がっている理由について、放水の影響ありやなしについて。

東電:この、海で検出されたルートがですね、まだはっきりしないものですから、正確なことは申し上げられませんけれども、例えば、その一度出たものがですね、海の流れによって帰着されたということも考えられますし、あるいはその昨日の雨で、一時的に、丘側から流されてきたものがですね、昨日測定されて、それが、拡散されて●●というものも考えられますし、そこはまだ原因はまだはっきりしておりません。

記者:その若干気になっていたのは、プールの冷却のために外からこう、色んなところの援助で、●●がされているということは、そこでは効果というものが確実にあるんでしょうけれども、そうすることが、結局、海水への算出の時に、どの程度繋がらないのかということが、繋がるんじゃないかということに変わっているんですけれども。

東電:そういう可能性もあるというふうに考えております。ただ、今はですね、プラントをですね、安定的な状態にするということにですね。今全力を尽くしている次第でございます。

記者:そうするとある程度、放水を優先するのは、やむを得ないということですか。

東電:そういったことも含めてですね、今これが、どこから出ているのか。放水の影響なのか。それとも元々空気中に出てしまったものが、海に落っこってしまったものなのか。そういったことについて確認していきたいというふうに思っております。

東電:そろそろ。

記者:すみません。

東電:はい。

記者:放水口から、放射性物質が、大量に出ちゃった場合の、シミュレーションというのを、要するにその設置前から、過去これまでに至る間に、やっているはずだと思うんですけど、放水口から何キロ離れた地点で、だと大体何分の1が希釈されるとか。そういったデータが、何個かありましたら、見せてください。

東電:ちょっと確認させていただきたいと思います。

記者:すみません。ちょっと昨日あったかもしれないんですけど、1年間あたり、シーベルトという話だったと思うんですけど、お水を飲み続けると。これは、例えば、大人、60キロの体重の大人が、何リットル飲んだらどうこうとかっていうそういう●●出たらそれは、どうなんですか。

東電:今、おっしゃられましたように、その大人の場合と、子供の場合の、飲む水の量も違いますので、それらをですね、どういうふうに平均化させたのかはわかりませんけれども、0歳から70歳、70年間とか。年齢分布も考えて、計算されて出された数値というふうに理解しています。

東電:それでは、よろしゅうございますでしょうか。今日ご報告いたしました内容、昨夜ご報告いたしました内容の続報でございますけれども、昨日の朝、ご報告しました空気中の分析につきましても、続報を今進めているところで、まとまり次第、またご報告をさせていただきます。今ちょっと情報が入りまして、福島第一3号への放水ですけれども、ハイパーレスキュー隊の皆さまによります、放水が15時10分から開始されたというふうな情報が今、速報として入ってございました。詳細確認中でございます。取り急ぎ、ご報告を申し上げます。それでは、よろしい

記者:スズキ課長と、マキヒラ課長でよろしいですね。

東電:はい。名前はそれでは、ボードに改めて書かせていただきたいと思います。それではよろしゅうございますでしょうか。では、どうもありがとうございました。遅くなりまして、申し訳ございませんでした。