東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月23日17時30分から7分間)

東電:4時20分ごろ、3号機の原子炉建屋からやや黒色かかった煙が発生していることを当社社員が確認し、午後4時25分ごろ消防より、関係自治体への●●いたしました。3号機は、原子炉発電供給および原子炉格納容器のパラメーター周辺環境のモニタリング域に大きな変動は見られませんが、念のため3号機中央制御室および付近にいる作業員を屋内に退避させることといたしました。今後関係機関と協力して安全の確保に全力を尽くして参ると共に、引き続きプラントの状態や周辺環境問題にも監視したいという形の資料となっております。後ほどまた詳しい説明はさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

記者:すみません。屋内というのはどこに退避したんですか。

東電:免震重要棟になります。

記者:だいたい何人ですか。作業員。

東電:作業員はですね、11名です。

記者:煙が上がったのは、建物のどこらへんからですか。

東電:煙が上がったのは、原子炉建屋の東側でございます。

記者:1、2の方には、特に作業の支障はでてない、そのままですか。

東電:退避させた作業員ですけれども、1、2号の中操から4名退避させております。あとですね、3号機のタービン建屋にいた作業員が7名、これを退避させまして、合計11名を退避させたという形でございます。

記者:今日の復旧作業ですけれど、作業員が退避したということは一時中断ということになるんですね。それは。

東電:そういう形でございます。

記者:現在も退避中でよろしいですか。

東電:もう一度よろしいですか。すみません。

記者:今も退避しているということ、退避中。

東電:はい、現在退避中という形で、聞いております。

記者:免震室というのは、電気は通電されているんですか。

東電:免震重要棟の電気は、きております。

記者:3号の7名、ごめんなさい、どこにいたかもう一度お願いします。

東電:はい、3号機のサービス建屋という建屋の中に7名おりました。

 

記者:どこにあるんですか。

東電:原子炉建屋ですとかに入域する為の、チェックをするような、そういうエリアになっておりますので、その手前というふうにご理解頂ければと思います。

記者:電気系統からの、電気系統の業者。

東電:軽装関係の仕事をしていた人間でございますね。

記者:いやいや建屋の煙が発生したのは、どっか電気の配線とかそういった。

東電:それはちょっとまだ原因はちょっとわかりませんので、今後という形になると思います。とりあえずは、まず原子炉建屋の東側から煙が発生したということを確認しております、ということでございます。

記者:高さはどれくらいですか。

東電:煙の高さですか。

記者:上の方か下の方か。出火元の。

東電:ちょっとそこまでは私も確認とれてませんが。

記者:何階くらいですかね。上の方ですか。屋根付近の方ですか。

東電:東側ということしか、私も確認しておりませんので、そこは確認させて頂きます。

記者:この間の3号機の煙とは違うところですか。

東電:もう一度お願いします。

記者:この間の3号機の煙とは違うところですか。

東電:そこも含めてちょっと確認させて下さい。

記者:通電は止めないんですか。

東電:通電ですか。

記者:3号機の●●一旦シャットアウトしてしまう

東電:現時点ではそこまでは考えていないと思いますけれども。

記者:煙があがった当時、放水とかの作業は特にしていなかったわけですね

東電:放水は夕方頃から開始する予定の準備を進めておりましたけれども、実際にはしておりません。

記者:退避の判断を下すのは、モニターを見て下すんですか。それとも現地で退避を指示するんですか。

記者:11人とも復旧の作業に従事していたということでいいんですかね。

東電:はい、そういうことでございます。退避の判断は、基本的に現地でという形になっております。

記者:原子炉建屋の東側ということは、タービン建屋との間って考えるということですか。

東電:えーそういうことになると思います。

記者:文書だと、3号機中央制御室および付近書いてますけど、正確に言うとサービス建屋のということですね。

東電:中央制御室および付近というのは、このサービス建屋のことだと。

記者:3号機の給水ポンプの動作確認というのはどうなってますか。

東電:そこはちょっと確認できておりませんので、申し訳ございませんが。

記者:今日中の計器の確認とかポンプの確認っていうのは、もう今日中に復旧するという見通しはないんですか。

東電:今度の見通しについてはちょっと確認できておりませんので。まずは、煙の発生による今の現状を報告をさせていただいたので、また改めて後ほど別の関係のレクチャーがありますので、その場でもし、お伝えできればお伝えしたいと思いますが。

記者:今分かっている中で、モニタリングっていうのは、例えば具体的にどうなっているか、数値みたいなのありますか。

東電:線量につきましては、有意な変動はないというふうに聞いております。●●につきましては、16時20分に280.9マイクロシーパーアワー。もう一度繰り返します。16時20分に280.9マイクロシーベルトアワー 、16時30分に283.7マイクロシーベルトパーアワーという形でございます。

記者:3号機の中操には人はいなかったわけですか。

東電:3号機の中操にはいなかったと思いますが、はい。

記者:●●11人しかいなくて、その全員が退避した。

東電:そこは確認させてください。

記者:煙が中操からということはありえるんですか。

東電:中操からということはないです。

記者:今の煙の状況は変わってないですか。

東電:見る限りでは現時点ではまだ変わっていないと思われますけれども。

記者:煙はおさまっていないことでよろしいんですね、状況がかわっていないと。

東電:まだ状況は変わっていないということだと思います。

記者:逃げ込んだ免震なんとかなんとか建物というのは、ここはあの、放射能が入ってこないような場所なんですか。

東電:免震重要棟は作業員等がいつも常駐しているような場所でございますので、はい。

記者:放射線が今のところシャットアウトされている建物。

東電:シャットアウト、若干距離がその建屋からございますので、はい。くわしくは後ほどまた、はい。

記者:先ほどモニタリングの値を言っていただいたのですが、パラメーターの値は。

東電:そこはまだ確認できておりませんので、また確認させてください。すみません、また後ほどこちらでレクチャーさせて頂きますのでよろしくお願い致します。すみません、失礼致します。