東電:お待たせしてしまい申し訳ございませんでした。お手元には福島第一午後9時現在の資料をご用意いたしております。下線部が新規の箇所でございますけれども、これまで●●もご説明申し上げていると思いますので、詳細につきましては割愛させて頂きたいと思います。先ほど紹介させて頂きましたご質問に対しまして、ご回答させて頂きたいというふうに思います。まず1つ目。順不同になりますけれども、お許し下さい。RHRのポンプの健全性確認。1、2、3号機の健全性確認が難しい理由はというようなご質問いただいたとも思います。まずは、原子炉の注水が最重要ということでございまして、現在アクセスが可能なタービン建屋内に、やはり原子炉に注水することができる補給水、復水補給水系のポンプを復旧させてるというところでございます。今後その原子炉の水位が生きてきた後に、このRHRポンプの健全性の検証をしていきたいというふうに思っております。2つ目の内容ですけれども、先ほどその、武藤が一時的な原子炉の冷却機能が喪失したという趣旨の発言、その真意はというようなご質問が頂戴したかと思います。これ一時的に冷却が不十分になりまして、燃料が損傷した可能性があるという認識を求めたというものでございます。それとして、地元のその、もともとその情報を漁協さんなどを通して放射性物質の拡散につきまして、データなどを、こう示しているのかといったご質問を頂きました。例えば環境影響評価の際に、炉排水による影響、炉排水による、よりました海水の温度の上昇するか。こうしたデータなどを収集しておりますけれども、放射性物質の拡散といったようなことに関するデータはお示しをしてございません。シュミレーションに関するお話ですけれども、シュミレーションに関する公表について、あるいは実際にしているのではないかというふうなご質問頂戴いたしました。改めて本人にも確認しましたけれども、まず、シュミレーションの件につきましては、電源が喪失したことによりまして、●●のデータが計測できていなかったために、シュミレーションそのものがこうできていないということ。従って、お示しすることができないということをご理解頂きたいというふうに。それともう1つ。プルトニウムの分析について、●●分析するというようなことを先ほど、あるいは今日●●と思うんですけど、今回の放射性物質の拡散状況などを踏まえ、また昨日ご意見というか、ご指摘頂いたことなども踏まえまして、また更に分析する必要があると考えまして、●●についても分析を進めると、当社として判断したということでございます。以上が質問に対しまして、回答させていただきます。
記者:シミュレーションに関してなんですが、そもそもやっているんですか、やっていないんですかという質問に関してはいかがですか。
東電;今回については、データが繰り返しになりますけれども採取できないということでシミュレーションとしては行っていないということです。
記者:やってないんですね。本当ですか。
東電;シミュレーションそのものは行っておりません。やりたくてもできないというのが現状です。
記者:ではなんで国はデータ出してるんですか。
東電;すいません、そこのところは。
記者:それは確認してください。国はデータ出してます。東電さんと国は同じでいいと思ってるんですよね。少なくても東電さんが国よりも少ないデータだということはありませんよね。
東電:すいません。本人にも確認致しましたけれども、シュミレーションということそのものができていないと申しておりました。
記者:なぜ国はできているんですか。
東電:すいません、そこのところはちょっと存じません。
記者:国はやっているんです。少なくても廃棄棟からのデータがなくてもやる方法はあるんです。他の部分からモニタリングしたデータのところから、逆算してですね、全体がどれくらい放出されているかということを考えて、そこから拡散シュミレーションしているんです。これ常識的に考えてそういうやり方ってわかりますよね。
東電:なんとかシミュレーションができないかというふうに検討したけれども、なかなか難しかったと、そういうようなことでございました。
記者:先日はやっているやっていないということが話にあがっていたと思うんですが、やってないということで間違いないんですか。あとで出てきたと言う話は、そう言った話は出てきませんよね。やってましたという話を後から出しませんよね。
東電:そこまでおっしゃるんでしたらもう一度、改めて確認させて頂きます。
記者:はい。よろしくお願いします。
記者:さっきの記者会見でも、残念ながら意味のある結果にはなっていない。と録音から聞き起こしたんですけれども、というおっしゃり方だったので。意味のない結果はでてたというふうに聞こえたんですが。あと一昨日の記者会見でもですね、その時点その時点でやっていってるという言葉もおっしゃっていましたし。
東電:本来は、繰り返しになりますけれども、そうしたデータがないということもありますので、その時点時点でという言い方してましたか。
記者:本来ならばとれているはずのデータが必ずしも十分にとれていないということでございますので、このシュミレーションの結果につきましてもそういう中でその時点時点で評価をしてきたと、そういうことでございますというのは、これ一昨日おっしゃっていたことなんですけれども。
東電:わかりました。
記者:あと一昨日おっしゃっていたことさらにいいますと、公表するんですかしないんですかという質問に対して、継続的にその中身につきまして、継続的に事態が発展、あ、進展していっていると思いますので、全体をとりまとめてご報告する。というふうにおっしゃっていて、で、なら今すぐしないんですかという質問に対して、具体的にそういうものをどういうふうに公表させて頂くのかということについてちょっと考えさせていただきたいということで、それで今日の会見になった。
東電:改めて確認いたします。なんというんでしょうか、正しいシミュレーションができていないということを申していることなのかと思いますが、念のため改めて確認させて頂きます。
記者:シミュレーションというのは、常に色んな過程を置かないとできないものなんですよね。それで、それが正しいかどうか分からないというのはもちろんあるんですけれども一定のところまで必ずできるはずですよね。
東電:適切なシミュレーションということでしょうか。
記者:その適切というのは、つまり完全に正しいことは分からないですよね、結局シミュレーションというのは。ただ色んな仮定をおいて、こうこうこういう条件のもとならこうなると。こういうことを考えるのがシミュレーションなのであって、データが完全ではないから分からないというのは、それは当たり前の話であって、なんで今更そんなことをおっしゃるのか、全く理解できないんですが。
東電:念のため改めて確認しておきます。
記者:2番目の武藤副社長の発言でね、確認された後でも一時的に燃料の冷却は不十分でなくなったという認識で変わりがないということであれば、今現在は十分に冷却されているというご認識にということにとってよろしいですね。こんだけ大騒ぎになってアウトローコントロールの状態だけれども、副社長としては、今は十分に冷えてるんだと、そういう認識だということですね。
東電:一時的に、なんといいましょうか、冷却が不十分であったということを持ってして、今は必ずしも全て十分だということでは、はい。
記者:そういう意味では、改めてお聞きしても一時的な冷却は不十分だったということでしょ。そしたらそれは今は大丈夫なんだったら、安全宣言してもいい位じゃないですか。
東電:そこまでの真意の確認が、本人に対してできませんでしたので、ちょっと申し訳ございません。
記者:確認していただけますか。
東電:努力いたしたいと思います。それでは1点目、ちょっともう一度、最後に確認頂きますので、改めてお邪魔させて頂きたいと思います。よろしいでしょうか。
記者:すみません、今日給水計をですね、からこう、海水注入を開始しているということですけれども、そのイメージをもっと詳しく教えていただけると。給水計から入って、どういう形で水がぬけているのか。
東電:抜けてるんですか。
記者:入った水が抜けてないですか。こう入れっぱなしで。
東電:ええ。基本的には、蒸気になって、蒸気が少し多くなって、圧力が●●に上がって、サプレッションシェンバーかなんかの水がですね、圧力抑制室の中の水が相当多くなっていると思いますので、そこで●●しているという風に思いますけれど。そこはですね、微量、外に出ていないかですね。というところは想定ですので、若干出ていることもあるかと思います。よくこれはパラメーターを見ていくという風に思います。
記者:そうするとそういうので給水計がこう、回復したとしても、やっぱりそれを冷却するための除去系が機能しないと、温度が下がっていかないということ。
東電:はい。おっしゃる通りで、まずは水位を上げてやると、そのあとは循環で冷却してやるという順番になると思いますので、まずは今タービン計の復水計を生かすことを考えてやってございますけど、●●そういったことを考えております。
記者:ただRHRも同時並行してやっていかないと、入ったはいいが、こっちが動かないんで、そっちも今からやります。じゃあ遅いわけで、そこら辺がよくわからないんですが。
東電:ええ。だから環境が、電源が今、生きて、2日目、3日目でございますので、●●の中操の電源がついてですね、現場の電源もついてくと思うんです。そういったことの中でですね、原子炉でアクセスしていくということでございます。ですから、冷却の順番ということもございますし、環境の改善。電源が復旧することによってですね。そういったところの順番もしっかり、なるべく線量の話もございますので、明るい内にやりたいですし、そういったことも含めてですね、順番だというふうに思っております。
記者:もう1点だけなんですけど。3号機は線量が多かった、1、2号機は線量は問題ないんですか。
東電:1、2号機、2号機の方はタービンでですね、500ミリというのが、情報ございましてね。あれは500ミリ●●あったわけではないんですけれども、5分で56というのがございましたので、やっぱり●●高いことがあるということですね。1号機もちょっとまだデータは上がってきていないですけれども、2号機もこういう状況ですので爆発している1号機も当然。そういう状況にあるというふうに思っています。
東電:それでは。はい。
記者:すみません。1号機のパラメーターなんですけど、11時までのやつしかいただいてませんけれど、サプレッションチェンバーの値300まで上がってますけれども、これベントできるような状態になっていると考えているんですか。
東電:ベント準備はですね、してると思うんですが、ちょっと確認しておきます。
記者:ただ、ウェットができるような状態ですか。これ。
東電:ウェットを開けていくかどうかは、やってみないととわからないですね。
記者:わからないです。
東電:水位がどこまでいくか。
記者:ただ、このままの、いわゆるサプレッションチェンバーの炉圧と、ドライウェルの炉圧でいくと、いずれかベントは必ずやらなければいけない状況にはきているんですか。
東電:今日の未明に、給水計に替えてですね、水がずいぶん入って、その後圧力がそれなりに上がってきたので、少し流量を絞っているというふうに聞いております。ちょっと今デジタル値がないので、また少し整理ができたらお知らせをしますけれど。少し、流量を絞ってきているので、その後、圧力の上昇が、ねてくるのを、今見ているという状況ですので、もうちょっと●●給水の方を絞るというようなことをしていくことになります。
記者:給水の方を絞ってこれ炉圧、中の炉の温度高いですけど大丈夫なんですか。
東電:ですから温度と圧力の関係ですよね。なるべくベントを開けないで徐々にでもいいんで、冷やしたいということですので、そこのコントロールができるかですけれども。そこが少し給水計とか冷却計が復活するまでですねそういったことを考慮して、やっていくという考えになっています。
記者:それとその3号機の方なんですけど、炉内の温度と他のいわゆるパラメーターですね、●●ドライウェルの値とかを見ていくと、こういまいち整合性が取れていないんですが、ちょっと3号機の方は圧力容器の温度はそこそこ下がってきてるのは、だいたいそうなのかなと思うんですが、電源を切り替えても●●に数値が少し変わってしまったのですが、そういうところ●●でございますので、注意深くパラメーターを見ていくということになろうかと思います。
記者:それとあと5号機のところ、先ほどポンプですね、残留熱除去系に切り替えたらポンプが落ちたというんですけれど、いわゆる電源の方に問題があるのか、メカニカルな問題があるのか、おそらくたぶんポンプだと可変周波電源装置かなんか使って、電圧と周波のコントロールやっていると思うんですけど、そこが効かなくなっているのか、一体どういう見込みですか。
東電:詳しい状況は聞こえてきてませんけれども、メーカーさんとの間でですね、ものすごく確実に用意してもらったポンプなんですけれども、いわゆる原子力仕様ではないんですね。今まで我々がやっていたような信頼性のあるものではないというのは事実です。それから電源の方も、本設の電源からひっぱってきておりますけれども、ケーブルをですね、合わせて、いわゆるそのどっかん工事的な電源の引き回しをしているのは事実で、電源の元は外部電源で、正式な配電盤からひっぱってきていますけれども、モーターにつなげるところは、どっかん的なイメージですよね。そこはしっかり施工できているのかということも含めてですね、もう1回今晩かけてもう1回見てみる、調査してみるということでございますので。
記者:ということは、普通のポンプだったら必ず周波制御なりなんなりして、ポンプトリップしないように制御していると思うんですけど、その辺のとこまでいけてないということですか。
東電:今後、継電器関係もどの程度まで持っているかわからない、トリップしてですもね、最低限の●●を持っていると思うんですけど、そういったところもたぶん、普通の状態とは違う中でやってる。
記者:いわゆる供給側でコントロールできなくて、受電側のポンプ側の制御のところだけに今任しているという状況になっているところなんですか。
東電:ちょっとその辺の詳しいところはわからないんですけども。たぶんそういう細かなところで、普通とは違う状況になっているんだと思うんですね。そういうところ、1個1個認識して、対応していくということが大事だと思います。こういったこと、色んなとこ、仮設でですね、本設の電源でまわしてますといってもですね、結局は仮設でひっぱってまわすということにですね、たぶん今後ずーっと起こってくると思うんですよね。ですので、こういったことがないように慎重にやりますけれども、やはりそのどうしてもこういうことが起こってくるんですね。だからそういうことが起こった時にちゃんと対処していくということを、1つひとつやっていって、段々信頼性のあるものを構築していくという考え方だと思うので、今回は温度的には一晩十分に持つだろうということなので、しっかりと調査できる時間があるというふうに判断して、対応していくということでございます。
記者:すいません、今まで、作業、黒煙で作業中断していると思うんですけど、例えば明日の朝までやらないとか、そこらへんがどうなっているのかだけ教えていただきたいんですけど。
東電:具体的な何時とか、どういうふうになったかといった判断材料は、ちょっとまだ報告なくてですね、現場も建屋の様子を見ながら判断するということでしかないと思います。ですので、この時間ですので、今●●、作業が再開するかといことも含めてですね、ちょっと今わからない状況。特に電気関係の作業員は、専門の作業員ですので、そんなに●●がいるわけではないのでですね、夜の効率が悪い中で線量を浴びながら●●のがいいかどうかということも含めてですね、●●が出たかどうかの判断であるというふうに思います。ちょっとよくわからない答えで申し訳ないんですけど。今お答えできるようなデータはないという状況でございます。
東電:それでは、1つご質問、課題が残りましたのでちょっと確認致しまして、またお邪魔をしたいと思います。ありがとうございました。