東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月24日18時35分から54分間)

東電:計画停電の内容。及び受給状況等につきまして、ご説明させていただきます。ご説明させていただきますのは、皆様から中央、向かって左側。●●でございます。皆様から向かって中央右手、営業部長のシマダでございます。皆様から向かって一番左手、系統●●部長の内藤でございます。皆様から向かって一番右手、法人営業部長のカマクラでございます。本日も以上4名にて説明させていただきます。

東電:それでは、本日の受給動向からご説明いたします。本日は、午前中10時に3730万キロワットを記録しましたが、気温の上昇などにより12時の段階では、3670万キロワットまで下がりました。ピーク時、18時から19時でございますが、ピーク時の需要想定は、午前中の気温が前日より低く推移、特に周囲が3度程度低くなっておりました。低く推移いたしまして、需要が高めに推移していることを踏まえ前日の予想を150万キロ上回る3850万キロワットを見込んでおります。なお、18時現在では、3500万キロワット程度で推移しております。それでは、明日以降の計画停電の予定について、ご説明いたします。明日、3月25日につきましては、供給力は、3850万キロワットを見込んでおります。一方、電力需要は、本日より、気温が高めの予想。ピーク発生時、7℃程度と予測としておりました。気温が高めの予想であるものの、点灯時間帯に、雨が予想されることから、本日と同様の3850万キロワット程度を見込んでおります。これらを踏まえ、明日は、6時20分から10時の第3グループ。9時20分から13時の第4グループ。12時20分から、16時の第5グループ。13時50分から17時30分の第3グループ。15時20分から19時の第1グループ。16時50分から20時30分の第4グループ。につきましては、計画停電は、実施いたしません。また、18時20分から、22時の時間帯における第2グループの計画停電の実施の容器につきましては、今後の受給を見極めた上で、開始時間2時間前までに、お知らせいたします。次に、3月26日から3月31日における計画停電の実施予定につきましては、お配りした資料をご参照ください。計画停電に際しまして、ご留意いただきたい点を幾つか申し上げます。実際の停電時間は、各グループの時間帯の内、最大3時間程度になる予定です。グループごとの時間帯は、開始終了時間が、多少前後することがあります。当日の受給状況によっては、予定していた計画停電を実施しない場合があります。また、予測を超えて、受給が、逼迫した場合には、改めて、計画を見直した上で、実施前に計画をお知らせいたします。また、計画停電を実施しているグループに近接する地域についても、停電する場合があります。その他、ご注意いただきたい点を申します。火災防止のため、自宅を離れる際には、ドライヤーなどの電気機器のスイッチを入れたまま外出されないようお願いいたします。信号が、突然消灯することが考えられますので、交差点の通行には、十分ご注意いただきますようお願いいたします。ビルやマンションでは、エレベーター自動ドア、オートロック、立体駐車場などが稼働しなくなりますので、ご注意ください。特に、エレベーターは停電が予定されている時間帯の利用をお控えください。計画停電については、以上になりますが、この度の計画停電では、お客様をはじめ、広く社会の皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけいたしまして、まことに申し訳ございません。また、節電にご協力いただき、まことにありがとうございます。停電の対象となるお客様につきましては、当社よりお知らせします停電予定時間に備えていただくとともに、その他の地域にお住まいのお客様につきましても、弾き続き、不要な照明や、電機機器のご使用を控えていただきますようご協力をお願いいたします。私からは以上でございます。

東電:それでは、着席させていただきまして、営業部長のシマダより、いつものようにお客様の声についてご紹介させていただきます。

シマダ:それでは、カスタマーセンターへのお問い合わせの状況につきまして、ご報告させていただきます。昨日の3月23日分でございます。入電の件数でございますが、6万6000件でございました。計画停電に関するお問い合わせ等の件数は、2万2000件でございます。主な、お問い合わせのうち、半数以上が、ご自身のグループの確認ですとか、停電の有無をお問い合わせるといった内容でございますが、停電対象地域の不公平化といったことに関するお声は、以前として多くいただいてございます。また、夏の計画停電に対するご要望の声もいただいております。幾つか具体的なご意見をご紹介いたします。1つは、米の種子を生産しており、夏場に●●を使用中に停電になるとダメになってしまう。死活問題だというようなご意見がございました。また、子供が難病を抱えている。夏は、エアコンが必須であり、停電エリアに入るのであれば、対処してほしい。また、時間帯につきまして、出勤前の朝の時間帯を外すなどはできないかというお声もございました。また、電話が繋がりにくいということに関しまして、ちゃんと繋がる番号を地域ごとに設定してほしい。あるいは、こんな時期だからこそ、電話が繋がらなくてどうするんだというようなお叱りもいただいてございます。以上でございます。

東電:以上、明日以降の計画停電の概要、及び本日の受給、そして、お客様の声についてご説明をさせていただきました。本件に関しまして、ご質問等ございましたら、挙手にてお願いいたします。

記者:NHKのヨシタケです。2点ありまして。1点目が土日のことなんですけど、土日は気温とか需要の見通しを今どう考えていらっしゃるかというと、発表方法で明日の時点で土日、両方ともなんか示すのか、それともやっぱり前日という形で、明日は土曜日だけで。日曜日については、土曜日●●とか、まだ記者会見の有無についても教えてください。あと、2点目は、明日発表すると思うんですけど、グループの細分化についてなんですけど、同じ時間帯に、例えば第1グループのAと、第2グループのAみたいなそういうところまで影響しちゃうのか、それともやっぱり第1グループ第2グループっていう時間帯ごとでA、Bと、ちょっとうまくいえないんですが、そういう風になるのかどうかっていうところを2点お願いします。

東電:土日につきましてはですね、明日まとめて土日ということは、今考えておりません。今の段階で、ただもう少し時間ください。発表できるようであればしたいと思うんですが、天候次第と言いますか、これによってその、見通しが考えられるのであれば、したいと思うんですけど。すみません。まだ決めてません。今まで通り、前日にやらせていただければと思います。

シマダ:続きまして、明日発表させていただきますグループの細分化に関しましてのご質問でございますが、例えば、本日の資料の別紙1週間の今後の停電の予定を示してございます。例えば、3月26日といったところで朝から第4グループ、第5グループ、第1グループというような形で並んでございますが、例えばここに、同じ時間帯に一番最初の第4グループのサブグループ。そしてそこに第5グループのBサブグループというようなことは、一切考えてございません。このグループ、基本的にグループ分けを、細分化しても変えるつもりもございませんし、このローテーションは、このまま継続して参ります。で、その中の例えば、利用もギャップがあまり大きくなければ、第4グループの内のA、 B、Cにだけ停電させていただいてというようなことを、ご報告、事前に発表させていただくということを考えております。

東電:その他いかがでしょうか。

記者:産経新聞のフジサワと申します。武蔵野市さんが今日HPで発表されているんですけれども、鉄道用変電所と充電地域を計画停電の対象外とすることに改めてなったので、結果として最初にその武蔵野市全域が計画停電の対象外になったという風に今日HPで発表されているんですけれども、鉄道用については、14日と15日の段階で確か除外するというお話になっていたと思うんですが、改めてその東電さんから通知があって、結果として全部はずれることになったというようなお話らしいんですけれども、何かここを通じて、方針が変わったりということがあったんでしょうか。またその結果としてその対象外となった自治体というのは、他にも出てきているんでしょうか。●●の関係かと思いますが。

シマダ:はい。その武蔵野市の停電の対象の件でございますけれども、こちらにつきましては、3月14日。計画停電を開始させていただきました当日。非常に、鉄道をご利用の皆さまにも、大きなご迷惑をおかけいたしました。その実績を踏まえまして、国からのご指導もございまして、鉄道につきまして、対象の使用な鉄道、対象外とするということで、見直しをさせていただきました。それは、3月の15日から、見直しでございます。それに伴いまして、武蔵野市のエリアは、元々第3グループといったところで、実際に停電の対象になりますが、3月16日が最初の予定になるはずでしたけれども、すでに3月16日から対象の範囲となっています。それ以降、特に変更はございません。

東電:その他、いかがでしょうか。

記者:NHKの●●ですけれども、先ほど、明日発表されるサブグループの件なんですけれども、そのサブグループの●●がですね、先ほど、AとBとCというような言い方をしていましたけれども、サブグループ。第1サブグループとか、第2サブグループとか。そう言ったですね、●●する我々からすると、グループという名称が2回出てくることになるので、第1グループの第1サブグループというとですね、視聴者の人が混乱する可能性もあるので、名称をちょっと工夫していただけないかというのが、まず1点と、ただAとかBとかですね。違う名称にしていただけると、報道する側からすると多少やっぱ混乱が少ないかなというふうに思っているんですけれども。それについて今どういうふうな名称で、発表しようとしているのかというのが1点と。細分化した場合にですね、今までは●●の場合はですね、2段階にやってましたけれどもこれまで特に2段階にしなくなるとか。それは引き続き2段階はあるのかという点について、●●の仕方がそこについて変わるかという点について教えていただけるでしょうか。

シマダ:それでは、全般でございますけれども、今基本的には、第1グループを5つに分けるということで、A、B、C、D、Eという名前をつけようと思っております。で、それをサブグループと呼ぶかどうかでございますが、言い方によるんですけれども、1のAグループとか1のBグループとかですね、そんな形で呼ぶのが比較的ノーマルじゃないかなと思って、そんな準備をしてございます。もし、何かいい●●がございましたら、教えて頂ければと存じます。

東電:これからは、2段階でございますけれども、やはりその不足の自体といいますが、我々の電源の脱落などというのが、ございます。その場合は、誠に申し訳ないんですけど、2段階ならざるを得ないことなどもございましてですね、今の計画で、やらしていただきます。

東電:その他ございますでしょうか。

記者:朝日新聞のタケナカです。今後の計画停電の見通しをちょっと聞きたいんですけれども、今日、明日とその、ピーク時の1グループだけ実施ということで、想定需要と供給力を見ても、拮抗しているような状況になっていると思うんですけれども、今後その供給力と需要の双方で、計画停電が、その今のこのピーク時に続く打撃よりも増やさないといけない要因というのは、あるのかどうなのかというのを、お聞きしたいんですけれども。合わせてその火力発電所の立ち上がる、今日も立ち上がりましたけれども、直近で次立ち上がるとしたらいつ頃どれくらい増える見通しなのか。あとその需要の方では、鉄道も今、満期運転を今やっていると思いますけれども、この辺りどれくらいその需要が抑えらえれているのか。鉄道が元に戻った時には、どのくらいその需要がアップしてしまうのか。それをちょっとお聞きしたいです。

東電:計画停電につきましては、私どもとしても、できるだけ回避したいという立場を持っております。電源が、立ち上がってくるということと、それから、これから段々気温が上がってくるに向けて、受給バランスはどちらかというと緩和されてくるだろうという状況です。ですので、回数というのは、私どもの、今、今日入ったのが、東大島の●●なんですけれども、こういうものが順調に運転してることを、我々としては、万全を期しているんですけれども。万が一のこと等ございますと、●●が落ちてしまうということになりますと、100万キロの受給バランスが崩れると。そういうことがないという前提でですね、できるだけ、●●していきたいと。それから次も。

東電:火力発電所の立ち上げということでございますけれども、3月22日の日に、この場でも紙を配らせていただきましたが、3月末までも火力の復旧見通しということでございますけれども、現状、東●●1号のは立ち上がりまして、停電の立ち上げでですね、来週早々には、足長火力の1号系列の実施という38万キロは期待できるというお話であると思います。直近ではそのように思っております。

記者:東品川火力と、東、どこですか?

東電:品川火力の1号系列、1●●です。

記者:それと、その前におっしゃった東

東電:東扇島火力は、今日立ち上がりました。

記者:東なんですか。

東電:東扇島です。扇の島です。川崎市にあります同じ扇島火力1号機です。

東電:すみません。鉄道の節電効果はですね、節電効果は1割.

東電:鉄道節電効果につきましては、日々の運行状態によりましてですね、なかなかこれということは、今、私どもが、申し上げられることはできませんけれども、あと誤報につきましてというお話ありましたけれども、特に電車の本数によってわかる、伝わります電気量が変わります。ですから、今はちょうどこの状態でピークとか長引くとかいう数字が決まっておりますけれど、これから4月、5月になりますとまた、変更の本数が変わりますものですから、またその状態に合わせて送る変電所等、検討して参りたいと思います。その段階で需要想定等、またさせていただきたいと思います。

記者:共同通信のニシノと申します。武蔵野市の件でちょっと、もう1回教えていただきたいんですけれども、HP見るとですね、25日から東北の●●武蔵野市全域が、計画停電対象外となりますって書いてありまして、ちょっと先ほどのご説明とはちょっと整合性つかないんですけれども、その辺の事情説明していただけますか。

東電:武蔵野市にはどういう意図かちょっとわかりませんので、事実関係は先ほどの通りでございます。

記者:武蔵野市の方に、確認はしているんですか。

シマダ:特に武蔵野市に確認はしてございません。私どもの方での、対象の考え方によってどのような対応をしたかという事実だけ申してございます。

記者:先ほどなんか、おしゃってたのは、武蔵野市の第3グループに関しては、当初からその変更の対象外として変更をしていないという、先ほど説明されてたと思うんですけれども、変わりはないと。

シマダ:第3グループが、最初は、一番最初、当初の段階ですね、この計画停電始めた段階では、停電の対象のエリアに入っておりました。で、鉄道での色々な混乱もありまして、鉄道のための、電力の供給を復旧させたその時に、武蔵野市のエリアが送電されるエリアになりました。それが、3月15日でございます。でそれ以降特に、変更もしてございません。

記者:今日何かあったということではないわけですね。東電として。

シマダ:当社としては、何も変更ございません。

東電:その他ございますでしょうか。

記者:AERAという雑誌の記者で、オオシタと申します。藤本副社長にお伺いしたいんですが、この計画停電に関わらず、ちょっと全般的な話になるんですが、対策本部が出来上がっていると思うんですが、その、清水社長は一度退陣をなさいましたけれどもですね。本社の勝俣さん。全然一向に姿を現さないそうですね。勝俣さん今、社内でどんな指揮をとられているのか。勝俣さんと清水さんの役割分担はどうなっているのかというのが、まずお伺いしたいと思います。それを伺った上で、次の話に。

東電:今勝俣と清水は、2階に菅総理が本部署の中といいますが、原子力の対処本部がございます。そこに詰めている。交代でいるときもあれば、一緒にいるときもございます。

記者:役割分担とかあるんですか。お二人の。

東電:特に、先ほど会場でですね。役割分担というのはないんですけれども、基本的には、社長がですね、社内的な指揮をとるという形はとっております。それから、大臣等が、海江田大臣がかなり、●●していただいておりますので、海江田大臣からのご指示。これは、勝俣が承ることもあります。基本的には、社内の指揮は清水。それから、大臣等の細分については、勝俣。明確にはなっておりませんけども、そんな役割分担をさせていただいております。

記者:ついで、副社長が6人もいらっしゃいますよね。代表権ある副社長が6人もいらっしゃいますよね。この分担はどうなっているんでしょうか。藤本さんは、毎日計画停電のご関係をなさっておられて、武藤さんも、最近になって、ご説明をするようになられましたけれども。6人もいらっしゃるいうのは、どんなふうにその、役割分担して、どう対策本部を運営されているか。その辺を教えてください。その会社のマネジメントがどうなっているか知りたいです。

東電:計画停電の方はですね、私とあと、●●社長。販売本部長ですけれども。これが、主としてやっております。それから武藤は、ご説明の通り、原子力。それからタケイという副社長はですね、昨日ちょっと書いてございましたけれども、記入関係。今、●●しております。それから、ヤマザキという副社長もいますが、これは要因関係とかですね、健康問題ですね。そういうようなことを。それからツヅミは、地域担当でございますので、ツヅミも原子力の方に、詰めておりますが、今は、福島の方に、●●です。

記者:ネイビー通信の田代と申しますけれども、昨日の会見の後お聞きしたんですけれども、その金融機関への支援を通してですね、取締役会の議決事項だったということなんですけれども、その中に、信金中央は入っているんですか。

東電:すみません。ちょっと個別の内容については、私承知しておりません。

記者:仮にですね、信金中央入っていた場合にですね、当然被災地に信用金庫あてまして、あまり大きくない信用金庫がたくさん、被災して、そして復興にもそちらのお金を回さないといけないというような状況においてですね、しかも3県は、岩手、宮城、福島3県だけど二十数行ですね、あって、その信用金庫を本当被災地に、エリアに信用金庫たくさんあるわけですね。そこの、その信金の中央に、融資を●●するということは、あまりにも反社会性が強すぎると。実際実行不可能だと思うんですけれども。本当にその、信金中央なんかに、融資要請出されたのか、どうなのか。

東電:個別取引のことについては、申し訳ないんですけど、申し上げられません。

記者:日本インターネット新聞社の田中龍作と申します。先週私、枝野官房長官に推移のこと聞いたんですが、計画停電の。データは、ここから。東電さんから基本的にはきているということでして、計画停電に限らずですね、諸々の記者会見での発表が、東電さんと枝野官房長官の表現が実に酷似していることもあるのですが、この対策本部で、こう、なんていうんですかこう。スピーチライターとまでは言いませんけれども、そもそもの原稿を書く方がいらっしゃるんですか。

東電:対策本部の中にですか。

記者:はい。

東電:対策本部に、中というか。所謂その、関係省庁とですね、調整をとりながらやっている機能は必ずしも本部の中にはいません。これはもう従来からそういう機能を持っていると思うとございますので、そこで、関係省庁とですね、調整をとりながらその、同じ情報を出していくというところじゃないと、不統合が生じますので、揃えている部分はございます。

記者:その機能は東電さんの中には?

東電:あります。

記者:で、それがその推移だとか、諸々の。

東電:言うことが違うというのは、極めてその情報に対する信用性を失いますので、我々が出していくというと。それから省庁さんが、お出しになるということについては、一致させるように、そこは、強く押しています。

記者:その機能の名称と言うか。

東電:企画部というところです。

記者:企画部。このビルの中にありますね。

東電:はい。

記者:ただ、企画部。ただ、企画部。

東電:企画部です。

記者:はい。わかりました。ありがとうございました。

記者:NHKのサトウと言いますけれども、ちょっと計画停電の確認を。今日ですね、昨日の会見ではですね、今日の火力発電所の立ち上げが、順調に行けばですね、今日もしかすれば、計画停電の実施は見送られるんじゃないかという見通しを昨日おっしゃっていたと思うんですけれど。実際今日の気温はですね、想定より低かったというお話で、結局やらざるを得なくなったんですけれども、気温なんですけども、例えばその、どういうデータに基づいて何時頃のデータで判断されているのかというのが1点とですね。それともう1点はですね、今後夏に向けて、受給がですね、さらにその計画停電を一旦、4月いっぱいで、今回の計画停電というか、大型連休くらいに一旦止めることができたとしてもですね。また、夏くらいに、またその時期を●●する可能性があるということを、再三にわたって言ってらっしゃいますけれども、気温の目処と云いますかね、だいたい何度くらいにまで、暑い状況になってくると、非常に受給が逼迫してくるのか。という目処といいますか。そういう数字的ななんか目安があれば、教えていただきたいんですが。

東電:今、午後のことについてもできるだけ早くお知らせしたいということがございますので、だいたいお昼頃のですね、状況で、夜の想定をさせていただいております。例えば、昨日ですけれども、夜半に、雪が降ったりいたしまして、これは正直言いまして、全く想定外で、需要もかなり上がりまして、心配をいたしましたけれども、それなりに、収まったという。それから、夏いつ頃からということでございますが、これは、例年ですと、6月の下旬くらいからかなり、受給が強くなってくるんですが、今皆様方に、大変な節電をお願いしております。それから今、国の方でもですね、新しいその方策ということについて、色々お考えいただいているわけでございまして、今までのですね、その温度によるパターンで、いつ頃から計画停電を●●ということはですね、ちょっと見通せないという状況でございます。もちろん、私どもの電源の復興というのはですね、非常に大きなファクターになります。

記者:お昼頃に判断するというお話でしたけれども、それは普通の天気予報で我々が見える天気予報の、気温を参考にしているという理解でいいんですか。それともまた別の何か、理解があるのでしょうか。

東電:私どもの専門家がおります。気象の専門家がおりまして、その専門家を含めた判断でどれくらいになるかということを想定しておりまして、必ずしも、気象庁さんが、●●になるものとは違うと場合がございます。

東電:いかがでしょうか。

記者:朝日新聞社の●●と申します。今後の見通しなんですけれども、だんだん供給が、需要を上回ってきた段階で、今たぶん計画停電と、あと鉄道会社のですね、いわゆるその間引き運転等のですね、●●とですね、それとあと、●●中央車へのですね、要請等でですね、今バランスはとってきていると思うんですけども、この先、いわゆる需要がどんどん減ってきて、供給が回ってきた段階で、一番最初に、取り組むというのはですね、計画停電をやめていくとか、それとも鉄道会社の間引き運転の方で要請を解消して、それでもまだ計画停電を続けていくのか。どう言う優先順位でですね、この先、いわゆる正常化の方向に向かっていくのかというその辺の考え方をちょっと教えてください。

東電:計画停電を、まずやめたいと思います。それから、鉄道さん●●まだ十分には、わかりません。計画停電が、非常に多くの皆様方にご迷惑をかけているということから、まず、これをやることが最初だと。

東電:いかがでしょうか。

記者:共同通信の●●です。これから、供給体制が整ってくる一方でですね、また暖かくなってまた●●も減るということですけど、一方で、工場、被災していた工場等が立ち上がるということだと思うんですが、その辺の需要の見通しというのは、どのくらい見通しを立てられていらっしゃるんでしょうか。

東電:おっしゃる通り、需要が、被災していたところについては、復興してまいります。それをどのくらい潜り込んで、その、これからのですね、需要を想定するかということについてはですね。今、分析をしております。それと、私どもが、戻ってくる電源のですね、量とのバランスをこれからしっかり見極めていきたいというふうに考えております。

記者:それはゴールデンウィーク前の4月末くらいになるということですね。

東電:ゴールデンウィークはですね、今のまんまの状態でですね、多少需要が復活しても、おそらく計画停電は、ゴールデンウィーク明けは回避できるんじゃないかと思います。需要がそうやって戻ってくるからですね、たぶんダメじゃないということはですね、恐らくないと思います。電源をですね、それまでに、できるだけ集めます。回避できるように努力します。

記者:すみません、皆さんにまず説明をお願いしたいというところかと思うんですけれども、皆さんのご家庭ではどう言うような節電をされているのでしょうか。

東電:私の家は、電気は変圧器です。それから、テレビは1つだけで、私、女房と2人しかおりませんので、テレビは1つで、それから、部屋の電気は1つです。

東電:いかがでしょうか。

記者:何遍もすみません。AERAのオオシマです。今、藤本副社長、計画停電をやめたいと思ってはらっしゃると。皆さんにご迷惑をおかけするのでやめたいというお話をなさいましたけれどもですね、地震が発生したからもう二週間弱くらい経つのですが、この2週間弱の間を振り返ってみてですね、フジモトさんからご覧になってですね、そのマネジメントとして、あの段階でこの決断ができていればよかったなという、そういう部分はございますか。この2週間の、マネジメントの意思決定をちょっと聞きたいんですが。あの段階で、こうした決断ができていれば、もうちょっと事態は変わったんじゃないかとか、そういう点はございますか。

東電:金曜日に地震が発生いたしまして、土曜日にそんなに、電力が落ちなかったということからですね。まず、最初に考えましたのが、週明けは、相当なことになるというふうに思いまして、とにかく需要をですね、抑えないと、かなり予想しかねる事態になるということを被災以降、ずっと考えておりました。なんとかそこを回避したいということをですね、実施直前までですね、ずっと考えておりまして。今、あの時あれをやればというのはですね、とにかく大停電になることは回避したいという一心で、あまりその多くのことについてですね、思いが至らなかったということはございます。

記者:これは、もう大変だなっていうのは、金曜日の段階で思ったんですか。土曜日に入ってからですか。

東電:金曜日の段階で、福島がダメになったっていうのがわかりまして、全号機ダメですから、これはもうすごいことになるということは、想定いたしましたが。需要がどのくらい出るかというのは、ちょっとよく分かりませんでして、需要もかなりですね、地震の場合落ちるんですね。で、かなり需要も落ちるんじゃないかと思ったんですけど、土曜日ですね、3400万キロでたんですね。で、これがこのままですね、月曜日に流れ込んだら、ちょっとこれは大変なことになるとということを、刻々と思っておりました。

記者:金曜日で大変な事態になると思ったのは、金曜日の何時くらいですか。電源が切れたあたりでしょうか。夕方くらいでしょうか。

東電:福島の電源が全部落ちたと。スクラムと言いますけれども、この段階で、福島は、当面復活しないと。これは、その津波がどうとかですね、そういうことではなくて、基準地震度が今決められておりますけれども、それ以上になったら、全号機、停止するようになってるんですね。で、止まってですね、これを早期に復元するということは、原子力の場合できませんから、もうこれ10台当分ダメだということになって、もうそこで、かなりですね、緊迫感は持ちました。

記者:ネイビー通信の田代と申しますけども、個別のですね、株主なんかに、株主に、何か説明をしているとか優遇していることがあるのではないかということを先にお聞きしたいんですけども。

東電:株主さんには、まだ説明しておりません。

記者:あ、そうですか。で、その、皆さんのですね、副社長とか他の副社長さんのお話なんかを聞いていて、例えばその未曾有の大震災だったとかですね、どうもその取締役会の統制というものはですね。私ども逆に取れすぎているのではないかと。かなりその清水。社長の方はですね、その、かなり強力に統制をとっているのか。で、それと逆にですね、取締役会というのは、本来色々な意見を言ったりですね、今緊急時ですけれども、場合によっちゃ例えば、計画停電のことについて、意見を言ったり、融資のことについて意見を言ったり、どこを優遇するのか、株主を優遇するのか。消費者、被災者を優遇するのか。それは、もうその取締役会の状況というのは、どういう感じなんでしょうか。

東電:とにかく今、全力で、復興をするということを前提に、色々意見を交換しているところでございまして、個別の内容については、申し訳ございませんが、説明できません。

記者:清水社長は、リーダーシップは、かなりとっているということですか。

東電:発揮しております。

記者:NHKのムカイですけれども、先ほど、計画停電のですね、鉄道の間引き等を、●●の要請のこの優先順位の問題なんですけれども、先ほど藤本副社長は、計画停電は多くの方に、迷惑をかけるということで、まず計画停電を先に、止めたいということなんですけれども、今の状況でいくとゴールデンウィーク明けには、計画停電を一旦終了することができるんじゃないかということなんですけれども、その後についてはですね、ゴールデンウィーク明けについても、引き続き、鉄道会社にですね、間引き運転というか節電の要請は続けていくんでしょうか。それとも、ゴールデンウィーク明けで、計画停電が終了した段階で、大口の需要方に、鉄道に対するその節電の要請というか、お願いを同時に終わるというそういう理解でよろしいでしょうか。

東電:間引き運転をするかどうか、それは需給バランスを見ていきたいと思うんですけれども、節電についてはですね、これはもう、誠に申し訳ないんですけれども、ずっとお願いしたいと思っております。と言いますのは、それが、その短期でですね、短期でその電源が、従来お客様のお使いいただいた需要に戻るということはございませんので。節電のお願いにつきましては、これは、誠に申し訳ないんですけども、ずっとお願いしたいというふうに思っております。間引きが解消されるかどうかはですね、これは私どもの電源がどれだけ立ち上がってくるか次第だというふうに思っておりまして、これにつきましては、きめ細かく、●●さんとお話しさせていただく中で、やらせていただきたいと思います。

記者:TBSの●●と申します。不公平感の是正という件で、計画停電が始まって約10日ですけれども、この10日間で、どのグループが何回行われたかというような集計で、今後調整していくのか。それとも、どのグループ内のどの地区の何丁目は、今まで運休何時間何分だったとか。そう言った細かいところまで是正されるのか。あともう1点が、夏におそらく、23区のうち20区を含めるだろうというような今見通しだと思うんですけれども、その際には、今回のこの3月と4月の期間に入っていないことから、夏は、20区から比較的多めになるのか、それともスタート時点で、一旦リセットして、そこで公平なろうという形なのでしょうか。見通しだけでも教えてください。

東電:まず、その回数によるですね、公平感というのは、どうするかということなんですけれども、これは、ある一定期間ではそういう不平等が生じると思いますが、ある程度の期間を見ていただきますと、今のローテーションですとですね、公平になると思っております。従ってここのエリアは、何回止まっているから次は、これということは、返ってですね、計画性がない、直前のお知らせになるということになると思いますので、今のローテーションの中で、やらしていただきたいと思います。で、今、公平感、不公平感については、回数というよりもですね、止まっている、止まっていないということに対する、公平感を大変指摘されておりまして。こういうところをですね、実現していくことが大事だと思っておりまして。今のやり方をすぐ変えるということはなかなか今難しいんですけども、今23区のお話もございましたけども、その段階で改めてですね、できるだけ公平な、その計画停電というのを確定していきたいというふうに考えておりまして。あらかじめその東京都が止まっていないから先にたくさんというようなことは今考えておりません。やはり、23区を止めるということは、例えばその、●●のこと考えても、来年たくさんあるわけでございますし、それから病院。それから公共機関。ということを考えましても、その●●はですね、だいぶ違うと思っておりますので、そこをたくさんとか、止めていないから多くということは特に考えておりません。

東電:そろそろ時間に近づいてまいりましたが、では、手を挙げている、すみません。3名の方で。

記者:朝日新聞社のカナイと申します。すみません。度々その計画停電をですね、やれる時である程度目安というかですね、例えばその需給格差で、どのくらい、例えば1000、2000万キロワットとかですね、がついた段階で計画停電は、とりあえず計画の発表はやめると、なんかだいたいの漠然とした数字というのは、何かお持ちなのでしょうか。

東電:需給バランスが安定的に、その保たれるというような見通しですかね。

記者:なんか具体的な数字というのは、こう1000万キロとかですね。

東電:いやいや、そんなたくさんは止めません。現状にも追わない通りようにその読み力と供給力に対してですね、その供給力が随分回っていればもちろん計画停電しなくて済むわけですけれども、安定的に必要予備力につながる割合というのは、8から10%程度で、それ以上●●があれば鑑定しなくてもいいですよと申し上げられるのですけども、そういうレベルにはですね、なかなかその4月下旬ではですね、ならないと思っています。従いまして、基本的に、計画停電を実施するというレースはですね、4月末には解消するだろうと。それを我々是非とも実施したいと思っているんですけども。その計画停電の仕組みそのものはですね、今後も4月以降ですね、なくなるかということもですね、なかなかそれは需要だけではなくて、電源の大きな節約等があればですね、需給逼迫になる可能性ももちろんあるので、頻度等については、もちろん相当減ると思うんですけども、●●今日で完全になりましたというのは言えるかどうかという、そういうものは、需給バランスをよく見たいと思っております。どのくらいその火力発電所等がですね、復旧が進んでくるかどうかということを見極めたいと思います。

記者:●●新聞の●●と申します。これまでの会見で副社長が30万キロワット以下のガスタービンたくさん導入したいということをおっしゃっていましたが、その、手配や手続きの進捗はいかがでしょうか。

東電:今、各メーカーさんにどういうものが、どのくらいの納期で入るか、今、問い合わせ中というところです。国内メーカーさんもいれば、海外メーカーさんもいます。

東電:最後の質問で、申し訳ございません。

記者:週間ダイヤモンドのコジマと申します。3つほど伺いたいのですが、まず、金融の方、ファイナンスの方なんですが、2兆円の、総額2兆円を借り入れるというふうに聞いているのですが、その金融負担というのは、電気用品に跳ね返る仕組み、または跳ね返るものなのでしょうか。もう1つ、藤本副社長に伺いたいのは、融資負債をこれまでずっとこう、絞ってこられてようやくここまできたというところで2兆円というふうに借り入れをすることに対して、どういうお気持ちかということと、最後に、先ほど計画停電をやる最初の方の話が出てたんですが、私の方で、勘違いしてたらすみません。11日にもうすでにやるということを決めておられて政府と●●が2、3日か買って、13日夜になって、発表になったかと思うですが、そのちょっと経緯、●●なったというふうに聞いてますが、経緯をちょっと教えて下さい。

東電:最後のご質問からお答えしますが、計画停電をやる、やらないということは14日の朝方までにとご説明させていただきまして、11日には決めておりません。それから、逆にお答えさせていただきますが、融資負債の削減についてはですね、確かに、自己資本の強化ということで一生懸命してまいりましたが、今は、そういうことを考えてる余裕は全くございません。とにかく、今の状況をできるだけ早く、安全な状況に復興するということが先でございまして、我々の自己資本だとか、金利がどうなるということについては、今全く考えておりませんで、とにかく復興するための資金を集め、できるだけ早く安定状態にするためにですね、あらゆる負担を全力で尽くしていきたいというふうに考えております。

記者:復興支援というのは、●●中ですね、例えば早急に買収しなといけないような農産物とかそう言ったものの、賠償などの。

記者:2兆円の中にはですね、今復興に2兆円と言われましたけれども、早急に賠償しないといけないような農産物だとかですね、被害、損害賠償とかそれも含まれて、その運転資金として、緊急にその、融資を、あ、要請をされたということでしょうか。

東電:賠償のやり方についてはまだ決めて、決まっておりません。それは、よくですね、国のご指導をいただきながら、賠償やっていこうと。2兆円の融資の中にそれが入っているか入っていないかというのは、定かではございません。

東電:よろしいでしょうか。それでは、こちらで最後にさせていただきたいと思います。

記者:共同通信のヤマモトといいます。すみません、昨日も同じ質問でて、お答えいただいたと思いますけど、改めて確認ですけども、明日のグループ細分化の発表は、お昼、正午前後、どれくらいの目処になるのか、もう一度。

シマダ:はい。一応お昼前。11時半から12時の間以内を予定して、●●させていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

東電:繰り返しでございますが、新しい5グループの内の25分割の資料につきましては、明日、計画停電を判断させていただきます第2グループ、おそらく12時前後になりますが、こちらの、実施の有無について皆様にお知らせすると同時に資料については配布させていただきたいというふうに考えております。お昼前後には、皆様のお手元に届くように、準備させていただければと思いますので、よろしくお願いします。それでは、質問あるとございますと思います。明日もまた同じような会見を設けますので、追のご質問等ありましたら、明日いただければと思います。以上をもちまして、本日の計画停電につきまして、説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。