東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月25日13時10分から73分間)

東電:…の結果、第4報、並びに海水からの放射性物質の検出について第5報、いずれも続報でございますけれども、ご説明させて頂きたいと思います。尚、この後の予定でございますけれども、この核種分析の結果についてご説明しました後に、プラント周りの状況を選手交代ということでご説明させて頂く、こんな段取りになっておりますので、よろしくお願い申し上げます。それでは第4報の資料をご参照頂きたいと思います。中段以降になりますけれども、3月24日に敷地内におきまして採取しました放射性物質の核種分析を行いました結果、別紙の通り検出されましたことから分析結果をとりまとめまして、国ならびに県へ連絡をいたしました。今後も同様の調査を実施いたして参ります。5報につきましても海水からでございますけれども、同様でございます。

東電:そうしましたら空気中の放射性物質の核種分析の結果の第4報の方からご説明申し上げます。1枚表紙をおめくり頂きまして、追加になりましたのが、この3月24日の5時27分から5時47分に採取した試料でございます。データの方はですね、下に表を記してございますが、ヨウ素、代表してヨウ素131のところを見て頂きますと、放射能濃度1.5×10のマイナス3乗と。空気中濃度限度に対する割合が1.49という数字になりました。それで数値的にはですね、今までのものとほとんど変化がないという結果でございます。これまでのトレンドをですね、資料の後ろから2枚目のところにグラフでお示ししてございます。それと、またすみません。先ほどの3月24日のところの帳票にお戻り頂きまして、今日今回の試料からですね、少し核種を、少しと言いますか、核種の表記を追加してございます。これはですね、今の結果のところの表を見て頂きますと、上段側の気圧性、あと粒子状、下の段が粒子状、一番下の段がその他の核種という種類になってございます。これはどういう区別かってよりますと、空気中の放射性物質を採取する際にですね、フィルターを、2種類のフィルターをセットしてございまして、気圧性の放射性物質を吸引するため、採取するための活性炭のフィルターとその活性炭のフィルターの上にですね、紙状の普通のダストフィルターと申しますか、粒子を捕まえるフィルターを2段重ねて採取するという方法になってございます。それで気圧性の放射性核種を列記してございますけれども、通常気圧性の核種というのはここの核種のうちのヨウ素の131ですとかヨウ素の132、ヨウ素の133というものが気圧性で捉えられるものということで、今まではこの気圧性についてはヨウ素と、粒子状についてはセシウムとかコバルトというものを対象に数値をお示ししてましたが、気圧性の活性炭のフィルターの中にも粒子状の物質の検知もされているということでその分を増やしました。大変紛らわしくなって申し訳ございませんが、気圧性のところに今コバルト、ヨウ素131、ヨウ素132、ヨウ素133。その下にセシウム134、セシウム137ってありますけれども、このコバルト58、セシウムの134、137というのをですね、追加してございます。それとはまた反対に粒子状の表のところでございますけれども、これは通常のろ紙なんですが、ろ紙のところにもヨウ素が吸着して、わずかですけども吸着して検知されてますので、その分のデータを追加しているという形にしてます。それで3月19日から採って参りました試料につきましても同様にですね、気圧性、それぞれ粒子状のものにつきまして当該核種の欄をですね、追加して検知されてるものはその数字を書くという形に変更させて頂きました。その点をですね、これ以降このような形でお示ししたいというふうに考えております。続きまして海水の方の測定結果の第5報でございます。追加させて頂きましたのは、今回追加させて頂きましたのは、3月24日に採取しました試料についてでございます。1枚おめくり頂きまして3月24日10時10分採取の福島第一の5,6号放水口の北側での採取した試料の分析結果です。ヨウ素の131を代表でご説明申し上げますと、濃度が9.5×10のマイナス1乗。周辺監視区域の水中濃度限度に対する比率が23.7という数値になってございます。それともう1枚おめくり頂きまして、福島第一の南放水口付近、一番最初に試料採取したところの継続的に採ってる場所でございますけれども、そこがヨウ素131が4.2ベクレルパー立方センチと。倍率は103.9倍ということになってございます。それともう1枚おめくり頂きまして、次2Fのデータがですね、福島第二のデータが2つ。1つは2F北放水口付近、福島第一から10キロ地点でございますが、ヨウ素131の濃度ですけれども、1.1ベクレル。倍率は28.4という数字でございます。それともう1枚おめくり頂きますと、岩沢海岸付近ということで1Fから16キロのところでございますが、ヨウ素131で5.0の10のマイナス1乗と、12.6倍という数字になってございます。もう1枚おめくり頂きますと、これまでのトレンドを記してございますが、大きな変化はないということになってます。グラフの最初の方、1枚目のものでございますけれども、これは位置を違えた数値の違いを見ております。すなわち福島第一の南放水口付近のデータ、あと福島第二の北側、あと福島第二の南側の岩沢海岸のものでございます。それと、次のグラフでございますけれども、一昨日採り始めました福島第一の放水口北側の濃度についてでございますが、大きな変化はないということです。それと一番最後のグラフ、次のグラフになりますけれども、福島第一の南側放水口付近のトレンドでございます。もう1枚おめくり頂きまして、2Fの北側放水口付近のデータ、最後のグラフが2Fの、1Fから16キロ地点の岩沢海岸の濃度ということでございます。以上の24日最終分のデータについてご報告をさせて頂きました。それともしよろしければ1つ前のご説明の際にですね、放射線管理委員の数についてのご質問頂きまして、そのご回答を申し上げたいと思います。今、当社の放射線管理をやっている人間ですけれども、福島第一がですね、111人です。これが今現在と言いますより、福島第一の所属の放射線関係の名前がつく職場にいる人間がですね、111名です。ただこの中には事務的な仕事をしている者も含んでおりますけれども、それくらいの人数がおります。福島第二が同じような集計で47人です。柏崎刈羽が123人ということです。トータル281人という数字になります。それで現在福島第一の方でこの対応をしております人数でございますが、社員で56人の放射線管理の人間が当たっております。これは福島第一の所属の人間だけなくて、柏崎からの応援者なども含めて、毎回この固定の人というわけではなくてですね、勤務を交代をしながら詰めておりますけれども、今現在の人数が56人ということになってございます。大変遅くなりまして申し訳ございませんでした。

記者:その56人っていうのは実際に現場の作業をする人と重なってはない。その56人っていうのは放射線管理のみを行うことができるんですか。

東電:そうです。放射線管理をする人間です。放射線管理と言いましても現場で放射線測定をする人間もおりますし、汚染管理と言いますか、緊急時対策室に入ってくる、戻ってくる作業者の方の汚染測定をしたりとかですね、あるいは放射線量の積算をしたりとか、そういう、あとは化学分析的なものもしたりとかそういう人も含めての放射線管理委員という括りでございます。

東電:他にご質問ございましたら、挙手のうえお願い申し上げます。はい、どうぞ。

記者:●●。

東電:入れ替わりもあってですね、今現在発電所の中の、本日現在ですね。

記者:●●。

東電:はい。そういう意味です。

記者:だから111人が●●。

東電:はい。あと本当にその事務屋さん的な人もおりますので、もカウントは入ってる111名ございますので。

記者:●●。

東電:56人は入ってません。

東電:他いかがでしょか。はい。どうぞ。

記者:●●。

東電:延べ数はちょっと持っておりません。現時点の実人数の数を申し上げた。

東電:他いかがでしょか。はい。

記者:すみません。確認ですが、もう一度福島第一、第二、それから柏崎それぞれ管理委員の方の人数教えて頂けますか。

東電:はい。数字の確認でございますね。

東電:先ほど申し上げましたような女性も含めた、事務も含めた数になってございますけれども、福島第一が111、福島第二が47人、柏崎刈羽が123人です。

東電:他いかがでしょか。はい。どうぞ。

記者:3号機の作業員の被曝の件なんですけれども、関電工さんの方で対応されてるんですけれども、東京電力さんの方としてですね、改めて下請けの会社も含めて発表する気はありますか。

東電:具体的にもう一度、どういう内容。

記者:作業員のですね、被曝された会社の作業員が関電工の方だと、その辺について東京電力さんの方では、下請けの会社も含めて、これまではプライバシーということでお話しになりませんでしたけれども。

東電:申し訳ありませんが、当社からは同じ考えで会社名を答えるのにつきましては、については控えさせて頂いております。

東電:他いかがでございましょうか。はい。どうぞ。

記者:先ほどの人数が事務的な方も含むと言われたんですが、●●に●●が可能な方というのは●●。

東電:まだ集計できてません。

東電:はい。どうぞ。

記者:●●。

東電:この後プラントの状況についてはご説明申し上げる時間がありますので、ちょっとそこの辺あたりでご説明させて頂きたいと。申し訳ございません。その他いかがでしょか。はい。どうぞ。

記者:1Fの南放水口付近の海水の放射能濃度なんですけれども、21日と似たようなレベルに戻っているということはわかるんですが、23,24と比較的高い値を示して、100倍を超える値になっていますけれども、まずそういった値が出ていることの理由として何が考えられるのかということ改めて伺いたいことが1点です。2点目につきましては、昨日の被ばく事故の関係もありますが、ちょうど被ばく事故が起きたと思われる10時から12時くらいの間、ちょうど採取した時間帯も同じような時間帯にかかっているわけですけれども、そこで線量が高い水があったということと、因果関係、関係があるのではないかというふうにも推測できると思うんですが、その点についてのご見解を教えて頂ければと。その2点をお願いします。

東電:濃度が変わらないことに対しましては、まだ、何ですかね、その濃度のものが拡散し切れないで淀んでいるのか。あるいは新たな流入があってそのような濃度になってるのかは、すみません。よくわかりません。それと先ほどのタービン建屋での高濃度の溜まり水との関係というのも現状ではわかっておりません。でございます。

記者:もし淀んでいると仮にすればですね、半減期の問題もありますし、徐々に減っていいっているとも考えられると思うんですが、半減期を加味してもかなり高い水準ということはやっぱり新たな流入が考えられるんではないかと思うんですけれども、その点こちらの理解は間違ってますでしょうか。

東電:そのようにも考えられます。この海に来ている、流れ込んできているですね、そのようにも考えられると思います。

記者:そのようにもとおっしゃいましたけど、その可能性が高いという理解でよろしいでしょうか。

東電:そのように考えられるというところまでしか、ちょっとまだわかりません。引き続きトレンドを見ていかなければと思ってます。

東電:他いかがでしょうか。

記者:他にはどのような可能性が考えられるという意味でそのようにもとおっしゃってるんですか。

東電:拡散がなかなか進まないで留まっていると、あるいは分析値もですね、の少し揺らぎもございますので、そんな影響もあるんではないかというふうに思ってますけれども、ご指摘になられたような可能性もあると思ってます。

記者:原子力のものが流れてきているという、この高い線量が維持されているというのは、原子炉由来の起源のものが流れ続けていると、そういう理解でよろしいんでしょうか。

東電:現在流れ続けているかという、すみません。原子炉起源のものであることには間違いないと思ってます。

記者:ありがとうございました。

東電:他いかがでしょうか。もしよろしければプラント状況の説明にちょっと移らせて頂きたいと思います。

記者:すみません。ちょっとお尋ねしたいんですけれども、先ほどの●●の関係なんですが、マニュアルでこういうふうな●●というかですね、どういう規定があったのか。規定に違反しているんじゃないかという話もあるんですけれども、どういう規定だったのか。違反してるとしたらどういうものなのかというのを教えてください。

東電:警報が、教育の中でもですね、警報が鳴ったらすぐ退出するとかですね、そういうことはですね、基本のところでもございますので、そういうところは1つあるかと思います。

記者:他に例えば作業の線量を測るのは作業の前だけというふうになっていると。事前に線量を測るというふうになっていたというふうにおっしゃったと思うんですが、作業中、作業後とかってそれぞれ線量測ることになってたんじゃないんですか。

東電:ちょっと確認しないとわかりません。作業前、作業中、長い作業の場合には、作業中にもですね、長いっていうのはその期間が長いですとか、あるいは作業中に放射線環境が変わるような場合にはその途中でも確認するという、そういうような考え方の記述はマニュアルの中でもあったと思います。

東電:すみません。ちょっと確認させて頂きます。それではこれからちょっとプラントのご説明に移らせて頂きたいと思いますので、ちょっと交代させて頂きます。すみません。

※記録なし

東電:…いった協力企業作業員3名について約170ミリシーベルト以上の線量を確認してそのうち2名について両足の皮膚に放射性物質の付着を確認したということでございましたが、後ろの方になりまして東海病院での診察後ですね、本日25日に千葉県にある放射線医学総合研究所に移動予定ということで、もう移動を開始したというお話を聞いております。今後はベータ線による皮膚の被曝線量についての評価を予定しております。当社社員および協力企業作業員に対しては個人線量の警報を十分認識し、その警報が発報した際には必ず退避することを再度徹底いたしましたというところでございます。以上がこの資料、新しくなりましたところのご説明でございます。私どもの説明は以上でございまして、挙手のうえご質問ございましたら、受けしたいと思います。よろしくお願いいたします。では、どうぞ。

記者:今ライトカメラで確認したところなんですけれども、3号機から今までとはちょっと違うほどの灰色の白い煙が見えるそうなんですけれども。

東電:3号機ですか。はい。

記者:異常があったかとかそういう報告は受けてますか。

東電:現状では、すみません。ちょっと見ておりませんでしたが、3号機で何か新しい事象が起こっているという状況はまだ私どもの方に入っておりません。確認をして、また情報入り次第お知らせさせて頂きたいと思います。

記者:作業の進捗を含めて教えて頂けますか。

東電:作業は電源の関係でよろしいですか。はい。

東電:本日の作業状況でございますが、まず電源でございます。電源につきましては、1号機、2号機、3号機におきまして地下階、タービンの地下階ですね、こちらで水があるところの作業は全面的に現在中止をしております。その関係で水のないところのケーブルの引き回しの作業等を実施している段階でございます。作業の状況といたしましては、2号機のですね、中央操作室の照明が本日の夕方くらいにはですね、点灯するのではないかという状況でそちらの作業を進めているところです。あと6号機のですね、RHRS、残留熱除去系の海水系のポンプでございますが、こちら今まで補助電源と言いますか、発電車を使ってですね、電源車を使って供給をしておりましたけれども、同じく本日の夕方を目標といたしまして切り替えを実施する予定としております。昨日5号機側は切り替えが終了しておりますが、その間にトラブル等も発生しておりますので、その辺りも踏まえてですね、慎重な作業をしていく予定でございます。あと大きな電源関係の作業は本日は進められていない状況でございます。また水の状況ですね、こちらの状況が解決次第また進めていくことになろうかと思いますが、そちらの作業については現在中断中でございます。それからですね、水の注水の関係でございますが、現在淡水の水源の確保をいたしまして、その水を原子炉内またはプール、燃料プールにですね、注入する系統の検討をしているところでございます。現在減水タンクから水を受けましてですね、ろ過タンク、ろ過水タンクですね、それから純水タンク、こちらに水を受けてその先の接続につきまして、今検討している段階でございます。現段階ではですね、原子炉側への注水につきまして何とか進めていきたいということで、本日ないしは明日からですね、淡水の注水ができるような形で作業を進めていきたいということで現在進めているところでございます。現段階では海水をポンプ車で送水して注入をしておるわけなんですが、その代替といたしまして、水源を淡水に切り替えるという作業をまず先行して実施する予定でございます。その後に純水タンクに受けた水をですね、注水する、今までやっていた補給水系のポンプの検討を引き続き進めるということと、新たにですね、仮設のポンプ、電動機駆動の仮設のポンプを付けまして、そちらで給水する方法ということを今検討してございます。こちらにつきましては、現在ちょっと図をまとめておりますので、次回あたりにですね、皆さんの方にご紹介できるのではないかと考えてございます。簡単ですが、以上でございます。

記者:3号機のですね、水が溜まった部分について排水作業がこれから行われるかというような報道があったんですけれども、その状況を知りたいのと。それから●●海水を注入し続ける場合に●●。

東電:排水作業につきましてはですね、現在作業進めているという情報は来ておるんですが、どのような状況かにつきましてはちょっと確認がとれておりませんので、確認でき次第ですね、またご報告をしたいと思います。

記者:●●。

東電:作業は始めているという情報ですので、まだどこに排水しているかとかですね、その辺の情報ちょっと受けて。

記者:作業は開始している?

東電:そうですね。作業は開始しているということでございます。

記者:●●。

東電:海水による影響でございますけれども、これ一般的な議論ではございますけれども、海水を使いますとですね、やはり金属部品につきましては腐食が発生しやすいということで、水源がない場合においてはですね、海水を使うことも考えておりますけれども、より設備の健全性を保ってですね、今の状態をより悪化させない方向にするためには設備の健全性をこれ以上悪くしないということを考えますと、海水を使うよりはですね、淡水を使った方がよりよりでしょうというような状況です。それで現在はその淡水が確保できる状況にありますので、まずは淡水を使うと、ただしその淡水がですね、もしなくなってしまったりですとか、系統上問題があった場合においてはすぐに海水が注水できるようにですね、両方をもった形で作業することになります。現在は海水だけですが、これからは海水系と淡水系の2つが、2つの系統を使ってですね、炉の中に注水ができるようになりますので、何かトラブルがあった場合でもすぐに対応できるような状況になろうかと思います。

記者:すみません。昨日ですね、被曝した3人の内病院に行かなかった1人も放医研の方に向かったという報道があるんですけれども、事実関係はいかがでしょうか。

東電:すみません。現状としてはその辺の情報はまだ入っておりませんので、また確認をさせて頂きます。今日になって病院からではなく直接向かわれたっていうお話があります?

記者:そうです、状態が把握してないんですけど、病院に向かわれたという話。

東電:はい。承知しました。申し訳ございません。確認をしてまたご報告させて頂きます。

記者:すみません。

東電:奥の方どうぞ。

記者:昨日の会見でですね、原子炉内への注水方法について3つ、復水移送ポンプ、純水移送ポンプ、それから仮設のポンプということで、今日の午前中に方針を決めてご紹介できるんじゃないかということでお話あったということですが、これはもう今のところその決定が遅れているということでいいのかどうかということが1つと。あと復水移送ポンプと純水移動ポンプで容量は一緒ということでいいのかどうか。だとしたらなぜ今まで純水移送ポンプによる注水について主に検討されてなかったのか。要は復水移送ポンプと純水移送ポンプとの機能の違い。なぜ復水移送ポンプを優先したのかっていうことについてちょっと理由を教えてください。

東電:まずですね、注水方法に関する検討でございますが、昨日ですね、タービン建屋地下1階の水の問題がございまして、こちらの問題によってですね、検討が若干遅れております。その関係で補給水系のポンプの利用につきまして再検討が必要という段階でございます。補給水系のポンプと言いますのは、復水移送ポンプそれから純水移送ポンプを指しますので、どちらを優先したというわけではなくて、どちらも同時進行で検討を進めている状況でございます。それからもう1点。

記者:であれば、なぜ純水移送ポンプについて今まであんまりメインでやってなかったのかということです。

東電:メインではなくてですね、補給水系と呼ばせて頂いていたのは、その両方を指しております。どちらもですね、系統的には接続が可能な系統となっておりますので、どちらでも使用が可能と。その中で純水移送系の純水ポンプはですね、純水タンクと直接繋がっているポンプになります。それから復水移送系になりますと、外から来ている配管、ろ過水から来ている配管がそのまま接続されているポンプになります。どちらも共通でですね、行き先としては共通のものが使えるようになっていますので、検討としてはどちらも考えていて、ポンプの修理等につきましても同時で進行しております。ポンプの容量といたしましてはほぼ同容量でございます。ちょっと数値については確認させて頂きたいと思います。

記者:今すぐに。昨日の会見で3つ選択肢があるとおっしゃってましたけど、事実上2つっていうことですね。仮設のポンプを使って真水を注入するか、補給水系を使って真水の注入をするのかということになると。

東電:そうですね。注入の方法としてはポンプが2種類あるということと、それから仮設のポンプが使えるということ。この3つがまずあろうかと思います。その中でポンプが2つあるということは考え方としてはですね、どちらかのポンプが生きていれば送れるということですので、そこを2つというふうに読まさせて頂いています。

記者:だとしたら、距離の差があるので、より原子炉に遠い方の純水移送ポンプを使うよりは、近い復水移送ポンプを使った方がより効率よく注入できるんじゃないかっていうような発想だったということですか。

東電:ポンプ自体がですね、どちらも同じ場所に設置されております。

記者:同じ場所。

東電:はい。全く隣り合わせで、復水移送ポンプと純水移送ポンプが並んで配置されておりまして、大体どちらも同じような配管ルート、コースでございます。

記者:そうするとやっぱり選択肢としては2つ、大まかに分けると2つっていうことになるんですか。

東電:そうですね。大きく分けますと、現在ある既設の設備、元々の本来の設備、それともう1つは外から入れる設備。この場合は電動ポンプの可能性もございますし、消防のポンプの可能性もございます。方法は違いますが、今までのラインを使うか、外のラインを使うか。これが大きな方法であるかと思います。そういう意味では2つという考え方もあろうかと思います。

記者:今消防のポンプなり、仮設のポンプなりだと従来の設備に比べるとやっぱり注水量なり注水の圧力が落ちるので、できればとりたくなかった、とりたくないということになるんでしょうか。

東電:注水の圧力もですね、現段階で足りてるかと言いますと、そこのところは不明ではございますけれども、ポンプといたしまして消防のポンプの欠点といたしましては、燃料補給がどうしも必要になってくると。そうしますとこれをですね、4時間置きくらいに必ず燃料を補給しなければいけないということと、それから使ってる消防車の台数が多いですので、その回数も増えると。そうしますと作業員の方がやはり現場に行く回数も増えてしまいまして、結果的に被ばく線量も上がってしまうというようなこのような悪循環がございますので、それを電動化することによって現場に行かなくてもですね、燃料補給をしなくても24時間のポンプの運転が可能になるということは、電動ポンプの利点でございます。長所です。

記者:圧力なりが少ないっていうのは、これ事実関係としてあるわけですか。

東電:そうですね。圧力等については不足しているかどうかというところは検討の余地があろうかと思いますけれども、それに比べて既設のポンプといたしましてはですね、信頼性は連続運転考えられて信頼性も高いということと、流量もちゃんと設計されていてですね、確保されておりますので、そういう意味では非常に信頼性がおけるという状況でございます。

東電:それから先ほどちょっと1点。1名搬送されなかった方のその後ということでご確認を頂きました。今確認をしましたところの残りの1名の方も福島医大へ行かれています。そしてその3人合流しまして、3人でですね、本日の12時25分頃、車両にて放医研に向けて搬送されているという状況が確認できましたので、お伝えさせて頂きます。福島を出発されたものだそうですね。

記者:車で出発されたんですか。

東電:はい。車両で出たというふうに聞いております。

記者:●●。

東電:はい。そうですね。

記者:●●。

東電:ちょっとそのお時間が、すみません。今確認できておりません。

記者:すみません。このお三方なんですけれども、この3人の方が症状とか、気持ちが悪いとか痛いとかそういう症状などは現在●●あるんですか。

東電:すみません。その後のですね、向こうに運ばれてからの症状というのは、ちょっとこちらの方ではまだ確認ができていない状況でございます。

記者:RHR系の1から4号機、●●。

東電:RHRにつきましてはですね、現在起動をするべくですね、作業を進めているところでございますが、現在2号機ですね、2号機にございます直流電源設備の修復作業に入っております。こちらのですね、電源が修復いたしますとそこからですね、電源が供給できるようになりまして、ポンプの起動ですとか、それから制御用のバルブ、こういうバルブがですね、操作できるようになります。すみません。2号機ではなくて3号機ですね。申し訳ございません。3号機の電源盤ですね、3号機のDC250ボルトで電源ございまして、こちらの今復旧作業をしている状況でございます。

記者:昨日作業されてた、怪我をされた方が作業するっていうことと何か関係があるんですか。

東電:こちらの盤はですね、水のないエリアになりますので、直接の関係はないかと思いますが、ちょっと確認はさせて頂きたいと思います。こちらの盤がですね、復帰いたしますと使い回しができるということで、3号だけではなくて4号または1,2号にもですね、ここから電源を運べるということで、まずこの1つが動かせればそれぞれのプラントの、RHR系のですね、電源を生かすことができるというふうに報告受けております。

記者:●●。

東電:こちらはですね、3号、4号は近いのですぐ運べるんですが、1,2号につきましてはケーブルの引き回しが必要になります。この中で今まずこの1つが復帰できれば、1から3号機ですね、1から3号機の中で残留熱除去系の健全性が確認されたプラントにまず電源を持っていくことができますので、その後他の電源の復旧も必要となると思いますけれども、まずは電源を確保できたと。ですので、これとそれからこれから動かすべきポンプ、系統についての確認がとれればそこは動かすことが可能になるであろうとそういう状況でございます。ですので、これですべてを同時にということではなくて、まずは電源が確保できたという状況でございます。

記者:確認で恐縮なんですが、3点確認させてください。外部電源の復旧がだいぶ進んできているというお話ですけれども、現時点で外部電源によって動いているもの、各号機でちょっと確認させて頂きたいというのが1点です。2点目としましては、先ほど3号機で被ばく事故が起きたときには地下が浸水していたという話ですけれども、1階の作業も合わせて停止しているその理由、たぶんこちらにいないときにお話になったかもしれませんが、ちょっと確認させて頂きたいというのが2点目です。3点目としましては、3号機だけではなく、1,2とかですね、他の号機についても作業を中断しているというふうに聞いていますけれども、他の号機についても同じように地下1階もしくは1階部分についても浸水が見られるということなのか。それは確認できているということなのか。念のため同じような状況にあるであろう他の号機も停止したということなのか。事実関係を確認させて頂ければと思います。

東電:まず1点目でございます。外部電源で動いているものでございますが、まず1号機ではですね、1号機は中央制御室の電源がまず入りまして、こちらの照明が点いた状況でございます。それから2号機は本日点灯させるべく現在作業中でございます。3号機におきましては、現在ですね、電源の供給まではできておりますけれども、それによって作動している機器等は現在ございません。4号機につきましては、4号機も電源は来ております。電源は来ておりますが、設備としては現在動いていない状況です。中操の照明が点いているのは3号機になります。ですので3号機は中操の照明に電源が供給されて現在動いている状況でございます。あと5,6号機でございますが、5,6号機におきましては、RHRのポンプ、こちらは電源が供給されて現在動いております。それから5号機のRHRは海水系のポンプ、こちらも切り替えが終わっておりまして、外部電源で動いております。6号機のRHRの海水系ポンプにつきましては、本日の夕方に動かすべく作業をしていると。そういった状況でございます。

記者:6号機、RHRポンプ5号機だけですか。

東電:RHRポンプの、ポンプ本体ですね、淡水側のポンプにつきましては、5,6とも外部電源で現在動いております。6号機の海水系のポンプだけが今電源車の電源を使っておりまして、本日の夕方を目標にですね、切り替え作業を現在進めているところでございます。

東電:工事の中止についてでございますけれども、昨日の作業は建屋1階とそれから建屋地下1階に関するケーブルの敷設工事ということでございました。その作業で被曝した箇所というのは、その地下1階という特定ではございますけれども、一連の工事の、同様の工事を一旦中止ということで、1階と地下1階を中止としているというふうに聞いています。合わせて1号2号に関しても同等の工事も中断したというふうに聞いています。

記者:それは1階も浸水しているということではないという。

東電:ちょっとそこは確認できておりません。そういった情報は入っておりません。

記者:1階の状況は不明ということですか。

東電:1階でそういう状況があったということは聞いておりません。

記者:あとそのケーブル、一連のケーブル敷設工事だったということですけれども、現在3,4と今のところ、設備で動いているものはないという話もございましたけれども、今回の所謂被曝の事故の関係で停止している1から4までのそのケーブル敷設工事が今後の所謂作動とか、設備の作動とか電源の引き回しとか、そういったことの遅れに繋がるそういう可能性はないんでしょうか。そのケーブルが要するにそういった電源として必要な重要なケーブルだったということはないんでしょうか。

東電:今ですね、電源関係の作業をしているケーブルにつきましては、できるだけ冷却等に必要なですね、可能性のあるケーブルを引き回していますので、今回の対策の中では重要なケーブルだと考えております。その中でですね、現在補給水関係のポンプでございますけれども、これはタービン建屋の地下1階にございまして、やはり3号同様ですね、若干の水がございます。その関係で水がある場所での作業は現在中止しておりますので、1号2号につきましても今作業ができていない状況でございます。そういうところから考えますと、電源の復旧に対してはですね、現在水の影響で遅れが出ているというのは事実でございます。

記者:1号2号ともに地下1階が浸水していることなんですか。

東電:地下1階にですね、溜まり水があるということで作業は現在止めている段階です。水のないところにつきましては、作業は進めていますけれども、地下1階における作業については現在中止しているとそういう状況でございます。

記者:深さはどれくらいなんでしょうか。

東電:深さについてはですね、場所によって異なるようですので、すべて確認はとれておりませんが、こちらにつきましては確認ができた箇所については今後ご報告をできればと思います。

記者:基本的に3号機と同じような状態にあるという理解でよろしいですか。

東電:線量等につきましてはですね、もう一度確認が必要かと思いますが、同様な状況ではないかと考えております。

記者:線量が高いということ?

東電:線量は高めだというふうに聞いておりますが、その線量が今いくつかというところはちょっと情報が来ておりませんので、そちらにつきましてはまたご報告したいと思います。

記者:そうするとじゃあその部分に引き回すケーブルがないと冷却系は動かないという。

東電:復水補給水系、それから純水補給水系と呼んでおります補給水系につきましては、本設のポンプ、こちらを使って動かすことについては現在中断している状況です。これに代わる方法といたしまして、現在は仮設のですね、電源ポンプの検討をしております。また現在海水を注入するために使っている消防車、こちらも検討と言いますか、実際に使えるものでございますので、まずはこちらを使ってですね、淡水の注入を実施していくと。その中で今再検討をしておりますけれども、補給水系のですね、ポンプの運用につきまして確認いたしまして、可能であればそちらを使っていくというようなことになろうかと思います。

記者:仮設の電源を補給水系のポンプにも繋げるっていう。外部電源がしばらく難しくなってきちゃったから、仮設の電源を補給水系のポンプに連ねて動かす。

東電:そういうことではございませんで、ポンプ自体の運転をですね、どうするかというところでございまして、現在3号についてはポンプへ電源も供給ができているんですけれども、水溜りの問題がございまして、現在起動の際の確認が、確認のために近寄ることができないという状況でございます。その関係でですね、今ポンプの運転を見合わせているという状況でございますので、そのポンプを使うのか、それかともそれとは別にですね、モーター駆動のポンプを設置して別の系統を使ってポンプで水を供給するのか。そういうところも含めてですね、検討しているところでございます。

東電:恐縮でございますが、次の方のご質問いかがですか。どうぞ。

記者:重複すると思うんですけれども、申し訳ございません。三点お聞きしたいんですけれども、まず第1点が●●。

東電:まず1つ目ですね、相応しくないという話ございましたですけど、ちょっとそのどういう経緯でその靴を履いていたかというのはちょっと確認はできておりません。事実としてそのお二方は短い靴を履いていた。一方でお一人の方は長い靴を履いていたというところで少しその差異が出てます。それが正しかったか、正しくなかったかというのはまたちょっと改めて確認をさせて頂きたいというふうに思います。それから2点目は、誤作動等をもってというところなんでございますが、ちょっとここのところは昨夜からお話をさせて頂いているんですが、その後ご本人たちの方からどういう認識でそのまま継続されたという状況をしっかりとした確認をできておりませんので、現状のところはそこはまだはっきりわかっておりません。最初の様子でどうもそういうことをおっしゃっていたらしいということでの情報になると思いますんで、そこはまたそこに関しましても改めてよく確認をしたうえでご説明をさせて頂くようになるかと思います。最後ですけれども、やはり何よりも改めまして安全確認の再徹底ということですね、中に入られている作業の方々、私ども管理する人間の方もですね、しっかりと安全を再徹底してそれができるという前提の下で作業を再開すると、それがまずできての上での作業だというふうに思っておりますので、そこを再徹底させて頂きたいというふうに思っております。

記者:●●。

東電:そういう面でとにかく今回のですね、事象におきましては、本当に地域の皆様はじめまして社会の皆様にですね、非常にご心配ご迷惑をおかけいたしまして大変申し訳なく思っております。今私どもできることはまずはこの事態のですね、拡大の防止、収束に向けて全力を尽くすということでございまして、あらゆる手立てを講じましてですね、その対策をして参りたいと思います。同時におっしゃる通り、少しでも情報をですね、皆様にお伝えして状況をですね、知って頂く、また現状の正しい認識をして頂けるような情報公開というのを努めて参りたいと思いますので、そちらの方もご理解ご協力を頂ければと思いますので、よろしくお願いいたします。

記者:●●。

東電:外部というのはその周辺、構内周辺ですね。

記者:●●。

東電:その作業者の方の管理ということですか。そこはちょっと。基本的にはですね、それは当然作業指示者がおりますので、そことの連携のもと工事経過を組んで中に作業に入っておりますので、そこのやりとりはできていたものと思います。それから1点。すみません。先ほど頂きました質問でですね、3号機の方でかなり水蒸気みたいなものが上がっていますというご指摘がございましたが、今確認しましたところ、3号機におきまして先ほど消防車によります放水が開始されているということです。ちょっと画像見てないのであれですけれども、ひょっとしてその放水の様子をご覧になった方が水蒸気としてお捉え頂いているんじゃないかというのが今の情報でございます。よろしくお願いいたします。はい。どうぞ。

記者:●●。

東電:線量は高いということで作業を中断しているという報告は受けていますけれども、それがいつだったかというのは今確認ちょっととりたいと思いますので。

記者:●●。

東電:昨日、私が受けておりますのは昨日の段階で作業していないということは聞いております。全体についてはですね、ちょっと確認をさせて頂きたいと思います。

記者:●●。

東電:現状としては特にそういった情報はありません。

記者:●●。

東電:現段階ではですね、水の溜まっているところについては、作業を中止するということで、1階の作業は継続している状況です。それから地下でもですね、中地下階という地下がございまして、そちらについても作業は継続しております。

東電:よろしいでしょうか。どうぞ。

記者:●●。

東電:そうですね。3号機で確認されておりました水ですけれども、測定した検出されました核種の内、まずコバルト60、こちらは所謂腐食による生成物で運転中に出てくるもの。それ以外のものについてはテクネチウム、ヨウ素、セシウム、バリウム等々、こちらは通常原子炉内の核分裂によってウランが核分裂することによって生成する元素であるというふうに考えています。その点では、推定でございますけれども、核分裂で生成したものが燃料の破損に伴って、燃料の破損によって燃料の中から外に出てきた核分裂の生成物が何らかの経路を経て出てきたということが推定される状況かと思っております。

記者:プールから出てきたものという可能性が大ですか。●●。

東電:プールからの可能性が消えるかどうかというと、そこをちょっとまだ断言できる状況ではございませんけれども、原子炉とプールの違いで申しますと、まず両方とも原子炉建屋にあるものはそれは共通ですけれども、原子炉に関しましては少なくとも1号機、3号機では水素爆発が推定される状況が生じていたと。あと2号機につきましても原子炉内の燃料を冷却するための水位が低い状態、相当量低い状態が一定期間続いていたということもございます。そういう点では、原子炉の中の燃料についてはこれは破損が生じていた、損傷が生じていた可能性というのがこれは比較的高い可能性として推測されるものと考えています。一方プールの方の状況に関しましては、じゃあ今原子炉の方で述べましたような燃料の破損を推測させるような具体的にどういうことがあったかというところまでは確度としては燃料、確度と言いますか、不確定要素、不確定性と言いますか、それは原子炉内の燃料と比べると不確定性が高い状態だと思っています。一番端的なのは3号機の使用済み燃料プールの燃料かと思っております。あちらにつきましては現状、状況が不確定であると、そういうことを踏まえて注水を行っているというのもございますので、その点では原子炉の燃料、それから使用済み燃料プール内の燃料、それぞれ状況は異なるものと考えています。

東電:いずれにしましても最終的に確定をするというものではございませんで、水のその存在に関しては、今後どういった形でこうなったかというのは調べていかなければなりませんので。

記者:●●。

東電:じゃあ若干補足しますけれども、若干補足ですけれども、いわゆる核種の話から直接推定されるのはこれは燃料、核分裂で発生した核種が検出されているということが推定されるものです。その点では通常ですと燃料の中に留まる核種ですけれども、それが出てきているということが推定されます。あとはじゃあその燃料が原子炉の中か使用済み燃料プールの中か。そちらについて今回のこのデータをもって直接判断するというところまではなかなかちょっと行きづらいと考えています。

記者:●●。

東電:では検出されました核種ですけれども、まずコバルト60、それからテクネチウム99、ヨウ素131、セシウム134、セシウム136、セシウム137、バリウム140、ランタン140、セリウム144、以上でございます。

記者:●●病院で●●した後も150ミリシーベルトの、150マイクロシーベルトの●●。

東電:そうですね。ちょっとその状況に関してはこちらの方では少しわかりかねるところがございまして、申し訳ございません。はい。どうぞ。

記者:けが人の●●。

東電:けが人というよりもおっしゃっているのは、その100ミリシーベルトを超えた方々ということですよね。

記者:●●。

東電:別の方でけがだけしたという方は当然いらっしゃいます。被曝と、ちょっと直近の数字はまだ手元に持っておりませんので、また改めてそれはお示しできると思います。できます。

記者:●●ヨウ素の131●●。

東電:そうですね。定量的な話がなかなか難しい状態、これはプールの方もなかなか状況がわかりづらいですけれども、じゃあ原子炉、炉内の方の状況につきましても確認できているパラメーターと言いますと、所謂原子炉の水位であるとか圧力であるとかも極めて基礎的なパラメーターがわかっているというところでなかなか具体的な原子炉の状況がつかみづらいところではあります。ただし、ご指摘の通り、計測されました放射能のレベルですけれども、こちらが通常状態の原子炉の炉水位と比べて1万倍程度というようですので、これは相当量であると認識しています。あとそれから1点補足ですけれども、今回検出されています放射能のレベルですけれども、この比較相手として炉水位の1万倍と表現していますけれども、こちらは通常状態の炉水位と比べて1万倍でございます。通常運転状態でもある頻度で燃料の破損が1本程度生じることはあります。そういう場合には、通常状態と比べると幾分放射能レベルが原子炉水位で高まることもありますけれども、そういう状態ということではなく、通常状態と比べて約1万倍程度ということで非常に高いレベルが検出されているという状況でございます。ちょっとその状況についてはまた今後さらなる調査、状況の進捗を踏まえて見極めていかなければいけない案件だと思っています。

記者:今の核種の量の話なんですけれども、以前どれくらい1号機か2号機に、どれくらい炉心が燃料がですね、破損されているかというシミュレーションをされていたと思うんですけれども、●●ですね、今回のこの量からどのくらい3号機の炉心がですね、破損されているかというふうにシミュレーション行われているのかどうかということと、行っているならどれくらいなのかということ●●。

東電:まず以前のシミュレーションの話ですけれども、具体的な詳細なシミュレーションを行ったというわけではございません。特にシミュレーションをしなければいけないと言いますか、検討を開始するタイミングと言いますのが、以前もありました特にドライウェルのベントを検討する場合、そういう場合はシミュレーションする1つのきっかけになり得るものと思っています。そういう場面がこれまでで言いますと、2回あったかと考えています。1回目はこれは3月15日の未明に2号機でドライウェルベントの操作を行った場合。結果的にベントには至らなかったと考えていますけれども、操作を行った場合です。このときですけれども、シミュレーションまでは行っておりません。その背景ですけれども、2号機でそれに至る前の状況で比較的原子炉の水位が高い状態が続いていましたが、したがいましてその時点までに燃料の破損が有意に生じているということは想定しておりませんでしたので、そこでこれまで国に申請している通常の事故の際の安全評価の結果と比較して特に大きな程度ではあるまいという評価を判断を、これは15日の時点で行いました。一方ドライウェルのベントについてもう1回、これは先週末ですけれども、3号機でドライウェルベントの検討をして、結果的に原子炉のパラメーターが落ち着いたということですけれども、こちらにつきましては結果的にパラメーターが落ち着きましたので具体的なシミュレーションどうこうという段階には至っておりません。

記者:私申し上げたのは、シミュレーションという言葉が悪かったかもしれないんですけれども、炉心の破壊が70%、33%って数字が出てきてああいうふうな●●。

東電:今ご指摘の70%、33%、こちらの数字は格納容器の中に設置されています格納容器空域モニター、カブースと呼んでいますけれども、そちらの読みから換算すると燃料破損の割合が数字としては出てくるというものでございます。それはその時の放射線量の読みによって多くなる場合と小さくなる場合がございます。そこで高ければ70%、あるいは30%、もっと低いといった数字がその都度その都度出て参ります。あとそれからもう1点ご質問ありました。じゃあレベルから今回昨日検出されました3号機のタービン建屋の水ですね、そのレベルから推定ができるかどうかですけれども、現状なかなか難しいかと思っています。それにつきましても、もとが原子炉か使用済み燃料プールかどこかという話もあると思いますけれども、どのような経路を経て、どのようにして3号機のタービン建屋地下1階に至ったのかというところと合わせての話になるかと思いますので、今の段階でなかなか具体的に想定するというところまでは難しいと思っています。ただし少なくとも所謂核分裂生成物を多量に含む水が計測されているという状況はこれはそういう状況だというふうに認識しています。

記者:仮に原子炉からだとしたらどれくらいだと推定されるんでしょうか。

東電:具体的に全体の量と、それからあとは漏れてくる、漏れてのき方、漏れ方によるかと思いますけれども、ちょっと具体的にその辺りの評価、判断する材料が集まってる状態では今はないかと思っています。ただ昨日の被曝につきましても、その前の日にはそのような水溜りはなかったと、同様な状況ではなかったということは伝わってきておりますので、一昨日から昨日の間に相応の放射能を含んだ水がタービン建屋の地下に滞留してる状況にあったというところまで認識していると、そういうところでございます。

記者:現場に滞留した水の量なんですけれども、大体どれくらいというふうに算定されたでしょうか。それとその後増えたり減ったりはされてますでしょうか。

東電:すみません。その後の状況に関してはまだ情報が入っておりませんで、この場でちょっとお答えできない状況でございます。

記者:概算みたいな数字も特に捉えていない?

東電:それは当時どれくらいあったかということですね。

記者:そうです。

東電:それもすみません。まだ確認ができておりません。

記者:電源ついてないですか。地下だから、暗い?

東電:そうですね。電源がついてないです。

記者:今もそう?今は把握は難しい?

東電:まだ現状として暗い状況です。

記者:●●。

東電:タービン建屋の地下1階と聞いております。

記者:●●。

東電:そうですね。水のある場所についての作業は中断という指示が出ておりますので。

記者:●●。

東電:4号機につきましては、これとはまた別にですね、海水がちょっと入り込んでいる関係がございまして、盤が大体水没して使えなくなってる状況でございます。その関係から地下ではなくてですね、それ以外の場所で仮設のメタクラですとか、パワーセンターですとか、そういうものを設置していくということで進んでおりますので、現在は3号と4号を共通で進めているような、そんな状況でございます。

記者:●●。

東電:今号機はですね、まだ明確になっておりませんで、本日から明日を目指して現在作業をするということで消防ポンプ、今の段階ではですね、消防のポンプを使って現在海水を入れている部分から注入するというようなことを検討しているようでございます。

記者:何号機?

東電:可能性としてはやはり3とかですね、3,2,1の辺りでですね、ちょっと順番についてはちょっと現段階では明確に確認取れておりませんけれども、どれかに注入をしたいというような状況です。

記者:●●。

東電:そこの優先順位についてはちょっと確認をさせて頂きたいと思います。現段階では1,2,3について今日または明日には注水を開始したいというような形で検討を進めておりますので、ちょっと順番がどれかというところは確認をさせて頂きたいと思います。

記者:●●。

東電:やりたいということです。そうです。その通りです。

東電:先ほど、すみません。頂いたご質問のなかで今回の震災、それからその後の復旧作業による負傷者の数、死傷者の数ということでご質問頂いております。震災によるもの、それから復旧作業によるものございますけれども、ご質問は福島第一に限ってのご質問でよろしかったんでしょうか。よろしいですか。第一に限って申し上げますと、震災によるものですね、震災によるものに関しましては重症の方が2名、軽傷の方が6名、それから行方不明の方が2名です。合わせまして10名。それから復旧作業に関わりましては、軽傷の方が17名、それから程度不明というのは昨日の方のことを示していると思いますが、この2名の方を加えまして19名ということでございます。ですので、福島第一に関しまして、震災直接によるもの、それから復旧によるもの、合わせますと29名の方が、これは24日現在ということでございますね。24日時点での数字で集計されてございます。

記者:●●。

東電:おっしゃる通りです。これはまた別のものになります。

記者:●●。

東電:挙手を頂いている方がいらしているので、すみません。申し訳ございません。どうぞ。

記者:●●。

東電:モニタリングということではないんですが、ちょっと外側で指示をしていた人間、指示管理をしていたということになると思うんですけれども。入る前にですね、工事計画を組んでると、そういったこういった工程をしてきなさいという人間はいたということだと思います。

記者:●●。

東電:ではございません。時々刻々とずっと見ていてどういう動きかというのを見ていたわけではございません。すみません。失礼しました。

記者:●●。

東電:消したいということではございませんけど、とにかく社員も含めましてですね、別に年齢層がどうこうということではなくて、できる限りの人材を揃えてできる限りの対応をしていくというのが現状でございます。特定の何人かの方ができているから、それが何か工程ができるというようなものではございませんので、今できることをあらゆる人、また多くの皆さん、私ども今自分の社員の話をしましたけれども、私どもだけではなくて協力企業の皆様もいらっしゃいますし、各消防の方々、自衛隊の方々、米軍の方にもご協力を頂いて進めております。ですから色んな方のご協力を頂くとともに私どもの社員自らできる限りの人間を集めて作業に当たっていきたいというふうに思っております。何か1つの隊ができれば解決ができるという事態にはまだなっておりませんので、そんな取り組みでございます。

記者:すみません。先ほど松本さんにご説明頂いた●●。

東電:そこはまだちょっと何とも。水があるという状況ですけれども、必ずしもそういうものかどうかはわかりません。ですからそれはやはり状況を見て計測をしてみてということになってくると思います。

記者:●●核分裂によって●●。

東電:コバルト60以外の8つの核種については、核分裂によって生成されたものというふうに考えています。コバルト60は原子炉内で腐食によって、原子炉内で放射化で生成したものということで燃料の中から出てきたものとは考えておりません。

記者:●●そういう理解でよろしいでしょうか。

東電:はい。それで。

記者:今の関連で、逆に言うとコバルト60が要するに原子炉がちょっと壊れているんじゃないかということの●●なるんですか。

東電:まず残りの8つの核種につきましては、元々燃料の中にあったものです。それが燃料から原子炉水ないしは使用済み燃料水の中に出て、そこから何らかの経路で至ったというところでございます。一方コバルト60については元々構造材が腐食で出てきて、それが放射化したものですので、最初から燃料、燃料被覆材の外にあったものというところです。そういった意味では、特にこれの検出をもって、そうですね、何かの推定の確度が高まるというふうに直接にはならないかというふうには思っています。

東電:いかがでしょう。そろそろ。恐縮なんですが、あと1問ということで一旦この場を示させて頂きたいかと思いますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

記者:4号機の、4号機の使用済みプールに向けて連日コンクリートポンプ車で放水してますけれども、今日は実施しているのかということと、もしこれからやるのであれば予定を。

東電:少々お待ちください。お待たせしました。今入っている情報でございますけど、4号機に、4号機の使用済み燃料プールにつきまして、こちらは今朝の朝6時5分から注水を行っています。10時頃に終了したと、10時頃までの予定で朝6時5分から注水を行ったと。

記者:コンクリートポンプ車による放水の方です。

東電:いえ、違います。

記者:そっちのことを聞きたいんです。

東電:コンクリートポンプ車による上からの注水については本日特にこれまで行われておりません。

記者:今後の予定としては。

東電:今後の予定について、具体的にいつからという予定は特になく、未定ということになっています。

記者:準備してるっていう感じですか。

東電:そうです。待機状態にはあると聞いています。

東電:これまでもそうですけど、状況によりましての判断で動いているという状況でございますので。ではすみません。ちょっとこちらで一旦この場示させて頂きたいと思います。どうもありがとうございました。