東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月27日19時17分から57分間)

東電:皆様から向って右側が、シマダ元営業部長のシマダでございます。その隣が、法人営業部長の鎌倉でございます。皆様からむかって左側が、企画部長の村松でございます。その隣が●●内藤でございます。それではよろしくお願いします。

東電:それではまず、本日の●●動向からご説明いたします。本日は午前中10時に2950万キロワット程度となり、その後も、気温の上昇などにより、12時の段階では、2860万キロワットまで下がりました。ピーク時、18時から19時の需要は、3400万キロワット、を見込んでおります。なお、Ⅰ7時現在では、2860万キロワット程度で推移しております。次に、明日以降の計画停電の予定についてご説明いたします。明日3月28日の受給見通しでございますが、供給力は3850万キロワットを見込んでおります。一方電力需要は、明日は平日であり、休日である本日と比べ、需要の増加が見込まれること、気温が平年より低い予想であることから、3800万キロワット程度をみこんでおります。これらの見通しをふまえた、明日の計画停電の予定は、プレス資料と、別紙の2の通りとなります。なお、先日金曜日にお伝えしましたとおり、計画停電のエリアを、グループごとに5区分に細分化しております。6時20分から10時の時間帯の第1グループ、12時20分から16時の時間帯の第3グループついては、計画停電は実施いたしません。また、13時50分から17時30分の時間帯の第1グループ、16時50分から20時30分の時間帯の第2グループについては、計画停電を実施いたしません。9時20分から13時の時間帯における第2グループにつきましては5区分のうち、A、栃木県、B、埼玉県、C、千葉県の3区分で計画停電を実施いたします。これは、平年より気温が低く午前中も夕方の点灯時時間帯並みの高需要が予想されること、また、供給力におきましても、午前中にたち上がる大飯火力発電所3号機、35万キロワットの計画出力までに、時間がかかることなどから、午前中に計画停電を実施することにいたしました。なお、3月29日以降、第2グループが、計画停電を実施する場合には、明日の計画停電の対象になっていない、B、Eを優先的に実施いたします。18時20分から22時の時間帯の第5グループにおける計画停電の実施の曜日につきましては、今後の需給を見極めた上で、明日開始時間2時間前までにお知らせいたします。次に、3月29日から4月の3日における計画停電の実施予定につきましても、お配りいたしました別紙1をご参照いただきたいと思います。引き続き計画停電の実施に際してご留意いただきたい点を、いくつか申し上げます。実際の停電時間は、各グループの時間帯のうち、最大3時間程度になる予定です。グループごとの時間帯は、開始終了時間が多少前後することがございます。当日の需給状況によっては、予定していた計画停電を実施しない場合があります。また、予測を超えて時給が逼迫した場合、改めて計画を見直した上で実施前に計画をお知らせ致します。また、計画停電を実施しているグループに近接する地域につきましても、停電する場合がございます。その他ご注意いただきたい点をお伝えいたします。火災報知のため自宅を離れる際には、ドライヤーなどの電気器のスイッチを入れたまま外出されないようにお願い致します。信号が突然消灯することが考えられますので、交差点の通行等には十分にご注意いただくようお願いいたします。ビルやマンションではエレベーター、自動ドア、オートロック、立体駐車場などは稼働しなくなりますのでご注意ください。特にエレベーターは、停電が予定されている時間帯のご利用をお控えください。計画停電につきましては以上になりますが、このたびの計画停電ではお客様をはじめ、ひろく社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配おかけいたしまして、誠に申し訳ございません。また節電にご協力いただき、まことにありがとうございます。停電の対象となるお客さまにつきましては、当社よりお知らせいたします停電予定時間に備えていただくとともに、その他の地域にお住いのお客様につきましても、引き続き不要な照明や電気器のご使用を控えていただきますことをご協力お願い致します。私からは以上になります。

東電:それでは着席させていただいて、質疑のほうをお受けしたいと思います。

東電:その前に、島田の方から●●

東電:恐れ入ります。いつもご報告させていただいております、私どものカスタマーセンターへの入電の状況をご報告させていただきます。まず、2日間ございますが3月の25日でございます。入電の件数が5万6000件でございまして、計画停電に関するお問い合わせは2万3000件でございました。また昨日、3月26日カスタマーセンターへの入電件数は3万6000軒でございまして、計画停電に関するお問い合わせは、1万6000件でございました。主な内容といたしましては、節電をPRするためにひと部屋に集まって家族団らんをお勧めするようなCMを流してはどうか、というようなご意見、またグループが細分化されましたが、細分化が発表されたら、なぜ全部平等にしないのか。23区はなぜ停電しないのか、といったことを、同様なご意見として、地域間でも格差が出ている、というふうなご意見をいただいております。その他計画停電の時間を、1週間単位の変更にしてほしい、というようなご意見もいただきました。以上でございます。

東電:それでは質問をお受けいたしと思います挙手にて質問お願い致します。

記者: すみません。NHKのヨシタケです。グループの明日実施する第2グループについてなんですけども、金曜日の夜に配ったグルーピングに比べて、例えばBだと蕨市だとか、Cだと千葉県のあかば区、美浜区というのは明日実施するものにぬけているんですけれども、これはまず理由を教えていただきたいのと、あと今度から発表のときに、例えば、欄外だと抜いたのはココとココだったというのを示していただかないと、われわれもグルーピング、明日Aやります、Bやります、といったときに対象地域の人も困惑すると思うのでそういう表記をお願いしたいと思います。

東電:はい、失礼いたしました。先週お渡しいたしましたものから、変更点4市区がございます。まずBのところの、今お話ありました蕨市と上尾市、2市が除外されてございます。また、千葉県、それからCのところで千葉市の若葉区、美浜区の2区が除外されてございます。それぞれ、まず千葉市の美浜区でごさいますが、災害救助法の適用によって、停電をさせないということにしたものでございます。他の2市と3区、若葉区でごさいますけれども、こちらの方は、鉄道関係で実際の変電所の運用がまだ停電しない、ということで掲載はされてございますが対象外、となるような範囲でございます。そのあたり、分かりますようにこれからプレスの時にも記載してまいりたいと思います。

記者:ネイビー通信のタシロと申します。●●で廃止されたということになっています、旧、といっていいんてしょうか、千葉1から4、横浜1から4.5.6、横須賀1.2.5、川崎1から6.5。これはまだ存在しているのか、復旧可能性はあるのか、ということをお聞きしたいんですけれども。

東電:今おっしゃった中では横須賀火力がまだ残っておりまして、厳しいといいますので、これが夏に向けて再開できるかどうか検討してまいりたいと思います。

記者:横須賀だけということですか?

東電:そうです。

記者:横須賀も1.2ということ?

東電:横須賀火力はまだありますけども、そのうちの幾つかが再開できるかどうかをいま検討しております。

記者:日経●●と申しますけれども、医療機関さんなんかに伺うと、一部高度救急救命センターなんかを持っている総合病院だとか、周囲の地域とか●●職員寮などは停電しているのに、病院本体は停電していないことがあるなのですが、社会機能の維持という観点で一部の救急救命をセンター持っておられるような病院さんを停電から外しているような事実というのがあるかどうかを伺いたいのと、仮にあるとするとどういった基準でその病院を選ばれているのか確認させていただきたいんですが。

東電:はい、救急のところにつきましてはまさに社会的な機能の維持ということで、何件か●●供給できるところは供給するようにカバーしている状態です。なかなか以前から話をしてございますとおり、すべての病院を救えないということもございまして、まさに地域医療のポイントとなるところを色々教えていただきながら、許容範囲でがんばってそこのところを供給している、こういった動かし方をしております。

記者:毎日新聞の山本です。翌日のですね、計画停電のスケジュールの公表の仕方なんですけども、午後の分についてはまだ需給の見通しがまだよくわからないというので、●●ただ、表では、●●AからEまでですねすべて塗りつぶした形で出しているんですが、これ例えばですね、明日の午後●●そういうのを●●AカラEのうち、やるとしたらですね、例えばAからCだよといったですね、そういった発表の仕方というのは難しいのかどうか、その辺を教えていただければと思います。

東電:今私どもがやっているやり方についてはですね、今おっしゃっていましたようにもう少しグループごとにですね、実施の可能性が果たせるかどうかというのは明日初めてでありますので、少し実績を見させていただいて可能かどうか検討させていただいていきたいと思っております。

東電:他いかがでしょうか。

記者:読売新聞のウチハラです。2点お伺いしたいんですけれど、まずですね、25日に細分化をして、25に分けて発表した時の、市町村の町名まで出ているホームページだと旧都県ごとに出てるPDFのデータがあると思うんですけれど、そこに出ている、町名の中にですね以前は計画停電を始めた当初のPDFだったらグループ毎のものに入っていたのに、今回細分化して自分の町名が見当たらなくなったという例があるみたいなんですけども、そうゆう対象の組み替えみたいのは、25日のデータではやらないというふうに伺っていたんですが、一体どういう風にしているのでしょうか。っていうのがまず2点。もう一点なんですが、需給対策で節電要請というふうなことをしてると思うんですけれども、加えて、例えばその大口の需要に対して、すでに電気を電源としているけれども、ガスを電源とするようなシステムに変えるようなお願いをするとか、オール電化でIHをガスの機器に帰るようにお願いするとか、エアコンのヒーターをやめて灯油ストーブお願いするとか、いわゆる従来の節電ではなくて、ベースとなる需要を削り込んでいくというような取り組みをする予定はないのでしょうか。もしやらないのであれば、理由をお伺いします。

東電:まず、対象のエリアでございますけれども、当初考えていた所から25日にご説明させていただきました●●除外されているということがありますのは、例えば災害救助法の適用などでこの計画停電の対象外となったところがある。あるいは、鉄道に伴っていくつかこういった事を金曜日も申し上げましたけれども、そういうふうな鉄道を3月14日の鉄道の混乱に伴って、エリアを、計画停電のエリアを限定させていただいたと。その結果、当面計画停電の予定の予定がないところにつきまして除外したところはございます。また、今後そういった中で可能性があるところというので、金曜日の夕方追加で記載させていただいたことがございます。例えば埼玉県の和光市ですとか●●というようなところもございます。除外されてるとしますと、そのような理由が多いと思います。

東電:2点目のご質問でございますけれども、電力需要抑制の手法として、例えばガスの空調使ったりとか、そういったことをつきまして、あるいは私ども自家発も止めていただいたお客様もございましたから、当然ガスの空調の機器の更新の期限を延ばしていただく。あるいは止めていただきました自家発をもう一度稼働させなさいと、こういうようなお客様への訪問、そしてコンサルは続けております。そしてこれから、さらにこういった活動を広げていくといった予定でございます。

記者:まず大口の分はここで●●それは、要するに、今までは電気を動力としていた工場とかを、ガスに切り替えてくださいというようなことを、すでにやっているという理解でよろしいのでしょうか。

東電:はい、切り替えてもらいました側の設備の切り替えに時間がかりますので、まずは、一番効果がでかいのは、自家発を止めていただいてるお客様に自家発電うまく稼働していただくと、これによってずいぶん電力需要が落ちますから、それからガス機器を電気へ乗り換えたいというお客様からのお声もいっぱいあったんですけれども、これはメンテナンスをしてなるべく今の機器を使っていただけるようにご検討してしただいております。これは長期的には場合によってはガスの設備に切り替えていただくと、こういうようなこともコンセプトとして必要になると思います。

記者:一般全体向きにはどうなんでしょうか。

東電:はい、家庭のお客様におきましては、IHをお使いのお客様に急にガスコンロにということでお願いするというのはなかなか難しい面はあろうかと思います。灯油のヒーターですとか、そういったとこのご活用とか、というような熱源を変えていただくというなことは、合わせてお願いしていくようなことを、いま経済産業省とも調整し、ご指導いただきながら節電の内容を進めているところでございます。

記者:例えば東京ガスなどの都市ガス会社にすでに依頼をしているとか、そういったことは無いのでしょうか。

東電:一般のご家庭につきまして、まだ特に東京ガス様から、あるいは石油会社さんにお願いしているといったことはございません。

記者: ●●

東電:はい、まだ東京ガスさんにそういった協力要請をした事実はございません。

記者:ある程度の需要を確保したいと、将来ある程度供給力を回復した時を見越して、●●ある程度とのベースとなる需要も確保しておきたいという狙いというのはあるのでしょうか。

東電:一般のご家庭のお客様に関してはそういった意図はございません。お客様がご利用いただく中で、もし熱源の転換とか、電力の消費の削減につながるというようなことで選択いただくようなことにつきましては、お願いしてまいりたいと思っております。

東電: ●●

東電:他いかがでしょうか。

東電:東京ガスさんとの●●でございますけれども、現在、わたくしどもは品川太陽というですね、東京ガスさんの都市ガスでお送り頂いております。それから、先ほどもございましたが、横須賀の火力発電所の中にガスタービンがございまして、これにつきましても、東京ガスさんからガスを送っていただいているということで、進めていたところでございます。その他、このあとガスタービン等のですね、いわゆる緊急設備の同居ということで考えている中で、東京ガスさんのご協力等あるということで、一応調整をスタートしたところでございます。

記者:朝日新聞のタケナカです。先程お返しにあった、緊急の病院の中に電力を供給しているということですけれども、どこの病院については停電はしないんだ、というのを情報として明らかにしたほうが、利用する市民にとっても非常にいいかと思うんですけれども、ここまでのところに、特定の施設に電力を供給するのは難しいと言ってみたり、いや既にやっているというところがあったり、なんかごちゃごちゃしていてよくわからないので、それだったらはっきりやっているところがあるのであれば、ここが大丈夫というようなリストアップをしていただきたいっていうのと、いま現在、鉄道については発給運転をまだ続いてけられていると思うんですけども、鉄道については東京電力からの東京電力はすべて関与しているということなのか、それともまだ14日に比べると●●その辺、供給しているけれども節約させているのか、その辺を聞きたいと思います。

東電:病院等、重要施設の状況につきましても、一応●●それから鉄道につきましては、今現在7割から8割くらいの試運転じゃないかと思っております。ほとんどの部分につきまして、全線開通でございますが、一部まだ他の路線のところで、一部不通というところでございます。よっぽどのラッシュの状態、あるいは季節の変動等、各鉄道さんと打ち合わせをしながら、どの時期にどういったことを●●細かく打ち合わせをしたいと思っております。

記者:鉄道については、電力の供給については再開したけれども、鉄道会社の判断で間引いて節電しているという理解なのか、それとも電気自体がいかない、いっていない●●

東電:はい、ごく一部にまだ電気がいってないところがございます。それからいま電気をお送りさせていただいておりますところにつきましても間引き運転、7割から8割●●変電所と一括管理ということを細かく打ち合わせて送らせていただいております実態でございます。

東電:他ないでしょうか。

記者:KBSテレビですけれども、現状認識としてお伺いしたいのですが、計画停電が、社会経済の位置ですとか、日本の経済の現状にどのような影響与えるやすいという考えをお持ちでしょうか。

東電:計画停電につきましては、大変な多くのお客様に、ご迷惑おかけしているというふうに認識しております。それから、経済活動につきましても、なかなか生産予定が立てられないという声もたくさんいただいております。そういう中で、どう改善していくかということにつきましては、特に夏場の需要につきましては相当需給ギャップができることになると思いますので、できるだけそういったところのご不便さを配慮できるような形で、できればいいなというふうに思っておりまして、基本的には、計画停電が需要のピークを押し下げる今のやり方ではなくてですね、もう少し行動的にどういう方向が考えられるか、実は本日も申し上げましたけれども、例えば夏のピークをですね、操業によって調整していただく、というようなこと、節電をしていただく、そういうことをいろいろしていただいた上でもなお、受給バランスが取れないというときに計画停電をやることが一番いいんじゃないかと思っております。ただ今回のことにつきましては、なかなかそこまで準備や思いが至らなくてですね、お客様に大変ご迷惑をおかけしたことについては、まことに申し訳ありません。

記者:企業もそうなんですけれども、家庭の方の削減というのが課題だという話を聞いているんですが、そこら辺例えば、アンペア数の制限ですとか、そういった部分はお考えでしょうか。

東電:家庭用のですね、ピークの制限というのは、これはちょっと今はできません。今ご契約いただいている、ブレーカーまではお使いいただけることになります。ただブレーカーがついてないお客様もおられます。そういうお客様にですね、制限的に機械的にピークを抑えて頂くということについては、ちょっと今のところはできません。これはあくまでもお客様の節電にお願いするということになります。

記者:計画停電なんですけれども、これは東京電力さんの発案なんでしょうか、それとも経済産業省の発案なんでしょうか。

東電:これは、制度的には約款の中でできることになっておりますが、こだけ大きなですね、影響与えることについて、私どもだけではなくてですね、経済産業省さんのご指導いただきながら、今実施しているところでございます。それから官邸ですね、内閣府と、需給の担当大臣であります、蓮舫さんにいろいろご指導いただきながら進めております。

記者:日本経済新聞のオオニシ申します。1点だけお願いいたします。供給力のところで、27日から28日にかけて150万キロワット増えているんですけれども、これはどういった要因で供給量は増えるのでしょうか。あと週末があったので、供給、さっき大飯の話がさっきありましたけども、どういったところが回復するとめどが立っていて、今後の見通し、先週のその金曜日の会見と何か変化がありましたら教えてください。

東電: 27日と28日供給力のサドルでございますけれども、3700万キロワットから3850万キロワットに●●この中身につきましては、大飯火力3号機というのが、復旧から既につながっているんですけれども、一部配管の表記の●●これを週末でですね、需要が低い時に●●その観点で●●供給量落としていた、という部分がございます。その他に、今日は日曜日でございますから、●●明日平日につきましては、●●150万ほど増えているということでございます。それから火力等の普及見通しにつきましては、この前に説明した内容と今のところ変わるところはございません。

記者:昨日だったかと思うんですけれども、住友銀行●●これはどういった形で含まれているのか含まれていないのか教えてください。

東電:これはすでに、ITPさんにつきましては、運転再開してございまして、追い込みでございます。昨日段階でもすでに見込んでおりますけれども、まず立ち上がりでございましたのでフル出力でございませんので、さらに明日につきましては、計画出力ということで順番に●●

記者:ニコニコ動画のナナオです。よろしくお願い致します。先ほどのですね、話に触れたんですけれども、経済動向に大きな影響を及ぼすということとで、政府との話をされているということですが、結局夏場も、あるいは冬場でも、行われる可能性があるということで、やはりその、社会に及ぼすという影響というのは大きいわけなんですけれども、今の段階で経済産業省、あるいは蓮舫大臣含めまして何かそのロードマップというか計画づくりみたいなお話というのは現段階で無いのでしょうか。

東電:夏場に向けたですね、需給ギャップというのは、今大体1000万キロぐらいあるというふうに想定しています。これは最大電力が、5500万キロワットになります。それとあと供給力が4650万キロワット、ざっと1000万キロワット近く需給ギャップがある。これをですね計画停電でということは、ほとんど不可能だと思っております。大口のお客様、それから制度的な問題、それから節電のお願い、こういうものをですね、総合的に考えまして、先程も申し上げましたけれども、やはり計画停電というのはですね、最後に行うものだと、いま関係省庁さんに、経済調査を実施して、いろいろご相談、調整させていただいております。

記者:日本経済新聞のウエマツです。計画停電の実施について、当初から再三節電効果について数字として出ないかという質問があって、分析中であったというふうに答えたと思うんですけども、なかなか季節要因とかですね、被災の状況であるとか、そういうものがあって厳密なもの出すというのはなかなか難しいだろうなというのは理解できるんですが、その一方で、この計画停電の対象地域もそうですし、対象となっていない23区内でも、節電の努力をしてですね、企業さんとか、霞ヶ関の役所なんかをまわると、かなり節電をしていてうちはもう普段の半分くらいでやってるんだとか、比較的前向きにというか、やってらっしゃる、そういう事情許すところだと思いますけれども、ちょっとありましてですね、何かしら厳密なものでなくても、例えば電気系統ごとにどのぐらい減っているとかですね、節電を呼びかけてから、どれくらい減ってるかというのを目安みたいな形で数字に出すということは可能なんでしょうか。そしてそういうことをお考えというのはないのかなと。なんかしらの今後の節電に向けてですね、こういった状況続く中で、予測される中で1つのモチベーションにもなるのかなあと思うんですが、その辺あたりの考え方をお聞かせください。

東電:今電力需要のですねベースを見ますと、昨日申しましたとおり、ちょうどこの間の木曜日がですね、地震前日の3月10日に比べまして気温が低いと、という状況でございましたけれども、その中でだいたい今20%ほどですね、需要供給が落ちております。また夕刻のちょうど電力ピークが出る時間帯につきましてはですね、これまでもお話しいたしましたとおり、20%を超える需要の減少が見られているということでございます。この中で、どの程度地震によるですね、生産活動等への影響と、それから大変実施しております、節電努力といったものがどういうことなのかと、どれくらいの●●いうのがですね、正直申しますと、まだ全体としての水準として●●電力量でみますとですね、20%落ちてるということでございます。この後ですね、生産の回復、地震からの立ち上がり、それもまた見てまいりましてですね、需給動向を見ながら分析を進めてまいりたいと思っておりまして、今ちょっと現時点ではそのうちどれくらいの節電効果ということ申し上げれませんけれどもですね、できていないということでございますが、これも政府とも力合わせましてですね、これから分析を深めて参りたいと思っております。

記者:ちょっと乱暴ですが、被災による影響かどうかは別にして、最大で20%位の節電効果というふうに受け止めるという風に受け止める想定でしょうか。

東電:今申しましたとおりですね、地震による操業等に影響も入っておりますので、申し上げありませんけども、全体としての需要現象として、電力量として、20%、またピークの時間帯は特にですね、様々な形で努力をしていただいておりますので、それを上回る水準がですね、地震前に比べると減少が見られているということだけで、大変すみませんけれども止めさせていただきます。

記者:ネイビー通信のタシロと申します。今日のところ、減収経営になってしまうという覚悟や判断や選択があるのかということを聞きたいんですけれども。

東電:減収になるということですか。

記者:減収経営なるという覚悟あるのかどうか。

東電:もちろんです。

記者:あ、そうですね。私ちょっとアップして考えたんですけども夏季についてですね、節約節約と言って値段を高くするというマイナスの手法でなくてですね、ポジティブな手法としてですね、例えば電力というのは前年度別にどれだけ使ったというのは記憶に残っているわけで、例えばそれと比較してですね、今年の7月に、8月に3割使用量を減らしたお客様に対しては、タダにするとかですね、そういうインセンティブを与えるというようなやり方の考え方はないのでしょうか。

東電:どういうインセンティブでお客様にお願いするかということも含めましてですね、これは料金メニューのほうに、今いろいろ詰めております、どういう形をすることによって、お客様に節電をしていただけるかということで、関係省庁さんとご相談、ご指導いただきながら行っております。

記者:減収経営の覚悟しているということでしたら、インセンティブの付与ということもありえますよね。

東電:インセンティブの付与というか、こういうふうにしていただければなというのと、減収経営というのはちょっとそこは違うんですよ。というのは、もともと、今いろんな節電をお願いしていまして、減収経営というのはどういうことかというと、もうそこで収入が減ってくるとことは明確でございます。それからあと、かなり多大なですね、修理費とかですね、これからいろんな諸々の費用が出て行くわけでありますので、そこのところの収支バランスが●●ということについては覚悟しているということでございまして、収入減になるということを覚悟してるんであったら、もう少し今おっしゃった通り、電気料金安くすることだとか、そこまでは踏み込んで考えておりません。

記者:読売新聞のタネダです。3点、お伺いしたいと思います。オール電化についてなんですけども、オール電化の家を自粛してるということなんですが、本店と支店、後、電力館とかPR館とか、全部合わせて、何人ぐらいの方がオール電化で家を建てさってらっしゃったんでしょうか。今は何をされてるんでしょうか。それと、柏崎刈羽原発が、4年前に停止しましたけれども、その後で、すぐに営業を自粛してるんですよね。まもなく●●運転再開するのも末までに、スイッチキャンペーンかけるCMを再開していると、このことについては結果論ですけども、適切だったかどうか、どのようにお考えでしょうか。それとあと、福島の支援のためにですね、東電の社員の方が福島の県産品を積極的に買うとか、あるいは東電の社員のかたが、福島の応援歌を作ってですね、何らかの貢献活動をするとか、そのようなことをするお考えはありませんでしょうか。

東電:オール電化関係について、お答えをいたします。まず、本店、支店等でオール電化の営業、どれぐらいの人間関わっていたかと言ったことでございますが、約600名●●営業の人間が、ございます。現在、どういったことをしているかって言う点につきましては、先日も記者会見でも申しましたけれども、オール電化の新たな親切と言いますか、そういったことは中止してございまして、アフターサービスについては、引き続きオール電化を選択いただいたお客様へのそういったことでのトラブル、困っておられるとか、そういったことについてのフォローは認識中でございますが、主に今は今回の計画停電に伴います、お客様の、例えば電話を受け付けるですとか、お客様からのお問い合わせに対応してと言ったようなというような、営業の業務を実施中でございます。また、柏崎の被災に●●上で営業を自粛ししていたこういったことに対しましてですね、3年ほど自粛させていただきました後、昨年の秋からオール電化のキャンペーンを再開させていただきました。この点につきましては、その当時の状況を継続しまして、十分お客様からのご批判ですとか、そういったことをいただいてることはございませんでしたので、特にそれに対しての問題●●ございません。

東電:福島のですね、物産について購入するということについては、まだ決めておりませんが、以前、柏崎でやはり被災した時、あるいは青森が台風でですね、りんごが落ちてしまったというような時は、社員がですね、こういうものを積極的に購入するとか、あるいはその新潟の場合ですと、できるだけ新潟に行ってですね、新潟のですね、いわゆる観光業を支援するとか、それから私どもそこにですね、若干の施設を持っておりますけども、そういうところ有効に使えば、会議がそこでやる、いろいろやってまいりました。今回のことについても、まだ決めておりませんが、当然そういうことでですね、福島県のですね、物産等について支援させていただくことはあるというふうに考えています。

記者:すみません。週刊ダイヤモンドの●●です。大きく3つ、ちょっと長くなるかも、教えてください。1つ目は先ほどお答え難しいというお話だったんですが、いわゆる現状の、時給バランスです、だいたい1000から1500万キロぐらい削減だったというところですが、その割合を、例えば次の4つで分けるとしたらどれぐらいか、生産ストップ、自主的な節電効果、計画停電、需給調整、例えばですけれども、見た場合どれぐらいのそれぞれ割合なのか、教えていただきたいと思います。と言いますのも、計画停電はやっぱりざっと見ただけでも200万ぐらいしか出てこないのかなという気はあってですね、っていうのと、需給直線の最大110万と、いうことになりますと、やはり生産ストップの影響が半分ぐらいあるのかなというふうに思うんですが、そのあたり、どうご覧になりますでしょうか。これが1つ目です。2つ目なんですが、今後その夏場に向かって、需要、供給サイドのお話はわかるんですが、需要サイドをどうコントロールするかっていうお話になると思うんですが、それは例えば家庭用蓄電池だったり、スマートメーターでございますなり、●●なり、そういう分散型に促していくお考えはあるのでしょうか。最後に、3点目なんですが、長期的に考えて、●●がやられてしまった以上、500万程度は必要になってくるのかなというふうに思うんですが、それは例えばLLGとか、その●●で補っていく、長期的に見てどういう発電設備が必要とお考えか教えてください。すみません。長くなりました。

東電:すみません。まず、今の仕様の現状の内訳等につきましてですね、先ほど申しました通り、生産減の方に移行とですね、それから節電等の作業と、いうようなことが正直に申しまして、なるべく今の時点で●●は難しいと思っております。また需給調整でございますけれども、これまで、実施いたしましたところにつきましてはですね、最大実行はですね、100トン万キロだったということでございますので、全体としての需要落ち込みに比べるとですね、比率は小さいということでございます。また計画停電でございますけども、それは時間帯ごとに実施してる●●変わっておりますので、ますが、基本的にはワングループとしてですね、1グループとして、需要のですね、ご契約の●●としてはですね、概ね、全体としてはですね、ご契約の規模としては500万キロワットでございますけれども、先ほど申しました通り、鉄道の除外、それから災害特措法のですね、対処●●の除外と、それから後もう1つは、この時期でございますので、●●のお客さまのですね、ご契約している時間帯もそれぞれお客さまごとに違っております、また、まだ冷房に時期ではございませんので、暖房は使っておられますけども、灯油もありますので、●●ということではないということでございます。いずれにいたしましても、全体としての減少のところはですね、生産減少とですね、節電等による影響ということが諸々という考えております。

東電:確認ですが、需給調整100万。1グループ500万キロぐらい、最大でやってる。ただ500万にはいかないと思ってるということでよろしいです。先ほど申しました通りまず鉄道の除外ということ、それから地域のところで一部今回の災害対象地域と決まっております。また、ご契約もですね、それぞれのお客さまとご契約してる時間帯、●●までの時間帯も違っておりますし、だいたい夏のピークに合わせてご契約していることもございますので、それが●●ございますけれども、ただ実行量そのものはこれから注意しないと●●。

東電:需要のお話ございましたけれども、やっぱり需要をですね、どういうときに下げていただくかということについては家庭量を●●調整していただき、非常に難しいです。先ほど電池のお話とか、スマートメーターのお話とかございましたけれども、夏までにですね、それをやるっていうのはほとんど不可能に近いということです。従いまして、大口のお客様に大変ご不便をおかけしますが、操業も含めましてですね、どういう形でピークシフトをしていただくかということですが、相対的にはですね、●●ついては、大きな影響があるということです。一般のご家庭についてですね、お願いすることでやはり節電でございまして、今の所はですね、機械的にそれをですねやっているということはほとんど無理だと。それからベース電源の●●ついてはおっしゃる通りでございます。できるだけたくさんの、いわゆる固定供給量っていう、今用水で調整してますけども、用水ってのは●●ピークをズラしてるだけの話。今考えられるのはやはりガスタービンですね。できるだけ今やってる、それぞれの火力の敷地に設置してるっていうのが一番早い解決策。もちろん●●。それから停止していた火力。それから●●。これを総動員いたしまして、新規電源としては、我々としてはガスタービンをできるだけ、ガスを集めてということで、電源の確保を進めているということです。

記者:朝日新聞社のカナイです。計画停電が始まった頃ですね、非常用の発電機を大量に集めて、病気で自宅で療養している方々に配るという話がありましたが、途中からお話が消えちゃってて、結局どれくらいの数を集めて、どのくらいの世帯が配れて、ほぼ要望があったところには全て配れたのかというそのあたりの実態ちょっと教えてください。

東電:在宅医療されてるお客様の中で携帯用のポータブル発電機でございます。これまで404台を貸し出し中でございます。2000台超える機器を準備してございますけれども、お申し出いただきまして、実際にいろいろと使い勝手の問題などもあって、お客様実際にご覧になられて、●●場合いろいろございますけれども、ご希望いただいた方には渡しさせていただきいております。その結果は先ほど404台という実数になっております。

記者:在宅以外の方からですね、希望があった場合とか、そういう場合どういった対応をしたんでしょうか。

東電:在宅医療でなく、なにか他の。

記者:例えば保育所とかですね、どうしても電源が欲しいというところも多分あったんと思うけれども、ただ最初の時は基本的には在宅医療●●大前提だという話があったので、そういうの申し込んでないところもあったと思いますが、今の話を聞くとですね、かなり集めた数と出している数と差があるので、そういう弾力的な運用以外の指摘、方針はなかったですか。

東電:基本的には、やはり命に必要な場合ということで用意させていただいております。数少ないようでございますけれども、日々4、50台のご要望で停電の中では貸し出しているという状況でございますので、これからまだ増加する気持ちがございますので、一応そういったことをベースに考えてまいりたいと思っております。

記者:NHKのイムラと申します。1点教えて下さい。計画停電、今夏に向けてさらにその●●特に家庭や●●企業を中心にということをご指摘いただいてるんですが、事業というかメーカーにおいては一時的な停電ができないところはちょっと●●創業できない半導体業界ですとか電子部品メーカーとか、例えば3時間止めたけど、3時間以上の●●。そういうところに対してなにか個別に対応がですね、たとえば時間使うなら補助を出すとか、わかりませんけど、何か特別な対応●●とか、企業努力に任せられるのか、●●。

東電:これからまさにそういうお客様のご意見を伺いに参りまして、計画的に●●あるいはこの日は休むという、今の時間帯別ではなくて、週間帯別という●●によって、もし●●そういう方に、あるいは●●、聞きながらネットワーク上どう●●ということを細かく丁寧に検討したいと思います。

記者:●●のナカジマです。●●ですね、原子炉を17日全国停止してますけれども、この時の計画停電という話は出てきていません。その時にはなぜ出てこなくて、今かなり●●けれども、ピークを過ぎれば、もう計画停電というか、停電なくていいのかという話を●●。

東電:その時も、かなり私とも危機感を持っておりました。なんとかギリギリクリアできるだろうという見通しを持っておりましたが、大変幸運もですね、●●すごく●●が寒い夏が、従いまして、ある程度の●●をもってですね、そこをクリアすることができたということなんですね。東北電力さんと非常にたくさんの融通を頂戴いたしました。東北電量さんも冷夏で気温も下がったものですから、東北さんのその発電機●●われわれの方で●●できました、こういうことができないということでございます。今回の場合は、需給ギャップが今の見通しの段階ではですね、1000万キロくらいそれから冷夏を今から●●。

記者:火力のですね、おっしゃられた17機全機が停止している状態はクリアできてない。今後秋からの停電っていうのは考えなくてもいいっていうことなんでしょうか。

東電:それは、秋というか冬ですね、今年の冬の状況についてはお客様の設備の操業が当然これから立ち上がっていく、夏●●これから時間が経てばだんだん増えてまいりますよね。その中で、われわれが、冬まで用意できる電源とこれからピークの見通しが立っておりませんので、冬は●●。

東電:大変申し訳ございません。本日のご説明の方はこれにて終了させていただきたいと思います。引き続き説明のご協力の方よろしくお願い申しあげます。ありがとうございました。