東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月28日23時44分から59分間)

東電:それでは夜遅く集り頂きまして、ありがとうございます。福島第一原子力発電所構内におきましての、土壌中の放射性物質検出状況についてのご報告をさせていただきます。副社長の武藤の方からご説明をさせていただきたいと思います。まず座ってのご説明をさせていただきます。よろしくお願いします。

東電:それでは福島第一原書力発電所構内に置きます土壌中の放射性物質の検出の状況につきましてご報告申し上げます。●●環境モニタリングの一環といたしまして、東北地方太平洋沖地震で被災いたしました福島第一原書力発電所の室内、5地点ございますけれども、これにおいて平成23年3月21日、および22日に採取をしました土壌中におけるプルトニウムの分析を行いました結果、プルトニウム238、239、249が検出をされましたのでお知らせをいたします。引き続き土壌中に含まれます他の放射性物質も、核種分析を行ってまいります。今回のプルトニウムでございますけれども、発電所の土壌から検出をされたもので、ということになります。検出されましたプルトニウムは濃度でございますけれども、このプルトニウムは過去大気圏内で、核実験がされたあと国内で観察をされましたポールアウトと同様のレベルでございます。プルトニウムの同位体比から見まして、今回5地点のうち、2地点のプルトニウムにつきましては過去の大気圏内の核実験に由来するものではなくて、今期の地震に由来している、こうした可能性があると言うふうに考えております。今回検出されましたプルトニウムにつきましては、通常の環境土壌中の濃度レベルでございまして、人体に問題となるようなレベルではございません。なお、念のために●●構内、周辺の環境問題につきまして、強化をしていきたいと思います。具体的には新規に3点の土壌採取をいたしまして、その3点につきまして継続的に分析を行うことを報告いたしたいと思います。現時点では濃度につきましては別紙のとおりでございますけれども、プルトニウムの同位体比から考えまして、過去の圏内核実験の影響で、観測されたものとは少しちがうものがあるということでございます。私からは以上でございます。

東電:それでは引き続きまして、ご質問頂戴したいと思います。恐縮ですが、挙手をいただきましてこちらからご指名差し上げますで、会社名、お名前を頂戴してからのご質問を宜しくお願い致します。それではいかがでしょうか。

記者:共同通信のハシモトと言います。放射能が違うことで、核実験の影響とされてるものとは違うということが、ご説明をもうちょっと頂けますでしょうか。

東電:プルトニウムを使いました核実験で、観測されるものと比較をいたしまして、今回5地点でとっておりますけれどもそのうちの2地点、具体的にはグラウンド付近、それから個体廃棄物貯蔵庫前で採れたサンプルの中に、プルトニウム238という核種が検出をされております。これは原子炉の中でウランが照射されて、長い時間照射されることででてくる核種でございまして、核実験のように瞬時に核反応が進む場合には検出を、瞬時に核反応が進んだ場合と比べまして、その238の比率が大きいということから、大気圏内核実験とは違う性状、今回の事故に由来する可能性が考えられるということであります。

記者:それで、それ以外のところでは、核実験に由来するものが落ちてるというような解釈になりたつと思うんですけども、ということでよろしいんでしょうか。

東電:はい、それ以外のところにつきまして、もともと核実験由来のものも、バックグラウンドとしてありますし、それ以外の今回の事故に由来したものもグランド付近、あるいは個体廃棄物貯蔵庫前にでは観測されてるわけでございまして、どちらによるものかというのはそれ以外の点では決めることはできないと思います。

東電:いかがでしょうか。はい、どうぞ。

記者:時事通信のヒダです。今回の事故に由来するってのは、破産した燃料庫から出てくるって考えられるんですか。

東電:今回の事故に由来するってのは、今回の事故で損傷を受けた燃料から出てきた可能性があると、いうことだと思います。

東電:他いかがでしょうか。はい、どうぞ。

記者:読売新聞社のハットリですが、プルトニウム238なんかはこの●●だと、国内の土壌だと●●から1.5×10のマイナス2乗、これが普通なんですけど、①のグランド付近だと5.4×9のマイナス2乗、3倍以上出てるじゃないかと思うんですが、これがビントウも土壌中の濃度レベルってあるんでうけど、それよりもかなり高いんじゃないかと思うんですがその辺はどのように考えてらっしゃるんでしょうか。

東電:それ今申し上げたところでございまして、プルトニウムの239、240という核種は●●大気圏内の核実験として存在があるわけですが、それに対してプルトニウム238も比率が、今回は高いということで。これまで土壌の中で観測されてきている、プルトニウムと少し性状が違う可能性があると考えております。ただ絶対値そのものはこれまで我々が環境土壌中で観測してきたプルトニウムの量とあまり変わらない大きさだということです。

記者:①の方の5.5ってのが普通のと違うという。

東電:5.4とその隣にあります239、240、2.7×4●●という、これの比率が大きいというところが特徴というふうに思っております。

東電:他いかがでしょうか。

記者:全体として人体に影響はないレベルということですけれども、239、240に比べて238の毒性というか体に与える影響というのはどうなんでしょうか。

東電:これは同じような核種でありますので、プルトニウムであることに変わりはありません。

記者:でも特に238だったらと言って、人体への影響が大きってことは、あるいは小さいってことは。

東電:どちらも同じプルトニウムでございます。

記者:NHKの●●です。改めてになるんですけども、今回の検査は、どこの機関に調べてもらい、●●結果ってきたのどれぐらいで、皆さんの方に結果が報告されてるのはいつかということを教えてください。それと、今後新規に●●加えてくっていうお話ですけども、いつからそういう風になさるのかあと、この21、22にやって以降、その後やってたりすることはあるのでしょうか。

東電:今回の資料をもう1回みますと、3月21、22日、であります。それを測定をしていただきます結果の分析が始まりましたのは23日でございます。で、報告頂いたのは今日でございます。今日お知らせをした次第であります。で、お願いいたしましたのは、JAEA、日本原子力研究開発機構でございます。それから今回の、今回の結果が出ましたので、引き続き、発電所内の3か所につきまして、毎週2回継続的に測定をしていきたいと思っています。

記者:これは28日、今日からということで今日から開始してる3か所という。

東電:今日から3か所ということにしております。

記者:今日から週2回とおっしゃってたもの。

東電:はい、左様でございます。

記者:この3か所は、今回の5か所と重なってるのはあるのでしょうか。

東電:グラウンドとそれから4号機の④のところと①、グラウンドとそれから1号機の●●から南南西500メートル所は同じ場所。それからもう1点、グラウンドから少し南に下がったというか、通常は右に●●がもう1点、3点でございます。

記者:こちらの。

東電:そうです。

記者:ちょっと1と4と。

東電:1と4とそれから中間点にもう1点。

記者:了解しました。

記者:すみません。今回見つかった238なんですけども、いつ頃この土壌に到達したかはわかるんでしょうか。

東電:それは、これだけだけのデータではわからない。

記者:すみません。

東電:はい、どうぞ。

記者:読売新聞のオオヤマと申しますけれど、この定点は3か所ということなんですけれども、敷地外でも観測なんか行われないんでしょうか。それとも、重い金属なので遠くへは飛ばないから敷地内だけで十分という判断なんでしょうか。

東電:まず3地点でやりたいと思いますが、それ以外につきましても結果を見ながら検討していきたいと思います。

東電:時はい、どうぞ。

記者:グランド付近で238とそれから239●●がかなり違うんですけど、これは場所グランドの場所の何か理由があるんでしょうか。

東電:グランド付近、①と⑤で比率がだいぶ違うという御質問でございますか。プルトニウムのこの同位体の比率っていうのは原子炉の中でどの程度照射をされたかっていう時間によって変わると思います。したがって、そうした少し違うものが観測されているということだと思われます。

記者:共同通信の●●と申しますが、まずこの238の2点が、今回の事故に由来する可能性があるというお話だったんですが、残りの239、240の1、2、3、4、5のポイントについては、これは過去の大気圏外核実験の影響だと考えられるのか、それとも、事故とかこの影響とどっちなのかわからないということなのか、現状●●。

東電:一般的には原子炉の中で長いこと照射された燃料庫であればこの239、240に対して238の比率が大きく出てくることだというふうに思います。従いまして、2、3、4に着きしては元々存在をしていたものである可能性もありますし、ただこのあまり照射をされていない、原子炉の中から出てきたものであるという可能性も一概には否定できないとは思いますので、これからこのデータだけでは、だけから由来をそういうことは難しいです。

記者:この例えば過去のデータとして、この辺りがプルトニウムとかこの大気圏内の実験がどのくらいあったって示す今までのデータはあるんですか。それと比較すればなんとなくイメージがわくっていう。

東電:過去のデータにつきましては、一般環境で国内いろいろなところで測定がされております。発電所が立地してます4ショウで測定されて、検出されてる場合もございます。今年度、例えば土壌のデータを測定いたしておりますけれど、プルトニウム239と240の合計の濃度で検出限界以下、ないし、2.21ベクレルパーキログラム。それから福島市で0.61ベクレルパーキログラムといったような数値が観測されております。そうした数値と比べて、今回の測定結果、そこと大きな差がないと、数字が観測されていると、いうことです。

記者:0.5●●だと、倍かそれ以上になるかと思いますけれども、それはそんなに。

東電:それは国内の、大変広域な測定、環境サンプリングをこれまでなされていまして、その全体の値というのがそこにございますように検出限界4リットルの検出限界以下ですが、それから4.5くらいの幅を持ってますのでその中に入ってるというふうに思ってます。

記者:後、今回この2箇所については今回の事故に由来する可能性が高いという、可能性があると思うんですけど、これまで原子力の事故でですね、こういうふうにプルトニウムが放出されたという例が、チェルノブイリではあるかと思うんですけれども、その他にはなぜないのかというのはどういったことでしょうか。

東電:それは確認が必要だと思います。

記者:極めて珍しいと考えていいですか。

東電:過去にどういった例があるかということも含めて確認をするということです。

記者:すみません。今の関連で、国内に限ればどうでしょうか。ちょっとはっきりしてないんですか。

東電:他の事故について、どうであったかっていうことについては確認が必要だと思います。

記者:国内では初めてということだったんですか。

東電:他の事例も含めて、確認する必要があります。

記者:東電さんでは初めてですか。

東電:過去、発生した●●のサンプリングがどうであったかということにつきましては、確認をしておきます。

記者:あとすみません。今後の測定の箇所3箇所なんですけれども、これは1と4とその中間になぜしたのかというところを教えていただけますか。

東電:いろいろな方向についてフィルターを取るということと、それからちょうど発電所の中心にあります1、2号機から500メートルぐらいの距離をとったということ、それから、開けた場所でサンプリングが土壌のサンプリングできるというようなことからこの3点を選んでいると思います。

記者:そこで発電所の影響を一番よく調べられる箇所が、この3点だと判断されたということですか。

東電:はい、今回の検出する状況も踏まえて、それからそういう土壌が取れると、いうことも合わせて場所を選びました。

東電:すみません。皆様のこともございますので。

記者:すみません。あと1点だけ、この空気の方の●●は。

東電:排出口の、そこのサンプリングをするためだと思います、これにつきましても結果が出次第またご報告をしたいと思います。

東電:他いかがでしょうか。

記者:たびたびすみません。3箇所、5箇所測ったけれどもそれはとりあえず置いといて、今後週に2回は狩り続けるのは3箇所。という理解。

東電:はい、そういうことでございます。

記者:すみません。基本的なことですが、今回のプルトニウムが、照射されて出てきたということですか。

東電:はい。

記者:もともと何だったものが、こう出てきたっていう。

東電:もともとはこのプルトニウムはウランからできるわけでございまして、ウランの燃料の中でウランは燃焼いたしますけれども、同時にプルトニウムが生成されます。で、このウラン燃料でも燃焼が進んでいかきますと、ウランが発熱するものとプルトニウムが発熱するもの両方出てまいりまして、最後●●燃えて、新しい燃料と取り替えるわけですが、その原子炉から取り出される使用済み燃料になる直前の燃料ではむしろプルトニウムの発熱の方が大きいということになります。全体としてみますと、燃料の製品にもよりますけれど、だいたい燃料集合体、使用済み燃料として出てくるものは1%ぐらいプルトニウム含まれてるということになります。

東電:その他いかがでしょうか。

記者:●●ですが、損傷した燃料の方から出てきた可能性があるというのは、原子炉内の話なんですかプールの話なんですか。

東電:これも現時点ではどちらとも申し上げられないと思います。

記者:もう1つ、3号機はMOX燃料使ってますから、それの影響はあるのか。

東電:MOX燃料は最初新しい状態で●●%ほどプルトニウムが入っております。一方、今申し上げました通り普通のウランの燃料も最初はウランだけですけども、原子炉の中で照射をして取り出されるときには1%程度のプルトニウムが燃料の中に蓄積されます。従いまして今回のプルトニウムがどっからきたのかということにつきまして、特定することはできないと思っています。

記者:すみません。炉内の状況、1から4とか、4は関係ない、いろいろ言われてますけど、プルトニウムが検出されたことと、炉内の推定される状況、例えば圧力容器であるとか、●●とかの状況●●状況と、結びつくような何か推察されることはありますか。

東電:今のこの1つ前のご質問とも同じことになりますけれども、ウラン燃料からもプルトニウムでてまいりますし、各号機どこも同様の類似の燃料をそうかされているわけであります。それからそれぞれの●●につきまして、燃料が損傷している可能性というのは考えられますので、このデータからどこの号機から出たものかということにつきましては特定することはできないと思っております。

記者:これプルトニウムそのものが重金属で非常に重くて、離散しにくいと言われることですか。これが出てこないということは、かなり大きな●●というか、があるということですか。特定することはできないでしょうか。

東電:全体が戦隊メカニズムで放射されたかということになるわけでありましけれども、現時点でどういう経路を通って出てきたかということについて、特定することはできないと思っています。

東電:お名前からまたいいですか。

記者:朝日新聞のササキです。500メートル地点でサンプリングしているということなんですけども、それより原子炉に近い部分ですね、濃度の勾配と言いますか、そういうものがどうなってると推測されるのか、それは●●がやってる作業環境が影響を与えるのか与えないのか、その辺りはどうですか。

東電:今回のレベルにつきましては人体に影響があるようなレベルではない。これまで土壌の中で普通にと言いますか、日本国内各地で検出された量と変わらないレベルだというふうに思っておりますので、作業に対する影響等はないというふうに思っています。

記者:原子炉に近い方でも、●●自体、●●がことですか。

東電:全体の原子炉、今回原子炉から近いところ少し距離があるところ採っていますけど、特に距離に対して500メートルのところと750メートルのところで大きな値に差はないと思っております。もともとこの程度のレベルは土壌の中に、これまで大気圏内の核実験の影響で存在している量でございますので、そういう軽度の数値が今回検出されているということであります。

記者:テレビ東京の●●と申します。先ほどから作業に影響ないってワードがたくさん出るんですけど、これでも1週間かかってるわけですよね、数値計測するまでに。1週間前作業に影響なかったとしても1週間後に今の時点で影響があるかもしれないから、その辺で作業に影響がないって言い方だとちょっとだいぶ意味合いが違ってくるんじゃないかなと思うんですけど、どうなんでしょうか。

東電:プルトニウムだけが、観測で出てくるってことは非常に考えにくくて、全体に様々な核種で衝撃を移すようなことは当然起きるわけですので、全体の線量率などを測定していれば、それでおおきな変化がなければ、放出の状況に変わりわないと言えるとおもいます。ですから空間に直接測定しないといけないというわけでなくて、ガンマ線量率を測定をすることで、全体の物質が把握ができる。ただ他にもあるかどうかということにつきまして、これ非常に極微量でありますので測定するのに時間がかかりますけれども、ただ、何点かこういう風に検出されましたので、引き続きモニタリングをしていくというふうに思っています。

記者:これからも1週間ぐらいずつかかっちゃうんですよね。

東電:だいたいその程度かかるとおもいます。

東電:他いかがでしょうか。はいどうぞ。

記者:フジテレビのイトウと申しますけれども、これプルトニウムなんですけれども一般的にどの、どれくらいの距離飛散するものなんでしょうか。この原子炉から出たとすれば、10キロとか20キロとかって。

東電:これは確認が必要だと思いますが、今回測定されましたレベルはもともと存在している程度のレベルですので、測定結果から、この程度の今回検出されたレベルでもって、どこまで行ったかということを言うのは簡単ではないと思います。

記者:この飛んだ、今回の飛んだプルトニウムの含まれた土壌で、野菜とかを栽培しても大丈夫ということですか。

東電:これもともと日本国内でこれまでずーっと観測されてきたレベルと変わらないレベルですので問題ないと思います。

記者:すみません。朝日新聞社のカナイと申しますけれども、このプルトニウム検出されて、国の方には報告されたんでしょうか。

東電:本日、報告しております。報告をしました。

記者:報告をしています。その際にくのの方から指示等はあったんですか。

東電:通常関係する機関にご報告してあります。

記者:報告しただけで向こうからは何もなかったということでよろしいですか。

東電:まだ、今のとこはいただいておりません。

記者:先ほどからお聞きしているとですね、この程度のレベルという話が出たりですね、今まで原子炉からプルトニウムが出たことって私は聞いたことがないんですが、それに対する発生源を作った認識というものを全く感じないんですが、いかがなんでしょうか。

東電:今回検出されたレベルということでは、ということでして、今回のような原子炉由来の可能性が考えられるわけでございまして、本件につきましては今回の事故の中で出てきた可能性があるということで、本件につきましては大変申し訳わけなく思っております。

記者:これさらに今の現状が続いてれば、これもっとさらに増えてくるってことは考えられますよね。

東電:引き続きモニタリングをして参ります。

記者:すみません。日頃から人体に影響のないレベルと言いますが、どのくらいなると人体に影響が出てくるんでしょうか。

東電:プルトニウムというものは、●●核種でありまして、紙1枚ありました場合、●●ということでありまして、なる被曝の影響というのは大変小さいということだと思っています。今回この全体として、皮膚を透過しない程度でありまして、外部被曝の影響は非常に小さいということが言えると思います。

記者:テレビ朝日の●●です。●●、燃料が損傷してる可能性が考えられるという風におっしゃったんですが、先ほど夜に行われた原子力安全委員会の会見で、2号機については●●とだと考えていると、またペレットも●●可能性があるという風に●●するんですけれども、先ほどの損傷具合の認識についてかなり温度差があるように感じるんですけれども、この辺についてはどう考えますでしょうか。認識についてはどうでしょうか。

東電:燃料房が損傷可能性があるということですけども、私どもの、は燃料が溶けたかどうかということにつきましては、まだ判断することはまだできないと申しますか、メルトダウン●●したのかどうかということにつきましては現時点ではまだわからないと思っております。

記者:そのあと安全委員会はどういう判断。

東電:そういう可能性を含めて、そういう可能性もあるというご指摘をいただいたということだと思っております。

記者:すみません。

東電:どうぞ、順番にじゃあ。

記者:フリーランスの●●と申しますが、先ほどこれ以上増えるのかということで引き続きモニタリングというお話ありましたけども、現状こういう形でプルトニウムが出て、プルトニウムとはちょっとあれですけども、海洋の方で放射能汚染が出て、これ、先ほどの副社長の会見のお話だと、現実こうやって出続けるものを、止める手立てはないということでしたが、この先何ヶ月か、何ヶ月かかるか、どのくらいかかるか期間はわかりませんけども、この間こういったものが出続けるということでしょうか。

東電:止める手立てはないと申し上げたつもりはなくて、できるだけ放出量を減らすように努力をしているところです。

記者:完全に止まるという、どのくらいの期間すれば完全に止まると思いますか。

東電:これまで様々な努力をしているわけでございまして、原子炉を冷やすよりは原子炉の中に水を入れてくといったような努力をする中で、できるだけ外に出てくる放射能の量を減らすというお話でございまして、外に出てくる放射能の中にこうしたものも含まれている可能性があるということでございますけれど、とにかく全体の量をできるだけ抑えるように努力をしてる、したいと思います。

記者:ただ現状いますぐに、例えば格納容器であるとかその周辺の配管であるとか、手をつけることに行かないことを考えると、しばらくこういったものが出続けるといったように考えるほうがいいと思うんですが。

東電:ともかくできるだけ早く原子炉を安定な状態にさせるように努力をしたいと思っています。

記者:すみません。先ほど●●かたいらっしゃいましたよね。

記者:還元期のことについて教えていただきたいんですが。

東電:還元期はプルトニウム239が2万4千年、程であったとおもいます。2万4千年です。それからプルトニウム240が約6千6百年です。それから238は約88年です。

記者:88。

東電:88です。

東電:はい、どうぞ。

記者:●●が、プルトニウムの測定をする場合、キロ当たりの●●っていうのではなく、広さですね、何面積当たりのっていうのが、一定程度の、どの程度のものが入ってるかと確認するために重要だと思うんですけども、今回の測定は単位面積当たりというのは出ないんでしょうか。

東電:これ大変微小な量でございますので、キログラム当たりの●●と言うのが一般的な測定のやり方であるというふうに理解をしております。

記者:先ほど健康の点について、具体的な数値を言わなかったですけど、ちょっと今見たところ、国民安全●●の方で、プルトニウムのアルファ核種については、乳幼児用初期については1ベクレルパーキログラム、飲料水は1ベクレルパーキログラム、牛乳有線量1ベクレルパーキログラムということになっておりまして、そうするとプルトニウム238のグランド付近で出てきているものがこの半分近い数字が出てることだと思うんですけど、そうしますとやはり単位面積当たりについてきちんと調べないと、安全性について云々ということはできないし、500メートル離れた地点でこれですから、もっと近いところにおいてはかなり危険な状態になっているんじゃないかと思うんですけれどもどうなんでしょう。

東電:国内の土壌のプルトニウム量につきましてはこれまで継続的に環境モニタリングの中で測定されてきているわけでございまして、今回測定された数字というのはこれまで国内で測定された範囲の中に入っているものかと思います。

記者:範囲の中に入っているから、プルトニウム238というのは1.5×10●●ではないでしょうか。そうすると5.4×●●は、どういう程度ですか。

東電:プルトニウムトータルとして考えれば、プルトニウム239、240より高いところもございます。プルトニウムの同位体は、還元期の差もございますけどもプルトニウム●●同じものでございます。トータルで見れば、これまで測定された範囲内に入っているということです。

東電:それでは後ろの方でもお手を上げていいただいております。そうぞ、お願いします。

記者:すみません。ちょっとそもそものとこなんですけども、今回のサンプルの仕方ですね、これ表土なのか、何センチ掘ったのかとか、後実際にはどういう形の●●どういうような分析をかけたのか、そこの今回採った手法については、過去のデータベースで使えるところと比較可能なものであるのかどうかを教えてください。

東電:今回撮りましたのは表土であります。一般的に取られているサンプリングの手法でございます。

記者:どれぐらいの土を取って。

東電:数百グラムのものだと●●分析をしております。

東電:はい、どうぞ。

記者:フジテレビのナカモトですけども、今回の津波、地震と津波想定外のことがいろいろ起きていますけれども、今回プルトニウムが検出されたのは想定の範囲内、それともされてしまった、出てきてしまったということ●●。

東電:今回発掘した●●を出す●●が出てきたといことで、非常にご心配をおかけしていることについて、大変申し訳なく思います。通常、とは少し違う状況、事故の状況の中で燃料房から出てきた可能性を否定できないというふうに思っております。ご心配おかけしまして、もちろん心配をかけ、いたしてることにつきましては、おわび申し上げたいと思っています。

記者:想定外だった、出るはずのないものが出てきてしまったという認識でよろしいですか。

東電:通常の運転中には物資を働くことはない核種であります。ただ、レベルそのものにつきましては天然に存在している通常我々が環境サンプリングをして検出される値の範囲内だとことは言えると思っています。

記者:すみません。●●ですけども、厚労省のホーウページの方で、プルトニウムの濃度なんですけどこれ合計で、要は238、239とか全部トータル量で、1ベクレルパーキログラムが飲料水の基準っていうふうになってるんですけども、そうするとグランド付近ってプラスマイナス上下ありますけども、超えてるんではないかと思うんですけども、そういうことでもないんですか。

東電:国内の土壌でいろいろなところでこれまで観測された数値の範囲内だということであります。

記者:はい、どういう。

東電:これまで国内で様々な地点で環境モニタリングをして測定された値の範囲内に入ってる値です。

記者:厚労省の基準を超えてるけれども、その範囲内に入っているということですか。

東電:もともとの基準っていうのは、飲料水であればそうした水たまり、すなわち飲み続けて、全く健康に影響がないレベルとして定められておりますので、そういうレベルと比べると、健康に対する影響はないのではないかということが言えると思います。

記者:●●基準を超えてるという認識でよろしいですかという意味で。

東電:それはこれまで国内でサンプリングされた土壌の範囲内だということです。

記者:厚労省の基準を超えてるんですか、というあれなんですけども。

東電:これまで国内で、核実験のポールアウトの結果、検出されてるプルトニウムのレベルと変わりがないレベルだということです。

記者:厚労省の基準を超えてるんですかという話。

東電:繰り返しでございますが、また、質問の方ありますから、他にご質問いかがでしょうか。

記者:そうしますと、具体的にどういうレベルになったら危険だというふうにお考えですか。

東電:これは引き続きモニタリングをしてまいりたいというふうに思います。

記者:モニタリングをされるのはどういう数値になったら危険かということをチェックするためにモニタリングを行うんであって、単にモニタリングをしてるから安全だということにはならないと。一定の基準値というものがあって、そうしなければ意味がないんじゃないですかモニタリングには。

東電:質問書の中での矛盾につきまして、引き続きモニタリングをしてそれが変わった傾向になるかとどうかいうことを、しっかりと見ていきたいというふうに思います。

東電:ご質問いかがですか。どうぞ。

記者:さっきサンプリングの量で、数百グラム●●これ地下の方でそれぞれ何グラム撮ったのか教えていただけますか。

東電:その数字につきましては別途確認をしてお答えしたいと思います。記者:先ほどの質問の続きなんですけども、この数字になったら健康に害が出るとか、そういう数値、基準値みたいなものはないんですか、具体的な数字は。

東電:基準につきましては確認をさせていただきたいと思います。

記者:すみません。厚生労働省のホームページは確認されないで安全だというふうに言われたってことでしょうか。

東電:これまで国内で観測をされた値の範囲内だということをもって、健康に対する影響はないというふうに申し上げました。

記者:つまり確認されてないということですね。確認されないで今お答えになってるということでよろしいですね。

東電:国内の土壌でこれまで観測された数値の範囲内だということであります。

記者:すみません。朝日新聞社のカナイと申しますけれども、今おっしゃてるのは基準値内であるから、これから健康被害が起きても我々の責任ではないといってるようなものなんですが。

東電:そんなことを申し上げているつもりはございません。

記者:じゃあどういうつもりでおしゃっているんでしょうか。

東電:今回検出。

記者:基準値内であるんだから我々の責任ではないということですか。

東電:これまで国内で検出された値の範囲内であると申し上げている。

記者:値の範囲内であるから、私の責任ではないということを言ってるんですかと聞いてるんです。

東電:今回原子炉由来のプルトニウムが検出されたということで、これは事故によるものだと思っておりますので、これにつきましてはご心配をおかけしてることにつきましては申し訳ないというふうに思います。

記者:その今の値でいうと健康被害が起きないから大丈夫だと言っていいわけですね。

東電:今回測定されたレベルであれば、健康被害を直ちに及ぼすようなものではないと思っております。

記者:直ちにではなくて長期的にはあり得るということですか。

東電:全体放射能レベルっていうのはプルトニウムに限らず、●●に存在するわけでありまして、その中で基準っていうことだと思います。

東電:すみません。他のご質問はいかがですか。

記者:今回238が出たことをもって、原子炉のこれまで想定してた状態想定できないって言っていてた状態が、多分なんかわかるものではない、ということですか。

東電:これはもう少し総合的にどういう核種がどこで検出されたかということを合わせて●●将来検証を与えるべきものだと思います。

記者:つまりその、言ったらこれまで想定してた状態であれば、プルトニウムが出てきてもおかしくないってことが。だったんじゃないですか、逆に言うと。

東電:プルトニウムが出たということも含めて、いろいろ理由がありますけれども、こうした核種が検出されたということも含めて、燃料の損傷がどういう状況であったかということは将来検証されることだとおもいます。

東電:それじゃあ、どうぞ。

記者:日経新聞のイワサキと申します。今回検出されたプルトニウムがどこの原子炉から出たかとか、その辺りはどうですか。

東電:これはどの原子炉から出たかということにつきましては、特定することはできないと思います。それぞれの号機にそうかされてる燃料は、極めて類似の特性を持ってますのでこのプルトニウムを見てどこから来たかということは決められないということです。

東電:今後そういうのを調べるっていうのは。

東電:これは技術的にプルトニウムの性状だけからでは決められないと思います。

記者:じゃあそのプルトニウムは今後も漏れ出ることを止められないっていうこと。

東電:全体に出てくる放射能の量をできるだけ少なくするように様々な手立てをとってるわけでして、そういう努力をしていきたいと思います。

記者:すみません。改めてなんですが。

東電:お名前を頂いてもよろしいですか。

記者:産経新聞のクメと言います。止める、冷やす、閉じ込めるでいいうと、止めるはできて、冷やすは今苦戦してると、閉じ込めるっていうのはこれ結局破綻してるってことなんでしょうか。

東電:プルトニウムだけではなくて、放射能、今回の何らかの経路で、●●出てきていると、いうことはあるわけでありますけれど、全体としてみれば原子炉の中に放射性物質は止まっているわけでありまして、これをここから出てくる量をできるだけ少なくするということで今努力をしております。

記者:他のトレンチにしても水にしてもたまり水が出てますけども、これやっぱり閉じ込められていないというふうに見ていいんですか。

東電:全体の中でそういうものが何らかの経路で出てきているということなので、この量を最小化するようにということです。

東電:何か。

記者:読売新聞のミズタニですが、今後も継続的に分析を行割れていくという理由は、●●中でこれでてくる可能性もあるというような見方ですか。

東電:これはどういう傾向になるということも含めて、しっかり見ていきたいと思います。これまでの様子から言って、環境のモニタリング値、線量率大きな変化ありませんので、とりあえず大きな変化があるとは思ってませんけれども、念のため今回検出されましたので、念のため引き続き継続してみていきたいということです。

東電:それではそろそろ最後の質問ということでよろしいでしょうか。どうぞ。

記者:今回プルトニウムが検出されたということで、作業員の、作業員への影響っていうのは何か考えられますか。

東電:先ほど申し上げました、申し上げております通り、検出されましたプルトニウムの濃度というのは環境中に元々あるプルトニウム濃度だということ、それから作業の、作業を行う上での環境の線量率というのも特に大きな変化がないということで、今回プルトニウムが出たということで直ちに作業に対する影響があることにはならない、作業に対する影響はないと思います。

記者:作業員には知らせてあるんですか。

東電:今日こうした形でご報告をいたしましたので、これを共有したいと思います。

記者:すみません。朝日新聞のカナイです。再びすみません。今環境モニタリングの時に念のためこれからも続けてくとおっしゃいましたけど、ということは、もう増えないということでいっていい。念のためというのはどういう意味でしょうか。

東電:引き続き状況が変わることはないということを確認するためにモニタリングを続けるということです。環境線量が今大きく変わっておりませので、放出の状況につきましてこれまで大きな変化があったというふうに思っておりませんけども、●●の線量率だけではなくて、アルファ核種は今回検出されましたので、合わせてガンマ線を継続的に測ってるだけですけども、アルファ線につきましても、測定をしていきたいということであります。

記者:それとあともう1つ、プルトニウムが体内に入った場合には非常に高い毒性があるということは、副社長も認識してらっしゃいますか。

東電:体への入り方による、よりますけれど、これは体への取り込み方によっては、いろんな取り込み方があるわけですけども、経口摂取、口から摂った場合には非常に吸収がされにくい核種でありまして、ほとんどは外に出てしまうということで、●●影響が小さいというふうに考えて。

記者:じゃあ影響が小さいと言い切っていいんですね。

東電:経口摂取の場合には、影響が小さいと言われております。

記者:影響が小さいっていうのはなんと比較して小さいんですか。

記者:空気で吸い込むと深く入ってきて。

東電:すみません。また順番にご質問をと思いますので。挙手の上お願い致します。どうぞ。

記者:フジテレビの●●ですけども、肺から吸い込むと高いって話を聞いた事があるんですが、そういう事ですか、それとも別の摂取。

東電:経口摂取と比べると呼吸で取り込んだ場合の方が、体内長くとどまるということが言われておりますので、その場合の方が影響が大きいかと思います。

記者:長くというのと影響が大きいってどれぐらいですか、具体的に。

東電:経口摂取の場合出てしまうわけですけども、肺に取り込まれますとそこに居続けますので、そういったときに影響が大きい、ただ今回のようなレベルであればそうした問題は考えにくいというふうに思っています。

記者:口から吸い込まないためにはどうすればいいですか。少ないとは言えない。対策があるとすればどういった。

東電:これも一般放射能、プルトニウムだけではなくて、天然に様々な放射能あるわけでありまして、そういうものと同じようなレベルであるということだと思います。

東電:よろしいでしょうか、それでは。

記者:もう1点だけ。

東電:はい、どうぞ。

記者:これ水からも、たまり水からも放射線でてきますよね。

東電:水もサンプリング。

記者:してないでしょうけど、当然出てくるわけですよね。

東電:ここの水をサンプリングして測定をするかどうかにつきましては考えてみたいと思います。

記者:可能性の話はお話しされにくいのかもしれませんけど、燃料房に由来するものだと先程伺いましたが、燃料房から出てくるものが大気に出て土壌に落ちている以上は、水からも僕は出てくるんじゃないかと思うんですけれども、そういう理屈では成り立たない。

東電:現時点ではわかりません。まだ●●から色々あろうかと思いますので水の中によく溶けるもの、あるいは粒子状ででてくるものなど、色々特徴があると思いますので一概に申し上げることはできないと思います。それから水のサンプリングにつきましても少し検討してみたいと思います。

記者:すみません。

東電:どうぞ。

記者:すみません。サンプリングの●●のことちょっと確認させていただきたいということですが、この1から5箇所の地図と、今後の●●比較しますと、①は残っているんですよね。でも後の2箇所はわかって●●。つまり⑤が●●。

東電:真ん中のところが正しい場所でありまして、右端のところはだいたい先程の4番のところに近い場所です。

記者:そうしますと今回ここはそうだろうというのは①と⑤ですけれど、⑤は今後の運転の際は張り替えて3箇所に集計やるという理解でよろしいでしょうか。

東電:3箇所で続けたいと思います。

記者:●●。

東電:特に⑤を外したと言うより1、2号機、ちょうど今真ん中なりますので、そこを中心にしまして500メートル程度の距離のところを3点とそれから後はサンプリングしやすいサンプル場が撮れる場所用かと思います。

記者:●●というか。

東電:方向ももちろんあります。距離を考えて様々な方向で土壌で取れます。

記者:念のための確認なんですけど、今回検出した3種類だけということですか、主に3種類なのか。今回検出されたのはこの3種類だけなのか、主になのか、他にも検出されたものあるのか。

東電:3種類です。

記者:238と239と240。

東電:この3つの核種について測定をしたということです。

記者:この3つが対象だった。

東電:はい。

東電:またこちらの方で対応させていただきたいと。どうもありがとうございました。先程と同じお話を何回かさせていただいて●●と思うんですけど。

記者:今検出、先程のサンプリングの場所なんですけども、今距離にいうと500メートル代わりにどっから先、現在の先よくわからないなんていうところだと思うんですが、現在の作業場付近でこういったアルファ核種の検出というのはされる予定はあるんでしょうか。

東電:現時点ではこの3箇所で測定をしたいと思っています。

記者:2点のだけなんですが。1点目は。

東電:最後ということで申し訳ございませんけどよろしくお願いします。

記者:2点目は先程言った厚労省の基準だと、ヨウ素については飲料水が300ベクレルパーキログラムで、プルトニウムの場合は1ベクレルパーキログラムで、今単純に300倍のプルトニウムの方は健康においてもですね、危険性は高いっていうように厚労省は認識していると考えているようですけど、副社長は先程健康の場合は、●●少ないと、いうようにおっしゃったんですけど、それは厚労省の基準が間違い●●こういうことですか。っていうのがまず1点。もう1は点北西の方向に向いて、そちらの方向に出てるんですけど、北西の方向について1キロ、あるいは2キロその地点での接種をして、付近の住民に対する安心を回復するようなことをする予定はないのかということですね。

東電:経口摂取の場合は加熱される量は大変大きいので健康に対する影響は比較的小さいということを申し上げました。それから、それ以外の場所につきましてはまずこの3点のモニタリングを続けながらそれに応じて検討していきたいというふうに思います。

東電:どうもありがとうございました。特に、申し訳ございませんでした。

記者:もう1点だけ。日本分析センターの検査ともう1個出してると思うんですけど、これ検査結果って出していただけるんでしょうか。

東電:結果が出次第ご報告いたします。

記者:いつ頃。

東電:まだちょっとわかりません。

東電:また改めてご報告させていいただきます。すみません。どうもありがとうございました。