東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月30日00時18分から92分間)

東電:…と思いますので、●●はですね、今日のご説明の中でいくつか宿題を頂いていたままになっていたものに関しましてご説明をさせて頂きたいと思います。1つ目はですね、直流電源復旧作業についてでございます。ご質問としては福島第一原子力発電所において直流電源の復旧作業を進めていると聞いているが、直流電源の用途はなんですかというご質問でございます。こちらにつきましては、リレーを使った電気回路の保護機能や遠方操作のための電源として使用する。リレーを使って電気回路の保護機能や遠方操作のための電源として直流電源を復帰、使用したいということでございます。そして各号機ごとの状況と作業の進捗はというところです。1号機につきましては、125ボルト直流電源を作業中でございます。近日中に分電盤に受電をできるという予定で進めております。2号機につきましては、1号機の設備を共有できると、1号機と共有できるというふうに考えています。それから3号機につきましてです。調査の結果、直流電源設備は既存の設備が使用可能であることが確認できています。現在負荷設備の健全性を確認しています。設備は使用可能であるということは確認できてます。あとは負荷側のですね、設備が大丈夫かどうかを今健全性を確認しているというところです。4号機に関しましては、設備実態を調査中と、設備を調査中でありますということでございます。それから2つ目はですね、トレンチに関係する情報でございます。トレンチに溜まった水の関係ですね。こちらが1つは1から4号機のトレンチ内にある水の排水は線量の測定および核種分析を実施して公表した後に排出するのかということでございます。トレンチ内の水を排水する場合は、何らかの形でお知らせして参りたいということでございますが、すでにこちら1号機に関しましては、もう日が変わってしまいましたので、昨日採取いたしまして、分析を開始してるという状況です。申し訳ございません。採取の時間等を確認しようと思っておりましたが、結局確認できませんで、今現状分析を進めているというところでございます。そして各号機、トレンチ内の溜まり水の核種分析はいつなのか。これはちょっとすみません。先に言ってしまいましたですけれども、1号機に関しては昨日3月29日から実施をしております。それから2から4号機につきましては、作業環境等を勘案しまして、準備を整えた上で実施するということで、現状まだ分析を開始しているという状況にはございません。それから保安院さんは東電に測定分析の指示をしたと言ってるが、事実関係はということをご確認頂きましたが、原子力安全委員会さんと同様に保安院さんの方からもトレンチ内の水について、核種分析を行うよう、私共の方に口頭で指示を頂いております。そして1から3号機のトレンチはそれぞれ何本あって、海側、タービン建屋側、それぞれの出口はいくつあるのかということです。1号機に関しましては、3つございます。出口ですね。1号機が3つ。それから2号機は4つございます。3号機も4つでございます。お問い合わせで福島事務所でトレンチの出口11個あると聞いたけどというご質問ありましたでしたですけれども、この3+4+4ということで、出口が11ということになります。それからタービン建屋とトレンチは何階で繋がっているのですかという、これちょっと前からお聞き頂きながらご回答できておりませんでした。順番に申し上げますと、1号機は1階です。2号機は地下1階です。そして3号機につきましても地下1階。それぞれ繋がっているという状況です。それから1号機以外での流出防止策はということで、1号機につきましては、建屋でですね、土嚢を積んだり、コンクリートパネルを入れて水漏れ防止をしていますとお話をしましたが、その他の号機につきまして、実際に確認しておりますが、現状はまだ検討中ということで対策をうったという状況は入っておりません。それから土壌を、プルトニウムに関するお話でございます。敷地外のプルトニウムに関する土壌調査をしないのかということに関しましては、振り出しになってしまって恐縮ですが、まずは構内3か所のレベル、傾向把握しまして今後状況に応じた検討をして参りたいという状況でございます。現状としてはすでにお話をしました3ポイントにつきまして、確認をしていきたいというふうに思ってます。それからトレンチだけではなくて、水の溜まりの状況の補足のご質問を頂いておりましたので、そちらをご説明いたします。1から4号機のタービン建屋内の溜まり水の処理状況はというところです。変化がございませんけれども、1号機に関しましては排水中です。3月24日午後5時10分頃より開始しております。それから2号機、3号機に関しましては排水処理の準備中ということでございまして、まだ排水開始したという情報はございません。4号機につきましては、作業は未定という状況でございます。それから各号機の復水貯蔵タンクからサプレッションプール水サージタンクへの移送はいつ行うのか。いつもお話をさせて頂いているかと思いますが、2号機に関しましては、現在移送中です。3月29日午後4時45分から移送を開始いたしました。もう1つ3号機に関しましても移送中でございます。3月28日午後5時40分より、失礼いたしました。午後5時40分より開始しているという状況でございます。それからご質問の中でもう1つ、フランス原子力庁の方から東京電力への協力の、協力要請があったかということです。の申し出があったかというお話でございます。フランス政府からのご支援の提案を頂いている中で、専門家の方のですね、ご助言を求めることとしております。支援の対象を含めまして詳細はこれから詰めていくということでございまして、ご支援を頂けるということに対して、ご助言を求めさせて頂きますけど、内容に関してはまだ具体的なお話はないということです。支援を依頼したのはいつかということに関しましては、3月の27日の夜、3月27日の夜、日本政府からフランス政府へ支援の要請を頂きまして、フランス政府から協力する旨の返答を頂いたというふうに聞いています。先ほど来お話をしてます水処理を対象としているのかということでございますが、これは水処理についてもご提案があれば検討したいということで、繰り返しですけれど、詳細決まっておりませんけれども、こういう内容についてもご助言が頂けるのかなというふうな考えでおります。一応、頂きましたご質問でまだお答えできてなかったものに関しましての回答としてご用意させて頂きました。

東電:あとですね、昨日ですか、今建屋周りの線量のデータがどのくらいという話ございまして、今現状ですね、人が普通に作業で歩くようなところを測っていまして、やはり3号機の山側の200というのが28日も同じくらいのところでまだ検出されているということでございます。あとはですね、低くてですね、1号機の山側もこれ25日のデータで90というのがありますけれども、あとは大体高くとも20とかくらいで、1桁のところが大半だというふうな状況だというふうに聞いております。

東電:それではご質問お受けしたいと思います。恐縮ですが、挙手の上、お名前頂きましてご発言頂ければと思います。よろしくお願いいたします。どうぞ。

記者:毎日新聞のエグチと申します。夕方の副社長会見の時も聞かれたような話で恐縮なんですけれども、3点お伺いしたいんですけれども、まず1号機についてですね、●●で言うと、原子炉の上部と下部の温度が160度くらい違うんですけれども、それは何を意味するのかと。例えば水が下にしかあたってないということを意味するのかというのが1点。それから2号機、3号機については、それぞれ炉内の圧力は、低いような気はするんですけれども、これは一体どういうことを意味するのかと。例えば東電さんは他のところで2号機についてはデータの信頼性そのものが低いのではないかというようなことも説明されているようですが、その点はいかがなんでしょうかというのを教えてください。

東電:まず1号機の方の温度でございます。これは●●からも散々質問をされているんですけれども、ちょっとメカニズムはですね、わからない状況でございます。専門の者にですね、色々私も聞いているんですけれども、納得できるメカニズムは今ちょっと説明できないということでございました。ただし温度的には下がっていているということでございますので、なるべくあんまり高温にですね、400度とか500度かそういうふうにならないようにですね、下げるということで、下がっているということは少なくとも水は入っているんだろうということでございますので、その辺のところをよく注意深く見ていくということかと思います。それから2号、3号でございますけれども、特に2号はですね、ご指摘の通り、圧力容器とですね、格納容器両方とも大気圧に近い状況になってございます。これもですね、圧力容器に関しては、2つある内両方ともそういう状況になってございまして、実際そういうふうになっているのかなというふうに思います。温度的にはですね、それなりに高い給水●●では高い温度を示していますので、温度が高いんだけれども、圧力が上がってきてないというような事実なのかなというふうに思います。ただここもですね、今少し2号機は絞っていますので、流量ですね、温度が上がり傾向なんでございますけれども、その前、絞る前はですね、冷却は出来ていたと、絞ったら上がってきているということは、ちょっとこれ半分開き直りのような表現になって恐縮なんですけれども、冷却はできているだろうということです。絞ったら上がってくることはですね、増やせばまた下がってくるだろうと思われます。今これ2号機はですね、低圧の冷却系から注入してございまして、炉のですね、下から入ってるんですね。上からの散水ではなくて、下から入ってるラインです。ですので、下からですね、いくらか水が入って上の方まで冷却ができてるだろうということくらいは、なんて言うんですかね、ある程度、形はですね、健全性が保たれて、形は保たれているということを考える唯一の情報でございます。3号機も同じような状況かなと考えてございまして、3号機の方は格納容器の方は、多少圧力が少し戻ってくるようには見えますけれども、似たような状況になってきてるかなというふうに考えています。

東電:いかがでしょうか。はい、どうぞ。

記者:汚染の、排水の処理に関わった、何人くらいで排水処理に関わってらっしゃるのかというのわかりますでしょうか。

東電:申し訳ありません。ちょっと確認してみないとわかりませんで、把握できてません。

記者:朝日新聞の奥山ですけれども、各炉の燃焼度がどういうデータだったかっていうの、もしお手元でわかれば。あと崩壊熱の減り具合というのは、燃焼度によってその減りが違うものなんでしょうか。あと崩壊熱の減っていく曲線って言いますか、それはスクラムのときは6とか7、●●%とか6%とか言われてるんですけど、それは燃焼度によってそこも違ってくる。どれくらい。それが。

東電:すみません。じゃあまず3つ目からですけれども、まず崩壊熱の話でございますけれども、これは原子炉のトータルの運転期間の発熱量に主に依存します。したがいまして、燃料の燃焼度等に特に強い相関があるというものではなく、停止するまで原子炉がどれくらいの出力でどれくらいの期間運転していたかということに依存するものです。したがいまして、例えば今月11日に停止しました1号、2号、3号それぞれ運転開始した期間は違いますので、炉心の平均の燃焼度も異なっているというふうには推定されていますけれども、それによって崩壊熱の出方に特に大きな差があるということは、これはあまり考えておりません。あともう1点、スクラムの場合と、それから通常停止の場合の違いですけれども、これいずれの場合でも、やはりそれまでにどれくらい原子炉の中で運転、発熱を続けていて、それによって崩壊熱の出方が決まって参りますので、停止直後に崩壊熱が非常に多いという状況は同じです。ただし、スクラムの場合ですと、制御棒が全数入って、その瞬間というのは核分裂そのものは少ないんだけれども、崩壊熱は先ほどおっしゃった6%、数%あるという状態になっているというふうに考えています。ただし所謂今回違いましたけれども、通常の停止の場合ですと、核反応、核分裂は徐々に低下して参ります。そういった点では、スクラムの場合と比べると、停止直後の例えば6%の崩壊熱というのがはっきりとは見えづらい。それよりは徐々に崩壊熱が下がってきているということになると思います。ただしそれは長いスパン、例えば停止後、1週間後、10日後、1か月後、それくらいのスパンで見ますと、停止●●の差によって、崩壊熱の出方に大きな差があるということにはならないかと思います。あと、すみません。燃焼度の値につきまして、確認したんですけれども、ちょっと今手元にありませんで、出てきましたら改めて説明差し上げます。

記者:共同通信のナナイと申します。確認とかで申し訳ないんですが、今日3人の方が水を被られてという話なんですが、その時に残留熱除去系の作業をしていたっていう●●あって、今1から4号機それぞれ残留熱除去系の復旧については今どれくらい、作業してるのかっていうのと。してるんであれば、どれくらい進んでるのかっていうのをちょっと改めて確認させてもらいたいと思うんですが。

東電:すみません。作業の進展に関しては、ちょっと今確認しておりませんで、申し訳ございません。改めて確認させてください。

東電:すみません。作業というか、残留熱除去系海水系という、残留熱除去系とは別の。

記者:フリーランスの上杉ですが、先ほどの副社長の会見で質問させて頂いたプルトニウムの説明の部分で、ちょっと先ほどお答え頂いてないと思うんですが、副社長の説明だと、21、22に検査をして、そしてその結果が先の●●で発表されたと。ただ一昨日ですね、昨日ですか、ここで皆さんに伺ったときはプルトニウムの検査はそもそもしてない、その機器もないとおっしゃっていたのではないかと思うんですが、その矛盾点、どちらが正しいのか。これを改めてもう一度説明して頂けますか。

東電:昨晩と言いますか、夕方のレクリエーションの会見と、あとそれからそれ以前のこちらの会見の場でのご説明内容ですけれども、我々自身特にそこに矛盾があるとは感じておりませんでした。それは今も変わっておりません。我々の方で測定する装置を持っておりませんというのは、これ我々自身東京電力としてプルトニウムを測定する装置等、施設はもっておりません。したがいまして、今回、昨日になりますか、ご説明したプルトニウムの測定結果、あとそれから今後の計画につきましても、これは外部に委託する形で評価頂くということにしております。

記者:その時外部委託してないと、これから委託するとおっしゃってましたけど、じゃあすでに外部に委託したという形でよろしいでしょうか。その時の時点で。外部に委託していたということだったんですね。

東電:試料採取そのものは、これは3月の21日、22日に行われていますので。これはもう外部の方にお願いして試料を採取して頂いているというところでございます。

記者:一昨日の会見では、外部に委託をしますと、そこを未来形で語っていましたが、それは違うということでいいですね。

東電:その点では、一昨日の時点での未来形と言いますと、それはちょっと具体的にどういう言葉で誰が喋ったかはそこまでの記憶がございますけれども、ただし一昨日の時点でまだ測定結果を我々は入手しているという状況ではなく、確かに採取は行われていたけれども、ただし結果を我々が入手するのはそれよりも後の時点だったと、事実関係としてはそういうところでございます。

記者:事実関係言ってることが違う。じゃああともう1個ですけど、セシウムとヨウ素が検出されたときに一緒にプルトニウムを調査するっていうのが普通じゃないですか。それ違うんですか。

東電:そうですね。私ども核分裂で生成する核種の測定として、代表的なものはヨウ素を一番代表的なものとして考えております。

記者:3号機の爆発のときに可能性としてプルトニウムが出るという認識はなかったんでしょうか。

東電:これは3号機に限った話では必ずしもないと思っていますけれども。まずプルトニウム、それからこれはウランも●●だと考えているんですけれども、元素としては原子炉の外にあまり出てきやすいものではないと。これは重金属であり、特に多量に水に溶ける、あるいは気体ではないという、そういう●●よるものです。そういう点では、原子炉の外に出やすい元素ではないけれども、じゃあそれが実際どの程度の確率で原子炉の外に出てくるか、出て来ないかということについて、そうですね、具体的な●●どころまで持ち合わせているということではないというふうに思っています。

記者:21日、22日に検査をして、発表が27、28ですか、になってるんですけど、これ8日間かかるっていうのは少し時間かかり過ぎかなと思いますが、可能性としては国際的な機関だと1日で検出可能だとなってますが、その8日間、もしくは9日間かかった理由っていうのは何かあるんでしょうか。

東電:ちょっと存じ上げておりません。我々としましては試料採取して頂いて、それの評価を頂いて、結果を入手したというところでございます。あとすみません。先ほどご質問がありました燃料の燃焼度のデータですけれども、これまでの段階で入手できたデータということで、非常に情報としては少ないんですけれども、1号機、2号機、3号機それぞれにつきましては、これは今年の2月末の現在の燃焼度の範囲というのを確認いたしました。範囲というのは、2月末時点で1号機、2号機、3号機それぞれの原子炉に入ってる燃料の中で燃焼度の一番低いものと一番高いものの燃焼度がどの程度かという情報でございます。まず1号機ですけれども、1号機燃料全部で400体あります。その400体につきまして、2月末現在で燃焼度一番低いものが約5000メガワットデイパートン。一番高いものが約4万2000メガワットデイパートン。続きまして2号機、燃料が548体です。燃焼度一番低いものが約2000メガワットデイパートン。一番高いものが約4万2000メガワットデイパートン。続きまして3号機、燃料は炉心全体で548体。このうち2月末現在で、一番燃焼度が低いものが約3000メガワットデイパートン。一番高いものが約4万2000メガワットデイパートンということでございます。

東電:それではご質問いかがでしょうか。どうぞ。

記者:今の関連なんですけれども、もし1日でできるところがあるんだったら、そちらに頼んだ方が早いと思うんですけれども、そういう調査の速度を改善するような子と考えないんですか。

東電:調査については今後も継続的に実施していきたいと思っています。その調査、これはプルトニウムの測定の話と理解してますけど、それについて、もちろん一番大切なのは今後の傾向をつかむという話だと思いますけれども、それも踏まえて今後の測定の状況、測定の結果について見ながら、今後の対応について検討していきたいというふうに考えています。

記者:今言ってるというのは、もっと早くできるところがあるかどうかということを検討するというそういう趣旨?

東電:現状としましては、まずはデータを、データについてしっかりと把握をして、それを踏まえた上で今後何か手立てをとるかどうか等々について検討していくということになると理解しています。

記者:1日で出来るところがあるんだったら、8日間待ってる間に色々進行するだけだと思うので、よくわからないんですよ。なんでもし1日でできるところがあるんだったら、●●された方がいいように単純に思うんですけど。

東電:試料につきましてですけれども、実際試料を採取して、これは発電所の外になります。こちらに所謂放射性物質ですから、それを送付する、送ることになります。それを分析して、分析した結果の報告を受けると。こういう手立てをとりますので、それぞれのプロセスをしっかり確実に進めていくという点で一定程度の時間が要するかというふうには考えています。

記者:そんなことしたら被曝しちゃうじゃないですか。8日間も費やせば。

東電:逆に被曝をできる限り防ぐという観点でも確実に処理を行う。もちろんデータを正しく、正しいデータをとって頂くという。そういう観点からも確実に分析、測定を行って頂くということが大事かと思っています。

記者:作業されてる方、ごめんなさい。フリーランスの上杉ですが、作業されてる方の被曝を防ぐという意味でもプルトニウムに対する防護っていうのは、通常の線量より厳重だということは定められてますよね、国際的にも。ですから、その人たちの危険をさらしてるんじゃないかと思うんですが、それに対して8日間というんではなくて、普通1日でできるのをどうして8日間かかる組織に頼むのかというのが疑問なんですが。

東電:普通1日でどの程度できるかについて、ちょっと今私自身も把握できておりませんけれども、ただし測定について確実に行うということで現在も特にお願いしてるところでございます。

記者:武藤副社長は名前を言って頂きましたが、もう一度言って頂けますか。どこの機関に頼んでいるんでしょうか。

東電:機関として2か所の機関に頼んでいます。1つ目がこれは日本原子力研究開発機構、JAEAと呼ばれている機関。こちらが1か所。それかもう1か所、これは日本分析センターさん。こちらの2つの機関です。繰り返します。JAEA、日本原子力研究開発機構殿、それから日本分析センター殿、こちらに依頼を行ってるということです。

記者:もう一度確認で、それはいつ依頼されましたか。

東電:ちょっとそれは把握しておりませんので、確認させてください。

記者:いつ。

東電:すみません。何日に依頼をしたかということについては、確認させてください。

記者:もう1回確認してください。

東電:ご質問よろしいですか。はい、どうぞ。

記者:時事通信の●●と申しますけれども、ちょっと2点お願いします。まず1つ目なんですけれども、タービン建屋の地下の水なんですけれども、1号機なんですけれども、深さは40センチからは基本的には変わってない。確認されてないんですか。浅くなったのは確認されてないっていう理解でよろしかったですか。

東電:今確認されている正式な数字というのは届いていないんですけれども、昨日ですね、設置をしたところから数センチくらい、1,2センチというような情報です。正式な数字はまだ報告上がってきてないんですけれども、そのくらいは低下しているようです。

記者:ごめんなさい。29日の午前と午後くらいってわかりますか。

東電:データ自体が設置した時と、もう1回のデータしか今なくて、どういう傾向であるかというところもちょっと掴めていなくてですね、1,2センチくらい減ってるというような情報はあるんですけれども、いくつも点がとれてるわけではなくて、今傾向もうちょっと明確にお答えできない状況です。

記者:じゃあ理解としましては、24日にポンプによる排水始めてから、29日の段階で最初40センチだったところが1,2センチ程度減ったという理解でよろしいんですか。

東電:今私の方の方で聞いているのは、昨日ですね、測定するための棒を立てるという話があって、それを立てたところから昨日測定した時間の中でですね、1,2センチくらいの変動という状況のようです。ですので一番スタート地点がいくつだったかっていうのは、ちょっと今明確にわかりませんので。

記者:じゃあ40-1,2っていう意味ではない。

東電:ではなくて。その測定を始めたところから1,2センチくらい。そんなような情報でございます。

記者:わかりました。あと1点すみません。明日のですね、今日か。30日の午前中というか、お昼くらい、夕方くらいまでのですね、予定されてる作業っていうのは、副社長の話でもちょっと教えて頂いたと思いますけど改めてちょっとかいつまんで伺えれば。

東電:全体的ですかね。水関係、それから。

記者:水関係、まず溜まり水関係はさっきおっしゃったような話ですよね。

東電:そうですね。先ほど、はい。

記者:じゃああと電気工事も直流電源の話。それ以外で何かあったら。

東電:電気工事関係ですか。

記者:いや。電気工事と溜まり水関係以外で。

東電:原子炉の注入関係ですね。あれは先ほどご報告してますけれども、すべて純水じゃなくて淡水、淡水の切り替えが終了していて、現在仮設のポンプに仮設のディーゼル発電機を繋いでいまして運転をしております。こちらに外部電源を繋ぐ作業というのは今準備しておりまして、今日日が変わりましたんで本日以降ですね、切り替えるタイミングをちょっと検討しているという状況でございます。それからプール、燃料プールですね、使用済み燃料プールの注入する水源をすべて淡水側に切り替えてる準備が整いまして、今後の注入は淡水を入れられるような状況に今なっております。1号機につきましては、現在まだ調整中ですが、2号機については燃料プールの冷却浄化系の配管にですね、直接繋ぎこみをしましてそこからプールの方へ注入するような状況。それから2号、3号につきましては、すみません。3号、4号ですね、3号、4号につきましては、現在では繋ぎこむ、配管に、燃料プールの浄化系に繋ぎこむものと、あとコンクリート圧送車。この両方2本立てに今なっていまして、どちらで注入するかにつきましてはですね、その時の状況によって判断するというような状況でございます。まだ注入の放水するタイミングにつきましては、調整中ですので現段階ではいつ入れるかというところはまだ決まっていない状況でございます。

記者:さっきのプルトニウムの関係。先ほどのプルトニウムの測定の関係なんですけれども、3月27日夕方のここの場の記者会見で栗田さんがメモをもとにお話になってたかと思うんですけれども、21日、22日にサンプリングをして日本原子力研究開発機構と日本分析センターの2か所にご協力して頂いて、3月23日に測定に着手した。それで分析を行うには通常1週間程度かかるというふうに、栗田さんがメモをもとにお話になってたかと思うんですが、それは今お手元にメモは。

栗田:その手元のメモをちょっと今私持ってきておりません。ただお話しましたのは、1週間程度かかりますというお話。21日、22日に試料とりましたっていう記憶があるんですけど、ちょっとお話しした日にちを、すみません。私自分で。

記者:その時、23日に着手したというふうにおっしゃってたと思うんですけど。

栗田:そうですね。失礼しました。試料を採取したのが3月21、22でありまして、試料を関係機関に送付し、分析に着手したのが3月23日ということでございます。そちらの方、●●ておりました。

記者:27日夕方の記者会見ですよね。

栗田:そうですね、はい。27日にお話させて頂いてます。

記者:すみません。いいですか、それ、関連で。フリーランスの上杉ですが、日本分析センターに依頼してるんですけど、日本分析センターはプルトニウムの分析に関しては、22時間でできるとおっしゃってますが、そうすると時間的にちょっとかかり過ぎてませんか。

東電:ちょっと私どもでお伺いしていたのには、通常1週間程度時間がかかるということで、お話を頂いてるんですね。それは直近でご確認されたということなんでしょうか。

記者:ホームページに載ってます。

東電:ちょっとその辺は分析センターさんにもう1回確認させて頂いてと思いますが、現状では私どもの認識としては、●●かかるということで、できるだけ早くということで●●。そういう伺って認識しております。

記者:分析センターの結果はもう出てるんですか。

東電:申し訳ありません。

記者:日本分析センターの方の結果はもう出てるんですか。

東電:まだそちらの方はご報告させて頂いておりませんので、まだ出たという情報はないです。

記者:それはいつ出る。すみません。フリーの●●と申しますが、それはいつ出るというのは先方から連絡はないんでしょうか。

東電:すみません。ちょっと私の方では確認しておりませんで、いつということはまだこの場で申し上げられません。

記者:すみません。23日に着手したというのは両方の機関に依頼したということなんでしょうか。

東電:このときお話をさせて頂いたのは、2つでしたけれども、この23日にさせて頂いたのは日本原子力研究開発機構さんの方にお出ししたことに関して、23日ということでご説明させて頂きました。ちょっと日本分析センターさんの方の、その時点ではまだちょっと日にちを申し上げてなかったと思います。

記者:すみません。そうすると、日本分析センターに出したのはいつになるんでしょうか。

東電:すみません。そこはちょっと確認しておりませんで、そこまた確認させて頂きます。

記者:すみません。日本経済新聞のモリタです。先ほどタービン建屋とトレンチが何階で繋がっているかという質問に対して回答いたしましたけれども、これはすなわちタービン建屋で見つかった溜まり水があるフロアとトレンチが繋がってるフロアっていうのは同一で、タービン建屋側からトレンチに水が流入したということを補強するような、矛盾しないような構造だということですか。

東電:1号と2号3号は違っていまして、1号だけが1階、それから2号、3号は地下で繋がっていると、地下で貫通部があるということでございます。今タービン建屋は1号、1階の方には水たまりはございませんで、地下の方に水たまりがあるということでございます。ですので、これはちょっとわかりづらくなっちゃってますけれども、ここ今水を書いてるのはこれ地下だと思ってください。ここにこう1階のフロアがあるとするとですね、2号と3号は地下のところで繋がってるわけで、この絵のようにですね、ここら辺にこう貫通部があるということですので、タービン建屋への水とトレンチの中の水が繋がっているという可能性が否定できません。それに対しまして、1号機の方はこのもう1階上のですね、1階の方で繋がっているということでございますので、今のところですね、1階の方までタービン建屋の溜まり水の水位がですね、行ってる状況にはないので、トレンチの中の水とタービン建屋の水っていうのはくっついてないと、行き来はしてないものというふうに考えられるということでございます。あとは1号機の方はトレンチの水をですね、成分分析をかけますので、その結果を見てですね、炉水が入ってきてないという判断ができれば海水だろうというふうに思います。

記者:構造上は1号については溜まり水、トレンチと建屋の溜まり水っていうのは交互に行き来しないような構造であると。

東電:はい。そういうふうに思ってます。

記者:3号については行き来するような構造であると。

東電:はい。ただ今そこの貫通部を図面での確認でございますので、我々が知り得ないパスがないとも言えないので、それは●●もってですね、判断しようというふうに思ってます。今のところは図面で調査をした結果はそういう事実があると。

記者:成分分析をすれば、お互いの角度から補強し合って大体推定が。

東電:そうだと思います。

記者:すみません。今の関係で、時事通信のハシモトです。特に3の方なんですけれども、図面では何階かっていうことしかわからなくて、床からどれくらいっていうのはじゃああんまりわかんないから断定的なことは言えないという状態ですか。

東電:一応図面上大体●●なっていうのはわかると思うんですが、ちょっとですね、3号機の方の図面分かりづらくて、おっしゃる通りでそこまで寸法までがちょっと今読み切れてない状況。

記者:了解しました。あと2号機の方は図面の高さからすると、やっぱそれっぽいなという感じのところもあるんですかね。

東電:そうですね。ちょっとそこもまだそこまで細かく分析はできてませんけど。

記者:あとごめんなさい。あれだったんで、今日最初の20とか90、200とか90という放射線量の値だと思うんですけれども、3号機の。あれ毎時ミリシーベルト?

東電:ミリシーベルトパーアワーでございます。申し訳ございませんでした。ミリシーベルトパーアワーでございます。

記者:すみません。プルトニウムでもう1点だけ。26日の会見、11時の。さっき27日って朝日の方言いましたけど、26日の前の日の会見の11時、私の質問はプルトニウムの質問に対して、皆さんがお答えになったのはプルトニウムの分析は今後行うとおっしゃったんですけど、そうすると今までの説明と全然矛盾しませんかということを最初からずっとおっしゃってるんです。ここ今日答えられないでしょうか。

東電:26日の11時。

記者:午前の会見。

東電:午前の会見。この場で私どもがこれからと。

記者:その時はプルトニウムの分析は今後行いますとおっしゃってるんです。でもそうすると、23日とか21とか22とかの話が時系列で逆になるんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

東電:すみません。その場での発言というのはちょっと私記憶にないもんですから、確認をいたしまして。

記者:プルトニウム、とても大事なことだと思うんですけど、原子力にとって事故にとっても。これがこの日付もわかんないくらいっていうのはちょっとあまりにもずさんじゃないかと思いますけど、いかがでしょうか。

東電:日付では確認がとれると思いますので、ちょっとこの場での発言が確認取れませんので、ちょっと過去のものはもう1回見させて頂くと。

記者:そうですね。ちょっと1回、21から含めて時系列で並べるだけでいいと思うんで、皆さんの発言を含めてきちんとどこに出したのかも含めて、ちょっとちゃんと整理して頂けます?

東電:わかりました。

記者:ちょっとよくわかんないんですけど、正直な話。

東電:それはでは確認をさせて頂きます。それではどうぞ。

記者:トレンチの水の分析の話に戻りたいんですが、1号は、1号については分析中ということなんで、結果の出る●●について●●教えて頂きたいのと。あと2号、3号についてなぜ遅れているのか。2号についてはやっぱり早急にやるべき必要があるのではないかと思うんですけれども、●●準備が遅れているのかということと、3号は瓦礫があるのでできないということをおっしゃってたと思うんですが、その瓦礫の除去の作業っていうのは。

東電:まず1号機に関しては、今分析中ではあるんですが、ちょっといつまでというのは、すみません。私どもの方には、まだ連絡が入っておりませんで、この場ではいつということはちょっと申し上げられない状況です。それから2号機以降に関しましては、やはりまだちょっと検討中ということでございまして、作業環境等を勘案しまして準備が整った上で実施するということを先ほど申し上げましたが。

記者:どういう問題があってなかなか進まないんですか。

東電:ちょっとその具体的な作業環境●●ている状況っていうのは、伝わってきておりませんけれども、まず、●●ということで聞いてます。そういう面でいきますと、先ほど3号機で、でのですね、瓦礫の除去とかそういったものも含まれるものだとは思われます。

記者:あとすみません。今日の別件で、水を被った件について、その水についての分析はしてないってことなんですけど、これは放射線高くないっていう判断ということでよろしいんですか。その根拠については。

東電:はい。こちらに関しては、海水ということで聞いております。

記者:海水系ということなので、海水しか出て来ないということなんですか。

東電:私が聞いている範囲では、海水のポンプでございまして、まずはその状況からまずは被ったのは海水であろうという判断でした。被ったこと自体はですね、これは作業上は大変我々としては問題だと、問題とですね、こういう状況なので仕方ないというわけではなくてですね、たまたま海水だったということも言えますので、よく反省をしてですね、今後こういうことがないようにですね、現場の徹底をしています。ただし海水系のポンプであるという事実なので、海水系だと思っていたということと。あとはサーベイをしましてですね、お一方だけ除染したのかな。だけども、結果としてですね、落ちたと。やはり環境が少し汚染してますので、水がきれいでもですね、やはりそれまでの、それまで空気中でですね、付着してる部分がありますので、サーベイした後出ちゃうことはあるようで、それは1回の除染をしてなので、基本的に浴びた水は放射能を含んでいなかったというふうに想定はしています。ただし繰り返しになりますけれども、これ汚染してる水も今プラントの中にいっぱいあるわけで、今後こういうことがないようにですね、徹底していくというような状況でですね、●●ということでございます。

記者:共同通信のカナイですが、今日で中央制御室の照明が1から6号機まで全部点きましたけど、他に中央制御室でできるようになってることって何かありますか。データが、前のデータが出てきたり。

東電:中央制御室につきましては、現在電源の復旧作業やってましてですね、120ボルトのAC電源が供給、一部供給されています。これによってですね、計器の一部が見られるようになるのですが、電源をいきなり投入しますとその機器が動き出してしまいますので、現在電源の投入はしていない状況です。1号機のSLCですかね、こちらホウ酸水注入系の機能だけ確認するということで、そちらの電源供給はされておりまして、そちらの確認はとれております。それ以外は電気の供給はできているのですが、それぞれまだ電源の供給には至っていない状況でございます。

記者:電源を供給できるようになる目途っていうのは。

東電:電源は供給できる状態になっておりますので、あとはその設備の健全性の確認をして、必要に応じて電源を投入するということになります。これ今慎重にやってますのは、いきなり投入してしまってですね、機器が動きだしてしまうということを懸念しておりまして、その機器の確認をしながら順番に入れていくという作業をこれから実施していくというふうに報告を受けております。

記者:すみません。読売新聞社のハットリです。溜まり水の最終的な処理のことでお伺いしたいんですが、復水器がいずれいっぱいになる可能性もあると思うんですけど、その場合にその復水器の中の水をどうするのか。一旦どこかに置いとくのか。あるいは施設を何とかして●●するのか。その辺ちょっと、今日副社長の会見では具体的な提案はないとかって言ってたんですけど、選択肢としてどういうものがあるのかっていうのを教えてください。

東電:現段階で確かにどの方法で処理するかということは、まだ明確に決まっておりません。通常の状態であれば、放射性廃棄物の処理設備がございますので、そちらで処理をすることになりますが、現段階ではそちらもですね、地震による津波の影響を受けておりまして、設備が使えない状況でございます。そちらにつきましても今復旧作業等を試みる段階で、まだ見込みは立っておりませんので、そちらがもし早い段階で復帰できれば、そちらを使うようなことも考えられるかと思います。それからあとは比較的汚染の少ないようなものについては、仮設のですね、容器等、タンク等を作ってそれを屋外で1回貯蔵するようなことも可能かと考えております。そのような選択をする中で必要なものを順次作っていく。または修理をして対応していくと、そのような流れになろうかと思います。現段階ではですね、まだどの方法を採用するかについては、検討段階でございますので、まだ明確になっていない状況でございます。

記者:一番最初の質問でもって恐縮です。昨夜ですね、原子力安全委員会の方が会見して、2号機の原子炉の圧力容器●●ではないかと。その理由としては、温度が上がっているけれども、圧力は上がってないと。これも繰り返し出た話だと思うんですけれども、その点に関してちょっともう一度お願いできますでしょうか。

東電:●●お話を拝見いたしました。それで破損という確か言葉を使われてまして、破損という言葉の定義になってしまうと思いますけれども、やはり水が外に出ているという事実はございますので、それなりにですね、やはり圧はできているだろうと。流れのラインはできているだろうというふうには想定をしています。ただしどこまでと、どういうふうな壊れ方と言いますかね、というのはですね、なかなか想定をできる今ネタがなくてですね、基本的には大きく壊れていて、すべてが外に出てしまっているというような状況ではなくて、概ね大半の核燃料物質はまだ留めるほどの能力は有してるだろうと。ただし一部少し出てしまっているということがですね、圧力の低下も招いているという理解だと思っています。

記者:先ほどの炉水の関係でいいですか。●●けれども、通常使われている放射能の、放射性廃棄物の処理設備は、これ水はどのくらいの汚染度のものまで処理できるようなものなんでしょうか。

東電:すみません。ちょっとそれ調べさせてください。それが復帰できるかっていう可能性もあるので、あんまり参考になるような数値ではないんですけれども、参考までにどのくらい能力があったのかということは、お答えさせてください。

記者:すみません。そういう意味では、じゃあそれがダメだったとして、仮に違うものを、仮設のものを作るという話ですが、それはそういう高濃度のものをきちっと閉じ込めておけるような設備になるものなんでしょうか。

東電:そういったことも今後考えていかなければいけないと思ってます。まずはですね、水がどのくらいの量を処理しなければいけないのかと。あとはどのくらい出てるのかと。それから今後どのくらい出てしまうのかというようなことも含めてですね、ちょっと整理をして、それからタンクもですね、既存のタンクございますね。それでやはり1回汚染された水を入れちゃうと、そのタンク自体汚染してしまいますから、それ以降そのクリーンな水を扱えなくなります。ですから、そういったもので今後どういったタンクの使い方をしていくのかと。淡水を今入れてますけど、淡水のタンクもとっとかなきゃいけませんし、そういったことトータルで考えてですね、今後マネジメントしてかなきゃいけないと思うんですね。まだそこを考え出すところまで至ってないので、何とも言えないですが、その中でですね、全てがとっておけないのであれば、処理をしなければいけないという選択肢になってくると思いますので、もうちょっと時間をください。それでいっぺんに全部はできないと思いますけれども、ステップバイステップでですね、今はここを目指してこういった使い方をしていくですとか、そのタンクをですね、用意をするといったことも少しずつ全体を考えて、1つずつ前進していくと思いますので、その都度またご説明させて頂くことになると思います。

記者:すみません。その関連でもう1つ。トレンチの先ほどの水なんですけれども、23日からでしたっけ、放水。

東電:24です。

記者:24ですか。今の1時間18立米ぐらいずつ出してるということなんですが、それを始められてから2日間の、要するに18立米出してると1日に412立米くらいで、これトータルすると、たぶん全部で10何トンになると思うんですけれども、それだけ出して、要は目で見て下がってるのかどうなのかわからないということであると、かなり時間がかかるように思うんですが、どういうふうに見てらっしゃいますか。

東電:24日から排出したときはですね、1系統で6立米という排水をしてまして、それをずっと続けて28日の日ですかね、3系統に増やして約18立米くらいに増やしています。昨日セットして大体どのくらい減るかというのをしっかり確認できるような計測できる目印を設置したんですけれども、その中で1,2センチという状況ですので、昨日はかなり減る量としてはですね。そこそこ見られたのかなというふうに思っています。元々の6立米くらいで引っ張ってた時に対しては、それの3分の1くらいの減り方ですので、実際は3日、4日ですので、大体同じくらいが下がっていたのかなという状況かと思います。

記者:深さ1メートルということでしたっけ。

東電:深さはですね、最大で確か400。ちょっと確認いたしますが、確か400だったと。

東電:●●少し増えてきていて、線量が高いというところは40センチくらい?

東電:すみません。2号機はあれですね、最大で1メートルということでご紹介してますね。1号が400ですね。

記者:1号が400。

東電:はい。なので今1号は排水してますので、1号なので400ということです。ここが今深さとしては今測定したところで400くらいということですので、実際排出してるところはちょっと明確に何センチかっていうのは、今ちょっと確認取れておりませんけれども、その中で大体昨日で1,2センチくらいと。大体容量から考えると、その前も大体1,2センチくらい。トータルすると3,4センチくらい下がってるんではないかなというふうに想像はできるんですが。

記者:そうすると、形状は色々あるとは思います、●●の形状色々あると思うんですけれども、やっぱり数十日というか、10日、20日はかかる。

東電:そうですね。ちょっとそこにつきましてはですね、もう少し正確な報告がまだ来ていない段階ですので、その辺まとめてですね、またご報告したいと思います。

記者:関連で、結局これ外にですね、出るかどうかっていうの世間の人が注目してると思うんですけれども、そういう意味では、現在の放射線防護がなされている●●、タンクの残容量ですよね。これは。

東電:まずホースですが、復水貯蔵タンク、これちょっとですね、皆さんにご報告させている中で、ちょっと弊社のですね、福島事務所とあと保安院さんの中で一部数字が2種類ちょっと発生しているっていうのが確認されまして、最終的な確認をいたしましたところですね、まず復水貯蔵タンクにつきましては、1号機、2号機でちょっと数字を若干修正させて頂いてます。1号機がですね、確か2000というふうにご説明したかと思いますが、これ1900というのが正しいということを再度確認させて頂いております。それから2号機につきましては、すごく半端な数字で2353とか6とかそんなような数字を申し上げたかと思うんですが。

記者:2359って。

東電:59ですか。それがですね、2500というのが正しく、2,3,4が同じ仕様になっているということが確認できましたので、大変申し訳ございませんが、この今赤で囲みましたけど、これが正しいということでこちらで確定させて頂きたいと思います。それでこのタンクの中の今残水量といたしましては、1号機が約700立米、2号機が約900、3号機が約1500、4号機が約2000という状況でございます。ホワイトボードの方に書いてございますので、また後ほどご確認を頂ければと思います。あとですね、CSTですね、SPT、サプレッションプール水サージタンク、こちらにつきましては、今3400立米のものが2基ございます。それから中のですね、残水につきましては、ちょっと今確認をしておるんですが、これまた確認でき次第またこちらの方にですね、ボードの方に記載したいと思いますので、もう少しちょっとお時間頂ければと思います。

記者:今言われている施設が、の合計をすると残量がわかると。それ以外の部分的には現在では貯めるところは。

東電:あとですね、復水器がございまして、復水器につきましてもですね、先ほどご報告はさせて頂いた通りですが、数字はちょっと今確認いたしますので、ちょっとお時間をください。

記者:ネイビー通信のタシロと申しますけれども、この排水に含まれているであろう放射能の●●というものをですね、すべて遮蔽できると●●一体何なんか。そういったものでですね、これからタンクや●●作る、コンクリートで作ったりするのか、そのために大成建設の方が100人くらい入ってるというような、応援行ってるというそういった●●建設の施工があるとか。そういうことなんですけど。

東電:ちょっと具体的なお話というのは、大成建設さんのお話を私ども聞いてないんですけれども、今お話としては今あるタンクでどれだけできるかというところだと思います。

記者:コンクリートなら大丈夫なんですか。

東電:材質としては、コンクリートであれば遮蔽ができると。比較的できるものと。

記者:コンクリート以外では●●。

東電:一般的にはですね、鉄板とコンクリート、鉄板のタンクを作りまして、その周りをコンクリートの遮蔽を作るというのが一般的でございますので、その構造としてはこのサプレッションプールのサージタンクもそうですし、こちらの復水貯蔵タンクも同様でございます。あとは。

記者:鉄板のみじゃダメなんですかね。

東電:鉄板のみでもある程度は減水しますけれども、遮蔽という意味ではさらにもう1枚二重にするというのが一般的でございます。あとは地下、半地下状態に地下にしてですね、地面を遮蔽に使うとかですね、そういう方法もあろうかと思います。

記者:ということは、そういった選択も考えないといけないですよね、やはり。

東電:そうですね。仮に外にですね、そのような容器を作って貯蔵する。その場合の遮蔽を考える場合にはですね、ようなことを考える必要があるかと思います。

東電:他いかがでしょうか。はい、どうぞ。

記者:IWJのササキと申しますけれども、すみません。プルトニウムの話に戻るんですけど、恐縮なんですけれども、1点ちょっと確認したいんですけれども、21日、22日の土壌のサンプルの採取っていうのは、これプルトニウム分析を念頭に置いたサンプルの採取だったんでしょうか。

東電:はい。プルトニウムの分析を念頭に置いた採取だったと理解しています。

記者:であれば、早くても23日の会見の時点で、プルトニウムの測定ができていないと、外部に委託する方針というふうにお伺いしたいんですけれども、その時にプルトニウムの分析を念頭に置いた●●いるという話が出なかったんですけれども、その理由をお伺いできますでしょうか。

東電:すみません。また戻ってしまうんですけど、その時系に関してはもう1回整理させて頂いて、ご説明させて頂きたいと思います。また発言が私の記憶も定かでなかったようで、関係者の●●ところでちょっとずれてたところがあったかもしれません。そこはもう1回確認してご説明させて頂きたいと思いますんで、申し訳ございません。

記者:すみません。あと1点だけなんですけれども、先ほど敷地外での測定はその後行わないということをおっしゃっていたと思うんですけれども、現在敷地外でプルトニウムの査定を行わないその理由っていうのはもう一度お伺いできればと思うんですが。

東電:理由と言いましょうか、まずは繰り返しのお話、先ほどからなってしまうんですけれども、現状としてまずその3点でやらせて頂いて、状況をまず見ていきたいというふうな形でございます。

記者:敷地外にプルトニウムが飛散してる確率、可能性というのは低いというふうに見てらっしゃるんでしょうか。

東電:これは昨晩ですか、ご説明させて頂いた際もそうですけれども、現状測定されてるレベルそのものが非常に高いレベルではないというふうには理解しています。したがいまして、現状のやり方、継続的に週2回程度、3か所、敷地内ということで計画しております。じゃあ今後どのような推移を示していくか等々踏まえまして、また今後の分析のやり方、測定のやり方について改めて検討していくことになるというふうに考えてます。

記者:●●で申し訳ないんですけれども、どういう推移を示した場合に、敷地外でのサンプル採取を行うことになるんですか。

東電:今後の推移によるとは思いますけれども、昨晩ご説明差し上げた際も、今回計測されたレベルそのものは、これは所謂昔の核実験、コールアウト等により検出されているプルトニウムと同程度、せいぜい同程度ということだったというふうに理解しています。あとは今後の推移ですけれども、やはり一番意識すべきは今後有意にどんどん測定値が増加していってるような場合、そういう場合が今後推移が見られるんであれば、その程度において検討していくことになるというふうには思います。

東電:いかがでしょうか。どうぞ。

記者:日本テレビの●●と申します。先ほど、今日30日の作業色々同時並行で進められるというお話だったんですけど、具体的に1つ進展が見られるというか、目途がたっているものってありますかね。例えばディーゼル電源を外部電源に明日中にはできるとか、そういう目途ってないですか。

東電:ちょっと具体的にですね、それまで申し上げられるというものは現状ではないかと思います。状況によりまして、これまでもそうでしたけど、こういった結構前後したりするおのもございますし、今のところ今日これができるということはないかと思います。

記者:すみません。2号機と3号機、貯蔵タンクから今サージタンクの方に移送中ですよね。それっていつ頃終わる予定でしょうか。

東電:2号機、3号機ですけれども、現在こちらを復水貯蔵タンクからその先のですね、サプレッションプール水サージタンクの方に移送しております。2号機につきましては、10立米パーアワー、10立方メートル毎時のポンプを使って今移送しています。それから3号機については、25立米パーアワーというポンプを使っているというふうに聞いています。ここから大体算定すると数字が出ると思いますが、ちょっと今計算してませんが、今残水として入っていますのが2号機が約900ですね。3号機が1500になりますので、ちょっと計算をして頂けると数字が出てくると思いますが、ちょっとすみません。計算まだできておりません。

記者:●●時間と700時間?●●時間と70時間ですかね。

記者:60時間と90時間。

東電:90と60ですかね。はい。90と60時間くらいだと思われます。まだここでこれからまたポンプ等の追加等もあるかもしれませんけれども、現状は10と25というポンプで送っているという状況でございます。

記者:すみません。フランスに、フランスの方に支援要請をしたというのは、排水の処理のノウハウか何かということなんですか。

東電:先ほど申し上げたんですが、それだけではなくてですね、全般で色々ご提案を頂けるというふうに期待しておりますし、詳細に関しては、これからまた。

記者:機械とか機器などは。そういったものは。

東電:やはりそれはですね、詳細に関してはこれからまたお話をつめさせて頂くというふうに聞いておりますので、この時点では申し訳ございませんが、これまででございます。

記者:すみません。●●です。今時間で大体60時間とか90時間くらいというお話ありましたが、2号機のタービン建屋の方なんですけれども、これ先ほどから作業の遅れ、色々理由ありますけれども、その中に線量高いというのは入ってらっしゃらないんでしょうか。実際にポンプで復水からサージの方に移動させた後ですね、線量下がってないと作業できないように思うんですが、これは下がる見込みというのはあるものなんでしょうか。2号。

東電:今ですね、水をまず抜く作業をしていまして、その状態でどこまで下がるかというのは1つあろうかと思います。原因が水であれば、水をとった後にですね、水で洗浄するというような除染作業をすれば、ある程度低下するものではないかというふうには考えております。あと根本的にまた別の問題があるのであれば、そちら側の対処が必要となりますけれども、現段階ではまだ原因というところが明確にわかっておりませんので、まずは水を抜いて状況を確認して、対処法を検討するというような形になろうかと思います。

記者:とすると、それからでないと詳細はまだ見えないと。

東電:そうですね。今その高い原因がどこにあるかというところも今確認がとれておりませんので、まずは水を抜くというところが先決かというふうに考えております。

東電:そろそろお時間も●●よろしいでしょうか。

記者:すみません。朝日新聞社のカナイですけれども、先ほどからその廃液の処理の話が出てますけれども、根本的な問題として今出てるのが炉心から出てる数万倍の濃度の水ということですが、これまでこうした高レベルの放射性廃液っていうのを原子力発電所内で処理したことはありますか。

東電:ちょっとレベルはですね、確認をさせてください。ただし例えば通常のプラントの中でも復水を浄化するフィルターですとか、あとは炉水を浄化するフィルターがございます。そういったものの処理をする水というのは、それなりに放射能が逆にとってきたものをですね、処理することになりますので、それなりに濃度が高いと思いますけれども、ちょっとオーダーとかですね、具体的な数字はちょっと持ち合わせておりませんので、ちょっと確認をさせてください。

記者:あと以前もちょっと聞いたんですけれども、これだけの今出てる、今推定される水の量を処理しようとすると、今の処理能力で言うとどのくらいの時間がかかるんですかと以前質問したら、それは調べますということで回答がまだ来てないんですが、それは1点お願いします。

東電:はい。すみません。手元の方の質問として●●。

記者:それともう1点。たぶん蒸発濃縮を使ってると思うんですが、この設備を使うにはまず本設電源が必要なのと、機が壊れているとすれば、どこまで復活しなきゃ今いけないと考えてて、それにはどれくらいの日数がかかると考えていいのか。

東電:わかりました。現実性も含めてですね、ちょっと今の見解をちょっと2,3日頂くかもしれませんけれども、早めにご回答したいと思います。

記者:それとあともう1点。ここで処理ができない場合に、外に持ち出すとしてもたぶん今でも高濃縮のものは、ドラム缶に詰めて下北に、青森まで持ってってるんだと思うんですが、現実的に見て、この水の量を外にどうやって持ち出そうと考えているのか。その具体的な回答をお願いします。

東電:合わせて、今考えられる可能性を含めてですね、どういったやり方があるかなというのは、ちょっと整理をして頂いて。

記者:たぶんこれ東電さんが持ってないと誰もわかんないと思うので、一体どういうプランニングでいこうと考えてるのか。できる限り早めに示して頂けるといいかなと。

東電:わかりました。

記者:すみません。宿題がまだあったと思うんですが、よろしいですか。溜まり水の報告が遅れたっていうこと、24時間以上遅れたっていうことについては事実関係を調査した上で報告をして頂くということになってたと思うんですけれども、これはまだ報告はされないんですか。

東電:すみません。ちょっとそれもう1回確認させて頂きます。

記者:それと関連するとですね、先ほど1号の核種の分析をすでに採取してされてるっていうふうに聞いたんですけれども、これまでの経験ですと採取してから分析が終わるまで2,3時間くらいだったと思うんです。おそらくもう夕方採られてると思うので、今の段階では分析結果が出てるはずなんですけれども、それについて報告を頂けないんですか。

東電:現状としてはまだその分析中ということでございます。●●もありますけど、色々精査させて頂いた上で、最終的にご報告をまた公表という形にさせて頂きたいというふうに。

記者:ですからね、そこでね、分析中だとかって言うからまた後で訂正をして、また不信感を抱く結果に繋がるんで、今もし分析結果が出てるんだったら、出てるけれども今確認中だから答えは出せないとかね、そういう報告の仕方をして頂かないと結局同じように不信がどんどん募るばっかりじゃないですか。

東電:ご意見としてお預かりいたしますけれども、ちょっと私どもとしてはまだ分析中ということで進めておりますので、それはまた改めてご報告させてください。

記者:分析中じゃないでしょ。もう終わってるでしょ。

東電:え?

記者:終わってるんじゃないですか。

東電:ちょっとそこは私まだ確認しておりませんので、まだ分析中というふうに聞いております。ではそういうことでよろしいでしょうか。では本日の説明はこれまでとさせて頂きたいと思います。どうもありがとうございました。