東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月30日22時56分から99分間)

東電:…でございます。こちらに関しましては、もうすでにご承知いただいていることが多いようですが、1つは2ページ目になります。本日の使用済み燃料処理の冷却作業ということで、最初は2号機の話になります。下線の引いてる部分をご報告しますと、午後7時5分、注水を再開しました。一旦切り替えをしましてホースの●●に注水を追加しておりましたけれども、午後7時5分、注水を再開しました。それから午後2時4分から午後6時33分までコンクリートポンプ車による4号木への放水を実施してございます。それからタービン建屋の地下の排水作業でございますが、こちら本日午前中にお話をした内容だと思いますので、とばさせて頂きます。それから最後のところは、その他の項目で最終ページ4ページになります。下から3つ目のポチで下線が引いてございます。3月28日集中環境施設プロセス主建屋で水たまりを確認し、放射能分析の結果、3月29日管理区域内で総量約1.2×10ベクレルパー立方センチ、非管理区域で総量2.2×10ベクレルパー立方センチメートルの放射能を検出したという状況がございましたので、そちらご報告させて頂きます。それから続いて福島第二の情報もお知らせさせて頂きます。1つ、1号機に関しての動きがありましたので、やはり下線部が追加の情報でございます。読み上げさせて頂きます。3月30日午後2時30分、1号機の原子炉を冷却している残留熱除去系の電源が、外部電源に加え非常用電源からも受電が可能となりました。これによりまして、全号機において、残留熱除去系(Bのバックアップ電源)非常用電源が確保されたという状況になります。こちらもあわせましてご報告させて頂きます。まずプラントの状況につきまして、ご報告させて頂きました。質問等をお受けしたいと思います。恐縮ですが、挙手の上お名前頂きまして、ご質問頂ければと思います。よろしくお願いいたします。どうぞ。

記者:3つお伺いしたいんですけれども、保安院の方のレク●●ですけれども、管理区域の建物は所謂そのボイラーの枠の部分で、非管理区域っていうのがボイラーの●●でいいのか。管理区域は具体的に何を指していて、非管理区域はどこを指しているのかということと。それから●●4号機●●でいいのかどうかということをもう一度確認させて頂きたいということなんですけれども、●●にないんですけれども、明日から予定されている●●も、どれくらいの●●でどれくらいの量の●●、何人くらいでそれをするのか。変更等の状況もあると思いますけれども、どれくらいの時間で注入を予定しているか。以上3点について具体的なところをお伺いできればというふうに思います。お願いします。

東電:それではですね、集中環境施設の水の件でございます。まずですね、管理区域が、特に管理区域でございまして、そこにですね、隣接しているボイラー室、これは非管理区域でございます。それから。

記者:●●どれくらいの面積なんでしょうか。

東電:面積ですか。床面積はですね、管理区域が5500平方メートル。約ですね。ボイラー室、これは非管理区域になると思いますけれども、これが500平方メートル。約500平方メートル。計6000平方メートルと、約、そんな状態でございます。

記者:深さは何センチですか。

東電:これも大体なんでございますけれども、管理区域側は約3メートルという情報です。それから非管理区域側は約4メートルという情報が入ってきています。

記者:場所も。

東電:場所はですね、おっしゃる通り、4号機のですね、ちょっとこの図で言いますと、これ上から1,2,3,4ですけれども、この南側ですね、この図後で、大きくてなくて申し訳ないんですけれども。白い、集中環境施設とこれ書いてございます。この4号機の南側の。

記者:●●。

東電:はい?すみません。

記者:通常の廃棄物処理で●●。

東電:そうでございます。1から4号機のですね、基本的な廃棄物の処理をやってる施設でございます。

東電:3問目のご質問でございます。ご指摘の通りですね、粉塵の飛散防止を試験的に散布ということを予定しておりまして、明日3月31日より行う予定です。この飛散防止剤というのは、埋め立て地ですとか、造成地の飛び砂の防止や、道路、ダムの●●防止などで広く土木分野で使用されているものというふうに聞いています。材料は合成樹脂を主成分とする材料ということでございます。すみません。ちょっと面積というのは、把握していないのですが、散布の量に関しましては、今回の試験運用において希釈させた、薄めて約6万リットルをですね、散布することを予定しています。原液はですね、15パーセントありまして、標準的な量として約9000リットル、9000リットルを予定しています。これは1日で終わる作業ではございませんで、作業は毎日続けていくという形になるようです。

記者:何日間続けるんですか。

東電:日にちがまだちょっとはっきりしておりません。撒き始めて、様子を見ながら日々続けていくということになるかと思います。失礼しました。試験散布は概ね、その中であって概ね2週間程度というふうに予定は今のところしているということです。

記者:大体どこの場所に撒くんですか。

東電:発電所。

東電:これも先ほどの集中環境施設の辺ですけれども、それよりかですね、●●側の西側ですか、ここに共用プールという建屋があります。これの周りに行くとですね、それからずっと南側のですね、先ほどの集中タンク用施設の裏側くらいまで。あとで鉛筆で書いておきますんで、ご覧頂ければわかるようにしておきます。

記者:何百メートルくらいの距離なんですか。

東電:申し訳ないです。ちょっと距離的なものはですね、この場で申し訳ないんですけど、持っておりませんで。ちょっとあまりにアバウトになっちゃうものですから、申し訳ございません。

東電:よろしいでしょうか。じゃあどうぞ。

記者:時事通信マツダです。今の関連で、散布先のエリアをそこら辺に決めた理由というのは。

東電:すみません。まず目的が粉塵の飛散防止ということで取り組んでいる中で、この辺のエリアがちょうどそこに該当する。この辺で散布することが一番効果的じゃないかということでここが選ばれているということだと思うんですが。具体的に細かなここがどういう状況なためにということが、すみません。私どもで把握しておりません。

記者:散布は人でですか。

東電:はい?

記者:人で?

東電:はい。ただしですね、特殊車両1台2000リットルの特殊、散水車ですね、2000リットル容量の散水車を使いまして実施しています。人が付くという形になると思います。先ほどご質問したの、答えておりませんでした。どのくらいの人数かというのに関しては、すみません。今の情報ではそこまでのもの持っておりません。

記者:散水車1台でいいんですか。

東電:散水車は1台というふうに聞いております。

記者:人でっていうのは運転してるっていう意味において●●だけで、撒くのは車がやってくれると?

東電:イメージとしては、やはりその散水車から出て人がホースを持たなければならないものだというふうに思います。

東電:消防士が消防するみたいな感じなんじゃないですかね。

東電:先端のホースを持ってですね、こう向けてと。

記者:そうすると、試しにやってみる場所として4号機のその辺りだったら線量が低いかなというので。

東電:たぶん線量はですね、舞い上がり防止なので、ある程度あるところなんでしょうけれども、効果を見るためにですね。おそらく今作業をしてなくてですね、かつ機器なんかが置いてないようなところを選んでるんだと思います。そういう意味では、もう1か所ございまして、6号機の北側も1か所やるような予定になってございまして、全く逆側ですけど、この上の方ですね。4号機の北側も、たぶんここら辺は海側は機器があったり、仮設の水中ポンプとか置いてあるのかもしれませんけれども、たぶん北側は何もないので、その辺でやってみるということだと思います。

記者:共同通信の●●ですが、散布する時間は何時から何時までって。

東電:現状としてはまだその細かな時間までの日程は入ってきておりません。

記者:明日散布するのは共用プールの周りのと、6号機の北側の2か所だという予定だということで。

東電:はい。そこを予定しています。あと天候などによって変更もあり得るというふうに聞いています。

記者:すみません。日経新聞のオオヤマですけれども、明日のとりあえず撒く量というのはどの程度なんですか。

東電:最終的な希釈させた液体6万リットルというのは出ているんですが、ちょっと具体的に細かには出ていません。ただ大体2週間くらいかけてと言っておりますので、●●散布しているものだというふうに思いますが。

記者:確認ですけど、6万リットルというのは2週間で撒くっていう意味合い。

東電:試験運用によって撒く量が6万リットルということでございますので、そうですね。ということになると思います。

記者:明日の時間、午前か午後かっていうのはわかりますか。

東電:すみません。ちょっとその辺がまだ聞いておりません。

記者:試験運用ということは、これ2週間程度撒いて、効果があると見られればですね、例えば1号機、4号機ってその上に機材があるようなところにも撒いていくようなイメージなのか。そこら辺どのようにお考えなのか。ちょっと教えて頂けますか。

東電:やっぱりご指摘の通りで、まず散布をしてまして、それによって効果について評価しまして、その結果を踏まえて、本格的に使用していくかどうかとかいうことを決定しようということでございます。ですので、まずは試験をさせて頂いて、その評価を見るということになります。

記者:もし出てれば、2週間撒いた試験の効果測定がどのくらいかかるのか。本散布はどのくらいかかるのか。そのイメージと想定値がもしわかってたら教えてください。

東電:すみません。大変申し訳ございません。まずは試験運用の状況、若干今お示ししているところまでですね、その後の本格運用に向けたものに関しては、まだ●●が私どもの方に手が入っていないということです。

記者:●●の●●です。今日の会長の会見の中で、モニタリングのポイント30か所くらい、今日から増やす的な発言があったんですけれど、その概要、どういう形でどういうところに●●か。モニタリングカーでやってるのか、仮設のモニタリングの機材を置いてやってるのか。そもそもどういった狙いでやるのかっていうことを教えてください。あわせて、今日の午前中の会見の中で海の放射性物質の検出に関しても、沖合の方での検出というか、をやりたい的な話があったと思うんですけれども、そこについてももう少し詳しくお願いできるでしょうか。

東電:まずは30か所で放射線のモニタリングを開始したという発言をいたしましたが、本日はですね、20キロメートル圏内の30か所程度で放射線のモニタリングを実施するという予定でおりました。しかしですね、どうも現地で雨が降り出したということで、途中でモニタリングを中止している状況でございます。当初は20キロ圏内、20キロメートル県内を満遍なくという予定でいたんですけれども、雨によりまして7か所、7か所については中断をしているという情報が入っています。

記者:確認ですけれども、7か所中止っていうことですると、23か所でやったということで。

東電:そういうことになりますね。

記者:今の●●すると、どこか常設でポイントを設けるんじゃなくて、車で20キロ圏内をくまなく走りながら計測するって、そういう類の形なんでしょうか。●●への概要っておわかりになりますか。

東電:申し訳ございません。その辺までの概要がちょっと聞いておりませんで、箇所数というところまでになります。それからあともう1つ、お話できることでいきますと、モニタリングの結果が出ますには数日くらいかかるということと、本日できませんでした7か所につきましては、後日また実施させて頂くというところまでになります。

記者:ポイントは基本的に定点観測、つまり同じ場所を毎日やるという理解でいいんでしょうか。

東電:ちょっと確認をさせて頂きます。そこまでの資料が来ておりません。

記者:海の方はいかがでしょう。

東電:海に関しましてはですね、今後沖合でも海水の測定をしていくということでお話しましたが、沖合15キロメートルの地点での実施を予定しています。現在は実施に向けて検討中というところでございまして、時期ですとか、箇所数ですとか、その辺に関しては未定の状況でございます。ただこれまでやってきましたやり方は同じでございまして、ガンマ線をゲルマ半導、検出器ですかね、それで測定していくということで実施の予定で検討しているということを聞いております。準備が整い次第実施をする予定ということでございます。

記者:すみません。東京新聞のミナガワと申しますけれども、集中環境施設棟のですね、水溜まりの由来、どこから来たかっていうのは。

東電:サンプリングの結果ですね、10の1乗レベルのですね、●●が出ています。核種等はですね、まだ出てないんでございますけれども、このレベルだとですね、おそらく海水が主で、海水注入で少し出てますので、それが少し取り込まれていて、線量が出てるっていうのは、主のものは海水だとふうに●●で考えています。

記者:津波による可能性が高い?

東電:そういうことですかね。津波の可能性が高いということも。

記者:日本テレビのフエキと申します。この集中環境施設●●というところの水、溜まり水なんですけど、処理はどういうことを考えている。直ちに処理しなくちゃいけないのか。しばらくは様子を見るのか。

東電:ちょっと線量がございますので、10の1乗レベルですけれども、一応本日の1号のトレンチと同じようにですね、まず●●するかですね、今検討中だということで、このまますぐにですね、●●するようなことは考えてないということです。

記者:しばらくはそこまで危険は大きくはないという。

東電:危険って、その水の性質としてですか。そうですね。表面というか、空間線量もですね、コンマ5マイクロシーベルトアワーくらい。その水のあるところですね。コンマ5マイクロシーベルトですので、普通に作業できる範囲でございますので、それは問題ないと思います。

東電:すみません。さっきちょっと私モニタリングの話させて頂くときにちょっと不十分だったところがございますので、付け加えさせて頂きますと、今回できなかった7か所に関しては、後日実施するという予定ですけれども、それ以降のモニタリングに関しては、まだちょっと計画はしっかり立ててはいないということもございますので、一応それもあわせて。

記者:毎日とか定期的にやるんじゃなくて、あくまで今日1回。

東電:まず採らせて頂いてということだと思います。

記者:っていう感じなんでしょうか。

東電:はい。その結果を見て、今後の計画のところにあるんだと思います。

記者:分析の結果というのは、自分たちのところで、2Fでやる形なんでしょうか。

東電:はい。福島、サンプリング試料は福島第二の構内に持ち込みまして、測定するということになります。

記者:先ほどの集中環境施設の水の話なんですけど、先ほど3メートル、4メートルというような話だったんですけど、水の深さって。

東電:深さ相当入ってるっていうお話が。

記者:28日に初めてそこを見たということなんでしょうか。

東電:そのように聞いてございます。集中環境施設棟はですね、これはプラント棟とも同じですね、当直員がつめている棟でございまして、●●頃ですね、爆発があるまでには当直員はここにつめていたそうですけれども、やはり地下はですね、アクセスできなかったというふうに聞いてございまして、一昨日ですか、やっとアクセスしたというふうに聞いてます。

記者:それは何か●●。

東電:他にはいかがですか。

記者:3号機のトレンチの水をサンプリングする予定だというような話が今朝出てますけど。

東電:すみません。それお話をしておりましたんですけれども、今日以降というお話をしておりましたけれども、まだちょっと採れたというような報告は受けておりません。私ども確認しておりません。申し訳ございません。

記者:朝日新聞の奥山ですけれども、集中環境施設の水溜りの水の容積なんですけれども、単純計算すると1万8500立米くらいということなんでしょうか。

東電:そうですね。先ほど面積、深さなのでそうなるんですけれども、ちょっと機器の容量とかもありますので、そこはですね、少し●●て調査しているということでございます。ボイラーと機器自体も水没してますんで、その容積を引かないと、ちょっと●●は出ないということになろうかと思います。またちょっと計算ができましたら。

記者:あとサプレッションサージタンクでしたっけ。それの残容量っていうのは結局わかったんでしたでしょうか。3400×2が元々の容積だと思うですが。

東電:タンクの容量なんですが、ちょっと正確な今数字が来ていませんで、大体半分くらいというような感じでした。ちょっと数字につきましてはですね、水面の●●等がですね、ちゃんと機能していないということで、正確な数字はちょっとつかめていないんですが、大体半分程度です。ちょっとそこもう少し確認をしてですね、容量大体いくつくらいという部分、また後ほどこちらに記載しておきますけれども、大体半分くらいは空いているというような状況でございます。

記者:関連して、溜まり水の排出の状況っていうのは、それぞれどうなってるんでしょうか。

東電:タービン建屋の溜まり水でございますが、1号機につきましては、昨日の朝7時半に停止した状態でですね、現在停止しております。それから2号機につきましては、復水貯蔵タンクの水をサプレッションプール水排水タンクの方に移しておりまして、そちらが10立米パーアワーのテンポでですね、現在移送をしているところです。同様に3号機につきましても25トンパーアワーのポンプを使って排出中でございます。順調に進んでおりまして、ちょっと正確な数字ではないんですけれども、明日の朝、それから明日の夕方くらいにはですね、それぞれ移送が完了するのではないかというような情報を受けております。ちょっと詳細な時間等につきましては、また確認をさせて頂きたいと思います。

記者:●●の●●ですけれども、今のタービン建屋の地下の水が、3号の方、今日サンプリングをされるというお話があったようなんですが。

東電:先ほどちょっとご質問を頂いたんですが、ちょっとそのサンプリングをしたという情報は私得ないで、まだおります。確認ができておりません。申し訳ありません。

記者:集中環境施設なんですけど、低レベル放射性廃棄物を処理する施設だったと思うんですけれども、これは廃棄物の状況とかどうなってるんでしょうか。

東電:低レベルというか、我々それは機器ドレンですね、それから床ドレン両方扱ってございますけれども、今のところですね、大きな破損とか漏れはですね、見てもなかなか難しいかもしれませんけど、性質的にはですね、線量がそれほど大きくないので、そういったところも今のところ問題ないというふうに考えています。ただ機器はですね、漏れはないんだと思うんですけれども、機器は水に被ってございますので、それはなかなか●●状況でございます。

記者:すみません。今●●さんおっしゃった最初の何とかと何とかを教えてください。

東電:低能力、汚染の割合によってですね、すみません。放射能のレベルというよりも、●●、要するにですね、なんて言うんだ。

東電:排撃のせいじょうで分けておりまして、1つはですね、一般的な機器から出てくるようなドレンで、比較的、線量はあるんですけれども、水に近い状態のものと、あと床にこぼれたようなものですと、そこにある、何て言いましょう。ほこり等も吸着しますので、そういうものが入った、どちらかと言うとですね、濁りがあるような、そういうイメージの水になります。それぞれによって処理方法が異なっておりまして、水につきましては、フィルター関係、フィルターを使ったですね、ろ過をいたします。それから色々なものが混じってるものに関しましては、これは蒸留処理をいたしまして、それぞれのせいじょうに合わせた処理で合理的にですね、処理をして再利用している。そのような設備になってございます。

記者:●●なんですけれども、●●使えなくなってしまっている●●で、所謂その溜まり水の廃水●●蒸留して圧縮して処理するとかっていう作業自体もこれ難しくなるのではないかというふうに思うんですけれども、そういった作業に影響するかお伺いしたいんですけれども。それから先ほど所謂地下に●●難しかったんだけれども、●●というお話があったんですけれども、●●さん話したと思うんですけれども、どういった状況の変化があって●●されたものにあったのか。そもそも溜まり水を排出することを念頭に置いた上で、使えるかどうか見に行ったのかということ、そこを背景について教えて頂けると。

東電:まず廃棄物の処理でございますけれども、おっしゃる通りですね、廃棄物処理設備が使えませんので、現段階では貯めた水をですね、処理することができない状況でございます。状況といたしましては、まずは貯めて、作業エリアを確保するところが先決になっておりまして、その後に処理方法については別途検討するみたいな形で今進めております。ですので、処理としては、今はできない状況でございます。

記者:それは想定外?

東電:そうですね。今回の津波の影響はですね、少なからずどのプラントでも影響を受けておりますので、そういう影響はあろうかというふうには考えておりましたけれども、思いのほか浸水がひどいということがわかりましたので、ちょっと復旧させるにはですね、かなりの時間を要するのではないかというふうに考えております。

記者:どれくらい?

東電:こちらにつきましては、今後の詳細調査によってですね、また決まってくると思いますので、それが確認できましたら、またこの場でご報告をしたいと思います。

東電:先ほど、一昨日確認できたのはですね、数字的にですね、何か変わったわけではなくて、基本的にはまずプラントの方を優先して対応していたということでございまして、基本的にプラントの方は落ち着いているということでですね、●●の方をですね、まずは現場を把握しに行ったということでございます。

記者:それが●●。

東電:そういうことですね、はい。

記者:時事通信のハシモトです。今のに関連して、炉の、炉じゃない、例えば2号機の地下からとった水だとかっていうのをああいう高濃度のものを処理しようと思ったら、例えばここの本来だったらこういう●●だったという理解でいいんですか。

東電:そうですね。その通りでございます。●●が生きてればですね、処理できるんですけれども、案の定使えないので、とりあえず貯めてですね、処理することを今後していくということになろうかと思います。

記者:ただある程度は想定されてたから、急に困っちゃうというわけじゃない?

東電:どのくらい貯蔵できるかになると思いますね。そこをしっかりやるようにしてですね、あとは早急に処理できるようにするというのも並行して進めていくということになろうかと思います。

記者:どのくらいっていうのは期間の長さということですか。それとも容積の大きさっていうこと。

東電:両方ですね。容積がいっぱい貯蔵できればですね、ゆっくり対応できますし、少なければ早急に貯蔵できないと。そこを検討しているということでございます。

記者:関連してなんですけれども、施設内でこういった汚染された水の処理っていうのは、ここだけしか元々なかったのかどうかということと、あと先ほどの質問に繋がるんですけど、やはりこれを処理するにあたって、余裕ができて見に行ってみたら思いのほか吸浸水激しかったっていうのは、そういう状況だったのか。つまり今回見に行ったタイミング、もちろん人員はもうあるとは思うんですけれども、やはり●●として使えるかどうかのチェックっていうのがあったのかどうかが。

東電:設備はですね、元々ですね、元の設備は後から、昭和58年くらいにですね、集中環境施設はですね、建てた、新しくはないんですけど、プラントの中では新しいですね。それまではですね、各プラント側にですね、液体の処理装置がございます。一部●●設備ではなくなってるのも、一部は使っているということで、そちらにも多少はありますけれども、主にもう最近はこちら側で集中中心の方で、中心だということでございます。やはりですね、今回4号機側からですね、4号機のタービンに相当水が入っておりまして、4号機側から相当水が入ったんだろうと想定できますので、やはり集中環境施設の●●入ってるだろうという予想はしていまして、その中で見に行ったらやはり数メートル●●、そういう状況だとなっております。

記者:先ほど面積と深さ頂きましたけれども、すべて地下という理解でいいんですか。地下のボイラーとありましたけれども、●●も動くようなものなんですか。あるいはベント系がかなり●●ていることでしょうか。    

東電:基本的には水没してるのは、地下というふうに聞いてございます。地下2階まであるようで、主に地下2階側、一番低いところから3メートル、4メートル水が溜まってるという状況でございまして、やはり水没してる機器はですね、やっぱりこれボイラーを、ボイラー室が浸かってるようですけれども、これボイラーも、私の記憶だと電気ボイラーだと思いますので、ちょっと厳しいかなと思いますし、あとはその他の施設もですね、主にタンクとポンプなんですね。ですので、ポンプ関係はモーターが●●そのものは使えないかなというふうに想定はできます。

記者:その施設、たぶんポンプの塊みたいな施設だと思うんですけれども、それが●●。

東電:そうですね。厳しい、点検をしていかなければ行けないと思いますので、どちらにしも相当時間は、点検するだけですね、だいぶ時間はかかると思います。

記者:ちなみにタービン棟の地下の水はドレン、床ドレンてきなやつですか。

東電:基本的には床ドレンになると思いますね。

記者:2号の、2号じゃない。●●、あれも床ドレン?

東電:あそこは濃いので、床ドレン系として扱ってですね、あとは今回塩が入ってますから、その辺の処理ですとか、少し普通じゃないような処理をですね、しないといけないかなというふうに考えているということでございます。

記者:床ドレン系の排水の処理能力として、ここが正常だった場合、どれくらいの量か。

東電:それ他の方からも宿題頂いていまして、ちょっとお待ちください。今問い合わせておりますので、すみません。

記者:朝日新聞のニシムラと申します。今の質問の関連で確認なんですけど、2号機の水ももしこの施設が動いてれば、処理できるものなんですか。容器の水はちょっとやっぱ水質違う。

東電:基本的にはですね、やはり10の5乗6乗っていうレベルの水はですね、通常は発生しませんので、できるかできないかは、はっきり明言できませんけれども、あんまりやったことがないという感じだと思います。2乗3乗くらいですと、これは炉水ですので、これは炉のですね、クリーンアップっていうですね、システムで通常ろ過、処理はやってますけれども。そういう意味では相当そのベクレル数が高いので、それなりに少し考慮しながらやらないと処理できないというふうに聞いてございます。

記者:ちょっとこれ確認なんですけれども、今回の水が入ってきた環境施設の方は、水に要は浸かっているから電源復興させても、すみません。解釈が間違えてたら言ってください。浸かってるから、例えばそれが水を抜いて復旧させても計器を復旧させても使えないだろうというそういう認識でいいということですね。

東電:とりあえずはそうですね。とりあえずは浸かっちゃってるので、そこはなかなか復旧は難しいだろうという。

記者:電源が復旧したとしてもですよね。手順としては今はとりあえずは水を別の容器に移すことを最優先に続けると。水が●●ところに。最終的にはこれどういう手順でやっていくのかっていうのは、イメージ見えてます?つまり水を全部取り除いたら、そのポンプを復旧させて、そこを使用して取り除いていくのか。他のところに移送させて、それとも移送先の方で正常なアクセスがあるところでやるのかっていう、そういうところって見えてます?

東電:全体像を今検討中でございまして、おっしゃるような選択肢があると思うんですね、ここの施設を何とか復旧させるのか。他に何か処理するものを構築していくのか。それはまさに今検討中でございまして、もし方向性がわかったら●●ども、今ちょっと検討中としか言えない。

記者:非常に海水が今回多くて、尚且つ高濃度、●●、色々ありますけれども、こういった非常に特殊でしかも大量の廃棄っていうのは、●●復旧できなかった可能性もあるんですよね。

東電:そこは何とも言えないというふうに聞いてます。できなかったというか、今のシステムがですね、例えばフィルターなりをですね、何回も通すですとか、そういったことをやっていけば、処理はできなくはないと。

記者:●●みたいな?

東電:ええ。ただこの量とですね、この●●考えると、どこまで現実的だったなっていうのは思いますけれども、今回やるにしたって結局フィルター●●なんかも通してですね、それから●●みたいなもの処理するやり方をですね、たぶん変わらないと思うんですね。ですからそういったものを少し総評して処理していくということになると思います。

記者:何か新しい処理の仕方を、例えば海外から技術提供を受けたりして行うという予定もあるんですか。

東電:そういう余地はあると思っていて、そういうのも含めて今検討しているというのは聞いています。

記者:具体的に例えば。

東電:具体的には、わからないですけど、より高性能のフィルターとかそういうものがもしあればですね、そういうのを導入することになると思いますけれども、ちょっと具体的にはですね、まだ聞いてございません。

記者:1号機のトレンチの水を集中環境施設に移すっていうふうに保安院の方で発表したようなんですけど、それは溜まり水があることによって移送には影響何かあるんでしょうか。

東電:え?もう1回。3号機のタービンの?

記者:1号機のトレンチの水を集中環境施設に。

東電:ちょっと確認させてください。集中環境施設にある、たぶん使えるタービンはあって、そこへ移すっていうふうに思いますけれども、ちょっとそれは、そこまで我々は聞いてございません。

記者:それはまだ着手してない?

東電:そういうことを今検討しているというふうに聞いていて、おそらく集中環境施設の中でも水が溜まってるのは、下の階の方だけなんで、上の階の方にあるタービンが使えるという見込みがあるのか●●わかり次第また。

記者:すみません。朝日新聞社のカナイですけれども、今日会長の方からですね、1号から4号については安定化っていう話が出ましたけれども、一見して安定化のように見えるんですけれども、今たぶん1号炉の方がですね、このパラメーターの動きで説明できない部分があって、たぶん紙一重安定化はしてるんだけど、紙一重の状況だと思うんですが、これ結局パラメーターの変動は全部説明がつくような状況になったんでしょうか。

東電:状況は昨日までと変わってございませんで、おっしゃってるのは、1号機の給水ノズルと、あと●●の温度差の話だと思いますけれども、ちょっとそこのメカニズムは相変わらずなかなか合理的な説明ができないという状況ではございます。繰り返しになりますけれども、ただし水の量にしたがって温度が上下するというのが見えてございますので、水が入ってるというのは、それによって確認できてるかなというところだけでございます。それから今その話題が出ましたので、補足させて頂きますと2号機の方もですね、若干炉水の温度が今のデータですと少し上がり目でございまして、ちょっとその辺もですね、流量をですね、今あげたりはしてですね、●●してるということを考えています。その辺の流量と温度がですね、想定内の動きをしてくれれば、水は少なくとも入ってくるだろうということくらいが●●。

記者:たぶんトレンチの汚水の問題とか色々とあるんでしょうけど、根本的問題としてはこの炉の動きをですね、掴まないと安定化という言葉は使えないと思うんですが、これ結局どのくらいまで経てば見込みが立つんでしょうか。1号炉の。

東電:ちょっと私はそこまで申し上げられませんで、水の、来てる量も総合的にですね、把握した上で、今後の燃料の上まで水をですね、増してやるということにもっていけるだろうと思っています。おっしゃる通りですね、今この2,3日タービン建屋の溜まりの水ですとか、トレンチの水ですとか、本日は集中建屋の、●●建屋の●●ですとかそっちの方面に気が行って、気が行ってというか、話題がそっちに行ってますけれども、現場対応してるものはですね、おっしゃる通り、原子炉の方に●●しておられまして、やはり今の目的は燃料を全部●●の中に入れてやると、そして原子炉をですね、冷温にもってってやるというのが最大の目的でございまして、そこの遅れはないというふうに。

記者:じゃあ一応状況としては安定化という、今のですね、炉の変化が起きてないので、安定化という言葉を使ってるけれども、完全に把握できているかというと把握はできてないということでいいわけですね。

東電:はい。一時期に比べてですね、一時期に比べれば、少し落ち着いているという意味で安定化という言葉を使ったと思いますけれども、当然安心はしていないと、あくまでも冷温停止に持っていくというのが●●。

東電:先ほどご質問ありましたですね、1号機の立坑の水の廃水でございますけれども、今の検討状況でございますが、保安院の方からですね、発表されています通り、検討はしております。現状はですね、1号機のトレンチ内の水を消防車のポンプを使いまして、今回水が浸かってる部分ですけれども、集中環境施設の中にですね、ペレット、これは英期待廃棄物を濃縮いたしまして、その濃縮した廃液をペレット状に固めてものでございます。それを蓄える槽がございまして、これペレット貯槽と呼んでおりますが、この槽の中にその水を貯めるということを今検討しております。まだ移送はしていないようですが、その方向で検討を進めているという状況でございます。

記者:槽っていうのは水槽の槽ですか。

東電:そうですね。水槽の槽、きへんの槽になりますけれども、要はコンクリートのですね、部屋の中の内面をステンレスの壁でライニングをしたものになっておりまして、その中に濃縮廃液をペレット状にしたものを貯蔵しております。その貯蔵しているプール、プール状のものですね。その槽の中に今回のトレンチ内の水をですね、移送しまして、一旦ため込むというようなことを今考えているようでございます。

記者:その槽の容積、どれくらいあるのかというのと、あとその集中棟の何階にあるのか。

東電:まず槽の容量でございますが、約800立米です。800立米でございます。場所につきましてはですね、廃棄物処理建屋の中に槽がございまして、地下から上の方に立ちあがったような槽になっていると思います。それですので、大体建物を突き抜けていってですね、投入口のある場所が地上階になっていると思います。ちょっとそちらについては確認をさせて頂きたいと思いますが、その関係で槽の中に水が入り込んでいないという状況でございます。

記者:800立米ということは、トレンチの水はあんまり入らないと思うんですけど、とにかくその水が流れ出るのを防ぐという意味ですか。

東電:はい。その通りです。できるだけですね、今上ギリギリになっている水位を下げるということを目的にしております。

記者:当面ということ?

東電:はい。その通りです。

記者:あとすみません。タービン建屋の問題なんですけれども、以前もちょっと聞いたんですが、最終的な冷温停止にもっていくには、完全に残留熱除去系を回さなきゃいけないと思うんですが、それに必要な制御棒安定があのタービン建屋にあるって聞いたんですが、それどれだけダメで、どれだけの物量があるのかっていうこと把握してらっしゃるんでしょうか。

東電:申し訳ございません。どのくらいの物量、物量と言いますか、かなりの盤が入っていまして、その中の海水に浸かった部分っていうのは今使えないであろうというふうに言われております。その中でですね、今残留熱除去系に使う盤につきましては、その後の修復する方法と、もう1つは仮設でですね、新たに設けて電源を供給する方法とございますので、その両側から今検討を進めていると、その状況でございます。

記者:ただ修復の方法は今の状況でとれますかね。

東電:現状はですね、タービンの地下階についてはアクセスできない状況ですので。

記者:ただ今水深から色々考えてみると、たぶんどのくらいまで盤が沈んでるんだろうとか想像がつくと思うんですが、そう考えた上で修復が今でも可能と考えているのか。新しい仮設を設けなきゃいけないと思ってるかによって、時間も方法も変わってくると思うんですが。

東電:ちょっと確認させて頂きますが、基本的にはダメなものは新しくこううちするということで、作業進めていくと思いますので、そちらについてはちょっと確認をさせて頂ければ。

記者;そうなると、最低限これだけは必要だというものをやっぱり出してきてもらわないと、これから修復に対してどれくらい時間がかかるんだろうというのイメージもわかないですし。

東電:ちょっと確認いたしますが、すべてをですね、残留熱除去系を使って冷却するのか。それとも別のですね、色々系統ございますので、使って冷やすのかどうかというところにつきましては、現在検討を進めているところですので、それによって復帰させる盤っていうのも変わってくるかと思います。その辺りについてちょっと確認をさせて頂いて、可能な範囲でちょっとまとめたいとは思います。

記者:例えばその残留熱除去系だけだったらどのくらいとかですね、そういう数字だけでも。

東電:持ち帰らせて頂いて確認いたします。

記者:溜まり水関係と立坑の関係の水位の変化っていうのをもし把握できてるんだったら、教えて頂きたいんですけど。溜まり水の関係というか、タービン建屋の方の●●。線量が1000を振り切った後、その状況について具体的に正確な数値をまだ把握されていないのかどうかということと、それから。

東電:すみません。2番目の質問もう1回いいですか。

記者:線量、放射線量の問題です。1000ミリを振り切って、それ以降測ってないということですよね。それをその後測ってるのかどうかと、それから要はそういう汚染された水を保管する容器、色んなものがあると思うんですけど、炉とか色々あると思うんですけども、そういうものを含めてどれくらいあるんでしょうかというの前回聞いたと思うんですけど、それがわかってれば。それからあと1点は、樹脂の散布なんですけれども、これはテストでやられるってことですけど、そうすると、土壌をですね、調査をした上でどの程度汚染されているから放射能のことは当然●●されてるのかなと思うんですけれども。その辺は公開して頂けないですか。

東電:まず最初の質問ですね、立坑の数値ですけども、先ほどからご説明をしておりますが、その後の変動というのは特に確認しておりませんで、把握ができておりません。それから線量を振り切った後の測定はというお話でございますけれども、そちらに関しても、すみません。再度測ったという状況の確認が上がってきておりませんですね。それから3つ目は、粉塵飛散防止の散布ということでございますけれども、こちらに関してはですね、あくまで飛散するですね、粉塵の量を減らすということが目的でございまして、そういう面で見ますと、現場の線量的に効果は少ないというふうに考えています。よってそういった数字を測っているというような情報は聞いてません。

記者:粉塵の飛散を確認する方法として、例えば土壌の何かを測った上で、その後散布した後、●●とか何か効果を測るのにとってあるかなって思うものですから、

東電:ちょっとそこは。ちょっとそこまでは抑えてないので、確認させてください。散布したところと散布してないところの近くなのか。散布してる前と散布した後の数字なのか。ちょっと確認してないので、ちょっとまた後日。

記者:まだあと2つあって、さっきそう言ったのは、溜まり水の水位も、地下タービンの、それは水位出ないですか。タービン建屋の。

東電:溜まり水に関してましても、その後特段変動という情報は把握しておりません。

記者:今の関連で、先ほど1号流量増やしたっていう話あったんですけれども、要はそれと地下の溜まり水って何か増やしたからどうっていう変化があるものかどうかというのと、今現状1号、2号、3号どのくらいの●●。

東電:1号機はですね、増やしたのは2,3日前だったかと思うので、そこの影響はあんまり有意には上がってきてないということなので、今のところそれほどないのかなと思っています。それで、すみません。データがですね、ちょっとこれ至近のを持ってないんですが、1号機はたぶん変えてないので、今日の朝の8時半のデータですけれども、133リットルパーミニッツ。それから2号木もですね、これ10時の時点で、10時16分って書いてある、10時くらいの時点で133リットルパーミニッツ。これ確か夜ちょっと増やしてると思いますので、また明日増やした値がわかると思います。

記者:133?

東電:133リットルパーミニッツです。それから3号機の方は、これは●●。116リットルパーミニッツ。これ今日の14時39分のデータですけれども、こちらは変えてないもの、116リットルパーミニッツ。

記者:今の関連で、汚染って消防ポンプで確か1号のとき280リットルパーミニッツとかってあったんですけど、消防ポンプでどれだけ出てたかという確認と。あと本設電源への1から3の切り替え、これ大体いつくらいを目途になってるんですかっていうの改めて伺わせてください。

東電:流量はですね、おっしゃる通り、消防ポンプで使ったときは約倍くらい、280ですとか、それくらいを入れていました。消防の方はですね、なんて言うんですか。あんまり流量を調節できるようなシステムになってございませんで、バルブ、弁ですね、弁もですね、開か閉かみたいな感じで、あれもエンジンの回転数で強くなったり弱くなったりするらしいんですけれども、弱くなると勢いも減っちゃうタイプのポンプなんですね。ポンプの使い方ってありまして、なんでそのあれはある程度圧力をもって入れないと入っていかないものですから、それによって流量も決まってきてしまうような状況でございました。今仮設の一応電動のポンプに代えましたので、これはバルブで調整できますし、逆に流量をですね、絞るとですね、圧力が上がる側になるということもあって、なるべく少ない側でよく調節できるような状況になってきたということで、ですのでなるべく少ない流量で冷やしてやるということができるようになったという。それで電源の方はですね、電源の方はですね、少し遅れて、当初我々がお話させて頂いた印象よりもちょっと遅れていまして、明後日くらいになるんじゃないかと思います。ちょっと目途が立ちましたらまた報告させて頂きたいと思います。

記者:1号から3号機?

東電:そうですね。ほぼ同時になれるんじゃないかと思いますけど、まだ仮設のディーゼルの発電機で回していると。仮設ですね、仮設のディーゼルの発言器で回してると。

記者:1から3ともに●●リットルミニッツがと考えてるんでしょうか。

東電:色々な経緯があって、2号だけ2台のポンプで突っ込んでた時期があったりするんですけれども、概ねそのくらいと考えて頂いて違いはないと思います。

東電:では1問頂いて次の資料のご説明があります。まずご質問をお願いいたします。

記者:今の関連なんですけど、今要はポンプから出る圧をとりあえず一定に保ったままで流量を減らすっていうことができるようになったっていう感じ。

東電:そうですね。なんて言うんですかね。水道にホース突っ込んで何かやるときっていっぱい絞ると勢いが増すじゃないですか。ああいう状況にやっとなったんですね。今まではそうじゃなくて、回転数で制御してたような感じなので、一生懸命回すとですね、一生懸命出るんですけれども、回すのが●●というと勢いも弱くなっちゃうんです。そういうイメージだったんですけど、●●状況になると。

記者:そういう意味では、そこの状況から炉内の圧力の状況って想像できたりしないんですか。

東電:いや、そこまでは正確にはわからないと思いますね。

記者:1から3まで以前に比べると、炉内の圧力も随分下がってるし。

東電:そういう意味では、入りやすくなっちゃってるかとは思いますけれども。

記者:すみません。仮設のですね、タービン建屋の地下の水位が変わってないというふうにおっしゃったんですけど、ただ先ほどの流量が●●すると、どこかにその水がいってるはずなんですよ。そうすると、それはまたどこかわけのわからないところ、海に漏れたりという可能性があると思うんですけど、そこの点についてはどういう把握をされてるんですか。

東電:1号機はとりあえず今朝まではポンプが少し回っていたので、そこのですね、くみ出しとですね、もし出てきてるんだとすれば、量の兼ね合いだったと思います。ですから今朝止まってしまってますので、そこはよく現場の方で見ているものというふうに思っています。それからおっしゃる通り、今他の場所はないのかと言われるとですね、一生懸命注意して見てますけれども、とりあえず経路として危ういのが、昨日もお話させて頂いたトレンチでございまして、トレンチの水位はですね、よく注意して見るように今現場の方でしているということと、もうちょっと正確に測れるようなものもですね、検討してるというふうに聞いてございます。

記者:2と3は地下の水位を測れないんですか。

東電:2と3は?

記者:2と3のタービン建屋の地下は近づけないから測れてないっていうのが●●、さっき変わってないとおっしゃった。

東電:人は行ってると思うんですね。全く行けてないわけじゃなくて、把握するために定期的には行けてると思いますけど、じっくり深いところに行ってその深さを測るみたいな作業はちょっとできてないかもっていうふうに思います。やっぱり目視みたいなものであんまり変わってませんというような報告は上がってるというような。

記者:そこがわからなくて、結局漏れてるか漏れてないかっていうのは判断●●。

東電:そうですね。その通りでございます。

東電:先ほどポンプの停止のお時間を、3月29日の午前7時30分頃に排水を停止してという状況で、補足いたします。

東電:それではちょっとですね、2,3日前から一部が宿題になっていた今日集中廃棄物処理の話題になりましたので、既存のですね、既存の設備でどのくらい処理能力があるのかというのずっと頂いておりました。これ仮定というか、純粋なステップだけをお話ししますと、水の処理はですね、高線プレーターといって、蒸気にしてやってその蒸気になる部分をきれいな水と、下に残った分を処理するというような処理方法がございまして、その高線プレーターの処理能力はですね、既設のものですと、約430立米パーデイ。1日に430立米、432かな、432立米だと思います。それからもう1つがフィルターデミ、フィルターのですね、デミっていうのはですね、●●交換して、放射性物質の●●ものですけれども、そのフィルターデミはですね、●●ですね、約300立米パーデイ。

記者:300?

東電:300立米ですね、パーデイ。それが既設のですね、健全であればそれなりの量が処理できたというものでございますけれども、何分にも今水没してしまったという状況と、それから通常の原子炉から出てくる水の処理能力ですので、今回のはそれよりかは少し濃い水が出てきてますので、それをどう扱うかというのはちょっとこの数字のチェックだけではですね、想定し切れないところがあるというのをご承知ください。以上です。

東電:それではお配りしました資料にあと2つございますので、こちらのご紹介をさせて頂きます。1つはですね、東北地方太平洋沖地震を踏まえた発電所の緊急安全対策の実施に関する一次文書の受領についてということでございます。本日経済産業省様よりですね、平成23年福島第一、福島第二原子力発電所事故を踏まえた他の発電所の緊急安全対策の実施についてという一次文書を受領しております。午後3時ですね、3時に受領しております。内容につきましては、1枚めくって頂きました次のページに添付してございますので、ご覧頂ければと思いますが、津波がですね、発生した場合における原子炉施設の●●のための活動を行う体制の整備ですとか、それから緊急安全対策に直ちに取り組むことということで、これからの緊急安全対策の実施状況を早急に報告することを求めるという内容でございます。こちらお預かりしまして、私どもとしましては柏崎刈羽原子力発電所の津波対策の検討状況というものをあわせてこちらでご紹介させて頂くとともに、こちらではとりまとめた対策に加えまして、今回の指示文書の内容を十分に精査しまして、改めて必要な対策を検討しましてとりまとめて●●へ報告させて頂くというような状況でございます。こちらの方で参考までご用意させて頂きました資料、お配りさせて頂きました。よろしいでしょうか。ではその他、ご質問等なければ。どうぞ、すみません。

記者:電源工事の方の進捗、一応、明日の予定も含めて。

東電:電気関係の工事でございますが、本日はですね、設備関係、補機健全性の確認というのを各号機ごとに実施しております。あとタービン建屋の照明、こちらの方ですね、早く点灯するということで、現在照明に関する変圧器等の調査を実施中でございます。先ほどお話がありましたですね、原子炉への注水、このための本設の電源の敷設工事、これを本日実施しております。これは1号機、2号機、3号機で継続でございます。明日の工事ですが、引き続きタービンエリアの照明関係の調査を進めるということと、補機設備、こちらの健全性の確認が継続して実施されております。その他ですね、号機によって若干異なりますが、盤関係尾の受電等も計画されております。1,2号機に関しましては、共用の充電器盤、これ蓄電池用の設備でございますけれども、こちらの設備の工事がほぼ終了してですね、受電ができる準備が整ってきておりますので、明日こちらに通電をする計画でございます。2号機につきましては、特別何かがですね、受電等をされる予定は今のところございません。3号機ですが、3号機につきましては、明日は制御用の電源盤、こちらを今準備しておりますけれども、パワーセンターにありますが、こちらの受電を予定しております。これは4号機においてD系と言ったらいいですかね、D系の4Dと呼ばれてますパワーセンター、こちらの電源の受電の予定でございます。あとこれ4号と3号の件用になってますので、4号のパワーセンターですけれども、3号側の工事になっております。あと4号でございますが、電気品室の照明改良のときということで仮設のケーブルの敷設が実施される予定となっております。あと5号6号につきましてはですね、特に6号は作業予定、電気関係、ございません。あとは継続してですね、6号機、5号機関しましては電源盤質の清掃関係ですね、津波等で持ち込まれたものの清掃しているというような状況です。あとは125ボルトの設置、125ボルトのDC関係の電源ですが、こちらの●●場所を探すということで●●継続されて実施という状況でございます。その他色々ございますが、大体代表的なものは以上でございます。

記者:先ほどお答え頂かなかったタンクの残容量、施設内のタンクの残容量ですね、それは。

東電:施設内の残容量でですね、今確認をしていますのが、まずこのサプレッションプール水タージタンクでございますが、これが大体半分くらいが元々入ってる量というふうに今確認されてまして、詳細についてはですね、水位計等が今故障してる状況なので、少し確認をさせて頂ければと思います。ほぼ大体半分くらい今入っているという情報でございます。

記者:全体で、その個別でいいんですけど、全体でどれくらい把握されてるのかなというところが一番気になるところ。

東電:全体でどのくらい入るかということですね。

記者:今後どれくらい入るのかということですが、つまりモデルによってある程度流入量とかわかるわけですから、そうすると何日分あと入るのかということをわかると思うんですよね。そうするとどういう対策がそれまでに必要かということもわかると思うんで、そういう意味で残容量がいくらかなということ。

東電:ちょっと持ち帰らせて頂いてですね、現状ある容器、それについて確認させて頂きたいと思います。

記者:すみません。今の話に絡むんですけど、先ほどお話あった集中環境室のペレット貯槽、ここ元々液体入れることを想定してるんですか。

東電:設計上はですね、固体を入れる構造になっておりますけれども、防水性等につきましては、しっかりと確保されておりますので、水を入れても問題はない構造ではございます。

記者:放射線管理的にはどうですか。1号機の水くらいの放射能の水であれば、別にここに入れても全く問題がないと。

東電:そうですね。線量的には全く問題ないというふうに考えております。

記者:ということは、あとだから今の話でいくと、ここは元々固体を入れるところだったけど、今水を貯められるところを色々探して、入れられればそこにどんどん入れていくと。

東電:そうですね。一旦貯めるということを最優先に今しておりますので、そちらを使ってですね、まずは水面のレベルを下げるということを優先的に実施している。

記者:だから先ほど今お話、残りのタンクの容量っていうのあったけど、これからも要するにタンクとして使ってないものも使えればどんどん使っていく可能性があるんですか。

東電:その通りですね。ですので、現段階で使うと考えてるものが、これとこれとこれで、容量的にはこのくらいっていうことはある程度は。

記者:じゃあそれをなるべく早く。あと●●さっき800立米ってあったんですけど、これ空なんですか、今。

東電:現在ですね、この中に230トンほどペレットが入ってます。それの容量が大体200立米くらいというふうに考えて頂いて、残り600立米くらいがですね、水が入れられるようというふうに考えて頂ければとよろしいかと思います。

東電:はい、ではよろしいでしょうか。それではこちらの方で今回は終わらせて頂きたいと思います。また明朝と約束しながらなかなか実現、ちょっと遅れ遅れでございますけれども、大体11時から11時半を目途にやらせて頂きたいと思っております。何もなければそのお時間にと思っておりますので、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。