東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月31日21時15分から47分間)

東電:まずはですね、時報の関係です。ご覧の通り、大変お恥ずかしいんですが、午後3時現在のものをお持ちさせていただきました。あの、ちょっと私どもとしてお話できるのは少ないのですが、それぞれご紹介をさせていただきますと、まず第一に関してましては4ページ目になります。一番下の方にですね、下線を弾かせていただきました。で、本日3月31日の12時21分頃に当初これ、福島第一原子力発電所正門に街宣車、お一人方の乗ってたようですがみて、校内に入校しようとしました。こちら阻止したのち、12時48分ころ、正門より退去しまして、本件に関しまして福島県計算にですね、通報させていただきました、という状況がございます。それからもうひとつは福島第二の方でございます。これもその他一番下のところですが、13時3分ごろ、本日13時8分頃、失礼いたしました、13時8分ごろ、街宣車1台が施錠管理している●●車両ゲートから構内に侵入し、構内を走行したのち、13時20分ごろ同ゲートから退去いたしました。本件については福島県警さんに通報をいたしました。尚、ゲートについては、街宣車退出後、当社●●に封鎖いたしましたということで●●でございます。内容につきましては、今お調べをいただいているところでございまして、私どもとしてはこの事実をお知らせすることになってしまうのですが、こういう事象が発生しましたので、こういった形でお知らせをさせていただいております。それから、もうひとつお知らせしようと思ったのがですね、以前に、宿題でいただいていた、ご回答が少し遅れていましたが、プルトニウムの分析につきまして、土壌の分析ですね、土壌のアルファ線の核種の分析について、ちょっと時系列をもう一度確認した方がいい、してくれというご依頼をいただいてまして、そこをちょっと確認をさせていただきます。まずはですね、実情に行っています試料の採取と分析の状況です。これまでお示ししているものに関しましては、3月21日の13時、それから3月22日の午前7時から試料を採取したものに関して、分析作業を行いまして、3月28日にはじめの分析結果確認ということでプレス発表、ご紹介をさせていただいてます。その際にですね、次回は3月28日にお話をさせていただいているんですが、もう1個その場でご連絡で漏れているものがございまして、その後、3月25日のですね、サンプルを、試料を採取してございます。これは現状、分析中でございまして、まだ、分析がでておりません。こちらの方は、また分析が出来次第、お知らせさせていただきたいと思います。こちらはそれぞれJAEAさんの方に試料の分析のお願いをしております。3月21日、22日、すでに発表したものですね。それから3月25日のサンプル。そちらはJAEAさんのですね、分析調査をしていただいているということでございます。もうひと資料がございまして。それはまえにもちょっとお話をしたのですが、日本分析センターさんお出ししています。この間の言い方ですと、同時にそのJAEAさんと日本分析センターさんにお願いしているような話をしてしまったのですが、順番にJAEAさん、それから日本分析センターさんにこの3月25日以降、順番にお出しするような感じで考えております。3月28日の分ですね、試料を3サンプル採取してございます。現状、分析依頼をお願いしておりまして、分析自体を継続中でございます。こちらも合わせまして、分析が確定次第ですね、ご紹介させていただきたいと思います。最初発表した際にですね、今後は週2回、予定としては週2回、採取してまいりますということをお話しました。月曜ですね、毎月曜、木曜日にサンプルをとりまして、JAEAさん、日本分析センターさんに試料を分析をお願いしていきます。まず、こちらひとつ事実としてのご報告でございます。先日、お話いただきました。私どものちょっと、一定時系と、実際とっていたものが、少しあやふやでおかしいんじゃないかというお話をいただきました。ご指摘のとおりなどころがございまして、私の認識が悪くですね、少し分析をこれからしていきます、っていうすでに分析しているものに関して、これからしていきますという発言をしたものがございますので、そこはお詫びさせていただきたいと思います。具体的に申しますと、3月27日正午から会見を、この場を設けさせていただきましたが、その場では、私アルファ核種の分析は今後実施していく予定ですということをお話してございます。この時点では、すでに3月21、22の試料を採りまして、すでに分析の方にまわっておりまして、翌日には結果が出るという状況でありましたが、私の認識が不十分でございまして、そんなご説明をさせていただきました。一方、その同じ日にですね、保安院さんでの会見がございまして、東電がアルファ核種を測定、分析しているよということの話があったということのご質問をいただきまして、その同じ日の夕方4時50分にまたこの説明の場をもたせていただきましたのですが、この場でおきまし23日からJAEAさんと日本分析センターさんにこれから依頼し、3月23日ごろから測定を開始している、近日中にお知らせできるというようなことをお話ししてございます。ですので、この時点では、私どもとしては分析を開始したということをお知らせさせていただいたということになるのですが。ただ午前中のお話しとしましては、まだ分析中であるものはもう、分析中であるものをですね、これからの予定というところまでしかお話しできませんで、その辺が皆様には非常に●●というような状況になったかと思います。そこは訂正させていただきたいと思います。それからもうひとつそれに関しまして、日本分析センターのホームページではですね、路上の分析に関しましては、22時間でプルトニウムが分析できるんじゃないかっていうご質問をいただきました。でその際、私どもとしましては、1週間はかかります、約1週間くらいかかりますねというお話しをしてまいりましたが、ちょっとその辺の確認をいたしましたので、あの、報告させていただきたいと思います。で、あの、端的に申しますとあの、日本分析センターさんのホームページにあります22時間というのは、具体的に検出器にかけてのお時間が22時間で、約1日かけると機械からその結論がでるということでございますけども、その機械にかけるまえのまえ行程というものが結構手間がかかります。分析の試料を運搬しまして、それから、土からとりますので、その辺を試料、検出器にかける精製というんでしょうかね、その試料として扱うための準備をするためにだいたいそれが3日くらいかかるということでございます。それから今お話ししました検出器、これはシリコン半導体検出器によるものだそうですが、こちらにかけている時間が22時間。これが約1日かかります。そして測定結果の計算、それはお願いした日本分析センターとか、JAEAさんになりますが、そこでの評価に約1日かかります。そして最終的に私どもに取りまとめ、私どもに届きまして、私どもの再確認という行程がございますので、ここでまた1日、合わせますと、約1週間、6日から7日くらいはかかりますということをお話しさせていただいたということでございます。ということが確認できたということでございます。ちょっとその場で1週間の具体的な行程がお示しできませんでしたので、お詫びいたしまして、こちら説明をさせていただきました。あと、まだご説明するものが●●ので、今日午前中にいただきましたご質問に関係しまして、再臨界の防止に関する国の指示文書が出ているはずだけども、その対応状況はというようなご質問をいただきました。で、こちらに関しましては、平成23年の3月15日ですね、15日の日に第4号機の、使用済み燃料プールの消火に努めるのと、あわせて、再臨界の防止に、再臨界の防止に努めること、という指示の文章を経済産業大臣からですね、私ども社長あてに受領しているということがございます。4号機の使用済み燃料プールにつきましては、プール水維持のため、3月20日より消防車による放水を開始いたしまして、現在のコンクリートポンプ車による放水を適宜実施しているところでございまして、それが対応ということでございます。放水に努めるということで、いま現状させて頂いているのはそういう状況だということでございます。以上でございます。失礼いたしました。それからもう1点でございます。先ほどお配りしました資料ですね、サンプリングの分析状況についての一部訂正についてという資料でございます。こちら3月30日、昨日発表しました、第一原子力発電所のトレンチにおけるサンプリングの分析でございます。そちらのですね、試料濃度につきまして、これからちょっと印刷してお持ちさせていただきます。ちょっとその一部資料の訂正がございます。テクネチウム99Mという物質に関しまして、計測値が2.8×10のマイナス1乗ということだったんですが、記載には2.1×10のマイナス1乗という、2.0からマイナス1乗というような記載させていただいたものがございまして、そちらの訂正をこれからさせていただこうと思っております。すいません、ちょっと資料間に合っておりませんので。またのちほどお持ちさせていただきたいと思っております。ちょっと一旦、あんまり進展がなくてですね、このままずっとお待ちいただくのもということで、すいません。中途半端なご説明をさせて頂いておりますが。訂正部分がもうひとつございます。大変申し訳ございません。これはお手元の方にお配りしましたですが、本日の武藤の会見の際にですね、福島第一原子力発電所の状況ということで配らせていただいた資料がございます。こちらの方の訂正でございますが、二重線を引かせていただきました、2つ目のトレンチの溜まり水について、ここの4号機の表記でですね、表面線量がございます。すいません。ここ0.5ミリシーベルトパーアワーということで記載をしておりましたが、実際はここに関しまして、瓦礫があって計測不可という、計測ができない地点でございます。そこはちょっと誤りまして数値が入っていたということでございまして、そちらの方を訂正させていただきまして、お詫びさせていただきたい。ちょっとすいません、中途半端なところですが、ご連絡ということで説明をさせていただきました。ご質問などございましたら。

記者:ネイビー通信の田代と申しますけれども、避難している20キロとか30キロ地域のですね、方々の心配事について1つあると思うんですけども、要するに、避難しているということでですね、そういう泥棒だとか、他の被災地、気仙沼は信用金庫の金庫ごとやられたりとかですね、ATMやられたり、民家とかも狙われるような、てるようなそういう話があるんですね。その東電さんとしてなんらかその東電さんが見回って、避難している地域を見回ったりしているということがあるのか。または警察庁などについてもですね、重ねて東電さんの方から出すね、警備のお願いということはされているのか。

東電:まずは今回の事故に関しまして、ご心配ご迷惑おかけしましたことに非常に申し訳なく思っております。改めましてお詫び申し上げます。ちょっといま、おっしゃっていただいた事象というのは、ちょっと私どもも、まず、私なのかもしれませんけども、把握しておりませんで、そういうことが事実であると非常に申し訳ないなという話でございます。当初は避難。

記者:だからその事件とか起きてるのは、例えば、気仙沼とかそういったところで、気仙沼信用金庫4000万くらい盗まれたとかね、コンビニのATMが被災地の危機に乗じてそういう輩がいるということでね。そのここの避難している地域に、そこから避難しているから住民からしたら自分の家がやられちゃうんじゃないかとか、実際事件が起きているかもしれないですよね。そのことについて、東電さんが地域を見回ったりとかね、は自分たちでできないとしたら、そのやってくれているかもしれないけど、重ねて警察庁や警察に住民の人が心配、自分の家とか心配しているんで、警備で見回くれっていうのは要請した方がいいんじゃないですかと。してるのかということですね。

東電:ちょっと具体的にはすいません。私どもが●●はございませんけども、ご意見いただきます。ただ、私どもでできることはどこまであるのかっていうのもありますので、それはそれが地域の皆様といろいろ相談しながらということになると思いますので。ご意見を、そういう事象があるということはお預かりさせていただいて、関係者にはお伝えさせていただきたいと思います。

記者:共同通信のウエダともうします。今日の武藤副社長の会見で出た資料の訂正についてなんですけれども、その瓦礫があって計測不可だったところに数字が記載されていたというのは、その間違いがあった理由というのは何かあるのでしょうか。

東電:これは、お恥ずかしいんですけども、私ども具体的な数字があることは何か関係しているんじゃないかという確認は再度、再三させていただいたつもりでございますが、あの、結論としては単純に記載ミスということで、他のあった数字がそこに写されていたということでございます。本来は瓦礫があり計測不可という上のその部分を同じく書くというはずだったのですが、ちょっとすみません、不注意で記載になっているというふうに聞いております。

記者:先ほど口頭で訂正された箇所、もう一度お願いします。まだ資料できてないっておっしゃった。

東電:これ30日の日付でお出ししているものでございます。1号機のですね、トレンチ内水溜りの測定結果というものです。

東電:この一覧表の中のですね、上から2番目の項目のところに、テクノチウム99Mという図式がございます。これが本来2.8×10のマイナス1乗ということで記載するべきものだったんですが、実際記載されていますのは、2.0×10のマイナス1乗という数字を書いてしまったというものでございます。

記者:マイナス1乗?

東電:はい。そうですね。

記者:物質名もう一度お願いします。

東電:はい?

記者:物質名をもう一度。

東電:TCと書いておりますテクノチウム。すみません。テクネチウムですね。テクネチウムです。テクネチウム99、●●がM。

記者:負傷者の公表についてなんですけれども、今回のものだと数行足らずなんですけれども、27日のものでは、約1ページにわたって負傷者のことが記載があります。

東電:負傷者の方ですね。

記者:ええ。それで先日もお話したように3名の方がどういうふうに被曝して、どういう指示系統でやったのかっていう発表もないままに、こうして負傷者の記載だけがですね、削除されていくっていうのは、これどういうわけなんでしょうか。

東電:すみません。先ほどもお話を頂きましたですね、ちょっとこの場では間に合いませんでしたですけど、改めまして確認してご説明させて頂きたいと思います。当初は、すみません。言い訳にすぎませんが、この方々病院に入られて運ばれてという状況で、私どもとの連絡が付かない状況になったことから、ご本人たちの細かな状況確認してない段階でご説明できませんということのご説明をいたしました。その後、ご要望を頂いておきながらですね、私ども改めて、この方が退院されているという状況になりましたけれども、まだその辺の確認した状況を改めて聞き取って、ここでご説明していないという状況でございますので、もう一度それは調べましてですね、ご報告させて頂ければと思います。申し訳ございませんでした。

記者:削除された負傷者のことは、これはもう結論がついたから削除されてるわけですか。

東電:そういうお話でいきますと、3名の方というご指摘でいらっしゃいますか。

記者:いえ、27日のものでは、ほぼ1ページに渡って色々な方の負傷が書いてありました。今回のものについては数行ですよね。●●からですよね。

東電:すみません。ちょっとそこの意図はわからぬまま通してしまいましたんですけれども、そうですね、その辺の意図はもう1回確認をさせてください。段々時間が経つ中で、すみません。こういう記述をしてしまったのかもしれませんが、もう1回それは確認をいたします。

記者:すみません。フリーランスの上杉と申します。プルトニウムの調査というか、ご報告ありがとうございました。さらにちょっとそこで追加と、あと報告漏れというかですね、説明して頂きたいんですが、3点ありまして、1つが3月14日に3号炉が爆発してますが、21日までの1週間、セシウムやヨウ素が検出されたにもかかわらず、プルトニウムの検査というのを行わなかったという理由が一つですね、お聞かせ頂きたいのと。それからまた先ほど説明をして頂いた日本分析センターのホームページの22時間の件ですけど、よくわかったんですが、その後2,3日で、全部合わせると2,3日ですから、長くとっても4日だと考えた場合、21、22から28っていうのはどうしても1日か2日タイムラグが出てしまうんですが、それはどうして発生したのか。それに関連して、こういう緊急の場合ですから、日本分析センターもしくはJAEAの方に早く優先的に調査をするということをお願いしてないのかどうかということですね。もう1点、最後が、先ほど昼の会見で武藤副社長にフリーの田中さんが質問してましたが、格納容器、3号炉の、を止める、何か黒いゴムのようなものか何かなんでしょうか。それが300度くらいで溶けてしまうんで、映像で何度も流れた黒い煙は、格納容器の接続部分ではないかという質問に対して、武藤副社長がお答えしていらっしゃらなかったんで、その辺りの事実関係。この3点をお伺いしたいと思います。

東電:まず期間に関しましては、JAEAの試料はですね、21,22で採りまして、分析依頼をしたのは22日なんですが、分析を始めたのは23、23に移動してるんです。ですからここの23に移動しましてここからのカウントということで、足す6ということになるんでしょうか。22には移動しまして、22足す6、23からの分析ということになりまして、そこに1週間程度足した数字が最初のご報告になったかというふうに思っております。

記者:それは例えば日本分析センターとかJAEAの方には、優先的にということのご依頼はされないんですか。

東電:もちろんですね、こういう事態でございますので、今分析センターさんもJAEAさんも当然ルーチン的な分析を抱えておられますけれども、その中にあってこちらはやってくださいとお願いいたしております。

記者:最初の質問の14日の爆発以降、1週間空いたということについてはいかがでしょうか。

東電:やはりこういう事象の後でございますので、ヨウ素ですとかセシウムですとか、そういったまずは一義的に被曝に影響を与えるデータの採取および分析に注力をしておりました。その後、1週間くらい経てですね、そちらの方にも分析する必要があるということで、優先順位の2番目と申しますか、プルトニウムの分析を開始したという次第でございます。

記者:その間、例えば作業員とかに被曝とかそういうものは認められてないんでしょうか。

東電:建屋を出る際には、全員全面マスクをしておりますので、このような心配はないと考えております。

記者:最後の質問は。

東電:最後の質問に関しましては、すみません。ちょっとこの場ではお答えができる内容でございませんで、ちょっともう一度確認はさせて頂きたいと思います。格納容器ですね、黒い煙が格納容器を支える黒いゴムのようなですか。

記者:ええ。黒い煙の原因について関連してるでしょうか。

東電:承知しました。現状としてはですね、何と断定されるということでずっとお話をしてきておりますので、それから変わったものではないとは思いますが、ご指摘ございますので、確認をいたしまして、それはご報告させて頂きたいと思います。

記者:ありがとうございます。ついでにもう1点なんですけど、26日に配って頂いた放射線線量の細かい数字、海水に漏れたものありましたよね。あれはその後配られてないんですけど、今後ああいう形でグラフにして出して頂くことは可能なんでしょうか。

東電:モニタリングカーで測定している線量のグラフ、色が変わったやつ。

記者:海水じゃない、26日に頂いたものですが。

東電:ちょっと確認させて頂いてですね、適宜行動させて頂きたいと思いますけれども。

東電:グラフが付いた?

記者:グラフではなくて表ですね。

東電:モニタリングカー、今お配りしてるのはモニタリングだけの●●ですね。

記者:最後26日が最後で、それ以来出てない。

東電:そうですか。何か継続的にお出ししていたものですか。

記者:いや、それ1回だけ。

東電:●●ですか。ちょっとじゃあそれは確認しまして、またお示しさせて頂ければと思います。

記者:放射線ごとの、要するに●●っていうか、1号機、2号機、3号木ともに●●ものですね。

東電:それじゃあすみません。この場にはパッと資料が、情けないんですけど私、出ませんので、確認をいたしまして。すみません。確認をいたしまして、ご報告させて頂きたいと思います。

記者:高知新聞なんですけれども、街宣車について、当時の●●の警備体制について教えてもらいますか。

東電:すみません。その辺は把握ができておりませんでですね、私どもで今持ってる情報というのが先ほどお伝えしたまでなんです。こちら●●の方は記載の通りで、施錠していたところにそれを壊して入っていったということだったと思います。

記者:警備員とかいない感じですか。

東電:しっかりとした私確認ができておりませんで、ただ警備員は通常はいるのだという認識ですけれども、この事態でどういう状況になっていたかが、すみません。平常時とは違う状況なものですから、断言できませんので、そこはちょっと確認させて頂きます。ただどちらにいたしましても、細かな内容に関しましては、今の●●の方でお調べ頂いてる事象ということでございますので、私どもでお話できるところとできないところもあろうかと思いますので、そこはちょっとご理解頂けたらと思います。

記者:いいですか。朝日新聞の奥山ですけれども、その2F、第二原発どこまでその街宣車入ってきたんでしょうか。建屋まで近づいたんでしょうか、

東電:そこはですね、そこまで私どもとしては確認できていない状況でございます。

記者:門を破られて中に入られて。

東電:中には入ったということは聞いておりますが、その状況がどうだったかっていうところが詳しく。中に入ったっていうところでお知らせしている。

記者:第一なんですね。

東電:第一の方はそういう状況になっていますね。

記者:ああいうところは特に武装した警備員っていうのはないんですよね。

東電:私どもの警備は特に武装したとかってそういうものじゃございませんで。

記者:警察もないんでしたっけ。

東電:現状はどうなってるのかは、すみません。申し訳ありません。わかりませんで。

記者:日本海側だとそういうのやってるとか聞いたような気がするんですけど。あと海水の放射能の濃度上がってきてますけれども、これの流出元突きとめなければいけないんだろうと思うんですが、そのためのどんなことをやっておられるのかっていうのは特にありますか。

東電:ちょっと朝から進んで何か具体的に何かできているということは申し上げられないんですけれども、ご指摘を頂きまして、先を見たことも考えなきゃいけないということで中ではそういう検討をするようにということで進めているとは聞いておるんですが、具体的にまだやっぱり箇所が特定できたとか、具体的に何をやってるというところはまだ、すみません。お示しできるような状況ではございません。

記者:敷地内、各地点ごとの線量で地図みたいなもの作っておられるかと思うんですけれども、海辺でずっとその線量を測っていって、どこが高いかとかそういうのを作るのは割と簡単にできそうな気がするんですけど、そういうのはやらないものなんでしょうか。

東電:定点ポイントではないんですけれども、ある程度の間隔でですね、線量は採っておりますけれども、空間線量率というよりもですね、やはり海に漏れたものを測るんであるならば、やはり海水そのものを測らないとですね、そこから来ているかどうかっていうことがわかりませんので、そういったことをですね、定点ポイントの空間線量率を測ることによって、その原因を探るというようなことは今現在行っておりません。

記者:ただ、今200ベクレルパー立方センチメートルくらい、200とか300とかそのくらい出てますですよね。それくらいだと空間線量率でもわかるくらいの放射能の濃度だと思うんですけれども。

東電:本当に表面をですね、たぐるようなことをすれば若干は●●しれませんが、ただそれよりもですね、むしろプラントの前だったりすると、プラントからの、直接来る線量ののほうが大きく影響しますので、やはりそこはそういったモニタリングではわかりにくいかなというふうに考えております。

記者:もうちょっとなら、今330メートル南だけじゃなくて、もうちょっとなら、30メートルおきにやるとかそういうことってやらない?

東電:ありがとうございます。そういったことも含めてですね、考えたいというふうに思います。

記者:すみません。

東電:まずちょっと順番によろしいですか。

記者:読売新聞の今津です。あと2種類資料がおありだと最初おっしゃったかなと思うんですけど、それはたぶん核種分析ですかね。

東電:ちょっと今整いましたものはお持ちさせて頂きました。

記者:7種類とおっしゃってて、準備がないんですが、それは何でしょう。

東電:ちょっとそこはですね、私も確認しておりませんで、まず資料として私が与えられたのはこんな形です。

記者:つまり今日の最初の、ごめんなさい。日々の会見で核種分析のデータが出るような動きがあったかと思いますが。

東電:そうですね。おっしゃる通りで、できたら早めにということで取り組んでるものがございますが、それが出来上がってきたかどうかっていうのはまだちょっと私も確認ができておりませんで、また戻りまして。

記者:今準備をされてるところなんですか。今日出そう?まだ、できるだけ早く見せて頂きたいと。

東電:そこは何とも。そうですね。できるだけ早くというふうに思っておりますけれども、現状ではまだご説明ができない状況で参りまして。

記者:すみません。その核種分析。

東電:一旦いいですか。次にお話。どうぞ。

記者:日経新聞のモリタです。1,3号機のトレンチの溜まり水の測定結果は近く示されるということでしたが、もう結果は出ましたでしょうか。

東電:今のお話かと思います。ということでですね、できるだけ早くということで色々取り組んでおるんですが、すみません。この場で私まだご説明ができるまで、確約もできるまで、ちょっと確認はしておりますので、申し訳ございませんけど、もうちょっとお待ち頂けたらというふうに思います。

記者:フリーの●●ですけれども、採取から㊱時間以上経ってる理由って何かあるんでしょうか。今の核種分析なんですけど。

東電:今、急いでやってますようでですね、ちょっと何か理由があってというふうには聞いておりませんが、ただ慎重にっていうところが。

記者:以前だと朝採って夕方には結果出てたと思うんですけど、なぜにこんなに。

東電:そういう面では慎重にさせて頂いているというところが1つだと思います。ただ他に何か要因があるということはですね、私の方ではまだ聞いておりません。

記者:連絡が上がってきてない?

東電:そうですね。何かそういうこと、理由があって長引くぞというようなことはまだ私の耳には入ってきておりません。

記者:●●です。28日の●●の発表の時にちょっと聞き忘れちゃったんですが、確かあれ今後の3か所 の●●、500メートル離れてますよね。あれはもっと近づけば当然水素爆発がなんだかんだ飛散物があるので、プルトニウムの濃度も上がるというそういう理解でよろしいですか。

東電:プルトニウムは粒子状の物質でございますので、それが風だとかそういうものに乗ってですね、要は飛んでって言うんですか。飛ぶ、粒子状のものが飛ぶというイメージになりますので、そこは近ければ必ずしも濃いとは限んないと思います。要はその爆発の勢いによって遠くに飛ぶケースもありますでしょうし、あるいは近くで小さなものでは近くに落ちる可能性もありますし、必ずしも近ければ濃い、遠ければ薄いというものではないとは思いますけれども、一般的な傾向としては近い方が濃いというふうなことは言えるんじゃないかと思います。

記者:物理的に何か破片みたいなものが飛んだ時に一緒にくっついて飛ぶっていうか、そういうことはないんですか。

東電:そういうことも考えられます。要は粒子状の粒みたいなものですから、それが爆発だとかそういうものの勢いで舞うという、舞うというか散るというかですね、そういうイメージで考えて頂ければというふうに思います。

記者:500メートルの距離のところを定点として選ばれた理由というのは、それは。

東電:構内で比較的土がですね、土がないと分析できませんので、土が比較的多くあるところで、比較的方位が散らばってる部分、方位を散らばしてということで選びました。

記者:わかりました。現場で作業してる人は、要するにプルトニウムも含めてもうプラントの直近で、色々その破片が舞ってるところでは非常に濃いものがあり得るということはもちろん認識してマスクしてやってらっしゃるという。

東電:はい。そうです。プルトニウムも含めてなんですけれども、ヨウ素ですとか、あるいは粒子状の他の物質、色々ありますので、そういうのも含めてですね、マスクをしてるということでございます。

記者:宿題が何点か残ってたと思うんです。1つはトレンチの溜まり水についての報告が24時間遅れた件。これについてなぜ遅れたかっていうことの報告をまだ頂いてないと思うんですよ。これはすでに何日も経ってますので、いついつまでに報告を頂けるというのを決めて頂いていかないと、同じようなことが何度も繰り返されるんじゃないかと。それともう1つは、溜まり水等の処理ですね、汚染水の処理について全敷地内におけるタンクの容量、残容量、これがいくらかっていうこと。これは今後いくらくらい、何日間くらい貯水できる可能性があるのかということについて非常に重要な問題だと思うんです。これ何回も聞いてるんですけど、まだお返事を頂いてないので、返答頂きたいということ。あと溜まり水、トレンチ、それからタービン地下ですね、建屋地下の溜まり水の水位の変化っていうのこれもわかれば、●●頂ければと思うんですけど。つまりそれが海に水が漏れてるかどうかっていうことも直結するんじゃないかと思うんですね。変化してなければ流れてるだったらどこか別のところに流れてるんだろうし、それが増えてるんだったらそこに溜まってるんだろうし。

東電:まず最初の件に関しましては、前確認したものがあったと思います。ちょっとこの場で資料持ってませんので、それはご説明をさせて頂きたいと思います。あとタンクの容量に関しましては、何回か、最終確定ではないんですが、こういうものですよというようなものはお示ししていたかと記憶してます。あと水位に関しても、変移ですね、それはもう継続して宿題というよりも継続的にこれお示ししていくものになるのかなというふうに思いますけれども。ちょっとタンクに関しては、まだ全部確定したものっていうのは、難しかったんじゃないでしょうかね。都度その時々の状況を確認できたものはお示しさせて頂いてきたかなというふうには思ってるんですが。足りませんでしたら、また継続して。

記者:つまり、このタンクはこうだ、このタンクだこうだっていうようなデータは頂いてるんですけども、全部まとめて一覧表みたいな形にして頂いたのはないんじゃないですか。あと可能性のあるものですよね。●●入れたりされてましたよね。固形のものに対して●●しますよね。そういう可能性のあるものとか。

東電:ちょっとなかなか難しい確認があるのかもしれませんが、承ります。

記者:すみません。3つお願いします。一部報道で現場で線量計が足りなくって、責任者だけが持って、その他の作業員は持たずに作業していたときがあるという報道があるようなですけれども、その事実関係についてが1点と。それと被曝に関する安全管理に関する改善報告を今日までに厚労省の方にしてるようなんですけれども、その内容と、これまでそういうものを定めてなかったのか。最後にですね、すみません。樹脂の散布とともに●●とか何から養生するっていう話もあったと思うんですけれども、その実施時期とか具体的な方法がわかれば教えてください。

東電:すみません。まず最初の2つに関してはですね、確認をさせて頂いた方がよろしいかと思いますので、ちょっと確認をさせてください。線量計の数が足りないんですね。被曝に関する改善報告。この2つは確認させて。もう1つのシート、布に関しましては、一部お話が出ておりますが、まだ具体的な時期とかですね、計画に関しましては、昨日の時点から変わってないということです。特段計画が出てきているというふうには聞いておりませんので。ちょっとすみません。さっきと同じで並行して動いてる場合がございますので、現状として私どもからご連絡できるような状況に報告がまだ上がってきてるところではございません。

記者:フリーの●●ですけれども、今の関連なんですけど、累積で100超えた方であるとか、150超えた方であるとか、人数、保安院さんの方で出してらっしゃったと思うんですが、確認の意味で。

東電:そうですね。当社の方も確認できますんで。ちょっと最新のものはまた確認すれば出てくると思いますので。

記者:すみません。NHKのカワシマですけど、今聞いているのは、例えばプラントの最新の状況ですとか、明日の作業の話とかそういうのはまたやるんですよ。今何の会見をしてるんですか。

東電:まずはちょっと、昨日もそうなんですが、随分長い間何もご連絡もせずにお待たせしてしまうというところが続きまして、少しでもお話できることをお持ちしようということでお伺いさせて頂きました。なのでちょっと中途半端な状況でいつものメンバー、説明させて頂いている人間はご用意してございませんので、もう1回滞留をもちまして、進捗状況、工程状況などはご説明させて頂きたいと思います。できるだけ早い時間にそういうのさせて頂きたいというふうに思っております。

記者:いや、うちらもできればこうやってたくさんやってくださいってお願いしてたんで、すごい有難いんですけど、黒田さんとか小林さんとかがいらっしゃって、こんな進んでるっていう話ももし、それはまた後にじゃあやるっていう。

東電:そうですね。彼らは彼らでまた現状の確認をした上でお話をさせて頂くということになると思いますので、そんな形をさせて頂きたいと思います。

記者:すみません。ネイビー通信のタシロと申します。そういうことでしたら、お聞きしたいんですけど、右翼は街宣っていうのは右翼とかそういった所謂そういう人たちなのか。何しに来たんですか。第一の方に来た人たちっていうのは激励に来たのか。

東電:申し訳ないです。ちょっと私どもとしては、それは●●でありまして、私どもとしてはわかりかねるところでございます。そういう形でまた確認をしてまた参りますので、申し訳ございませんけれども。

記者:すみません。溜まり水の、タービン地下の溜まり水の処理については全く今おわかりにならないということでよろしいですか。3号機、サージタンクへの移送もう終わってるですけれども、朝ですね、それ以降どうなってるかとかも知りたいんですけど。

東電:確認させて頂いた上でお伺いした方がよろしいかと思います。申し訳ございません。

記者:すみません。あとの会見では核種分析をもって次の会見に来て頂けるんですか。

東電:そこがちょっと確約ができませんでですね、先ほど朝のお話ですと、その見込みのお話をいたしましたけれども、ちょっとまだ手元に来ておりませんで、こんな状況でございます。申し訳ありません。

記者:すみません。核種分析にかかる時間を先ほどのプルトニウムと同じように説明してください。核種分析にかかる時間を説明してください。次回で結構ですから。核種分析にはどういう時間がかかるかということを説明してください。

東電:どうしても実際かかるものと精査のお時間という、●●計画的にできない部分もございまして、そこはご理解頂けたらと思いますけど。基本的な時間というのもお示しできるようにさせて頂きたいと思います。

記者:これもあとで結構なんですけれども、環境中に放出できる水の放射能の濃度はどこまで許されるのかっていうことについて、法令ではこうなっていて、あと東電の内規ではさらに保守的な値が決まってるんだと思うんですけど、それを確認できたらと思うんですが。

東電:放出していいと、いいというか、許可されてる量でございますか。1年間に1プラントあたり3.7×10の10乗ベクレル。

記者:3.7×10の10乗ベクレル。

東電:それ1プラントあたりでございます。なので第一の場合は6基ございますので、その6倍。

記者:1年間というのは、年度ですか。

東電:そうです。はい。ということで原子力発電所の、福島第一の場合は、設置の許可を国から頂いていると。

記者:濃度を規制するのではなくて、総量を規制するっていう考え方になるんですか。

東電:はい。そうです。

記者:すみません。もう1回言ってもらっていいですか。

東電:1プラントあたり3.7×10の10乗ベクレルです。1プラントあたりです。従って福島第一の場合は6基ございますので、それの6倍ということになります。

記者:これはなら、今年度は今日でおしまいですけど、4月1日明日からこの値を出せるっていうか。

東電:ただ現実的にはですね、もうすでに、まだ正確に計算はしておりませんけれども、その値は超えているんじゃないかというふうに想定されます。●●計算はしてございません。

東電:ではすみません。一旦確認に戻らせて頂きます。申し訳ございません。ありがとうございました。