東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月14日18時50分から35分間)

東電:…可能性がございますので、関係者の方、関係者の方からですね、内容について補足説明させて頂きますので、よろしくお願いいたします。

東電:オザキと申します。この度、報告にですね、齟齬がございまして、大変失礼いたしました。修正のご報告をさせて頂きます。本日2か所の岳南という場所と鹿島という場所で計画停電をさせて頂きました。岳南につきましては、これは静岡県にございますけれども、停電範囲は山梨県も含みます。その地域で申しますと、静岡県につきましては富士宮市、富士市、それから山梨県につきましては市川三郷町、南巨摩郡。

記者:もうちょっとゆっくり言ってもらえますか。

記者:書いてもらえますか。

東電:はい。

記者:書いてもらえますか。

東電:はい。

東電:尚、こちらがですね、系統運用部長の内藤でございます。

記者:どなたかが書いてどなたかが読むことっていうことは出来ないんですか。

記者:すみません。計画停電とおっしゃいましたけど、元々計画したところで載っていないところのことって、計画停電っていうのは正しい表現じゃないんじゃないんですか。

東電:とりあえずですね、全体の今回ご報告させて頂きます内容について、先ほど私の方からですね、17時頃、発動いたしました計画停電につきまして、今回具体的には茨城県に記載のある市の一部及び静岡県に記載のある市の一部という形での限定的なですね、ご説明をさせて頂きましたが、それにつきまして、修正がございますので、担当の部門からご説明させて頂いている次第でございます。繰り返しですが、こちらにおりますのは系統運用部長の内藤、今ホワイトボードの方で内容書いてございますのがオザキマネージャーでございます。内容書きましたら、書いたのちにですね、全体を説明させて頂きます。

東電:●●でございますが、内藤の方から説明させて。

内藤部長:この度の計画停電につきましては、皆様に大変ご迷惑をおかけしました。深くお詫び申し上げます。事前にご案内しましたエリアと一部齟齬がございまして、訂正をさせて頂きたいと思います。この計画停電につきましては当社の変電所単位で停止をするという作業を行っております。ここに書いてあります、岳南と書いてありますのと、鹿島と書いてあります。これが今回計画停電をとりました変電所でございます。その変電所の直接送っているエリア、ここにつきまして齟齬がございました。これを訂正させて頂きたいと思います。変電所につきましては、ある電気的エリアを、供給エリアがございますので、県の境につきましては、●●地帯につきましては、いくつかの市にまたがるところがございます。このご案内に間違いがあったものでございます。深くお詫び申し上げます。

東電:今回の訂正について、まず私、東京電力としてですね、まず茨城県に該当する地域のある一部の方、さらに静岡県に該当されるエリアのある一部の市の自治体の一部の箇所というようなご案内をさしあげましたが、この度ですね、当初対象に入っておりませんでした山梨県及び千葉県、この2か所に関しましても今回の計画停電の対象に入っていたということでございます。大変申し訳ございません。この度の事前に流した情報につき、訂正させて頂きました通り、まずは。

記者:当初書いてなかったところ、なんか線とか引いてくださいよ。

記者:星とか付けて。

記者:星とか付けて。

東電:当初書いてあったのが。

記者:なかったのだけ、なかったのだけ。

東電:なかったのが、山梨県と。

記者:マイク使ってください。

記者:町村で最初に、この計画と違うのありません。

東電:この今回のところですね、まず訂正をさせて頂きたいのが静岡県、茨城県のある地域という形でお示ししましたが、今回山梨県の地域及び千葉県の地域が入っていたことにつきまして、まずは深くお詫び申し上げます。当該地域にお住いの方々、事前に周知して頂いた方々、周知から漏れてしまった方々、双方の方々に大変ご不便及び不愉快な思いをさせてしまったことにつきまして誠に申し訳なく思います。今記載が終わりましたら、内容についてオザキの方から説明させて頂きます。

東電:ここに記載しましたけれども、岳南変電所、静岡県しか申し上げてございませんでしたけど、山梨県が含まれるということで、西八代郡、市川三郷町、南巨摩郡、身延町ほか南部町、富士川町になります。それから千葉県でございますけれども、旭市、印旛郡栄町をはじめ、ここに記載してますけれども、その他一部入ってございます。千葉県の部分がご報告に漏れていたということでございます。大変失礼いたしました。

記者:これ最初の第5グループ、その紙頂いていますけれども、ここに書いてないのがありません。

東電:これはですね、少し細かいかもしれません。しかしお示ししました市、大きな単位では市単位、郡単位ではお示しした通りだと思っております。

記者:山梨県って、富士川町って書いてありますけど。

記者:富士川町は静岡県じゃないんですか。

記者:富士川町ってどこに書いてあるの。

東電:富士川町は、すみません、山梨県という回答。

記者:これ紙に書いてありますよ。第5グループ。

記者:下線が引いてあるところ。

記者:さっき周知してくださいって言うことで渡された紙に書いていない町村があるんじゃないですかってことですよ。

記者:これ斜線にだって、富士川町ってやらないって言ってたじゃないですか。

記者:これ計画停電じゃないでしょ。だって計画したこと伝えられるわけでしょ。違うから。

記者:そうだ。

東電:私どもの認識としては、富士川町、岳南変電所から供給してます●●書いてあったということでございます。

記者:そこで停止してるんですか。

東電:ここで停電させて頂きました。

記者:ここに書いてあることはすべてもう停電してると。

東電:はい。現在は送電してますけれども、今回の計画停電でさせて頂きました。

記者:実施したってこと。

東電:はい、実施いたしました。

記者:で、もう終わったということ。

東電:はい。

記者:終了したということ。

東電:終了はしております。

記者:何時ですか。終わったの。

東電:岳南、上の地域がですね、17時12分から18時22分までになっております。

記者:もう1回お願いします。

東電:17時12分から18時22分になってございます。下の鹿島につきましては、開始が17時05分、収量が18時29分になってございます。

記者:もう1回お願いします。

東電:下の鹿島の方は、17時05分からですね、18時29分になってございます。

記者:上もう一度お願います。岳南。

東電:岳南が17時12分から18時22分。鹿島がですね。17時05分から18時29分。

記者:これ事前に停電が起こるかもしれません、起こらないかもしれませんっていうアナウンスだったら、起こり得るとされているもので、起こらなかったらわかるんですけど、事前に起こる可能性があると示唆をされていないところで起こってしまうのでは、計画に対して備えようがないですよね。事前に起こるかもしれませんっていうアナウンス最初から外れているところで起こって、これを計画停電ですって言われても停電になったかっていうこと受け入れられないんじゃないでしょうか。

東電:それについてはお詫び申し上げたいと思います。記載にない●●につきまして、今回停電を起こしましたことにつきましては、予め備えることが●●というご不便をおかけしたと思います。大変住民の方々にはご迷惑をおかけしたと思います。深くお詫び申し上げたいと思います。

記者:当初停電●●なかったり、●●なかったところを●●しまったのか、それとも情報の出し方として資料の記載が間違って。

東電:それにつきましては、最初私から申し上げました通り、当初予定したことでございますけれども、エリアのご説明、事前のご説明につきまして誤記があったということでございまして、変電所単位ともちましては、予定した通りということです。

記者:資料の作成ミスであって。

記者:資料がずさんなんじゃないんですか。

記者:そこを、自治体を赤丸付けてもらえますか。わかんないんじゃないんですか。どこの自治体がさっきの発表にあって、さっきの発表にあって、なくって今あるのかっていうところ印しつけてくださいよ。山梨と千葉じゃなくって、さっきの発表の資料にはそこは停電するとしていなかったところがあるわけでしょ。それはどこの町ですか。

東電:先ほどですね、ご説明させて頂きました範囲では速報という形で持って参りましたので、市を特定してご説明はしておりませんと記憶しておりまして、その中では静岡県と茨城県の一部という形で皆様の方にお知らせさせて頂きましたが、その意味では山梨県及び千葉県というものが前回のご報告とは大きく異なるところ。

記者:じゃなくて、この表に書いていない自治体があるんでしょっていうことを聞いているんです。

記者:第5グループに入っていない。

記者:第5グループに入ってないのがあるかどうかですね。

記者:わかってないんですか。

記者:だから第5グループに入ってなくてなったところがあったら、そのなかで、前回の中に入れて頂く方がわかりやすいということを申し上げているんです。

記者:なぜ回答がないんですか。

東電:すみません。市川三郷町の川が抜けてございました。すみません。

記者:何が原因なんですか。頂いた資料にこの町とか載ってなかったりするのは。

東電:明確な私の類推でしか答えられない部分はございますけれども、私ども供給エリアの送電する場所を特定して地域を調べて確定するわけですけれども、それを市町村に展開して調べてピックアップするという作業をやっている中で今ここに記載したところをですね、漏らしてしまったということに、その結果としてこういう脱落、落ちがあったというふうに考えております。

記者:これなんで気づいたんですか。間違いに。どう。どうして間違ったんですか。どうして皆さん方気づいたんですか。

東電:これはですね、またこの集計をしっかりですね、止まったところの場所の集計を、実際に止まった場所ですから、しっかりですね、細かに調べて調査して停電した場所を調べたところ最初に漏れていたところがわかったということです。

記者:住民から通報があったんじゃないんですか。

東電:そういうことはございません。この場合は、今回のケースはそういうケースはございません。

記者:自分のところいきなり街中停電しちゃったら通報するでしょ。

東電:ただカスタマーセンターなんかにそういうお客様の声はあげて頂くんですけども、その中でそういうこの場所が抜けていたよという情報はうちのところには入っていない。把握していないということでございます。

記者:一部旧地名が入っていて、現在存在しているかどうか不明な自治体もあるんですが、どうでしょう。潮来町と潮来市とか現存するんですか。あと旭町っていうのは今もあるんでしょうか。

東電:すみません。ちょっと私今ここで答えられません。すみません。

記者:持っている紙を写すだけでは。

記者:昨日夜、細かい町名まで全部書いた地図を頂いたんですけど、その時点で載ってない、市が丸ごと載っていないのがあったりとかですね、いくつかあって、他にも間違いがあるというご説明があったんですけど、その後それが完全になったものっていうのは出来上がっているんですか。つまりそれを見ないと住民の方は自分のところがどうなのかわからないわけですよね。その完全な対象地域を整理した資料っていうのは完成しているんですか。

東電:そちらにつきましては、本日この後にですね、予定しております形で、ご説明の機会のときにですね、ご用意しております。こちらにつきましては、今まさにご質問頂きましたように、昨日かなりですね、資料に修正箇所が存在しました。そちらを基として、この周知という形になっておりましたことに加えまして、皆様にですね、早く情報を出すという際にこうした形での漏れが発生してしまったことにつきまして、深くお詫び申し上げます。尚。気づいた、私どもとしてですね、こちらを認識した大きな1つの理由としましては、私ども本店だけではなく、支店の管理のですね、組織がございまして、支店の給電の組織の方でですね、こうした形の停電が発生しているという情報があがって参りまして、今回のところに気付いたというようなところも1つございます。

記者:要するに支店から住民の方…。

記者:波崎町というのは神栖町も合併してないんですか。

東電:すみません。

記者:他は、千葉県旭市みたいな他っていうのは。

記者:他にも千葉県で自治体があるっていうことですか。

東電:はい、すみません。ちょっと。

東電:この中で大栄町、大栄と書いて大栄町と呼ぶんでしょうか、こちらの町がぬけているということです。

記者:なんで先に。

記者:対象軒数は変わるんですか。33万世帯。

東電:いや、先ほどもご説明させて頂きましたように、その33万世帯というのは当初私どもが予定していました需給のバランス、330万の供給力に対して、すみません。3300万の供給力に対して3400万、100万のマイナスの需要が出ると、その場合、大体1世帯あたり3キロワットと計算の下でですね、試算した数値でございます。

記者:大栄町は最初からさっきの最初のリストの中に入っているのか、入っていないのか。

記者:赤線引くんじゃないんですか、それも。

記者:これ旭市などは結構被災地でですね、我々の情報で避難所なんかも停電したという話を聞いているんですが、皆さん方そういう情報は入っているんでしょうか。もしそうだとしたら、どうしてそういうところをですね、被災で困っている方がいるところをあえてそういうふうに停電する必要があるのか。他に何か選択肢がないのか。という問題なんじゃないかと思うんですけど、そのあたりはどういうふうに認識されていますか。事実関係は把握されていますか。

東電:すみません。現状事実関係の方は把握をしておらないということでございます。ただしそうした場合につきまして、非常に大変申し訳ないという思いでいっぱいでございます。

記者:第5グループの中でどうしてこの2つの変電所のところを止めるっていう、決めたんですか。その太平洋岸で津波の被害あるのはわかっているはずなので、そのさっき今、太平洋岸ですので、そこなぜその2変電所止めるんですか。

東電:予めですね、順番を決めておりまして、停止の操作っていうのは指令を出して操作するんですけれども、そのやり方について予め決めておかないと、なかなかスムーズにできないものですから、順番で決めてあった通りに実施したと。

記者:じゃあ5ブロック、5ブロックっていうけれども、その中でも1,2,3,4,56、7、8,9,10って全部決まってるんですね。止める順番が。それのリストによって止めたっていうことですよね。

東電:そうですね。どこからか順番にやっていかないといけない話ですので、その中で1番目、2番目ということで、この順だったというになります。

記者:特に太平洋岸に面しているとかそういうことは考えて。

東電:そういうことはございません。そういう決め方をしてございません。

記者:それなんで考えないんですか。なぜ被災地の電気止める必要があるんですか。

記者:すみません。有線マイクあるんでしたら、有線マイク使って頂いてよろしいですか。

記者:すみません。被災地の電気をあえて止める必要ってどこにあるのかよくわからないんですけれども、もう一度説明して頂けますか。

東電:被災地の場所をですね、停電箇所になったということに関しましては、本当に結果として非常に申し訳なく思っております。

記者:被災地っていうのは認識せずに計画しているっていうことなんですか。知らないってことですよね、今の話で。被災地とかそうであるとか関係なく必要だったら電気止めますっていう。あなた方の都合で必要だったら電気を止めますっていうように聞こえるんですけど、違うんですか。

東電:本当にこれに関しましてはですね、申し訳なく思っております。申し訳ございません。

記者:第5グループ全体はもう終わったんですか。

東電:停電がっていうことでよろしいですか。

記者:はい。

記者:すみません。今の漏れの話なんですけれども、あげて頂いている波崎町は神栖市とすでに合併していて、海上町ですか、あれはすでに旭市と合併していて、大栄町ですか、それは成田市とすでに合併しているって手元で調べるとそうなっているんですけど、本当にそれ漏れたって言っていいのか、どうなんでしょう。全部すでに他に書いてある自治体と合併している町みたいなんですけど、本当に漏れていると言っていいのかどうか、ちょっと。そこ御社にとっても重要なことだと思うんですけど。

東電:すみません。これについてはですね、私どもが集めたデータというか地名の記載がこういうふうになっているものを記載しているので、その中身についてのチェックというところがきちっと更新して自分たちの、私どもが持っているところが更新されていなかったとかっていうふうに思っております。

記者:富士川町は、ごめんなさい、いっぺん新しいやつで消されていたんですけれども、第5グループから。それがまた第5グループの中に入っているのはなんででしょうか。

東電:先ほど来ご説明させて頂きました通り、今回のこの資料につきましては、昨日かなり修正部分がありましたものがですね、前提となり、昨日もですね、かなりのご指摘を受けたものでございますが、本件につきましては後ほど予定しておりますご説明の機会の中でですね、きちっとした形で改めてご説明させて頂きますので、まずは今回、この回につきましては、まず当初ご説明させて頂きました地名と、に加えてですね、事前に周知のなかった自治体の名前があるというこの事実に対してですね、皆様に現段階でご説明させて頂きますとともに、重ねて当該地域エリアにお住いの皆様、さらにご不便をおかけしてしまった皆様に対してお詫びをさしあげたいというのが、この、今回皆様にご足労頂いた趣旨でございますので、この後、後ほどですね、改めてその機会の中でですね、ご質問等を頂ければというふうに考えてます。ぜひ我々としましても、また明日の予定のですね、地域につきましても皆様の方に早めにお話をしたいというふうに思っておりますので、このまま大変恐縮ではございますが、ここで一度、一度終わりにさせて頂ければと、ご理解頂ければと思います。ぜひよろしくお願いします。

記者:1点だけ確認。今日のもう停電はないんでしょうか。グループ1、グループ2についてはもうないという認識でいいんですか。

東電:もう現時点でこちらの方も復旧しておりますし、先ほど来私の方から皆様にご説明させて頂いております1,2、残りの1,2につきましても停電の可能性はございません。こちら明確に断定として受け止めて頂ければと思います。つきましては、後ほどですね、また機会ございますので、この場はですね、ぜひご理解頂ければと。色々なご質問あるかと思いますが、ぜひよろしくお願いします。

記者:東電さんのご認識ではリストアップした中で被災地はどこだっていうふうに認識されていますか。今回の。

東電:茨城県、ご指摘頂きました茨城県につきましてはですね、その対象として認識しておるものだというふうに理解しています。

記者:そういう被災地を今回計画に入れたっていうことについて、再度ちょっと認識を改めて明確にして頂きたいんですけど。

東電:今回被災された方々につきましては、大変なご苦労をかけてと思います。そういう中で今回計画停電の対象にしましたことにつきまして、深くお詫び申し上げたいと思います。今回の計画停電につきましては、全体の需給安定のためにやむを得ず設置したものでございまして、これは関東エリアすべてのお客様を対象に考えてございます。今回の地震の被害につきましては、大変広範囲にわたっておりまして、被災された方、大変いらっしゃいますけれども、そのエリアをすべて特定して、今回の計画停電ということを組むことはなかなか難しいことでございます。重ねて今回の不手際に対しましてお詫びを申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした。

東電:大変皆様ご質問あるかと思いますが、一度こちらで切らさせて頂きたいというふうに思っております。ご理解よろしくお願いいたします。