本サイトには、2011年3月11日から2011年3月31日までに内閣官房長官がひらいた記者会見のテキストを掲載しました。
官房長官の記者会見は内閣府のホームページに動画が掲載されており、冒頭の官房長官発言についてのテキストが載っていますが、その後につづく記者との質疑応答についてはテキストが掲載されていません。なお、質疑応答部分については、朝日新聞が2011年3月12日~5月30日の全文掲載をしています。ただし、一部ですが、テキストになっていない部分もあります。
本研究チームでは、首相官邸のホームページに掲載されている動画をもとに、官房長官と記者との質疑応答について、できるだけ詳細なかたちでテキスト化の作業をしました。
本サイトには、首相官邸のホームページに掲載された官房長官の冒頭発言のテキストを、同サイトの「コンテンツの利用について」に従って転載し、時間の流れに沿って、冒頭発言の後ろに、本研究チームが作成した質疑応答部分のテキストを掲載しました。
記者会見は長時間におよび、音声が聞き取れないところもあります。テキストには不完全な箇所があることをご理解いただければ幸いです。記者会見に出席して質問をされている記者の方のお名前は漢字を確認していないため、カタカナ表記(聞き取れなかった場合は●●)にさせていただいています。今後、可能なかぎり、漢字表記にしたいと考えていますので、出席されていた記者の方からのご連絡をお待ちしています。下記メールアドレス宛にお申し出いただければと思います。また、テキストの内容についてのご指摘も下記メールアドレス宛によろしくお願いいたします。お寄せいただいた情報をもとにテキストを改善していくことを考えております。
連絡先 fukushimastudy@list.waseda.jp
特徴語は、KHcoder(樋口耕一、2014)を用いて取りだしました。具体的には、各語と会見(東京電力の場合は日)のJaccard係数を求め、会見(または日)ごとにその値の大きい語を上から順に示しました。Jaccard係数は、その語がその会見に登場する回数を、全会見に登場する回数で割ったものです。この値が高いとき、その語は他の会見に比べ特にその会見に多く登場することを示します。ここでは、これを「特徴語」としました。これにより、単純な頻出語と比べて、その会見にだけ特有の言葉をよりつかみやすくなることが期待されます(分析は中村理が担当しました)。
※樋口耕一 『社会調査のための計量テキスト分析 ―内容分析の継承と発展を目指して―』 (2014、ナカニシヤ出版)