東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月16日15時56分から122分間)

東電:…4つほどご用意してございます。1つは東北地方太平洋沖地震における当社設備への影響について。それから福島第二原子力発電所プラント状況等のお知らせ、これ6月16日午後0時現在です。それから福島第一原子力発電所1から3号機プラント状況。そして最後に別紙としまして、福島第一原子力発電所モニタリングカーによる計測状況という4つの資料でございます。それでは資料の方まずご説明させて頂きます。まず1つ目の資料でございます。継続して出させて頂いているものですが、3月16日午後2時現在のものでございます。まず一番最初、変更点には下線が引いてございます。まずはじめに原子力発電所、福島第一原子力発電所のところでですね、モニタリングカーによる放射性物質、ヨウ素の計測の関係のものが、まずちょっと訂正でございます。本日15日って書いてありますが、その2つございますが、これ本日でございませんで、昨日の15日でございます。15日午後4時17分に判断。それからもう1つは15日午後11時5分に判断という2件がございます。ちょっとこちらの方数値のデータ等を今確認しておりますので、後ほど確認をさせて頂きたいと思います。それから2枚目をめくって頂きます。4号機に関係しまして、下線をひかせて頂きました。中央部分でございますが、本日16日午前5時45分頃、原子炉建屋北西部付近から炎が上がっていることを確認。直ちに消防署、地元自治体へ通報するとともに関係各所へ連絡し、消火活動実施。本日午前6時15分頃、当社社員で現場で火が見えないことを、現場で火が見えないことを確認ということでございます。そして下側にございます福島第二の1号機です。括弧1というのは1号機ですね。2行目のところ少し訂正がございまして、この2行目のところ、分の後にですね、座員流っていう、座る座に、人の人員の員、流れると書いてあるんですが、この3字は間違いでございまして、残す、留めると書いた残留という字をお書きいただきます。非常用補機冷却系の温度が上昇傾向にあるため3月15日午後3時20分、残留熱除去系を停止して調査。非常用補機冷却系のポンプの電源に故障が確認されたため電源を交換し、3月15日午後4時25分に当該ポンプ及び残留熱除去系Bを再起動しております。それから次のページでございます。これも福島第二4号機に関することでございます。非常用補機冷却系のポンプ出口圧力が低下。調査のため3月15日午後8時5分に残留熱除去系Bを停止。非常用補機冷却系のポンプ電源設備が故障していたため当該設備を交換し、3月15日午後9時25分当該ポンプ及び残留熱除去系を再起動ということで、当該品を交換しまして修理を終えているというこの2例でございます。そして現状直近の14時時点での停電で、停電状況でございますが、茨城県で5100軒という状況でございます。現時点でも5100軒ですが、お願いしております停電などに関しましてはまた別途ということでございます。以上が最新版の更新状況ということでございます。それから2つ目の資料でございます。これも福島第二の方のプラント状況でございます。その他の項目に変更を入れさせて頂きました。その他全部線が引いてございますが、上の部分に関しましてはすでにお知らせ済み、14日にお知らせしていたしましたものです。こちらの方は途中から、3月16日午前8時38分、オフサイトセンターへの当該負傷者の搬送を調整しました。その後自衛隊のヘリコプターが当所構内に着陸し、同日午前10時56分、福島県立医科大学付属病院へ搬送したという実績を書かせて頂きました。あとすみません、もう1点。資料としてお配りしていますペーパーでございますが、こちらにも数字にちょっと誤りがございます。度々申し訳ございません。右のですね、右側一番右下のドライウェル圧力を記入しました欄の一番下でございます。真ん中のところに4.5、4.5という値が書いてございますが、これは45という数字が正しいということでございます。

記者:どの数字ですか。

東電:3枚目のですね、福島第一原子力発電所1から3号機プラント状況という1枚もののペーパーでございます。枠が4つ引いてございますが、一番右枠のところにですね、d/w圧力と書いた欄がございます。ドライウェル圧力ですね、これを一番下まで行って頂けますと、その方の真ん中のところに今まで240、240、220と続いてきたその下が4.5、4.5と終わったこの2つの4.5ですが、正しくは45、45と書くべきところの誤りでございます。

記者:そもそも、すみません。ドライウェル圧力っていうのをちょっと説明してもらえませんか。

東電:すみません。ドライウェルというのは格納容器のことです。格納容器の圧力です。格納容器の中でドライって書いてあるのは上の部分がそもそも水が溜まっていない方なんで、そちらの方の圧力を指します。対にする言葉としてはウェットウェルとかいう言葉も使うことはありますが、両方ともちょっと専門用語でわかりにくいというので、今まで格納容器圧力ということでお話させて頂いていると。

東電:最後の1枚はいつもお配りしているものでございますけれども、モニタリングカーによる計測状況というものをお渡しさせて頂いております。こちらからの方、ご説明が1通りであります。火災に関係します情報ともいうのは、依然まだ情報が入ってきてない状況でございまして、皆様にお伝えできるという状況にないのでございますが、また何か質問ございましたらば、よろしくお願いいたします。

記者:2号機の炉圧がマイナスになってますよね。これちょっと説明してください。

東電:2号機の炉圧の表示がマイナスになってる件、これは前回ご説明した際もマイナスになっておりましたけれども、2号機のこちらの炉圧についてはこれゲージ圧力で表示しています。つまり大気圧1気圧との比較。このメガパスカルで言いますと、1気圧ですので、0.1メガパスカルと比べて大きいか小さいか。それで表記をしております。したがいまして、2号機の部分について本日午前1時35分以降、マイナスが表示されていますけれども、これは圧力指示計の指示としまして、1気圧よりも実質的に若干低い値が表示されているということでございます。

記者:2号のドライウェルが急速に低下した理由をどういうふうに説明されますか。220から45まで落ちましたよね。この理由はなんですか。

東電:現状理由はっきりと特定できてるわけではありませんけれども、2号機の圧力につきましては、ドライウェルも今ご指摘の通り、急速に圧力が低下しています。また、炉圧の方につきましても、これは昨日以降ですね、昨日朝以降、減少してきています。

記者:漏れてるってことじゃないんですか。

東電:圧力は、要は中の気体が抜けている可能性と、それから実際に圧力が下がっている、つまり炉心を落ち着かせる状態が進んでいる可能性もあるかと思っております。ちなみに2号機につきましては、これ以外にも●●のパラメーターということで、炉水位、こちらは昨日以降比較的一定した状態が続いておりますので、炉心の状態としては必ずしも圧が抜けている状態とは言い切れないというふうに考えております。その主な理由は炉水位が安定した傾向を示しているからということでございます。

記者:格納容器のですね、サプレッションプールの水がほとんどすっからかんという話があるんですけど、2号機の場合。2号はそもそも爆発が起きて穴が開いてる可能性が高いということですよね。要はその水による●●はできてなくてそこから駄々漏れになってるっていう可能性はないんですか。

東電:サプレッションプール、圧力抑制室の状況につきましては、昨日朝の時点で大きな音が発生したというふうな情報が伝わってきています。またその段階でそれまで表示をしていた圧力抑制室の圧力がゼロになり、これはその後ダウンスケールの状態になっています。じゃあ実際その2号機の圧力抑制室の原子炉はどうなるのかということでございますけれども、現場の線量等もありまして、●●確認するということがまだできておりません。そこでプラントパラメーターを通じて状況把握をできる範囲でしたいと思っているところです。

記者:今日白煙が上がりましたよね。上がったっていう話ありましたよね。3号機付近で。これは結局3号機付近なのか、それとも2号機なのか。その辺のところは何かわかりますか。

東電:3号機付近という報告を受けております。

記者:それは3号機付近って変わらないわけですね。要するに2号機なんかこれ変な挙動してますけれども。

東電:ただし、その付近はそこ上がってましたので3号を中心に白煙が上がっているというふうに聞いております。

記者:これは3号機の、前回ご説明頂いた核燃料、使用済み核燃料のそのプールから上がっているっていう。

東電:結論してるわけじゃなくて、そう予想して今行動をしておりますということです。

記者:今日非常に放射線量高いですよね。その理由はどちらが、2号3号どちらが原因だと思われてます?

東電:ここはどちらとも難しいところがあると思います。2号、3号又は4号いずれかとは思いますが、ちょっと難しい。判断はしかねます。

記者:逆に返して言うと、2からか3からか4からかこれだけの量が出てるのもうおかしくないというふうに思われているということですか。

東電:現状ですけれども、1,2,3号機につきましては、格納容器のベントを行っている状態。それから1号機3号機そして4号機につきましては、原子炉建屋少なくとも最上階の構造が完全ではないというふうになっております。この状態というのは、これは放射性物質が原子炉建屋の外に放出しやすい状態であると、そういう状態になって、今もそういう状態が継続しているということは認識しております。

記者:すみません。もう1点お願いします。

東電:失礼しました。まず今申しました1号機、2号機、3号機、4号機の状況ですけれども、まず1号機、2号機、3号機につきましては、こちらは原子炉内炉心の冷却に努めております。その一環としまして格納容器をベントするという作業を行っております。これは格納容器内部の放射性物質を外に発生しやすくなる状態です。通常時に比べると発生しやすくなる状態です。一方、1号機と3号機、こちらにつきましては水素爆発によって原子炉建屋の最上階が健全性を失った状態です。また4号機につきましてもこちらは昨日朝に発生した異音、朝以降ですけれども原子炉建屋の最上階が損傷している状態。最上階とそれからその下の階が損傷している状況です。したがいまして、このような状況というのは通常時と比べますと放射性物質が放出されやすい状態であるということは認識しております。

記者:すみません。水の注入状況なんですけども、1から4号機がそれぞれ燃料プール今どういった状況なのか教えて頂けます?

東電:はい。現在ですが、まず原子炉圧力容器、圧力容器への注入ですが、1号2号3号を消火栓、消防ポンプ車ですね、を使って注入しているところでございます。それ以外につきましては、現在燃料プール含めまして注入等はまだできておりません。

記者:すみません。ヘリコプターって飛ぶんですか。

東電:そこも含めて検討しているというふうに聞いてございます。

記者:飛ぶんだったら3,4どっちの●●か。

東電:それも含めて検討しているところです。

記者:先ほど3号機のプールに自衛隊が飛んだ、飛ぶ、飛んだっていう情報あったんですけど、どうなんですかね。

東電:まだ私のところには入ってございません。

記者:すみません。保安院の資料ではですね、3号機のサプレッションプールの圧力もマイナスになってるんですよ。3号機のは、要はそこのサプレッションプールのところが吹っ飛んだというか穴が開いた●●ありませんか。

東電:失礼しました。3号機のサプレッションプールの圧力ですけれども、私どもの持っているデータで今手元にある最新のデータでサプレッションプールの圧力につきまして、ダウンスケールという記録が届いております。

記者:今めっちゃヘリ飛んでますけど、映像で。

東電:恐縮ですけれども、ちょっと私どものところに今最新の情報が届いていないという状況でございます。

記者:すみません。15日の中性子線の減少のこれ原因はなんですか。

記者:すみません。もう1回確認だけど、3号機のサプレッションプールがダウンスケールだということは圧力マイナスだってことでしょ。ということはそこは何らかの損傷があると言い方できないですか。可能性は。

東電:可能性につきましては、圧力が下がっている可能性と、それから●●がうまく検出できていない可能性があるというふうに考えております。

記者:どう解釈できるんです?

東電:現状についてなかなかちょっとこれ以上の具体的な解釈は難しいものと思っております。ただし3号機につきましては、お示しいたしましたプラント状況のパラメーターの水位を見ましても炉水位それから原子炉の、原子炉内の圧力、それからドライウェル、格納容器の原子炉容器を覆ってる部分ですけれども、こちらの圧力につきましては、比較的落ち着いた水位をしていると、緩やかな減少傾向で推移しているというふうに理解しています。あとそれからちょっと申し訳ございません。ちょっと時間がかかってしまって恐縮なんですけれども、中性子線に関するその後の確認というのの検出がまだ得られてないというところです。申し訳ございません。

記者:すみません。もうテレビでもう3号機に自衛隊ヘリ水投下やってもうはっきりやってるんですが。

東電:ちょっと確認させてください。

記者:すみません。1号機から4号機まで含めて今一番最も心配されることっていうのはなんなんでしょうか。

東電:1つはやはり本日大量の白い煙が発見されたということで3号機が燃料プールと予想されますが、こういったところから水の蒸発が激しくなっているというところが1つ。ただし以前お話しましたように4号も状況としてはそれほどいい状況にはないというのも言えるというところで、そういったところも含めて検討しているというふうに聞いたんですが、今ですと3号機の方が●●されるということであれば、そちらを優先したのかとは思いますが、ちょっと我々の方にはまだ連絡の方来ておりませんので、ちょっとお待ちください。

記者:すみません。正確な情報を迅速に得られないとか広報対応してる理由はなぜなんですか。

東電:大変申し訳ございません。少しでも早くと思っておるんでございますが、如何せんちょっと現地とのやり取りも情報量がかなり減ってる状況でございまして。

記者:ずっとですよね。減ってるんじゃなくて。

東電:申し訳ございません。

記者:申し訳ないじゃなくて、なぜ、なぜそういう事態になってるんですか。どうしたら改善できるんですか。

東電:同じことの繰り返しになってしまうんですけれども、ちょっと情報のやり取りがまだできておりませんで、申し訳ございません。

記者:すみません。外部電源が不足の状況について教えてください。いつ頃終わりそうですか。

東電:そちらにつきましても、まだ検討中というところが現状です。

記者:どの炉に向かって外部電源を引き込もうとしてるんですか。

東電:それも含めて検討中です。

記者:今機材を運んだ車はどこにあるんですか。

東電:それぞれ色々な場所にあります。小名浜のあたり、広野のあたり、あと福島第二、第一、それぞれに順次近くに持ってきているというふうに聞いています。

記者:すみません。使用済み燃料プールの1から4号の水位と温度の最新のデータを送って頂けませんか。

東電:使用済み燃料プールの温度、それから水位等も含めてなんですけれども、最新のデータが取得できていない状態です。これは1から3号機につきましては、所謂地震が発生したその直後、つまり今の状態に至っている中での情報、それから4号機につきましては、これは一昨日朝時点での温度85度の時点での情報。それ以降の新しい情報が入手できていないところです。

記者:1から3はもうわからないですね。

東電:そういうことでございます。

記者:5,6号はどうですか。

東電:5号機、6号機ですけれども、手元に本日14時現在の温度の情報が届いております。5号機ですけれども、5号機の使用済み燃料プール水の温度、本日14時現在で62.7度。6号機、同じく本日14時現在ですけれども。60.0度、60度です。

記者:下がってるんですね。朝の7時から。

東電:今朝のデータと合わせて紹介いたします。まず5号機ですけれども、今朝7時の時点で61.1度。これが14時で62.7度になりました。6号機ですけれども、今朝7時限在59.5度だったものが14時現在で60.0度というふうに緩やかな上昇傾向を示しています。

記者:水位はどう。

東電:すみません。ちょっと最新の水位のデータについては手元に持ち合わせておりません。水位については書かれてございません。基本的に燃料プール自体は水を溢れさせて維持するというような構造になっておりまして、どのプラントも今のところ水位のところは把握できない状況になっております。地震以降。

記者:5,6に関して言えば燃料は被っているという理解でいいんですか。プラス何メートルってわかんなくても。

東電:はい。被っている状態です。5号機6号機ですけれども、これは通常運転時の作業と同じなんですけれども、やはり通常プールを冷却している場合であってもやはり若干のプール水の蒸発というのは、これは発生しています。したがいまして、ある程度の頻度でプール水がもし上限値でなければ水の補給をするという操作を行っています。5号機6号機につきましては、その操作を3月14日ですので、一昨日に行っています。なので一昨日の時点ではプール水の水位が満水状態であるというふうにしております。

記者:すみません。午前中の白い煙についての原因というのは東京電力さんとしては、依然として燃料プールの何かの蒸発が原因だというふうに見ているんでしょうか。

東電:その可能性も踏まえ、も1つ、可能性は若干高いとは思ってるんですが、そこを中心にそれ以外の可能性も捨てずに検討しているところです。

記者:それ以外の可能性何があるんですか。

東電:そこについてはそれをさらに探すといいますか、検討しているところです。

記者:2号機の先ほど言われた圧力が落ちてるっていうことの気体が抜け落ちてるのか、炉心が安定しているのか。これ他のデータから見てですね、どちらの方の可能性が高いのかっていうのは分析今できるんでしょうか。

東電:分析は大変難しい状況にあります。限られたパラメーターとあとさらに中央制御室にもやっとその数字を読んでくるような状況の中でのデータがこれすべてですので、今のところなかなか難しいと思います。

記者:それぞれの使用済み燃料プールに、いくつずつ燃料棒が入ってるかっていうのを教えてください。

東電:少々お待ちください。今探しております。

記者:●●。

東電:変わってないです、はい。

記者:繰り返しなんですけど、2号機の炉圧と格納容器の圧力はぐんと下がってる理由もう1回お願いできますか。

東電:2号機につきまして、まず最初炉水位ですけれども、炉水位は。

記者:炉水位はいいです。

東電:前提となりますので。炉水位は比較的安定した状態です。注水は続けておりますけれども、注水は続けている中で水位が上昇しているというほどではないですけれども、炉水位は安定した状態です。そのような背景の中でなんですけれども、炉圧それからドライウェルの圧力については、これは減少傾向にあります。したがいまして、炉水位そのものはこれは一定状態であったとしても燃料の冷却は実質的にできている可能性これはあり得るものではないかと。少なくとも可能性はないということはないと思っております。じゃあ一方、圧力が抜けている可能性、これがないと言えるかというとそれもないとは断定できないという状況です。

記者:断定できないんじゃなくて、なんで下がってるんですかって聞いてます。

東電:冷却が、燃料の冷却が進んでる可能性、これはあり得ると思います。

記者:冷却が進んでるから圧力が下がってるという認識でいいんですか。

東電:そういう可能性も否定できないと思っています。

記者:じゃあほかのもう1個の可能性は。

東電:もう1個の可能性は、これは圧力が抜けていっている可能性。圧力が抜けていってるから、圧力が低くなっている。そういう可能性も否定できません。

記者:圧力抑制室との●●はどうなんですか。冷えてると圧力抑制室もダウンスケールになるんですか。

東電:計器がダウンスケールになった状態ございますけれども、昨日の朝の時点で一旦計器がゼロを示しました。これはゼロの状態かという判断がしやすいかもしれません。一方、ダウンスケールの状態ですけれども、こちらは所謂水位ですので、水位がゼロよりも低い状態、さらにダウンスケールした状態というのをどう解釈するかだと思います。

記者:でもゼロから上がることは考えられないでしょ。だからゼロが維持されているという認識じゃないんですか、それは。

東電:一旦ゼロと指示されている情報というのがこれ昨日の朝来ました。その後の情報としてダウンスケールという情報が我々のところに伝わってきています。ですので、この計器の、この計器指示の●●という観点からも確定要素はあるかと思っています。

記者:炉圧もマイナスになってますよね。これ先ほど大気圧0.1メガパスカルと比べてマイナスっていうのが、ここまで低くなると圧力容器そのものの圧が抜けてるっていう可能性も否定できないということですか。

東電:大気圧より、この2号機の炉圧計の指示がこれが厳密に正しいとしますと、大気圧より低い状態です。そうしますと、さらに抜けていくものかどうかという話は、これあり得るかと思います。たぶんこちらは圧力系、圧力指示の所謂精度との兼ね合いもあるかとは、可能性としてはあると思っています。

記者:だからサプレッションプールってゼロまでしか測れないですよね。大気圧までしか測れないんでしょ。だからそれより以下になるってことは基本的にないから、一旦ゼロになって、だからずっとダウンスケールになってるっていうのはそもそもどういうことなんですか。機械がぶっ壊れてるのか。それとももうそもそも圧力が大気圧と同じ状態になってて、それ以上測れてないっていうのかどっちなんですか、それは。

東電:今そのどちらの可能性なのか、あるいは別な可能性があるかどうかなんですけれども、どちらの可能性なのかについてちょっと新たな判断材料は得られていないところです。

記者:とするとね、ずっとゼロってことは要は大気圧とツーツーになってるってことでしょ。ダウンがずっと続いてるってことはサプレッションプールについては大気圧とツーツーになってるってことじゃないんですか、それは。

東電:そういう可能性についても否定できないということかと思っています。

記者:そうするとね、この2号のドライウェル見てても急激に下がってるじゃないですか。サプレッションプールはまたダウンスケールになってるんですよね。ってことは2号は基本的に外とツーツーですよっていう証拠なんじゃないんですか、それは。ドライウェル全体が。

東電:いずれにしましてもといいますか、今の2号機の炉圧それからドライウェルの圧力いずれも低い状態であると。

記者:それは圧力容器の中の話ですよね。だから格納容器の話してるんですよ。格納容器はすでに外とツーツーになってるんじゃないですかってこと聞いてるんですよ、ドライウェルはもうほとんど大気圧に近いまでずっと下がってるんですよね。サプレッションプールはダウンスケールなんでしょ。ってことは格納容器全体がもう空になってて、外とツーツーになってるってそういう状態じゃないんですかってこと聞いてるの。

東電:そのような可能性と、やっぱり炉心の冷却の状態が進んでいるという可能性、これちょっと断定できないかと思ってます。ちょっとすみません。同じ答えの繰り返しで非常に申し訳ないんですけれども。

記者:冷却が安定してても、冷却できてるって言っても、ガクンと下がることないでしょ。

東電:どの程度まで下がるのが異常な、あるいは下がり方か、あるいはそうではないかという判断はこれはちょっと一概に言いかねる部分かとは思います。

記者:一気に3桁から2桁になってますよ。こんな下がるの見たことないんですよ。2桁は見たことないですよ。

記者:ほぼ大気圧でいいんですよね。45だから。大気圧よりちょい上くらいでしょ、これ。格納容器全体が。ドライウェル全体が。

東電:そうですね。そういう指示です。

記者:サプレッションプールはもうダウンスケールになっててゼロなんですよね。大気圧なんでしょ。

東電:そういう指示です。

記者:それは全体がもう外とツーツーになってるってことなんじゃないのかって聞いてるんですよ。

東電:所謂外と同等な圧力であるということが指示されているというところです。

記者:その場合、格納容器内と外がもうツーツーの状態になってて、炉内は保たれてる。でもこのまま格納容器内と外がずっと繋がってるような状態になった場合、その先どうなることが予想されますか。

東電:現状ツーツーと言いますか、格納容器と圧力容器の気密性が保たれてるか、密閉性が保たれてるかどうかという話だと理解していますけれども、まず今表示されている炉圧、2号機の炉圧、それからドライウェル、両方とも非常に低い値です。したがいまして、ご指摘の通り、おっしゃる通り、それは原子炉の外と比べても圧力はそれほど大差ない同じ同様の状態になっています。つまりこの状態がキープされるのであれば、そうですね、中と外の間での圧力差が非常に少ない状態というところです。

記者:繋がっているということじゃないんですか。気密性は。

東電:気密性の有無に関して今断定的に言える材料が十分にはないかなというところです。そう理解しています。

記者:あのですね、この前まで格納容器に、仮にね、圧力抑制室に何か損傷があってもそこにはプールがあって、そこでいっぺんあれできるから、完全に外とはツーツーになってないんですよ。だから格納容器の機能は維持されてますよっていう説明されてるんですよ、ずっと、ね。今の2号の状態みると、完全にツーツーじゃないですか。大気圧になってるんですよ、全部。格納容器の中自体が。格納容器の機能が完全に失われてるっていうことになってませんか、このデータで。2号に関しては。

東電:このデータから断定できるものとは言い切れないと思います。断定できるものとは。

記者:2号って今注水してるんですよね。

東電:注水しています。

記者:注水してて、炉水位が安定してて、っていうことはそれ入れてる以上のもの、増えてるはずですよね、漏れてなかったら。じゃあそれ以外の水はどこに行ってるんですか。

東電:今消防車の方で中止していますが、何分通常の注水系に比べれば少量でございます。またこの圧力容器の中に水が入っていきますが、それによってある程度冷却が保たれているというところであれば、モヤモヤっとした湯気の中で吸収されている可能性もあります。

記者:何で吸収?

東電:湯気と言いますか。

記者:はっきり言ってください。

東電:はい。すみません。そういう意味でいきますと、少量の水は今圧力容器の中に注入しているところであります。それに対してある程度注入をしてあれば、燃料っていうのは冷却されているというふうに考えています。というところまでしか言えません。

記者:その●●おれてる可能性は。

東電:それもゼロではないとは思っております。

記者:どっちの方が高いですか。確率的に。

東電:この状況、注水を始めたときからそうだったんですが、注水量が何分少ないため、どこの炉も大きな変動がしてないということから考えますと、何とも言えない。

記者:圧力の変動も鑑みて技術屋として言ってください、一言。

記者:平常的な部分で今1から3までどれくらいの量を毎時入れてるんですか、水は。

東電:すみません。今手元にございません。

記者:すみません。そのドライウェルの圧力と容器はですね。3月15日の夜11時45分の頃に730から155というの起こって、その後415って上がってるんですね。これの変動のときに消防からの注水ポンプの、要するにどれくらい注水してるかっていうそこに大きな変動はあったんですか。つまりこの変動が注水ポンプのどれくらい入ってるかっていうそれが変動によるものなのか。それともこういったような大きな変動っていうのがやっぱり要するに抜けちゃって、圧が抜けちゃってるという方の原因で起きているものかっていうそこはどうなんでしょうか。

東電:今の点も含めまして、なかなかちょっと断定までは難しかなと思っております。

記者:要するにこの例えば730から155みたいなこの幅っていうのは今回の220から45っていうのに比べても激しく変動してますよね。一方で消防による注水の量が少ないとおっしゃっているので、だからそこで要するに中に入っていきがたいとかいう議論があったとしても、水というよりはどちらかというとやっぱり抜けちゃってるんじゃないのかなっていう気がするんですが。

東電:ご指摘の話は昨日の6時から11時までの約5時間の間の話。ちょっと●●がないんですけれども、その間だと思っています。その時にまず炉水位は上がりました。有意に上がりました。炉圧は有意に下がりました。ドライウェル圧力は有意に下がりました。ちょっとこの●●についてどう理解する話かということだと思います。ちょっと今それを明快に説明できるかというと、ちょっと今。

記者:2号機炉心が落ち着いてるんであれば、注入が続いているのであれば水位は上がるはずなんですけれども、そうはなってない。もし炉心が熱いんであれば水を入れてもどんどん蒸発するんで、気圧が上がるんじゃないかと思うんですね。そのいずれでもない状況が数字に出てるんですけれども。とするとどこか穴が開いてるとか、何か抜け落ちているという形にはならないんでしょうか。

東電:可能性としては否定できない話だと思っております。先ほどご説明した注水量があまり多くないと。チョロチョロでもないんですけれども、それほど多くない量を注水しているという状況につきましてはこちらは今可能な方法で1号2号3号、炉心については特に1号2号3号の冷却をどのプラントについても精一杯やろうということで取り組んでいます。その結果として炉圧、ドライウェル圧力、それぞれ指示としては減少傾向になっているプラントもあるというところで、全体的にそういう傾向には少なくともこの短いスパンで見ればなってきているというふうに思っています。また炉水位につきましても比較的安定した傾向で1号機2号機3号機●●てきていると思っています。現状、これは小康状態と言えるのかも、あるいはそう安心してはいけないか、これは慎重に見ていかなきゃいけないかもしれませんけれども、引き続き冷却についてとにかく原子炉炉心をしっかり今後も冷却していくことに集中していきたいとそのように考えているところです。もちろん合わせまして使用済み燃料プールの方の話もございますけれども、とにかく炉心、燃料を冷やすことに今最大限注視して取り組んでいっているところでございます。

記者:例えばその炉圧とドライウェルの圧力がほぼ同じ気圧で、しかも抑制室のものもゼロに近いっていうか、つまりツーツーになってるっていうことで、そうすると中に入れた水が蒸気になってその分出て行く結果によって、要するに中のものが外に出て行ってるっていう状況の可能性は否定できないわけですよね。それとあと、周りの原発の周りの●●の濃度が高くなってるっていう状況を見たときに、要するに中のものが外に出てってるっていう可能性はどう見ればいいでしょうか。

東電:その可能性は否定できないとは思ってございます。ただし、現在周りの線量なんかを測るときにはなかなか厳しい状況のなかで測った中では今聞いているところによると3号機の周りが一番高いというふうに聞いてるんで、その数字なんかも踏まえるとどうなってるかっていうのは何とも言えなくなるという。我々やっぱりこのデータ自体中操の電源がないところに置いて、バッテリーを持ち込んで無理やり各計器を生かしてバッテリーの弱り加減とかそういったところもあんまりやはりしっかりとコントロールできるような状況のない中で数字を入れてございますので、数字そのものがどのくらいの信頼性があるかっていうところももう1つ大きいところではございます。また先ほど色々議論になりましたが、ダウンスケールというのは基本的には計装系では機械の故障を示すのがダウンスケールになってございます。通常ゼロ点のところを途中の例えばアンペアの方に合わせて置いて、本当のゼロ、機械が壊れたときにはダウンスケールになるとかそんな設定をするものもございますので、一概にその辺も計器の信頼性についてなかなか何とも言えないところだと思ってます。

記者:10時20分にモニタリングで4桁になり始めてるんですけれども、その辺の因果関係何かありそうですか。2号機との圧力の変化と。

東電:正直わかりません。2号機の因果関係なのか、3号機の因果関係なのか、4号機の因果関係なのか。ただしその場合のデータの中では3号機の周りが高いという情報を得ているのですが、それが直接結びついているかっていうところはなかなかわからないところです。

記者:すみません。このモニタリングカーによる計測状況なんですけど、最新だともう1か所NP●●付近しかこれデータないんですけど、この理由っていうのは。

東電:今回の地震と津波でですね、モニタリングポストのシステムそのものがダウンしてございます。そのような中で一点は当社の福島第一がもつモニタリングカーをその場所に置いて測定をすると。時々もう一か所あったものは、人間がそこに行って測るとかそういったことをしながらポイント数を増やしていたという状況です。

記者:そうするともう今は1か所しか、もうできないんですか。

東電:はい。今の状況では免震重要棟の中にほとんど最小限の人数がいる中でやっておりますので、その1か所を中心に見ているところです。

記者:今いるのは何人ですか。

東電:朝の段階で180人程度いうふうに聞いております。

記者:聞こえない。

記者:マイク使ってください。

東電:失礼しました。朝の段階でですね、人数を増やしまして、朝と、すみません、ちょっと。朝の段階で180人の人間を元々いる人間に合わせてまた送ってるという状況でございます。合わせて180人ですね。

記者:その後避難をした人はいるんですか。

東電:一度70名程度にまで減らしました。ただしその中で復旧作業の準備とかそういったもので必要な人をまたどんどん入れ始めてございます。電源の復旧とか注水をどうするかとかそういったところの検討する実務として動く人の必要なのを順次入れているところの中で人数が変動がないんですが、その段階では今言った人数だということです。

記者:単純に110人がプラスアルファされたんですか。それとも抜けたりさらにプラスアルファされた人ですか。

東電:単純にプラスアルファだと、いや、一概にそういうのは言えないです。本店側から応援に行ったり色々交代をしたりしてちょっと。

記者:何が言いたいかというと、線量を超えて出てった人がいるのかいないのかって聞いてるんですよ。

東電:その状況はとくに聞いておりません。

記者:10時40分に避難をしたという、10時40分に避難をしたっていう情報について。

東電:お待たせしました。失礼いたしました。10時40分頃、午前10時43分というふうに聞いております。10時43分に一旦避難の指示というのが出されました。それですけれども、その前の時点でですけれども、モニタリングポスト、これモニタリングポストの6番ですけれども、モニタリングポスト6番の付近の放射線量が急上昇したという情報が得られました。そこでその時点で復旧作業に従事していた協力会社の作業員、それから当社職員について一時的にこれは発電所の安全な場所へですけれども、避難を開始して頂きました。ただしそういう情報がありましたけれども、放射線量急上昇という話が結果的に誤報であったということが判明したということで作業の再開が約1時間後、午前11時半に作業が再開されていると、そういう情報が伝わってきております。

記者:現場の180人の人たちの内訳っていうのは、例えば社員、協力社員、あと自衛隊、消防隊員とかそういった人たちが今180人内訳でいるってわかります?

東電:現状ではすみません。情報はそういったところまでは来ておりませんで、何とかその180人くらいになったということで留まっております。

記者:それは何号機の辺りに人が多いのか。投入しているのかわかりますか。

東電:外にはまだ出ておりません。準備です、あくまでも。今やっぱり被曝管理というのをやりながら行うということにはまだ免震重要棟の中にいる人数ということでご報告させて頂いています。ただこれから作業が始まるとなれば電源なり注水なり、そういったときにある程度外に出ながら作業しているということになると思います。

記者:実際の注水作業っていうのは1チーム何人くらいで、例えばどういった装備で作業してるかとかそういうディテールってわかりますか。

東電:そこはわかりません。基本的には消防車を場所によって違うんですが、例えば直列に繋いだりしながらそれぞれ1号2号3号の方に原子炉でしたら注入、注入の方ですね。圧力容器の方に注入しているという形になっております。

記者:すみません。さっきモニタリングポストが結構ダウンしてるって話ありましたけど、元々いくつあって今生きてるのはどこなんですか。どれが●●で測ってるんですか。

東電:今生きてるのはまずありません。モニタリングポストとして生きてるのは。ですので、モニタリングポストの付近という書き方をしてるのはそのモニタリングポストがある場所の近くに行って測った結果だというそういう意味で書いてございます。通常モニタリングポストの数は、すみません。敷地の境界に沿ってほぼ等間隔に8個。

記者:1Fですね。

東電:福島第一ですと8個並んでます。

記者:生きてるのがないっていうのは壊れたってことですか。

東電:今回、今回のポイントは今回の地震と津波によって電気の、外から来る外部の電源、またはディーゼルから来る電源これが両方ともとれないというところが今のところでありまして、その中で電気がない状況ですので、測れないということです。

記者:朝のご説明のときにですね、10時30分に1361マイクロが出て、10時45分に6400マイクロが出たと言ってたんですけど、実はそのとき10時40分に一度避難指示が出てる。あれっと思ったんですけど、さっきおっしゃった誤報というのはその前に1万マイクロが出たとか出ないみたいな話があったかと。それが誤報だったということなんですか。その10時40分頃。頂いたさっき配布して頂いたデータも10時45分前後の1万というのはないんだけれども。つまり640が出る前に退避指示を出してるわけですよ。

東電:先ほど誤報という話を申し上げましたのが、こちらはモニタリングポスト、6番のモニタリングポスト付近の放射線量が急上昇したという情報が得られたというところ、それが●●になっております。一方ですけれども、本日のデータお示ししてます場所ですけれども、福島第一発電所につきましては、これは正門付近でモニタリングポストに相当する測定を行っております。ですので、測定位置によってその位置に対応した測定結果をそれをまとめているということでございます。

記者:ごめんなさい。この●●っていうのは45分にやったんだけど、それ以前に別の場所で急上昇があった。それともそれは誤報だった。

東電:すみません。それがモニタリングポストに相当する計測を行ったのか、あるいは作業開始に伴うサーベイだったのかその辺りの情報についてはちょっと入ってきておりませんでして。

記者:すみません。保安院はその10時40分くらいにですね、正門のモニタリングポスト6で10万マイクロという数字が検出されたっていうのは、つい1時過ぎくらいにあれですよ、コメントっていうか会見しましたよ。それは違うんですか。保安院間違いですか。

東電:私どもで取りまとめていますモニタリングポストの測定、計測結果、これ福島第一発電所については正門の場所ですけれども、こちらで本日、最新では本日午後1時20分までの計測結果につきましては、お示しした通りでございます。

記者:だから保安院間違いですね、これは。いいんですね、それで。

東電:確認させてください。もう一度戻りまして、線量の測り方が決してモニタリングの形だけじゃありませんので、●●で例えばハンディを持ってたとかそういったところで測ってたかもしれませんので、ちょっともう一度確認させて頂ければと思います。

記者:じゃあ誤報と●●。

東電:私どものところには一旦線量が急上昇したけれども、その後誤報であったことが判明したという話が伝わってきております。一旦線量の急上昇に伴って避難の指示が出された。これが午前10時43分。その後作業再開されたのが午前11時30分というふうに伺っております。

記者:すみません。4号機の火事なんですけれども、今日の6時15分頃に社員が現場で火が見えないことを確認とあるんですが、現場まで行ったんですか。行った場合の線量はいくつでしたか。

東電:すみません。最初に見つけるのはですね、5時45分に作業員が当社の社員が見つけるんですが。

記者:火が見えない。現場でとあるので。

東電:失礼しました。それはですね、現場でと言いますか、現場っていうのは高台で確認をさせて頂いて、前ちょっとお話をしました準本館の隣にある重要免震棟、その辺は高台になっているということなんですが、そこからこう覗いて見えなかったと。遠目に見てその●●こういう形になると思うんですが、こういうところで火がつらつら見えないということの確認だったようです。この図でいくと、こちらの方に高台がありまして、こちらからここを覗いた形ですね。ここの中に覗いて見えないというのを確認したと。

記者:ちょっと重複してたら申し訳ないんですけど、昨日の火事のときにも同じ方法で火が見えないことを確認したんでしょうか。

東電:その時はどこで見たかはわからないんですが、この時には9時38分に出火を確認しまして、ちょっとその場所は、すみません。確認していないんですが、やはり同じように遠くから見てるんだと思うんですが、自然に火が消えてることを確認したという状況で終えております。

記者:というと昨日の段階で鎮火とみられるというふうにこちらでおっしゃって、じゃあ最終的な鎮火確認ができなかったとすると、今日また同じ、完全に火が消えてなくって同じように火が出た可能性があるということですか。

東電:そういう面では否定できないと思います。私ども遠くの方から見ていて、その1回見てですね、火が消えたぞっていうので終わってるのではなくてですね、今日朝までと言いましょうか、また次の火を確認するまで定期的に随時目視は続けていたということです。

記者:行かないのは線量が高すぎて行けない危険ということですか。

東電:そうですね。それが1つあると思います。あとここの場所というのが非常に見晴らしのいいところだと聞きます。だからここからその場所が見えるということの判断もあったと思います。

記者:すでに出てたら申し訳ないんですけど、この写真をどうやって撮ったかってこと、その撮影の経緯って明らかになりましたか。

東電:すみません。そこがまだ確認できてなくてというところです。

記者:すみません。この180人というのはじゃあ11時半にその作業再開した時の段階の人数っていうことでよろしいんですね。

東電:朝の時点、そうですね、その時点では。

記者:11時半の段階で180人の方が作業を第一のプラントでやってるっていうことですよね。

東電:作業自体はまだ直接は、要はこの現場についての作業というのは行われておりませんで、その準備をしていたという。

記者:すみません。現在のプラントの状況の把握の方向なんですけど、バッテリーを今中央操作室に運んでいって作動されているということなんですけど、そのバッテリーていうのはまだ余力があるのか。それともこの後計測がそもそもできないという可能性があるんでしょうか。

東電:我々バッテリーのような資機材は遠くから持ってることができまして、今資機材の投入ルートを作りまして、小名浜、広野、福島第二とそういったところを拠点にしながら福島第一の方にどんどん運び込むということですね。ただし、あっても見れるものが限られてございますので、それをこれらバッテリーがある程度弱った段階で持っていって取り換えて中の数値を読んでいくと、そんな形になってございます。

東電:すみません。ちょっと戻っちゃうんですけど180人のお話を頂いたとき何時何名というお話があったんですが、確認できた●●が180人であったというだけですね、ちょっと何時に確認したという情報は私たちには来てなかったです。だんだん増やしていって、180人という段階は確認できたというところで、その後また人が増えているという状況もございますので、ちょっと何時何名という数字じゃなくて申し訳ないんですが、そちらご理解頂ければ思います。

記者:すみません。情報の食い違いが結構あるんですけれども、情報伝達の手段を含めて今正式な指揮系統っていうのはどういうふうになってるかをちょっと改めて確認させて頂けないでしょうか。

東電:現地はですね、現地で対策本部という形でおります。重要免震棟の中に元々あります本部の中で所長が指揮をとって、最初は70名、そこから180名という人間がおります。私どもも本社の方で対策本部というものをもちましてですね、本部長以下そこの発電所の方の対策本部と連携をとりながら逐一情報はやり取りをするという形になっておりますが、どうしても優先作業ですとか、確認作業が優先になるもんですから、個々の駒を、個々の情報というのが整理されないままやり取りをしているというところがございまして、ちょっと情報が錯綜してしまっているというところも実際あるところでございます。

記者:すみません。そこに保安院の方はいらっしゃるんですか、その場所に。

東電:保安院の方もいらっしゃる。

記者:保安院の会見出てると、東電によると東電によるとっていうふうに繰り返してるんですけれども、要はあそこは基本的には現地対策本部を東電が受ける、そして東電が保安院に報告するということで、基本的に保安院は三次情報と考えていいんですか。

東電:そこは様々なルートで情報は行ってるところでございます。1つは例えばオフサイトセンターが典型なのですが、オフサイトセンターへは今回はオフサイトセンター。

記者:撤収したんでしょ。

東電:撤収して、県の市の方に行きましたが、そこの中にも当社の社員がおりまして、そこと現地との連絡が来てます。また国の方もおりますので、そちらの方に。またこちらの東京の方にもそういった色々な官庁の方が対策室を組んでるというふうに聞いています。

記者:みなさん本部からどうやって情報もらってるんですか。あまりにも遅いし、あまりに曖昧な説明が多すぎるんですよ。ちゃんと情報はもらえてるんですか。そうじゃないならあんまり意味がないですよね。

記者:ヘリ飛んでるかどうかわかりませんって言って、ここに映像にヘリ飛んだらしゃれにならないじゃないですか。

記者:このヘリが何やってるか我々知りたいんですよ、みんな。今から何をやりたいのか。あなた方一体何をしようとしているのか。それを直ちに教えてください。

東電:確認させて頂いてよろしいですか。

記者:みんなそれが知りたいんですよ。

記者:すぐ聞いてください。

記者:3号炉優先の理由とか、4号炉じゃなくてなんで3号炉かとか、その辺も知りたいんですけど。

記者:ヘリが飛んでること自体がわかんないから、話にならないよ。

記者:知りたいっていうのもあるんですけど、これ中継されてますんで、やっぱり国民の方はすごくやっぱり心配されてるんですよ。そこもあるんですね。

東電:すみません。申し訳ございません。ちょっともう1回確認をさせて頂くようにいたします。それからちょっと1個また写真を1つ連絡がありましたので。午前中にですね、午前中というかお昼頃でしょうか。現地福島第一原子力発電所の方の写真の方をご用意いたしましたんですけれども、もう1枚そのものがあるということで入手いたしましたので、ちょっと配布をさせて頂きます。

記者:その間に、3号機の圧力抑制室の数値って今はダウンスケールだと思うんですけれども、いつからダウンスケールになったのか。数値がわかった最後の段階の数字は結局いくつだったのかっていうのわかりますか。3号機の方の圧力抑制室の。

東電:圧力抑制室は●●。14日の19時からダウンスケールですね。これ12時現在でいくと14日の19時がダウンスケールです。その前が14日の16時が470ヘクトパスカル。

記者:それ一気にダウンスケール。

東電:そうですね。

東電:ちょっとすみません。細かい写真で申し訳ありません。一応こちら左側から1号機、2号機、3号機、4号機。ちょっとお手元にいってないところがあって申し訳ありません。午前中、先に見て頂きましたが、ここのアップのところになると思います。ここが3,4号機ですね。

記者:てことはこれ午前中に配って頂いたのと、今配って頂いたのは同じ場所から撮った写真と考えていいんですかね。

東電:動いてるとは思いませんが、ちょっと確定はできませんけれども、おそらくそういうものと。

記者:ごめんなさい。一番手前が1号機。

東電:はい、こちら左側が1号機です。

記者:奥につれて3号機。

東電:はい。2,3,4となってます。

記者:撮影時間は何時ですか。

東電:3月15日7時33分。

東電:同じです。だから同じ場所で撮ってるんです。

東電:午前中お配りした資料と同じ時間です。場所も概ね一緒です。

記者:同じ写真ではない。

東電:同じ写真ではないです。

記者:同じ写真じゃないんですか。

東電:同じカットじゃないっていう話は聞いております。キャプチャーしたとかそういうことではないっていう話は聞いております。

記者:ただ同じ場所から●●てことですか。

東電:●●してるですね、火を見ているとかって言ってますけども、こっちの方に重要免震棟の高台がありますが、おそらく角度からしますとここをこう撮ってると思います。ここにこう盛り土みたいなものがこの辺にあるという。

東電:ここが普通の建物なんですが、この先にずっと丘が立ってまして、その上に事務本館と重要免震棟があります。そこから、そこから見えないということでちょっと出たところだと。

記者:これ火が消えるのを確認したって場所と同じって考えられますか。

東電:そうですね、はい。

記者:このバラバラ散らばっているのは天井とか壁とか。

東電:すみません。どこのところ。

東電:今ご質問頂きましたですか。

記者:丘になってるところに何か屋根の上とか、何かあるじゃないですか。水色っぽい。

東電:破片みたいなものですかね。

記者:そうです。

東電:正確には今の発電所の津波の状況というのが正確には来てございませんが、もしかしたらそういったものかもしれません。すみません。想像になってしまいますが。

記者:とみられるっていうことですか。

東電:はい。今の段階では正確には。

記者:●●センターって●●。

記者:昨日の朝撮った写真が今出てくるのがわかんないんですけど、その後も写真は取り続けてるんですか、何らかの。

東電:すみません。同じお答えになっちゃって恐縮なんですが、作業員も少なくてですね、継続的に撮ってるのか不明です。また撮ったものを持ち帰って送っているという余裕がないまま他の作業をですね、あとになって撮ったから気づいたというのはですね、連絡があったりしているというようなことを聞いています。

記者:撮影した方は社員の方でよろしいですか。

東電:すみません。そこはまだ。

東電:社員です。社員です。

東電:そうですね。失礼いたしました。当社社員が撮影ということでメモが入ってます。同じ場所ですけど別カットです。

記者:ごめんなさい。どこから撮ったのかっていうのをもう一度ゆっくり言ってもらえませんか。

東電:重要免震棟って重要な免震棟、揺れを免除する。

記者:すみません。これ画像撮ってるってことはこれ動画は撮ってないんですか。

東電:動画は連絡ないです。動画は確認できてないんです。

記者:動画は普通はあるような気がしますけど。

記者:すみません。重要免震棟か免震重要棟か。

東電:失礼いたしました。逆でした。免震重要棟です。

記者:すみません。さっきの動画を撮ってるかどうかってあとで確認して頂いてよろしいですか。

東電:はい。継続的に確認いたします。

記者:はい、お願いします。

記者:免震重要棟で。

東電:はい。大変申し訳ありません。

記者:距離はどれくらい離れているんですか。

東電:免震重要棟からこの4号までが1キロということで。違う違う。500ですね。もう1回、失礼します。もう1回間違いました。確認させて、申し訳ありません。

記者:作業員はここにいるんですか。

東電:はい、そうです。

記者:全員ここの中に。

東電:いえ。そんなことありません。近くの例えば広野とか小名浜にも何人かいる。いざやるとなればそこから駆け付けて近くへ、中で準備をして作業するということになると思います。

記者:今180のうちここにいるのは何人。

東電:それは全員います。全員がその中にいます。

記者:今いるんですか。

東電:はい。ただしこの人間だけで作業ができるわけじゃございませんで。

記者:プラス増えるということですか。

東電:これから作業が始まれば線量がパンクする前に次の人に交代、次の人に交代っていう形で作業していくことになると思います。

記者:控えてる人も含めて何人いる。

東電:はい?

記者:控えてる人も。

東電:そちらは例えば東京の方から導入したりしますので、一概に何人とは言えません。

記者:現時点で何人くらい。

東電:これも作業の分量とあと線量の計画によってどのくらい必要かっていうのを計算していくことになると思います。

記者:人員今足りなくなるっていうような懸念ってないんですか。

東電:どちらかというと、例えば電源でしたらうちの場合、流通部門と人員はおりますが、むしろやっぱり原子力関係の人間っていうのは現在福島第一で働いている、第二で働いている、柏崎で働いている、あと本店でこういったところの中で貴重な数に、ある限定された数ですので、この辺が一番やっぱり厳しいところかもしれません。

記者:注入作業っていうのは常時そのポンプ車の近くに人がいなきゃいけないっていうわけじゃなくて、一旦回してればもうあと。

東電:そういうことです。

記者:バッテリーとか交換するときだけ。

東電:はい、そういうことです。

記者:作業しに行くときっていうのはどういう装備っていうか、鉛の、防護対策はどういう感じでやってるんですか。

東電:基本的には鉛とかそういう服ではなくて、放射性物質が、塵のようなものがつかないようなカバーオールみたいなもの、またはアノラックみたいなものを上に着て作業するという形はとっています。例えばそれが免震重要棟に戻るときはその服を脱いで中に入る。そういった形の作業になります。

記者:それ各号で何回くらいやってる、往復してるものなんですか。

東電:大量にやっております。この服だけでも東京の方からどんどんどんどん送り込んでる状況にありまして、本日1000着とかそんな感じで、どんどんどんどん投入して。これは福島第二もあわせて。

記者:例えば何分に1回とか、もしくは何時間に1回くらいで交換してるなり、往復してるなりってわかんないですか。

東電:そんな規則的なことはできません。例えばトラック1回でそこに積めるだけ積んで本日は動くとか、ワゴン車に1回積めるだけ積んで動くとか。それぞれその時の作業の状況とか要求によって合うような形で物資を福島第一または福島第二の方に投入しているという状況です。

記者:以前、管理区域に入るときにはああいうあれを着てやって。

東電:そうです。あとは全面マスクですね。基本的にはチャコールフィルター付きのマスクっていうのはこれからもすごく重要になります。

記者:すみません。オフサイトセンターは今もう誰もいないんですか。

東電:オフサイトセンターは今回閉鎖をしました。

記者:もうじゃあ誰もいない。

東電:そこは閉鎖されましたという連絡がありました。

記者:ちょっとこんがらがってきちゃったんですけども、白煙は3号機のプールが原因じゃないかと見ているんでしたっけ。

東電:はい。見ているということでここへの放水作業ですかね、今度は。消防車とかそういったものか、たぶんヘリなんかも同じだと思うんですが、上から水なのか下から水なのかはこれやり方とかも検討になると思うんですが、そういったものへの検討をしてやれるものをやっていくっていう形になると思います。

記者:僕の記憶が正しければ前回のレク最後の方で枝野さんが格納容器の損傷が原因じゃないかみたいな発言をして、確認しますって言ったような気がするんですけど、その辺どうなったんでしょう。

東電:それはですね、そのあとに、インタビューのあとに、もう1個保安院さんがインタビューを受けられていまして、そういうご発言がありましたけれども、東京電力からはまだ原因究明中だと聞いているということでご解説頂きましたんですが、私どもとしてはまだ原因究明中ということでご説明をさせて頂いておりますし、そういうご報告でさせて頂いております。それはまだ変わらない状況です。

記者:ではその枝野さんの格納容器と言ったのはまだ確定情報ではないという。

東電:色々な要素をきっと考えられてのお話だったんじゃないんでしょうか。ちょっとその直接お聞きしてその場を聞いておりませんでしたからわかりませんけども。色んな可能性の中で考えられたのかもしれません。

記者:枝野さんがどこからその話が来たんでしょうか。

東電:すみません。私ども保安院さんの方にご報告させて頂くんですけども、どういった形でっていうのが、申し訳ございません。ちょっとわかっておりませんが。

記者:ただ官邸からは直接東電さんの方にはいってなくて、あくまでも保安院さんから政府の方にっていうそういう情報の流れですか。

東電:そうですね、今国の方色々いらして頂いて連絡とらせて頂いている中に、確かにその官邸の方というところにご連絡パイプがあったかもしれません。

記者:多少●●ね。

東電:ええ。すみません。申し訳ございません。

記者:上の総合対策本部ですけれども、誰が何やってるんですかね。誰がいるんですか。

東電:色々変わられてですね、動かれるときがございますので、直接、すみません。どなたがいるっていうの私この場で申し上げられませんので、ちょっとその辺はもう1回。

記者:国と保安院とか政府とか東電さんはいますよね、必ずね。

東電:はい、そうですね。

記者:それぞれいるのになぜ情報が違うんですか。

東電:その場所にいる方々にはそのあれがわかる、状況がわかると思うんですけど、やっぱり伝達の中でそういうものが出るのかと思います。すみません。ちょっとこの場でなぜかと言われてもお答えしかねるところでございます。

記者:確か原子力災害が起きたときって情報を一元化して混乱しないようにするっていうルールがあったと思うんですよ。どの電力会社さんも。それ守られてない気がするんですけど、この辺どうなんでしょうか。簡単に言えばオフサイトセンターに情報を一元化するって話だと思うんですけど、その辺一元化全然されてない気がするんですけど、そこら辺どうなんでしょうか。

東電:すみません。できる限りそういった同じ情報が同じように流せるように、ご連絡できるようにということでさせて頂いているつもりですけれども、どうしもできてないというところがあるのでしたら、申し訳ございません。私どもの発信側のスピードですとか正確さというところに原因があるのかというふうに思います。

記者:そもそもどういうふうに現地とやり取りしてるんですか。

記者:ヘリの件は確認できたんですか。

東電:すみません。まだちょっと確認行った人間が戻ってない状況でございまして。

記者:すみません。写真もう一回いいですか。この写真は免震重要棟がある高台から撮影。

東電:高台からです、はい。

記者:免震重要棟がある高台から撮影で、4号機から500メートル離れている。

東電:はい、そうですね。500メートルです。

記者:でもこれ1号機が前にあるっていうことは距離的には今度は変わって詰まるんですか。

東電:はい。こちらの方がすぐ近くにあるということです。

記者:ここで今で言うとスタッフ180人が作業している。

東電:すみません。作業はしてございません。今準備中でございます。

記者:免震重要棟で作業はしてなくて準備中。

東電:はい。免震重要棟だけじゃなく、ここ本店または途中の広野とかそういったところに待機しながらどの人間をどう出してどう効率的にやれば被曝を最小限に、人身の安全も含めながらうまくやれるかっていうところ検討しているところです。

記者:それは準備中ってことはいつからスタートする見込み、見通しっていうのはありますか。

東電:まだありません。

記者:じゃあそれは当然自衛隊のヘリも問題も含めた。

東電:なので実は全部並行でやってまして、その中で早いものが進んだというところでございます。現実にはこの辺はたぶん津波と先ほど言いましたけど、この辺はこのくらいで済んだんですが、下のこういったところに道路があってアクセスするとかそういったところも津波の影響等で瓦礫等色々ある状況のなかでどういうふうに物をアクセスするかとかそういったとことも検討しなければいけませんし、単純にいけいけでやれるような状況ではないというところのご理解頂ければと思います。

記者:作業のイメージとしては、要するにみなさん基本的にこの重要棟の中にいて、作戦を練って、お前これやれあれやれって言ったときによーいどんで出て作業してすぐに戻ってきて線量測ってみたいなそういった流れのイメージでいいんでしょうか。

東電:線量を測るのは線量管理員が一緒に行くか、またはメーターで常時監視をして、ある線量になったら戻ってこいとかこんな指示をしながら限度を超えないような形で管理していることになると思います。

記者:すみません。そこの点の確認なんですけど、今現在で個人の制限にいっぱいになっちゃった人とか、あるいは近そうだっていうのをちょっとありますか。

東電:近い人はいるかもしれませんが、超えた人はいません。

記者:火災の関係で確認ですけど、現場に消防隊が到着したっていうのは先ほどのミスでありましたけど、まだいるんですか、ということは。

東電:消防ですね。はい。到着はしたということは連絡がありました。ただその後当然引き上げたということは聞いておりませんので、まだおられるということです。

記者:あと炎が見えなくなったっていうのは●●で、その後見えたとか、引き続き見えないとかその辺の情報はあったんですか。

東電:その情報はないです、やはり。見えなくなってからはそのままということですね。

記者:見えなくてそのままっていうのは見えない状態。

東電:見えない、はい。

記者:見えない状態のまま。

東電:炎ですね。

記者:そのままずっと見えない状態が続いて。

東電:すみません。ちょっと待ってください。失礼しました。見えなくなったというか、その前日の話でして、今日は、今日になっては5時45分に炎が上がって。

記者:今日だから10時15分に見えなくなったって言うのがあって、その後例えば10時とか12時とかそのくらいにもう1回見ても引き続き見えてないとかそこら辺の状況。

東電:すみません。そこが見える見えないっていう情報が今ではまだ確認できてないです。

記者:じゃあ火災の対応について情報は先ほどの会見以降は何の情報も入ってないんですか。そのヘリの。

東電:そうですね。炎の状況ですとかそういったところに関しては、すみません。確認できてなく来ております、はい。どうしても対策の方で情報のやり取りというのが精一杯という形でございまして。

記者:火が点いてるか点いてないかはいつわかるんですか。すごい恐い。

記者:それはでもすぐに見えることは見えるんですよね。高台に行けば。

東電:その場に行けば見えるか見えないかっていうのはすぐわかると思うんですが、ただ異常があれば優先的にっていう情報にはなるんだと思うんですけれども、今のところでは。

記者:じゃあヘリと合わせてそれ以上新しい情報があれば。

東電:はい。申し訳ございません。

記者:今のデータから見て1号機から3号機の炉心溶融が進んでるのかどうかっていうの判断はできるんですか。燃料棒、水位だけ見ると燃料棒は出たままになってるんですが、あと炉圧と総合的に見てその燃料棒の損傷が進んでいるのかどうか、そういうところ判断できるんでしょうか。

東電:原子炉の主要なパラメーターとして炉水位、炉圧、それからドライウェル圧力、あと先ほどサプレッションチェンバーの圧力についても●●頂きましたけれども、そのような情報合わせて水位をまとめて注入しておりますけれども、このような主要なパラメーターの水位としては少なくとも今現在の短いスパンではありますけれども、落ち着いた状態にはなってるんではなかろうかというデータの傾向になっているとは思います。

記者:落ち着いたっていうのは損傷が進んでないということですか。

東電:そうですね。比較的、そうですね。原子炉の中の状態が大きく変わるというような状況では、これらのデータからはそうではないのではなかろうかというところでございます。ただし壁は、炉水位のデータにこれは一番端的に示されているんですけれども、燃料の頂部よりも炉水位が低い状態。これは1号機2号機3号機ともにずっと継続しています。この状態が継続した中で燃料がずっと健全な状態かと、継続しているかというとそれを言えるものではないと考えています。少なくとも特に1号機と3号機につきましては、水素爆発と、爆発をこれまでに経験しておりますので、その水素の源と言いますと燃料の被覆管からではなかろうかという推定はこれは十分にできるものと考えています。

記者:モニタリングのちょっと値で確認なんですけど、昨日とか中性子が0.01とか0.02とか出てるんですけど、これはどう評価されてますか。

東電:すみません。ちょっと正式な結果をお知らせできるという状況ではまだないんですけれども、なのでちょっと先ほどの以前にご説明申し上げた推定の結果の繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、まず中性子線のデータにつきましては、所謂検出限界以下ではないデータが延べ2回確認されたというところでございます。2回確認されて、その後はまた検出限界未満の状態が継続しています。したがいまして、中性子線、所謂臨界状態が継続的に続き、臨界状態が継続しているであるとか、あるいは中性子を発生するような物質が継続的に出ているという状況ではないんではなかろうかというふうに考えております。

記者:臨界は続いてないということは臨界起きたってことなんですか。

東電:そういう趣旨でちょっと申し上げたわけではなくて、仮に中性子線の計測結果が有意な数値がずっと継続するということであれば、その可能性として中性子を発生する物質が継続的に出ているか、あるいは可能性としては臨界ということもデータだけからはあり得るということですけれども、現状その臨界の可能性はこれないものと考えています。

記者:けが人の数を確認していきたいんですけれども、この新しい第二のプラントの状況のなかでけが人の記載がありますけれども、これは前にけがされた方が何か容体が悪くなったんで運ばれたっていうことであって、最新のその11人っていうのがあったと思うんですけど、それ以降新たなけが人の発生等はないという理解でよろしいでしょうか。

東電:そうですね。申し訳ありません。けが人の情報はとくに入っておりませんですね。

記者:この方っていうのはまた容体が、腹痛を訴えるとかありますけれども、この方の例えば病状っていうのは放射線に伴う何とかじゃなくて、単純に腹が痛いっていう、どういったあれなんでしょうか。放射線による何か症状じゃないっていうところお聞きしたいんですけれども。

東電:特段放射線のものだということでは逆に聞いてないですので、私どもとしてはそれに関するのじゃないのかなというふうに思っておりましたですね、

記者:逆に言うとこの方は作業過程上、有意な放射線を浴びてるとかそういうデータ、彼の持っているセンサーがそういう高い数値を示して、そういったことはないですか。

東電:ただまず運んでいる状況で、まだ細かな様子は本当に私どももわかりませんので、あとは情報を待つという形になっております。

東電:いずれにしても何かしらの被曝はしてるということは、福島第一にいるときには何かしらの被曝をしてその量のところを何とかコントロールしてるという状況ですので、この方も当然作業しているということで、ある程度の被曝はしていると思います。

記者:めちゃくちゃ高いとかそういう。

東電:はい。

記者:4号プールへの注水なんですけれども、ヘリが仮にできないってなった場合に下からを検討しなきゃいけないという話だったと思うんですが、下から行くにしても色々瓦礫が色々あったりとかして、そちらを早急に色々整備するっていうふうにおっしゃってたんですが、その辺り進み。

東電:作業の方はまだ着手できていなかったと思います。いないです。

記者:下の方ですか。

東電:はい。下も同時並行で検討はしてるんですが、まずどこ、どのルートを使ってどうアクセスしていくかとか、そこに対して一番効果的なところはどこだろうとかそういった検討をしなければいけないのですが、それをまずやっているところです。

記者:●●からの話にも出てたと思うんですが、3号の場合は上が開いてしまっているので、今テレビ出てたんで、ヘリ使えばそのまま流すからできると思うんですけど、4号それが仮に位置との関係とか含めてできない場合っていうのは、これ下からしかないんですよね。

東電:そうなると思います。

記者:そうすると下はもう早く復旧するっていうのは、それは二の次って言う感じなんですか。

東電:はい。屋根の上の損傷状況の方も4号機の方も同じように若干変形はしてますんで、どういった損傷状態になっているかっていうの確認して、そのヘリというのの有効性が見れるのかと思います。また下から放水をしながら中に水を入れるっていう方法も1つ選択肢ということでまさにアクセスルートとか、どこまで例えば距離的に飛ぶかとか、そういったところを検討しているところです。足りないときには例えばポンプ車を直列に2台つけるのか、間に●●ポンプをつけるのか。どの辺の圧力だとどのくらい飛んで、それがどこまで届くかっていうのをそういうところを1個1個色んなパターンを検討しながら一番効果的な方法を考えるっていうのをやっているところです。

記者:優先順位があると思うんですけど、一応1とか2と3に関しては何らかの水を入れるなりっていう対処が進んでるわけですよね。一方で4に関してはできないっていうの、このまま放っておくとどう。

東電:1,2,3に関しては原子炉圧力容器の方の注水ができているということです。一方燃料プールにつきましては、1から6号まで注水等ができてございませんので、あとはその状況によって温度等、先ほど●●させて頂いたデータでたぶん状況が違ってて、今3号機が白煙が出てるということは状況が悪い方向の部類に入っているということだと思ってます。

記者:柏崎刈羽から応援に来ていて昨日戻った30人くらいの人の体の表面に放射性のヨウ素がついていて検出されたっていう件なんですが、その30人がどんな作業をどこでやったんですか。

東電:すみません。これはみなさんに資料はお手元に入ってますですか。ちょっとお待ちください。じゃあ配ってもらってもいい。

東電:今ちょっとお話がございました。もう1件お話をさせて頂こうと思っている資料がございます。柏崎の方で排気筒の方からちょっとヨウ素検出したというものがございまして、結論としては柏崎の方から福島の方に応援に行った人間たちが特定のところで最後除染作業してますので、それを感知したんじゃないかというような結論なんですけれども、ちょっと今資料をお持ちしますので。

記者:一時燃料切れとかで注入が中断していることもあると思うんですが、ずっと水は入れてるにも関わらず圧は下がってるんですが、水位が上がってきてないっていうのはどう考えれば。

東電:やはりこれ相応の注入量であるというのが一番、それ以降●●通常原子炉に注入できる量と比べて十分、十二分な量が確保できているという。

記者:マイク使ってもらえますか。

東電:すみません。ちょっと前の方に持ってきてくれるかな。一つ一つじゃなくてまとめてお渡しして大丈夫だということですから。

記者:足りてないです。

東電:少々お待ちください。

記者:入れた●●。

東電:仮に量が非常に少ない場合ですとそういう可能性、そういうふうになるかと思います。その場合に入れてもそもそも●●でしょうし、●●。

記者:待ってる間に細かい話なんですけど、仮に今後ポンプ車で水を撒く、作業する人は消防隊がやることなんですか。それとも東電の人がやることになるんですか。

東電:そこも含めて検討はしてございます。色んな企業さん、政府企業の方々にも今まさに協力して頂いてますので、できるだけそこに当社社員または●●そこのポンプの例えばポンプ車の操作、通常のとか、あと●●であれば当社の社員とかそういった選択を今後していくことになるかと思います。

記者:今現場に自衛隊員の人たちっているんですか。

東電:いるというふうに聞いてございます。物資等色々●●いると思います。

記者:ポンプ車が何台。

東電:ポンプ車自体実は全体の数は把握できてございません。注水だけでもすでに10台近くのポンプ車がすでに入ってございますし、それ以外に色んな所に応援を頂いてポンプ車をかき集めてるような状況です。

記者:米軍からも●●。

東電:米軍ですか。すみません。米軍の話は我々時々聞くんですが、ポンプ車なのかポンプなのかちょっとその辺は細かく把握してございません。

記者:再度確認しますけど、3号炉にある燃料プールのところから白煙が出てるってことですよね。

東電:はい。そういうことです。

記者:ということは、水はないということなんですか。

東電:白煙が出てるということは水があるということです。お風呂の湯気を理解して頂ければ、そこが蒸気が上がれば水はあるので。

記者:沸騰して水がなくなってくかもしれないということですか。

東電:はい。白煙がなくなればそれは水がないのかもしれません。

記者:もうそれ確定情報でいいんですか。

東電:いいえ。そういう可能性もありますし、それも1つの可能性として今回注水という対策をしていくということです。

記者:ただまだそれは行われてないんですか。

東電:はい、まだです。決して今決め打ちでこれがすべての原因でっていうようなことがわかるような状況にはなってないのも事実です。

記者:仮に沸騰してるとしたら、そこの中の燃料棒、そこのシールドしてるステンレスと言われましたけど、前に、それが相当の熱を帯びているという状況になるんですよね。

東電:沸騰ですので100度程度の世界だと思いますが、ステンレス等金属は一番金属の中では熱に強い金属の1つだと思ってます。

記者:燃料体が100度程度っていう感じですか。

東電:違う。もし沸騰してるんであれば、それは上が開いてるんですから、湯気の限界は100度になるっていうことです。

記者:燃料体そのものっていうのは何度くらいのものなんですか。

東電:まず燃料体でございますので、発電所運転中に使用するものです。運転中ですと原子炉の中のこれは流れている水の温度が280から290度、300度弱になります。したがって運転中はそのような環境で燃料は使用されています。それから先ほど出ましたステンレス鋼につきましてもそのような原子炉の中でも使用されている材質でございます。したがいまして、100度の温度でありましたらすぐさまその温度によって燃料ないし使用済み燃料プールをそれぞれラックのステンレスに問題が生じるということはこれないかと思います。ただし、その前提としては冷却されていることになります。仮に使用済み燃料プールの水がなくなりまして、燃料が全く冷却されないという状態になりますと、これは100度よりもっと温度が高く上がっていくということになりますので。

記者:燃料棒っていうのは最大何度までになるんですか。

東電:燃料棒、これ燃料の被覆管とそれからペレットありますけれども、被覆管につきましては、1200度を超えると酸化しやすくなる。ペレットにつきましては、2800度が融点というその程度の物性になっています。

記者:すみません。柏崎刈羽のこれちょっと説明してもらえますか。

記者:資料がない。

記者:資料来てません。

東電:申し訳ありません。

記者:すみません。ヘリ、ごめんなさい。これ再度確認ですけど、ヘリは何をしに行ってるのかっていうのは、もうちょっと教えて頂けますか。

東電:基本的には注水ということで、下から注水と上からの注水と、今検討してございました。今回のものがそうなのかどうかっていうのは今まさに情報取りに行ってもらってるところです。

記者:ホウ酸の粉末っていう話はもう大丈夫なんですね。

東電:ホウ酸の粉末の方、並行で準備してるはずです。どの対策もたぶんやらないってことではなくて、パラで動いてございまして、ホウ酸自体も準備はすでに物資としてはできてて、ただしどういうふうに撒くかとかそういったものっていうのはこれからの検討になると思います。

記者:どこに撒くつもりとか。

東電:基本的には例えば1号3号でしたら、このように損壊してる部分がありますんで、そういったところからで。

記者:●●。

東電:になろうかとは思います。また4号なんかも屋根のその具合からは、それが効果的な可能性もあります。状況見ながら見ていくしかないかなと。

記者:1,3,4●●。

東電:今の形状から言うと、そういうことができるのではないかという1つの検討の案です。決してそれで、すみません。現場が動いているもので、現場自体も今の対策のすごく皆様なかなかはっきりしないということのご不満はわかりますが、我々状況を刻々と変わる中で対策を。

記者:●●。

東電:そういうのも可能性は出てきます。今日なんかは確かにヘリコプター難しい日かなという、曇りとか雪だと難しい日かなと思っておりましたが、先ほどニュースで飛んでるっていうことがありましたので。

記者:これ最初何時頃飛ぶ予定だったかとか。

東電:そういう検討の方は聞いてございません。何時というスケジュール等の具体的なところは聞いてございません。1つの方法としてトライするっていう形で検討してたっていうのは聞いてございません。

記者:すみません。水とホウ酸は別々に撒くわけですか。●●。

東電:別です。

東電:別々だそうです。

記者:燃料棒は。

東電:今のお話ありましたけど、ヘリに関しては現地の状況を確認して問題、できるかどうかということも含めてなんですけど、問題ないことを判断した上でヘリで注水することを考えているという状況まででして、その具体的な、今お話ありましたけど、具体的なスケジュールですとか、どこでどうやるっていうところまではまだ私どもとしてはスケジュールが把握できているというものではないということです。前にお話を頂きましてどこから自衛隊さんはっていうようなお話ですけれども、私どもの方から国の方へ直接ご相談をしてお願いをしたという経緯があるということを確認してる。でもまだ確認でございます。

記者:何時にお願いしたんですか。

東電:時間をちょっとまだ何時というのはなくて、申し訳ございません。確認いたします。

記者:おさらいですけど、3号機、3号機の方のプールの方が今日●●てる可能性が高いってことですか。

東電:そうです。

記者:4号はどうなったんですか、その後。わかんない。

東電:そうですね。まだ情報は特に入ってきてございません。

記者:それは線量が強くて近づけないということなんですか。

東電:そういうのもあると思いますけど、まずちょっと優先してやる作業というのもある中で、そちらに関する情報はまだ私どもの方には来ておりません。

記者:ステンレスに格納されてる燃料棒っていうのは最大は2800度までなってるっていうことですか。

東電:先ほど2800度これは2800度まで仮に温度が上がると燃料ペレットが溶けだしていくという話でございます。実際に何度まで上がるかにつきましてはこれはそれぞれの燃料の使用されていた環境によるものだと。

記者:燃料ペレットって一体何ですか。

東電:これは二酸化ウランを焼き固めたもので、それが発熱することによって原子力発電の熱源となるものです。

記者:とりあえず柏崎刈羽。

東電:すみません。ありがとうございます。すみません。資料大変遅くなりまして申し訳ございません。一旦柏崎の方のご説明をさせて頂きたいと思います。資料は柏崎刈羽原子力発電所における不適合処理、運転保守状況についてというものでございまして、まず1枚をめくって頂きましたその2枚目に概要記載してございます。3号機サービス建屋排気口および5号機主排気筒からのヨウ素の検出についてということでございます。3月16日、16日ですね、本日午後2時40分頃、これ点検中でございますけれども、3号機のサービス建屋排気筒、それから定格出力中であります5号機、こちらの主排気筒の放射性モニターのサンプリングを行っております。その際3号機のサービス建屋排気筒のサンプリング結果としましてヨウ素131が検出限界値4.6×10のマイナス9乗ベクレル立方センチをわずかに超えるごく微量。それから5号機の方の主排気筒放射性モニターのサンプリングの結果としまして同じくヨウ素131が検出限界値3.6×10のマイナス9乗ベクレルのところ、これをわずかに超える1.9×10のマイナス8乗ベクレルを検出しましたという結果でございます。いずれにしましても、自然界から1年に受ける放射線量2.4×、いやいや、2.4ミリシーベルトの約1億分の1程度でありまして、胸のX線検診で1回受ける放射線量と比べても非常に少ない数値ということでございます。ここでご紹介しておりますのは、そのちょっと下のところですね、対応状況というところをご覧頂きますと、こちらの、何でこういうふうになったかということを我々で検証した結果でございます。昨日の3月15日3号機サービス建屋において東北地方の地震で被災した福島にですね、応援に行きました当所所員、これ30名の人間ですが、こちらが戻った際に体表面等に放射性物質が付着してないかの検査を実施しており、それから一方で5号機の方ではタービン建屋大物搬出口から同様に福島の原子力発電所で使用した資機材の除染作業を行ったという状況がございます。

記者:搬入口ですね。

東電:大物搬入口ですね、はい。大物搬入口です。これらの検査や除染作業の際の測定において放射性物質の付着が確認されているというのが現状でございますので、今回のこれらの検出はそういった柏崎から福島に応援に行った人間が帰ってきてその付着物をですね、除染した際に取れたもの、それがこういった排気筒でありますとか、サンプルでとれたものだというふうに考えておる、いうものでございます。先にご質問がありましたそれぞれの作業の内容ということなんですけど、ちょっとこれはまだすみません。確認ができておりませんで、まずこういう事実としてこういうものをまずはお伝えして、私どもちょっと中に一報もらったというような形でございます。

記者:すみません。30名の内の何名から検出されたんですか。

東電:これちょっと何名からというのは、すみません。内訳では出ておりませんが、おそらくこれはそれぞれが。

東電:弊社藤本の会見の準備が整いましたので、もしよろしければ3階の方ご利用お願いします。

東電:ほぼ皆さんの方から出るものだと。ただ除染して体には残らない程度だということであります。ですから体内に取り込んだとかですね、残ったということは報告はございませんので、作業してきた人間ですので●●にはついてるものだというふうに思います。

記者:当然これは人は一人ひとりやってて、ついてないとか確認してるの、30人の方は。

東電:とったあとですね。

記者:とったあとです。

東電:とったあとはそれぞれサーベイして検査はしてますので、あればまた別の知らせが来るというふうに思います。

記者:除染してシャワーやった残った水とかが流れてる。それを検出しちゃったという理解で。

東電:そういう理解です。それで結構でございます。

記者:そういう作業は福島を出るときはやってないんですか。

東電:福島でも設備は今かなり限定されたところでやっていますので、日々の作業の中では向こう側、福島側でもやりますけれども、最後は一斉にバスで帰ってきて中に入って、●●はこちらの方でやってきたということです。

記者:バスで帰って来た。

記者:除染後についたっていう可能性はないですか。

東電:はい?

記者:福島で除染後についちゃった可能性もあるわけですか。

東電:ちょっとそこはもう1回確認させて頂きます。どこまでできてるかっていうのを少し私の方でわからないところがございますので。

記者:あとベクレルとこのミリシーベルトこれはたぶん累積値だと思いますけれども、ここの比較がどうしてもわかりにくい。もう少しわかりやすくお願いします。それどの程度●●。胸のX線1回で受けるのと比べても十分低いというのは、この量でも、これ仮にこの●●で見つかったやつをずっと持ってたらずっと累積被曝しちゃうわけです。僕が言いたいことわかりますか。

東電:はい、はい。わかります。今回はそういった内部被曝の確認はされてございません。この量自体は1回のレントゲンなんかに比べると低いという、わずかな値だということをここに書かせて頂いたという次第で。

記者:これずっと触り続けたらでもよくないわけだから。

東電:それ触り続ければよくないかもしれない。ただしこういったものはほとんど減水していきますので、自然界の中にも随分ありますが、ヨウ素はありませんが、ヨウ素自体ですとある程度時間が経てば小さくなっていくものでございます。

記者:すみません。福島で除染をしなかったことは何か法律に違反することではないんですか。それともやむをえない何かあるんですか。

東電:まずしなかったかどうかっていうことも含めてちょっと確認をさせて頂きますので。

記者:ただしなかったら法律違反ですよね、これ。

東電:はい?

記者:法に触れますよ。

東電:すみません。ちょっと私その辺よくわかってないところございますので、それは確認をいたしましてまたご説明をさせて頂きます。申し訳ありません。

記者:応援に行ったメンバーから検出された、こういうのは初めてですか。このケースは。

東電:今回の事象ですか。

記者:ええ。

東電:今回の事象では、そういう面ではそうですね、こういった形で出てくるのは初めてになります。わが社では。

記者:今後対策考えられていらっしゃる。

東電:特に対策ということではなくて、しっかり管理していこうところだと思いますけども。

記者:要は行ったときと帰ったときの除染ということになるんですか。

東電:はい。

記者:例えばここの本店に帰ってくる人、応援に行って帰ってくる人たくさんいらっしゃると思うんですけど、そういう人をここで一応除染したり検査したりはしてるんでしょうか。

東電:現状、すみません。そこも確認させてください。本店の人間というのも向こう側でしてるというのも、近くには福島第二という発電所もございますので、それでできるできないってところもあると思いますので。

記者:この30人の方は第一の方ですね、応援に行ったのは。

東電:そうですね、はい。

記者:これいつからいつまで行ってたんですか。

東電:ちょっとその辺の期間も合わせまして確認させて頂きます。

記者:あと資機材って具体的になんですか。

東電:はい?

記者:使った資機材。

東電:資機材もちょっとすみません。現状では情報がございますので、もう1回確認いたします。

記者:すみません。燃料プールなんですけど、あとどれくらい猶予あるんですか。注入しないともうやばいわけですよね。使用済み燃料のプール。

東電:ちょっとその辺の猶予というのは私ども何とも今のところ申し上げられるところではありませんので。

記者:水位もわかってないわけですよね。

東電:はい。

記者:全部1から6までわからないんですよね。

東電:はい。

記者:いや、それは違うんじゃないの。試算があるはずですよ。色んなケースがあるけれども、アベレージで何日もつっていう試算があるでしょ。あなた方保安院に伝えてるじゃないですか、数字。ダメですよ、そういうこと言ってちゃ。

東電:すみません。そうしますと、私がちょっと把握してございませんので。

東電:試算につきましてですけれども、試算の前提が、要するに前提を定めることができればそれに相当する試算ができると考えています。現状、とくに今日お話のありました3号機4号機につきましては、プールの現在の状況について、これじゃあ今プールの中にこういう燃料があるという、どういう燃料があるかについてはこれは把握してございます。ただしプールの中の水の状況についてはこれ把握できておりません。そういった意味でじゃあ実際どれくらいの余裕があるのだと、余裕があるということすら正しいのかどうかということについては確たるものを持っていないというところでございます。

記者:仮に4号の水が全くないっていう状況だったら、じゃあどのくらいでどうなんでしょうか。

東電:これは今まさに地震の前まで運転で使われていた1,2,3号機の燃料を見る●●これは温度の上昇は緩やかになると考えています。ただし、じゃあ温度の上昇があまり起こらずに燃料が被覆管が破損する可能性がないと断言することはできないかと思っています。ちょっと参考ですけれども、使用済み燃料を保管する、保管のやり方としてプールの中で水の中で保管するやり方と、それからあとこれはプールから出して乾いた状態で容器で保管すると、そういう2種類のやり方がございます。これ直接関係ない、単なる参考なんですけれども、そういう乾いた状態で容器の中で保管するその際の条件として少なくともプールの中で4年以上燃料を冷却するという前提で乾いた状態で使用済み燃料を保管するということも行っております。つまり今使用済み燃料プールの中に原子炉で使用されて1年程度、短いものは1年程度、長いものはもう10年以上のものもあると思いますけれども、燃料の保管の状況によって温度の上がりやすさ、これはプールから仮に水が抜けた場合も温度の上がりやすさ、上がりにくさも変わってくるというふうに考えています。

記者:すみません。ちょっと柏崎の関係で確認させてください。さっきバスで柏崎刈羽まで戻ったとかいう話ありましたけど。

東電:ちょっとその辺まだ具体的なやつ確認してなかったものですから、もう1回確認した上でまた後ほどお伺いした時にご説明させて頂ければと思います。大変申し訳ございません。それで。

記者:すみません。あのね、ちょっと基本的なことなんですけど、燃料を冷却する場所が原子炉の直近というね、同じ建屋ということがこれは適正なんですかね。

東電:BWRプラントは基本的に●●ような設計になってございます。世界のBWRっていうのは●●でございます。オリジナルの設計です。

記者:世界の通念はそうなのかもしれないですけども、今回みたいな事故が起きた場合っていうのはプールの水がやはり拮抗してしまって、このような状況になるということは見えなかったというか、想定はされてなかったんですか。

東電:原子炉建屋の上にあるかどうかっていうのはそこでは問題じゃなくて、どこの建屋にあってもプールという形をとれば上が開口してますし、それによって何か残れば冷却機能がなくなればこのような状況になるっていうのはどのタイプであろうと同じだと思ってます。

記者:おっしゃる意味がよくわからないんですけれども、直近であるからね、こういう事故に繋がったんじゃないんでしょうかね。

東電:いえ、それは違います。別置きであったとしても同じように冷却機能がなくなって、そのプールの容量とか中の水の状況とか、●●も言いましたように、その状況によってスタート地点が変わっちゃいますが、温度が徐々に水に移って、水の温度が徐々に上がってって、それが蒸発してくって、基本的な構造ですので、そこの状況はすべて同じだと思っています。

東電:それでちょっと私持ってるものがこれ以上の情報がないものですから、先ほども何点かご質問を頂いたままのものもございますので、もう一度ちょっとお時間を頂きましてまた状況によってまたお伺いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

記者:ヘリコプターのことわかんないですか。上行って聞けないですか。

東電:上に行って上で確認しておるんですが、さっき言った。

記者:電話で聞けないんですか。

東電:はい?

記者:電話、電話。

記者:対策本部ならわかるでしょ。

東電:これ大事なんですけど、今まずはその作業の方の最優先で進めてるところがございましてですね、なかなかそこまでは確認できないという情報でございまして、何とかご理解頂ければと思うんでございますが、申し訳ございません。

記者:中性子のことでもう1回だけ確認なんですけど、継続して出てないっていうことで臨界ではないと見てるということですけれども、じゃあこの0.01、0.02がちょっとずつ出てるのはそれはどういうふうに説明されますか。

東電:検出限界じゃなかったということは、これは中性子を発生するような物質がその時間帯にその近傍にあったということが一番考えられます。

東電:これは逆で、たぶんおっしゃられているのは0.02以下っていうのは検出限界以下っていうのは検出限界以下というのは我々の考えるところそこではないというふうにその計器では測れなかったということで、なので2回だけあったという。それもノイズかもしれませんし。

東電:ノイズかもしれないかも含めて確認が必要だと考えています。

記者:ノイズじゃなかったら他に何かあるんですか。

東電:はい。これは物質として自発的に中性子を発生する物質、これございます。一番代表的なのはウランです。

記者:核分裂反応起きるんじゃないですか。

東電:核分裂反応がじゃあ検出器の近傍で起きるかということについてはどのようなふうに核分裂反応が起きるかということをちょっと想定しづらいかとは思います。

記者:プールで再臨界が起こるっていう可能性は。

東電:そちらについてもまずプールに今のままの状態で通常保管されてるのと同じ状態で燃料が保管されていますと、これは水が満たされていても水が満たされていなくて、燃料が健全であれば臨界は起きません。そのように設計してございます。

記者:ウランから出たっていうのは、単に臨界起きてないウランから出たって見てるってことですか。

東電:これまで特に1号機と3号機では水素爆発とされる爆発が起きています。その前提として一定の相応の燃料の破損が生じているというふうには想定しております。

記者:すみません。揺れでラックに入ってる使用済み燃料って倒れたりしてないですよね。重なりあったりとか。ちゃんと1個1個セパレートされてるんですか。

東電:はい。ラックにつきましては、ラック以外の建造物も同様ですけれども、十分な耐震性を、十分なっていうのちょっと表現は不正確かもしれませんけれども、耐震性を有するものとして製造しております。

記者:倒れてないですね。

東電:1個1個、要は鞘のようなケースになってまして、燃料体1個に対して一個の場所に入れるという形で保管する形になってございます。それが要は格子状になって燃料を入れているという形になってございます。

記者:それは今もちゃんと並んでる。

東電:そういう確認はできてございません。線量等見る限り、今白い湯気が出てるとかそういうことを考えれば今の状況の中で温度が上がってくっていう考え方が一番可能性が近いのかなとは思ってるんですが。

記者:ラックが倒れてないっていうのは今おっしゃったのは、これまでがそうであって、地震後どうかっていうこと聞いてるんですよ。

東電:地震後に関しましては先ほど水位も含めてこのところには人が近づいておりませんので、正確な把握はできてございません。

記者:確認なんですけども。

東電:大変申し訳ございません。一旦ちょっとこちらでやらせて頂いて。

記者:燃料プールの。

東電:すみません。

記者:1から4まで水位も温度もわかってないのに、なんで臨界が起こらないっていえるんですか。

記者:思ったんですけど、制御棒ってないですよね。プールって。その分炉心溶融早いんじゃないですか。

東電:逆でして、そのラックの中に入れることによって臨界が起こらない。むしろ制御棒が、要は制御棒の中よりも起こらないような設計になってるっていうのが今の設計の考え方です。

記者:ラックがちゃんとなってるかはそれは目視でしかわからないんですか。何か他のメーターを見ることはできないんですか。

東電:もし今の、例えば今の周りの線量とかそういったものがどれの原因によるのか、本当にプールなのか、例えばこの前の水素爆発がそれによるのか、あとは徐々にベントなんかで漏れてるのか、そういったこともどれかの原因になってるとは思うんですけど、それが今の線量がどれの原因かっていうのはまだわかってないというところです。ただし、今の我々がやるのはそういった原因を分析したり色々するのではなく、いずれにしても燃料を冷却するというのが対策の中で実効性があるというふうに見てございます。そこの細かい分析をするのより優先して、まずはどうやって水を注入するか、水を近づけるかっていうのを優先してやってるところでございますので、皆様の色々な●●とかそういったものに対してはなかなか我々の分析がまだできてないところだと思ってございます。

記者:0.01とか0.02とかいう中性子の値は普段から測定されてる。

東電:これは0.01っていうの、これは検出限界以下ということです。

記者:いや、検出限界より上がって0.01、0.02になったときが昨日とかちょっと表に出てるんですけど。

東電:先ほどしましたけれども、お示ししたデータの中で2回これら続けた10分間この2回だけ検出限界以下ではない数値が検出されています。

記者:だからそれは普段はあり得ないことなんですか。地震の前とかは。

東電:そうですね。過去全くなかったかというと、それはなんですけれども、ただし通常よく頻繁にあるということではないというふうに考えています。

記者:さっきの説明だと、ウランが、燃料が一部破損して測定器の近く、距離が変わったからそういうことが起きたっていう理解でいいんですか。さっきの説明だと。

東電:いや、そういった可能性もあるかもしれませんが、基本的にはその後すべて検出限界以下になっておりますので、安定してるのではないかというふうに思ってございます。

記者:そのウランの、普通のウランの燃料からも少しは出てるわけですね。中性子は。

東電:少しは出てございます。

記者:ただデータ反応には●●。

東電:もし臨界とかそういう状況であればこんな数字とは全然違う値になるということです。

東電:大変申し訳ありませんが、一度こちらの方で。

記者:すみません。最後最後。今日の9時朝45分なんですけど、2号機の南側の壁に穴が開いて爆発音がしたっていうそういう情報はあるんですか。

東電:2号機ですか。

記者:今日の午前。

東電:いえ。

記者:2号機南側の壁に穴が開いて。

東電:すみません。何かの情報と錯綜してるかもしれません。ちょっと今聞いてないです。

東電:特にそれは情報入ってません。すみません。

記者:あと戻る前にヘリがどうなったか、それだけ説明してから。

東電:ヘリの方ちょっとまだ確認できてないんです。申し訳ないんですけども、先ほどお話をしたまでで。

記者:テレビでやってましたよ。

東電:検討していくという状況までです。検討して頂いて現地の状況を確認して問題なければ、問題ないことを確認した上でヘリで注水するということも考えようってこと検討してるということなんですね。

記者:上は現地の対策本部との当然すぐ連絡はとれるんですよね。ここの対策本部は現地の対策本部とはすぐ連絡はとれるんですよね。とれないんですか。

東電:ちょっとこれだけじゃなくて他の作業もやっておりますので、これだけの確認っていうんじゃないですけれども。

記者:普段どうやって連絡取り合ってるんですか。

東電:はい?

記者:どうやって現地から情報は得てるんですか。ここは。

記者:2階と取れてないでしょ。上の対策本部と連携取れてない。

東電:ちょっと私どもここで、ずっとここにおりますもんですから、ちょっともう1回一度戻らせて頂いて。

記者:上行った人がいたじゃないですか。さっき。

記者:さっき確認に行った人は。

記者:行った人がいたじゃん。2時間も戻ってこないんだってば。

東電:その人間も戻ってきたのが今の回答でございまして、そこを私もう1回確認してこようと思っておりますので。

記者:2階に入ってきている情報は皆さんには降りて来ないんですか。

東電:それは私の方に来てるはずなんですね。ですから私の方でもう1回それを確認させて頂きます。申し訳ありません。

記者:何しに戻ったんだよ。

記者:これ以上話しても意味ないので、1回切りましょう。じゃないとここの人責めてたって何も出て来ないわけですから、一回切りましょう。

記者:1回切った方がいいよ。

東電:申し訳ないです。

記者:どうぞお戻りください。