東電:第一原子力発電所の近況、というタイトル、状況というタイトルでございます。一番は注水不弁を放水中次第でございますが、本日午後●●地帯にある海水放水約100トンを実施いたしました。また、4号機につきましてはやはり同様に夕方になりますが、夕方に放水約75トンを実施いたしております。また、原子炉圧力容器の注水といたしましては2号機に注水タンクから仮設ポンプを通じまして、消化系配管にという流れですすめております。また27日本日の18時31分に消防ポンプ車から仮設ポンプにおきまして注水同時に水の供給減を仮説タンクから注水タンクにいたしております。それから、プラントパラメターは1号機原子力格納容器圧力につきましてはお示しした通りにございます。その他方々特に変化はございませんけれども、放水温度、●●ともにお示しした通りでございます。それからもう1つが午後8時30分現在の福島第一プラント状況等のお知らせということでございます。これも下線部分が追加事項ということでございまして、1枚目の2号機、中ほどにございますけれども、これも今ご説明を申し上げたとおりでございます。また2ページ目の、下段のほうにやはり下線部分がひいてございますけれども、これもさきほどご説明したとおりでございます。それからお手元にプラントの状況、1号機から3号機までのプラントの状況のデータを用意いたしました。またモニタリング管理におきます計測状況をご用意いたしました。さらに、もう1枚参考資料というふうに、ちょっと右上のほうにうってございますけれどもこれは加算型のモニタリングポスト以前写真を皆様にお配り申し上げたと思うんですけれども柏崎のほうから3か所加算型のモニタリングポストをその計測状況をまとめたものでございます。今後も継続してデータをお示し申したいというふうに考えております。私の方からは以上でございます。
記者:すみません。消防ポンプの関係、消防ポンプの切り替えの関係なんですけれど、1号から3号の方でまずディーゼル発電機に切り替え、2号機に切り替わったとなってると思うんですけれど、これ外部電源じゃないという理解でいいのかということと、あと1号機と3号機いつごろになるのかあと後接電源への切り替えというのは今日中の作業でいいのかということを確認させてください。
東電:はい、原子炉の注水淡水の注水ということでございますけれども、現在2号機が仮設用タンクから注水用タンクに接続をタンクに変えまして、ポンプに、ポンプにて切り替えしております。現在のポンプの電源でございますが、現在はですね、少々お待ちください。お待たせいたしました。現在はですねディーゼル発電機を使った電源で提供しているとの情報でございます。こちらにつきましては1号機それから3号機におきましても本日ですね28日以降に接続を変えまして、仮設用ポンプに切り替えを行う予定でございます。その後ディーゼル発電機を現在の外部電源につなぎこむ予定でありまして、日にちにつきましては27日以降、28日ですね28日以降に作業をするということになっておりまして、本日中にすべて切り替わるかにおきましては工事の進捗状況により若干かわってくるかと思います。そちらにつきましてはですね本日のスケジュールに午前中の会議の中でもお伝えしたいとおもっております。
記者:少なくともディーゼル発電機への切り替えは1号3号でも今日中の予定って考えていいですか。
東電:そうですね、その予定でいます。
記者:これからの作業でお聞きしたい、3号ので放水機がいっぱいで焼却に困っているというのは本当なんですか。
東電:2号3号ともですね、どうやら注水機が満水のようで現在は復水器の中の腹水をですね、移送できないかということで今検討を進めているところでございます。こちらを輸送した後にタービン建屋地下の水の排出を検討しておりまして現段階では作業をいったん停止している状況でございます。
記者:具体的にはどのようなことを検討している状況なんですか。
東電:今はですね復水器内にある水、復水になるんですけれども、こちらをですね、いったんどこかに排出するということで、今排出先を検討しているところでございます。
記者:その具体的には。
東電:1つとしてはCFT復水貯蔵タンクがございまして、こちらに移送できないかと、あと輸送方法等も含めて検討しているところです。
記者:今と関連して2、3、がまだ作業を進めないのはこれが原因というふうに考えていいんでしょうか。
東電:はい、そのとおりでございます。排出予定としておりました復水器がほぼ満水に近いとうことで、排出先を確保してから排出を開始する所存でございます。
記者:そうすると、2、3、とも復水器に入れるっていう方法、これを検討しているってかんがえていいんですか。
東電:と、1つの方法として復水器に入れるということで今作業しておりまして、その入れる場所の確保そのために復水器を開けられないかということで検討をすすめております。
記者:復水器にたまった水というのはどういうもので。
東電;と、復水器の中にたまっておりますのはプラント補てん中のですね、蒸気、これを原因としたものでございますので、が急激に止まったことによってそれがあの中に滞留している、たまった状態であるというふうに認識しております。
記者:もともとあったもので。
東電:ええ、もともとあったものです。
記者:時事通信の●●と申します。素朴な質問なんですが2と3はそれぞれ3000トンなんですか。
東電:空の状態からですね、3000トン。
記者:で、1が1600トン。
東電:ええ、そうですね。
記者:最新の状況なんですけども、2号炉のですね。
東電:これちょっとそのあとの傾向を見ないとわからないんですけども、2号機がちょうど排出した量に、注入しているポンプをですね切り替えています。切り替えたときに少しですね。入れながら絞っていく動作をやっていますので、多めに入った時にちょっと冷やされて下がったものではないかと思われます。そのあとの傾向をみてわかったら知らせます。
記者:先ほどの地下に溜まった水の排出の件なんですけど、復水器回った時2号機3号機が復水器内満タンっていうことは、その中に3000トンの水が入っている状態っていう理解でいいんですか。
東電:そうですね。大体それに近い量が入っているんじゃないかと思われます。
記者:普通運転中蒸気と水にわかれてますよね。それが全部3000トンの水になるとは考えにくいので、別の場所から復水器に入っているってことではないですか。
東電:それはですね、急激に停止したということと、排出するためのポンプの電源が落ちて止まったということがありますので、通常であれば排出されるんでございますけれども、その排出されずに止まった状態でありますので、かなりの量がたまったのではないかと考えております。
記者:圧力容器の状況なんですけれども、2号が270から280リットルパーミニッツということで26日の22分現在の数字ということで聞いたんですけれどもそれ以前の数字というのはどれくらいの量だったんですか。この段階で量が変わったということなんでしょうか。
東電:先ほど申し上げた270から280リットルパーミニッツということは私の手元にある資料では、26日の夜からは変わっていません。ちょっとそれ以前は変わっていないということです。で、最新の値ですがですね、入っていませんが、切り替えたときにですね、少しまた変わっていると思いますので、そのデータですね、また明日のあたりにご連絡させてください。
記者:そうするとですね、私の計算あっているかわからないんですけども、圧力容器の体積にたいして単純に計算したら520、先ほど言われた280リットル毎分というのを計算すると、16.8毎時になってそれを24時間続けると403立米くらいになってほぼいっぱいの水が入っているという計算になるんです。そうなると水がこうダダ漏れの状態じゃないかなとイメージになっちゃうんですけど。
東電:圧力容器の容積がいくつくらいっておっしゃいました。
記者:520、直径が5.5で高さが12、円筒であることを考えると2.75かけるで出てくるんじゃないかと。でも実際燃料とかいろんなものが入っているので、それよりこないと思いますので、1日でいっぱいになるくらいの量を排出。
東電:ちょっと今手元にないので、ちょっと整理させてください。質問の趣旨はわかりましたので、すみません。
記者:共同通信のカワニシですが、今日明日というか今日28日の作業っていって何をするかかいつまんで説明していただけますか。
東電:28日本日ですね、本日の作業でございますが、まず、原子炉の給水でございますけれど、こちらにつきましては1号機2号機の消防ポンプから電動ポンプへの切り替え、それから電源がディーゼル発電機を用いていますけれども、こちらをですね、外部電源に切り替える作業ですね、こちらを継続して実施よていとなっております。それから電源関係におきましては、機器の健全性の確認を継続して行っていまして、今のところですねまだ特別という状況には至っていない状態でございます。それから、燃料プールのでございますが、燃料部分注入につきましては、2号機につきましては淡水ですね、淡水を注入するラインを構築することを検討しております。3号機につきましても同様に検討のラインをつくるということと、あとは洪水とうのほうはすこし特に放水のタイミング等については検討中でございますので、放水につきましては本日午前中にですね、本日のスケジュールが確定するとおもいます。
記者:2,3,4のプールの注入のラインはこれ何系ですか。
東電:こちらはですね。2号につきましては、炉のほうですか。
記者:今プールといいました。
東電:プールの方ですね、プールの冷却ですね。プールの方は2号機は燃料プール冷却浄化系というプールの冷却浄化をするラインから、ほかはそうですね、ほかも同様に入れることを計画しておりますが、現段階ではコンクリート●●を使ってですね、プールの上面から注入することを考えています。こちらの方針につきましてはまだ予定がさだまっておりません。別途報告したいと思います。
記者:あと、3号機が復水器の中身を持っていくというのはこれも今日中にしたいと思っているのですか。
東電:そちらにつきましてはですね。放水計について今検討していると聞いていますのでそちら決まり次第、作業に入ろうと思います。現段階ではまだ予定がきまっておりません。
記者:先ほど申したんですけれども、1から3号機も含めて、その由来としてなにか意味があるのではと思うのですが。
東電:先ほどご質問した件だと理解しています。炉内の水が出てくることを徐々に検知するかという話だと理解しています。先ほどちょうと申し上げた話と同じだと思うかもしれませんが、今特に今回2号機の話でしたけれども、タービン建屋の地下で確認された放射性物質こちらは原子炉から来ているものと推定しています。原子炉の中にある水が出てきているかどうかということを推定する材料にする放射性物質でもあり、だと思いますけれども先ほどおっしゃったのにもありますけれども、炎自体については特に放射性物質ではないということで、特に今別段科学的な方法を持って検出するということを検討しているつもりはありません。
記者:海のほうとかもやればいいんじゃないですか。
東電:現状放射性物質の濃度を測定外部に、し確認するということを解析もそうですし、だすところによっても今後に第三者確認するところを計画するところでございます。
記者:だから、由来しているのはそれでできるわけじゃないですか。そんな難しいことですか。ちょっとした手間くらいじゃないの。
東電:現状放射性物質を特に注目して計測しておりますけれども、その状況を踏まえて別途報告を検討していることになるかもしれません。
記者:先日言ってた24日の負傷者作業員の件ですけれでも、その後何か聞き取りはできましたか。
東電:一度25日の日にですね、お会いしたというか伺ったんですけど、その後の情報はちょっとまだ入ってきておりません。
記者:会って話せる状況なんですか
東電:お会いしてお話をしたとは聞いております。
記者:それではある一定の時期にその内容を教えてください。
記者:今の絡みで、今日28日の午後にですねのほうは退院するようなんですけれでも、その後例えば、今の方おっしゃったように話し合う気というか改めて当時の状況を聞くようなご予定はあるんですか。
東電:はい、今の時点で聞いておりませんので、そうした動きがあるようでしたら確認しましてまた、ご報告させていただきたいと思います。
記者:じゃあまた、こういった事態ですので、おそらくその、作業に復帰というのは考えにくいという理解でよろしいですか。
記者:そこの点も含めまして、はい。
記者:話少し変わるんですけども、パラメーターの関係でちょっとお伺いしたいんですが、第一の1号機のほうでですね、あとの段階でも水を切り替えてから、すこし上がってるんだとおっしゃってた炉圧なんですけども、炉圧はかなり上がってきているようなんですけども、こちらはこれもまだコントロール下にあるとお考えですか。
東電:そうですね、おっしゃるとおり上がっているんですけども、まだ今400ですか?原子炉の圧力側ですので、危機的には問題ない圧力ですので、少し様子見と考えています。はい。
記者:今の段階で100ミリを超えている被ばく線量の作業員の方って何人いるんですか。
東電:19名、でございます。
記者:2人増えたということですか
東電:はい。
記者:その関連で、いろんな形でそのマンパワーを導入させていると思うんですけど、その習熟度とかって非常に重要になってくると思うんですが、下請けなりに全く未経験の人を雇って現場に立たせるようなことがあるような話も聞くもんですから、そうしたことがないように周知とかなにか注意とかされてるんですか。
東電:いまのところ私が聞いている話ではですね、基本的には社員と協力企業さんは基本的には以前から主力のサイドで働いていただいている方が中心になっているときいてございます。おっしゃる通り今後はですね、不祥事になった場合ですね、そういった経験の浅い人を協力いただくと状は、経験がある方にやっていただいてると考えてもらっていいと思います。
記者:そうであれば、もしその時が来たら、下請けに任せるのではなくて、その本社が強く募集するとか、そういう信頼性のおける方を作業にあてていただきたいと。
東電:わかりました。ご意見●●。
東電:ちょっと今までご説明していなかった点1点ございまして、近況のなかの一番上にですね、安全確認という欄がお話しを1日遅れになって恐縮なんですけれども、ご説明したいとおもいます。まず端的に申し上げますと、2号機のほうですけれども、プールの水位が今までわからなかったんですけれども、25日ですか。25日の日にですね。満水になったこと、一応満水になったと判断したということでございます。どういうメカニズムかと申しますと以前もですね、以前も説明をさせていただいたので、気になってらっしゃらない方もいらっしゃると思いますが、これですね、燃料プールの絵でございまして、●●隣にもう1個あるので2つなんですけど、●●すぐ隣にございます。で、燃料プールの管理というのは通常の定時は常に満水を維持すると、これはもう高圧正常というのが決まってございまして、プールは常に満水を維持しなさいと、いうふうになっています。じゃあ水はどのように管理するのかといいますと、常にですねこの隙間足タンクの方にプールからオーバーフロー、溢れて隙間がわにオーバーフローするのを維持すると、水はですね通常運転中も含量の崩壊熱がありますので、蒸発をします。燃料がなくたって水は蒸発はしますけれども、減る分はですね、この隙間サージのタンクのレベルを監視して、ようするにこれがだんだん減ってくんですね。タンクのレベルが減ってく、で減ってきたら注入してあげる。少し補充してあげる。ということでこのの●●レベルをコントロールすることによって燃料プール自体は常に満水の状態、オーバーフロー満水の状態を維持するという管理をしていま。ですんで、燃料プールのレベル水というのが推計がついていない。常にオーバーフローを前提としてますんで、もし見に行くんであれば、現場に行って目視をするしかないんですね。レベル計は隙間タンクがレベル計が中操で監視できるというシステムになっていますと、中操の計器がすこしずつ生き始めて、2号機はですね21日くらいの時点で隙間サージのレベル計は一応指示がでたということでございました。ただし、そのときには指示も正しいかどうかわかりませんので、とくにお伝えはしていなかったんですが、25日の日にですね、これ2号機のプールは22日と25日の日に、ここの仮説の消防車のポンプからですね、これが全体から先ほど申しました燃料プール冷却浄化系というシステムですけども、繋ぎこんで、上から水を入れてます。22日と25日の日に入れてるんですが、25日の日にですね。いれたときに、ここのレベルがですね、上がったのが確認できたと。いうことでございます。ですので、水を入れたタイミングでスキマーの隙間サージタンクのレベルが、水位計が上がったのを確認できたので、これは水位計はちゃんと動いていて、かつそのときにオーバーフローしちゃったんだと、というふうに判断しまして、満水かなという風に判断したのが25日でございます。1回こっきりですので、もう1回ですね、いつ頃になるかわかりませんですけれど、同じようなことをして、同じ動きになるか見ないといけないと思いますけれども、一応25日の時点ではそういう動きになったので、満水ではないかと考えています。で、そうするとですね、実はプールの温度計のですねそこそこみえておりまして、温度計は比較的上のほうに、上から50センチ程のところについておりますので、いままでは液をはかっているのか皮相をはかっているのかわからなかったので、この値も信じていなかったのですが、満水だとということだとすると、現状プールの温度は59度。すみません。56度ですね。27日の17時50分現在で、56度という値になっていますんで、満水を信じれば、えープールは満水だし、プールの水の温度は56度になっているというんが、見えてくる。ちょっとこれは水を入れたときの挙動をもう1回くらい見ないとわからないかなと思うんですけれでも、そういう状況だというふうにおもいます。あとは4号機の方。4号機のほうも隙間サージのレベルが昨日くらいから見えてございまして、できょうですね、これは上からなんでしたっけ。コンクリーと覆うやつですね。上から夕方4時55分からですね7時25分くらいにかけて上から注水をしています。で、その時にやはり隙間サージタンクのレベルがこれはちょっとすこしなんですけれども上昇が見えたと。という情報が入って来てませんで、もしかしたらですね、4号機のほうも満水が確認できているのかなと、これももうちょっと様子を見て、2、3日してみてもうっかい注水するときに様子を見ないといけませんけれども、そんな状況が見え始めてきているということでございます。4号機のほうは速報なので、壁のほうにはかいてませんけれども、速報ですので、そういう情報がはいってきた、そういうことでございます。
記者:すみません。25日の挙動を見て、27日に満水だと判断したというような理解で。
東電:そうですね。そのへんのとこ整理して、27日に一応そういう判断をしていると、いうことで。
記者:すみません。先ほどの27日の温度何時現在でしょうか。
東電:27日の17時50分現在で56度です。
記者:17時?
東電:はい。17時50分現在で56度です。
東電:それからですね。もう1点今日いらっしゃらないかな、プールの話になりましたので、昨日でしたか地震のときにですね、プールがそとに飛び出した水がスプラッシングともうしますけれども、外に出ちゃう現象が新潟の地震のときに経験しまして、でその反省が今回活かされたのかという質問があったと思うんですけれども、新潟のときはですね、この水が相当、原子炉ですが、五階のフロアにあふれまして、でその水がですね、電線管が幾つかありまして、電線管をつたってこれは管理区域でありますけれども、危機管理区域に流れちゃったと、いう事象がございました。で非管理区域に流れたものがですね。●●サンプリングしないでだしてもいい排水系統に入ってしまってそこからですね●●微量ですけどもしたと、いう事象が中越沖地震のときにありました。それを受けて、福島のほうは電線間のですね、●●というか水のシートですね、をですね、もう1回しっかりやり直したということと、それからもともとフェンスはあったんですけれども、それをしっかりつくってあんまりそのスプラッシングのほうを多くしないような対策を一応とってございました。ですので、今回ですね。どのくらいスプラッシングが起きたかというのは、そのあとこういう状況になっちゃってるんで検証できていませんけれども、スプラッシングが少し抑えられただろうということと、電線管を伝って外に出ることはなかったんじゃないかなと。いうふうにおもいます。ただし、柏崎はリアクタービルの中に危機管理区域がすでに混在してまして、福島第一ではリアクタービルの中はすべてが管理区域でございますのでそうした事象の違いがあるんですけれども一応そういう対策は取っていたということでございます。
記者:朝日新聞の奥山でございますけども、昼の会見で、格納用期内のガンマ線の線量率から燃料の破損程度を推定しているとお話しされましたけれども、ガンマ線の線量率はけっこう前からはかれてたわけなんでしょうか。
東電:はい、値としてはこれ断続的ではありますけれども、測定できているタイミングがございました。
記者:それの変化というのは最近はあまりないということでいいんでしょうか。それとも。
東電:そうですね。そうみられているということです。以前と比べて変化が大きくなった小さくなったということは特にないかと思っています。
記者:あと、中性線もはかっているんでしょうか。同じように、その。
東電:中性線もはかっていますが、これはモニタリングコストで中性子線を測っているということです。
記者:中はとくに測っていないと。
東電:運転中に原子炉内の中性子束いろいろ測っていますけども、特にその点では現状の原子炉内に中世子束検出器がついてると思いますけれども測定できる状態ではないかと。おもっています。
記者:武藤副社長今日、かなり断定調に中性子は出ていないと断言しておられたんで、中で測っているのかなと思ったんですけど。
東電:特に炉内の中性子検出器が計測できる状態だという話は伺っておりません。
記者:わかりました。あと、海水の塩分がですね、燃料の表面を覆って冷却の効率を下げている可能性があると指摘する人がいるんですけれども、そういうのはどうお考えですか。
東電:はい。原子力発電所、特に我々東京電力が採用している沸騰水型原子力発電所は通常原子炉の冷却材としてほぼ純水を真水をつかっています。で、これは塩水と比べて、燃料はもとより原子炉を構成する材料への影響が小さい水をつかっているということです。そういった意味で、燃料についてもそうなんですけれども、真水と比べると、塩水に浸されてているほうがに腐食に対する感受性は強くなるというふうには想定しています。ですので、特には長期的な話としましてはえー、と塩水から真水に対する方に切り替えていくということが短期的にというか長期的に重要な案件、重要なテーマと1つであると考えています。
記者:その燃料の表面を塩がかぶさってしまってその冷却燃料を冷やそうとするのが、ちょっと効率が鈍るというのはありえるんでしょうか。
東電:それは燃料の表面に特に他と比べて重点的につくかどうかについては把握していませんが、少なくとも塩分濃度、原子炉内の塩分濃度が高くなっていきますと冷却効率に影響しうるものだと考えています。
記者:あと、もう1点だけなのですが、何本の燃料がどれくらいの期間停止まで燃やされていたのかというのか、いわゆる燃焼度というデータがあるそうなんですが、それについては今まで出していた、お教えしていただくことは可能なんですか。割と簡単に。
東電:それは可能です。
東電:それなら明日以降に、はい。
記者:1、2、3号機に、すみません。使用済み燃料プール内。
東電:いえ、1、2、3の炉のほうです。
記者:わかりました。
記者:さっきの塩の説明で塩分濃度が高くなると冷却効果に影響するメカニズムというのは記者の方がおっしゃった表面が覆われてということなのか、別のメカニズムなのか。
東電:確かに原子炉内で一番発熱しているのは、これは燃料の表面ですので、燃料の表面に蓄積するとこれは効果に影響を与える可能性があると、そういうことだとおもいます。で、一方あとは塩分の蓄積するそれぞれにとって原子炉の冷却に対して影響を与えるものだと考えています。ということで従いまして、原子炉につきまして、●●。
東電:他いかがございましょうか。
記者:すみません。よろしいでしょうか。朝日新聞の金井ですけれども、前回は中操の電源が復活するといわゆるパラメーターがかなりわかるようになってくるという説明をずっとつづけていらっしゃいますけど、いったい何がわかるようになって、何がいまだに、本当は欲しかったデータの内の何が駄目だったんでしょうか。具体的にその部分をちょっと整理して教えて下さい。
東電:現在中操のですね、電源がだいぶいきてきましてですね、計器関係今動かそうとしているのですが、いきなりこれ電源を入れてしまうとですね過渡状態でいたものの●●の機器が動いてしまう可能性があるということで、準備ができた機器ごとにですねそれぞれ、1つずつ電源を入れていくということを今しているという風に報告を受けております。その関係で今、入っているものがちょっと何が入っているかというとこで今整理されておりませんで、先ほど、今の黒田のほうから話があったようにですね、電源入れたものについてのその健全性の確認をしながら、という状況でございますもので、えー今確認されているものが、ちょっと整理ができていない状況でございます。と、そちらについてはちょっと確認をさせていただきましてですね、どんなものが今後いきてくるのかというところでちょっと整理をさせていただければと思います。
記者:あの時には少しでも炉の状況がわかるようなパラメータがそこで復活すればとれる可能性があるといったい何でいつ頃になったらそのデータはでてくるんですか。
東電:その部分ですと、炉の中の情報というのはある水位の圧力、いわゆる圧力、多いのはですね、温度って、原子炉の水の循環が始まらないととれないので、炉の中では温度計ついてないので、温度はちょっと見にくいかなと思っております。ですので、そういう意味では今、1通りのデータとしては、数値としては出てきてるかなと、ただし、以前もお伝えしましたように、複数の計器がございまして、それが1個2個しかうってないので、すこし生きてくればですね、もう少しくるってるところもあるでしょうし、少し正確さが上がるかなというところが、これわかりませんけど、複数出ちゃうとこれ混乱が起きてしまうかもしれませんし、それはわからないですけど、そうはいっても、よく見れたほうがですね、それは●●としては多くなりますから、そういったところがいくつか見えてきますね、えーもうちょっと角度があがればなと思ってます。それから、あとは、ちょっとわからないですけど、現場のほうの例えば線量計ですとか、そんなのも見えてくるとこの現場の作業のほうに役立つかなと思ってますけど、ちょっとその辺は、あんまりすぐにはできないのかなと思いますけど。そんな風にしています。
記者:それと、今そのタービン建屋の水をですね復水器の中に入れてるといっているのですが、それはどっちにしろ復水器も回らないんですから、二度手間になってまたどっかに絶対移さなきゃいけないはずなので、こいつを動かすとなったら相当後なんですから、今そこにいれても単なる二度手間だと思うんですけど、他の対策ってのは、先ほどなんかちょこちょこいってましたけど、根本的なものは何か考えてらっしゃるんですか。
東電:現在タービン建屋の地下階のですね、水を排出してまずは機器の点検ができるような環境を作ると、それから、水がどこから来てるかということを確認したいということもですね含めて排出を急いでいるとこでございます。その中で、やはり線量は高いということもございますので、排出先ってのはかなり限られてきまして、その中でタービン建屋の中でちょうど大きな容器というような役割を果たすものとしてですね、復水器が今回ターゲットになった、とそんな状況でございます。ですので、今おっしゃったとおり、実際処理をするためには復水器からまたどこかに移動してですねまた処理をしなくてはいけない状況ではございますけども、短い時間で排出をしてタービン建屋の中の水を抜いて点検するという中ではですね、非常に有効な手段ではないかという、そういう判断のもとにですね、作業を進めている状況でございます。
記者:それとあと、現場のやつ水中ポンプ使ってやってるって話ですけど、水中ポンプでやってたらある程度の水位のとこ最後残っちゃう、と思うんですけど、それ以降はどういう、人海戦術でやるつもりなんですか。
東電:今の、まず点検をするエリアなどですね、水をまずなくすというひとつのあるだと思います。ですので完全に、ひけない部分もあるかとは思いますけれど、まず必要なところ、点検ができるように確保するため、それがまず先決だというように考えております。
記者:ただ、その場合線量の高い水がまだ残ったままになっちゃいますよね。
東電:その場合ですね、そこの場所の線量の測定をして、必要であれば淡水を使ってですね、洗浄して、やはりそれももう1回くみ上げてと、ただ希釈するようなこともですね、実施して環境も確保できないかと、そのようなことも考えております。
記者:それとあと、もう1点だけなんですけど、その日々の作業確保していくのはいいのですが、基本的に根本的なものを解決するには、結局再循環をなんとかするか、かいせき系のいわゆる循環系が回復しないとどうにもならないのですが、今の状況でいくとテーブルは引けなくなった、タービン建屋の中の線量は髙いままだっていうのと、いったい、この間からたぶん質問は出ていると思うんですけど、どういうプランを今後考えているのですか、こいつが中々工事ができないということになったら。
東電:今ですね、冷却方法についてはいろいろな面が検討されておりまして。循環してですね冷やす、原子炉を冷やすという方法としては、例えば暖流熱除去系ですとか、あとは非常用の●●のもの、それからあとは循環という位置づけではないですけど、例えばCRDからの注入をするというようなこと、いろいろ今考えられている段階でございます。あと、原子炉を直接ですね冷やすといいますか、浄化する設備といたしまして、原子炉冷却材浄化系統というものもございまして、こういうとこもふまえていろいろな機器の可能性を探っている状況でございます。海水系につきましては、非常に海水ポンプは水につかって厳しい状況ではありますので、556号機で実施しているようなですね、海水系を、仮設のポンプ、これを使ってですね、復活させるということも計画しておりまして、そちらにつきましてはですねポンプの準備等も整っている状況でございます。
記者:海水系だったら仮設でうまくいくと思うんでけど、残留熱駆動系とかその辺のですね、心臓部のやつ●●、たぶん仮設で動かない、というか仮設できないと思うんですがその場合どうするんですか。
東電:そこにつきましては、その次のステップとして場合によっては新たな設備を構築してそれを使って冷やすということも合わせて今ちょっと進めているところでございます。
記者:そうなると数か月のオーダーになってっちゃいますよね。
東電:その中でですね、どのくらいできるだけ短くできるもの、こういうものもですね検討しておりましてですね、その中で可能な範囲短くそして確実にできるものということも検討進めていく中でまだ、どれを使うというとこまではまだ明確になっておりませんかどもいろんな可能性、いろんな角度から検討して、可能なものを今選び出していく、そのような状況でございます。
記者:そのへんがですね、例えば学校が始まったりしているわけで、どこの学校に通うかとかですね、そういう具体的な話もあったりして、非常に切実な問題になっていると思うんですよね、はっきり言ってある程度の期間言っていただいた方が、最低の期間を言っていただいたほうが、そういう方々判断しやすいんじゃないかな、というところ。
東電:大変申し訳ないのですが、今の現段階でですね、どの方法をとるかということが確定してない部分もございまして、最終的にどのくらいで構築できるかというところは現段階でちょっと判断ができない状況でございます。
記者:いや、ですから、最低限これ以上はかかるであろう、どんなに頑張ってもこれ以上は短くはできないであろうということは言えるんじゃないかなと。
東電:まだですね、その方法というところが見えていませんので、どれくらいかかるかというのは、もしかしたら短い期間でできるかもしれませんし、場合によってはほんとに時間がかかってしまうかもしれません。ここの所まず、今あるプラントの中の設備の健全性の確認もまだ終了してない状況でして、そこのところをですね明確に申し上げることはできない状況でございます。これは本当に申し訳ないと思っておりますけれども、今後ですね、そういうところも調査をふまえてできるだけ早い段階でお示しできるような形でですね作業を進めてまいりたいと考えております。
記者:すみません。そういう風にですね、その冷却から最終的に閉じ込めるというのが可能なのかということも含めて、具体的な案ってのが1つも出てないいので、実際どういう風になるのかっていうのが全く見えないのですけど、その辺をはっきりしていただくと、こうまわりの住民の方、避難されているかた、今いっぱいいらっしゃいますけど、彼らの気持ち考えても、そのへんのこともう少しはっきり具体的に説明していただいたほうがいいかなというふうに思うのですが。例えば、今言ったRHRにしても通常の状態で放置されても数か月とか年単位で時間かかるわけですよね。そういうことを考えても、新たに構築するといわれてもにわかには信じがたいものがあるんですけれども、その辺いかがでしょうか。
東電:そうですね、なかなか具体的な期間を申し上げるのは難しいですけれども、例えば5号機6号機はですね、排水ポンプははずれて、今電源は今●●というか外部電源が●●けど、当初は外部電源と仮設電源、仮設の電源と仮設のポンプでですね、●●でー、そうそういった●●ポンプは安定したと、熱交換器までもってくるかというともってくるかというと、これはどれくらいかかるか、●●いろいろ調査はして手配できるかどうかは調査をしていますけども、申し訳ないとこではございますけど、数か月というようなよりもですね、もう少し短い期間でできるように企業努力をしているということですのでね、●●ですね、がなんとか組み、組め合わせれればですね、そんなにその夢のような話ではないなと思います。あとは配管系ですね、配管系がですね3号機なんかはどの程度使えるか、そこにかかっているかなと思いまして。それからちょっとアンノーンの部分がまだあるので、なかなか期間を申し上げることはできないんですけれども、●●ということでですね。
記者:それよりもその、例えばRHRにしてもポンプの流量って仮設のポンプと桁違いに大きいですよね、でそういうこと考えても、そういうところからこう計算して、じゃあこのポンプであればこのくらいの冷却の効率があってこれくらい温度が下がって、このくらいの期間で塩は出てこないかなとか。
東電:ポンプの容量はですね、おっしゃるとおり今の●●の計算ですのでこのくらいの流量が必要かと、で熱交換器もどれくらいの熱交換が必要かというのは、当然第三研えー、けん、計算をしてですね、それに余裕があるものを持ってくるということはですね、してございます。そういった、スペックのものはどの程度の期間で、手配っていうことを今、やっております。他、いかがでございましょうか。
記者:すみません。ちょっと、聞きたい、聞きたいのはですね排出処理設備についてなのですけど、ホウ酸ボロンいれてるってことでですね、ノウハウがあるのかなと、なんかその、例えばアメリカとかそういうところだと、ほかのところで、もしかしたらノウハウを持って確実何か実証したノウハウを持っているところがあれば。何か●●。
東電: ●●再臨界をしでございまして再臨界の可能性がですね。非常に低いとは思ってますけれども零ではないと、いうことに関して念のためですね入れてるということでございまして、もしそこらへんに関してアメリカとですね相談中でございまして、私は事実関係もっていませんけれども、それをして●●ですね、一応お役所になりますので相談しているかなぁと思います。僕に関してはだからそういう●●。
記者:はい、排出処理するとき問題となるのかなというところが、なんか。
東電:排水、排出するときにの話も当然ありますけども、今はとで確実にですね、冷やすと●●ということを第一に考えてますので、終わった後のことはですね、その後●●。
記者:排出処理の問題が出てくる、排出処理のしないとは、いけないこれからどれくらいまでの期間。
東電:ちょっとそれはまだわかりません。今後のことは
記者:まだまだ余裕あるわけ、処理しなくても。
東電:そうですね、はい。
記者:すみません。宿題が1つあって、太陽デンバーの具体的な洗浄をこれでだしていただく、今後はいただくって聞いたんですけども。
東電:かしこまりました。改めてまた用意をさせていただきたいと思います申し訳ございません。
東電:先ほどもらいました、空間の話にですけれどもおっしゃる通りですね、圧力容器がですね、ノーマルウォーターくらいまでのえと量が300メートルくらいとおっしゃりましたっけ、そんぐらいですよね、300立米くらいです。ですんで、今280リッターパーミニッツ入れてると、たしか1日で300立米くらいになっちゃいますんで、もっと入っちゃいますんで、そういう認識です。ただし、まず1つ目は、いくらか蒸発まずしてるので、蒸発分があります。これ人が、今ものすごい概算ですけれども半分くらいは入れてる分の半分くらいは蒸発、まだ崩壊熱があるという風に見込んでます。であと半分だと2日で1杯になるんじゃないかということになります。でおっしゃる通りでございまして、やはりですね、汲み置き側に少なからずともいってると思います。ですからイメージとしては核の動きと一緒にですね、推力をあげていくというイメージですね。核燃料の空間スピードが、これ上までですけれども、3700立米くらいあります。ですので半分と見込んでも1900立米くらいあるので、とそれと一緒に●●というイメージです。それからあとは当然サンプリングの結果からいくらか外に出てた分があってそれを少し見極めなきゃいけないと、思っています。ですので今日、ポンプを変えて、●●の調節ができるようになってますので少し絞ったりしてですね、どの程度でその平衡するかという水位がですねそうするとどのくらい出してきてどのくらいはいってなきゃいけないのに少しもしかしたらイメージがわいてくるかもしれないということでちょっとそれは少しふるいにかけて●●絞りたいですし、そういうことをやっていると、なんかわかってきたらですねおっしゃいましたようにですね.
記者:格納容器を維持する必要性というか、非常に高いと、少なくとも今は。
記者:ごめんなさい、今の確認で核燃料機にまで水を張っている状態だって計算で出てきてる、出されるのは何号機なんです。
東電:れは基本的には1,2、3皆同じだとだと思います、大体同じ分量入れていて水位が上がってきていないので同じ様な状況だと思います。
東電:その他いかがでしょうか
記者:すみません。
東電:はい。
記者:この中でその1号なんか特にですね、核燃料器の中に水を入れちゃった後に水を入れれば入れるほど炉内の圧力ってどんどん上がってくるはずなのでその先の対策はどうするんですか、これ●●チェンバーの値もかなり厳しい値になってますけれどもその辺を考えても大丈夫だと。
東電:おっしゃる通りで今から水を入れたほうが一瞬的には圧力が上がるけれども、冷えればそれは下がってくるわけですね、ですので、今ちょっと上がり気味ですけれどもそこの、を上げたり下げたりしながらですね、崩壊するのを待つのもありますし、そういう意味では1号機が今のところちょっと圧力も温度も高い状態ですので、内の中では少し、なんて言うんですかね、神経を使ってコントロールしなければいけないかなと、しかし炉自体がやっぱり若干小さいですから、入れてる分量が一番少ないと今すんでるんですねそういうところもありまして、入れようと思えば相対的にはやっぱり水を入れることができるんですけれども、また入れちゃうと、またオレンジも増えてしまうそこをよく見極めながら、対応していくという感じでございます。
記者:ただ以前もその話はしましたけれどもサプレッションチェンバーの中の水って今抜く方法がないじゃないですか。
東電:そうですね、はい。
記者:だからその中でも、もうそれは仕方がないと思って最後はもうドライでふくでもなんなりするなりの腹は決めてなきゃいかんということですよね。
東電:なるべくドライはいけないようにして、冷やす側が増えてくれば冷えるその凝縮じゃなくてですね冷える効果で圧力が下がってくるというの状態で早く持ってきたいというわけですね。
記者:ただでもそれ、その水をそこまでも入れていいと思うんだったらやっぱり最悪の場合を考えてやっぱ1ではドライまでも仕方がないと、そうでも決めてないと、その方法取れないと思うんですけれども。
東電:そうですね、最悪やっぱり開く可能性はやっぱりあるということで。
記者:ということは1号はそういう形でいいわけですね。
東電;そういう可能性が一番、今危険性が高いのは1号機の状態。
記者:その場合。
東電:どうぞ。
記者:そもそもなんですけど、ここしばらくずーっとベントしているわけですよね。
東電:はい。
記者:そのにもかかわらず水をずーっと入れ続けられるということはどっかに出口があって。
東電:そういうことはサプレッションチェンバーなりその-格納容器の水がどんどん増えていっているということで。
記者:格納容器の方にもうでてると。
東電:はい、はい。
記者:ということはもう間違いないと。
東電:そうだと思ってます間違いないかどうかわかりませんけれどもそういう想定をしています。100%じゃあないですけれどね。
記者:格納容器はどれくらいで一杯になるんですか、全体が。
東電:全部の体積が3700立米くらい、これは2、3、4号の大きさですけれども3700立米くらいありますのでそれは天辺まで水に浸かってですねそんな。
記者:計算上ではなんですけれど、これはまだ一杯になっていないはずなんですか。
東電:格納容器まではそもそも水が下の分は溜まってきてると思いますけれどもまだ一杯にはなっていない状態ではあります。
記者:すみません。格納容器ある程度水入っていると圧力があがりますよね、現状ほとんど変わりがなくて大気圧とあんま変わらない状態なんですけれどもそれはどういう風に考えたらいい。
東電:基本的にはまだ蒸気がある状態なので蒸気が凝縮すると蒸気が凝縮するとですね、これ体積が減りますので気圧側に動くわけですねそれと水位が上がって液層が減ってる部分とですねその関係なので必ずしも水が増たからと言って、圧力が上がるかなというのはどっちなのかなと。
東電:他如何でしょうか。
記者:要するにですね、圧力容器は穴が開いてるんですね。
東電:穴というかどっか格納容器と配管なりかなんかなり気層ではなく水槽の部分で液層の部分でパスがあるんじゃないかなと想定しています。
記者:つまり下の方に穴が開いているということで。
東電:そういうイメージですね、はい。
記者:何で開いちゃったんでしょうか。
東電:それはわかんないです、それはわかんないですけれども、水位が上がってこないところを見るとそういうふうなことを想像するのが普通かなと思います。
記者:それって健全性が保てていると言えるんですか。
東電:気層側がまず圧力がたってますので気層側で外にどんどん抜けてるっていうのはないと思ってますので、そういった意味ではですね大きく壊れてはいないと。
記者:気層側と液層側を分けて考える理由というのはどういったことが。
東電:分けて考えるというか気層側の方がですね、破壊してしまえばですね、すぐ外に出ていってしまうわけですね、気体ですから、それだと。
記者:なんか意図せざるウェットベント状態になっていると。
東電:そうですねそうですね、そういうことにはなってはいないと大きくそれにはなっていないと。
記者:さっき言ったドライベントの話、ちょっと誰かが聞いたかもしれないですけれどもドライベントを前提とした●●で大丈夫なのかっていう、場合もこの間も100倍てな風にいってたんですけれど、それは大丈夫なのかっていう政府は認識のもとにあるのかていうのをもう1回確認したいのですが。
東電:おっしゃる通りでただ格納容器が破壊してしまう恐れでですね、そういったものの次元の判断ですね、ですからなるべく開けないように冷却していくというのが今我々の判断。
記者:もちろんそれは破壊されるよりはドライベントしたらいい、のはよくわかるんです、ただドライベントした場合のその影響が、及ぶ範囲の●●避難というのが足りるのかどうかというのを少し。
東電:ちょっとそこは何とも私の口からは●●ただそういった意味ではあれですね。どこまで我慢してあげるかとか、●●被害が大きいかもしれない、小さいかもしれない、それはちょっとわたくしの口からそこまでは検討を勧めなければ、●●。
記者:すみません。要するに意図せざるウェットベント状態になっているからある程度健全性が保てているという風におっしゃるんですが、出てる方、自ら出てる放射性物質を見るとですね相当の分量の核燃料が既に水の方に溶けちゃってるわけですよねそうなってくるとドライだろうがウェットだろうが、もう外に出ちゃってるわけでこの状態で健全性を保てているといえるんですかドライとかウェットとかもう区別してもしょうがないような状態なんじゃないでしょうか。
東電:健全性が保ててるということがどうかわかりませんけれども、水がですね地下の水が少し出てる、ということですねえと、要するに結果から類推ができるわけで、またそれをもって健全性が保てているのかというのは。
記者:つまり燃料が溶けた水がですね、圧力容器から漏れだしてさらにさらにその建屋の外にまで出ていっている状態という認識は間違っていますか。
東電:建屋までてんだっけ、建屋の外まででてんだっけ。
記者:建屋というのは原子炉建屋についてです。
東電:原子炉建屋の外に出てる、原子炉建屋の外にですか原子炉建屋の外にでタービンが発見されてますので。
記者:これをもってなおなんかこう健全性が保てているという言い方をするのはかなりなんていうか欺瞞のように思えるんですが。
東電:そうですね、大きく大きく壊れてないっていう言い方になります。
記者:つまり大きく壊れてないということがですね、大きく壊れてないという言い方変えるいかないには壊れてないことに何ら意味があるという必要がありましてですね。
東電:はい。
記者:つまり放射性物質が外へ出ない、その意味で壊れてないという言い方を仰るのであればわかるんですがそうではないわけですね、つまり。
東電:ですから出てないとは申し上げてはなくて、まだ圧力を保っている状態ですので微量に出てる、微量という言い方も何をできるのかわかりませんけども、崩壊しながら出てるのは可能性が高いと思いますけれども、完全にその大気と一緒になってしまっているような状態ではないという。
記者:その状態で何の意味があるんですか。
東電:何の意味があるか。
記者:つまりそれは放射性物質を外に出さないという意味、ことが何かやくにたっているのであればそういう選択するのもわかるんですがそうではない状態なんですかね。
東電:ですから度合いですよね、完全にどちらの●●の様なですね、完全に破裂して全部出てしまうような状態にはならないという意味合いですね。
記者:完全にではないと。
東電:そうですね、まだまだまだある程度障壁になっていると考えている状態で。
東電:他如何でしょうか。
記者:その辺の危機感というのが政府と●●ていうのかが一番不安なとこなんですが。
記者:まずそれ以上に副社長のコメントでも健全性保っているという言葉を使われていているので、非常にどういう情報の伝わり方をしているのかちょっと不安があるので。
記者:言葉のイメージの問題ですよね、非常に誤ったメッセージを出していると思うんですよ、●●どうなのかで健全性を保ってますと言いながら水の部分から放射性物質が、水の部分にですね、燃料棒が溶けだしているということは水は汚れていますよね水の量の分が外に出ているわけですよ、この状態を持ってなお健全性を保っているというのは欺瞞じゃないかと思うんですよ。如何ですか。今この場で浮かばない酷な話かもしれないですけど。
東電:確かに何を持って健全性という話はあると思います、あと東京電力、あとそれから東京電力以外の見解としましてもまず特に最近ですね、1,2、3号機のタービン建屋で確認されている高い、高い濃度の放射性物質、これは原子炉の中の、原子炉の中から来たんだろうと、その中に含まれてるのはいわゆる燃料破損に伴う核燃料生成物であるということが含まれた放射性濃度のたかいということでそういう見解といいますか認識は共有されていると思っています、あとはじゃあさっきも仰っていると思いますけれどもいわゆる程度の問題の話かと思っています、でいわゆる先ほどもありましたけれども気層と水槽を分けて考えるということにどれくらいの意味があるかという話はあると思いますけれども、一定の圧力ないし、推計の信頼であるかもしれないですけど水位がある程度保たれているということから計測されている状況ではあります、でそういう原子炉内の●●についてはある意味落ち着いた状態といえるかもしれません。でそういったなかで、じゃあどの程度の放射性物質ないしはえー破損したと推定される燃料からの放射性物質が漏れ出てきているかということについて見極めていくことが大事だと考えています。
記者:これはどちらというと吉田さんにお願いすべき話かもしれませんがその落ち着いた状態、安定しているという言葉を使われていますけれどもこれ安定して放射性物質を外に出し続けている状態ですよね。つまり現状を認識する言葉としてですね健全性を保てている、安定性という言葉を使われているんですが、それはかなりミスリーディングな言葉を使われている様に思えるのでもうちょっとですね、現状を正確に表した言葉を考えていただけるようにお願いできませんか。
東電:では整理させていただきたいと思います。
記者:その場合ですね水が入ってもという状況で冷却した場合、トータルでどのくらいのですね、水の量が必要でそれについてどういう、いわゆる●●というかその具体化するっていう、どういうその物理的なものが必要になってくるかも、工事とかですね、そういうこうそういうものも考えざるを得ない時期に来ているんじゃないかと、思うんですが。
東電:またちょっと整理させていただきたいと思います。
記者:その辺の認識をできれば武藤さんの方からきちっとした形で伺えるとありがたいと思うんですが、これじゃないと要するに政府にそういう誤った認識で伝わっているっていうことはもしかしたら避難範囲もっと広い方がほうが良いかもわからないわけですよね、ちょっと非常に危険な状態だと思うんで。
記者:いやそれで発表されるので、どうしても大本営発表だと、そういう表現をどうしても頭の中に出てしまうんです。もうちょっとですねイメージとして、なんどういう状態なのか国民の方に正しく伝わる表現を考えてください。ずーっと健全性を保っている保っているといいながらどんどんどんどん出てきている放射性物質が、これ不健全ですよね。
東電:整理させていただきます。それでは如何でございましょうか、よろしいございますでしょうか。それでは改めましてですけども、●●加えましても大変ご迷惑おかけしまして大変申し訳ございませんでした。ありがとうございました。
記者:お疲れ様です