東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月30日12時06分から45分間)

東電:…1号のサンプリングに関しては、これからまたご説明しますので、その数字をお示ししながら。よろしいですか。ではお言葉頂きましたので、トレンチにおけるサンプリングの分析状況というものもご説明させて頂きたいと思います。

東電:トレンチにおけるサンプリングの分析状況についてということでご報告させて頂きたいというふうに思います。1ページめくって頂きまして、別紙と書いてあるものがですね、分析の結果でございます。この分析はですね、昨日の8時25分にですね、サンプリングしたデータでございます。代表核種でありますヨウ素の131に注目して頂きたいんですけれども、真ん中あたりにIの131と書いてある半減期約8日のものでございます。

記者:8時って午後ですか。

東電:午前です。

記者:昨日の午前?

東電:はい。そうです。ヨウ素131の濃度ということで約5.4×10の0乗ベクレル、4.5かける、失礼しました。4.5×10の0乗ベクレル。すなわち4.5ベクレルパー立方センチメートルという数字が出てますけれども、すみません。ここの資料にそこ付けてなくて、ちょっとわかりにくくて恐縮なんですけれども、先般ご報告させて頂きました1号のタービンの溜まり水、これのですね、ヨウ素131の濃度がですね、15万ベクレルパー立方センチメートルでございます。それと比較しましてですね、トレンチの濃度、ヨウ素131の濃度はですね、5.4ベクレルパー立方センチメートルということで、その溜まり水のが直接来てるということもですね、ちょっとこれも可能性としては。

記者:今聞こえませんでした。

東電:溜まり水ですね、タービンにあります溜まり水、これが約15万ベクレルパー立方センチメートルでございますので、その水がですね、入り込んだというような可能性はですね、可能性としては考えられますけれども、小さいかなというふうに考えております。それで先ほどのお話でございますけれども、ヨウ素131の濃度がトレンチで5.4ベクレルパー立方センチメートル。一方海水の濃度が一番高かった南放水口で、130ベクレルパー立方センチメートルでございますので、1号機のトレンチからですね、漏れたということは数字の上からも考えにくいということでございます。以上でございます。

記者:もう一度お願いします。タービンの方が15万?

東電:ヨウ素131の濃度が15万ベクレルパー立方センチメートルです。

記者:ヨウ素131?

東電:ヨウ素131です。それでトレンチのヨウ素131の濃度が5.4ベクレルパー立方センチメートルです。それから先ほどご説明させて頂きました海水の放射能濃度、南放水口から330メートル地点の午後の13時55分のデータでございますけれども、これが130ベクレルパー立方センチメートル。ということで1号機のトレンチからの流出ではない、っていう可能性は低いんじゃないかというふうに考えております。

東電:念のためご説明しますと、以前に溜まり水とトレンチの水と海の場所、ちょっと確認しましたけど、今おっしゃったタービン建屋の下の溜まり水、これちょっと他の号機に書いてますので、水が入っちゃってますけれども、ここで測られたのが15万ベクレルパー立方センチメートルですね。ここで測られたのが、今ご説明しました5.4ベクレルということです。これちょっと場所違いますけど、海に出て●●左側放水口の付近で測られたのが●●130ベクレルでございますね、ということの数字を見て、そういった可能性が薄いのではないかと判断しましたということでございます。はい、どうぞ。

記者:トレンチの溜まり水は、例えば●●水が入ったとか、そういうふうなりかいでよろしいでしょうか。

東電:はい。その可能性はあると思っております。

記者:それ以外にじゃあどんな可能性があるんですか。

東電:水が入るルートと言いますと、あとは地下水の●●みたいなのが考えられますけれども、やはり海水、津波の影響が一番大きいんじゃないかと思ってます。今考えられるということですね。

記者:ANNのヤマモトと申します。排水のですね、モニターのポイントをですね、増やすように保安院の方が指示した、あるいは求めたっていうお話が出てるんですけれども、それは増やす予定があるんですか。例えばトレンチとの位置関係とかわかるように場所を増やすとかいうのは。

東電:今の海水ポイント、福島第一でポイント、第二で2ポイントですけれども、それ以外にもう少し沖合に採取ポイントを作ってですね、調査したというふうに思っております。それから建物、今度陸側の方もですね、少し、今日はトレンチ測りましたけれども、それ以外のところでも測ってですね、ヨウ素、放射性物質がどれくらいあるかというようなことを調べたいと思っております。

記者:すみません。毎日の●●です。半減期が非常に短いものが出てますが、これはどういうところが●●してますか。

東電:例えば。

記者:例えばテルルの129とかヨウ素の132ですよね。

東電:ヨウ素の132はですね、テルルの132の●●って言うんですか、テルル132が。

記者:129。

東電:129ですか。テルルの、まずヨウ素の132からご説明いたしますけれども、ヨウ素の132はですね、この下に書いてあります。テルルTEの132と書いてある、半減期が他のもののですね、これが改変するとヨウ素の132というものに変わります。したがいまして、テルルの132がある限り、ヨウ素の132が存在するというものでございます。それからあとテルルの129で、半減期が700個のものがありますけれども、これはテルルの129Mと書いてある、半減期34日のものがですね、改変するとですね、テルルの129に変化したものでございます。したがいまして、テルルの129はテルルの129Mがですね、なくなるまでは存在してるということでございます。

記者:じゃああの原子炉の中で、例えば今でも改変が起きててたくさん出てるとか、そういう評価じゃないということですか。

東電:違います、はい。

記者:すみません。それと関連してなんですけど、朝日新聞の●●ですけれども、テクネチウムPMってこれ結局その前って、モリブデンとかですね、あとテクネチウムPQとかですね、その辺の部分がどちらかが検出されてないとおかしいはずなんですけど、なんでこれPQMだけあるんですか。

東電:おっしゃる通りですね、ご指摘の通りテクネの99Mはですね、モリブデンの99の娘になりますけれども、モリブデンの99もですね、検出限界を超えていないんですけれども、逆の言い方すると、テクネの99Mがですね、かなり検出限界カツカツのところで検出されておりまして、モリブデンもですね、検出限界以下ながら若干は存在するんじゃないかというふうに思ってます。

記者:じゃあこのPQMが濃縮した場合は、99はどうなんですか。このMの後ってもう1回計算しなかった?テクネチウム99に。これは●●。

東電:されてません。ちょっと今、後で確認させて頂きますけれども、エネルギーの問題とかですね、検出しにくい核種だったかと、ちょっと確認させてください。

記者:これが海水の方にも同じことが言えてるんですけれども、その辺は検出できてないのか。ないのか。

東電:検出器の性能上の問題でございます。

記者:それ以前から言ってますけども、この辺りってかなりきれいに測定しなきゃいけないので、第三者機関を入れるかどうかっていう話をこの間したときに、検討はいたしますという話がそのままになってるんですけれども、どうなんでしょうか。検出器の問題が今あるとおっしゃったんですが、きちんとした検出器のあるところで検出してもらうっていうのが正しい方策ではないんですか。

東電:検出器の問題って、すみません。ちょっと誤解を与えてしまいましたけれども、検出器、なんて言うんですか、測定そのものの巡回と申しますか、これどこでも一般で使ってる検出器なんですけれども、検出器そのものの測定の限界という意味でございます。

記者:今このまま東電さんだけで検出を続けてても問題はないということでいいんですかね。

東電:はい。

記者:どこに出しても全く同じ結果だと。

東電:はい。そうです。当面は我々の中で分析を続けたいというふうに考えております。全く同じ結果になるかどうかは、差はあるかもしれませんけれども、今のところわが社として違和感を、大体このくらいのレベルなんじゃないかという捉えでいるということですね。

記者:読売新聞のイマヅです。トレンチと床の溜まり水の関連性は低いとおっしゃったわけですけれども、この地下の床の溜まり水の採取した場所は、そのトレンチとのアクセスがありそうな東側の●●付近からはだいぶ離れていますか。つまり全部地下の水で繋がっているわけではないですね。1号機の場合。だからもしかして、1号機のタービン建屋の地下の採取ポイントを変えると数値が変わってくる可能性ありませんか。つまり今回採った場所とどれくらい離れてるんですか。そこはわかりますか。

東電:今回採取した場所は、比較的近い場所です。

記者:東寄り?

東電:はい。東寄りです。

記者:東、北の辺りですよね。

東電:そうです。●●。

記者:あの作業されていたあたりですよね。

記者:時事通信の●●ですけれども、津波だろうということでちょっとひと安心かなという気がするんですけれど、そうは言ってもこれだけ放射性物質が検出されているのの理由はどう推測できるんでしょうか。

東電:これもまだ調査中でございまして、まだはっきりしたことは申し上げられる段階にはございません。申し訳ありません。

記者:今回核種の内容がわかったことで、これが高いか低いかは別として今後の処理の仕方はどういう方向検討したり、海に捨てるっていうのはあれかもしれませんけれども、どういう、わかったことでどういうふうに検討することができるでしょうか。

東電:まずは計測が出たということで、これからの対応に関しましては、最後検討させて頂いている状況です。まだちょっと状況に関しては確認ができておりません。

記者:2号機から4号機の検査っていうのは、どういう予定。トレンチ。

東電:トレンチでございますか。2号機と3号機につきましては、本日ですね、サンプリングの●●でございます。ただですね、2号機につきましては、線量が高い状態でございまして、安全を確保の上ですね、作業をしたいと思っておりまして。

記者:すみません。●●。

記者:ちょっと今●●。

東電:2号機と3号機につきましては、本日サンプリングをするための調整をしてるところでございます。4号機につきましては、今瓦礫がですね、ありまして、今そのサンプリングポイントにアクセスすることができません。4号機のサンプリングについてはですね、そういったことも含めて検討していくところでございます。以上でございます。

東電:すみません。3号機の30日は予定ということでございますので、まだ決定というところではありません。

記者:3号機、2号機ですか。

東電:今日にちについてお話をしましたのは、3号機のみ、具体的な日にちを申し上げましたけど、ここはまだ予定ということで、サンプリングを行う予定というところをちょっと。

記者:2号機。

東電:2号機につきましては、失礼しました。2号機につきましてはですね、ご存じの通り、高線量な状況でございまして、サンプリングの時期についてまだちょっとお示しできる時期ではございません。安全をですね、大前提に決めていきたいということで。

記者:●●ポイント整理して●●。

東電:承知しました。じゃあ順番に申し上げますね。2号機につきましては、高線量ということもございまして、今現状でサンプリング時期につきましてお示しできる状況でございません。安全を大前提にしてですね、今後その予定につきまして検討して参りたいというふうに思っております。それから2番目、3号機につきましては、3月30日ということですから、本日サンプリングを行う予定ということで、こちらに参る前は計画しております。ただちょっとその後、どうなってるかわかりませんのと、今後確実に今日やるという断言ができるという状況ではなってきておりませんので、申し訳ございません。本日のサンプリングの予定でおりますということです。それから4号機に関しましては、先ほど来、お話がございましたが、当該の箇所、周辺がですね、瓦礫がありまして、危険な状況ということで、まだちょっと入ってですね、測定ができるという状況でございません。手順も含めまして検討を進めたいというふうに思っています。それですみません。ちょっと途中でございますけれども、停電の関係で少しご報告がございます。

東電:すみません。会見中大変失礼します。まず計画停電につきましては、明日予定を回避させて頂きます。計画停電につきましては、明日ございません。尚、もう1つ重要なお知らせでございますが、本日15時から経営トップによる会見を3階の会議室で行うことといたします。具体的にはですね、会見者は勝俣でございます。勝俣会長、そして藤本副社長および武藤副社長。この3名にて現状の状況につきましてご説明を差し上げます。繰り返しますが、本日15時から3階の会議室におきまして、勝俣会長、武藤副社長および藤本副社長、3名によりまして福島第一原子力発電所等について説明させて頂きます。尚、会場につきましては、また別途お知らせしますが、2時過ぎを予定しております。

記者:清水社長さんは出られないって、これは。

東電:清水につきましては、体調を崩して、急遽入院を。

記者:入院した?

東電:昨晩ですね、急遽清水、社長の清水につきましては、昨晩体調を崩しましてですね、急遽入院したということでございます。代わりまして会長の勝俣から皆様に現状のご報告をさせて頂きたいというふうに考えております。

記者:病名とかわかります?過労ですか。」

東電:現状ではですね、軽い高血圧、さらに極度のめまいということでございまして、そちらを踏まえて昨晩急遽体調を崩し、入院をすることになりまして、代わりに会長の勝俣からのご報告という形にさせて頂きます。

記者:どこに入院したんですか。

東電:そちらにつきましては、控えさせて頂きたいというふうに思います。

記者:都内?

東電:そちらも控えさせて頂きたいと。申し訳ございません。かなりこうした体調を崩した状況でございますので、皆様にはそちらの場所等について控えさせて頂ければというふうに思います。

記者:都内くらいはいいでしょ。都内くらいは。

東電:はい?

記者:都内かどうかくらいはいいんじゃないですか。

東電:そちらの方、確認しておりませんので、確認でき次第皆様の方にお知らせいたしたいと思いますが、現状、昨晩入院しております。昨晩の時点。昨晩でございます。

記者:場所はどこですか。

東電:すみません。そちらについては控えさせて頂きたいというふうに思っております。

記者:都内?都内?都内ですか。

東電:そちらにつきましては、現状は控えさせて頂きたいと思います。

記者:救急車で運ばれたんですか。

東電:ちょっと確認いたします。

記者:病状をもうちょっと言ってくださいよ、だったら。

東電:病状につきましては、繰り返しでございますが、高血圧と極度のめまいということで、昨晩急遽入院しております。

記者:ご自宅で倒れられたんですか。

東電:いや、清水につきましては、ずっとこちらの会社の方でですね、これまでも指揮をとっておりまして、体調を崩したということでございまして。

記者:何時頃かわかりますか。

東電:昨晩でございます。昨晩。

記者:●●。

東電:いや、昨晩の、要は昨日の晩ということでございます。

記者:緊急搬送されたんですか。

東電:すぐに、倒れたということではなくてですね、容態が悪化したということでございまして。

記者:意識ははっきりしてるんですか。

東電:はい。しておりますが、かなりの高血圧とめまいがかなりひどいということで、入院させて頂いてるということでございます。

記者:すみません。陣頭指揮にあたれる可能性あるんですか。それとももう長期に及ぶことに●●ですか。

東電:我々の方としてはですね、体調、体力が回復次第、また指揮命令に入るというふうに考えております。

記者:何日くらいで退院される予定とか。

東電:そちらにつきましては、お医者様の診断等、我々の方にはまだ入っておりませんので、ただ我々の方としては体力が回復次第、指揮命令をとって頂くというふうに考えております。

記者:すみません。要するにご自分で病院に行かれたのか。それとも救急搬送されたのか。どういう形で病院に行かれたんですか。

東電:ちょっと状況については確認したいと思います。私どもの方では昨晩入院して今日に至っては勝俣が会見するというところの報告を受けておりましたので。

記者:昨晩帰宅されて。

東電:いや、会社においてでございます。帰宅はしておりません。会社におきまして体調が急変いたしまして、変化いたしまして、そのまま入院したということでございます。

記者:そのまま入院●●じゃないんですね。

東電:そうですね。はい。

記者:病状は前から続いていたんでしょうか。

東電:16日から21日までですね、体調の方かなり悪く、若干そうした形で、昨日急にですね、かなりまた悪化しまして、繰り返しでございますが、高血圧と極度のめまいを症状を訴えまして、そのまま入院したということでございます。

記者:これまで医者の診断っていうのは受けてたんですか。あとこの2階とかに医者はいるんですか。

東電:いや、2階とかではございませんが、会社の医者は産業医が常駐しておりますので、そちらにおきましては、体調の悪いときには常に診断をして頂いているということでございます。

記者:今は誰が指揮をされてらっしゃるんですか。

東電:現状は勝俣が代わりに指揮をとっております。そういうことでございますが、詳細につきましては、15時からきちんとした形でご説明、ご報告等をさせて頂きます。繰り返しに。

記者:そのことに関しての会見なんですか。

東電:いや、そうしたことではありません。これまでの福島の状況等を踏まえまして、清水の病状等ではございません。福島の状況等につきまして、経営からきちんとした形でご説明させて頂きたいという機会を設けさせて頂くということでございます。繰り返しでございますが、15時から3階の会議室ということで予定しておりますので、そちらの方でよろしくお願いいたします。以上になります。ありがとうございました。

記者:会見●●福島の●●。

東電:なるべく早く皆様にという形で考えておったんですが、結果として今日になったことについては、大変申し訳なく思いますが、福島が●●したということではなく、1日も早く報告したいということが1つの理由でございます。ということでよろしくお願いいたします。

東電:すみません。途中、申し訳ございません。このまま続けさせて頂いてよろしいでしょうか。それでは引き続きまして、トレンチ内の水の計測、それから地中、海水中の放射性物質の分析ということでご質問をお受けしたいというふうに思います。引き続きまして、ご質問ありましたら挙手の上。はい、どうぞ。

記者:サンプリング数のことは2号機のサンプリング●●ということで、そのサンプリングの意味というのは、その結果が出るという意味ですか。それともその採取するだけということですか。

東電:サンプリングというのは、結局結果を出すので、分析をするための試料を採るっていうんですかね、実際のものを採ると。

記者:結果というのはどういう●●とか。

東電:まずそのサンプリングの日程っていうのは含めて、結果を出すまでの日程に繋がるものでございますので、そこはちょっと何とも申し上げられないという状況でございます。

記者:●●なんですけれども、15万ベクレルの採取した時のですね、●●いつなんでしょうか。5.4ベクレルのは昨日の8時25分っていうのあったと思いますけど、その15万ベクレルの方はですね、ちょっと建屋地下のですね、線量の測定というのはいつ。

東電:15万ベクレルのデータはですね、3月26日にサンプリングしたものでございます。3月26日の12時にサンプリングしたものです。

記者:午後0時?

東電:12時、正午です。

記者:確認です。1号機トレンチの溜まり水のサンプリング場所は海側の●●。

東電:ちょうどですね、タービンのところと海の取水口のところのちょっと中間くらいの位置になります。

記者:●●は海側だとおっしゃったんですよね、1,2,3号機。

東電:そうですね。海側です。はい。

記者:●●。

東電:採りましたのは海側ですね。海側の立坑から。

記者:海側立坑の出口という。

東電:はい。海側の立坑でございます。

記者:●●。

東電:かなり高い数字ではあると思います。ただそれがどういうルートでここに来たかということは現在調査しているところでございます。

記者:読売新聞社のハットリです。トレンチの溜まり水の測定値出てるんですけど、これが非常に高濃度ではないということなのか。これ今後の処理はどうなるんでしょうか。

東電:●●に関しましては、ただいま検討中ということです。

記者:AP通信の●●です。処理に色々時間だとか労力を費やしてきたと思うんですけれども、現時点でロボットの使用。アメリカからロボットを調達するという話があるかどうか。あるとしたら、いつ頃かそういう話に。

東電:すみません。ちょっとその具体的な話っていうのは私は聞いておりません。現時点で私のところにそういう情報ないまま入ってきておりますので、特段今お話できるという情報がございません。

記者:ロボットが使用かされるかどうかはまだわからないということですか。

東電:はい。まだ確認しておりません。申し訳ありません。

記者:●●ことですか。

東電:そうですね。今現状この場でお話できるという状況は確認しておりません。

記者:テレビ朝日の●●です。保安院の会見の中で実はトレンチの1号の水をともかく水位を1メートルくらい下げなきゃいけないから、その水をですね、●●という、廃棄物処理の建屋っていうのがどうもあるらしく、そこに移し替えるということを前の会見で言ってたんですけれども。

東電:おっしゃる通り、できる限り速やかにという思いがございますけれども、具体的なその処理っていうのに関してはですね、すみません。ここに入ってくるときに私どもまだ確認できておりませんで、この場で申し上げられるという状況にはございません。

記者:現時点でのその水の移送の状況。ここがここまでできている、ここはここまでできていない。昨日の段階から今どうなったかを時系列で教えてください。

東電:ちょっとですね、もう一度お時間頂きましてですね、それなりに整理して今またそれを見ている人間が、いつもここでお話させて頂いている人間が情報を収集しております。できたらその人間がお話させて頂いた方がよろしいかと思うんです。ちょっとお待ち頂いてもよろしいですか。申し訳ございません。

記者:毎日のクドウです。それぞれ濃度限度の何倍かっていう数値って出たんでしたっけ。

東電:これは発電所の中でございますので、そういう計算はしてございませんが。

記者:参考でいいんです。

東電:それぞれですね、例えばヨウ素131ですと、個別の濃度限度が0.04でございます。0.04ベクレルパー立方センチメートルでございますので。

記者:●●。

東電:第10報、海水からの放射性物質の検出についてという資料の1ページ目食って頂きまして、上から2弾目のIの131、ヨウ素131のですね、右から2列目が●●濃度限度でございます。ヨウ素131ですと、4×10のマイナス2乗。0.04ベクレルパー立方センチメートルが濃度限度になります。それに比較いたしまして、今回の5.4ベクレルというのは約100倍ちょっとという数字になります。

記者:セシウムはどうですか。

東電:清水の関係でちょっとよろしいですか。先ほどご質問あった件で。清水なんですけれども、入院先が都内です。そこから先はちょっとご容赦頂ければと思います。救急車なのかどうなのかというところなんですけれども、救急車ではございません。昨晩、昨日の晩ですね、車でその病院に向かったということです。よろしいでしょうか。

記者:これ東電の車っていうことでいいんですよね。

東電:はい?

記者:ここの社有車ということでいいですよね。

東電:社有車っていう、そうですね、会社にいたので。

記者:意識はしっかりしていたということです?

東電:ということですね。

記者:じゃあ会社から運ばれたということですか。

東電:会社から、はい、そうです。会社から病院に向かったという形になります。

記者:すみません。セシウムについて。

東電:ちょっと一応、すみません。今わかりにくかったかもしれません。ご説明しますと、それぞれのこちらで測ったもので、検出限度ということだったんですが、ここには数字は書いていませんので、この海の方の濃度で引用して、その濃度を比較して出しているということです。

記者:計算して出してもらえませんか。

東電:はい。じゃあ計算してお出ししたいと思います。

東電:それではいかがでしょうか。よろしいでしょうか。はい、ではどうぞ。

記者:放水口から出てきた可能性っていうのは●●も、タービンの建屋から放水口へ行くルートというのは、何本くらいあるんですか。この資料でいくと冷却水が●●って放水●●しているルートがあるんですけれども、タービンの建屋から放水口に行くそれ以外の。

東電:見て頂いているのは、主蒸気の流れって言うんですかね、発電所の仕組みの全体見て頂いているということですね。それがひとつ大きなものがございますけれども、その他にも配管などが通ってございますので、そういうものというのはあります。ただちょっとその辺はそのたくさんあるだけにですね、どれがそういう原因になる得るかということは、今検証と言いましょうか、調査させて頂いている段階でございます。

記者:溜まり水を移してる復水器から放水口に行くルートっていうのはあるんですか。

東電:はい。ございます。これはおっしゃっていた通常のメインの配管ですね。今その配管、そのメインのものと他の配管につきまして、その他にも可能性というのはゼロではないかと思いますので、色々な可能性を含めまして、今原因を探させて頂いているという状況でございます。

記者:溜まり水を排水すればするほど、配管から出て行ってしまうっていう可能性もあるんですか。

東電:現状ではそういうことのないようにして作業させて頂いているはずでございますので。

記者:関連なんですけど、建屋の水なんですが、1号の方の技術的には●●なんですけれども、●●結構なんですけどね、2号機駄々漏れを防ぐことになれば、水位が上がってるとか下がってるとかっていうことがあるわけですよね。上がってるっていうことがあるのかどうか。その辺はどうなんでしょうか。

東電:トレンチにつきましては、水位は変化してないというふうに見ております。

記者:建屋の中はどうですか。タービン建屋の。

東電:建屋の中でもそういった変動はですね、大きな変動があるというふうには聞いておりませんで、その後そういった情報私どもは聞いておりません。

記者:2号機は●●んでしょうか。

東電:そうですね。2号はちょっと線量高いところがございましてという状況ですね。それではですね、先ほどちょっとご質問を頂きましたタービン建屋の方のですね、溜まり水の復水器の移送、その状況をちょっと確認してくれとご依頼頂きました。現状わかる範囲でお答えをさせて頂きます。1号機に関しましては、現在その移送の作業実施中でございます。始まりは3月の24日17時頃から水中ポンプ1台使いまして、排出を開始いたしました。そのあとこの1号機に関して、3月の27日。

記者:27?

東電:はい。27でございますね。27日15時10分からですね。当初1台でありました水中ポンプを3台にいたしまして、水中ポンプ3台を使って排水をしてございます。

記者:すみません。それ台数じゃなくて系統の数ですよね。

東電:失礼いたしました。そうです。系統、3系統を使って排水を行っています。

記者:2台だったのが6台になったっていうことで。

東電:失礼いたしました。ポンプ台数おっしゃる通りで、2台でありましたものが6台になったと。1系統を3系統にすることで、2台のポンプが6台になったということでございます。こちらの方、3系統で進めている時は、時間あたり20トン。20トンパーアワーでの排水。これはあくまでも約という数字になります。申し訳ございません。いうことで進めて。その後なんですが、3月29日の7時半頃、排水を停止している状況にございます。これは復水貯蔵タンクからサプレッションプール水のサージタンクへの移送、すみません。失礼しました。その7時半に停止しました理由に関しましては、復水器への排水を停止したのはですね、現在復水貯蔵タンクから、そうですね、復水器の方がですね、満水に近い状況になったということが確認されまして、大変失礼しました。29日の7時半ころ排水を停止してございます。

記者:午後ですか。

東電:午前になります。失礼いたします。

記者:昨日動いてなかったということですか。

東電:結果としてそういうことになります。

記者:復水貯蔵タンクの方は。

東電:はい?

記者:復水貯蔵タンクの方は。

東電:今現状として。

東電:今のもう一度整理してご説明いたします。1号機のですね、タービン建屋の地下の排水につきましては、今申し上げました通り、3月24日の17時頃から1系統、約6トンの排出量持ってますポンプで排水をしておりまして、その後3月27日の15時10分頃からですね、3系統に増設をしまして、大体18トンくらい。今約20トンというふうに申し上げましたが、このくらいで排水をしております。その後ですね、排水をしているという情報で流れていたんですが、再度水位の確認をとろうと思いましてですね、現地の確認をとったところ、29日の7時半、これ午前7時半と思いますので。この時間にですね、復水器がほぼ満水であるということからポンプを停止したということだと。ちょっとこちらの情報がですね、確認がとれたのが今しがたで、ポンプが止まっていたという認識もございませんでした。昨日ですね、水位につきまして調査をしたところ、大体数センチ落ちてるという情報がありましたが、これは28日にですね、28日の朝測定するものをつけたということで、私ちょっと誤認をしておりました。そこからポンプを止める7時半、29日の7時半までの間に数センチ下がって、その状態が現在も継続しているというのが現状でございます。

記者:数センチ?

東電:1,2センチくらいということで、正確な数字につきましては、まだ確認をとれておりませんが、下がった状態であると。そこから現段階も変わっていないということで、排水が停止した以降ですね、特に増加したというところは確認されていない状況でございます。それから現状でございますが、1号機につきましては、2,3号機同様に復水貯蔵タンクの

水をですね、サプレッションプール水サージタンクに水を排水をするという準備を進めております。排水はまだ実施しておりません。こちらのタンクは空けましてですね、今後どのような排水を検討するかというところにつきましては、現時点でまだ確定していない状況でございます。2号、3号、4号につきましてですけれども、まず2号がですね、排水を行うために29日の16時45分から復水貯蔵タンクの水をサプレッションプール水サージタンクへ移送を開始しております。これは現在継続中でございます。これ昨日のご報告の通りに行ってございます。それから3号機でございますが、排水処理のこちらも準備をするということで28日の17時40分、午後5時40分から復水貯蔵タンクからサプレッションプール水サージタンクへの移送を開始しております。こちらも現在継続中でございます。4号機につきましては、まだ検討段階でございまして、まだ水の移送等は実施していない状況でございます。排水関係は以上になります。

記者:すみません。3号機もう1回。

東電:3号機はですね、3月の28日17時40分、午後5時40分から復水貯蔵タンクからサプレッションプール水サージタンクへのタンク内の水の移送を開始しております。こちらについては現在継続中でございます。

記者:●●は、1号機の溜まり水が20センチ低下したという発表があったようなんですけど、それは●●。

東電:その20センチというのがですね、どの時点からの20センチかっていうのは、ちょっと今確認とれておりませんが、今私が申し上げた数センチというのはですね、28日の日に測定のためのですね、目印の棒を立ててまして、その棒が28日の朝からですね、29日の夜9時頃というふうに聞いておりますけれども、その間でどのくらい下がったかっていう確認が今とれているだけで、その前からどのくらいの水位が下がったかというところについては現在確認中でございます。

記者:海水ポンプが動いていた約丸1日で、●●。

東電:7時半ですから、そうですね。約1日でそのくらい下がっているというそういう情報でございます。

記者:●●。

東電:そうですね。昨日の夜9時くらいにですね、測定をしてる、測定と言いますか、確認をしているようですけれども、その間で、29日の朝7時半にポンプ止まっておりますので、実際は28日の朝から29日の朝までの水位がそのくらいだったということになると思います。その20せンチくらいというものにつきましてはですね、ちょっと今確認をしておりますので、また確認がとれましたら、どの時点からかっていうことはご報告したいと思います。

記者:すみません。復水器に代わる新たな排出先っていうのはあるんでしょうか。

東電:今そちらにつきましては、検討中でございますが、現段階ではその復水貯蔵タンクをですね、一旦空にするということで、移送先としては1つの案としては、そちらのタンクを考えているのではないかと思います。まだそちらについてはですね、どこに送るかというところはまだ検討段階でございます。

記者:これまでだと所謂復水器の中に溜まってる所謂きれいな水ですよね。あれを復水貯蔵タンクに入れるって話ですけど、直接汚染水を、●●汚染水を復水貯蔵タンクに入れるっていうことですか。

東電:その可能性を検討している状況です。まだ入れるという報告は来ておりません。

記者:それ何か影響ってありますか。

東電:タンク自体はですね、遮蔽構造のタンクですので、あと実際に入れるものの線量等の評価をして、入れて問題ないかということになろうかと思いますが。

記者:今の段階ではどうなんですか。

東電:今の段階では、まだ結果は出ておりません。

記者:わかんないってことですか。

東電:わかりません。

記者:確認なんですけど、復水器に入ってるっていうのは、通常どのくらいレベルの線量なんでしょうか。

東電:通常の運転時という意味でよろしいんでしょうか。通常のですね、止まってる、炉が止まってる、安全に止まってる時にはですね、放射性物質は検出されません。

記者:運転時は?

東電:運転時はですね、非常に半減期の短いですね、放射性物質が蒸気の中に混じっておりまして、復水器の表面で、ちょっと後で確認させて頂きますけれども、1ミリシーベルトパーアワーとかですね、そのくらいの線量になると思います。ちょっと確認させてください。

記者:確認ですけど、2号、3号に今、建屋の中の水出すために、復水貯蔵タンクからサプレッションサージタンクに移して、それから始まるわけですよね。その一帯の建屋の中に溜まってる水を出せるタイミングはどのくらいかかるということですかね。

東電:詳しい数字についてはですね、確認いたしますけれども、昨日の段階で、CST、復水貯蔵タンクに入ってますのが2号機が900、それから3号機が1500でございますので、ポンプ容量といたしまして、2号機が約10立米、10立方メートルパーアワーというポンプを使ってます。それから3号機が25立方メートルパーアワーというポンプを使ってます。大体時間にしますと、2号機が90時間くらい。それから3号機が60時間くらいでしょうか。●●はそのくらいがかかるのではないかというふうにこうえてございます。

記者:フジテレビです。そのタンクの水が止まったということなんですけど、これは自動的に止まったんでしょうか。それとも誰かが止めたんでしょうか。

東電:今確認している範囲では、27日、失礼しました。29日の朝にですね、現場の確認を行ったところ、復水器の水位がほぼ満水に近いということで、そこでポンプの停止を判断してですね、ポンプを止めたようでございます。

記者:保安院は大体20センチですって、大体水深20センチくらいと言ってるんですけど、現時点で残った水深はまだわからないということなんでしょうか。

東電:そちらにつきましては、確認いたしておりますので、わかり次第またご報告したいと思います。

東電:いかがでしょうか。そろそろよろしいでしょうか。ではこちらの方で今回のご説明は終わらせて頂きます。どうもありがとうございました。