原子力安全・保安院の記者会見テキスト(第17報)(2011年3月13日01時33分から88分間)

司会:本当に大変お待たせてして申し訳ございません。それではただいまから記者会見を開始させて頂きます。野口主席の方からでございます。資料はお手元にあると思いますけれども、17報とですね、あとモニタリングポストのデータの最新のものです。

野口哲男審議官:それでは始めさせて頂きます。お手元に17報があるかと思います。まず一番後ろのほうでございますが、8ページをご覧をいただきまして。線で引いてあります17時39分はこれは前回のところで口頭で申し上げましたけれども、抜けてた点を追加をいたしました。それからその上の15条通報でございますけれども、これについては17時でございます。それから前の方に戻って頂いて2ページ目の東京電力の福島第一原子力発電所1号機でございますけれども、その後の状況でございます。海水を注入を20時20分に始めたということは申し上げました。その後、注入の作業が進んでございます。

記者:聞こえなかったんでもう一度。

野口審議官:注入の作業が行われてございます。今注入中というところでございます。それであとそれぞれご質問を頂いたところで順番に回答をするということで。

司会:私の方がいいましょうか。前回宿題を頂いたところをまずというところでございまして、避難指示範囲の20キロはどのような根拠かというところですが。

野口審議官:これでございますけれども、避難地域20キロということです。炉心の損傷が進展をして炉心溶融が発生をして原子炉容器、格納容器が大きく破損すると、そういう事態にもし至った場合には格納容器内の放射性物質の大量放出ということで周辺環境に多大な放射能の影響を与えるということになろうかと思います。住民の安全を確保するという観点から言いますと、このような炉心溶融をできるだけ防いで格納容器に損傷が生じないという措置を講じていうことが重要であります。このため1F1におきましては、容器を海水で満たすと、こういった措置がとられているというところです。これまでの対策同様に今回のこういった措置によって10キロから20キロの間には具体的な危険が及ぶということではありませんけども、このような状況を、措置を踏まえながら新たに20キロに拡大をしたというものでございます。

司会:ありがとうございます。次、とりあえず前回の宿題だけ答えて頂いて、その後質疑応答とさせてもらえればと思いますが。被災した4人の方々の現在の状況を。

医療班:医療班でございます。1号機付近で爆発、発煙が発生した際に4名の方が1号機タービン建屋付近で負傷され、川内診療所で診療を受けているという報告を受けております。

記者:どこ、建屋。どこ付近。

医療班:タービン建屋付近、管理区域外。

記者:もう一度。

記者:よく聞こえない。

医療班:1号機付近で爆発と発煙が発生した際に4名が1号タービン建屋付近管理区域外で負傷。川内診療所付近で診療を受けておられる。

司会:以上ですか。次三つ目でございますが、福島で一般の人に除染している人も出ているという話があるけれども、事実関係。

医療班:3名の汚染した可能性のある方の情報を得ております。その内容については県の方を通していま照会して確認作業を行っております。しかしながら、情報が複数名、内容については確認作業を進めているという状況でございます。

司会:1F2、3の電源の状況如何ということだったと思います。

野口審議官:1F2、3の電源の状況ですけれども、2号につきましては電源車を現地に運んでそこで接続と言いますか、ケーブルで繋ぎこみをしましたけれども、残念ながらうまくいっていない、不具合があるということのようです。それから現在はバッテリーでRCICによって貯水を行っているという状況です。

記者:すみません、聞こえないんでもうもう一回お願いします。

野口審議官:もう一度2号申し上げますと、2号機については電源車を現場へ持っていって、そこからケーブルで繋ぎこみを行った。しかしながら不具合があって繋ぎこみが今のところできてないという状況に。RCICによって注水を行っております。これはバッテリーによって行っているという状況です。3号についても現在バッテリーによってHPCIを使って注水をしているという状況にございますけれども、こちらについても電源車、DC電源の接続を今検討しているという状況にあります。

司会:はい、ありがとうございます、そのほか補足で説明。

八木雅浩事故対策室長:補足で、補足と言いますか、海水ポンプが福島第二でどういう状況になっているかというところが宿題になっていたかと思います。福島第二の1号機でございますが、4台海水系のポンプがございまして、そのうち2台が稼働可能というかたちでございます。福島第二の2号機でございますが、4台中1台が稼働可能でございます。3号はこれもう冷温停止中なのでとばさせて頂いて、4号機でございますが、4台中1台が稼働可能ということになっております。以上です。

司会:はい、ありがとうございます。それでは最後に今日お配りしておるもう一つの資料の方ですね、モニタリングポストの状況でございますが、これについて説明させて頂きます。

放射線班:モニタリングのデータについて説明させて頂きます。更新されたデータに関して説明させて頂きます。まずMP6、ポイントですね、MP6、正門のモニタリングカー、こちらの方が23時20分、3.3マイクロシーベルトパーアワー。それからMP8、南側、これはサーベイデータによる測定でございます。これは20時30分のデータとして3.2マイクロシーベルトパーアワー。23時30分、こちらが4.5マイクロシーベルトパーアワーということになっております。それからMPの4、これは1号機の北西の敷地の境界ですけれども、23時30分で47.9マイクロシーベルトパーアワーということになっております。それから一番下のところに県のモニタリングポスト、こちらの方が実は一気にこのデータが、8回分入ってきまして追加させて頂いております。19時30分、20時、20時30分、21時、21時30分、22時、22時30分、後23時16分が最後のデータとなっております。数字は読んで頂ければわかると思いますので、割愛させて頂きます。

司会:それでは質問をお受けしたいと思います。どうぞ。

記者:すみません、簡単なところからなんですけど、前に聞いているんですが、1号機のですね、今の水位とですね、圧力というのはどれくらいでしょうか。次回からもし毎回聞いているんで、入れて頂けると助かるんですけれども。

八木室長:それでは1号機、1号機、福島第一の1号機。

記者:はい。

八木室長:でございます。原子炉圧力でございますが、3.75キログラムパー平方センチメートル。

記者:いつもパスカルとかで。

記者:毎回単位が違うとわかんなくなっちゃう。

八木室長:約0.375パスカルと、メガパスカルということでございます。原子炉水位でございますが、燃料域Aにつきましては、これはダウンスケールでございます。要はメモリの下まで振り切れている状態でございます。燃料域Bにつきましては、燃料の頂部からマイナス1750ミリ、175センチということでございます。以上です。

記者:すみません、測定時刻とそれからメモリが下まで振り切れているって一番下はどれだけなんですか。

八木室長:まず時刻でございますが、今日の00時00分現在。今日ですね。

記者:3月13日のちょうど日付が変わる時期。

八木室長:はい、そういうことです。ダウンスケール一番下の値につきまして、すみません、手元にございません。こちらまた確認させて頂きたいと思います。

記者:続けて申し訳ないけど、これ水入ってないってこと。海水を入れてるんですよね。

八木室長:はい。

記者:海水注入したけど、水入ってないってことですか。

八木室長:いえ、入ってないというわけではなくて、まだスケールのところまで達しないと。

記者:その前はもっと落ちてたってこと。さっき1700って言われたんですよね。で、1750ってもっと落ちてるんだけど。

八木室長:燃料域のBがマイナスの1750ミリということでございまして、Aがダウンスケールと。

記者:ダウンスケールってどういうことですか。

八木室長:スケール、この水位計の一番下に振り切れているという状態です。

記者:もっと水位が下がったってことですか。さっき170センチって言って。それよりももっとマイナス幅が。

八木室長:そうですね、それよりも前がスケール、メモリのところちゃんとあるということであるんならば、それより下がっているということです。

記者:なんとなくイメージで、そこで説明してどこら辺より下がっているとかなんか、そういう説明とかなんかよくわからないんですけど。

八木室長:スケールが出ておりませんので、具体的にどの辺りかというのがちょっとご説明できません。

記者:水がないかもしれない、全く。

記者:メモリよりも下に水はあるわけですか。メモリはどこかからメモリが続いているのであって、その下に水はある。

八木室長:はい、そういう理解でございます。

記者:ちょっとそのダウンスケールになっていることの意味をちょっと説明してもらいたいんですけど。なぜかというと、海水を注入しているって言いましたよね、ところがダウンスケールがあってどんどん下がっているわけですよね。これがメーターが例えば壊れているとみなさんが当初のようにお考えになっているのか。それとも海水が入ってないと思われているのか。蒸発していると思われているのか。どういうふうにとらえているんですか。

記者:ちなみに先ほどの東京電力の方では、圧力容器の水位計が2つとも壊れているという趣旨のような旨の話をされているということなんですが、それは確認されてますか。その可能性もあるという。

八木室長:その可能性があるというようなことを。

記者:情報入ってますか。そういう情報入ってますか、東京電力。

八木室長:そういうようなことを聞いたことございます。

記者:すごく大事なんで確認しますけど、ディテールで言ってもらえませんか。0時0分の1ポイントだけ言うからわからなくなるんで。例えば始めた8時の時は、8時20分はどれだけだった、9時、10、11時で言ってくれたら誤解がなくなると思うんで。2時間おきでもいいですよ。

八木室長:工夫いたします。

記者:今それをしてくださいっていうご質問だったと思うんですが。

記者:2時間おきとかわかりますよね。

八木室長:ちょっとデータの整理のためにお時間を頂きたいと思います。

記者:今度から書いてもらった方がいいと思うんですよね。

記者:重要な情報なんで。

八木室長:わかりました。ちょっと工夫させてください。

記者:でもね、素朴な疑問なんですけど、少しずつ、少しずつ下がってくっていう感じじゃないですか。そんな都合のいい計器の壊れ方ってあるの。私が申し上げてることわかります?壊れるんだったら一気にダウンスケールになるんじゃないかって疑問なんですよ。そんな都合よく少しずつ水位が来るような計器の壊れ方ってあるのかなって素朴に疑問に思いません?

八木室長:いずれにしましても、ダウンスケールのそのスケールの一番下がどの辺りなのかということも確かめまして、今後数値の記載の仕方については工夫させて頂きたいと思います。

記者:というのも水が順調に入っているんだろうか、海水がね。入っていないんだったらば、海水入れたから冷えますと言って安心したのがご破算になってしまうので、そこの確認をしたいんです。みなさんはそれをどう認識されていますか。海水が入っているんだと思っているんですか。

記者:だからメーターが壊れているという認識なのか。入っていると思っている認識なのか。どういうお考えなんですかね。

八木室長:水は順調に入っているという認識であります。ですからちょっとダウンスケールのところについては。

記者:そうするとメーターが壊れてるんじゃないのかという認識をみなさんお持ちなわけなんですよね。

八木室長:ちょっとこのダウンスケールのところについては少なくともちょっと信頼がおけないかなという認識でございます。

記者:水が順調に入っているという根拠を教えてください。

八木室長:事業者からのヒアリングではちゃんと入っているということでございました。

記者:それ鵜呑みにするって。

八木室長:はい、ただしそういうようなこともございますので。考え方等もう一度はっきりさせて頂いて、改めてご説明させて頂きたいと思います。

記者:前回の170っていう数字がA域であれB域であれですね、今回175と言ってるわけですから、どっちにしても確実に落ちてるわけですよね。順調に入っているのに水位が落ちてるのはなぜですかっていうシンプルな質問なんですけど。

八木室長:水が入りましても基本的に蒸発をしたりとか、そういったところがございますので、入れた分がそのまま水位計が上がるというような形にはならないんだと思っております。いずれにしましても、ちょっと考え方整理させて頂きます。

記者:さっきのデータが壊れてる可能性があるというのと矛盾しているじゃないですか。

八木室長:ですからその。

記者:データが壊れてるかもしれないし、反映されてないかもしれないし、よくわからないということですか。

八木室長:少なくともダウンスケール、ダウンスケールになるということ事態がこれがメーターに信頼性があるんだろうかという点を申し上げました。

記者:ダウンスケールってすごく問題なんですか。ダウンスケールになってることに危機感を感じる保安院。そういうものなんですか、ダウンスケールって。

八木室長:やはり水位が測れないということはこれ、プラントの状態を確かめるうえで、不安になるということではございます。

記者:すみません、あと。

司会:すみません、これから質問、ごめんなさい、挙手してやって頂ければ僕がお渡ししますので。

記者:そもそもなんですけど、先ほど海水は順調に入っているというお話でしたけれども、ただ10時過ぎに中断してるじゃないかというような話も入ってきている。そこら辺事実関係いかがでしょうか。

野口審議官:時間は正確にわかりませんけど、ここで会見を前回してた時かもしれませんけど、地震があってそれで津波の影響もあるということで、一時作業を中断しているという話を聞いてございます。

記者:今は再開しているという理解でよろしいですか。

野口審議官:今は再開してございます。

司会:はい、どうぞ。

記者:ちょっと関連あった時に聞いた方がいいですか。すみません、その一時中断というのはいつからいつまで中断したんですか。東電の方のプレスルームではしばらく中断しているから情報の更新もないような雰囲気に、そろそろ再開かみたいな雰囲気に記者がなっているという情報が入ったんですけれども。何時から何時まで中断したんですか。で再開はいつですか。

八木室長:詳細な時間確認させてください。

記者:再開したってことも確認してるんですか。

八木室長:はい、再開したということ聞いております。

記者:中断して再開したと。

八木室長:はい。

記者:すみません、被曝した3人の情報があるという件なんですけれども、どういうところから入って、どういうところで被ばくして3人なのかとかもう少し情報ありますか。

医療班:3人の方のバックグランドとかっていうことでしょうか。避難のされてる方というふうな情報があるのと、一緒に避難をされていて検査をまだ受けておられない方がおられるということの確認はしております。

記者:その避難されていて検査を受けていない方は何人なんですか。

医療班:今ちょっと人数の確定というのが、作業しているところで、ちょっとはっきりとした数はこの場では申し上げることができないです。

記者:検査の結果、被曝していたということがわかったという。

医療班:その方が3人おられると。

記者:性別ですとか年代は。

医療班:その情報はまだございません。

記者:住んでる町は。

医療班:その情報もまだございません。

記者:確認しないんですか。

医療班:自治体で今やり取りしているところでございます。

記者:その自治体名でわかるんじゃないですか。

医療班:県を通してやってるわけです。

記者:避難をしている方っていうのは3キロとか10キロの中にいて、避難をしている時に被爆したというのなんですか。どういう意味なんでしょうか。

医療班:時間と、位置関係も今確認しているところでございます。

記者:重要なことじゃないですかね。

医療班:ですからそこを、確認を今して頂いているという。

記者:みんな驚いたことだと思うんですよ。だって安全圏設定しておいてね、被曝しちゃったわけですよね。で、その人たちがどういう状況で被曝してどの程度の被曝をしたのかって、ちょっとすぐ調べて頂けないですかね。

医療班:今その作業して早く確認していきたいと思います。

記者:先ほど説明、これまでの説明ですと、安全な範囲を算出されて避難の範囲を決めてらっしゃる。かなり余裕をもった対応なのかなというふうに思ってたんですけど、それでも被曝してしまうということなんですか。そうすると、先ほどから20キロが十分なのかっていう質問ずっとこれまでもしてたんですけど、そういうことも含めて聞いてるんですが。その設定の仕方とか広がりとか、今後どういうふうに影響あるかっていうことにかかってくると。

医療班:汚染の程度の評価が必要にはなってくると思います。それで、その機械によっても値の解釈とかいうのが違うというのが原子力安全委員会の先生もおっしゃっていますので、ちょっとそこについてはもう一度検査を受けてもらう必要があると思います。その結果によって、もうちょっと精査を進めるのか、どのような措置をしたらいいのかという判断をしていく必要があるというふうに考えています。

記者:その検査はどこで受けられるんですか。

医療班:そこは今県と調整をして対応策というのを今進めているところです。

記者:その設備は県にあるんですか。それとも東京に来ないといけないということですか。

医療班:県、そこでできるような体制で今対応策を練ろうとしていまして、色んなところに照会を検討中ところです。

記者:審議官にご意見伺いたいんですけれども、今回の被曝はですね、事故によるもの、一連の事故の中ではあるんですが、東電がですね、自らの意思でベントを行ったことによってですね、外部に露出した放射能のよって被曝をしたわけですよね。まだ完全に退避しきれていない人が原発周辺にいるにもかかわらずですね、放射能を含んだ格納容器内の気体を外部に放出したことによって県民の方が被曝をしたということだと思うんですが。これ例えば、近所に人がいるかどうか、退避が完了しているかどうかというようなことを確認する前にですね、結果的にそういうことを行って被爆者が出たということについてどのようにお考えですか。

野口審議官:今ご説明があったように、被爆の避難中のようですけれども、どういう状況で被曝をされたのか、あるいは被爆の程度はどの程度だったのかということも含めて確認をしているところでございますので、こういったことも踏まえながら、状況は確認していく必要があるかなというふうに思ってございます。

記者:東電で負傷した4人の方とは別にということですよね。この3名というのは。一般の方ということですよね。

医療班:別の事例です。

記者:大体どのくらいの規模で一緒に行動されてたんですか。100人規模なのか、数人なのか、数十人なのか。

医療班:複数の情報がございまして、確認の作業を行っているところです。

記者:その複数の情報というのはどんなものなんですか。

医療班:別々の話だったのが、実は調べていくと一緒だったとかいうようなこともございまして、今確認できる作業というのと、もうちょっとおさえないといけない情報というのを精査をしながら進めているという状況です。

記者:規模感を少し知りたいんです。

医療班:一緒に行動されていた。汚染を受けた可能性のある方がどれくらいの規模かと。ちょっと確認途中の情報ということでお許し頂きたいんですが、一緒に避難をされてる方ということでして、今大体、50から100まではいかないんですが、っていうのが一緒に行動されている。ただ検査で確認された方というのがまだ一部なので、みなさんがどの程度の汚染を受けているのかというところを調べていく必要があると思います。今得ている情報ですぐに健康被害をもたらすような汚染の規模ではないというのが、原子力専門の先生からのご意見を頂いておりまして、措置をすれば心配ないレベルではないかという、措置をすれば心配のないレベルではないかというようなお話もあります。

記者:どんな措置なんですか。

医療班:その程度にもよるんですが、洗い流すであるとか、被曝の評価をさらに進める、中が汚染されてないかという、調べるっていう精査を進める場合とか、それに応じてお薬が必要であるかどうかという判断っていうのを今回の被ばくというのは必要はないかという判断は必要になると思います。

記者:50人以上100人未満のその集団の中に確認できているのがその3人ということですか。

医療班:はい。

記者:ちょっと話がずれちゃうんですけど、2Fの1,2,4のことで確認したいんですけれども、ちょっとおさらいなんですが、要するに2Fって一応これ15条事例になっていると思うんですが、元々確か海水ポンプがダメで、圧力が高まる可能性があるということで、確かベントをやる準備も整うというか出来ていたという状況もあったと思うんですが、そこも含めて、あとその4台のポンプで海水ポンプが1台回復したとか2台回復したということもありますが、これが何を意味するのか。つまり回復したからじゃあ例えば●●系統のそういうポンプを動かせるようになるか、も含めてそこのところを教えてください。今2Fの1,2,4がどういう状況にあると言えるのか。

八木室長:2F1,2,4でございますが、これらにつきましては外部からの電源を受けているという段階でございまして、注水については復水補給水系にて注水を行っておるところでございます。それで、一番初めに申し上げました通り、海水系のポンプがいくつか動くということでございます。これらにつきまして、残りの部分については絶縁で、絶縁が少々うまくいっていないということでございますので、これの補修を行うということ。あとさらに申し上げますと、圧力が下がった、下がるというような形になったならば、これ余熱除去をすることができるということになりますので、冷温停止の方に最終的に持っていけるような体制が整うということでございます。

記者:そうすると元々確か圧力が上がったというのが、要するにプールになる水をどんどん使うことになっちゃって、それ以上使えなくなるなかで、それを冷却するためにはポンプが必要なんだけれども、それはもう海水ポンプはダメだったっていう状況、だから15条になったというふうに確か覚えているんですけれども。例えば2台回復していたり1台回復しているということによってそこのポンプを動かす水を増やせる機能がある、回復しているとういふうに言えるのか言えないのか、そこはまずどうなんですか。

八木室長:はい、そういうような形で大丈夫ということでございます。

記者:回復しているということで。

八木室長:はい。それがちゃんと動くという形になればですね。

記者:なればというのは、1台もしくは2台回復、稼働できる状態を確認出来ているとうわけではないと。

保安院:すみません、補足させて頂きます。海水ポンプにつきましては、1台あれば熱を除去する機能としては十分でございます。それから復旧につきましては、津波でですね、若干水が被っている可能性がありまして、ポンプについて一つ一つですね、健全性を確認しまして、それで復旧していくというような手順でございます。

記者:すみません、そうすると2台とか1台が稼働できる状態っていうのは何を指す。つまり海水が全部取り除くことが確認されたという状況なのか、つまり2台、1台、1台が稼働できる状態だっておっしゃったのは、これって何を指すんですか。

保安院:元々安全機能を持たせるためにですね、単純化しております。したがいまして、1台あればですね、除熱機能としては十分ということであります。それで今例えば単純化している2つの系統がですね、それぞれポンプが構成されてるわけですけど、すべてが復旧しないと余熱の除去できないかというとそうではございませんので、1台でも十分な容量を持っていまして、それを一つ一つ確認すれば一つの系統が機能が回復すれば、十分ですね、復旧に向けた対応ができるということでございます。

記者:シンプルに要するに、ごめんなさい、長引いちゃって。ポンプが稼働できる位置に、少なくとも1台ポンプが稼働できる状態になったということは、つまり熱を除去できる状態になっているっていうふうに理解するんであれば復旧の方に向かっているのかなっていうふうにも受け止められるんですが、そこらへんをどう解釈すればいいのか。今の、一回稼働できる状態だと言っている一方で、まだ海水を浴びている可能性もあってチェックしなきゃいけないっていうふうに言っていると。それって要するに回復してないんじゃないのっていうふうに思ってしまうんで。そこらへん要するにどういう状況なんですか。

保安院:申し訳ございません。一つ一つについて機器が大きいでございますから、一つ一つについて適切にきちんと回るということを確認していくことが重要です。そのために今それをですね、事業者の方で一つ一つ準備を進めているんですが、例えば一つの、電気的な機能が十分であったとしてもですね、それが本当にポンプを回した状態で適切に回るのかどうかといった点も細かい点も含めて、さらには一つの系統についていくつかのポンプが同時に回らなければいけないという構成にもなっておりますので、そういった一つ一つのところを確認しないとですね、電気的な機能だけがですね、異常ないという状態が確認されたとしても、最終的には熱の除去を行うためのすべての機器が健全に動かなければ復旧しないと、そういう状況でございます。

記者:先ほどのイネス評価なんですけれども、JCOと同じレベル4ということなんですが、これは炉心の溶融を基準にあてはめて4になったということでよろしいんでしょうか。

八木室長:はい、基準の2、施設の放射バリアと管理というところですね。こちらで高い確率で公衆が著しい大規模被曝を受ける可能性のある相当量の放射性物質の放出が見込まれるというような場合ということで判断いたしました。

記者:その上にある燃料の溶融とか、または燃料の損傷というのは。

八木室長:それも同じ基準でございますので、これで一応その暫定というような形でこの基準で見させて頂いたと。これが将来的に仮に燃料の損傷とかいうようなことにつきましては、イネスのこの小委員会のところで正式な評価を行います。その時点までにどのような状態になっているかというようなことを調査いたしまして、その結果実際に損傷していたのかどうなのかということがわかりますので、それで4が適切だったのかどうなのかというようなことを最終的に正式評価をさせて頂くというような形になります。

記者:現時点の評価では、今日の水素の爆発も考慮しているんですか。

八木室長:水素の爆発ではなくて、基本的に境界線の外に500、境界線のところに500マイクロシーベルトというのが通報の基準でございますので、そこを考慮しております。

記者:それに関連してですね、JCOと同じまたレベル4の事象が起きたということに関する保安院さんのお考え。

八木室長:今回の事象につきましては、これ地震という天災がもとで引き起こされたというものではございますけれども、結果としてさらに申し上げますと具体的にそれが漏洩というのがどういうことで起こったのかというようなことをはっきり確かめないと、これは正直なんとも申し上げられないわけではございますが、とは言いながらもやはり高いレベルのものが発生をしたということについては、これは憂慮すべき事故ではないかと思っております。

記者:2Fのことなんですけど、ポンプがいってる、1台いっているはずという言い方だから、たぶん混乱しているんだと思うんですね。1,2,4号機に関してですね、冷却、おっしゃる冷却系がですね、海水による冷却系が稼働できているのか、つまり冷却できているのかどうかということを、それぞれ教えてください。

八木室長:ですから、それぞれまだ運転はしておりません。

記者:どれもできてないわけですね。

八木室長:はい。

記者:稼働可能っていうのと、運転しているとは違うってことですか。

保安院:すみません、ちょっと補足させて頂きます。現在福島第二の1号機、2号機、4号機につきましては、海水のポンプは止まっておりますけれども、原子炉に水を復旧する機能は確保されております。理由はですね、外部電源と言いまして、送電線からの電源が供給できておりまして、それによって水が供給ができております。また停止してしばらく時間が経ってまして、燃料から発生する熱がですね、十分小さくなっていく方向でございますので、現在の給水量で充分な冷却が確保されております。したがいまして、海水ポンプの速やかな復旧が必要でございますけれども、直ちに時間が現在ですね、非常に問題な状況であるということではございません。

記者:ちょっと色々わかんなくなってしまうんですが、結局そのダウンスケールしているけれども、水が順調に入っていることの根拠ってなんかあるんですか。そういうふうに事業者から聞いているからそう判断しているというだけなのか。どうなんでしょうか。

八木室長:それにつきましては、先ほど同じご質問頂きまして、ちょっと考え方をちゃんと整理をして、再度ご説明させて頂いたいと思っております。

記者:それからあとさっきちょっとよくわからなかったんですけど、被曝者、被曝している人の人数は50人から100人くらいいるという可能性があるということなんですかね。一瞬年齢なのかなって思ったんで。ちょっとよく聞こえなかったんで。

医療班:あくまでも一緒に行動をしていた方の人数でございまして。

記者:一応被曝する可能性があったというくらいですか。

医療班:被曝と言いますか、汚染を受けた可能性の。

記者:汚染と被曝は違うんですか。

医療班:程度は違うと思います。

記者:程度、どれだけ以上であれば被曝と言い、どれだけ以下だと。

医療班:数字で決めているわけではないんですが。

記者:それはあなたが感覚で決めてるわけですか。

医療班:すみません。

記者:だからそれは被曝って言いたくないんでしょうけれども。

記者:あくまでも可能性の話をしているので、その3人の方被曝している可能性がかなり高いということですか。

医療班:サーベイモニターという放射線の状況をスクリーニングで色々測定器で値が上がっていたと。

記者:3名のそれは確認出来たんですか。

記者:聞こえないです。

記者:大事なとこなんでお願いします。

医療班:汚染の程度を評価するのに、サーベイという。

記者:サーベイ。

医療班:サーベイ。という測定をします。その程度がどれくらいかというので、その精査を進めるか、様子を見ていいのかという程度の評価をしていきます。

記者:そのサーベイについてはどういう評価だったんですか。

医療班:その辺、そこがまだ情報というのが確認がとれていないので、ちゃんとした条件のもとでしたもので、評価をした方がいいということでございまして、今それができる方策というのが県の方と調整をしているところです。

記者:そうすると、そのサーベイをした人数が3名ということですか。

医療班:そう。サーベイの検査を受けたっていうことですね。

記者:そのほかの、これから受ける予定の人はいるんですか。

医療班:一緒に行動した方に対して検査ができる体制を築いていこうということを対策本部、県の方と今議論をして実行していこうとしているところです。

記者:それやっぱりあれですよね、その50人から100人の人だけではなく、その近くにいた人もですね、みんなそうなっている可能性があるわけであって、どこの誰でいつ頃どういう状況だったのかというのをしっかり言ってもらわないと、他の人も周りにいてですね、同じような状況に陥っているかもしれない。そういう人はすぐサーベイしないといけないわけであって、それはどうしてすぐできないんですか。ていうか、すぐやってくださいっていうのがあるんですけれども。

医療班:はい、すぐできるように頑張ります。

記者:今調査を行いますというようなお話だったんですけれども、汚染、一緒にいたわけですから、蓋然性として、被曝と汚染とは別にしてですね、されている可能性があると思うんですけれども、調査を例えば明日以降とかですね、県と協議をして調査をする前にですね、まず取り急ぎその汚染を取り除くことを、洗浄するなどですね、除染するなり、何かこう汚染の取り除く方策をまずその数十人についてとるべきだと思うです。それをやっていないという。

医療班:その汚染を洗い流すそういう措置が必要かという判断も含めて検査の評価というのが必要になります。

記者:それは明日以降に回すわけですね。

医療班:それは早く出来るように今進めようと対応しているところでございます。

記者:すみません、これ今日やるのと明日以降やるのと、どうその健康に、万が一汚染されていた場合は、どういうふうに結果が出ますか。すぐやった方がいいのではないんですか。

医療班:現在のところ、健康被害が出るという量よりかはかなり低い値。

記者:そういうところぼかさないで、ちゃんと数字を言えばいいんですよ。そうやってぼかすからみんな心配になるんであって、そういう判断をされているんなら、ちゃんと根拠の数字とともに言ってくださいよ。

記者:あと健康被害って具体的にどんな被害が出るのかも含めてお願いします。どういう状態なのかも。

医療班:まずちょっと、県の方とどこまで話をしているかという、ちょっと。

記者:でも、出した方がいいんじゃないんですか。

医療班:すみません、サーベイの。

記者:厚労省なんだから先に出したらいいじゃん。

記者:なんで隠すんですかね。危険なんですかね。

記者:そう、県より先に出した方がいいんじゃないですか。

野口審議官:至急ですね、確認をして、それできちっと連絡をします。

記者:会見は1時間以上遅れていますよ。

記者:出して誰も処分されるような問題じゃないでしょ。一刻も早く出すべき問題だって認識なんですよ。

記者:医療班の方厚労省から来たわけじゃないですか。

医療班:その3人の方の結果ですが、3万マイクロシーベルトから10万マイクロシーベルト。3万、4万、10万という値ですね。それで一般に健康被害が出ると言われているところが、500ミリシーベルト。

記者:え。

記者:30ミリ、40ミリ、100ミリということですか。マイクロで言わないでよ。

記者:うん。マイクロだとわかんない。

記者:なんで統一して言わないんですか。

医療班:一般的にそのように使われているもので。

記者:健康被害は何マイクロシーベルトなんですか。

記者:だって100ミリって事業者の限度だって超えちゃってるでしょ.30も40も一般人の限度超えてるじゃないですか。さっききちっと説明したでしょ。全部それ超えるのにどうして健康被害がないとか汚染しなくていいとかそういうことをパッと言えるんですか。さっき年間1ミリって言ったんですよ。

記者:まず比較できる数合わせてくださいよ。単位を。パッとわかんないんで、マイクロとかミリとか。

医療班:確認します。

記者:今言えますよね。単位を合わせるだけでいいですから、お願いします。

記者:言ったらいいやん。

(相談中)

記者:あの、すみません。ちょっとよろしいですか。この会見のやり方にも非常に問題があると思うんですけど、あまり文句言いたくないけどね。上から決済もらったことしかしゃべらないつもりでしょ。そんなの東電の会見でもとっくに出てる話なんだよ。そういうことをやっていながら、上から決済もらうために1時間も私たちを待たしといて、質問にはちゃんと答えないという不誠実なね、会見をやるんだったら、こちらも覚悟ありますよ。そういうことすると。何にも情報出てこないじゃないか。

記者:人の健康が関わっていることですから、そうやって隠しているとその人たちにどんな健康被害が及んでも私たちは知りませんよと言っているような感じにしかちょっと受け取れないんです。

記者:確認ができるのを待っていたら、状況が悪くなる一方だと思うので。未然に何とか対応することの方が大事なんじゃないですか。

記者:だって今この人たちがどこにいた人かもわかってるじゃないですか。言えないって言ってるだけであって、隠してるだけでしょ。

記者:これバスで一緒に移動していたということではないんですか。例えば自治体が用意したバスとか。そういうことではないんですか。

記者:とりあえず単位統一したやつ言いましょう。

医療班:30万マイクロシーベルトは。

記者:30万?

医療班:3万。

記者:1ミリシーベルトが何マイクロとか言うとすごくわかりやすいんですけど。千分の一とか、何分の一とか。

医療班:1ミリは1000マイクロシーベルト。ミリとマイクロなので、1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルトです。30ミリシーベルト、40ミリシーベルト、100ミリシーベルト。すみません、ちょっと単位、すみません。モニターの部分はシーベルトじゃなくて単位がカウントパーミニッツという。

記者:えー。

記者:カウントパーなに、ミニット。

医療班:カウントパーミニッツ。

記者:シーベルトじゃないってこと。

医療班:CPMです。申し訳ないです。

記者:もう一回ちょっと最初からお願いします。

医療班:3万から、3万CPM、4万CPM、それから10万CPM。

記者:CPM。

医療班:カウントパーミニッツ。

記者:すみません、もう一度確認を。何で測って。

医療班:サーベイのスクリーニングをする機械です。

記者:3万と4万と10万CPM。

記者:それはシーベルトに換算すると。

医療班:ちょっと単位を確認させてください。このCPMのシーベルトとの確認というのが、ちょっと確認する必要がございますので。

記者:そうしたら全然サーベイって言えないじゃないですか。

記者:それでだけどどうやって健康影響がないと判断したんですか。

記者:健康被害がないというふうにどういうふうに判断されたんですかね。

医療班:そこの治療方針というのを原子力安全員会の先生方ともご相談して対応しているところです。

記者:治療方針聞いてるんじゃなくて、3万とか4万のやつのカウント数と。

医療班:測定結果の評価っていうのが放射線の汚染を受けた場合は、そこ辺がとても大事なところです。そこは専門の先生方のご意見を承りながら対応しているところです。

記者:対応の方針を聞いているんじゃなくて、どうやって健康被害がないということを判断なさったんですかということです。

医療班:これまでの先生方の。

記者:先生方が健康被害がないと言ったからそうだって思ったんですか。

医療班:はい。

記者:そういうこと?

医療班:はい。

記者:すみません、単位の違いってカウントパーPMが何ミリシーベルトなのかというのを至急教えて頂きたいなと思って。

医療班:測定方法が違いがあるので、それがどういうふうな関係性があるかというところも含めて、ちょっと確認。

記者:カウントパーPMで健康被害が出るのは大体どれくらいなんですか。

医療班:ちょっとそこは確認させてください。

記者:すみません、そうすると汚染した可能性は50人から10人くらいいらっしゃるということなんですよね。その人数は増える可能性はありますか。

医療班:一つの事例での、そういう事例、一つの事例での一緒に行動していた方の人数なので、他の事例があと出るのは同様に情報を確認して精査をしていくという。

記者:一緒に行動って一つの乗り物に乗ったっていうことでいいんですか。どういう、一つの避難場所に一緒にいたとかそういうことなんですか。

記者:わかってるのに言ってないだけでしょ。

記者:それ隠して何の意味があるんですか。官邸に報告しないと言えないんですか。

記者:だから言える人が出てきたらいいんですよ。そうしたら。上で決済とってる人が出てきたらいい。上の人が出てきたらいいんじゃないんですか。

記者:決済は厳しくなったんですよね、さっきより。どれくらい厳しくなったんですか。それで会見遅れたんですよね。

記者:決済とってて情報出さないとか。

司会:いやいや、たぶんそういうあれじゃないんだろうなと。すみません、ちょっとすぐまた次回。

記者:次回って。

記者:これ官邸の許可とらないと言えないんですか。

司会:わかりました。今ちょっと。

記者:誰の許可をとらないと言えないんですか。

医療班:私の。

司会:許可とかあれじゃない。

記者:なぜ言えない。理由をお願いします。言えない理由を。

司会:事実関係を確認して。

医療班:確認して。

司会:事実関係を確認ということなんで。

記者:これ県に聞いたらすぐわかるんですよね。逆に今会見中に電話して聞いてもらってもすぐできるんですけど。

司会:今聞きに行って頂きますんで、ちょっとお待ちください。

記者:1時間とか2時間後じゃないですね。会見、さっきの会見みたいに。

司会:聞いて来てもらってもいいですかね。

記者:その方が早いと思いますよ。

医療班:ちょっと中断させて頂きます。

(医療班退席)

記者:隠すからよくないんですよ。

司会:いや、隠してるとかそういうあれじゃないです。

記者:隠してるじゃないですか。

記者:東電の方では言ってるらしいよ。

記者:待ってるんですから、私らここで。

記者:本当に一拍二拍遅いのよここ(笑)。

司会:進め方等々は本当にこれもう私のあれだもんですから、すみません。進め方。申し訳ない。隠してるとかそういうあれではない。たぶん事実関係をきっちり。

記者:事実関係きっちりも、先に出すべき情報を出した方がいいと思いますよ。こういう非常事態だから。

記者:結局間違ったことを誰も責めないので、訂正しながら今あるものを、最新のものを国民に提供していく義務があると思うんですけど。

司会:はい、どうぞ。

記者:海水を入れている1号機のことなんですけれども、どれくらいので終了するんですか。東電は25時くらいじゃないかみたいなことを以前言っていたみたいなんですけど、中断する前は。再開したということなんですけど、目途としてどれくらいで終わるんですかね。もうこの時間だと終わってるくらいなんですかね。海水注入してなんか、注入終わりとかっていう。それともずっと注入し続けるものなんですかね。

記者:これあれ、決済がないっていうんだったら、あれなの、あなた方知識なくて会見出てきてるの。この程度のことは専門家でなくても、別に答えられる範囲なのに。

司会:ちょっと待ってください。今質問に答えようとしています。

記者:じゃあ次の質問にいきましょうか。

司会:いやだから、今質問が。

記者:戻ってきたら聞けばいいんじゃないですか。

司会:いえいえ、違う質問でしょ、今。

記者:海水の注入。

八木室長:基本的には適正な水位になるまではどんどん入れるという形でございます。

記者:モニターが壊れてて水位ってどういう(笑)。

記者:それはどうやって確認する。

八木室長:少なくともBの方は指示出ておりますので。

記者:指示?

八木室長:指示値が。

記者:それが上がってなくて下がってるんでしょ。信用ならないって言ってるんであればどうやってそれを裏付けするんですか(笑)。言ってること矛盾してますよね。メーターが壊れてる可能性があると言っておきながら。

野口審議官:すみません。満水と言いますか、もう十分な水を確保するのにどのくらいあとかかるのかという、ご質問だと思うんですけれども。ちょっと今東電の方に確認をこれからいたしますんで、それでお答えしたいと思います。

記者:すみません、あともう一点。それを海水を入れるだけで、冷温の停止することは可能なんですかね。電力復旧しないとダメだというか、水を入れ続けるということだけでですね、電源車が2号機に繋げられないと、そういう状態でも何とか冷温停止までもってけるんですかね。

八木室長:基本的に温度が下がってくるまで、あと圧力が下がってくるまで、これはずっと続けていく必要があります。

記者:だから続ける続けないじゃなくて。冷温停止までもってけれるのかどうなのかっていうのを聞いてるんですよ。難しければ難しいでもいいですし、どこかで電源を回復させないといけないというのがあるんだったら、それでもいいですし。

八木室長:そういう形になろうかと思います。

記者:ていうことは、海水が入れて今のまま満タンに満たしても冷温停止までいけないわけですね。

:すみません、補足させて頂きます。福島第一1号のですね、海水ポンプが仮に回った場合の冷温停止まで。失礼しました。海水の注入で冷温停止までもっていくのは、冷温停止までもっていくためには、海水ポンプが回って除熱をする必要がございます。

記者:いやだから、出来るのか出来ないのかなんですよ。だからポンプを回すというのであればですね、電源が復旧しないと冷温停止出来ないわけですから、何とかして2号機に電源車を使わないといけないわけじゃないですか。

:はい。

記者:それをしないとあり得ないわけですね、冷温停止というのは。

:はい、その通りですので、現在ですね、電源の回復を速やかに行うように最大限の努力をしているということでございます。

記者:そうすると、海水を入れるっていのは現状を維持するとか、今ちょっと危険な状態を緩和させるという意味はあるんですけれども、究極的にそれで解決するわけではないという認識でよろしいんでしょうか。

:はい。もちろんですね、電源をきちんと確保して熱を除去する機能をきちんと確保することが必要です。

記者:だから海水が、ただ一安心じゃないんですね。電源の確保、1Fの1についても電源を確保し直さないと冷温停止は出来ないという認識でいいんですね。確認しますよ。冷温停止に必要な条件は海水注入プラス電源の復旧であるということでいいんですね。

記者:それすぐ答えられないと、大変なことですよ、たぶん。

:冷温停止までもっていく前に、格納容器のですね、健全性を確保するためにまずは海水で注入をしておく必要がございます。

記者:だからそういうことを聞いているんじゃなくて、何回も言っているように海水だけで冷温停止までいけるのかどうなのかっていうことを何回も聞いているんですよ。だから、電源を繋がないといけないのであれば、今非常に線量が強いというところに入ってきてですね、何とかして2号機にですね、電源車を繋いでですね、やらないといけないというもう一つハードルがあるわけですよ。海水が入ったということで僕ら安心してたらいけないんだというふうに思うわけですよね。そこはどうなんでしょうかということなんですよ。

八木室長:所謂、海水を入れただけでは冷温停止にはいきません。官房長官の会見にもございましたけれども、所謂格納容器の破壊を未然に防止するという観点でございますので、基本的に燃料を水で冠水するということが主目的でございます。

記者:海水だけでは冠水させられないということなんですね、そうすると。

八木室長:いえ、冠水はできます。

記者:そうしたら冷温停止するんじゃないんですか。冠水させるの出来れば。

八木室長:ええ。ですからその余熱がどんどん出て参りますんで、それを除去する必要があると。そのためにはその熱をとるために電源の回復が必要という。

記者:その燃料の周りに海水がいきますね、で熱くなると。熱くなった水をポンプでとってやらないとどんどんどんどん熱くなってダメだと。ただ海水を水につけただけでは熱くなり過ぎてダメだから、どんどん熱い水はとって、冷たい水を入れる作業をしないと、ちゃんと最後まで冷えませんとこういう話をしてますか。そういうことでいいんですか。

八木室長:そういうことです。

記者:そういう点を最初から言ってください。

八木室長:はい。

記者:じゃあこれはあくまで暫定措置なんですね。それで電源繋いでやらないといけないということですね。

八木室長:はい、基本的にはそういうことです。

記者:電源車がもし繋がったらですね、電源車に例えばそういうふうに1台繋がることで、必ず冷温停止までもっていけるのかっていいますか。ずっと何か車次々次々変えて維持管理しないといけないのか。一度冷温停止までもちこんだらですね、もうその後の電源は必要ないのか。そのあたりはいかがですか。

:電源車につきましてはあくまで暫定処置でございます。十分な冷却をするためには海水ポンプをですね、きちんと働かせてそれで熱の除去までもっていくということを始めます。

記者:海水が暫定処置じゃなかったじゃないですか。電源車が暫定。

:暫定処置と言いますのは、何段階かにあるとお考えいただければいいと思うんですが、現在でですね、先ほど言いました格納容器の健全性の確保するための機能としては海水の注入というのが必要ということでございます。すみません、それでちょっとこちらの説明が所謂海水系と言っているのと、海水ポンプと言っているのがちょっと混同して誤解を与えてしまっているようで大変申し訳ございません。今海水系と言っておりますのは、本日実施している原子炉への注水の手段でございます。それによって原子炉の中の燃料を除熱することによって、格納容器の健全性は確保されます。その後ですね、原子炉の水を十分確保した後、原子炉内の水というのはですね、200数十度ございます。それをですね、100度以下まで下げるということをするためにですね、もう少し、海水系とは別のもう少し大きいですね、海水ポンプと言っているものですけれども、それで100度未満まで下げるということをするということでございます。

記者:その大きい、その海水ポンプに電源が必要だってことなんですか。

:はい。そういうことでございます。

記者:それは電源車じゃだめだってこと。

:はい。

記者:電源車の電源ではその海水ポンプは動かない。電源車は暫定で海水ポンプがいるってさっき言ったんですけど。

記者:そうすると1号機で海水ポンプが全部潰れているですね、それで電源車を繋いで電源が回復されたとしても、海水ポンプを修理しないことには冷温停止できないですよね。今非常に線量が高い中でですね、どうやって海水ポンプを動かしていくのかなというところで、かなりハードルが高いと思うんですけれども。

:電源車につきましては、すでにですね、復旧の対策に入っておりまして、措置に入っております。それで今鋭意努力しておるところでございまして。

記者:だから努力とかそういう話を聞いてるんじゃないっつってんの、さっきから。

記者:すみません、電源車の話については、ずっとずっともう最初の段階から到着します、まもなく到着します、今到着しました、接続ケーブル頑張って繋いでますって言ってまだ繋がってませんって言うのがほとんどなんですけど、どれくらいで繋がる見通しがあるんでしょうか。本当に繋がるんでしょうか。元々その弁のところについているバッテリーも7,8時間で切れるっていう説明があって、今はなぜか回ってるみたいなんですけど、それもいつか止まるかわかんないわけですよね。

記者:昨日の会見ではね、福島第一の2号機に関してはね、まもなく電源が切れちゃうから、要するにバッテリーが切れちゃうから接続しなきゃいけない、でも接続に手間取っている。苦しんでいると。でもなんとか出来そうだから、出来れば安全になるみたいなことを俺たちに吹き込んでいたの。あなた方が。あなた方がね。ところが、6時になったら海江田さんが突然出てきて1号の話になっちゃったから、そんなことぶっ飛んじゃったからね、2の話は消えちゃってるんだけれども、そのまんまなんだよ。今さっき聞いてたら未だにバッテリー繋がってない、未だに電源車繋がってなくて、今はバッテリーで対応しているって、バッテリー十分もつんじゃないんですか。全然めちゃくちゃな矛盾していることを昨日から言っていて、こうやって質問にも答えられないし、もう会見になってないじゃないですか。ちょっと広報の方もこの会見ちゃんと。

司会:ちょっと待ってください。一つずつちょっと。

記者:一つずつじゃなくて、会見全体の枠組みを考えてくださいよ。これ会見になってないから。

記者:答えれる人を出してくださいよ。

司会:そのご指摘は重々受けますので。

記者:つまり今の話だと海水だけでは冷温停止出来ないと、そういうハードルで、僕らは海水入れたからもう大丈夫ですという感覚で思ってたんですけど、それ違うっていうことですよね。電源車繋げばいいというような話も聞いてたんですけれども、電源車繋いでもダメだということが今わかってるわけですよね。海水ポンプを回復させないといけないと。でもそういう海水ポンプを修理したりするには今電源車繋ぐだけで線量が高いのに大変だって言ってるのに、どうやって海水ポンプやるのかなっていうのがちょっとわからないんですよ。そうすると、いつまで経っても接近できないじゃないですか。

記者:昨日から誤報何回させるんだよ。ちゃんとわかった人出してきて、ちゃんと説明させてくださいよ。広報班の責任ですよ、これ。

司会:今いくつか質問出ましたよね。

記者:答えられる人を連れてきて頂かないと、我々も事実確認をするんだったら、県内で東電の一次情報をとればすればいいわけで、みなさんには技術面でのオーソリティーだっていうふうに我々考えているから、だからここに来て質問しているわけですよ。それがこう二転三転したりとかされちゃうとですね、なんのためにあなたたちの話を聞いているのか全然わかんないんわけですよね。これはもう万全の理解を持った人が来て頂いてですね、それは誤解ですよ、こうこうこういうことですよと、これは説明がこうだったかもしれませんがこうですよ、ということをちゃんと理解している方が我々に対して説明をして頂きたいわけですよ。尊敬したいと思ってるんですよ。

八木室長:ちょっと説明させて頂いてよろしいでしょうか。

:すみません、最初から説明させて頂きます。まず現在ですね、原子炉の中に海水系でまず水を注入します。水を入れるんです。その後、残留熱除去系というですね、除熱する機能を確保する必要があります。そのためには、非常用電源が必要になりまして、すみません、非常用電源か外部電源、このいずれかが必要になりまして、そのための手段として非常用電源を立ち上げるというために、海水ポンプをですね、失礼しました。すみません、失礼しました。もう一度ご説明させて頂きます。申し訳ございません。炉内に海水系で今水を確保する必要があります。その後で、電源をですね、何らかの形で復旧しまして、残留熱除去系という系統でですね、除熱をする必要がございます。

記者:それは電源車だけですか、炉内の除熱は。電源の復旧っていうのは電源車に接続することを表しているんですか。

:電源を、電源車で電源を復旧しますと、原子炉隔離時冷却系というですね、今バッテリーでもたせている系統でですね、機能が確保できるようになりますので。

記者:全然危険度がわからないんですよ、今の。

記者:正確なことを。

司会:ちょっと待ってください、今説明してるんで。

記者:わからないって。

記者:さっきから話聞いてて、申し訳ないですけど、お伝えになっているかなっていないかで、頭が働いているようにとても思えない。だから申し訳ないけど、説明者交代してください。頭がちゃんと働いている人に変わって頂けます?30分かかっても1時間かかってもずっと同じこと続けている。

記者:今の海水だけでいいのかっていうのがまずあって、それじゃダメだったら電源車でオッケーなのか、それともその海水ポンプが復活するのが必要なのか、ちゃんと電源が回復する必要があるかというのがちゃんと見てる人ならすぐわかるような話なんじゃないかと思うんだけど。

記者:原子力安全機構の人にやってもらった方がいいんじゃないの。プロの方に。保安院の人みんな素人じゃねえかよ。そちらの人から聞いてるんじゃないかよ。その人が出て、あなたが言ったらいいよ、ほら。

:それじゃあ。

記者:最初から。

記者:身分とあれ、名前とあれちゃんと言ってよ。

記者:朝になっちゃうよ。

記者:小林さんってさっきおっしゃってましたよね。

記者:保安院はみんな素人かよ。

記者:ちょっと考えた方がいいんじゃないですか。答えられないんだったら。

記者:一旦閉めて然るべき人を用意して、仕切り直してもらえますか。

記者:考え直してきて。

記者:ちょっとこれ、いくらやっても。

司会:じゃあ恐縮ですけれども。

記者:控え所にいるんで、きちんとした人出して対応してもらわないとうちら報道出来ないですよ。

記者:じゃあちょっとお願いがあります。海水の注入の話なんですが、本来どれだけ入れなきゃいけないものなのか。原子炉の中から熱が出ているわけですよね。その熱をとって、安定させるために重量がどのくらいいるのか。全体を満杯にするのに実際どれだけ海水がいるものなのか。もうそれで実際にどれだけ入っているのか。どういうスピードで入れてきているのか。そういう一連の流れがわかるようにしてください。目標に対してこれだけ順調ではありませんとか、順調にいっていますとかいうことがきちんとわかれば判断がつくわけです。今までそういうところが全然ないので、東電さんが順調に入っていますという一言しか私は聞いていないので、どういう理由で順調と言える、何を、どういう計画があって何が必要なのか、実際にそれが達成できているのかいないのか、いなければいつできるのか。そういうことがわかるようにきちんと数字を入れて説明してください。仕切り直すのであれば。

記者:あと健康被害の話もちゃんと説明してください、

司会:すみません、またご案内させて頂きますので。

記者:次いつ?。会見終わったんですか。

司会:準備出来次第。1時間くらい目途に。