西山審議官:それでは、まだ非常に情報は断片的ですけれども、まず東京電力株式会社から本日の11時1分に福島第一原子力発電所3号機におきまして、3号機の原子炉建屋で大きな音が発生して白煙が発生したと。水素爆発を起こした可能性が考えられると。それからこれは東京電力の発表内容を今、発表内容でありかつ我々に対しての報告内容を申し上げておりますけれども。パラメーター上、原子炉格納容器の健全性は保たれていると考えておりますけれども、今後プラントの状態、外部への放射能の影響などについては現在調査中ですと。プラントの作業員が負傷したことを確認しておる。現在救急車を要請中である。今後関係機関と協調して安全の確保に全力を尽くして参るとともに、引き続き周辺環境モニタリングを継続監視して参りますという内容の報告がありました。私どもとして付け加えることは、こういう東京電力の報告認知した、受け取ったということと、それから現在、風は地上においてはほとんどなく、上空の風向きは西、または南西に吹いているということでございます。
先ほども第1報のときも申し上げましたように、20キロ圏内におけます周辺住民の方々におかれましては、屋内退避をお願いいたします。窓などはお閉め頂いて、外の空気に直接当たらないようにお願いしたいと思います。負傷者の連絡についても私どもの紙に一名というふうに書いてありますけれども、東京電力の報告によると作業員が負傷したということですので、人数については東京電力の方からとくに報告がありませんので、私どもの紙に書いてあるのはこれは二次的な情報ですから、東京電力の方の、今負傷者が、負傷したことを確認しておる、現在救急車を要請中であるというのが現実と言いますか、我々が報告受けているところでございます。私から申し上げることは以上です。それから枝野官房長官が現地の所長と話をされた上で国民に対しての官房長官としてのお話をされたというのは皆様ご案内かと思いますけれども、これを繰り返す必要がありますでしょうか。よろしければ、以上でございます。
記者:すみません、TBSのイモトと言いますけれども。詳細は確認中なんですけれども、原子炉格納容器が無事というのはどういった根拠で無事だ、詳細は確認中なのに無事だと言えるんでしょうか。
西山審議官:それはパラメーター上ということで、東京電力の発表によりますと、1階のサービス建屋の辺りの近くにあるモニタリングで20マイクロシーベルト毎時ということであります。この20マイクロシーベルト毎時というのは時間、1時間においてということではありますけれども、一般公衆が年間に浴びても全く差支えないという値の50分の1であります。年間の値と時間の値はありますけれども、違いはありますけれども、しかしその程度の小さなものであります。話を続けますと、そういうことからして東京電力としては現在そういうパラメーター上の原子炉格納容器の健全性が保たれていると考えているということだと理解しております。つまり仮に健全性が保たれていなければ、もっと違う値が出るだろうということです。
記者:目視もしてるんですか。
西山審議官:目視は、はっきりしているというふうにはまだ我々に報告はありません。
記者:他のモニタリングポストの情報は入ってきているんですか。
西山審議官:ありません。
記者:日本テレビなんですけれども。映像を確認しますと、第一、第一1号機とは別に白い煙があがって上空の方に黒い煙も見えるのですけれども、その爆発の状況というのは1号機と同じということを言えるのでしょうか。その黒い煙の意味はどういうことになるんでしょうか。
西山審議官:そうですね、そこはまだわかりません。ただ東京電力の認識としては大きな音が発生し、白煙が発生したと。水素爆発を起こした可能性が考えられるというふうに報告を受けております。
記者:計器の値は信用に値するもの。
西山審議官:これは信用に値すると思います。それから今後プラントとか放射能レベルの状況、当然のことながら見ていきたいというふうに東京電力としては今言われています。
記者:朝日新聞の●●です。格納容器の圧力の低下っていうのは、保安院は把握されているんでしょうか。それは異常は。
西山審議官:これは保安院としては把握しておりません。
記者:すみません。今救急車を呼んでいる状態ですか。
西山審議官:救急車を要請中とありますが、呼んでいるということだと思います。
記者:負傷の、どういう負傷かはわからないんですか。
西山審議官:わかりません。
記者:1号で現地に保安院から検査官が行ってたかと思うんですけれども、その方からの連絡はないんですか。
司会:ちょっととれてません。今確認して。
西山審議官:まだないですね。
司会:すみません、一点、資料でちょっと間違いがございまして、風向きのところでございますが、現在風は無風であり、上空の風向きは西または南西ですとありますが、正しくは上空の風向きは西または南西へ(注:?から?)吹いていますと。
記者:大きい声で。
記者:すみません、聞こえません。
司会:ごめんなさい。大変失礼いたしました。こちらのミスでございます。その通りでございます。
記者:間違ってない?
司会:間違ってないです。
記者:風速とかわかりますか。
記者:からに直してくれっていうこと?
記者:南西へじゃなくて南西からに直してくれってこと?
司会:ごめんなさい。ちょっと手元に来たものが、まだ直ってるものでございませんでした。
記者:マイクで話してください。
司会:手元に来たやつがまだ直る前のものでございました。上空の風向きは西または南西から吹いていますと。
記者:からが正しい。
司会:からが正しい。へじゃなくてからだということでございます。失礼しました。
記者:3号機なんですが、1号機よりも出力が大きいので、もし1号機と同じ水素爆発だったりすると、発生した水素の量も多くて爆発の規模も大きかったということは考えられると思うんです。そのあたりは何か推測できることっていうのはあるんでしょうか。
西山審議官:それは今はありませんね。
記者:すみません、注水が続いているから要するに格納容器は大丈夫なんじゃないかというような情報もあるんですけど、その辺どうですかね。
西山審議官:官房長官も。ちょっとお待ちくださいね。はい、官房長官がそういうふうにおっしゃっていたのを私も伺いました。官房長官が言われたことですからその通りなんだろうと思います。
記者:すみません、11時1分というのは報告を受けた時刻ではなくて、爆発があった時刻ということでよろしいですか。
西山審議官:そうですね、はい。
記者:すみません、これ20、20という数字はですね、いつ計測したのが20マイクロシーベルトというのがこれいつ計測したものなんでしょうか。
西山審議官:発生後ではあるんですね。
記者:詳しい時間はわからない。
西山審議官:詳しい時間はちょっとわかりません。
記者:すみません、爆発なんですけれども、二回あったということ…
西山審議官:それはどっかの聞き違いじゃないかと思います。
記者:東電から確認しているということではなく、一回でしたという報告でいいんでしょうか、それは。
西山審議官:いや、東電から聞いているのは11時1分頃、3号機原子炉建屋で大きな音が発生し、白煙が発生しました。水素爆発を起こした可能性が考えられますということです。二度という情報は我々の方には入っておりません。
記者:すみません。
記者:二度じゃない、二度じゃないですよねという確認はしてはいないということですよね。
西山審議官:はい、していません。
記者:すみません。
西山審議官:はい、どうぞ。
記者:映像を見るとですね、白煙が出た後に要するに黒煙が出てドンといってるんですよ。要するに白煙が出てドンといって黒煙なんですよ。つまり今おっしゃってるのは白煙が出た段階での爆発を、その段階で爆発だというご認識なんですか。であるんなら、二回じゃないんですか。
西山審議官:そこは私どもは東京電力から受けている報告では今読み上げたようなことですので、ちょっとこの場でそれ以上の考えを述べるわけにはいきません。
司会:よろしいでしょうか。
記者:すみません。目視は今後できるんですか。するんですか。
西山審議官:やがて時間とその環境を考えた上でやることは必ずなると思います。
記者:いつ頃になれば目で確かめることができるんですか。
西山審議官:そこは今ここではわかりません。我々としても当然可能な限り早く確認したいと思っております。
記者:すみません、格納容器は健全だということを官房長官も会見でおっしゃっていたかと思うんですが、格納容器は健全だというのはどうやって確認したんでしょうか。爆発が起きてその近くに行ける状態にはない。
西山審議官:それはさっき申し上げたようにモニタリングポストの値でですね、もし格納容器が仮に破損しておれば、そこから別の種類の、あるいは強度においても強い放射線が出る可能性があるし、放射性物質の量も多くなる可能性があるわけですね。そういうことが起こってないということです。それによって今の段階では、パラメーター上原子炉、パラメーター上ですね、そういうパラメーターというのはそういうデータをとった上で見てみると、原子炉格納容器の健全性は保たれていると。壊れたようなデータは出てきていませんということです。
司会:先ほどの20マイクロシーベルトを確認した時間は11時44分ということです。
西山審議官:11時44分。20マイクロシーベルトは11時44分に確認、モニタリングで確認したと。さっきのパラメーターの一つです。
記者:20キロ圏内の今、住民の方が何名で、どこ辺りに大体いるっていうのは。
西山審議官:まず、まず前提条件として20キロ圏内は今避難の指示が出ておりますから、多くの方は避難して、20キロ圏の外に避難しておられるわけですね。それで20キロ圏内に今、さっき申し上げたのは600人くらいの方がいるというふうに我々は把握していることがございます。それでそれ以上の詳しい場所は今わからないかな。わかりますか。
住民安全班:住民安全班です。20キロ圏内の避難の状況で、30分ほど前に確認した情報ですが、ただいま10キロ圏内に浪江西病院に75名残っておりまして、いらっしゃいまして、その方たちは屋内にそのまま残っています。それからドーヴィル双葉、双葉郡大熊町ですが、この100名はすでにこの病院を出発しております。今避難の途上であります。それから双葉病院、これは双葉郡大熊町ですけれども、これは残留者が80人おりますが、その内40は、40人の方は出発しておりまして、残りの40人が屋内に残っておられます。それからオンフール双葉、双葉郡浪江町ですけれども、ここに279人の方が残っておられまして、この方たちはそのまま屋内におられます。それから、小坂赤坂病院、南相馬市ですけれども、ここは81名残っておられまして、この方たちは屋内にそのまま病院の中に残っておられます。以上が状況です。
記者:二つ目なんですか。施設。
記者:最初からもう一回人数だけ言ってもらっていいですか。
住民安全班:浪江西病院に75名。これは病院の中に残っておられます。それからドーヴィル双葉、これ100名おられましたが、昨日の内に、昨夜の内にですね、出発、避難に出発されています。それから、三つめが双葉病院ですが、80名残っておられましたが、その内40は40名の方は出発されておりまして、40名の方は病院の中にそのまま残っておられます。それから、オンフール双葉、これは279名残留しておられますが、全員まだ屋内に残っておられます。それから最後に小坂赤坂病院81名。これは屋内に残っておられます。以上です。
記者:ドーヴィル双葉とかオンフール双葉っていうのはこれは介護施設、老人ホーム、どういう施設ですか。
住民安全班:ちょっとわかりません。病院か介護施設かどちらかと思いますが、確認したいと思います。
記者:いずれ残っている方はみなさん病院に残っている年寄りの方かちょっと介護が必要な方が中心ということ。
住民安全班:そうですね、はい。
記者:まとめた数字ありませんか。
住民安全班:まとめてですね、合計10キロ圏内、20キロ圏内で、20キロ圏内の合計が615名です。要するに75足す100足す80足す279足す81名。
記者:これ全部足してもそんな数字にならない。
記者:これ残ってる数字は75,40、270、81じゃないんですか。まだ残っている数字は。
記者:100名は昨夜出発されたとか。
住民安全班:失礼いたしました。その通りです。合計の数字はですね、ちょっと訂正、リバイスされておりません。
記者:残っているのは75名、40名、270名、81名、以上でいいですか。
住民安全班:75名、40名、279名、81名、その通りです。
記者:475名ということでいいんですかね。
住民安全班:今ちょっと足し算の。
記者:出発の出てるかどうかわからないんですよね。
住民安全班:どういうことですか。
記者:要は避難途中で実際に20キロ圏内出たかどうかはわかんないんですよね。例えばドーヴィルの100名の方とか、双葉病院の40人の方とか。
住民安全班:はい、それはただいま確認中であります。
記者:すみません、昨夜出発されたとおっしゃっていましたけれど、昨夜から出発されても、まだ20キロ圏内から出たかとどうかはわからないと。
住民安全班:今のところは確認しております。
記者:あと双葉病院の40名出発された方は、何時頃あるいはいつ出発されたかとかわかりますか。
住民安全班:確認したいと思います。
記者:施設内ではなくて、個人の住居とかそういうところでまだいる可能性がある人っていう人もいる。それは一切いない。もうこの今言った人数しか20キロ圏内にはいないと断定して、断言してよろしいでしょうか。
住民安全班:少々お待ちください。今申し上げた方以外にですね、複数名が自主的に自宅に避難、屋内退避している模様であります。これは複数名としかわかっておりません。
記者:自宅等ってことでよろしいんですか。
住民安全班:そうですね、自宅に、自宅に屋内退避している模様であります。複数名が自宅に自主的に自宅に屋内退避している模様ということです。
記者:海岸に津波注意報だとか警報っていうのは出ているか確認されてらっしゃいますか。
西山審議官:それはこの原子力発電所の関係で。
記者:はい。
西山審議官:今確認してないですね。
記者:注水っていうのはまだずっと続けておられるっていうのは枝野官房長官の説明にありましたが、引き続き。
西山審議官:それは私も官房長官のご発言を知るのみでございます。
記者:現段階ではまだずっと注水を続けていると。
西山審議官:官房長官のご発言によればそういうことです。
記者:すみません、先ほどの病院のことなんですけれども、最初10キロ圏内とおっしゃったと思ったんですけれど、20キロ圏内。
西山審議官:20キロ、20キロ、20キロ。
記者:はい。
記者:すみません、東京電力の情報でこの爆発によるけが人の情報として3人けがと、あと所在不明者が7人、うち自衛隊6人というような情報があるんですけれども、そちらの方に情報は入っていますでしょか。
西山審議官:私のところには今入ってません。
記者:そうしたら申し訳ないんですけれども、確認してもらって走って頂いて、今最新情報を確認してもらっていいですか。けが人情報を。お願いします。
西山審議官:はい。それわかりました。
記者:屋内退避をお願いするということなんですが、ほとんどの人今屋内にいるわけで屋内退避をしている人は、例えば、窓を閉めればいいのか、ドアを閉めればいいのか、どういったところに気をつければいいのかということをもう少しわかりやすくお願いしてもよろしいでしょうか。
西山審議官:これなんか特別なものあるかな。やはり外気、外に出た形にならない、まず本当に屋内に物理的に入って頂いて、外との空気と遮断するようにドアとか窓を閉めて頂くということでございます。
記者:すみません、20マイクロシーベルトなんですけれども、これ爆発後に急激に上昇しているんでしょうか。それとも爆発前とそんなに変わらない数値なんでしょうか。
西山審議官:そこは今情報がないですね。
記者:20マイクロシーベルトの数値なんですけれども、モニターしたのはサービス建屋近くというふうにおっしゃいましたよね。東電さんの会見だと正門近くでというふうにおっしゃったようなんですけど。
西山審議官:じゃあ東電の会見が正しいと思います。
記者:正門近くで。
西山審議官:正門近くの方でお願いします。
司会:他にはよろしいでしょうか。
記者:1号機と同じように3号機ももしこの煙が、にふれたらやっぱり若干の被曝にはなるんですか。なるような煙と考えていいわけですか。今回の煙も。まあ西、いわゆる太平洋にいってるようには、風が来たらそう思われるみたいですけど、もし。どういう煙があがってるんですか。
西山審議官:そこは、そこはねわからないんですよ。ただ放射性物質が入ってる可能性はありますから。
記者:これは長期間にわたって他県に、いわゆるもっと広がる可能性はあると思うんですけど、そこはどうなんでしょうか。
西山審議官:それは広がる可能性はあると思います。ただ1号機の例と同じようなことだとすれば、人体の被害という意味では、そうですね、それほど大きくないものですし、それから風向きの関係からも基本的には海の方へ飛んでいく、今流れになっているということですね。ということなので、今過剰に心配されることはないと思います。
記者:かなり、映像でみるとかなり上空にふきあがってるんですけど、あれでも大丈夫なんですか。
西山審議官:そうですね、はい。大丈夫というのは風向きとか考えれば、すぐにそんなに避難を心配する状況じゃないと思いますけれども、今申し上げたような注意は是非守って頂いて、万全を期して頂きたいと思います。大変住民の方にはご迷惑なことだと思いますけれども。よろしくお願いします。
記者:それはこの20キロの中だけでいいんですか。それとももっと範囲にわたってみんな注意しなきゃいけなんですか。
西山審議官:現時点では20キロでお願いしたいと思います。
記者:格納容器が健全だっていうのはわかったんですが、建屋で吹き飛んでいるであろう建物の上層階の方に何か危険なですね、例えば使用済み燃料プールのようなものっていうのが存在していたりするんでしょうか。
西山審議官:それはちょっと確認します。
記者:格納容器の健全性を示すデータとしてですね、内部の圧力とかですね、水位とかいうデータが計測ができているかどうかっていうのは確認できないんですか。
西山審議官:そこは今は確認できません。時間を追うに従ってできることを期待してますけれども。現時点では私は確認できません。
記者:それが確認できていなければ健全性が保たれているというふうには言えないのではないんですか。つまりモニタリングの数値が必ず正しいという保証がない限り健全性が保たれているということを言っている根拠が今一つ希薄のような気がするんですけれども、その点はいかがでしょうか。
西山審議官:我々としては東京電力からの報告を受けたものですけれども、東京電力の推論も仮に原子炉格納容器に異常があったとすれば、起こっていることとは違うという判断は妥当なものだというふうに思いますので。もちろんちゃんと確認する必要はありますけれども、そういう推測を働かせて皆様にこの事態のですね、状況をわかって頂くというのは意味のあることではないかと思います。
記者:黒煙の意味なんですけれども、水素爆発の時にも映像にあるような黒煙があがることはあり得ると思っていいのですか。その黒煙の意味がわかれば教えて頂きたいんですけれども。
西山審議官:今はわかりません。
司会:他よろしいでしょうか。
記者:あそこの書き直したの、説明もう一回お願いします。
住民安全班:(ホワイトボードに数字を書いて説明)これは今から35分くらい前の状況でありますが、発電所から20キロ圏内の実態です。保安院が調査した情報です。まず浪江西病院に75名の方が残留をしておられまして、この方たちは病院の中にいらっしゃいます。それからドーヴィル双葉に
記者:ボードに被ってるよ。
住民安全班:ドーヴィル双葉病院に100人おられましたが、これは自衛隊のバスで全員出発をしております。ので今はドーヴィル双葉にはいらっしゃいません。出発してですね、この方たちが20キロ圏内にいらっしゃるのか、20キロ圏内から出ているかについては確認中ですが、何せ移動中ですので、まだ確認しておりません。双葉病院には80名いらっしゃいましたが、ドーヴィルと同様に半分の40名が出発をされています。この出発をされた方の状況も確認中です。それからオンフール双葉には279名の方がおられまして、このオンフール双葉の中にいらっしゃいます。それから小坂赤坂病院には81名の方が屋内に、赤坂病院の中に残っていると、こういう状況です。この他、これが全員ではなくて、複数の方が自主的に屋内退避をされている模様であるというのが現在把握している状況であります。
記者:じゃあ最初に言った615名っていうのは、最大だと615名がまだ圏内に残ってる可能性という考え方で、その数字は。移動中も含めて。
住民安全班:いえ、この615というのは計算間違いです。失礼しました。
記者:朝日新聞です。ちょっと情報が混乱していて、国民の人が不安になるので、少し考え方を教えて頂きたいんですけれども、格納容器は無事で、放射性物質は大量に出ていないとか健康に害はないんだけれども、しかし20キロ避難してくださいというのはなぜなのか。最悪の事態を想定しているということでいいんでしょうか。それと、避難してくださいというのはいつくらいまでで戻られるのか、そういうところもしわかれば教えてください。
西山審議官:まず現時点では、格納容器の、原子炉格納容器の健全性が保たれているというふうに考えられるという前提のもとでそれにもとづいた避難の形態をお願いしているということです。すみません、もう一つのご質問。
記者:保たれているのであれば、なぜ20キロも逃げなくてはいけないのかっていうのは最悪の事態をもしかしたら保たれていないかもしれないということを想定しているということなんですか。
西山審議官:20キロ逃げるっていうこと、それは今までお願いしてた、これまでの状況に応じて…
記者:すみません、20キロ圏内に留まっておられた方の、今自衛隊のバスで出発しておられるわけですよね。
西山審議官:それはそうですが、それは元々の指示としてこちらからお願いするものですね。政府全体としてお願いしているものですから。
記者:今までと同じで急に爆発があったからといって、違う対応をとることはないという。
西山審議官:とって頂きたいのは、残っておられるんであれば、窓を閉めて屋内にいてくれということですね。
司会:ではすみません、色々とあろうかと思いますけれども、色々まだ状況が変わっていますので、とりあえず。
記者:じゃあ屋内に今残っている人たちは475人ということですか。
住民安全班:すみません、その計算が正しければそうなんですが。合計数が75足す40足す279足す81です。
記者:複数人の方というのは数人程度なんですか。それとも数十人とかっていう可能性もあるんですか。
住民安全班:これについてはちょっとわかりません。
記者:すみません、●●新聞のナカタと申しますが、20キロ圏内の方はですね、退避してくださいというのが従来の政府の呼びかけで、今回また屋内に留まってくださいと。そうすると住民としては逃げればいいのか留まればいいのかすごい混乱があると思うんですけれども、これからまた逃げてくださいという時点で政府としてまたそれははっきり広報されるんですか。
西山審議官:そうですね、それはします。要するにこれまで逃げられた方は、退避された方はそこにいて頂くし、残っておられるから今中に入っていてください、屋内に入ってくださいということなので。ここで避難のために出てしまっては二番目の今日の指示が無理になりますから、我々の方からちゃんとお知らせいたします。
司会:また情報が入りましたら。やらさせて頂きますので、この辺で終わりにさせて頂ければと思います。
記者:けが人の情報の確認はできていませんか。
司会:まだちょっとできておりません。やります。
記者:次の目途は。
司会:情報とり次第ですね。すみません。