原子力安全・保安院の記者会見テキスト(2011年3月14日16時48分から81分間)

司会:それではですね、遅くなりまして申し訳ございませんでした。それでは西山審議官、説明をお願いします。

西山審議官:お待たせいたしました。それでは原子力安全保安院の記者会見をさせて頂きます。まず今、枝野官房長官が相当程度詳しくおっしゃいましたけれど、若干重複もあるかもしれませんけども、確認の意味も込めまして。まず第一に、避難の、あるいは屋内退避の関係のことでございます。11時1分に福島第一原子力発電所3号機の水素爆発が確認されましたことから、20キロ圏内での屋内退避をお願いいたしました。その後福島第一原子力発電所に設置されましたモニタリングポストにおきましても、線量、放射線の量は安定的に推移しておりまして、その他の福島県内に設置されましたモニタリングポストにおきましても大きな変化は見られておりません。さらに気象庁の予報によりますと、本日は夕方から海に向かう西よりの風が優勢になると予想されております。こうしたことから20キロ圏内、圏の外への避難を、むしろこれが元々お願いしておったことです、20キロ圏の外への避難を直ちに実施するべく福島第一原子力発電所の20キロメートル圏内での屋内退避と一回お願いしたことを改めまして、20キロ圏の外への避難指示を14時12分に政府として再開しております。

次に東京電力から冷却材喪失の報告がございました。福島第一原子力発電所2号機の状況について説明を申し上げます。これはこの地震の後からずっとご説明して参りましたように、このプラントにおきましては隔離時冷却系というRCICというふうに略称されておりますけれども、原子炉は普通海水で冷やすわけですけれども、その海水で冷やす機能が滞ったときに隔離された形での、海水と隔離された形での原子炉を冷やすための冷却するそういう一つのシステムがあります。そのシステムがこれまでずっと動いてきていて、現在もある程度は動いているのかとは思いますけれども、十分にその機能を果たしておりません。その結果、まず一つは燃料域における、前からご説明しておりますような、(図を使って説明)この燃料のところ、どこまで水が被っているかということでありまして、1号機、3号機についてはこの燃料よりも下に来ちゃってるという問題があったんだろうと思いますけれども。2号機についてはずっと今まで3メートルか上の方までちゃんと冠水しておったわけです。ところが最近になりまして、これが大分下がって参りました。今の段階では例えば、2000という上に2000という数字があって、2000ミリメートルですから、2メートルですね、という数字があったり、今もっと低い数字も出てきているような感じになっておりまして。この中の水量がかなり減ってるということが見て取れるわけです。それから逆に今度、原子炉の圧力の方は、今現在の数値で申しますと、これはちょっと紙に書いていなくても恐縮なんですけれども。7メガパスカル、7メガパスカルゲージ。あるいは、今まで6メガパスカルくらいで安定していたものが、7メガパスカルあるいはそれを超えるような状況になっておりまして、十分に冷却がされていないがために、蒸発量が水の蒸発量が増えて、この蒸発した気体の部分が増えてきて、それによって圧力が上がってきているというところが見られます。これをもちまして東京電力から経済産業省に、冷却材の喪失ということで報告がございました。これに対応するため、一つは16時34分、中の圧を抜くためのベントをするために前段階の弁を一つ開いております。ですからこれから圧力が大きくなりますと、さらにその弁を開いて空気を逃がしていくということになります。ただこれは今朝の3号機のところでご説明しましたドライの方じゃなくて、水を通す方のものですので、そういう意味で放射性物質の排出量は非常に限られたものになります。これによって、そういうことでこのガスを逃がすことができますと、ガスの逃がし方はまずこの圧力容器の中から格納容器の方に逃がしまして、この格納容器の方からこの水を通して外に出していくと、こういう逃がし方になるわけですけれども。そういうことによって、この圧を調整して、その圧が低くなれば、今少し働きが鈍っている給水の系統、RCICの動きがもう少し活発になるんじゃないかというふうに考えております。ただRCICの水源についてもこれは海水を活用しなければいけないんじゃないかというふうにも考えております。私の方から以上で説明を終わりますので、あとはご質問にお答えしたいと思います。

司会:それでは質疑に入らせて頂きます。みなさん挙手をお願いいたします。はい、じゃあ2列目の男性の方どうぞ。

記者:RCICで海水を使うということなんですけれども、その海水の使い方は今までの海水の使い方とは違うものですか。

西山審議官:今まではまだ純水ですので、これから…

記者:すみません、1号機、3号機との違いを。

西山審議官:1号機、3号機はもうすでに海水を使っているわけですね。それで消化系のライン、火が出たときにそれを消すラインを使って、しかもそこから海水を注入することによって、炉心と言いますか、燃料を冠水させようとして今努力しているわけですけれども。今までこのRCIC、2号機の隔離時冷却系のRCICにおきましてはずっと真水を使って、しかしその真水が循環する形でですね、冷やしてきました。ただそれは海水との関係の接触のところは機能していないもんですから、冷やすことに自然な冷却しかないということで非常に限界が元々感じられていたわけです。それがここにきて、非常に限界がさらに強く感じられるという状態になってしまったということです。それであと、ちょっとこの海水の取り入れ方について説明してもらえますか。

保安院:海水の関係についてちょっと補足させて頂きます。RCICで今まで冷やしてきておりましたが、限界がきてしまいましたので、圧力を下げてRCICがよりうまく回るような形で圧力を下げたいという形でベントをして参ります。で圧力が下がって参りますと、今度はどんどん下がっていき過ぎると、RCICは蒸気で駆動しておりますので、RCICは止まる形になってしまいます。一方で圧力が下がると、1号2号でやってきたように同じように、消火系のところから水を入れられる形、今回も海水を考えておりますが、海水を入れられる形になりまして、その海水によって燃料が十分水をかぶって冷却が進んでいくという形になるところでございます。

記者:そうすると1号機、2号機、3号機で海水を使うことになるんですけれども、それは海水プールの水の供給っていうのはどのようになっていますか。

西山審議官:そこはまさに非常に難しいところで、今現在私どもが聞いているところでは、3つ冷やさなきゃいけないものがあるわけですけれども、その内2つはできそうだということがあるんで、あとの1つの基も含めて冷やせる体制、まず接続をするということと、それから水の量を確保するということと、その2つの課題を抱えていることになります。

記者:そうするとプールの容量が足りないんですか、そもそも。そこに取り込むためのポンプが足りないんですか。

西山審議官:今は容量はちゃんと水が補給しておれれば、問題はないんですけれども、水の補給の問題が一つと、それは今朝ご紹介したような、今朝だったかな、いくつかの方法で海水プールに水を補給するということを申し上げました。消防車を繋ぐ方法と、それから炉水プールから持ってくる方法というのと。

記者:それが今どうなっているのかと。前それはお話聞いたんですけれども、それからそういう方法が実際にとられてですね、そこのプールが空にならないような状態に今なっているのかどうなのか。

保安院:プールについては今の段階で、東京電力が確認したところ、水はあるということは確認されております。ですけれども、海水から入れるために繋いでおりました消防車等については損傷がある可能性があるということで、きちんと動くかどうかも含めて今調査をしております。調査が終わり次第、動くものについては動かすということを聞いておりますが、足りないものについては今後調達していくことになるかと思っております。

記者:それはポンプの関係ですよね。もう一つ容量の関係はどうですか。3つを冷やせるだけの十分な容量は。

西山審議官:水が補給できれば大丈夫ですね。そこから流れ作業といいますか、それでもっていけばいいだけですから。あとの残る問題は3つに今度繋ぐということの課題がもう一つ残ってるわけなんですけどね。そっちはまだ全部3つ繋げてるわけではないので、これからそこのところもやらなきゃいけないんです。

記者:繋ぐことに足りないのはなんですか。要するにポンプ車の台数が足りないとか、ホースが足りないとか、何が足りなくて繫げないんですか。

保安院:東京電力の方では、繋ぐために3台を繋ぐことも含めて、予備も含めて用意をしたおりました。ですけれども、3号機の関係で損傷があるものもあるということを考えられますので、その程度を今調べてるところでございます。

記者:何に損傷があるんですか。

保安院:消防車ですけど、消防車のポンプでございますけれども、それで動くのかどうかということを調査しております。

記者:3号機の水素爆発によってポンプ車が影響を受けているかもしれないと。そうであれば数が足りないということですか。

保安院:はい、損傷が多ければ数が足りなくなる可能性があるというふうに考えております。

司会:じゃあ壁際の女性の方、お願いします。

記者:先ほど水位について2000ミリもしくはそれよりも低い値が出ているというお話がありましたが、低い値というのはどこまで下がっているのか教えて頂けますか。

保安院:最新のデータはちょっと今持ってきてないですけれども、当初が3000ミリ程度あったところが、その半分以下になってきているという状況でございます。

司会:4列目の男性の方。

記者:朝日新聞です。確認なんですけれど、3号機の状況で格納容器の機能は維持しているという根拠となるような圧力とか温度とかですね、何かデータが最新のものがあれば教えて頂きたいのと、3号機への海水の注入というのは、爆発もありましたけれども、3号機の水を送っていたポンプに損傷はなかったんでしょうか。その注入っていうのは続いているんですか。あと1号機の注入を朝一旦止めたりしてましたけど、1号機の水の注入っていうのもまだちゃんと続いているんでしょうか。

中村審議官:まず3号機の方でございますけれども、3号機については現在海水が止まっている状況でございます。海水の注入がですね、止まっておる状況でございます。それで今の現在の炉水位の状況でございますけれども、朝報告申し上げたときに、と現在、今日の2時に聞いている情報でございますけれども、その時の時点では、マイナス約2000ミリメートルということで、それほど変化は出ておりません。それからまた原子炉圧力につきましても、原子炉圧力については若干増えているという状況でございます。それから1号についても現在消火系ラインを使った海水系については注入が止まっておるという状況でございます。

記者:爆発が原因で3号機も1号機も。

中村審議官:そうですね、そこは直接的な原因なのかどうかはわかりませんけれども、当時は動いていたものが、この2時の時点では停止をしているということです。

司会:では1番前の男性の方。

記者:すみません、これまで1号も3号もですね、水素爆発、ガスが充満することで爆発という経過だったと思うんですけれども。今度の2号機、少し気が早い話なのかもしれないんですが、その水素を拡散するような抜くような作業、建屋の方っていうのを検討されたりっていうのはしてるんでしょうか。

中村審議官:現在のところですね、まずベントをですね、すぐ準備ができましたので、まずベントを実施をしてですね、そしてRCICを確実に稼働し、尚且つ海水系を注入していくという形でそういう動作をまず可及的速やかにとったということでございます。それ以降その状況を見ながらですね、おっしゃったような形でですね、たことも含めて東京電力の方では検討されているんだろうと思います。

司会:2列目の男性の方。

記者:今の部分は東京電力の方から話聞いたんですけれども、もう建屋のところの充満している、水素が充満する前に、充満してるかどうか知りませんけど、充満する前に、穴を開けて水素を抜く作業に何とか考えなきゃいけないと、着手しようとしているという情報があるんですけど、聞いてらっしゃいます?

中村審議官:すみません、今のところそこまでは聞いておりません。

司会:では壁際の女性の方。

記者:1号機と3号機の海水の注入が止まっているということですけれども、これ止まったのはいつから止まっていて、止まってる時間帯というのはどのくらいに及んでいるんですか。どのくらいの時間帯注入ができなくなっているのかっていうことを確認したいんですけれども。

中村審議官:申し訳ありません。2時の時点の情報をですね、頂いたもんですから、それ以前にいつの段階からですね、止まったのかというところをあまり類推しても推測でものを言ってもあれですけれども、爆発との関係というのが何らかの形で影響が出ているのかもしれません。したがってちょっと具体的にどの程度の時間止まっているのかということは今の時点ではちょっとわかりかねます。

西山審議官:1号機の方は今日の夜中の1時10分、朝の1時10分に海水ピットの水量が減ったので、1,3ともに止めたときから止まっているということですね。

記者:それはこの止まっている状態が続くと非常に温度が高くなったり圧力が上がったりなんかして危険な状態になるという恐れはどの程度あるんでしょうか。

西山審議官:続いた場合にはそういう恐れが十分ありますので、なるべく早く、優先順位の高いものから水量の、あるいは先ほどの水の議論をした、水の繋がり方の出来具合によっても、なるべく早く3つそれぞれについて注入する必要があるということです。

司会:じゃあ1番前の方。

記者:関連なんですけど、長い間っていうのがどれくらいの間止まっているとどういう危険性があるのかというのを1号機3号機の冷却、注水が止まっている点について質問をお願いしたいんですけれども。

中村審議官:具体的にですね、炉心の中の燃料の状況とですね、それから実際に注入をしている水の量とですね、の関係もありまして、したがってその二つの要素によって実際どの程度の時間止まっていると燃料の状況がですね、変わってくるのかということに依存してしまいますので、したがって一般論で申し上げますと、長い期間止まっているとですね、自ずと燃料の冷却機能というのがですね、十分果たせなくなってきますので、まずその炉の水位がさらに下がっていく、そして炉の圧力が上がっていく、また格納容器の圧力も上がっていくというような形になって状況としては推移していくと思っております。

記者:すみません、今までのだと、圧力が高まっても建屋が健全ということで危険性としても放射性物質が大気中にあっても人体に影響がないというようなことを聞いてきたわけですけど。今度建屋がとんじゃった後、また今度冷却今してないという状況になってしまうと、今度さらに危険なんではないかというような憶測を呼んでしまうんですが、燃料の状況、なんていうんですか、もうちょっと具体的に、今冷却を、注入できなくなってしまっていて、その先どういうことが想定されるかということを教えて頂きたいんですけれども。

西山審議官:このまま注入できないでいくと、やはり燃料の、元々被覆管の中にペレットが入っているという形で、その中が非常に熱くなって、外も、外の被覆管が破損されたりして、中の燃料あるいはそれが核分裂したものが外に出てくると、あるいは水素が発生、ジルコニウムという被覆管を作っている金属がとけた場合にはそれが水と反応して水素発生させるとか、そういったことになってくるわけですね。それが非常に高じてった場合には、燃料がまさに、こうなんというか、とけた形になって下に落下していくということが想定されると思います。

記者:そうするとどうなるんですか。

西山審議官:そうすると、その後はこの圧力容器、格納容器のところでどこまで食い止められるかということになるわけです。そういったことについてはしかし、それを甘んじてみているということはもちろんないわけですから、そこに対してなるべくたくさんの水を入れることによって、そういった事態にならないような手をとるわけですね。今までもまさにやって来た努力はそこに集中してたわけです。それが色んな不可抗力によってこういう事態に至ってるわけですけれども。今でもさっきから申し上げたような海水プールのちゃんと水量を確保して繋げることによって、そういう事態を防ぎたいと思っているわけです。

司会:1番前の男性の方。

記者:3号機の爆発前後のモニタリングポストの値の変化、および3号機の建屋の破損状況、わかる範囲で。

中村審議官:申し訳ありません。3号の方のプラントの設備のですね、破損状況ですけれども今のところ入ってきておりません。最初の方はあれですね、周辺環境の。発電所、福島第一、それから第二それぞれでのですね、モニタリングステーションあるいはモニタリングカーによる敷地境界等の指標値ですけれども、それ自身については爆発の前後でですね、とくに変わってきている状況にはないということでございます。そうですね、最新の時点ではわかりませんけれども、少なくとも1時頃、1時過ぎ、あるいは2時頃の状況でありますけれども、そういった時点におけるそれぞれの場所でのですね、数値には爆発前後での大きな差っていうのは見られないという状況でございます。

記者:ごめんなさい、もう一点。さっきの会見でお聞きしたんですが、1号機の使用済み燃料プールがどういう状況になっているかというのを教えて頂きたいんですが。というのも官邸発の資料をみたときに、使用済み燃料プールの冷却検討という言葉があったんですけれども、これ要するに冷やさなければいけないような状態になっているのか、そこの温度が高まっていて、プールの水位が低下していれば使用済み燃料が露出してくる可能性があるのかどうか、もしくは今しているのかどうか。

西山審議官:使用済み燃料はしっかり冷やさなければいけないので、今普通ならば露出していないようなところが露出したような形になってるのかと思います。上がとんでしまっているので。ですからそこについてはちゃんと使用済み燃料が隠れるような形に水をはっとく必要があるわけでして、もしそれが足りなくなってきたら、上から何らかの形で水を注ぎこむということによって冷却を保つということになります。

記者:ていうことは検討であるということはもうすでに注ぎ込まなければいけない状態にあるという。

西山審議官:そこはちょっと私も最新の状況把握しておりませんけれども、仮に状況を把握した上で注ぎ込む必要があればやるということだと思います。

記者:よろしいでしょうか。

司会:すみません、少々お待ちください。

中村審議官:すみません、先ほどの私が答えたところでですね、3号機について注水の状況ですけれども、消化系ラインを用いた海水の注入ですけれども。すみません、間違いではありません。先ほどの答えた通りで結構でございます。

司会:それでは4列目の男性の方どうぞ。

記者:朝日新聞ですが、確認なんですけれども、もしその11時の爆発で海水の注入が止まったとしたら、3号機は大体5時間くらい、あと1号機は未明から止まっているんでもう16時間くらい、15時間くらい止まっていると思うんですけど。それで今後2号機も冷却が失われると。で、三つ冷やさなきゃいけなくて、どれを優先するのか、あとポンプは何台あって、先ほど三つの内二つは可能ではないかというようなことをおっしゃってましたけれども、二つというのはどれとどれを優先すればいいのか。3号機と2号機なのか、3号機と1号機なのか。

西山審議官:我々の判断としては、これはもちろん事業者とよく打ち合わせする必要があるわけですけれども、東京電力と打ち合わせする必要があるわけですけれども。一応1号機の方は比較的この中では落ち着いているので、1号機よりも2号機、3号機の方を優先して考えると。それで3号機は今朝ご説明したような状況が一度あったわけですけれども、その後は落ち着いている状況にある。今2号機が冒頭で立ってご説明したような形で変化を示しているというようなことを踏まえながら、水の量との関係で優先順位をつけてやっていくと。ただやがては三つともちゃんと冷やさないといけないということです。

司会:じゃあ間の男性の方どうぞ。

記者:時事通信のマツダと申します。2号機への電源車からの電源供給のその後の進捗状況とですね、あともう一点。上は二つ、2基とんじゃっているんですけども、今後天候変化して雨降ってきた時にですね、それがなんかいいことあるのか、それともなんか害があるのかっていう、その点お願いします。

保安院:東京電力が予定しておりました電源の復旧でございますけれども、今朝の段階で、作業の準備はできてはおったんですけれども、線量の関係とかそういうの調査をして、ちょっと準備を先延ばしをしてウォッチをしていたところ、3号のようなことがあって今ペンディングになっているというようなことを聞いております。天候の関係でございますが、現状、最新にデータ、具体的な数字は抑えてないですけれども、格納容器の密封性とかそういったものを、冷却については確保されているという状況でございますので、雨等があったとしてもとくに大きな影響があるものではないと。密封されておりますので、中に雨等が入るとかってそういうものでもありませんので、問題がないというふうには考えております。

司会:先に1番前の男性の方。

記者:産経新聞の●●です。三点ありますが、まずは2号機の隔離時冷却系が正常に作動しなくなった理由というのは何か把握されてらっしゃいますか。

保安院:とくにこれが原因でということで、現状分析はできておりませんけれども。東京電力の方と今後相談することになると思いますが、かなり長い時間RCICという形で冷却を続けてきておりましたので、その関係で冷却ノルマが下がったとかそういうこともあるかもしれないので、その辺についてはデータをきちんと確認をしたうえで、東京電力と確認をしていきたいと思っております。

記者:3号機で水素爆発が起きたということは、炉心溶融があったと考えてよろしいんでしょうか。

西山審議官:前から申し上げておりますが、炉心の少なくても棄損が起こっていることは間違いないと思います。先ほど被覆管とその中にあるペレットとですね、それが溶融というところまでいってるのかどうかはちょっとよくわかりません。燃料の損傷と。

記者:2号機のことですか。

西山審議官:今3号機のご質問ですので、3号機の話。2号機はまだそういったことはありません。

記者:2号機の方に海水の注入をされたという情報があるようなんですけど、それって確認されてらっしゃいますか。

保安院:我々が出てくるときについては、注入が始まったという情報はもっておりませんが、圧力を下げ、外に出す作業を始めておりますので、時間がたてば圧力が下がって、圧力に応じて注入が始まるものというふうに考えております。

司会:3列目の男性から先お願いします。

記者:先ほどの説明で、西山さんがこれまでの経緯を説明していく中でですね、不可抗力でこういう事態に陥ったというような言いぶりをなさいましたけれども、その不可抗力っていうのは具体的にどれを指してらっしゃるのかおっしゃっているのか教えて頂けますか。水位計が壊れたとかそういうことですか。

西山審議官:私が申し上げたのは、未曾有の大地震と大津波ということです。

記者:その大前提のことをおっしゃったんですか。

西山審議官:そうです。

司会:壁際の男性の方。

記者:2号機の、2号機もまた3号機と同じように水素爆発を起こすと考えてた方がいんでしょうか。同じことがまた明日くらいになってまた起きるっていうふうに考えた方がいんでしょうか。どうなんでしょう、そこは。

中村審議官:そういうことのないようにですね、先ほどのお答えの繰り返しになるかもしれませんけれども、RCICのその機能を回復をして、そして海水の注入あるいはベントのですね、開始もいたしましたので、そういう方法をとってですね、そういう建屋の爆発みたいなことがないような形で最大限の措置をとることを東京電力としても考えているものと思っております。

記者:そういうことじゃなくて、要するに2号機の屋内にはもう水素が溜まり始めてるんですか。今はないんですか。どっちなんでしょうか。

西山審議官:今はないと思いますね。冠水した状態にあるわけですから。さっきあそこで示したように燃料棒の上までちゃんと水がいっている状態なので、通常の状態と同じですので、今は問題ないと思いますけれども、このまま放置しておくとっていうことです。

記者:つまり配管に漏れがあって、いわゆる燃料が出てくると、水素がまた配管の漏れから出てくる可能性をみなさんは心配されているということですね。

西山審議官:そういうことですね。

司会:では2列目の男性から。

記者:先ほどですね、三つの原発を冷やさないといけないと。ところが今の能力ではですね、ポンプ車が二つを優先しないといけないようなお話があってですね、そうするとですね、どういう状態になってしまったのかと。もっと先にポンプ車をですね、集めておればよかったのではないかと、それには何か難しさがあったのでしょうか。道路がいけないとかですね、自衛隊に頼んで海上から運ぶとかそういうことも難しいとか。昨日の会見ではですね、米軍に頼まないといけないとかそういう話もあったと思うんです。なぜそんな状態になっちゃったんですか。

保安院:東京電力の方では、今朝の時点で必要な分を予備も含めて十分な台数を用意しておりました。ですけれども、3号機のところで爆発がありましたので、その影響で故障等が発生している可能性があるので、そこの部分については今後きちんと確認をしていくという形をとるというふうに聞いております。

記者:みなさんは東京電力が十分だと言ったら、ああなるほどと思う立場なんですか。それともみなさんがもっと他のところからポンプ車をもってこないといけないということをですね、積極的に東電に対してですね、進言する立場なんでしょうか。どちらでしょうか。

西山審議官:それは我々規制当局ですから、これで不十分だと安全を守れないと思えば、そういうことを申し上げることもあると思いますけれども、我々としてはその点についてはとくに問題を感じませんでした。

記者:っていうことは、朝の段階ではそのポンプ車の数で危険性はないと判断していたと。ところが爆発したがために、危険性が出てきたと。じゃあどうして早く対応しなかったんだろうかという疑問がするんですけれども。

西山審議官:そこは今爆発っていうことがあったわけですから、それに応じたチェックをするということですね。

記者:爆発するかもしれないって昨日の段階でおっしゃっていましたよね。

西山審議官:はい、官房長官もそうおっしゃっていましたので、我々もそれを…

記者:そうであるならば、損傷受けることだってわかるわけだし、どうして準備をしないのかと。みなさんが進言しないのかというのがわからないですけど。東電さんは十分だっていうことは、そういうこと言うかもしれませんけれども、業者として。危険なんじゃないの、もっとやらないといけないねっていうことをもっと先に先に準備しないといけないんじゃないんですか。

西山審議官:確かに、そうですね、そこはなかなか難しいところですけれども、我々としては十分な措置だということは考えましたけれども、結果的にそういう被害が生じて一部不足しておるとすると、我々としても考えようがあったのかもしれません。

司会:1列目の男性の方。よろしいですか。では1列目の女性の方どうぞ。

記者:3基冷やす必要があるけれども、今2基分を冷やすだけの能力しかないっていうことだとちょっと心もとないんですけれども。その3基冷やせるようにポンプ車の確保を急いでいるということと、あと何をっていうのがもしあれば教えて頂きたいんですけれども。

保安院:事業者から聞いているところでは新たなポンプ車の手配は行っているというふうに聞いております。

記者:手配中ということでいいですか。

保安院:はい。一方で今実際に動くことが確認できているのは2台ですけれども、他のものについても今後点検をしていって動くものが出てくるというふうに考えておりますので、そういう状況にあるという、今後増えることも考えているという状況であります。

記者:2台ですか。

保安院:現時点で2個動くということは確認されているということは伝聞では聞いていますけれども、我々として確認したものではありません。

記者:あと、ごめんなさい、3号機の爆発で、爆発中に漏れた放射性物質の新しい計測値とか、あと被曝した人への検査の結果とかを教えて頂きたいんですけれども。

西山審議官:モニタリングの値についてはまだそのデータが手元にないので、手元に入り次第お届けしたいと思います。それから被曝については昨日ご紹介したときからとくに新しい情報がありませんので、手に入り次第これもお示ししたいと思います。

記者:3号機の爆発の後には検査は、じゃあどうなっているんですかね、状況は。

西山審議官:そういう被曝の検査をやっておられる方々っていうのはそういう今基準を定めながら、こういう基準があたった方には検査をしようという方向で県あるいは町村が対応されているというふうに伺っておりますので。そういうのを定めながらまた同じような対応、そういう、かなりの方は20キロ内にもう避難しておられましたから、それ以外の方々でそういう場面、そういう場面というのは被曝に遭遇するようなところがある方はまた一定の基準にもとづいて検査をするということはあり得るんじゃないかと思います。ただまだ今のところそういう話は実際に町村などと私どもがしているわけではありません。

記者:3号機爆発の後に屋内退避があって、その後また屋外の避難ということになっていますので、新たに検査についてどういう予定になっているのかとか、結果がどうなのかっていうのかわかったら教えてください。

西山審議官:はい、わかりました。

司会:では壁際の男性の方。

記者:すみません、1号も3号もですね、まず最初にやっぱりRCICがやられて、もっと小さな出力のポンプを回してもなかなか水位が回復せずに、最終的にどうしても水素爆発までいっちゃったというような状況なってるんですが、2号もやっぱり今回RCICがうまく動かなくてですね、これを、こういう流れっていうのをなんか回避する方法があるのかどうかっていうことが一つとですね。それと3号の爆発の前に、一時的ですが、水位が上昇した、しっかり上昇したっていうことあったと思うんですが、これはちゃんと水位が実際に上がっていたのか、それともやっぱり水位計の値っていうのが本当に信頼できなくなったっていうことなのかって、これはどういうふうに見てらっしゃいますか。

西山審議官:1号についてはRCICというシステムではなくて、別の回し方だったと思いますけれども。いずれにしてもこのやり方が原子力発電所の原子炉についての確立したやり方として隔離時冷却系のものをつくり、それから通常は海の水で冷やしていくというやり方できてました。それを地震に大きさも考慮しながら、津波も考慮した形で作ってきたということなんで、そういうことについての、なんていいますか、それが予測していなかった事態が発生しているということだと思うんですね。ですから、これについてはこの事態を収束させた後で、そういうことについてどう考えるかと、今回のような発生したことをどう考えて次に備えるかということを考える時期がくるんじゃないかと思いますが、今のところはまずこの事態の収束を考えなきゃいけないというふうに思っております。

保安院:3号の事象が発生する前の水位でございますが、一度下がったという傾向が出て参りましたが、その後きちんと回復をしてきたというところはトレンドとして追ってきております。その後追ってきて、ほぼ安定しているという状況のなかで水素の爆発が起こったという状況にあります。

記者:現在とはまた違うんですか、それは。現在の3号の値とは。要はちゃんと原子炉の中を水位計として見られているかということなんですけど。

青木審査官:3号機のプラントパラメーターでございますけれども、爆発がございました11時1分だったんですか、あの後変動がございまして、格納容器内の圧力が若干低下をしています。パラメーターとして。その後回復してきているという状況になっていて、圧力が全く大気圧と同じ、筒抜けになっているという状況にはなっていなくて、かなりの圧力がまだ保たれておりますので、格納容器の健全性は保たれているのかなというふうには思っております。ただ爆発の直後に一旦圧力が下がったように見えておりますので、これが単に測定器の変動なのか、実際にどこかから若干リークしてちょっと圧力が下がったけどまたふたしまって元に戻っているのかというところはまだちょっとわかりません。

記者:じゃあ計器がちゃんと動いていない可能性もあるという。ちゃんとみられていないという可能性もあるということですか。

青木審査官:可能性は否定できないと思います。

記者:東電が準備した予備も含めたポンプといいのは伝聞で結構ですので、何台。東電が準備したポンプの台数は聞いてらっしゃいますか。

保安院:まず1号2号3号とございましたけれども、それに注入するためにタンクから引っ張るポンプというのが用意されていました。プラス海水をタンク、ピットにもっていくところに必要な容量、ちょっとそこ台数は直接今記憶に忘れておりますが、そこの部分についてもきちんと用意していたと。それにプラスアルファの予備分も用意していたということを聞いております。

記者:その内今2台しか確認できていないという。

保安院:ここを出てくる前の段階では2台は健全性ができたというふうに聞いております。

司会:1番前の男性の方。

記者:今の質問と関連するんですけれども、ポンプについて、水素爆発があったところで損傷したということなんですけれども。2号もまた水素爆発の可能性もありますよね。可能性でいったらあるとは思うんですけれども、そうした場合に、またポンプっていうのが破損、損傷してっていう可能性があると思うんですけれど、そこまで見据えた上で今準備にかかっているのかどうかっていうのは何か知っていますでしょうか。

中村審議官:当然そういうことも考慮してですね、先ほど申し上げました爆発を避けるためにですね、水素を抜いていくということも考えられますし、あるいはその前に当然今始めたベントの作業というのもそうでございますし、そういった諸々の対策をとっていくということを通じて、1号3号と同じようなことは繰り返さないということであろうと思います。

司会:1番前の男性の方。

記者:最初1号機に始まって3号機ですね、さらに2号機大丈夫だというような話だったのが急激に事態が悪化してるんですが、今この事態をとらえて保安院としてはどんなふうな印象として見ているんですか。

西山審議官:我々としてはその時点その時点ではですね、最もいいと思われる解決策をとってきたつもりでしたけれども、必ずしも皆様にご心配かけないような形で収束することができなかったのは非常に残念だったと思いますね。しかし、これまでの教訓を踏まえてなるべく先ほど同僚が申しましたように、同じようなことは繰り返さないように努力していくということだと思います。

記者:それは今後のシナリオについては、例えば最悪のシナリオなんかは考えていますか。

西山審議官:現時点から合理的に考えるべきところは考えているつもりです。

記者:それ以外の想定っていうのは。

西山審議官:我々として今、同じような答えになってしまいますけれども、我々の今の立場なり、この状況、現状の分析などによって必要なものと思われることは当然やっていくということですね。

司会:4列目の男性の方どうぞ。

記者:朝日新聞です。現地で働いておられる職員の方について質問したいんですけど、長時間にわたっていますし、負傷者も出ているかと思います。線量の浴びている量も多くなっていると思うんですが、現地で働くことのできる従業員の数っていうのは十分に確保できるんでしょうか。浴びてはいけない線量を超えて働いてもらわなければいけないような状況っていうのは心配しなくてもいいんでしょうか。

西山審議官:これはみなさん東京電力の方々は不眠不休で電力さん、電力の方だけじゃなくて関連会社の方も含めて不眠不休でやっておられることは間違いないわけでして、何とか健康を害さないように頑張って頂きたいと思ってます。それから当然のことながら、負傷者の方についてはちゃんと手当をしなきゃいけないと思いますし、それから放射線量についてはこれはルールに則った形で管理されていくべきものと思います。

記者:大丈夫だと。

西山審議官:そうですね、はい。

司会:じゃあ壁際の女性の方どうぞ。

記者:3号機の爆発の件でちょっと確認なんですけれども、水素爆発をする前の段階で、ひょっとすると水素爆発するかもしれないというような情報は東電の方から保安院の方にあったのでしょうか。それとも全く予想をしない、安定していると思っていたときの突然の爆発ということになるのか、それはどちらなんでしょうか。

西山審議官:これは可能性としてはあるというふうに我々は思っておりました。

記者:可能性はそうなんですけれども、いよいよ爆発するかもしれないと、かなりそういった状態になっているというような情報は事前にもたらされていたのか、それともそういった情報は全くないまま爆発に至ったということなのか、それはどちらなんでしょうかと伺って。

西山審議官:爆発しそうだという意味でのそういう直接的な情報はありませんでした。

記者:爆発する前は安定しているというようなことだったんですか。それともかなり、爆発の危険自体は徐々に高くなっているというふうな認識だったのか。その認識の方をお伺いしたいんですけれども。

西山審議官:そういう意味では今朝ここでご説明したような状況でしたから、かなりこの3号機については不安定な状況は見られたので、爆発の危険性は以前よりは高まっていたというふうには思っていました。

司会:じゃあ壁際の男性の方どうぞ。

中村審議官:すみません、ちょっと補足を。

西山審議官:ちょっと同僚から示唆を受けて。確かに我々として水素の濃度あるいは量をわかっていたわけではありませんから、そういう意味では私が今申し上げたことは時間の経過とともに、それからプラントの状況が非常に、今朝申し上げたような色々な動きを示す中で、全般的に言うと危険性が高いという直観は感じていましたけれども、それ以上の具体的なデータに基づく情報があったわけではありませんでした。

司会:じゃあ壁際の男性の方どうぞ。

記者:海水の注入の件の方なんですけど、水槽っていうのは各号機に共通するんですか。

西山審議官:ピットのことですね。海水のピットですか。これは今のところは各号機共通の一つのものから給水をしております。

記者:1,2,3に一つという。

西山審議官:そうです。ですからそれをもう一つろ過水プールですか、それも使うようにするというようなこともありますけども、今のところ海水プールは一つです。

記者:そのプールの水位がなくなってはいないけど、少なくなっているということでそれはもう回復はしないんですか。

中村審議官:爆発によってですね、そのピットの状況がですね、変わっていることも予想されます。爆発物がですね、色々と散乱していることもありますし。したがってピットの方にですね、海水を移してくるためのですね、ポンプ、これを手当をしていくという形にして、出来るだけ注水系にもっていけるような海水の量をですね、ピットの方に持ち込むという形での努力をしていきたいと、努力をしていくというふうに東電は言っております。

記者:すみません、最後の質問。RCICの関係で、2号機がベントで圧力を抜けば回復するかもしれないということをおっしゃっていたと思うんですが、それはそうなんですか。

西山審議官:これは圧力を抜くことによって、高圧だと入りにくい水が入るようになるということです。

記者:RCICって高圧…

西山審議官:RCICじゃなくって、これは別途消化系の方に水を入れるっていうことですから。

記者:RCICの原因がわかっていないわけですから、回復の目途はないわけですか。

西山審議官:そうですね。ちょと説明して。

保安院:RCICに機能を期待をしているというわけではなくて、いずれにしろ圧力が下がってきますので、RCICはすぐに使えなくなるということは前提でございます。

司会:2列目の女性の方どうぞ。

記者:2号機なんですが、現時点の水位はまだ冠水しているということなんですけれど、今後爆発する可能性というのはどれくらいあると思っていらっしゃいますか。

西山審議官:今の時点できちっと手当をすれば、そういう異常な状態になって水素が発生するっていうことは防げるというふうに期待していますけれども、今後の展開によると思います。今まさにそれを防ごうと思って海水の注入を始めようとしているところです。

記者:1号も3号も同じようなことをやっていて、海水の注入をしてベントもやって、結局1号も3号も全部爆発、水素爆発をしています。今あと2号もまた同じようなことがたぶん起こるっていうか、起こる可能性が高いんじゃないかなと思うんですけれども。建屋にさっき水素を抜ける方法というのはそれってなんか有効的な方法ってあるんですか。それとも何らかの難しさがあるんですか。開けることによって放射性物質が大量に出るとかそういった。水素が溜まるのを防ぐ方法っていうのは1,2,3もあったので、何とかやって防がないといけないと思うんですけど。

中村審議官:今朝方も申し上げたかもしれませんけれども、作業自身にですね、放射性物質、高いレベルのですね、放射性の濃度のところでの作業下でもありますし、また穴を、それによって穴を開けてですね、水素ガスを抜くこともできるわけですけれども、それによってガスによる被曝というのも当然考えられるわけですので、そういったことも考えあわせながら、作業について、検討していくということだと思います。

記者:それは難しいということですよね。

中村審議官:総合的にですね、困難を伴う作業ですけれども、総合的に考えて対策をとっていく必要があるんだろうと思います。

記者:すみません、関連して。最悪の場合、それはできなかったと、どれくらいの時間で2号機が爆発する可能性があるんでしょうか。

中村審議官:現在2号機についてはですね、炉心の中で燃料が損傷しているというような状況ではなくてですね、きちっと燃料が冷やされて、そして冷やされている状況であります。そういったことで、まず引き続き十分な水量を確保してですね、炉心の燃料の冷却を図るということと同時に、さらに海水を注入するためのベントの作業を実施をしていくという形でとっていくということを効果的にですね、やっていくことによって、水素ガスの発生を抑えていくということになると思います。したがって、今からどれくらいの時間がたつとそういうような状況になるのかというは、ちょっと今一概に申し上げるのは難しいことかなと思っております。

記者:だけど先ほど時間の経過とともに全般的な直観として3号機の爆発の可能性が高まっていたと直感的にあったとおっしゃいましたけど、今現時点でどういうふうに直観として感じてらっしゃいますか。

西山審議官:2号機については今まだ炉心に燃料がしっかり水が入っている状況ですから。1号機3号機についてはそれが十分入っていない可能性が高いという状況の中での判断でしたから、今前提がまだ違います。そういう状態にならないようにやらなきゃいけないということですね。

記者:1号機なんですけど、1号機は停止してもう一番時間経っているし、しかも水位が低くてずっと露出している状況なんですけど、どうしてそれが1号機は落ち着いているっていう判断になってるんでしょう。

西山審議官:これは1号機について私が前から申し上げていたことで、マイナス1800とか1700とかっていう数字がずっと続いているんですね、水位については。ですからこれまでの海水を1号機にずっと最初からつぎ込んできたわけですけども、そういうことからして、そのつぎ込んだ量、時間からしてこの水位のですね、データというのは必ずしも信頼できないんじゃないかということが考えられる一方、圧力については安定しているということがあって、そういう意味でまだこれから冷却の努力は怠ることはできないけれども、この3つの号機の中では比較的安定度が高いので、まず他の号機を優先してやるべきだろうというふうに考えております。

記者:1号機は今燃料の棄損がたぶん起きていないんですか。起きているということですか。

西山審議官:一度は起きたわけですね、一度起きたわけで、今の状態はちょっとわかりませんけれども、次々とその棄損が進んでっているという状況ではないんじゃないかというふうに思われます。

司会:じゃあ1番前の男性の方。

記者:すみません、先ほどの質問と関連でなんですけども、三つの内、今二つ建屋が水素爆発で吹き飛んで、三つ目も吹き飛ぶ可能性があると。そういう状況が地元の方々に相当な衝撃をもって受け止められていると思うんですね。それで、未曾有の大地震であるのは確かなんですけど、原発というのは冷却のために海岸線に位置して海水ポンプを使わざるを得ないということになって、大地震であれば当然のことながら、たくさんの要するに原発が同時にやっぱり被害をうける、尚且つ津波が。こういう状況のなかで結局、今起きていることは全部共通して冷却機能が追い付かなくなって、次々と要するに次の手次の手というふうにきてるんですが、監督当局っていうのは、これが未曾有の大地震とはいえ、結果責任を問われることだと思うんですけれども、そういうことを考えた場合にこの冷却機能というものの確保に対してですね、監督当局としてこれまでの要するに基準といいますか、それは十分だったとお考えでしょうか。

西山審議官:そこは今、何回も強調しておりますように、まずは現状をしっかり安定させることに全力をあげなきゃいけませんね。住民の方々に相当なご不便をおかけしているような事態ですから。まずそれをやった上で、今おっしゃったような疑問というのは当然わいてくるわけで、結果的には今回我々が思っていた原子力発電所の操業をうまくする措置というもので十分でなかったことがあったことは明らかですから、それについては今後しっかり考えていくべきところだと思います。

司会:じゃあ奥の女性の方どうぞ。

記者:三点お伺いしたいんですけれども、データ的なことなんですが、先ほどポンプの台数についてご質問がありましたけれども、総台数としては何台くらいのポンプを用意されておられて、その内1号機2号機については何台、3号機については何台っていうような内訳もあれば合わせて教えて頂きたいのが一点です。二点目につきましては、ちょっと素人的な質問かもしれないんですが、3号機の爆発の前にですね、大きな地震があったわけですけれども、それと爆発との関係は何かあるんでしょうか。例えば何かが倒れて火花が散って着火ということもあり得るのかもしれませんが、お分かりになる範囲で結構なんですけれども、どのような状況なのか…

17:47:32

11秒間記録なし

17:47:43

記者:…1号機、3号機に比べてですね、2号機はそれほど溜まっていないという根拠を改めて伺いたいとともに、3号機の、会見では比較的安定していると、大丈夫であろうというお話があったところでドカンといっちゃったということもございますので、その根拠の出所といいますか、どれくらいの信頼性をもって水素爆発しないということについても合わせて伺いたいと思っています。もう一つ、他の選択肢、例えば午前中の会見ではブローアウトパネルですとか、ドライベントというお話もございましたけれども。1号機、3号機の同じ方法をとっていると同じような状況になりかねないと思うんですが、そういった他の選択肢についてすでに準備を始めておられるのか、それともそれはあくまでももっと先の話というふうにお考えなのか。その見通しをお聞かせください。

西山審議官:ちょっとまずお答え始めたいと思います。何台のポンプで、どの基に何台というのは、すみません、ちょっと今手元に持ち合わせてないので、これは確認はさせて頂きます。それから3号機の爆発と事前の地震との関係については、関係があるという我々の方のデータはとくにありません。まだそれについては未確認です。それからすみません、三番目の。私どもが申し上げたとすれば、あれですね、午前中のお話の焦点は格納容器の圧力の最大値と設計上の最大値、裕度が2倍とか3倍とかっていうお話とそれから実際の圧力が設計値に近づいたというか、ちょっとだけ上回ったということに関するもので、それについては大丈夫な状態になったという意味のことを申し上げたですね。ですからそれとこの水素による爆発の話はまた別のことだというふうに私は考えております。

記者:じゃあ安定しているっていうのはあくまで格納容器内のお話を言ったのであって、総合的にああいうことは起きないという意味ではなかったということですね。

西山審議官:それはそうですね。そんな、なんていうか、全体言わないのはおかしいじゃないかと思われるかどうかわかりませんけれども、いずれにしても水素爆発の可能性があるということは前々から申し上げていたし、官房長官もおっしゃっていたことですから、そこのところは認識はありましたね。

記者:他の選択肢をとるよりも、言い方はとてもあれなんですけれども、また建屋の天井がとぶくらいでそれほど大量のものが散らないんだったらそちらの方がいいという感じなんでしょか。やっぱり…

西山審議官:そんなことはないです。もちろんそんなことはないです。というのは水素というのは単に出てくるわけじゃなくて、燃料に水が満たなくなると、燃料を満たすだけの水がなくなるっていう原子力の世界では絶対避けたい現象によって出てくるわけですから、そういうことは何としても避けなきゃいけないという気持ちは原子力をやっているものとしては全員がもってますから。それに向けてベストを尽くしているんですけれども、こういう結果になったということですね。

記者:最後の質問の、他の選択肢はどの程度、今。

中村審議官:水素をですね、が発生するのを極力抑えるということに加えて、午前中申し上げたような形で、壁パネルを操作することによって水素濃度を下げていくということもそうですし、またベントについてもドライベントとかウェットベントといういくつかの方法がありますので、そういったできる限りの方策というのを当然のことながら検討をしていく必要があるんだろうと思っています。

記者:まだ始めていない。

中村審議官:ベントについてはこれウェットベントについては、先ほど申し上げましたように始めております。

記者:それ以外については始めてない。

中村審議官:検討は行っていると思います。

司会:すみません、ちょっとここでですね、資料をちょっと配布します、追加で。東電の資料がありましたので、追加で配布させて頂きます…

記者:すみません、ベントを始めているでいいんですか。

中村審議官:はい。

記者:ベントに向けた。

中村審議官:いや、ベントを始めた。

記者:ベントを始めているですか。

保安院:ベントに向けた。

記者:ベントに向けた作業をやっていると。

保安院:向けた作業で、まだ始まっていないと。まもなく始まるとは考えていますけれども。

司会:資料届いていない方は手を挙げてください。

西山審議官:これは、東京電力のプレス配布がありましたので、皆様にもご参考までに。もう別途手に入れておられる方もいらっしゃるのかもしれませんけれども、この水素爆発、今日の11時1分にありました水素爆発の後、どういうことがわかってきたかということを書いたものなので、東京電力に代わってといいますか、みなさんお集まりなのでここで配布したものでございます。他に何かご質問があれば承ります。

司会:では1番前の男性の方、どうぞ。

記者:すみません、3号機の水位についてなんですが、海水が止まっている状況で、一番直近の数字でマイナス200メートル(注:2メートル)という情報なんでしょうか。ということと、あと圧力が若干増えていた関係っていうのは、数字的にはどれくらいの状況でしょうかというのがもしわかればお願いします。

西山審議官:マイナス2000ですね、マイナス2000。2000ミリメートルですから2メートルということですね。2メートル燃料の頭よりも下にあるという、水面が下にあるということです。それから原子炉圧力については0.27とか、0.26とかっていうメガパスカルゲージという値です。ですから少し従来の0.18とかでしたかね、そのくらいの値からすると少し高いという状況にあります。

記者:2号機の格納容器内の圧力というのは。

中村審議官:2時現在でありますけれども、ドライウェルの方でありますが、0.46メガパスカルということでございます。これについては、水位はあまり変化はございません。

記者:先ほどですね、炉心溶融じゃなくて、炉心の損傷、燃料の損傷というレベルじゃないかと、3号機なんですけれども、そういうお話でしたけれども、そのどっから先が溶融なのか。

西山審議官:これはどういう言葉を使うかということですし、中身はいずれにしてもまだ見ることができないわけですから、そういう意味でまずは損傷からいって段々と、もしなにも措置をしなければ、あるいは措置がうまく講じられなければ、溶ける量が多くなっていくというようなことになっていくわけで、そういう過程の全体を表すときにどういう言葉を用いるかというだけのことだろうと思います。

記者:水素が出ているということは溶けてるってことですから、溶融でいいということなんですか。

西山審議官:損傷の段階でも水素が出る場合もあると考えられますので。

記者:その損傷の段階というのは、何をもって損傷の段階。

西山審議官:ちょっと補足して頂けますか。

中村審議官:燃料を、部分について言いますと、当然燃料のペレットの部分があってその周りを被覆管、被覆材が囲いこんでいるわけですので、水素との関係でいいますと、燃料、被覆材、その部分がですね、とが反応して水素が出てきているということでございますので、溶融という言葉では適切ではないんではないかと思います。燃料の、先ほど申し上げましたけれども、一部損傷であるとかそういう言葉の方がより的確ではないかとなとは思っております。

記者:被覆が剥がれて燃料まで達すれば溶融。

中村審議官:その場合も燃料のペレットの部分のですね、やはり反応の程度といいますか、その損傷の程度にもよってくるんだと思います。通常、被覆材と一部ペレット部分が反応して、反応しているような場合については燃料の損傷という方が適切かと思います。

司会:よろしいでしょうか。それでは、じゃあ一点補足です。

:先ほど事業者の方で用意しているポンプの、ポンプ車の数というご質問ございましたが、今わかりましたのでご説明させて頂きます。東京電力の方で用意しているのが全部で5台。内1台が2号機用として使っております。残り4台は爆発の影響及び現在調査中ということでございます。

記者:その4台の内2台が動いているっていうことですか。

:すみません。1台はもうすでに動くということが確認されています。4台については今本当に動くかどうか調査中ということで、私の記憶間違いだった可能性があります、2台というのが。申し訳ございません。

記者:1台しか今動かないわけですよね。4台を今調査している、2台というのはなしということですね。

:そうでございます。

記者:4台とも爆発の影響でおかしくなったかもしれないということですね。

:可能性としてはそうです。ですので、ちゃんと動くかどうかを今調査しているということでございます。

記者:その生きている1台っていうのはタンクから2号機に今、水を入れているという。

:そうでございます。

記者:それはもう明らかに横転したり、壊れてるんでしょ、タンク車は。吹き飛ばされて。

:すみません、壊れているということを、の報告はまだ聞いて、私が出るときは聞いておりませんし、現時点でも今もらったメモの中では爆発の影響は調査中ということでございますので、何台壊れているという情報は今のところではないというふうに認識しております。

記者:そうすると今の段階で、ピットにですね、水を入れるポンプっていうのはないんですか。1台しか動いていないんですよね。

:ですので、ピットはかなりの容量をもっておりますので、そこの水がなくなるまでに4台の調査が終わって動くものがあれば注水できるということだと考えております。

記者:今考えると、最低4台ないと機能しないわけですよね、三つを冷やすという。一つは海水からもってくるもの、あともう一つは各、1号機2号機3号機に接続するものと。

:ピットから各号機に注入する用として各1台。あとは海からピットの方に持ってくるためのポンプでございます。ただみなさんご存知のように、注水を始めてから、1号と3号に注水を始めてから相当の期間注水をできておりましたので、そのくらいの容量がピットの方で持っている形にはございます。

記者:ただ、なんていうんですか、最低4台必要なのに、5台しかなかったっていうのは何かトラブルが2台あったらもうアウトなわけですよね。だからそもそも準備がなってないような気がするんですけれども。そういうことで、変なんじゃないかと。最低8台くらいあってもいいんじゃないかなと僕なんか思っちゃうんですけど、それは間違いなんですか。

西山審議官:ここは、なんていうか、選択肢の問題で、多多ますます弁ずという言葉があるでしょうけれども。少なくとも1台ポンプ車を多くもっているわけですから、それを予備ということは、5分の1となれば一定の合理的な判断はあるというふうにもみられるんじゃないかと思いますけれども。

記者:みなさん、そういうふうに監督する立場からすると、4台絶対必要なところを5台でも大丈夫だという判断をされたということですね。

西山審議官:そりゃそうですね。

記者:すみません、先ほどの説明で2基分しか冷やす能力がないとおっしゃったのは、それは1台でも2基分冷やす能力があるのか、それともその2基分冷やす能力があるというのが訂正されるのかどっちでしょうか。

:すみません、そこは私の記憶違いで、2基動くというふうに認識しておりましたので、2基分と申し上げましたけれども、1台、今確認できているのが1台ということですので、現状、1基ということです、はい。

記者:すみません、海からずれているピットですかね、これの容量わかります?どれくらい溜められるんです?ポンプの供給能力というの1時間あたり30本という数字が前出てきたかと思うんですが、それでいいんでしょうか。

西山審議官:ちょっと今の点確認させて頂きます。

記者:すみません、別件なんですけれども、1と3、建屋壊れた1と3なんですけれども、使用済み核燃料プールの損傷の状況っていうか周囲の状況とかわかっていますか。

中村審議官:すみません、まだわかっておりません。聞いておりません。

記者:報告も入ってない。

中村審議官:はい。

司会:以上でよろしいでしょうか。

記者:すみません、2号機の水位なんですけれども、先ほど2000ミリという数値が出ましたが、それは海水の注入を始めてからの水位とかのデータを、会見終わってからでも構わないので、教えて頂きたいんですが。

西山審議官:注入が始まってからのやつが手に入った段階でそれはお示したいと思います。

記者:関連で。当初3000ミリあって半分以下になってるとおっしゃっていたんですが、2000ミリの関係はどういうことになりますか。

西山審議官:今2000ミリ、今日の2時現在、14時現在2000ミリというデータもありますけれども、ただ直近の時点ではもっと下がっているというふうにも聞いておりますので。

記者:1500とかそれくらいになってる。

西山審議官:もっと、もっと下がってる。1000とか、もっと下までも下がっているという。

記者:1000をきってる?

西山審議官:1000もきってる可能性もあるかな。可能性としてはあります。

記者:じゃあ具体的にどういう数字なんですか。900とかそういう数字が入ってるっていう意味ですか。

西山審議官:いや、まだそこは入っていません。そこは確認する必要があります。

記者:じゃあ今1000をきってるかもと言ったのは何を根拠に。

西山審議官:そういうふうなデータが見られた時間帯もあったというようなことですかね。ちょっとそこは確認させてください。

記者:それ正確にわかれば、何時頃どういう数字って。わかります?

西山審議官:確認させてください。

記者:一時的に1000をきった時期もあったということですか。

中村審議官:2時時点で2000でございまして、それ以降下がっておりまして、3時30分現在が最新でありますけれども、900ミリメートルでございます。

記者:そのデータって私たちに紙で公開してもらえないんでしょうか。いっつも聞いてやり取りをしてるんで、さっき会見した終わった後、私お願いしたんですけれども。出せるものならですね、きちっと出してもらいたいと。間違いがないですし、何回も質問しなくてもよくなるんで。ちょっと検討してください。

中村審議官:はい、検討いたします。

記者:900っていう数字があるのに、なんで2000って説明するんですか。おかしいじゃないですか。

中村審議官:水位それから格納容器の圧力、そういったものとを全部共通してとれているところが2000という数字、2時現在でまとめたものでございましたので。

記者:ずっと他の数字が抜けてた。

中村審議官:そうですね、それでこういう、こちらの方の便宜上の都合も、で恐縮なんですけれども。

記者:2000と900ってずいぶん違うんじゃない。

中村審議官:そうですね、そういった意味で下がってきているということで、そして今、全然隠すつもりはございません。現実問題として900ということを申し上げたいと思います。

記者:だから出してください。

中村審議官:はい、そういうふうにしたいと思います。

記者:そう言われるんで。隠していると。

記者:それからさらに2時間半くらい経ってるんですけれども、ペースを考えたらもうマイナスになってるんじゃないかと思うんですが、そのあたりはどうなんでしょうか。

西山審議官:そういう意味で先ほどからご説明しているような冷却材喪失という報告が東京電力からもありましたし、ベントの準備もし、今それも始めているし、海水も注入することになってきているわけです。

記者:水素が発生しないという前提がおかしいんじゃないんですか。マイナスになってるんだったら。

西山審議官:まだマイナスになったとは申してませんから。

記者:このペースでいってたら、その可能性があるということですよね。

西山審議官:そういう意味では、そこは今のところ確認する必要がありますね。

記者:すみません、地震発生以降の福島第一原発でのけが人の延べ人数と、1号機、3号機の水素爆発での合計のけが人っていうのを。

中村審議官:先ほどの4時過ぎからの官房長官の記者会見の中で、爆発でけがをされた皆様ということで、自衛隊の関係者4名につきまして、けがの程度が軽くすでに隊に戻られたという報告を受けておりますということ。それから7名の東京電力関係の皆様それぞれがけがの程度はちょっと差がありますけれども、1名重傷の方がおありであるということ。そういう情報があり、その後の新しい情報はありません。以上でございます。

記者:というと地震発生以降の原発のけが人の延べ人数というのは、これから…

中村審議官:これから含めて。当然新しい情報が入ってくればご連絡するようにしたいと思います。

司会:会見はじめましてもう1時間半経ちましたので、ちょっとここら辺で打ち切らせて頂きます。次回はですね、また情報が入り次第また声掛けさせて頂きますので、その際はよろしくお願いします。ありがとうございました。