原子力安全保安院の記者会見テキスト(2011年3月22日20時56分から36分間)

司会:それでは会見の方始めさせて頂きます。よろしくお願いいたします。

西山審議官:どうもお待たせしました。よろしくお願いします。それでは今日の進捗状況などについて報告いたします。まず放水の作業の関係ですけれども、3号機に関してはハイパーレスキュー隊などによる放水が15時10分から15時59分まで行われたと聞いております。それから4号機につきましてはコンクリート打設車による放水が17時17分から実施されて、私どもどもどもの確認では20時31分の段階でもうすでに終わっているというふうに聞いております。それからあと今日の作業としては2号機、2号機の、福島第一原子力発電所の2号機の使用済み燃料プールにつきましては、前回3月20日の日に一度水を入れておりましたけれども、本日2号機の使用済み燃料プールに対しまして、海水18トンを注入いたしました。16時7分に開始して、17時1分に終了いたしました。現在2号機の使用済み燃料プールはそれで満杯の状態にあって、水温は51度いうことでございます。次に外部電源の作業状況の新しい話としては、本日19時41分に6号機につきましても外部電源への切り替えを実施いたしました。これによりまして、5号機6号機が両方とも外部電源から受電する状態になりました。元々この二つの基はご案内のように6号機の非常用ディーゼルを、発電機を使って動いていたわけです。次に海水の分析結果でございます。午前中にお示しして、また午後にも少し追加の海水のサンプリングの、東京電力の発表がありました。これから申し上げるのは午前中に報告いたしました、昨日の夜発表のあった海水の分析結果、海水のサンプリング分析の結果ということで、それについて午前中の段階で私の方から本調査結果については現在原子力安全委員会の評価を求めているというふうに申し上げました。それでこの第1回目の部分についてのみ原子力安全委員会の見解、原子力安全委員会からの、私どもの助言依頼に対する回答というのが参りましたので、それを紹介させて頂きます。その内容は、これ安全委員会のおっしゃっていることですけれども、現在福島第一原子力発電所を中心とする半径20キロメートルの範囲は避難区域に指定されており、漁業等は行われていないため周辺住民等へ直ちに影響があるとは考えていない。一般的には海水中に放出された放射性物質は潮流に流されて拡散していくことから、実際に魚、海藻等の海洋生物に取り込まれるまでには相当程度薄まると考えられる。またヨウ素については、半減期が8日、8日と比較的短いため人がこれらの殖産物を食するまでには相当程度低減しているものと考えられる。引き続き海水のサンプリング調査を行い、また海洋への拡散評価、原因分析等を行って状況の詳細な把握を実施するべきと考えている。という内容でございました。それでこの海水サンプリングにつきましては、サンプリング分析につきましては、原子力安全委員会には今のような最初の段階での評価、評価と言いますか、助言を頂きまして、このほかには本日文部科学省が発表された海洋モニタリング調査の開始というものについてこれから数日かけて結果を出していくということになると思います。それから東京電力におきましては引き続き調査を実施する予定でございます。

次に第一発電所の中のモニタリングのデータですけれども、このデータ、特に今回は値が多くなっているとかっていうことは、ほんの微妙なものを除いてはありません。それで、あれはどこだったかな。あの場所はどこだったかな。その資料あるかな。失礼しました。正門付近のところのデータでですね、ですからこれは1ページ目の、最初のページの④のところになると思いますけれども、一番最新のデータをご覧いただきますと、最初のページのこの半分くらい埋まっているこの段のところですが、一番左から16時に274.0、それから286とか300台、それから420とかくらいまで、17時10分に420くらいまでいって、それから300、200とこういうふうな感じになっています。これは昨日からずっとダラダラダラっとこうそんなに高くない水準、むしろ低位でかつ少し減っているという状況から比べると少し微妙に上がってるところがありまして、これについてはそう大量にではありませんけれども、また放射性物質がそのあたりに浮遊している、これは比較的風の弱い時期なので、浮遊しているということが考えられますので、この辺はよく監視して参りたいというふうに考えております。私から冒頭は以上にいたしまして、あとはご質問にお答えしたいと思います。

司会:それでは9時半頃までを目途に質疑応答させて頂ければと思います。じゃあご質問の方挙手をお願いします。では真ん中の列一番後ろの男性の方どうぞ。

記者:朝日新聞のコボリです。配電の、外部電源の接続のことで確認させて頂きたいのですが、引き込み作業なんですけれども、これは1号機から6号機まで、5,6はもう外部電源切り替わってますけど、1,2,3,4はパワーセンターのところまで引き込み作業っていうのはもう終わったという理解で良いんでしょうか。

西山審議官:そうですね。パワーセンターまでは終わっておりまして、つまり1号機2号機につきましては、1号機のパワーセンターまで、これはだいぶ前に3月20日の段階でパワーセンターまで電気が来ておりまして、それ以降1号機2号機の既存の設備のまず健全性を点検して、健全であればそこに繋いでいくし、健全でなければ新しいものに取り換えていく、あるいは修理をすると。新しいものといっても時間のかかるものでは間に合わないので、あらかじめ用意しているものとか、あるいは代替品、あるいはテンポラリーなもので、臨時的なもので埋めていくということで、電気を繋いでいくというのが今の行動です。それから3,4,5号機につきましては4号機のパワーセンターまで受電が出来ておりますので、あとはこれから先のところについて、現在1号機2号機と同様の作業を展開しているところでございます。5号機6号機については、今日をもって5号機6号機とも外部電源に切り替わったということであります。

記者:あと一点だけなんですが、15日の20キロから30キロ圏内の屋内退避の指示が出ましたが、それから1週間経ってずっと屋内にいるわけにいかないと思うんですけれども、屋内退避の指示が出ている地域の人たちはどういうふうに考えればいいのか保安院としてお考えがあれば教えてください。

西山審議官:前に一度ここで述べましたけれども、非常なご不便をおかけして大変申し訳ないとは思っております。どうしてもやはりお買い物に行かれたり、病院に行かれたりとか色んなことが必要性があると思います。そうした時には私の方でお願いしておりますのは、ちょっとガソリンの入手可能性とかそういう点はあるとしましてもですね、もし来るまで行ける範囲であれば車で。歩くよりは車の方が良いということが一つあります。それから着物については、着るものについてはなるべく肌の露出を少なくする形の、いわば長袖を着て頂きたいということがあります。それから雨にはなるべく濡れないで頂きたいと思います。もし濡れた場合には部屋の中に入るときにしっかり肌のところであれば拭って頂くし、洋服などであればそこをふき取って頂くということをお願いしたいと思いました。そのようなことをご注意頂いた上で、あそこにありますかね、もう一つマスクをお願いしたいということです。そういったことをお守り頂いた上で必要最小限の外出はして頂いて差支えないというふうにしておりますので、ご不便ではありますけれども、そういったことで何とかしばらくのご信望をお願いしたいと思います。

司会:じゃあ次ご質問の方。では前列男性の方どうぞ。

記者:フリーランスのフジイと申します。よろしくお願いします。先日ですね、放射能除染スクリーニングレベルに関して6000CPMから10万CPMに基準を変えたということを伺った、伺いまして、それがIAEAのアドバイスですか、によるものであると承知しておるんですが、こちらはですね、IAEAが10万CPMというふうに行っている根拠となるですね、IAEA内での文書であるとか規約、あるいは研究論文等ありましたら、今すぐには無理でしたら、その根拠となるものをお示して頂けるとありがたいのですが。よろしくお願いします。

西山審議官:はい、わかりました。

記者:現状では把握はされていない。

西山審議官:現状ではどっかにあるかもしれませんけれども、今すぐにここにはありませんので後ほどチェックいたします。

司会:前から3列目男性の方どうぞ。

記者:読売新聞社のタカダと申します。本日官邸の方で、菅首相の方から保安院と原子力安全委員会との連携というものをもう少ししろという指示のようなものが出たようですけれど、なんだか対応で変わった部分があれば教えて頂きたいんですが。

西山審議官:総理のご指示は、現状非常にやはり大変な状況で、色んな住民の方にもご迷惑をかけ、かつ原子力のこの運営が福島あの部分についてはなかなかうまくいっていないという状況にあって、関係の方のご協力を得て最大限の努力をしているわけですけれども、やはりこれからもまだしばらく何日とは申せませんけれども、非常に重要な時期が続くのでそういうときにこの任にあたるものはしっかり連携してやってくれというそういうご指示だというふうに我々は理解しております。それで私どもの部屋に参りますと、安全委員会とはテレビで会議できるシステムもあって、そこで安全委員の方々と私どもとは日々色々相談はしておりますけれども、総理のそういうご意向でやっぱりこれからさらに関係者、大事に時期にしっかりやってくれということですので、ますます連携を密にしてやりたいと思います。それで我々さっきちょっと申しましたけれども、保安院の検査官を現場にも今日から入れておりますので、そういった情報も安全委員会にもしっかり提供してあちらの権威の方々のご意見をよくアドバイスを伺って参りたいと思っています。

司会:では次、ご質の方。壁際一番前の男性。

記者:共同通信のスギと申します。2号機についてなんですけれども、東京電力さんの見解で今日中には冷やせそう、動かせそうであるという見通し、もちろんまだ決定ではないですが、出ていますけれども、保安院さんとしても現在のところ、今日中にも何とか感電、通電なりできそうな見通しでしょうか。

西山審議官:2号機というのは前から申し上げているように、建屋がしっかりしているもんですから、使用済み燃料プールの温度を管理するのに外から注水っていうわけにいかないので、今臨時的に別のラインを使って給水しております。それは先ほど報告申し上げた通りです。ただやはりこれは本来は電気を通すことによって計器もしっかり、計りの類もしっかりさせるし、それからその冷却機能もですね、ちゃんともたせたいということで優先順位が高いわけなんですね。そういう意味で受電、パワーセンターまでの受電も最初に行いましたし、今なるべく早く実現したいと思っているところなんです。今現在どこまで進んでいるかということは現場で非常に色んな選択肢を考えながらやっておられるところなので、私ども最新どういう状態になっているかわからないんですけれども、なるべく早く今東電がもしそういうふうに言っているのであれば、そういうふうに実現するのを期待したいと思いますけれども。

記者:今日中に。期待したいってどういうこと。

西山審議官:期待したいということですね。今のところ私どもから現実はこうでということを申し上げるだけの今材料がございません。

記者:わかりました。

司会:次ご質問の方。前から二列目女性の方。

記者:TBSのカシタと申します。海水の放射性物質の検出の件なんですけれども、これからまだどんどん水が漏れてしまうという可能性もあるんですが、それに対して保安院として予防的措置みたいなものを取り組むなりそういったことは、対策は全体として話は出ているんでしょうか。

西山審議官:まず一つは、海水からの放射性物質の検出ですけれども、これがどっから来ているのかということで申しますと、これは明確に何か証拠があるわけじゃありませんけれども、やはりまず一番最初に考えるべきは各号機からの水を入れる前、前と言いますか、水とは別に各号機から出てしまっている放射性物質これの影響が大きいと私は思います。で、そのほかにまた水が少し、少しかどうかわかりませんけれども、海水の中に、海の中に流れ込んで、放水して頂いたものがもう一回流れ込んでいるということがあれば、そこでは確かにその分増すことは間違いないと思いますけれども。そういう意味でまずは今の各号機の状況を安定させてですね、そこから放射性物質を出ないようにするというのがいちばんやはり重要なことだと思います。それから今それに向けて全力をあげているので、もちろん水の海への戻りというか、それを無視していいというわけではありませんけれども、まずはその今の安定的に冷やしていくという対策の方を重点に考えて、そっちを実現したうえで水の処理は考えるというふうにせざるを得ないというふうに思います。

司会:では次ご質問の方。壁際4番目男性の方。

記者:毎日新聞のヒノと言います。本日検査官の方が戻られたと先ほどおっしゃられたんですが、このタイミングについてはですね、どのように認識しておられるんでしょうか。ちょっと遅かったのというふうに見る国民もいらっしゃるのかなと思うんですが。それからあと今日の枝野官房長官の会見の中でですね、専門スタッフを官邸に入れるということでおっしゃっているんですが、これは検査官が現場にいなかったということに関してはちょっと不信感というものもあるのかなと思うんですけど、そのあたりの認識をちょっとお伺いしたいんですが。

西山審議官:検査官をどこに置くかということについては、まず実態は1号機、失礼、第一原子力発電所の検査官は、確か3月15日くらいでそれまでいたオフサイトセンターのところから第一発電所に行ってたわけですけれども、その勤務状態からオフサイトセンターがそこの役割が現地の本部が福島県庁に移転した時にそちらに移行したと。ただ第二発電所の方には検査官がいるので、その検査官が第一発電所を見ると、こういう状況に移行したわけですね。その後、第一発電所について検査する、直に行ってもちろんそこで見られればそれがいいわけで、我々としてもどうするか色々考えながらタイミング図ってたわけですけれども、ここはどういう評価を受けるかでありますが、やはりこれから非常にまたこれまでのことにもまして重要な本当にこうやってみなさんの協力を得て給水を、注水をしてもらい、安定的な状態にもってったところでそれが持続可能な状態になるようには電気をひいてくるとこういう段階まで来ましたので、これから先は検査官としてもより緻密に見て本当に最後の目的が実行できるかどうかをですね、確認する必要があると。そんなような判断で今回踏み切ったわけなんです。ずっと残ってた方がよかったんじゃないかという考えがあるかもしれないと思いますけれども、我々としては色々考えた末にこういう選択をとったということでございます。

記者:もう一つの質問は。

西山審議官:枝野さんですね、枝野さん。枝野官房長官が、そうですね、失礼いたしました。えおういう顧問的な役割の方を官邸にお入れになるっていうのは、それはそれで、この事態に対しては、自分たちが今まで担当したから自分たちでやるというような、甘い事態じゃないと思うんですね。やっぱり日本あるいは世界の英知を糾合して対応しなきゃいけないので、官房長官がそういうふうにお考えになってご自分のアドバイザーを入れられるというのはそれはそれで十分あり得る選択だと当然思いますし、私どもも当然官房長官にも日々インプットをしておりますけれども、やはりそこはこういう官庁側から来る情報もあれば、また学会から来る情報もあって、色んな総合的な判断をされたいということだろうと思いますから、今の最初に申し上げたようなこういう非常に厄介な事態に対応するための対策としては合理的な、当然のことながら、選択肢ではないかと思います。

記者:検査官がここまであけていた理由というのはもう一回一言おっしゃって頂けませんか。やっぱり安全面というのは非常に大きかったんでしょうか。

西山審議官:そうですね、最初に移行したのはやはり、現地対策本部のまとまりとして考えて、それと行動を共にしていった方が、まあなんて言うか、対策本部のためにもいいだろうということもありましたし、一方ではやはり安全性もさることながら非常に不便が、色々な人間が暮らすには非常に不便が多いという状態になったということが直接、直接と言いますか、もうひとつの要因でした。しかし先ほど申し上げたように、事態の展開とかこれからの展開の段階を考えると、今戻ってもらった方がいいというふうに判断したということです。

司会:では次ご質問の方。一番前女性の方どうぞ。

記者:日本テレビのヒロセです。原子力安全委員会が海水の放射線量の分析をされた見解についてなんですけれども、先ほど海流に流されて拡散するのでそれほど実際に海洋生物に取り込まれるまでには相当程度の時間を要するという見解が紹介されたんですけれども、生物、生物濃縮というのでしょうか、実際に魚介類が放射性物質を体内に取り入れた場合に、それはその実際の海水の放射線量よりもはるかに多い放射性物質を取り込むということが指摘されているなかで、その原子力安全委員会のこの今回の見解というのは一般論として述べられているのか、それとも実際に海水に出ている放射性物質を、なんと言うんですか、線量を分析したうえで現時点ではそうなのか。そこをちょっと確認をさせて頂きたいと思います。

西山審議官:これは答えは一般論ですね。一般的にはというふうに指摘されていますので。一般論です。

司会:では次ご質問の方。一番前列男性の方。

記者:NHKのシゲタです。ちょっと筋から外れてしまうかもしれませんが、検査官のことでお伺いしたいんですけれども、検査官の関連でお伺いしたいんですけれども、オフサイトセンターはEPZ10キロ以内に設置されているものも多く全国にはあると思うんですけど、そもそもオフサイトセンターの設置場所に問題があったという認識はありますか。

西山審議官:確かに今回オフサイトセンターを継続して使用していくことが難しくなってしまったということがあって、それで県庁にお世話になることになったわけで、その点についてはこの事態が落ち着いたところで検証しなければいけないと思います。

記者:特になんか静岡県の浜岡は、確か2キロ3キロの地点だったかと記憶しているんですけれども、そういう近くに作ったということはどういった目的で作られたのか、改めてお聞きしたいんですけれども。

西山審議官:ちょっと確認して後でお答えします。

記者:確認なんですけど、このオフサイトセンターの設置場所については検証、問題があったとして検証を行わなければならないということでよろしいんでしょうか。

西山審議官::少なくとも今回使えなくなってしまったということは非常に肝心な時に機能が果たせなかったということは間違いないので、その点については検証は必要だと思います。

司会:そろそろ残り3名でお願いできますか。

記者:産経新聞のタナベです。モニタリングの数字が一時期上がっていることについて、風がない状況で一時期上がっていることを検証してみたいというお話でしたが、原因としてはどんなことが想定できるんでしょうか。

西山審議官:やはり放射性物質が少しずつ出ている可能性があるということだと思う。

記者:それは爆発等の瓦礫を含めてというような意味なんでしょうか。

西山審議官:そのルートはよくわかりませんけど、あるいは蒸気と一緒かもしれないし。そんなに激しく出ているわけではないんですけれども、微妙に動いている、風のないときにもそういうことなんであれば、そういうことについてよく注目していく必要はあるというふうに考えています。

記者:読売新聞のキラと申します。先ほどの検査院のご説明の中でですね、西山さんご自身がですね、安全性もさることながら、人間が暮らすには非常に不便だったので検査官が移動したということだったんですけれども、ちょっと実際のところ安全性が厳しいところでですね、みなさん今一生懸命原発をコントロールしようとしてですね、人間が暮らすのに不便なところでですね、たくさんの人が今いるわけですね、そういう説明だとですね、ちょっと納得しえないというか、いうようなところもあると思うんですけれども、もう少しちょっとご説明して頂いた方がいいんじゃないかと思いまして。

西山審議官:それはこういうことなんですね。やり方として色んなやり方があると思うんですけれども、検査官の場合は一人とか二人単位の組織なわけですね、いるとしても。そこに例えば食料をどうやって運ぶのかとかそういうこともあります。組織で活動されているところは、それはもちろん大変なのはよくわかりますけれども、なんて言いますか、組織的な一定の後方支援体制と言いますか、そういうものが取れるところがありますけれども、一人二人の、に対してどういうふうにサポート体制をとるかというところがちょっと妙案がなかったというかそういうところがありました。

記者:やっぱりちょっと納得できないところがありまして、そうするとお一人にですね、言ってみれば弁当が運べないからそこから撤退したみたいな感じに僕には聞こえてしまうんですけれども。

西山審議官:それは今お尋ねがあったんで、実態的なところを申し上げましたけれども、まず一番の考慮は、現地対策本部としてのまとまった機能が県庁に移転したときの、その時にそこにその一部としての検査官がそれに行動を共にしたというのが一番大きな要因でしたけれどもね。

記者:じゃあ最前線でですね、実態をですね、自分の目で見てですね、適切なアドバイスをするというよりかはですね、県庁に行ってですね、そこで二次的な情報をとってですね、判断した方がいいと判断したことですか。

西山審議官:そこはあれですね、選択の問題で、残るという選択ももちろんあったと思いますけれども、色んな困難を考えて当時はそういう判断で出たわけですけれども。それを我々も少し考えをもう一回巡らせてみて今日再び廃止することにしたということです。

記者:ありがとうございました。

司会:壁際女性の方。

記者:電源の関係でお伺いしたいですが、3号機のところで炉水のフローの温度とか圧力容器の稼働温度とかが電源切替中というふうに書かれているんですが、これはもうこういう形で今電源切り替え作業を行っている、外部電源の切り替えを行っているというところまできたということでよろしいんでしょうか。

西山審議官:はい。それはそういうことです。切替中だからまだ完成していないだろうと思いますけれども、そこの確認は私はとれていませんけれども、そういうことですね。

司会:では最後男性の方。

記者:ニコニコ動画のナナオです。よろしくお願いします。先ほど審議官の方からですね、世界の英知を集めてということを冒頭発言ございましたけれども、この点とですね、風評被害ということを考えますときに、やはりその海外の国際機関の評価が重要になってくると思うんですね。昨日から審議官も出席されておられますけれども、官邸で海外のジャーナリストを集めて会見も行われております。こうした点からですね、せっかくIAEA、NRCの方ともコミットされているということなので、例えば具体的に言いますと、国際機関の会見をセットをされるとかですね、そうした何かしらの、その紙、ペーパーだけじゃなくて、具体的にそうした方々からもメッセージを頂くということも必要だと思うんですが、この点いかがでしょうか。

西山審議官:まずは一番大事なことはそういう方々の知恵を借りて実行することだと思うですね。色々こういう原子炉を冷やすにはどうしたらいいかとか、使用済み燃料プールはどうするかとか、それから放射線についてどう対応するかとか色々なノウハウがあると思うんで、そういうものについてまずは実行することが大事であって、IAEAの方もNRCの方もそれぞれで必要な発言は自分でされますから、それはそれでやって頂くことで、まずは良いように私は思いますけれども、うまくそういうその方々のご発言が何か日本のためにもなる、日本に関する世界の理解を高めるようなやり方がうまく思いつけば、それはまた検討の対象かなと思いますけれども。

記者:是非検討して頂ければと思います。よろしくお願いします。

司会:では壁際の、最後で。

記者:毎日新聞のカントウと申しますけれども、2点ほどお願いしたいんですが。一つは2号機のプールの話なんですけれども、これは満杯とおっしゃったんですけれども、それはどうやって確認をされたんでしょうか。

西山審議官:注入していったときにですね、溢れそうになると感知するものがあったんで、それで感知できました。

記者:他のプールへの注入は、これ1,3号機も同じことができるんですか。

西山審議官:3号機については、あれですね、今のような選択肢をとって外から入れるという選択肢をとったわけで、ちょっとこのやり方は難しいんだろうなと私は思っていますけれども、1号機は、1号機も今屋根がない状態ですね。ですから、ちょっとそこのところは確認が必要ですね、こういうやり方は。

記者:二つ目なんですけれども、今検査官の話にちょっと関連してなんですが、保安院の立場というか、関係すると思うんですけれども、現状の把握をですね、今東電がやって二次的な情報を把握している感じだと思うんですけれども、それはそういうことでいいとお考えなのか。

西山審議官:原子力というのは基本的にはこれだけの巨大な事業ですから、国が逐一に渡って手取り足取り何か見に行くというのは所詮不可能なものであるんですね。ですから、基本的には事業者の方にちゃんとやって頂いて、国はこの事業者の方の事業が正しくできるように、国民の安全に支障がないように規制をしながら、事業者の方に比べると圧倒的に少ない人数でそのポイントだけ見るということにどうしてもならざるを得ないんです。そういう中での今回の行動だってことになるんですね。

記者:現場にいなくても、離れた場所にいても規制はできる。

西山審議官:それは出来ると思います。

記者:最後に確認ですが、12日にオフサイトセンターから離れたので、何日。

西山審議官:15日だったと思いますね。

記者:15日に離れた、7日、1週間ぶりに戻ったということですね。

西山審議官:そうですね。

司会:それではこれで会見の方終了させて頂きます。