原子力安全・保安院の記者会見テキスト(2011年3月24日15時05分から33分間)

西山審議官:では午後の会見をさせて頂きます。よろしくお願いします。まず前回からの進展と言いますか、変化について報告いたします。

まず福島第一原子力発電所の1号機のことですけれども、午前中の段階で炉心への注水する流量を少し減らして圧力の上昇を抑えられる傾向があるということを申し上げました。その後、そうなると温度が気になるわけですけど、温度についても11時現在では175度とか182.8度とかっていうデータがありまして、大体そのくらいの温度まで今下がってきております。そういう意味で1号機についてはまだしっかり見ていく必要はありますけれども、一応今は少し落ち着いた状態になってきていることは言えると思います。それから1号機についてはもうすでに報じられていると思いますけれども、11時30分頃、本日3月24日の11時30分頃、中央操作室の、中央制御室ですか、照明が点灯いたしました。電気がある中での作業が出来るようになってきております。

次に2号機については特に今申し上げることはございません。

3号機でありますけれども、昨日の黒煙の発生によりまして、中断していた作業につきまして引き続き実施をしております。特に3号機の炉心にこれまでの海水に変えて淡水、普通の水、真水の注入を行うために本日復水移送ポンプの復帰というか、今まで動かなかったものを動かすようにするということに向けた作業を行っておりまして、準備が出来次第淡水の注入に切り替えていくという予定であります。しかし一つここで従業員の方の、作業員の方が怪我をされたという情報がありました。東京電力から別途発表があるかと思いますけれども、地下1階の、タービン建屋の地下1階で作業をされていた、作業内容はケーブルの敷設をされていた作業員の方3名の方が被曝をされました。被曝の量は170ミリシーベルトから180ミリシーベルトというくらいの間の被曝量でありました。これによりまして、作業は中断したということと、それからそのうちのお二人の方は両足の皮膚に、その被曝による汚染が判明したので病院に搬送されているということでございます。この点は大変お気の毒なことだと思います。それから3号機については、原子炉内の温度につきましては、比較的安定してきております。それで現在、あとで申します4号機に対するコンクリート打設車の放水が始まっていますので、これによって3号機の作業は今一時中断しているようですけれども、今怪我をされている方は出ましたけど、その怪我をされた場所以外のところではこの注水が終わればまた作業が再開するということを聞いております。

次に4号機の関係です。4号機では、実は一つデータのことで、皆様に申し上げなきゃいけないことがありまして、最近お見せしたデータで使用済み燃料プールが100℃になっているというデータがありました。これは実は防衛省の方で測って頂いている値とですね、だいぶ違うもんですから、それを確認しましたところ、今は前に、だいぶ前ですけれども、84度という温度を測ったということを報告申し上げたことがありましたけれども、それ以来は、必ずしも指示ははっきりしないと言いますか、きちんと測れていないというのが実態でありまして、したがって100度いうのは、いわば当てにならない数字であります。それで防衛省の方から頂いているデータでは、今23日現在、23日現在で、この測った時間は8時57分から9時26分ということでいきますと、格納容器上が28℃、摂氏28℃、プール上が摂氏22℃となっておりまして、どうも100度いうのは当てにならない数字だというふうに考えて頂きたいと思います。ちょっとあてにならないというのはやや一般的な言い方ですね、何とかっていう、要するに数字は信用できないということであります。これは申し訳ありませんでした。それからこの4号機につきましては、コンクリート打設車による注水は始まっております。14時36分に開始されまして3時間程度実施予定でございます。それから前回ご質問頂いたこととの関連で、1号機、圧力温度が高まってくることが、可能性があったわけですけど、現在は、先ほど申し上げましたように、流量を調節することによって、圧力も温度も落ち着いているというふうに報告をいたしました。その時にウェットベントという水を通すベントというガスを抜く作業と、それからドライベントという作業とどういう判断基準で行うのかというご質問を頂きました。まず順番としては当然ながら外の環境に影響の少ない、かなり少ないそのウェットベントの方を先に行い、どうしても必要な場合、それでもどうしても目的を達せない危険な状態になるときに、ドライベントを行うという手順になると思います。そのウェットベントに着手するのにどういうふうな考え方かと言いますと、やはりこれは圧力、それから温度、それから水の注入の度合い、それから原子炉の状況などを見ながら、総合的に判断していくというふうに申し上げざるを得ないと思います。したがって、一律な基準でこういう値になったらやるとかやらないとかですね、そういうふうにはなかなか申し上げられないのでありまして、今のような総合的な判断の上で、最終的には福島原子力発電所事故統合本部長がベント操作を許可するということになります。これは総理が下されるということになります。私の方から報告は以上で、あとはご質問を受けたいと思います。

司会:それでは質問の方。一番前列女性の方。社名とお名前の上、質問の方お願いします。

記者:日本テレビのアンドウと申します。冷却についてなんですけれども、3号機で真水に変える、今日変えたいということですが、今までもメリットというのを淡水の方が不純物がなくてというようなこと等を聞いたんですけれども、色々あるかと思うんですが、なるべく詳しく、作業上のメリットと、あとその効果のメリットを、海水よりなぜ真水の方がいいのかというところを教えて頂ければと思います。

西山審議官:私の理解は、当然この様々な危機というのは海水を元々予定しているところ以外はですね、真水を予定していて、真水にも色んな、なんて言いますか、必要に応じて薬品を混ぜたりしてうまく機械のなかを水を移動でき、水が役割を果たせるようにするというのがこういう原子力発電所を含めた、特に原子力発電所の鉄則だと思うんですね。それで今回は非常事態ということで真水が必ずしも十分な量手当て出来ないときに、たくさんの冷却をする必要があるということで、やむを得ず海の水を直接とっておりますけれども、基本的には真水を入れなきゃいけない。それで真水を入れて、ただ単に水を入れるだけじゃなくて、水質を色々加減しながらそれによってその機械に対する悪影響、あるいは配管に対する悪影響を最小限にしてやっていくというのがこの原子力発電所のやり方で、片や海の水を入れますと、これはもう品質のコントロールのしようもないという状況であり、かつ塩分入っていますし、色々な様々な不純物もたくさん入っているということですから、もう比較にならないほど真水の方が本来の役割を果たせるということだと思います。

記者:それで真水の方が海水より冷たいというような説明もどこかで出ているようなんですけど、それについてそちらで認識されているかということと、それからオペレーション的にポンプで自動的に送るというようなことで、作業員の数等も減らせるのかどうかというようなところも、もしご存じでしたらお願いします。

西山審議官:温度については確かに条件によっては海よりも真水の方が冷たいということはあるかもしれませんけど、そこはちょっと私は確信がありませんが、真水の方がコントロールが容易であるということはあるかと思いますね、温度についても。それから、ポンプの類は今の理解は、海から直接ポンプ車を繋いで、だいぶ昔ここで説明申し上げたように、ポンプ車を繋いで原子炉に入れてますから、それと人手の面でどの程度違うかというのは、もちろん真水のポンプが原子炉内でちゃんと回り始めれば、発電所内で回り始めればそちらの方が遥かにその手間もかからないし、外でポンプ車を繋ぐ作業も必要ないという点ではメリットが大きいかと思います。

司会:では次ご質問の方。前列真ん中の男性の方。

記者:共同通信のヒグチです。作業員の被曝のことについてお伺いします。何時頃、もう一度、何時頃どこでどういう作業をしていてどのような状況で被曝したかというのを教えてください。あと作業員は防護服、マスク等をつけていると思うんですけれども、それがなぜ170とか180ミリの被曝になったのか。あと両足の皮膚の汚染というのは具体的にどういうふうに起きたのか。あと搬送された病院ですね、を教えてください。170ミリから180ミリ被曝したとしますと、おそらくこれまでも作業をされていればですね、被曝していると思うんですけれども、累積でこの人が引き上げた基準250を超えていないのかどうか、その辺も合わせて教えてください。

西山審議官:まず今私ども聞いているところでは、本日の12時9分、12時09分に3号機のタービン建屋の大物搬入口という大きな機械なんかを搬入するそういう口から地下1階にかけてのエリアがありまして、そこで先ほど申し上げた淡水注入を行うためのケーブル敷設作業をされていた方がいて、その方々が170ミリから180ミリシーベルト前後の被曝をされたということです。それで、私どもの聞いているのはそういうことで、この数字がそれぞれの方についてどういうふうになったということは、累積でどうなっているかということは今ちょっと情報がありません。それからどうも作業されている方は水に浸かって作業されていたということで、その水に浸かっている部分にそういう汚染の状態が発生したというふうに聞いております。それから病院につきましては、まず福島県立医大に搬送されて、その後放射線総合医学研究所、放医研と呼ばれるところに搬送される予定であると、お二人の方はですね、と聞いております。

記者:その水に浸かっていて被曝したというのは、水がその防護服等から染み込んできてしまったのか、あるいは防護服等では遮蔽出来ないようなそういう汚染があったということなんですか。

西山審議官:そこはわかりません。今聞いておりません。

記者:協力会社ですか、東電ですか。

西山審議官:協力会社の方です。

記者:3人。

西山審議官:お二人は協力会社の、その怪我をされて病院に搬送されているお二人は協力会社の方だと聞いております。

記者:もう一人は今どうなっているんですか。3人被曝して2人が病院に運ばれて、もう一人はどうなって。

西山審議官:もう一人はわかりませんが、病院に運ばれたのは2人と聞いていますので、という情報しかありません。

記者:もう一人は東電の人ですか。

西山審議官:それもちょっとわかりません。

司会:では次ご質問の方。2列目奥の女性の方。

記者:怪我をされた方の身体の状況をちょっと確認したいんですけれども、足にかかって皮膚に被曝されたという方は病院に行ったお二人の内の一人ということですね。

西山審議官:お二人がということですね。3人その高いシーベルト数を浴びて、そのうちの2人が足に汚染があるということが判明したので、そのお二人が運ばれていると、搬送されているということです。

記者:もう一点お聞きしたいんですけれども、海水のくみ上げ採取の結果の中にジルコニウム95が含まれているのがあるの、23日の一覧表にあるんですけれど、これは被覆管が破損して出ているのか、どこから出たかということはわかりますか。それから23日の時点でわかったのは、これはその日から、その直前に何かあって発生したのか、調べていなかっただけで、とれたけれども、とれたっていうか、そもそもそこにあったけれども、23日の頃から調べ始めたらたまたま引っかかったということか、出ているとすればいつ頃からとかっていうことはわかりますでしょうか。

西山審議官:今のご質問は東京電力がやっております海水の調査の結果についてですけれども、確かに今日私どもが皆様にお渡ししたものについては、欄が増えていて、そこにジルコニウムなども入っているわけですね。これは最初の日は特に調べてなかったというわけではなくて、調べた中で時間の関係などもあり、焦点を絞ってヨウ素とかセシウムとか、そちらの方に焦点を絞って我々もデータを受け取り、それを皆様にお示ししたということでありまして、一応全部調べられる範囲に入っているもんですから、それであれば全体をお示ししようということで、今回からお出ししたものです。それからジルコニウムがどこから由来するのかということについては、我々も注目しておりますけれども、今のところ被覆管に由来するものなのかどうかはっきりいたしません。

司会:では次ご質問の方。前から2列目男性の方。

記者:TBSです。少し話それてしまうんですけど、昨日東電が発表した内容でですね、福島第一原発で、正門付近で、中性子線が今までは2回だけ検出されたという話だったんですけど、それが昨日では13回検出されたというふうに発表したんですが、そのことについて保安院としては把握されていたんでしょうか。また把握されていたとすれば、そのそれは何を示しているか評価っていうか、教えてください。

西山審議官:まずこれが中性子線のデータが最近になって変化を見せたというか、数が多くなったというのはこれまでの東京電力側の計算の仕方がですね、違っていたということによるもので、そういうふうになったということを我々は東電の方でこういうふうになったということは我々は連絡受けています。ですから、その前のデータは東京電力のところで一定の計算方法をとっていた時に、そこでなかったというか、そういう状態でこちらの方にも来ておりませんでした。それから中性子線がどういう由来のものかということですけれども、今とられている値だと非常に低い値なので、これは自然界にも十分あっておかしくない値ですので、この値からして何か深い意味があるということは今のところは我々は思っておりません。

司会:では次、ご質問の方。右側壁際女性の方どうぞ。

記者:毎日新聞のアダチです。今の中性子線の東電が最初に一定の計算方法をとっていたという、これはあれですか、適切な計算方法だったんですか。それともそれがあまりよくないので違う方法になったのかということとですね、あとそれから被曝者の、従業員の被曝者の方なんですが、資料の48報の15ページだと、これまでの作業員の方の被曝が出てますが、これを見ると今回の被曝された方の線量というのは一番高いのかということと、あと被曝の②のところの爆発の際に負傷したっていう場合は、これは爆風とかそういうので被ばく線量が多くて負傷したかどうかちょっとわからないんですが、そこら辺今まで従業員の方の被曝っていうのがどういうふうになっていたかっていうのをもうちょっと詳しく教えて頂きたいなということとですね、あとそれから4号機の使用済み燃料プールの温度なんですが、あてにならない数字ということは100度以上、100度以上というか100度より下っていうふうなのか、この数字は防衛省の数字がもう間違いなくて、こちらが100度の方はあてにならないというのはそれはそれでもう本当にいいんでしょうかっていうことをお尋ねしたいんですが。

西山審議官:まず中性子線の関係では、東京電力が発表する際に換算係数を一部間違えていた時期があったということですので、これは間違いということですから、現在の方が正しいということになります。それから負傷者の方の被曝の現状というのは、ちょっとこれは少し整理してお話した方がいいと思います。それから4号機の使用済み燃料の温度については、現時点では防衛省の測って頂いたものを信頼する方が妥当だろうと思います。それで100度という方はあてにならない数字というふうに考えて頂けたらと思います。

司会:それではそろそろ残り3名。ではどうぞ。

記者:日本テレビのイシカワです。2号機、海水で冷却しているのを真水の方に変えるということなんですが。

西山審議官:3号機。

記者:3号機。今1号機2号機3号機で炉心の冷却で海水を入れていると思うんですけれども、これまでずっと海水を入れていると思うんですが、どれだけ入れて、なんて言うんでしょう、その海水の行き先はどうなっているのか。入れれば入れるだけ冷えるかもしれないんですが、それだけ炉の中は一杯になると思うんですが、入れた分の海水はその中にずっと留まっているのか、どこかに漏れているようなことはあるのか、あるいは注水した海水の行き先を教えて頂きたいのと、あと3号機で真水を入れる、復水系で入れるということなんですけれども、やっぱりちょっと我々として図を描くときにどこに復水用のタンクがあって、どういう経路で、どこにポンプがあって炉の中に入れているのか、ちょっと地図みたいなものを、で図を描くときに使いたいので頂ければと思うんですが。それはちょっと後ほどでもいいので、よろしくお願いします。

西山審議官:わかりました。まず入れた分の海水を1号機2号機3号機の原子炉にずっと入れてきたわけですけれども、これはどこに行ったのかということについては、基本的にはその原子炉の中に入っていて、入るのにも非常に圧力なんかを調整しながら圧力が高くなってしまうと入らなくなってしまう、入らなくなると中が熱くなって高温に、圧力も高くなるという非常に難しい作業だったわけですけども、それをやりながら圧力が高くならないように流量を加減してやってきたというのがこれまでですね。そのくらいのやり方をいたしますと、基本的には原子炉の中に入って、それが熱を持って蒸発するという繰り返しできていると思います。そういうことで、ですから外に漏れているということはあまり今のところ想定していません。そうなっていることがわかったということもありません。

記者:でも基本的に容量は決まっているので、液体を入れて気化したとしても結局圧力が高まるだけで、中に入っている、なんて言うんですか、質量保存でいうと、とにかく中のものは増えているわけなので、なかなかちょっと考えにくいと思うんですけれども、漏れてはいないということですか。

西山審議官:漏れては、漏れているというところは今のところ確認できていないですね。それから図の方は、別途考えたいと思います。本当はこういうところにあるべきなんですけれども、間に合っておりませんで、大変申し訳ありません。

司会:では次、二番目後ろ側の男性の方。

記者:朝日新聞のキムラと申します。3人が170から180ミリシーベルトで被曝をされたということなんですが、確か3号は18日は百何十シーベルト検知したということで止まっています。そこの場所の位置の図みたいなものを後ほど頂けないでしょうか、どれだけ離れているか。あとなぜ地下1階がこんなに線量が高くなるのかという理由を教えてください。

西山審議官:図については後ほどお示ししたいと思います。なぜそこがそれだけ高くなったということは必ずしもはっきりいたしません。そこはちょっと原因としては今のところはまだ申し上げられません。

記者:どういうことが想定、想像と言いますか、選択肢はありますか。

西山審議官:水に浸かっていたところが汚染されたということですから、水が汚染されている可能性があるかなというのが一つ、唯一思いつきますけれども、これはまだわかりませんので、何とも言えません。

司会:一番前列男性の方。

記者:NHKのクニヨシです。昨日も2号機で建屋で500ミリシーベルトという話ありましたけれども、今回もたぶん測りながら作業やってらっしゃると思うんですけど、今回どれくらい出ているのかというのと、あと例えばタービン建屋だけじゃなくて他の作業しているようなところでもかなり放射線量が高くなってるんじゃないかなと思うんですが、もしあればそういうことと、あと高いということに対して作業にどんな影響が出てくるのかということをお聞きしたいんですが。

西山審議官:今わかっていますことは、先ほど申し上げた3人ともそういうカウンターを出来る機械を持っていて、それが何時間か作業されたらしいんですけど、それによってこの170から180ミリシーベルトを浴びたという結果になったということです。わかっているのはそのことでして、あとは水に浸かっている部分が特に汚染されたということですので、水に何かある可能性があると思います。それから全体的に放射線の量は確かに高いところがいくつか散見されてきているので、これからの作業はそれとの闘いというか、それをなるべく抑えながら汚染されたものはどこかにどかしたり、あるいは遮蔽をしたりしながら作業をするということになると思います。作業への影響についてはそういう中で、なるべく緊急の作業ですから急いでやらなきゃいけないということで、作業員の方の安全を何とか確保しながらやるしかないということだと思います。

記者:高いところが散見されているというのは、例えば具体的にどの場所でどのくらいのレベルのものかっていうのは。

西山審議官:散見されているというのは、今まで申し上げてきたことですね。昨日の500ミリシーベルト確認されたところとか、その前も何か所か最近そういうところが出てきていると思いますが、そのことですね、他に今は私存じませんけれども。

司会:それでは最後、壁際の男性の方どうぞ。

記者:産経新聞のタナベです。まず二点あるんですが、一点目が被曝した方が浸かっていた水というのはどこから出てきた水なのかという点とですね、全然話は違うんですが、5,6号機で使っている残留熱除去系について、1から4号機までは今どういうふうになっているのか、あと今後復旧する見込みはあるのかということについてお願いします。

西山審議官:まず水についてはちょっと淵源ははっきりしませんけれど、津波なのかですね、それとも放水なのかとか、そこはまだ私は今わかっておりません。それから残留熱除去系については、これが非常にポイントで、これがうまく回りだせばいいわけで、それを動かすことが非常に重要な目的になると思いますけれども、まだ今はそこに至るまでの手順を踏んでいるところということで、具体的に何か成果があったということは聞いておりません。

司会:それではこれで会見の方終了させて頂きます。どうもありがとうございました。