原子力安全・保安院の記者会見テキスト(2011年3月28日01時46分から45分間)

保安院:すみません。それではお待たせしました。先ほど配布させて頂きました福島第一原子力発電所2号機タービン建屋地下階溜まり水の測定結果についてということで、お手元にあろうかと思います。これは広報官の方からですね、西山審議官の方から前回のですね、プレスの時にお話があって、東電の方が発表したらすぐこちらの方にもということでございまして、それもあり、ということでございますが、表紙に書いてございますように、いちぽつございますようにこのように再度採取及び分析評価結果について報告されたということで、概要はあとでちょっとあれでございますが、それに合わせてですね、にぽつのところでございますけれども、重要な放射性物質のどの測定にかかる評価の誤りでございまして、原子力安全保安院としては東京電力に対して再発防止を図るように口頭で指示したということでございます。

めくって頂きますと、これは東京電力がですね、プレス発表したものでございますけれども、こちらの方もですね、2号機のタービン建屋の地下階に溜まっている水のその核種分析につきましては、昨日のですね、午前の記者会見でご報告させて頂いているところでございますが、その中のヨウ素134の測定値の評価に誤りがあるということで。これ昨晩ですね、ちょっと時間はあれでございますが、昨晩遅くにまず再評価をしますと、改めてサンプリングを行うということでお知らせがあり、武藤副社長の方から記者会見があり、その後ですね、サンプリングを行った上で取りまとめたということで、ヨウ素134を含むガンマ核種の濃度についてということでございます。

その別添のところでございますが、参考配布資料というところでございますけれども、これを見ますと2号機のこの誤りというのは、今日午前にですね、我々の方もプレス発表させて頂いたものでございます。この中で下から、の方ですね、ちょっと囲んでございますが、ヨウ素の134と、約53分の半減期のものに、2.9×10の9乗ということでございまして、これはオーダーで言えば下位のオーダーということで、今一番大きかったものでございますが、東電から頂いたその再評価、再測定というものは、次のその三つの欄ございますけれども、一つは同じ3月26日、もう2日前になりますが、8時50分にとったそのデータそのものをですね、核種がどうも間違っていたということでございまして、正しい核種として計算をしてみると、ヨウ素は検出限界未満であるということでございます。それをまたこの今日、失礼、昨日のですね、12時50分にさらに再測定と書いてますけど、再評価と言いますか、採った試料は8時50分に採取したものということでございまして、また再測定した結果は、ここにございます。またそれも検出限界未満ということでございます。さらにサンプリングを行った上でというのは、一番右の方でございますけれども、それで見ても検出限界未満ということでございまして、このような数字であるということの報告があったということでございます。概要といたしましては、私の方からは以上でございます。何か質問等あれば、お答えできる範囲でお答えしたいと思います。

記者:共同通信のヒグチです。この表観ますとコバルト56も検出限界未満となっていまして、確かこれが最初に検出されたという前提でお話で、これは鉄の放射化によるものではないかということで、その配管から来ているのではないかというお話が審議官の方からあったんですけれども、そうしますと、この見方も修正せざるを得ないということでいいんでしょうか。

保安院:そうでございますね。そういう意味ではその下の方の銀もですね、これも再評価すれば検出限界未満となっておりますので、そこの評価においても誤りがあったということだと思います。

記者:あと上から5番目のテクネチウムでしょうかね。これが再測定で桁が一つ、10の5乗ということで上がってるんですけれども、これはどういうふうに考えたらよろしいんでしょうか。

保安院:これは採ったデータは同じと、8時50分採取ということでございまして、その時から、もちろん8時50分からですね、これ6時間なものですから、失礼、8時50分に採って26日ですね、27日の12時50分、それまで時間かかっていますので、それをグッと補整してということでございますけれども。正確なところは、すみません、わかりませんが、そのような操作をしたら10の5であったと、10の5乗ということでございますので、ここの他のところ、コバルト56なり、あるいは銀の108とかですね、これは検出限界未満ということで、小さくなっていますが、逆にその大きく数字が出るところもあったという、そういう理解かなと考えます。

記者:その補整の計算によって、そういうふうに時間がかかってるんだけど、大きくなってしまう。

保安院:いや、ごめんなさい、ごめんなさい。補整をすべてしないと、その採った時のですね、そこでの濃度と言いますか、放射線の濃度ってわからないんで、やってますということは申し上げただけで、補整が間違ったとかいうことではありません。個別具体に何が間違ってたかというのは、ちょっと今手元にございません。

記者:すみません。最後に一点細かいところで、その口頭の指示なんですけれども、それはどういう法令に基づく指示なんでしょうか。

保安院:法令ということではございません。何条の何に基づくという法律に基づいた指示というものではなくてですね、行政上の指示ということでございます。

記者:中日新聞のウメダと言います。指示についてなんですけれども、発表が28日付ですが、指示した日付と、具体的に誰が誰にというのがもしあれば、そして再発防止を図るよう口頭でとあるんですけれども、口頭でどのような文言でというところまでわかれば教えてください。

保安院:はい。指示をしたのはですね、時間で申しますと日が、この28日と書いてます。東電発表から日をまたいでおりますけれども、本日の午前0時の20分ということでございます。口頭での指示の具体的内容でございますが、核種分析の評価体制のですね、再構築、さらには評価を行う際の手順の徹底ということでございます。この二点につきまして、失礼、一点目ですね、核種分析結果の評価体制の再構築ということでございます。失礼しました。あと評価を行う際の手順の徹底と。この二点を指示したということでございます。何でしたっけ。

記者:どなたかに。

保安院:指示をした者は、保安院の野口首席統括安全審査官の方から東京電力の放射線管理の保安班、保安班の責任者です。

記者:朝日新聞のコボリです。再発防止の指示なんですけれども、それをすることによってですね、その正確なデータが出るまで出さないというようになって、発表が今後何か測定した場合の発表が遅れたりすることはないんでしょうか。

保安院:正確性とですね、迅速に出して頂くというところについて、ややもすれば、ひょっとすると、相反する面もあろうかなというふうに思いますけれども、今でもちゃんと祖の体制なりですね、いったものは含まれてやっている中で間違いが発生したということでございまして、再構築ということ、あるいは徹底ということでございますが、これをもって、これが故にですね、これ以上遅くなるという類のものではないんだろうなというふうに思っております。もちろんきっちりやらないといけないんですけれども、その迅速にですね、やるということも必要だと思いますので、これが故に、量的にですね、どんなものかと言われるとちょっとそこはわかりませんけれども、非常に遅くなったと、皆様方から言われるような事態になるということではないだろうというふうに思っております。

記者:測定方法に保安院の専門家が何かアドバイスをしたり、何かそこに立ちあったりとかそういうことはされてないんでしょうか。

保安院:私の理解では測定そのものというよりも、測定結果のですね、評価、分析といいますか、ガンマ線のエネルギーのピークが核種によって違いますと。それをそのここにピークが、最大のピークがあり、低いピークがあるものはこの核種だということをですね、当てはめるところでの間違いだというふうに認識しておりますので、方法そのものはですね、よくなかったということではないんだろうというふうに考えております。

記者:共同通信社のキクチと言います。何点かお伺いしたいんですけれども、確か安全委員会の方では、25日1号機のタービン建屋の地下1階から接種した水についても疑問点があるというような話だったと思うんですけれども、そちらの再評価ないし再サンプリング後の評価というのはしなくてよろしいんでしょうか。

保安院:今現時点でそれをサンプリングと言いますか、その結果について再評価するためのですね、ものをやられるということでは聞いておりませんし、我々の方からそれをすべきであると、今現時点で言っているということではございません。

記者:もう一つが今日頂いた結果のテクネチウムですかね、のデータで26日の8時50分に採取したもの再評価したり再測定したものはですね、検出されてるんですけれども、再サンプリングされたものは検出限界未満になっていて、半減期が6時間で、一番最初の8時50分の次の日の午後8時40分だとすると一日半なので、大体18時間ですか、ということはまだ検出されてもおかしくないようなくらいのレベルなのではないかなと思うんですが、これは矛盾はしないんでしょうか。

保安院:この核種のですね、先ほどもちょっとご質問ございました再測定ですね、採取時は同じものの、再測定のところでは増えていると。今のご質問はその再採取のところが検出限界未満ということでありますけれども、この核種に関する理由ですね、測定と採取の違いによってこういうのが出るということについては、今現時点では私自身は答えられるだけの知見ございませんけれども、言ってみますと、他のものですね、他のものについては、一般論で申し訳ないですけど、ほぼ等しくその測定というものが、測定値がですね、ちょうど真ん中の再評価と再測定のところ出ていますので、それから比べれば、このかなり値も違うということで、この核種においてもやり方の何らかのですね、ミスがあったんだろうなというふうに想像しますが、すみません、正確なとロコはわかりません。

記者:正確なところはわからないということですが、おそらくこのデータってどちらかのミスだと思うんですけれども、つまり、そういったミスがある段階で今回この口頭で指示をしたということですけれども、今回の問題というのはひとまず解決というふうに保安院としてしてしまってよろしいんでしょうか。

保安院:報告を頂いたのが、それほど前ではないところでございまして、中の方では今頂いたデータについてですね、きっちりと今見ているところでございます。もちろんデータのその検証等々や限りはあるわけでございますが、今この現時点で頂いたものはですので、全部保安院として正しいというような形で皆様に配布させて頂いたということではございません。

記者:確認しますが、じゃあ保安院としてこれはオーソライズしているものではないという、まだオーソライズしているものではないということですね。

保安院:オーソライズと、オーソライズという意味がどうかという、これを受け取ったという事実と指導したという事実までが保安院の今のスタンスであります。

記者:わかりました。ありがとうございます。

記者:このやり直しをしたのは2号機の分ですけれども、他の号機の、例えば1,3,4に関してはまた再評価をするんでしょうか。あるいは先ほど、今朝配られた数字に関しては信憑性というか、信頼性に関してはどういうふうに判断されるんでしょうか。

保安院:今現時点で、今朝配りました、これ1から4まで、1と2は二回目というものをお配りさせて頂いておりますけれども、その他のところ、この2号機のですね、こういうヨウ素の134にこれだけの数が出たもの以外のところについてはですね、今現時点で採ったこのものをですね、再評価するということではないというふうに思っております。

記者:テレビ朝日のハシオカです。この水の表面線量率出してないんですけれども、せっかく12時20、ごめんなさい、12時間後ですね、もう一回再サンプリングしてるのに、何で線量率は出してないんでしょうか。

保安院:すみません。その理由はちょっと聞いておりません。

記者:この核種の中身、濃度と線量率っていうのがどういうふうに反映されるかっていう、ちょっとインプリケーションわからないんですけれども、これ全体的に見て濃度少し上がってると思うんですけど、この場合っていうのは、線量率っていうのはどういうふうに、予想出来たりするんでしょうか。

保安院:全体で上がっていると見る、そうですね、再評価のところと比べればでしょうかね。あるいは、ごめんなさい、一つずつ追ってくとでございますが、一番最初のものから比べればもちろん下がり、そうですね、合計のところですね、おっしゃってるのは。合計で見れば1.9が2.0の2乗の7ということで、多くなるということでございまして、おそらく水表面の線量率ということでございますので、その水の中にですね、溶け込んだ、その核種の濃度が高くなれば、一般論としては当然高くなるということだと思います。今日西山審議官の方からですね、ご説明申し上げましたように、この線量率はもうその線量計でもっても1000ミリシーベルトパーアワーを超えているということでございますので。具体的なところについては、どれほどのものかというのはわからないんではないかなというふうには思います。

記者:すみません。ちょっと先ほどの話ですけれども、指示をした相手の東電の方のお名前というのは入ってないんでしょうか。

保安院:東電の方の。

記者:具体的なお名前ですね。お名前、肩書き。

保安院:具体的に申し上げますと、菅井部長でおられますね。

記者:フルネームでお願いできますか。

保安院:すみません。フルネームは手元にございません。原子力運営管理部の部長、菅井部長と聞いております、です。

記者:一応野口さんのフルネームもちょっと頂けますか。

保安院:そうですね、後ほど。

記者:わかりました。それとあともう一度確認なんですけど、再採取っていうのはもちろんこれ現場にもう一回行って採ってるっていう意味でよろしいですよね。

保安院:そうですね。

記者:再評価と再測定の違いというのをちょっともう一度改めてご説明頂きたいんですけれども。

保安院:再評価、あれですね、ごめんなさい。これちょっと私の理解でと言うと間違えますので、ちょっとこれはもう一度聞いて正確なところですね、お話申し上げたいと思いますが、この時間書いておりますね、採取の時間、採取の時間は一緒ということでございます。したがってそのデータはもう採られていると。そのデータが採られていて、核種の違いというのはわかったんで、実はそのヨウ素と思っていたのは、説明ではですね、東京電力の説明ではコバルトのものだったということで、それを単純に評価をし直したというものがこの再評価ということで、サンプルがあるわけですね、そのサンプルからさらに測定をしてですね、さらにこの遡って半減期の補整が行ったものがこの再測定という意味合いと理解しておりますけれども、ひょっとすると、私先ほどですね、そのように申し上げたかと思いますけれども、間違っているといけませんので、そこはちょっと確認します。

記者:今もう一度確認して頂いたと思うんですけれども、今おっしゃっている意味っていうのは、すでに一回データを出してですね、それを読み取るのをですね、やり直したというのが再評価で、再測定っていうのはこの8時50分に採ってたサンプリングをもう一回機械にかけ直すとかそういうイメージでよろしいんですかね。

保安院:そこはまず私が申し上げたイメージなんですけれども、ごめんなさい、本当にそこはもう一度確認をですね、正確なところいたしますので。

記者:お願いします。

記者:毎日新聞のヤマダです。二点確認したいんですけれども、東電の発表、この間違いだったというこの発表の時に聞きに行ったところによるとですね、そのガンマ線のエネルギーレベルでピークがコバルト56とすべきところをヨウ素134にしてしまったという説明だったんですけど、今見るとコバルト56も検出限界未満になってるわけですよね。そうするとその説明もちょっと破綻しているんじゃないかなと思うんですけれども、保安院の側でその辺はどういうふうに見てらっしゃるのかというのが一つ聞きたいんですが。

保安院:データとしてですね、私の、これももう一度ここの検出限界未満の意味合いにつきまして確認をしたいというふうにおもいますけれども、ある一定の数値はエネルギーとして出ればですね、数値があるわけでございますね、ガンマ線のエネルギーを測定しているんで。なんだけれども、その機器の精度等々からしてですね、これ以下のものであれば、それは数字としては入れないというふうにおそらくされているんじゃないかなとは思いますが、そこはもう一度確認します。したがって、そういうことであれば何らおかしいということではないんではないかなと。すぐちょっと確認します。技術的な話です。

記者:それともう一点なんですけれども、すでにもう出ていたら申し訳ないんですけど、保安院の側で最初の東電の発表がどうも間違ってるんじゃないかというふうに思われたのはいつ頃だったのかということをちょっとお聞きしたいんですが。

保安院:これは担当のですね、班の方なりにですね、こういうデータを頂いて中ではそういう議論もこれありでございます。正確なちょっと時間は、申し上げられる、この時間っていうの今持ってるわけではございませんが、そういう中で記者会見のですね、時間もあり、頂いたものとして報告をさせて頂いたということでございまして、その時の広報官、西山審議官のですね、やり取りの中でも専門家の話を、この分析についてはやり取りを記者の方とやり取りあったと思いますので、これがこの数字が正しいものなんですという説明にはなっていなかったと思います。それはそういう背景も中にはあるということです。すみません。それではちょっと以上で補足的な説明ということで終わらせて頂きますが、先ほどのテクニカルなですね、再評価、再測定の意味合いと、検出限界未満の意味については至急ですね、もう一度確認したうえで、ここに来てその二点はご説明させて頂きたいと思いますので、ちょっとお待ちください。

02:11:55

12秒間記録なし

02:23:43

保安院:…いうことでございますが、ちょっと私の昨晩のですね、説明が頭の中に残っていたものですから、ちょっとそれは不正確でございました。私のその道の担当しておるものに確認しますと、これはエネルギーのピークはですね、それぞれの核種でガンマ線がどこで何キロEVですか、のところでピークがたつというもので、当初はこれはコバルトだろうと、これはヨウ素の134だろうというふうに思っていたものが実はそれではなかったと、その核種ではなくって、実際にそのコバルトなり、あるいはヨウ素の134でたつべきピークのデータがなかったということで、その機械においては、機械っていうのは、ごめんなさい、要は測定されなかったということですね。だから私の説明でコバルト、ヨウ素134とコバルト取り違えたというのは間違いです。すみません、そこはちょっと訂正させて頂いて、正確にはコバルト56とヨウ素134についてはそもそも検出されなかったということです。すみません。以上でございますので、よろしくお願いします。

記者:そもそも検出されていなかったっていうのは、ごめんなさい、もう一度、すみません、いまいちわからなかった。

保安院:そのサンプリングですね、水なりから出てくる、ガンマ線のですね、エネルギーのピークがあって、核種から出てくるエネルギーのピークがあって、色んな所にいつ最大のピークがたったり、ちょっとこうボコッと出たりして、ある核種であれば、これ測定器でそう出来るんだと思うんですけれども、どこに最大、中くらいの、あるいは最小のですね、ピークがたつと。このピークのたち方は核種によって違うと。それを照らし合わせればですね、この核種はこれだと判断が出来るということなんで、おそらくそこは間違いということですんで、もうちょっとテクニカルに本当の現場ではですね、もうちょっと技術なりもいるようにそれを照らし合わせるんだと思うんですけれども、ある核種によって出てくるエネルギーのスペクトルっていうのは一定です、決まってますと。それをその実際に分析する人がですね、あるところでこうたってたからコバルトもここでたってるよねと思って、これをコバルトだと思ったけれども、実はコバルトで他にたつべきところにたっていない、いうようなことで、これは正確に言えば、これは違うね、コバルトじゃないということで、コバルトにあたるそういうスペクトルのものがなかったと、ヨウ素に当たる、ヨウ素の134にあたるものもなかったということです。検出限界未満というのは、その装置において測定してスペクトルとか見てですね、その核種に該当するものは検出されていないということです。

記者:取り違えたっていうのではなくて。

保安院:そうです。ごめんなさい。そこはですね、先ほどちょっと私がお詫び申し上げたところで、取り違えたということではございません。本当に失礼しました。そこはそういうことではなくて、それぞれの核種において、が検出されなかったということです。

記者:そもそも検出されていなかった。

保安院:いなかったと。

記者:ものをされていたと発表したのが。

保安院:再評価のところで、両方とですね、検出限界未満ということは、そもそも得られているデータ、8時50分に採取して、その後測定したデータ上、コバルトとヨウ素はなかったということでございますね。

記者:1400キロエレクトロボルトでピークがたったというふうに見えてしまったっていうのは何でなんですか。

保安院:そこのピークはあったんでしょうね。あったんですけども、その近辺にあるデータで、これはちょっと聞いてきますと、確か他のですね、セシウムだったと思います。セシウムいくつもあるんで、どれだというのはちょっと手元にありませんが、出たと、ピークが出たと、これはコバルトかと、ヨウ素かということで間違えたものが実はどちらでもなかったと。また違う核種だったという話ですね。だからやや、ごめんなさい、現場の機械自体は私ちょっと知らないんであれですけども、クリアに何か形が出て、雛形があって照らし合わせてわかりますということではないんでしょうね。やや技術のいるところなんだというふうに思いますけれども。いずれにしても、コバルトでもヨウ素でもなかったと。コバルト56でもヨウ素の134でもなかったということです。

記者;セシウムと間違えたということ。

保安院:チラッと聞きましたのは、そういう話。数字いくつもセシウムはありますので、どれがっていうのはちょっとあれなんですけど。他の核種であったということですね、いずれにしても、そのデータはあるわけですから、こういうピークがたつデータが、それは何らかの核種で、確かちょっと出がけにはセシウムと聞きましたけれども。他のものだということですね。

記者:分析されたのは東京電力の社員の方なんですかね。

保安院:すみません。正確なところは聞いておりません。聞いておりません。私自身答えるだけのあれは持ってません。では以上ですみません。

記者:明日の会見の時間とかっていうのは。

保安院:今思ってますのは、これまで通りの時間かなということで。正確なところはまだ

ちょっとまだ。

記者:10時頃を目安に。

保安院:そうですね。目安は大体それくらい。ちょっと幅はもってあるかもしれませんけど。7時やるとかそういうつもりはございません。