東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月11日19時28分から49分間)

東電:…18時半現在の先ほどの更新したものでございます。上から申し上げますと、18時半現在での当社設備などの主な影響、下線部が新規の箇所でございます。原子力発電所のところで米印をうってございますけれども、放射線を監視している排気筒モニターまたはモニタリングカーによる調査データでは通常値と変わっておりません。これは先ほどとほぼ同じような考え方なんですけれども、ちょっと少し補足をしてございます。福島第一と第二は、1号から3号が地震により止まったわけでございますけれども、それで先ほどの資料にも排気筒モニターでチェックしているという状況で書いておりました。ただ1号と2号の排気筒のその電源がなくなったものですから、電源がなかったものですから、モニタリングカーでバックアップして値を計測しているというこういう状況でございましたので、そこをこういうふうな表記で補いをさせて頂いております。いずれにしましても、1,2,3についての放射線の監視の状況ということは計測をいたしておりまして、通常値とは変わっていないという状況でございます。火力でございますけれども、下線を引いてありますとおり、横浜火力8号の4軸というプラントが午後●●時28分に運転を再開いたしております。水力になりますけれども、先ほどから違うところがアンダーライン、福島県内で15発電所だったところが14発電所ということでございます。それで山梨県内では、本日5発電所というふうな状況になっております。これが停止中ということでございます。それと流通設備につきましては、変電所が新たにちょっとわかってきたということで、8か所が停止中というふうな状況でございます。2枚目に新たにわかったものがアンダーラインとして引いてございまして、1,2,3,4,5、この6つの変電所が地震により新たに停止中ということがわかりました。それと、サービスエリアにある停電状況、先ほど来からちょっとお話を頂いておりまして、この内訳の数字が本来ですとちょっとお示しすべきところなんですけれども、誠に申し訳ございませんです。停電の軒数としましては、依然として398万軒、約398万軒が停電中というような状況でございます。

記者:405じゃないんですか。

東電:今6時半現在の数字を今ペーパーをお配りしてございまして、6時半現在の数字で、2枚目をご覧いただきますと、398万軒というふうに、やや停電中の数字が減ってございます。それとその次になりますけれども、当社のサービスエリアにおけます安定供給ということで、ポチの4つ目になりますけれども、先ほども少しご質問を頂きましたけれども、節電のご協力をお願いを申し上げておりますとともに、予め操業の一部停止などのご契約を頂いております大口の一部のお客様に電気の使用を抑えて頂くようお願いをいたし始めました。主な変更点は以上でございます。それともう1枚、今発表資料をお配りをしてございます。福島第二発電所というふうに右上に書いてございますけれども、福島第二の方でも原子力災害対策特別措置法第10条1項の規定に基づきます特定事象の発生についてということで関係機関へ通報いたしております。冒頭の発表分の4行目になりますけれども、自動停止のあと、1号から4号機につきましては、原子炉隔離時冷却系によりまして原子炉内に注水をいたしておりまして、水位は確保されております。したがいまして、未臨界状態ということでございます。ただ1号機につきましては、原子炉格納容器内での冷却材の漏洩によると想定される圧力の上昇がありまして、非常用炉心冷却系が自動起動したことから10条第1項が発生したと判断しました。非常用炉心冷却系が自動起動したということで10条第1項の特定事象が発生したというふうに判断しまして、5時50分に関係行政機関へ通報したというふうなことでございます。今後の対応については、ご覧の通りでございまして、圧力を下げるための作業に取り組んで参ります。また安全性ですとか外部への影響はこちらにお示ししているとおりでございまして、冷却するための水位は確保されておりますと。またモニタリングポストにおける指示気圧の状況変化はございません。また引き続き排気筒などからの放出の可能性について詳しく監視をしていくというような状況でございます。補足になりますけれども、負傷者の情報が出ております。けがをした負傷された方の情報が出ております。引き続き各設備を確認中でございますけれども、18時半現在で12名の方が負傷しているということを確認をいたしております。まず福島第一では4名、内訳としましては重傷の方が2名おられまして、これは協力企業の社員の方でございます。軽傷の方が2名、これは当社の社員でございます。次がひたちなか火力発電所では3名ということでございまして、いずれもこれは協力企業の社員の方でございます。鹿島火力発電所でも3名、重傷の方が2名で、これは協力企業の社員の方でございます。軽傷の方が1名、当社の社員でございます。次が猪苗代電力所で2名ということでございまして、当社の社員が1名、協力企業の方が1名という、合計で約12名、合計で12名の方が負傷されているというふうなことを18時半現在で確認をいたしているところでございます。私どもの方からは以上でございます。

記者:すみません。けが人のところもう一度お願いします。

東電:はい。18時半現在で12名の方の負傷という状況を確認しておりまして、内訳は福島第一が4名、ひたちなかが3…

記者:すみません。ちょっとゆっくり言って頂けますか。

東電:申し訳ありません。福島第一原子力発電所が4名でございます。重傷の方が2名ということで、内訳としましては重傷の方が2名ということでございまして、この方は協力企業の社員の方でございます。軽傷の方が2名ということでございまして、こちらは当社の社員ということでございます。次の発電所でございますが、ひたちなか火力発電所でございます。18時現在で先ほど発表しました資料の火力の上から2つ目に記してございますひたちなか火力発電所でございます。こちらでは3名ということでございまして、いずれも協力企業の社員の方ということでございます。もう一つの発電所としましては、鹿島…

記者:重傷でしょうか。

東電:この状況はちょっと確認中でございます。続けさせて頂きます。鹿島火力発電所では3名、内訳としまして重症の方がお二人、こちらは協力企業の社員の方ということでございます。それと軽傷の方が1名で、こちらは当社の社員ということでございます。もう一つの発電所としまして、事業所ですね、猪苗代電力所という事業所がございます。この事業所で当社の社員が1名、協力企業の社員が1名ということで、これはいずれも軽傷というふうに聞いております。以上合計12名という情報でございます。

記者:すみません。先ほどもお願いしたんですが、●●のですね、変動してますよね、数字が。そうするとたぶん内訳の方が変わってますよね。

東電:そうですね、はい。申し訳ありません。

記者:すみません。ちょっと●●だと思うんですけど、県別の停電軒数をですね、ちょっと至急お知らせ頂けませんか。

東電:はい。かしこまりました。

記者:けが人に関しては、これ以上増えそうな感じはあるんですか。

東電:情報がいろいろ錯綜したりをいたしておりますので、何かもしわかるような、新たにわかるようなことがありましたらまたご報告をさせて頂きたいと思います。

記者:福島第一の重傷2名の重傷というのはどういうことで?

東電:これもすみません。申し訳ございません。

記者:結局第一は発電については、先ほどと状況は変わってないんですか。

東電:福島第一でございますか。

記者:はい。

東電:同じでございます。すみません。

記者:これ第二の方は、これもうちょっと簡単に言うとどういうことなんでしょうか。

東電:今お配りした資料でございますか。

記者:はい。の格納容器内の上昇、圧力が上昇して●●動いたっていうのは。

東電:ええ、そうですね。

東電:こちらの方はですね、10条の通報の中にいくつか法律上ルールがありまして、その中のルールの一つに抵触をしているということになります。それがですね。

東電:今この冊子お手元にあろうかと、原子力発電の●●ですね。この235ページをお開き頂きますと、235ページをお開き頂きますと、四角く囲ってあるところがございます。※1、※2というふうにうっておりますけれども、そのすぐ上の3行ほどご覧頂きたいと思います。10条の場合には、これが特定事象に該当するというふうなことでございまして。

東電:具体的には、あと77ページ見て頂きますと、五重の壁の絵があると思うんですが、格納容器、これでいきますと、第四の壁のところですね。ここの中の圧力を測ってるんですが、この圧力が上昇したということです。上昇したということは、少なからずこの圧力容器の方から何かしらの漏洩が想定されるだろうということで、それは10条の通報に相当するということで、こういったルールでこれを出すということでございます。

記者:確認ですけど、福島第一と違って電気はいってるわけですね。

東電:はい。外部電源の方が外から中の方に電源の方が入っている。

記者:それは第一とは全然違うんですよね。

東電:はい。

記者:圧力容器から水が漏れた可能性があるということでいいですか。

東電:はい。そういうことです。

記者:漏れたんですか。

東電:はい?

記者:漏れちゃったんですか。

東電:漏れた、漏れたと想定されますということです。中を見ているわけではございませんので、ここの圧力が上がったということでもって、判断するということにしてございます。

東電:77ページの図でいきますと、どこからどこにっていうところ。

東電:はい。77ページの図でいきますと。

東電:こちらの冊子を、77ページの冊子をご覧頂きたいと思いますけれども。

東電:第3の壁のところと第4の壁、第4の壁、格納容器ですが、この間のところの圧力を測っているわけです。そこの圧力が上昇したということは、通常圧力容器の第3の壁の中の圧力が高くて、それよりは第3と第4の間の圧力は低くなってございますから、それが上がったということは、中からある程度の漏洩が考えられるだろうということで、漏洩が想定されるということです。

記者:圧力がどのくらい高まったっていうのは、●●。

東電:すみません。ちょっとまだ。

記者:これこのまま事態が進展していくっていう可能性はあるんですか。

東電:圧力を下げるための作業に取り組んでおりますので、ちょっと今の時点では何とも。

記者:圧力が下がればすべてOKということなんですか。

東電:はい。圧力が下がって温度が下がっていけば、圧力が下がるって、水ですので圧力と温度っていうのはある関係にありますので、温度が下がるということで冷却が完成したということでOKになります。

記者:停止の変電所と火力、水力のことについてお尋ねしたいんですが、これは御社管内でですね、すべての施設なんでしょうか。それとも大体8割くらいとかですね。

東電:そうですね。変電所…

記者:それぞれ火力と水力、変電所ですね、全体の中でどのくらいの割合で止まっていたのか。止まっているのか。

東電:こちらのパンフレットご覧になれますか。

東電:全部書いてないと思います。変電所って言いますと、規模がありますのでなかなか一概には●●ないと思います。

東電:今お話申し上げました通り、変電所っていうのは実はちょっと規模が違って参ります。例えばこちらのパンフレットのですね、電力設備というパンフレットの5ページをご覧頂きますと、発電してからお客様のおうちにお送りするまで何段階かに分けて電圧を下げて参ります。これを変電所というふうに称しておりますけれども、中ほどにあります超高圧変電所から一次変電所ですとか、中間変電所ですとか、いろいろ変電所がございます。これを諸々合計しますと、当社では変電設備としては1591か所くらいに上っております。大小合わせてですね。そういう大小合わせた1591、諸々含めますと存在するということでございますので、その中の一部というふうな、こういう状況になろうかというふうに思います。

記者:それは変電所でよろしいんですか。

東電:ええ。変電所でございます。

記者:千九百…

東電:イチゴ―キュウイチ。

記者:イチゴ―キュウイチ?

東電:はい。

記者:御社が管理する変電所は1591の変電所があるんですね。

東電:はい。そうです。

記者:火力と水力は。

東電:はい?

記者:火力と水力発電所はいかがなんでしょうか。

東電:火力につきましてはですね、25か所でございます。この25か所には小さいものも入ります。ただ25か所設備を一応持っているということで、水力については160か所でございます。

記者:今回停止になったのは、いずれも首都圏に電力を供給する中核というか、核になる、そういう施設だというふうに言っていいんですか。

東電:そうですね。ちょっと中核かどうかっていうのはございますけれども、いずれにしても、私どもとしては大事な電源でございます。変電所については電源ということではないですけれども、安定供給上、重要な施設ということでございます。

記者:これ水力で数が減ったのは、火力と同じように運転を再開したということなんですか。

東電:はい。ちょっと一応確認させて頂きます。そういうことだと思いますけれども。

記者:福島第二原発の今の現状ということで、つまり圧力容器と格納容器の間の圧力が高まっているという状況ですね、漏れている可能性があるということですね。その状況っていうのは、福島第一の1,2号機の状況よりも深刻になってきているっていう状況ではないんですか。

東電:10条、この法律を決めるときに10条と15条っていうのは、やはり10条っていうのは要は予感の段階で発出して、15条っていうのはそれの可能性が高まっている…

記者:それはわかります。それはわかりますけど。

東電:ですんで、当然こちらの方が低いんです。

記者:それはその根拠を教えてください。

東電:こちらについては、外部電源がしっかりあって、それによって注入系が、他の注入系が生きてございますので、十分まだまだ…

記者:外部電源がっていうのは非常用ディーゼル発電?

東電:いえ。通常の交流電源です。

記者:そうですか。じゃあ非常用ディーゼルを動かさなくてもいいっていう状況ですね。

東電:はい。

記者:わかりました。

東電:今ちょっと追加でペーパー配らせて頂きます。午後7時現在の福島第一のプラントの状況についてご報告させて頂きます。行き渡りましたでしょうか。すみません。申し訳ありません。冒頭にあります通り、自動停止したのち、念のため5時36分、15条第1項の規定に基づく特定事象が発生したというふうに判断をいたしております。これはお知らせ済みでございます。その後1号機につきましては、非常用復水器で炉内の蒸気を冷やしておりまして、2号3号機につきましては、原子炉隔離時冷却系で原子炉に注水をしております。また4,5,6につきましては、安全上の問題がない原子炉水位を確保をいたしております。その後、所内での発生は、火災は発生していないということを社員が確認をいたしまして、またモニタリングカーによりまして測定を行い、通常値と変わっていないというふうなことを確認をいたしております。引き続き測定実施中ということでございます。

記者:いいですか。ちょっと余談になって申し訳ないんですけど、最初に保安院にいたんですけれども、1号機と2号機を隔離時冷却系で冷やしていたんじゃなかったでしたっけ。最初からこの状況ですか。保安院でそう聞いたんですけど。

東電:1号機については非常用復水器ということです。

記者:当初から?

東電:はい。

記者:そうですか。

東電:アイスコンデンサーっていう。すみません。もしかしたら、すみません。私の方が間違っているかもしれません。

東電:確認させて頂きます。あれですよね、1,2号機も原子炉隔離時冷却系、2号機だけじゃなくて1号機も原子炉隔離時冷却系ではないかというご質問ですね。

記者:はい。

東電:はい。

記者:あと1,2号機のですね、ごめんなさい。これ1と2,3っていうのがそれぞれこういう形で冷やしてるっていうことなんですけれども、どちらがより危ないとか、もう少しわかりやすく説明してもらえませんか。1,2,3の状況を。

東電:より危ないっていう●●的な言い方ですと、ちょっと。

記者:危ないっていう言い方じゃなくていいですけど。

東電:冷却の現状っていうのを。

東電:両方とも注水のポンプ自体、例えば2号3号ですと、原子炉隔離時冷却系自体で注水をしていることは、それが動いていることはわかってるんですが、それがきっちりと流量が出てるかっていうものの監視ができていない状況にあるっていうが、2号の状況ですね。3号の方は、そのために2号の方は15条を出したということですね。3号の方はできていると。

記者:1と2が。

東電:すみません。●●。

記者:1と2が流量の監視ができていないということですね。

東電:はい。そういうことです。

記者:わかりました。

記者:すみません。ちょっと確認してもいいですか。この福島第一の方で、1号機、2号機、3号機すべてのまず最初に交流電源が喪失して、非常用ディーゼルで3つとも冷やそうとしたらそれもできなかったんですよね。それで今、2と3の方が冷やせてるってことですか。もう一度ちょっと確認していいですか。

東電:はい。1も2も3もその、1号は非常用復水器、2号、3号は原子炉隔離時冷却器で冷やしているということは確認はしております。ただし、それが量として、要は流量としてきっちりと規定までいってるかっていうところが確認できてないので、1号と2号については、15条を出したっていうことです。

記者:じゃあ3はわかってるということですね。

東電:●●です。

記者:3はだから結局流量として規定っていうところで、できているということですね。

東電:はい。

記者:基本的なことですみませんけれども、非常用復水器と原子炉隔離時冷却系っていうのは電気がいらないっていうことですか。

東電:はい。電気がなくても動く。

記者:1と2と3で非常用と原子炉隔離時冷却器で違うのにしたのは何か理由があるんですか。

東電:こちらは設置の時期とあと大きさも違いますので、46万と78万で、70万4000で違いますし、継続●●の中でそこにあった冷やし方、重要性を考えてこういったものに。

記者:非常用ディーゼルが故障したあとの何というもの?非常用の冷却施設という言い方をしているんでしょうか。冷却設備ということで。

東電:はい。冷却施設。

記者:これは1,2,3についてそれぞれ両方あるんじゃなくて、1号機には非常用復水器しかなくて、2,3には。

東電:それぞれ原子炉隔離時冷却系があると。2号にも原子炉隔離時冷却系があって、3号にも原子炉隔離時冷却系があると。

記者:1号には原子炉隔離時冷却系というのはなくて、代わりに非常用復水器があるということなんですよね。

東電:はい。

記者:1号には原子炉隔離時冷却系ないんですか。

東電:はい。

記者:それは何でですか。古いもので●●なかったんですか。

東電:そうですね。そちらの代わりに非常用復水器っていうのがあるということです。

記者:ついてないんですね、隔離時冷却系は。

東電:はい。

記者:要するにぐるぐる回しているだけですよね。

東電:はい。そういうことです。

記者:ちなみに非常用復水器っていうのは、2,3にあります?ごめんなさい。2,3にはないんですよね。

東電:ないんです。

東電:今1枚追加でペーパーまた配らせて頂きます。福島第二に関します追加の内容でございます。お手元いきましたでしょうか。福島第二の10条第1項につきましての特定事象その2と言いましょうか、追加でございます。途中までの内容はこれまでお知らせした通りでございます。1号機につきましては、ECCSが自動起動した、非常用炉心冷却系が自動起動したことから午後5時35分、特定事象が発生した判断をいたしました。お知らせ済みでございます。その後というところ以降でございますけれども、1号、2号、4号につきまして海水系統設備の起動可能かどうかの状態が確認できず、この設備が運転できないことから原子炉の除熱機能が確保できないと判断をし、10条第1項の特定事象が発生したというふうに判断しまして、6時49分に通報したというふうな状況でございます。安全性があるような影響としましては、燃料体を冷却するための水位は確保されております。またモニタリングポストにおける指示値、変化はございません。外部への放射能の影響は確認されておりませんで、引き続き排気筒あるいは放射●●等からの放出の可能性について監視をして参ります。追加情報でございますけれども、以上でございます。

記者:ちゃんと水位は1から4全部確保されているのに、なぜ1でこういう冷却材漏洩が起きたとみられるんですか。圧力上昇が。

東電:それはわからないです。これからの調査に。

記者:水位はでも確保されてるんですよね。

東電:はい。

東電:確保するように自動でECCS、非常用炉心冷却系が動いていれば、きちんと●●が起きるということです。

記者:電源車を出すとか、福島第一に。っていう話はあった?

東電:そちらも検討している、対応しているということです。

記者:現状としてはどうなんですか。もうすでに?

東電:●●という話は出てるんですが、どこまでいっているかとかその辺の詳細はちょっとわかっておりません。

記者:何台っていうのは。

東電:そちらもちょっと。

記者:第一の話です?

記者:ええ、福島第一。出す方向で検討しているっていうことですか。

東電:確認してもらえます?そのヒロセくん、清水くんに指示してくれる、それ。

記者:この海水系統設備って、これ何なんですかね。

東電:こちらはですね、中を冷却する非常用炉心冷却系をポンプを動かしたりするのに、それをそのポンプとあと中の水、炉心の中の水を冷却する機能があるんで、それを海水側から冷却をすることになります。その海水の冷却系設備ということです。

記者:一般的にその海水を使って冷却することになるっていうのは。

東電:そうです、そうです。今回はそれの非常用の方の●●ですね。通常の当然電気を起こすっていうものでも海水を使っておりますし、非常用でも海水を使って冷却●●。

記者:その海水系というのは使えないということですか。可能かどうかは確認、使えないということではない?

東電:はい。

記者:これどういうふうに確認してて、普段はどういうふうに確認してて、今どういう状況だから確認できないんですか。

東電:通常ですと、サーベランスと言いまして、定期的につき1回起動させて動くかどうかっていうのを確認をしている状況が保安規定と思うんですけど。今回はすみません。ここは●●。津波等の影響もあってそういったところ、まだ被害の状況がわからないのに動かすというよりは、確認してからということです。

記者:被害状況がわからないためということでいいんですね。

東電:はい。

記者:すみません。原発で重傷者が出てるっていうのがあるんですけど、どういう状況だったんですか。

東電:どういう経緯でけがをしたというところがですね、まだちょっとすみません。情報錯綜しておりまして、わかりましたらまたお知らせさせて頂きたいと思います。

記者:すみません。これ1,2,4で原子炉が除熱機能を確保できないんですけれども、これは一番上にはね、1から4については隔離時冷却系で注水してるって言ってるじゃないですか。これだと海水●●かわからなくて、確保できないと判断。除熱機能を確保できないんですか。

東電:当該設備によるということだと思いますね。

記者:この設備によるということでいいんですね。

東電:はい。

記者:海水系設備によるということでいいんですか。

東電:ちょっと確認させて。

記者:これ全然違ってきますよね。

記者:海水系統設備、簡単に言うと海水を取り込む設備っていう言い方でもいいんですか。

東電:はい、はい。それで結構です。

記者:ポンプとかそういうのですか。ポンプとかそういうのとか●●。

東電:そういうことです。

記者:1,2,4号機で3号機が抜けてるのは、3号機は問題ないっていうこと?

東電:●●。

記者:すみません。福島第二原発の状況でちょっと確認なんですけど、先ほど●●おっしゃってた圧力がっていうのは1号機だけなんですか。

東電:はい。

記者:それに対しては今どういう対応がされてらっしゃるっていうことなんですか。

東電:こちらにつきましては、圧力が出るということは結局規定●●から漏れてる可能性があるわけですが、そこに対しては注入するシステムを使って水位を安定させるようにしてるっていう。これも同じ対策になるんですが、循環させながら冷却して原子炉の中の水位を保つということ。

記者:これは海水系ではない系統ということなんですか。

東電:はい。海水系っていうのは直接炉の中には●●ですけれども、間接的に冷やすっていうイメージです。

記者:先ほどの図でおっしゃってたみたいに本来ならもっと中にあるものがもう一段圧力が高まってるっていうことは、少し放射性物質が一段外の壁の中に出てるということでいいんですよね。

東電:はい。

東電:このパンフレットのですね、お手元にございますですかね。もしなければ配らせて頂きますけれども、今原子力のメカニズムを少しご説明しましたけれども、なければ係の者が今お配りさせて頂きます。もしおありでしたら17ページをお開き頂きたいと思います。ない方、こちらの記者さん。お手元にない方いらっしゃいますか。簡単に今お話ありました点、17ページの図を踏まえて少しご説明させて頂きます。

東電:こちらは通常の冷やし方ですので、今回している非常用炉心冷却系っていうものに相当するものではないんですが、基本的に原理で動力を使うものでございます。一回海水から水を、この場合は循環するポンプって書いてありますが、ポンプでひいて、あとそれを外に出すという。それを熱交換をしまして、中の水を冷やしてその冷やした水をこの原子炉圧力、②にあります原子炉圧力容器というこの中に入れていくっていう機能を基本的に担っているっていう。これを動力を使ったものの形と動力のないものでやる形があるということです。

記者:2号機と4号機はこの間接的な海水循環のところが使えるかどうかの確認ができてない。使えるかもしれないし、使えないかもしれないっていうのと。1号機の方がこの内側の原子炉圧力容器の中での一段壁の中の圧力が上がってしまっているので、中側でちょっと漏れているということで。

記者:福島第一の方で、ちょっと確認なんですけど、ちょっと19時から申し上げたいんですが、制御棒はもう下りて核分裂は止まっているということですね。

東電:止まってございます。下からですね。

記者:温度は上昇してない?

東電:その時の温度は300度近い温度がスタートはあるわけです、通常ですと。制御棒が入りますと、核分裂が止まります。そうするとほとんどのものの熱は起こらなくなるんですが、崩壊熱と言いまして、ほんの数%なんですけど、どうしても熱が残ってしまいまして、それを今度100度の、要は通常の、要は蓋を開けても大丈夫な温度にして、炉の操作をしなくてはいけないわけです。その状況にどの発電所もあったわけです。動いてる発電所は。その状況の中で冷やす機能として動力がなかったりして、動力がないときに使う非常用炉心冷却系でやっているところ。あと福島第二のように外からの電源はある程度の動力があったのでそれを使っていたもの。それぞれそういった形で冷やしていたという状況です。

記者:要はその注水が確認できてないような状況で温度が上がっていくっていうことはないということですか。福島第一については。

東電:可能性はあります。

記者:可能性はある?

東電:はい。注水ができないと可能性はあります。

記者:注水できないっていうのは今の水位がわかんないんですか。それとも新たに追加しているものがわかんないんですか。

東電:流入量自体が確認ができない。

記者:じゃあ今入っている水位は問題ないんですか。

東電:水位自体はメインのものは不明、そういった監視が内部で不明だということで今これを出しているという。

記者:要するに流量もわかんないし、どんだけ入ったのかっていうのもわかんないということですね。

東電:はい。

記者:その温度がもし上昇していった場合には、それこそ非常に危険なわけなんですよね。

東電:時間的には随分あるとは思っておりますが、いい状況ではないと思っています。

記者:要するに急激にそもそも崩壊熱くらいしかないのでそんなに急激に上がっていくわけではないが、上がる可能性はあるということなんですね。

東電:はい。そういうことです。お水をジワーッとあげる、あげていけば水が蒸発していきますので、すると水位が下がってしまうという。

記者:もちろん電気が通ってないから温度がわかんないっていう?

東電:はい?

記者:電気がいってないから温度がわかんない?

東電:はい。そういうこと、監視ができない。

記者:監視ができない。

記者:すみません。概数でいいんで、ちょっと停電の内訳教えてください。

東電:今すぐ●●ます。

記者:すみません。すみません。よろしいです?福島第一について要するに今後状況を改善するための方法としては電源車を持っていく以外に何かあるんですか。

東電:何らかの手段で電源を回復するっていうのの。

記者:元々の?

東電:はい。

記者:それ電源を回復する以外は、それが。

東電:やっぱり。

記者:あれなんですね。

※00:42:23

以降、個別に質疑応答?聞き取れた部分のみ

記者:これ第一原発のけが人、重傷者の方なんですけど、●●被曝の可能性はないんですよね。

東電:ちょっと確認させて頂けますか。

記者:非常に重要なことですから。

東電:通常値と変わっていないという●●、放出されてるっていうことが表示されてないって●●。

記者:1号から4号まですべて負傷者●●。

東電:●●。

記者:4が●●。

東電:はい。

記者:4が●●んですよね。

東電:2号ですね。

記者:あれ、さっき。

東電:最初は1。

記者:最初1でしたよね。

東電:はい。

記者:その次2でしたよね。

東電:2はないです。

記者:2はない?

東電:はい。●●第一と第二が●●。第二の方は。

記者:さっきは第一で。

東電:さっきは第一で。

記者:●●。

東電:第一は●●。

記者:これは同様の同じような症状っていうことですよね。

東電:10条は10条同士同じくらいの意味です。

記者:つまり両方とも冷やせる状況が確認できない状況にあるっていうことですね。

東電:第二の方は要は症状は軽いという。やっぱり15条の方が症状が重いという形で。

記者:はい。わかりました。