東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月14日21時55分から52分間)

東電:…説明の方に移らせて頂きたいと思います。それでは会見者を向こうから●●ます。正面の。

記者:すみません。聞こえないんですけど。

記者:マイクをお願いします。

東電:改めまして計画停電についての当社からのご説明を始めさせて頂きたいと思います。会見者について私からご紹介させて頂きます。正面右手でございますけれども、取締役副社長の藤本でございます。その右手が営業部長のシマダでございます。そして中央左手でございますけれども、法人営業部のサナダでございます。そして一番左手が系統運用部長の内藤でございます。それでは藤本副社長よろしくお願いいたします。

藤本副社長:それでは3月15日火曜日の計画停電の実施予定についてご説明させて頂きます。丸が書いてあるところから読ませて頂きます。3月15日火曜日の計画停電の実施予定でございます。計画的な停電が予定されるグループと時間帯は以下の通りとなります。実際の停電時間は各グループの時間帯のうち最大3時間程度になる予定です。大変申し訳ございませんが、停電の対象となるお客様につきましてはお知らせいたしました停電予定時間に備えて頂くとともに、そのほかの地域にお住いのお客様につきましても引き続き不要な照明や電気機器のご使用を控えて頂きますようご協力をお願いいたします。計画停電の実施予定地区は以下3グループから2グループの時間帯となってございます。尚、各グループごとの地域については別紙の1の通りでございます。グループごとの時間帯は開始終了時間が多少前後することがございます。尚これは枠を外れてということではなくて、枠の中でということでございます。東電のホームページは以下の通りでございます。3月16日から3月18日における計画停電の実施予定でございます。具体的な計画については別紙2の通りでございます。停電を計画している順番については毎日同じですが、時間帯についてはずれ込むこととなります。グループごとの時間帯は開始終了時間が多少前後することがございます。尚、当日の需給状況によっては予定していた計画停電を実施しない場合、あるいは予めお知らせしていた時間以外の停止することがございます。裏面でございますが、最後に参考といたしまして、15日の需給予測でございますが、需要想定といたしまして、3700万キロ、これは18時から19時頃出るであろうという想定をしてございます。それから供給力が3300万キロワットということで、約400万ほどのショートというふうに想定しております。尚、昨日からですね、大変計画停電につきまして、エリアとかですね、時間帯について大変きめ細かい報道をして頂きまして、誠にありがとうございました。あるいは行政のご支援、お客様の大変なご協力によりまして今日はですね、一度だけの計画停電で需要をカバーすることが出来ました。大変皆様には感謝しております。それに引き換えましてですね、私どもが配布させて頂いた、あるいはアップさせて頂いたデータにですね、度々の誤りがございまして、誠に申し訳なく思っております。今ですね、さらにチェックのチェックを重ねましてですね、精度を上げていくべき努力しておりますので、何卒よろしくご指導頂ければと思います。私からは以上でございます。

東電:それではよろしければ引き続きご質問、質疑に移らせて頂きたいと思いますが、ご質問の方はお手を挙げて頂いて、挙手を頂いてご質問おっしゃって頂きたいと思います。

記者:日経新聞のヒラノですけれども、先ほどこの配られた5グル―プの別紙1のエリア分けなんですが、これは今朝9時時点の、この前に発表した時点のエリア分けと同一でしょうか。このエリアは変更あるんでしょうか。

東電:変わってございません。中身についてですね、多少の誤りがございまして、それについてチェックを重ねましてですね、中身多少変わってございますが、エリアは変わっておりません。

記者:ネイビー通信の田代と申します。今回の計画停電に至った原因としてですね、オール電化というものを進めていた、ちょっと小太りの子どもを使ってですね、オール電化のCMを流し、ただ供給いっぱいに、そのような器いっぱいに使わせるというやり方に問題があり、このようなことになっているのではないでしょうかということをまず1点お聞きしたいんですけれども。

東電:私どもはオール電化ということで、現在の低炭素時代に貢献する措置で、お客様にも地球にも優しい、そういった生活スタイルということでご提案申し上げてございます。オール電化そのものでですね、確かに電気のお使い頂く量は増えておりますけれども、やはり地球環境にとってはですね、より良い生活スタイルだというふうなことでお勧めしているところでございます。今回、東北のですね、太平洋沖の地震によりまして発電設備、流通設備等で被害に出たことで、そういったお客様も含めて、すべてのお客様にご迷惑をおかけして誠に申し訳なく思っております。

記者:あと2点お聞きしたいんですけれども、まずその前に今言われた低炭素と、オール電化と低炭素は何の関係もないことですよね、それは。まずそこの点の企業エゴというものを私は感じたんですけれども、まあその点はいいとして。あと2点目にですね、今もう生産活動に対する経済のこれからに対する色んな問題生じるであったら、例えば具体的なこととしてですよ、東京電力が自社のやっている例えばIHの家電とかをですよ、使うなということを自分のお客様に言えばいいんじゃないでしょうか。IHの、今日の田舎のほうでですね、6時から停電しましたよ。その時間にじゃあ東京電力勧めているIHクッキングヒーター使うなと、ガスを使えと言えば停電をしなくても済んだんじゃないんですか。その点自社の製品を使うな、例えば代替的にガスを使えであるとか、ね、石油を使えであるとか、そういったことで全体の停電というものを回避するということを出来ないのかということ、努力しないのかということを2点目まずお聞きしたい。

東電:誠に申し訳ございません。やはりオール電化の電気の機器も含めまして、今皆様に節電に対してのご理解とご協力をお願いしているところでございます。ぜひそのような取り組みの中の一環ということで、ご理解賜りましてご協力頂ければと存じます。

記者:それも企業のエゴでしょ。例えばガスファンヒーター使えば、ね、要は暖房の分と、夜料理の分ですよね。ガスファンヒーター使いましょう、買ってきて配りましょう。ガス用ファンヒーター使わなければどれだけ停電しなくて済むのか。そのことをまずエゴだと私は思います。時間ないんで3点目ですね。今日なんか不要な外出をするなというようなことを言っておられましたが、例えば今エリアでね、切ってますけれども、でしたらね、例えば東京ドーム、東京ディズニーランド、帝国劇場、吉本の劇場、麻雀店、パチンコ店、それらの電源切ればいいじゃないですか。配電を切るということは今のような無駄な、無駄という、こういった時期に、事態に無駄な施設に対してですね、電源を切ってしまうと、ことをやらないのか。やらないとしたら、それこそ企業エゴであってですね、あとからの賠償のものが膨大であると。全く公益企業じゃなくて営利企業としてのこれからの先を見ているのじゃないかということについて、さっき3点目はね、パチンコ屋だとかそういったところの配電を切る、やらないのかということをお聞きしたいです。

東電:配電線をですね、に接続されているお客様はですね、例えば東京ドームだけじゃなくてパチンコ屋さんもある反面ですね、そこに病院が繋がっていたり色々しているわけですね。お客様単体で電気を切って頂くということはあまり効果期待できないんですよ。例えば東京ドームさんにですね、電気を切ってくださいとか、あるいはパチンコ屋さんに電気を切ってくださいということはなかなかこれはですね、実効が上がらないんですよ。従いまして、誠に申し訳ないんですけど、その特別高圧線の頭のところと言いますか、送電機でですね、遮断機を切らせて頂くという計画停電をさせて頂いているわけでございまして、お客様のその業種形態によってですね、これは無駄、これは無駄ではないということについてはなかなかそこの峻別が難しいというのが実態でございます。

記者:それを言うとですよ。

記者:広報部長、ちょっと会見仕切ってください、ちゃんと。同じ人に独占させないでください。ちゃんと仕切ってください。

記者:東京新聞のハナエと申します。明日の朝からの状況についてちょっと教えてほしいですが、昨日の会見で副社長のお話でJRさん、民鉄さんのお話非常にあんまり影響がないというようなお話をされて、非常に我々混乱をしたんですけれども、実際に止まりましたよね、随分。運休したところも多くてですね。副社長のお話であまり影響のないというようなニュアンスを昨日おっしゃってたと思うんですが、その関係でですね、実際明日のその私鉄さん、JRさんへの影響どのくらい出るのか、それとJRさん、私鉄さんとの具田的な協議ですね、供給に対する、この2点について教えて頂いていいですか。

東電:交渉のことについてはですね、専門にやっている者がおりますんで、まず大きさでございますけれども、昨日もご説明させて頂きましたけれども、遮断させて頂く単位が6万ボルトの送電線単位でございます。そこの6万ボルトには配電用変電所というのがぶら下がっておりますし、6万で直接充電されている大口のお客様もおられるわけでございます。大体JRさんはその6万ボルトで大体充電されているということでございます。それで例えばそのJRさん、今日大変ご協力を頂きましてですね、逆に皆さん方に大変ご不便をおかけてしたということで誠に申し訳なく思っているんですが、JRさん大変協力して頂きましてですね、私どもの遮断機についてですね、我々が供給できないという量についてですね、ご協力頂いたんですけれども、大体今あそこの5ブロック書いてございますが、5グループですね、1つのグループが大体100万キロと考えております。JRさんはですね、500万キロ、失礼、500万キロですね。大体JRさんがですね、そこで今日ご協力頂いた負荷の量は大体50万キロくらいだと想定しております。て言いますのは、JRさんのどこか拠点をいかすということになりますと、先ほど申し上げました6万ボルトに色んな負荷が重なっておりまして、それも全部といういかすということになりますので、JRさんのある特定の変電所をいかすということになりますと、その影響がですね、他の配電用変電所なんかも全部いかすことになりますから、あるいは大口のお客様をいかすことになりますから、大体50万キロ、1ブロックでですね、このくらいの需要のもとになるというふうに想定しております。

記者:だから今日知りたいのは、今日と同じくらい今朝と同じ、になるのかどうかっていうのを。

東電:明日ですか。

記者:そうです。

東電:まずJR東日本様とはですね、具体的にどういった手立てが出来るかというところの詳細な協議に入ってございます。本日中にですね、我々として多少なりともですね、列車の運行に向上出来るような形での対策を打っていきたいと思います。それを受けまして、明日ですね、JRさんの方で、本日と比較してどの程度列車の運行が回復してくるかというのはちょっと私どもではわからないところはあるんですけれども、我々として多少できる範囲での対策は打つというのがJRさんとの交渉でございます。またその他のですね、民鉄各社さんともですね、具体的なお話の方を始めております。ただこちらにつきましては、本日中の対策というのが打てるかというのはまだ不透明なところがございます。ですから明日すぐにですね、今日と比べて状況が変化がみられるかというのはちょっと今のところ何とも言えないという状況でございます。

記者:すみません。日経のイワクラです。先ほど副社長、エリアについては変更がないというふうにおっしゃいましたけれども、具体的に見ると、例えば第1グループでですね、先日は入っていなかったいすみ市が千葉県に入っているですとか、飯能市が埼玉県に入っているですとか、見た限り若干市町村の出入りがあると思います。それはなぜそうなっているのか、具体的な理由を教えてください。というのは、毎日日替わりで変わると市民の方がですね、ちょっと混乱する可能性があるので、そこ明確にして頂ければ助かります。

東電:はい。誠におっしゃる通りでございます。私どもここのグループのですね、中に入っている行政区についてはですね、今まで何回かですね、ご指摘を頂きましてですね、誠に申し訳なく思っております。今これの回線ごとにですね、チェックをいたしまして、また今日もですね、チェックさせております。今のデータでおそらく間違いないだろうというふうに思っておりますけれども、万が一またこの出入りがございましたらですね、誠に申し訳ないんですけれども、常に正確なデータを出すようにですね、心がけていきたいというふうに思います。今のご指摘のところはですね、洗い出した結果ですね。地域は同じなんですけれども、落ちていた市町村があったということで、誠に申し訳なく思っております。

記者:すみません。今日停電したのは何世帯でしょうか。

東電:13万世帯くらいになります。茨城県、千葉県それから静岡県、山梨県でございますけど、13万世帯。失礼しました。11万3000でした。失礼しました。11万3000世帯です。

記者:TBSの●●と申します。2問あるんですけれども、まず今日のその需要状況というものを拝見しますと、ピークとして考えていた6時から7時の中で2800万キロワットと。その供給を下回る、大きく下回るということなんですけれども、なのに6時の時点で最終的にグループ5の計画停電に踏み切った。その時の判断というのはどういった数値をもとに判断されたのでしょうか。また結果的に必要のなかった計画停電というふうに言えるかと思うんですけれども、リアルタイムで反応することは出来ないんでしょうか。

東電:まずこれを判断した理由でございますが、実は13日時点で真ん中に、失礼しました、参考という表がございます。参考という。よろしゅうございますか。参考という表がですね、昨日の時点ではですね、私どもここに中段に書いてございますけれども、3800万キロ、3500万キロ。ピークが4100万キロと点灯ピークのときにですね、このくらいとして想定しておりました。で、今朝から需要を見ておりましてですね、点灯時に入る16時、4時くらいですね、この時にですね、我々は需要のカーブを見てまして、おそらく午前中あるいは昼にですね、非常に大きなですね、非常に大きな節電効果が出てるもんですから、これがもしかしたらですね、リバウンドがあるんじゃないかという想定をしておりました。16時時点でですね、需要が少したってきました。この段階でですね、私どもとしては3400万キロくらいはいくんじゃないかということを予想いたしましてですね、計画停電をやらせて頂きました。結果的にですね、今おっしゃるようにやらなくてもよかったんではないかということについては、私どものですね、想定が今までこういう経験がなかったものですから、非常に大きなですね、省エネルギー、節電をして頂いているということでございますのでですね、リバウンドについて少し過大評価をしたということでございます。ちなみに同年くらいのですね、データが一番上に書いてあるんですが、これが大体4000万キロとか4700万キロくらい、これが出ているのが通年でございます。従いまして、これからですね、2000万キロほど低い需要が出ているということについては、極めてご協力を頂いて成果でございますが、非常に需要想定のしにくい負荷カーブが出ましてですね、16時の時点でですね、計画停電をさせて頂いたという経緯でございます。

記者:すみません。その質問の中に込みだったんですけれども、リアルタイムで反応することは出来ないのでしょうか。と言いますのも結局今日は停電をしてから記者への発表があったわけですよね。つまり事前に知らせて何時からやりますよということではなかったので、結局需要のピークが確かにその需要が上がり始めたと。ですけれども、その判断をされた時点ではまだ2600万キロワットで、供給力に比べればまだ相当な差があったかと思うんですけれども、もう少し例えば2800になったらやるとか、3000になったらやるとかそういった基準っていうのは設けられないんでしょうか。もしくはリアルタイムでの反応というのは無理なんでしょうか。

東電:今回のような大量の計画停電ということを考えました場合に、大きな変電所ごとにですね、操作をするということでやらせて頂いているですけれども、この操作する、遮断機の操作等あるんですが、そのための時間等を考慮いたしますと、ある程度時間を区切って予め決められた形で行わないと難しいということもあります。そのために需要の想定は非常に重要なんですけれども、需要と供給力、これは瞬時瞬時に合わせなければいけないんですけれども、先ほど藤本が申しました通り、今日の需要はですね、非常にこう今までにない形をしてございまして、これが従来ですと点灯時がピークで、このくらいの春ですと4700万くらいあるんですが、やはり地震の影響で下がるだろうと見ておりました。それが4100万と見ていた。さらにそれがですね、この同一の状況を見たときに600万くらい地震の減少があるということも考えましてですね、3400万と、こういう想定で見たんですけれども、皆様の節電のですね、ご協力を得まして朝方から需要が●●なかったと。ただこれは鉄道等の運休等の影響もありまして、非常に低かったと。これが午後になりまして、もし社会上、社会の環境がですね、残ってくるということになりますと、点灯のピークのときにですね、かなり前の想定に近い形で出るんではないかということをギリギリまで判断したわけでございますけれども、結果的には今日につきましては、2800万キロということで、供給力を下回ったわけでございますが、やはり需要と供給力を瞬時瞬時でも合わすためにはある程度予想しながらですね、安全サイドで計画停電を行わざるを得ないということにつきましては、ご理解を賜りたいというふうに思います。

記者:東京新聞のナカヤマと申します。3点お願いします。1点目は、先ほど7時に計画停電した地域の発表があった際にも質問があったんですけれども、今日第5グループの一部の地域を計画停電やられた際に、所謂茨城県、千葉県等の実際に被災地が含まれているという指摘がどなたかからございまして、それについては明確なお答えがなくて、あまり被災地で停電を出すということに、認識があまりなかったのかなという印象を受けたんですが、改めて、とくに初日、被災地で停電をするということについてどのようにお考えでいらっしゃるのか。避けられないでしょうけども、それについてちょっと見解を伺いたいと、これが1点目。2点目、3点目、ちょっと実務的な話なんですが、まず2点目ですけど、今日これ今別紙ということで、グループ発表なってますね。先ほど念のためと思って昨日配布されたUSBのデータをお願いしますと言ったところ、基本的には昨日のUSBのデータと変わらないので今日は配布しませんという趣旨の説明を受けたんですが、でも一方で昨日とこのデータ、グループは、先ほど副社長さんがおっしゃったように、バラバラ変わっているという話もあるんですけど、USBのデータ変わってなくてペーパー変わってるってことちょっとよくわからないので、その辺のデータの整合性を説明してください。必要ならUSBのデータください。変わってるんであれば。それが2点目。最後3点目ですけど、明日からまた6時20分、9時20分、12時10分と、ルール、スタート時間が設定されてますが、今日大体スタート時間ギリギリになって、やっぱりこのグループ1はやりません、やるっていうような発表ギリギリになさったんですけども、明日もやっぱり例えば6時半に、6時半、9時半にそれぞれ判断があって、我々はそこをちゃんと聞かないとその時間は計画停電やるのかやらないのかわからない、その辺の発表の仕組みについても教えてください。ちょっと長くてすみません。

東電:まず茨城のエリアについて停電をいたしましたことについてはですね、おっしゃる通り配慮が足りないんじゃないかということだと思います。私茨城、今回被災を受けましたエリアについては、十分配慮することが大事だと思っておりましたけれども、誠に申し訳ないんですけれども、茨城を止めてしまったということでございまして、明日以降についてはですね、被災地については配慮をしていきたいというふうに思っております。それから2つ目のその別紙の、これでございますか、これはですね、冒頭私お詫び方々申し上げたんですけれども、何回も精査しました、今回は。これでブロック、失礼しました、グループ単位のですね、ケンテツの分析については合っているものというふうに思っておりますが、尚今晩のですね、明日また計画停電、今の場合の考え方ですと、かなり大規模に行うことになりますので、今晩中にですね、これもう一度精査させます。私は今これが正しいというふうに思っておりますが、尚ですね、慎重を期すためにですね、これについてはもう一度チェックさせます。

記者:USB昨日出したんですけども。

東電:昨日お渡し非常に遅い時間になったかと思いますけれども、その段階でお渡しさせて頂きましたものがですね、お見せの現場でですね、実際の実態をよく把握しているところでのチェックもかかったデータでございまして、そういう意味でそのデータと今日紙で配布させて頂いてますそちらの方のものが整合が図られていなかったということ。図られていなかったものですから、こちらの方が修正されてございます。

記者:要するに新しいUSBが●●。

東電:いや、USBメモリは昨日お渡ししたものが最新のものでございます。

記者:ごめんなさい。いいですか。

東電:はい。

記者:TBSの●●と申しますけれども。

記者:DVDが今日。

東電:すみません。申し訳ございません。今日も用意してあるということでございます。申し訳ございません。

記者:変わったやつがDVDにあるということ。

東電:はい。

東電:すみません。今説明させます。

東電:後ほど説明させて頂くと。

記者:いや、さっき出ないって言ったから。明日の朝からの対応。

東電:はい、わかりました。3つ目のご質問の、明日の朝からでございますが、今私どもは明日はですね、相当な需要の見込みがあるというふうに思っております。今日大分JRさん、私鉄さん、その他ですね、大変なお客様にですね、ご協力頂いているところがございます。これはですね、おそらく私は相当数一般のお客様も含めましてですね、大口のお客様も含めまして、需要の見込みがあるというふうに想定しております。したがって、私どもは6時20分からの計画停電におそらく入るであろうというふうに思いますが、この判断につきましてはですね、明日5時から5時半くらいの間にですね、やるような感じで。

記者:5時半までということですか。

東電:お客様が●●6時20分から、我々としては出来るだけ早く判断したいと思いますが、その時の需要がですね、どういう形で出てくるか、これを見ながらですね、その判断をしなきゃいけないものですから。

記者:やっぱり止まることはあり得るんですか。

東電:明日はかなりの鉄道は可能性がありますね。

記者:すみません。フジテレビですけど、2つ具体的に教えて頂きたいんですが、まず1点目が今明日について需要の戻りがあるだろうということなんですけれど、これ具体的にどういうような理由で需要の戻りがあるというふうにお考えなのか。あともう1点は先ほどその被災地に対して配慮したいというふうにおっしゃられたんですが、具体的に被災地と言っても大変広いと思いますので、どこのエリアをどういうような判断基準で被災地というふうに東京電力さん的にはお認めになられて、それについてはまたどういうふうに通知をされるのか、告知をされるのか、その辺についてお伺いしたいと思います。

東電:2つ目の話からさせて頂きたいと思いますけれども、実は私ども先ほど茨城県止めたんじゃないかとお叱りを頂きました。先般の地震によりまして、私どもの超高圧設備が破損いたしましてですね、実はその茨城県のお客様がですね、長時間停電したという事実がございます。こういう中でですね、そういうお客様に対して配慮をしないというのはですね、これ極めて私としてはまずいことであるというふうに思っておりますし、被災されなかったお客様をやはりですね、優先的に停電させて頂く方が私は正しいんじゃないかと思います。2日以上ですね、電気をお止めになっているお客様おられましたので、これについてはですね、やっぱり配慮すべきだと思います。それから周知どうするかということなんでございますが、出来るだけ事前の周知をしたいんですが、6万ボルトのですね、送電線の遮断機のところでですね、切るのを控えるということで、当面は対応させて頂きたいというふうに思っております。それから需要の問題についてどう想定しているかということなんですが、今日はですね、大変なお客様ご協力頂いております。ただ今JRさんとですね、交渉に入っていることとかですね、それから今日は相当ご協力頂いておりますが、これがあまり長く続くということはですね、私はそうはないんじゃないかというふうに思っておりまして、やはり保守サイドで見ましてですね、私は相当多くの需要の戻りがあるというふうに思っておりまして、したがいまして、早朝の需要の立ち上がりみまして、実行させて頂くことになるんじゃないかというふうに思っております。

記者:要するに鉄道さんが通常の運行に戻るからという理由ということで。

東電:はい。これはですね、鉄道さんだけの負荷じゃなくて、当然鉄道に関わるですね、通勤される方々の事務所も戻って参りますし、それから工場も戻って参りますしということで、鉄道さんだけの需要の戻りでなくて、それにですね、関わる多くの需要が戻ってくるということで、立ち上がりが相当きついものだろうというふうに想定しております。

記者:朝日新聞のイノハラと申します。基本的なことの確認で恐縮なんですけれども、このグループ分けは基本的にその15日、18日までは第1グループはもう同じ自治体というふうに変わらない。

東電:はい、はい、変わらない。

記者:もう1点が19日以降はこれはどうなるのかっていうの、もし現時点で。

東電:これはですね、ご覧になって頂きますと●●に動いているだけでございまして、19日の場合ですと今度は第2グループとか一番前にくるわけで。こういうそのローテーションにさせて頂きたいというふうに思います。この各グループのエリア分けについては変更がございません。失礼しました。19日は日曜日なのか、土曜日か。だからやりませんから、月曜日になりますね。だから20日かな。20日だよね。土日もちょっと日中きついですから、それも見ましてですね、また週末に考えさせて頂いて。

記者:日刊工業新聞のイカリヤと申します。供給力の回復具体について教えてください。以前の会見でですね、1週間くらいで火力の半分が早ければ立ち上がるとおっしゃっておりましたが、それも含めて現時点で火力の供給力の見通し変わっているところがあれば教えてください。

東電:今目途がたっているのが、大体250万キロです。250万キロ目途がたっています。私どもとしては400万キロくらい期待しているんですけれども、そこまでいけるかどうか、今各発電所でですね、中身について精査しているところでございます。何とか400万キロくらいまでは戻したいというふうに思っております。

記者:その具体的な数字なんですけれども、250万というのは従来で言っていたその火力の半分くらいですよね。

東電:はい、はい。850万キロございますので、400万キロくらいが大体半分になりますけれども、今目途がついているのが大体250万くらいはいけるということです。

記者:それは確実に1週間内には立ち上がるという意味ですか。

東電:立ち上がるように努力しています。

記者:残り400万くらい。

東電:出来るだけ400万くらいなるようにですね、さらに努めたいというふうに思っております。

記者:はい、わかりました。

記者:具体的な施設を教えてもらえませんか。何が立ち上がってきて、供給回復するか。

東電:発電所の、例えば号機でございますか。

記者:そうそう。

東電:これはですね、ちょっと具体的な名前については今手元にないんですが、エリアとしてはですね、東京湾にあるその火力発電所についてはですね、先般の津波の影響はそんなに受けていないんです。塩を被っちゃってですね、洗われちゃったものもございますけれども、そんな大きな損壊を受けていないということがございます。例えば、モーターが水被っちゃったものについてはですね、これは洗って乾かせばおそらく使えるだろうというふうに思っております。ところが、茨城とかですね、千葉の東北太平洋側にある設備については、これ津波によってですね、損壊を受けておりますので、これを復元するのに時間がかかるということで、今停止している東京湾エリアのですね、火力発電所、これを出来るだけ早く復興するように努めているということでございます。

記者:NHKのムカイですけれども、1点質問があるんですけれども、明後日以降のですね、イメージが出ているんですけれども、明後日から金曜日までがですね、追加のグループが指定してあった明日の分だけがないという、これについてはどういう根拠でそういうことされているんですか。

東電:明日のですね、立ち上がりについてはおそらく、これ追加っていうのは2つ目ですね、このアスタリスクの大きいやつがついている。

記者:そうです。

東電:これはですね、私どもおそらくいらないと思ってます。ここで書くことがいいのか、あるいは書かなくてもいいのか、これ相当議論いたしましたが、おそらくですね、この2つ目の山をですね、作って停止することはないだろうということで、むしろ今回は明日の場合ですね、ここは書かない方がいいという判断をいたしました。ですから2つ目のですね、2つ目といいますか、例えば16日ですか、16日ですと重なっているところがございますよね。第1グループと第2グループが上にあって、第4グループと第5グループがあって、これちょうど点灯立ち上がってくるところです。これはたぶん厳しいだろうというふうに思ってます。今ご質問のございました15日についてはこのアスタリスクのついている2つ目の山はないわけでございまして、これについては先ほど申し上げましたように、どうするかずっと議論して参りましたが、おそらくこれはいけるだろうというふうに思っております。2つで1000万キロになりますね。だから500万キロくらいでいけるというふうに思っております。

記者:読売新聞のタダと申します。ちょっとさっきゴニョゴニョしていて聞こえなかったんですけど、結局土日はやるんですか、やらないんですかということが1点とですね、もう1つ、今日11万3000世帯ということですけれども、それの電力量っていうのはどれくらいで、全体の第5グループはどれくらいの割合だったんでしょうか。

東電:全体の電力量はですね、先ほどの参考のところで変更をいたしますけれど、2900万、2600万ですから。

記者:違う。第5グループ、予定していた第5グループです。

東電:これ500万キロです。

記者:500万キロの内の、内の11万3000世帯という。

東電:世帯ですね。

記者:はい。11万3000世帯の量っていうのはどれくらい。

東電:電力量ですか。

記者:はい。

東電:私どもとしてはですね、最初に40万キロくらいやろうと思って入れてったんですけれども、あまり需要が立ち上がりが来ないんですね。したがいまして、途中で遮断することを止めまして、しばらく見てたんですけれどもそれでも立ち上がってこないということで、またすぐ復元いたしました。復電しております。したがって、この終わりの時間までいかなくて、今日は計画停電は終わったということでございます。

記者:明日以降もそういうイメージなんですかね。グループがあっても需要によってはやるところとやらないところってかなりきめ細かにやっていくという感じなんですか。イメージは。

東電:ええ。いっぺんに500万キロではなくてですね、その時間帯の中で、第1ブロックなら、第1グループなら第1グループの時間帯の中でですね、明日は最初が第3グループですか。第3グループの中で本来は500万キロをやりたいんですけども、どのくらいのですね、需要減があるか見ましてですね、それで需給バランスがとれたところでですね、全部やるかあるいは一部でいいかということを見定めながらやっていきたいと思います。

記者:あと土日はどうなんでしょう。

東電:土日はですね、例えば寒くなりますと需要出ます。土日の場合、非常に操業しておりませんので、気温による影響が非常に大きいんですけれども、気温が下がりますとですね、需要は非常に増えますので、その時に我々が今大体持っている3200万とか3300万、揚水機とですね、これでいけるかどうかということについては、また判断させて頂きたいというふうに思っておりますが、平日よりもですね、計画停電の量は少なくなるのは当然でございます。

記者:朝日のキムラです。ちょっと確認がですね、結局今のところは土日については実施するかどうかはまだ未定という。

東電:おそらく土日はやらないと思うんですけどね。気象条件とかですね、そういうのはやはりギリギリになりますので、もう少し正確なですね、予測値がたてられる段階で考えていきたいというふうに思っておりますが。

記者:現時点でのお考えとしては、実施しなくてもまあまあ大丈夫。

東電:いけるんじゃないかと思っておりますけれども、もう少し精査させてください。

東電:このちょうど今日は月曜日なんですけれども、土曜日、金曜日に地震がありまして、土曜日、日曜日というのはちょうど経過したんですけれども、その時に3400万キロとか3200万キロという需要だったんですね。ここではギリギリ供給力ギリギリというところでございまして、その段階ではこういう計画停電までしなくて済んだというところでございまして、それはただこの土日につきましては、かなり地震の被害で需要が少なかったということもございまして、今後土日の需要が供給力よりはるかに上回ることになるとですね、こういう手段も講じないといけないかもしれませんし、いずれにしましても平日よりは休日の方が需要が低いという特性がございますので、計画停電をやる機会を少ないんではないかなというふうに考えております。

記者:あと、鉄道なんですけれども、対策を協議したというふうにおっしゃられたと思うんですけれども、もう少し具体的に、明日も同じような混雑というか、停止とかそういうものを回避できるんでしょうか。それとも出来るためにどういうことを協議して、具体的にどういうことを。

東電:すべての列車運行用の設備をいかすというのは非常に厳しいので。

記者:え。

東電:すべてのですね、変電所をいかすということは困難です。ただお客様の中でも非常にキーとなる変電所をいかす、あるいは連続してですね、2つ変電所、1つ変電所がいきていれば、例えば3つ並んでいて、真ん中の変電所だけ来ないということですと、多少遅れ等の形で運行は可能になるというふうに聞いておりますので、100%戻すのは無理にしても、何とか列車が運行に、が可能な段階で、にするためにはどこが必要ですか、というのはお聞きしております。そこを果たしていかすことが出来るのかどうかというところを個別に検討していくという作業になります。JR東日本さんにつきましては、ある程度ですね、お話が進んでおりまして、本日中にですね、何とか多少の手当が出来るので、これはですね、あとJRさんの方でまたそれに対して、その車両の調整等々あるので、直ちにどれくらい回復できるかっていうのはちょっと私どもでは分かりかねる部分がございます。私鉄さんにつきましては、まだちょっとそこまで話が進んでいない部分がございますので、明日ですね、劇的に状況が改善するかどうかっていうのはちょっとわからないんですが、明後日以降ですね、何とか状況が改善するように今各社さんとの話を始めているといった状況です。

記者:JRについては明日は、やや緩和するであろうと。

東電:であろうと思っております。

記者:最後に、副社長に今日真っ暗闇になっちゃった人たちに何か一言頂ければと思うんですけれども。

東電:すみません、ちょっと。

記者:真っ暗闇になっちゃった人たちに。

東電:これはですね、大変ご迷惑をおかけして申し訳ないと思っております。これからもですね、出来るだけ早く電源の復興に努めましてですね、ご迷惑をおかけしないようにですね、努力して参る所存でございますので、もうしばらくですね、ご猶予頂ければというふうに。誠に申し訳ございません。

記者:すみません。さっきの被災者の地域で停電してしまったというの関連の確認なんですけれども、この前の説明ではですね、確か特定のエリアを、エリアを特定してですね、停電するんじゃ技術的には難しいんで、つまり被災地だけ除くっていうのは困難だっていうようなお話をされたかと思うんですが、今のご説明だと明日から被災地を外す配慮をしたいというご発言ありましたけど、これ技術的には可能なんですか。

東電:被災地だけを外すということが出来ないということです。たぶんおそらく内藤はそういう説明をしたと思うんですけれども。被災地を外すということはですね、そこの周辺のお客様も全部送電することになりますので、被災地を救うということになりますと、大変多くのお客様を送電するということに、これは等しくなりますので、なかなかその需給バランスを調整することは難しいんですが、できる範囲でですね、できる範囲で被災地の方を救うということで努力していきたいというふうに思っております。

記者:先ほどの説明の配慮が足りなかったっていうのは、被災地であることを認識した上でおっしゃるような困難な事情もあるので、やむを得ず止めたっていうそういう理解でいいんですか。

東電:はい。

記者:すみません。フジテレビですけど、今の質問の関連する、今の質問に関連するんですが、その被災地の定義なんですけど、先ほどもお伺いしたんですが、具体的に茨城県というふうにおっしゃられたんですけど、千葉県なんかもですね、一部地域でかなり被害が出ておりまして、こういった他の県、今具体的にこの県ですとかこの地域ですとかあるんであれば教えて頂きたいんですが。要するに茨城県以外もあるかどうかっていうのを教えて頂きたいんですが。

東電:一番大きいのが茨城県なんですけれども、あとはですね、栃木県の方もですね、かなり長く止まっております。それから今おっしゃいました千葉県もですね、海岸側がですね、割と長い時間止まっているところがございまして、過去の停電の、地震によって停電したその実績をですね、洗いましてですね、出来ればそこは配慮してですね、やっていけるのであればですね、考慮していきたいというふうに思います。

記者:明日以降ということですか。

東電:そうです、そうです。

記者:すみません。●●のナカジマです。計画停電のですね、計画の所以というのは予見できるかどうかだと思います。今日利用者何かに聞いてみたら、運転してない電車が動いていたり、動いている電車が動いていなかったりということがあったりしてですね、予見しづらいと。東電さんとしては、予見できるんですけれども、天気予報だって明日がわかるのにですね、直前にならないと停電するかどうかがわからないと、これを計画というのかというような利用者の声がありました。何とか利用者がですね、予見できるような措置というものはとれないものなんでしょうか。

東電:はい。そういうことでですね、今日、金曜日またですね、停電計画と言いますか、これを出させて頂きました。これは大きな皆さん方からですね、どういう予定になっているかというお問い合わせを頂戴しておりますので、こういうグループ分けでですね、今週の金曜日まででございますけど、やっていくということについてお示ししたということなんです。出来るだけ早く計画をお示しするということでですね、それから止める止めないということをですね、出来るだけ早く判断するということが大事なことだというふうに思っておりまして、それに努めていきたいと思います。

東電:では以上をもちまして。すみません。最後で。

記者:NHKですが、お願いがあるんですが、ちょっとこの前、視聴者に理解を高めてもらう意味でも、この今の状況の給電指令室の映像とかですね、変電所の映像とかをそういう停電する措置をとっているような変電所の様子とかの映像をぜひ撮影機会を設けて頂くようにお願いしたいんですけれども。

東電:私どものですね、心臓部の中央給電指令室っていうのを使って、これは誠に申し訳ないんですが、大変我々もなかなか入れないようなセキュリティがきついところでありまして、ここの撮影というのは本当に申し訳ないんですが、ご遠慮頂いております。変電所とかですね、そういうことを撮影することは可能だと思いますが。NHKさんにはですね、夕べずっと私テレビ見ていたんですけれども、長い間ですね。計画停電のテロップ流して頂きまして、他の民放さん、あるいはマスメディアの多くの方にご協力頂いて、大変感謝しております。出来るだけそういう機会作りたいと思うんですけれども、なかなかセキュリティ上の問題がございまして、申し訳ございません。

東電:以上をもちまして、会見お開きにさせて頂きたいと思います。

東電:ありがとうございました。