東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月15日10時58分から65分間)

東電:それではただいまから福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋の損傷の確認についてご説明させて頂きます。お手元の資料ご参照頂きたいと思います。本日午前6時頃発電所内で大きな音が発生いたしました。その後4号機原子炉建屋5階屋根付近に損傷を確認いたしました。燃料はすべて使用済み燃料プールの中に収納されております。プラントの状態、外部への放射能の影響などについては現在調査中でございます。今後関係機関と協調いたしまして安全の確保に全力を尽くして参りますとともに、引き続き周辺環境モニタリングを継続監視して参ります。次が、もう1枚が第2報でございます。上の2行は今のお知らせの通りでございます。その後4号機の現場の状況を確認しておりましたところ、9時38分頃、原子炉建屋4階北西部付近に出火を確認いたしました。ただちに消防署、地元自治体へ通報するとともに原子力安全保安院を通じて関係各所へ連絡し、鎮火活動に努めております。私から以上でございます。

記者:使用済み燃料プールの中には水はもうあるとかないとかいうのはわかります?

東電:現段階で確認はとれておりませんが、昨日の段階でですね、85度くらいに上がっているという情報は来ております。現在の状況は確認できてございません。

記者:昨日の何時くらいですか。

東電:少々お待ちください。昨日のですね、4時18分時点で84度と。

記者:午後、午前。

記者:午前、午後。

東電:午前ですね。午前4時18分時点で84度程度まで上昇していたという記録が残ってございます。その後の記録は現在入手しておりません。できておりません。

記者:普通は何度あるんですか。

東電:通常はですね、大体40度以下に抑えまして管理をしているプールでございます。

記者:何度になったら危ないんですか。

東電:水がですね、あるうちは大丈夫だと考えておりますので、水ですので大体100度くらいにはなるかと思います。

記者:ただその水があるかどうかはもう今はわからない。

東電:現時点ではそれが確認取れてございません。

記者:例えば剥き出しになっているのとかそういうのもわからない。

東電:そうですね。そこも確認できてございません。

記者:これ現時点で燃えてるんですか。

東電:はい。現時点でも鎮火活動を進めるということで進めれていると聞いてございます。

記者:鎮火活動にあたってるのは、残っている50人の中の人たちなんでしょうか。

東電:鎮火活動につきましては、自衛隊それから米軍に要請をしてございます。現在調整中でございます。

記者:けが人はいますか。

東電:現在けが人は確認されておりません。

記者:すみません。米軍とかに要請ってことは具体的にまだ鎮火作業してないってことですか。

東電:鎮火作業の手順を今調整しているというふうに聞いております。

記者:これ燃えるものとしては何が燃えてるんですか。

東電:燃えるものといたしましては、建屋のですね、建屋の4階付近ということでございますので、その建物内にある構造物、可燃の構造物が何か燃えているのではないかというふうに思われます。

記者:全部で何階建てなんですか。

東電:5階。5回建てになります。

記者:その4階付近には何があるんですか。その4階北西部にどういうものが。

東電:PLRポンプのですね、MGセット等が置かれているエリアではないかという。

記者:もう少しわかりやすく。

東電:再循環ポンプをですね、コントロールするための電源装置でございます。

記者:これ音がした場合に大体もう少し場所が特定されてるはずなんですけど、これなんで発電所内っていう書き方なんですか。

東電:先ほどご紹介させて頂きました圧力抑制室付近のですね、爆発音、それからこの爆発音が2度あったのか1度だったのか、その状況も現在確認ができてございません。ですので、先ほどの爆発がですね、4号機のものであったのか、それとも2号機のサプレッションプールの周辺であったのかその確認がとれていない状況でございます。

記者:ていうことは4号機もまた何らかの破損があるという可能性があるわけですね。

東電:はい。破損の状態、それから火災が発生しているということからですね、本日の9時でございますが、第15条、原子力災害特別措置法の第15条に基づく通報をしてございます。

記者:すみません。確認なんですけど、じゃあ4号機が爆発した可能性があるということですか。

東電:はい。4号機と、それから2号機両方が爆発したのか。それとも1度の爆発が実は4号だったのかその状況も現在確認がとれてございません。

記者:確認ですが、4号機は定期検査中で止まったあとですよね。

東電:はい、その通りです。

記者:再循環ポンプなんかも動かしてるわけじゃないですよね。

東電:現在ですね、炉内の修理をしてございますので、水は全く抜けておりましてですね、燃料をすべてプールに移動された状態でございます。

記者:炉内修理を。

東電:はい。正式なシュラウドの取り換え工事を実施しているところでございます。ですので、炉内には燃料はございません。

記者:例えば今日とか。

東電:今日ではなくてですね。

記者:いや、今日の作業は何をするんですか。作業されてたわけじゃなくて。

東電:今日は作業してございません。

記者:何かをしてたわけでもないわけですね。

東電:ございません。中央制御室からの監視のみでございます。

記者:炉内が燃料棒が空っぽで、その燃料棒はあれですか。炉内の他のところのプールに入れてるんですか。

東電:原子炉の隣にですね、使用済み燃料プールがございますので、そちらに移動されております。

記者:そこまでの距離っていうのは。原子炉建屋の中ですよね。

東電:はい。原子炉建屋の中でですね、原子炉圧力容器と隣接しておりまして、直接プールに繋がる構造になっております。

記者:昨日から1日ちょっとで40度くらいであるべきはずのものが84度まで上がる要因って何か考えられるんですか。

東電:現在ですね、冷却系統が機能しておりませんので、それによって徐々に温度が上昇してきたものと考えております。

記者:プールの冷却系統。

東電:はい。プールの冷却系統、それから原子炉の冷却系統含めまして現在停止しておりますので、それに合わせてですね、原子炉側を一生懸命今冷却するという作業を進めておりますけれども、プール側につきましては保有量、水の保有量が多いですので、熱、崩壊熱も少ないということでですね、積極的には原子炉圧力容器側の手当をして参っております。プールにつきましてはですね、温度の監視をしながら対応してきたという状況でございます。

記者:5階部分の損傷ってどのくらいですか。

東電:現在ですね、近寄れない状況ですので確認がとれてございません。

記者:どのくらい壊れているかわからない。

東電:はい。現在確認がとれてございません。

記者:プールについては温度の監視しかしていないわけですよね。水の循環はしていない。

東電:はい、その通りです。

記者:補給もしていない。足りなくなってる。

東電:はい。現段階では補給ができておりません。

記者:それは1号から6号まですべてなんですか。

東電:はい、その通りです。

記者:1号から6号すべてに燃料が入ってますか。

東電:燃料プールには、使用済み燃料プールには燃料が入ってございます。

記者:1から6まですべて同じように。

東電:はい、その通りです。

東電:失礼いたしました。5,6号機につきましては、●●ディーゼル発電機が1機動いておりまして、PCが1台冷却ができているということでございます。ですので、5、6号機につきましては、燃料プールが冷却できているという状況でございます。

記者:4までは止まっているということ。

東電:はい。その通りです。

記者:4はいつ止まったんですか。最初から止まってた。

東電:4号機は点検中でございましたので、はい、運転はしてございませんでした。

記者:使用済み核燃料は何体入ってたんですか。

東電:4号機におきましては、783体の燃料が貯蔵されてございました。

記者:4号機が。

東電:783体です。

記者:通常収納してるだけでこうやって温度が上がることってあるんでしょうか。

東電:燃料におきましては、崩壊熱というものが発生しますので少しずつ熱を発しております。ただ原子炉が止まったときのような大きな熱ではなくて、もう少し小さな熱。ですが、それを冷却していかないと高くなる。プラント、プラントじゃない、すみません。プールの温度は上がっていくということで、そのプールの温度を適切に保つ装置を動かしてですね、プールの温度を大体40度程度に抑えるというふうな管理をしてございました。

記者:すみません。1Fの1もですね、確か使用済み燃料が入ってて、この冷却系がトラブルを起こしてて全然だめなので、数日前でしたかね、冷却方法を検討するって言って、持ち帰ってご報告いたしますって言ったままそのまま回答してないんですが、それはどうなってたんですか。

東電:1号機につきましてもですね、冷却の方法を検討して参りましたが、まず水素爆発が発生しましてですね、屋根が飛んでしまったという状況で、その後どのような補給方法をとるかという検討を重ねてございました。現段階ではまだ実行に移せてはいないんですけれども。

記者:何もやってないんですね。

東電:補給等はできていませんが、検討については鋭意進めている状況でございます。

記者:1号から4号まで、使用済み燃料が一体どのくらい入ってて、いつ運転停止をしたのかっていうのをちゃんと後でまとめて報告頂けませんか。

東電:はい。今体数はお答えできますが。

記者:1号から。

東電:1号はですね。292体の燃料です。それから2号機が587体。3号機が514体でございます。

記者:●●が、移してる燃料プールですよね、その水位もこのままだと下がってしまう可能性はありますよね。今水位ってどれくらいっていうのは。

東電:水位が今どのくらいというのは把握できてございません。温度の管理をしておりましたが、4号機がですね、昨日の午前4時18分頃にですね、84度という温度が記録されているという記録が残ってございますが、それ以外のプラントにつきましては、まだそれよりも低い温度というふうに聞いております。データにつきましては、温度につきましては、ちょっと手元にございません。

記者:水がなくなって、どんどん温度が高くなってしまうとどういうことが起こり得るんですか。

東電:水がなくなりましてですね、燃料が剥き出しになった場合ですが、その時の状況によってちょっと判断になると思いますけれども、崩壊熱としてはですね、非常に小さなものになっておりますので、そのものが例えば損傷してしまうとかっていうことは原子炉、炉の中にある燃料よりは低いというふうに考えております。ただ、それが全く起きないのかということに関しますと、それはちょっと否定できない状況でございます。

記者:15条通報っていうのは、原子炉建屋からの出火って考えても。

東電:原子炉建屋のですね、破損したことによって閉じ込める機能が一つなくなったということになるわけでございます。

記者:すみません。4号機も爆発した恐れがあるっていう。

東電:そうですね。6時頃に爆発音がしたということがございまして、先ほどはですね、2号の圧力抑制室付近という情報がございました。その後ですね、構内を確認したところ4号機の原子炉建屋の破損があるということが確認されましたので、2度爆発があったのか。それとも1度目の爆発が実は4号だったのか。そこについての確認が現在とれてございません。ただ4号機が破損しているというのは間違いございません。

記者:爆発の恐れがあると。

東電:はい、その通りです。

記者:4号機が爆発する何かその原因っていうか、可能性っていうのは何か思い当たることはありますか。

東電:これはちょっとまだ調査を進めていないので、明確にはわかりませんけれども、このエリア付近がですね、先ほどの再循環系の電源を制御するところということで、ものとしてはMGセットと呼ばれていますモーターとですね、モーターとモーターをくっつけたようなもので、モーターを回してその回転数で出力変動させるという装置でございます。その中に油も保有しておりますので、そういうものが何かしらの原因でですね、火がついた可能性も否定できないとは思います。ただ現場の確認がとれてございませんので、原因が何かということは現段階ではちょっと明確に申し上げられません。可能性として私が知る知見としてお話をさせて頂いています。

記者:油ですよね。

東電:はい。MGセットにつきましては、そうですね。

記者:油はでも燃えるのはあるですけど、その爆発っていうのがちょっと考えにくいですよね。

東電:そこはちょっと原因としてはですね、そういうところが私としては思い当たりますが、何が原因かというのは現場の確認がとれてございませんので、現段階では明確にこれだということは申し上げられない状況でございます。

記者:プールの温度が上がったのは午前4時ですよね。

東電:上がったというのは、午前4時の時点。4時18分の時点で84度ということを確認されたということでございます。

記者:ていうことは爆発音が聞こえる前にもうすでに上がっていたということになるんでしょか。

東電:はい。その通りです。

記者:それと、温度が上がったことと爆発音との関連っていうのはどういったことが考えられるんですか。

東電:そこでは84度ではございますけれども、まだ温度、その温度でですね、燃料が冷却されていたというふうに考えられますので、燃料に対しては特に大きな問題はなかったのではないかというふうに考えてございます。ですので、それが原因でですね、何か爆発が起きたというのは現段階では不明でございます。

記者:温度が上がったのはなんでなんですか。

東電:燃料の崩壊熱で冷却機能が今ございませんので、徐々に温度が上がっていったという状況でございます。

記者:今までの爆発は分単位でわかっていたんですけど、なんでこれだけ6時頃なんですか。

東電:先ほどの2号機のですね、圧力抑制室の方が6時14分でしたっけ。6時14分というふうに報告されておりますけれども、それが2度だったのか1度だったのかと。要はこれをたぶん発見された方の時間が大体6時頃というふうな判断だったのではないかと思います。その中で1度の爆発なのか、2度の爆発なのか、そこもちょっと特定できていないという状況ですので、時間につきましてもですね、明確に今この時間といったことは申し上げられない状況でございます。

記者:2号機の圧力抑制室で少なくとも1回爆発があったことは間違いないわけですね。

東電:1度目はですね、そこでその付近で爆発音らしきものがあったというふうな報告は来ておりますので、現段階では2度あったのではないかということでですね、今考えております。ただこれが1度だったのか、2度だったのかという確認は今とれていない状況でございます。

記者:元々のプールの水位ってわかります?

東電:元の水位はですね、オーバーフローするようにできておりまして、そのオーバーフローした分をですね、循環させるという構造になっておりますので、プールは満水の状態で管理されている。深さにしますと大体燃料の上端から水面までが7メートルから8メートルくらいでございます。

記者:先ほども聞いてたんですけど、この同じタイミングで3号機の建屋の上部から蒸気が出ていることを発見されたというそういう報道もあるんですよ。それについてさっき確認してくださいって言ったんですけど、それはどうなったんですか。

東電:そこのところがですね、ちょっと明確には確認とれておらないんですが、3号機じゃなくて4号機ではないかということでございます。ちょっとここはまだ明確な確認がとれてございません。

記者:モニタリングポストの何か値とかに何か変化とかないんですか。

東電:時間に関してましては、先ほどと大体同時間でございますので、変化に関しましてはサプレッションプール、抑制室、圧力抑制室のときにご説明した通りでですね、かなり。

記者:それから新たな値はないですか。

東電:でございます。すみません。今現段階では届いておりません。

記者:3号機の水位だとか圧力だとかは新しいデータは。

東電:3号機のデータにつきましては、すみません。先ほどのデータからですね、現段階でまだ更新されていない状況でございます。

記者:先ほどから何か逆に更新されたデータの部位っていうのは他にはないですか。

東電:更新された部位はこちらの4号機に関します異常が確認されたというところでございます。

記者:先ほどのデータっていうと爆発直後の6時半くらいのデータだと思うんですけれども、そこから現場でも把握してないってことですか。

東電:先ほどのご説明の中で電話で入手できた値、9時くらいのデータが一部あったかと、そこが最新でございます。それ以降のデータにつきましては、今現在入手できておりません。

記者:これ4階のですね、この再循環ポンプの電源を通してということなんですけど、電源装置の中に何が燃える、何が爆発してた。

東電:こちら現在そのものが原因だったのかということはちょっと特定できてございませんので、そこにそういうものがありますので、もしそれであればそのようなことが考えられるということでちょっとご紹介をさせて頂いております。

記者:これ4号機、今定期検査中と、1から若干性質違うと思いますけども、こういうもので全く電源装置のがですね、仮に爆発、原因がここだとしたら爆発を起こすというその恐れがあるのか。

東電:それについても現状原因がわからないのでですね、可能性があったかなかったのか、そこについてもちょっとお答えができない状況でございます。

記者:すみません。官房長官の会見で400ミリシーベルトっていう高い線量が出てるっていう発表があったように聞いてるんですが。

東電:少々お待ちください。現段階でちょっとその情報は私のところに届いてございません。確認させて頂きたいと思います。

記者:すみません。基本的なことで恐縮なんですが、4号機の原子炉の中には燃料がなかった。その隣の使用済み燃料プールの中に燃料が入っていたということでいいんですよね。

東電:はい、その通りです。4号機は現在定期点検中で原子炉内のシュラウド取り換え工事を実施しておりました。その関係で中に入っていた燃料をですね、使用済み燃料プールに移動してございます。そのため原子炉内には燃料が一切入ってございません。

記者:建屋が損傷した。使用済み燃料プールの中の温度が高くなっている。考えられる結果、想定される結果というのはどういうことがありますか。

東電:現段階ではですね、まだ水があるというふうに考えておりますので、引き続きそれを監視しながらですね、できるだけ早い段階で冷却、また水の追加をしてですね、燃料の冷却を図っていきたいというふうに考えてございます。

記者:それがうまくいかなかった場合は。

東電:これはですね、燃料プールの燃料は原子炉内の燃料と違いまして崩壊熱が非常に小さくなってございます。ですので、それで楽観はできないんですけれども、水がなくなったからといって即ですね、燃料破損に至るものではないだろうというふうに考えられます。ただ、それがですね、全く起こらないかと言いますと、可能性としては否定できませんので、場合によっては一部でですね、損傷が出る可能性は否定できないと考えています。

記者:損傷して建屋の壊れているから、一部外に漏れだす可能性もある。

東電:現段階ではですね、プールの中に入ってございますので、まだプールが損傷したわけではございませんので、即外に出て行くということはございません。

記者:火災がこのまま消火できない状態が続いた場合は何らかの●●が出るのか、その辺はどういうことが考えられますか。

東電:まず火災を鎮火させることが最優先ですので、自衛隊それから米軍にお願いしている状況でございます。これは何としてでも消していきたいというふうに考えてございます。

記者:すみません。今後なんですけど、水の追加はできるんですか。

東電:それも合わせましてですね、消火と合わせて上部から水を追加するということを現在検討してございます。

記者:なんで今まで水の追加できなかったんでしたっけ。

東電:その追加方法に対しましてですね、色々検討しておりました。4、5につきましては、昨日の段階で84度いう温度になっておりますけれども、その他の号機につきましては、まだ十分低い温度で管理されております。その段階の中でですね、できるだけ適切な方法ということで検討して参ったんですが、その中で今回4号機にちょっと異常が発生してしまったという状況でございます。

記者:自衛隊、米軍に消火を依頼しているっていうことなんですけど、それはヘリコプターで海水をすくい上げて上からバシャっと、山火事のように、の方法ですか。

東電:それも含めまして今協議中というふうに先ほど伺っております。今現段階ではどのような状況になってるかはちょっとわかりませんが。

記者:協議中って鎮火中なんじゃないんですか、今。

東電:現在は鎮火中なのかもしれませんけれど、私どもがこちらに来る段階では協議、消す手段、どうやって消すのかということを相談するというふうに聞いています。

記者:米軍にできるのは沖合の空母か何かヘリコプターを使うっていうことですよね。

東電:上からになりますので、たぶんヘリコプターを使ってですね、米軍それから自衛隊でもヘリコプターを使った形で消火をされるのではないかと。

記者:それ山火事の消すのと同じ要領で、水を海水すくって上からバケツでかけるっていう方法。

東電:申し訳ございません。その方法になると思われますが、それでやるというふうにはまだ聞いてございません。

記者:ほかに選択肢あるんですか。今あった以外に選択肢とか。

東電:申し訳ございません。その検討をですね、私が今確認出来てございませんので、お答えができません。申し訳ございません。

記者:4号で1番燃料棒が多い理由っていうのはなんですか。

東電:4号が多い理由はですね、5,6号機はもう少し入ってるんですけど、4号はですね、そうですね、停止していることによってですね、炉内に入っていた燃料も一緒に移されておりますので、今このプールにあるものをまた燃料、また炉の中に戻しますのでまた減ってくる。そうしますと、大体1,2,3,4の大体同形式のプラントでは500から600くらいの間になるというそんな状況でございます。

記者:同じ条件なら1,2,3号機でも同じような事態を起こす可能性っていうのはないんですか。

東電:4号機につきましては、定期点検中で原子炉内をですね、修理する、シュラウドの取り換えをするということで、プールのゲートが閉まっておりましてですね、保有水量が他のプラントに比べて少なめになってございまして、その関係でですね、保有水が少ないので、温度の上がる速度が少し早かったという状況でございます。

記者:先ほど1号から3号まで順番に言って、体数を何体という。4,5まで全部教えて頂けますか。

東電:5号につきましては。

記者:1が292、2号が587。

東電:もう一度じゃあ。もう一度1号から繰り返します。1号が292、2号が587、3号が514、4号が783、5号が946、6号が876、以上でございます。

記者:それで先ほどのお話の中で4号だけ温度が高かったっていう。これは逆になぜ。

東電:定期点検中でですね、シュラウドのお取り換えを実施してございまして、その関係でプールのゲートを閉めてございました。そうしますと、プールのですね、保有水量が他のプラントに比べて少なくなりますので、それによって早く温度が上がったというふうに考えてございます。

記者:そうすると元々水が少ない。

東電:他のプラントに比べて少な目でございます。

記者:点検中はそういうのよくあることなんですか。

東電:大きなこの工事をする場合ですね、このような場合はゲートを閉めてやることになりますので、このようなことは通常ございます。ただ、定期点検中はですね、このプールの冷却系統がしっかり生きていることを確認して作業しておりますので、このような事態に陥いることはないと。

記者:じゃあ今回は確認しなかったということですか。

東電:今回は電源が喪失しまったことによって、冷却ができなくなってしまっております。ですので、今回のですね、地震による津波の影響が非常に大きかったというふうに考えております。

記者:これ冷却機能止まったっていうのは、すみません、地震の直後からも。

東電:地震の直後でですね、プラントの電源がなくなった段階で停止しております。

記者:現在はその水位については元々低かったというお話ありましたけれども、今現在の水位を確認させてほしいんですが。

東電:水位が低いというのは水量がちょっと少なかったということです。それが今どういう状況かということはちょっと今私のところには確認記録が届いてございません。

記者:すみません。ここの使用済み燃料は何階に置いてる構造でしたっけ。上でしたっけ。5階でしたっけ。

東電:5階に。

記者:ていうことは4階燃えてるのまずいんじゃないですか。

東電:4階のですね、位置、構造はですね。

記者:あれ完全に遮断されてるんですか、4階の。

東電:はい。完全に遮断されております。

記者:すみません。点検っていつから始まりました?ちなみに。

東電:4号機の点検は平成22年の11月29日の24時からでございます。

記者:もう一度いいですか。

東電:平成22年11月29日24時でございます。

記者:燃料移動したのはわかります?

東電:申し訳ございません。その後ですね、移動になりますので、ちょっと正確な日付はございませんが、12月上旬頃と思われます。

記者:これ確認ですけど、燃料に損傷がないことはもうご確認されているんですか。

東電:現在ですね、確認がとれていない状況でございます。

記者:じゃあ損傷があるかもしれないと。

東電:それは否定できません。

記者:鎮火の件はともかくとして、放射性物質の封じ込めはどうなってるんでしょうか。これが一番住民にとって大事なんですが。

東電:この封じ込めにつきましては、現段階ではちょっと確認ができておりません。先ほど圧力抑制室の爆発らしきものがあったときにですね、放射線量、敷地の放射線量が上下しておりますので、可能性としては2号と同じ状況ではないかと。可能性としてはあるというふうに考えております。

記者:確認できてないって、これが一番大事なんですよ。

東電:敷地。

記者:確認できて済まされる話じゃないんですね。

東電:そうです。確認をするというよりもとにかく冷やすということが重要でございますので、まずは水を入れてですね、冷やすということを努力をすると。確認につきましては、順次周辺を監視することによって。

記者:いや、封じ込め作業です。封じ込め作業。放射性物質の封じ込め作業の方は、進展はどうなってるんでしょうか。

東電:封じ込めとおっしゃられていますが、この4号に関してということ。

記者:4号に限らず諸々。他のもの。もちろんこれ4号もそうですけどね。

東電:封じ込めというよりはですね、現段階でですね、1号機2号機3号機とも圧力容器は健全であるというふうに考えておりますので、こちらの方については封じ込めができているというふうに考えてございます。それから4号のプールに関しましては、今温度が上がっているという状況ではございますが、まだ水が残っているというふうに考えておりますので、現段階ではまだ健全は保たれているのではないかと思います。

記者:健全保たれてるんですね。そう言っちゃっていいんですか。

東電:いるのではないかと考えております。ただし、否定はできないという状況でございます。周辺の監視区域のですね、線量も上下しておりますので、全くないかと言いますと、そこは確認がとれておりませんので、何が原因かというのはわかりません。

記者:それと、鎮火作業。米軍は応諾したんですか。非常に彼らは被曝懸念してますけどね。

応諾したんですか。

東電:先ほどの段階で、協議を始めたということですので、米軍または自衛隊が実施してくれるというふうに認識しております。

記者:楽観してるだけですね。だから要するに応諾はもらってないわけですね。

東電:私がこちらに来る段階ではまだ応諾ということは効いてございません。

記者:先ほど100ミリシーベルトは確認とれましたか。

東電:先ほどの100ミリシーベルトでございますか。

記者:先ほど官房長官が言ったらしい100ミリシーベルト。

東電:それちょっと確認いたします。申し訳ございません。

記者:あと2号機は今どんな状態になってます?例えば格納容器の損傷であるとか。

東電:2号機につきましてはですね、先ほどの情報からですね、新たな情報は入手できてございません。

記者:例えばどこが損傷してそうだとか、そういう話もとくに進展はないんですか。

東電:とくに進展ございません。

記者:とくに状況的に何か変化もありませんか。

東電:状況的にもですね、周辺のデータがまだ届いていないので、明確にはお答えできませんが、目に見えて変化はない状況です。

記者:1号機と3号機は、これは注水作業は再開して。

東電:注水作業は継続しておりますが、実際水が入ってるかどうかというところは確認はとれてございません。

記者:一応確認ですけど、2枚頂いたんですけど、第2報と元々のやつと、今また2枚目の発表されたっていう。

東電:すみません。ちょっと最後が聞こえなかったんですが、2枚一緒に。

記者:●●されたっていうことですか。

記者:お知らせ済みって2報の方に、屋根付近の。

東電:そうですね。すみません。第2報ですね、私どもがこちらに参るのが遅くなりましたので、第1報が出てからですね、第1報で届けた後に第2報が出されておりますので、同時にはございません。ですので、お知らせ済みという形に記載されております。

記者:ちなみに第1報は直前に出されたんですか。それともかなり早い時間なんですか。

東電:第1報はですね、15条、原子力災害特別措置法の第15条で報告いたしましたのは、本日の9時でございます。午前9時でございます。

記者:すみません。確認なんですけど、この使用済み燃料プールっていうのは格納容器の中に入ってるっていうことですか。

東電:燃料プールはですね、格納容器の中ではなくて原子炉建屋の中でございます。

記者:建屋の中ですね。

東電:はい。

記者:格納容器の外。

東電:格納容器のわきです。

記者:じゃあもう外に剥き出しになってるのはどんな状態なんですか。

東電:建屋の中です、はい。建屋の中にプールがございまして、その中の水深大体8メートル、7,8メートルくらいのところに沈められているという。

記者:でも今回建屋が損傷しているわけですよね。

東電:建屋の一部が損傷しているというふうに。

記者:一部が損傷してるんです、まあ穴が開いてるかもしれないんですよね。

東電:そうですね。

記者:てことは、そのままさらされているんですよね。

記者:先ほど●●って建屋のことですよね。

東電:はい?

記者:損傷している●●っていうのは建屋のことですか。

東電:4号機の建屋、5階屋根付近に損傷を確認いたしております。先ほどの第1報の文書の通りでございます。

記者:先ほど燃料部分についても損傷確認できない。

東電:燃料プールではなくて、要は燃料がもし剥き出しになってしまったときに燃料が破損するかということに関しましては、炉の中にあって熱かった燃料ではないので、それよりは可能性としては低いんですが、可能性としては否定できないということでございます。

記者:燃料剥き出しについては確認。

東電:それはまだ確認がとれておりません。

記者:5階屋根付近の損傷って具体的にどういう損傷なんですか。

記者:すみません。出火原因なんですけど、1,2,3号機不安定なんですけど何らかの関連っていうのはありますか。

東電:すみません。

記者:出火原因。1,2,3号機が今色んな状況起きてますよね。今回の出火ってあんまり関係ないと。

東電:今回の出火原因とは違うというふうに考えております。

記者:それ燃料プールの温度が上がっただけで爆発することってあるんですか。

東電:そこはちょっとですね、私ども今ちょっとわかりません。お答えがちょっとございません。燃料が破損して何らかの事情があると可能性としてはあるかもしれないです。

記者:構造上から言ったら4階の火事と5階の屋根の損傷っていうのはおそらく因果関係がないですよね。構造から言ったら、確率的に言って。

東電:構造上はそうですね、可能性としてはわかりません。

記者:非常に低いですよね。この2つが連携するということは。

東電:現在も4階で何が燃えているかというところもちょっとわかってございませんので、関連についてもちょっと不明でございます。

記者:5階の屋根の損傷で一番何が考えられるのかって、今想定してるのは、例えば昨日の3号の爆破による損傷なのか。何を今自分たちは想定してらっしゃるんですか。

東電:そこについてもですね、今ちょっと調査中でございます。原因につきましては、確認次第お知らせしたいと思います。

記者:もう出たかもしれないですけど、4階って何があるんでしたっけ。

東電:4階はですね、先ほどの再循環ポンプのですね、制御用の装置、MGセットというものがございます。

記者:これ再循環って何を再循環。

東電:原子炉の再循環ポンプを駆動するための制御装置でございます。

記者:1,2,3,4号で同時並行で制御できないとか言ってますけど、どれが一番危険な状態って考えて優先順位をつけて対応してるんですか。

東電:原子炉内の燃料の冷却、これを最優先に考えてございまして、その中で、その中でも厳しいもの、制御、温度が高いですとか、圧力が高いですとか、そういう厳しいものを優先にですね、冷却を試みております。

記者:現段階ではそれがどこなんですか。

東電:現段階では2号機でございます。

記者:確認ですが、火災は鎮火したんでしたっけ。それとも鎮火に向かっていると言えるんですか。

東電:火災の消火活動が開始されたかどうか今確認がとれておりませんので、現段階ではわかりません。

記者:そもそももう一回確認なんですけど、東京電力としては6時頃に爆発が起こってますよね。これは一応2号機でも起こり、4号機でも起こりっていう認識ということでよろしいでしょうか。

東電:現段階ではですね、2回あったということを考えておりまして、両方について調査を実施しております。

記者:そういうふうな見方でよろしいわけですね。

東電:はい、そうです。

記者:要するにこの4号機1回ということではなくて。

東電:はい、そうです。4号機一度ではなくて、4号機なのか2号機なのか、それとも両方なのかということが確認とれてございますので、その両方ということを想定して現在対応してございます。

記者:もう1回、ごめんなさいね、くどいけど、2号機でその爆発を示すそのものっていうのは何か確認。

東電:2号機の圧力抑制室付近で爆発音らしきものがあったということの報告ですので。

記者:その後のデータとか。

東電:その後のデータを見たときに大体同時で4号も発生しておりましたので、どちらのものかということは、その状況で判断ができていないということです。

記者:ただその後少し時間があるので、2号機の爆発音がしたという情報はあって、その後例えば圧力であるとか、温度であるとか、そういうものを見たときにやっぱり2号機でもあったんだなっていうのをうかがわせるものっていうのは。

東電:申し訳ございません。そこのデータがですね、現在手元に届いておりませんで、現在私としては確認がとれていないという状況でございます。

記者:理解が悪くて申し訳ないんですけど、2回ずつ爆発があったのか、それとも2と4で計2回の爆発があったと認識していいんですか。

東電:爆発につきましては、2で1度4で1度あった可能性があるということで、2度の爆発があったというふうな認識で、2号それと4号について対応させて頂いております。

記者:関連性があるかないかというのは。

東電:それについては現在調査中でございます。

記者:どういうふうに考えられているんですか。

東電:ちょっと距離が離れておりますのでですね、関連性は何かあるかというのは思い当たらないという状況でございます。

記者:2と4どれくらい離れてるんでしたっけ。

東電:間に3号がございますから、何メートルかっていうのは今はわかりませんけれども、少なくとも間に3号があるということですので、ちょっとその関連性はあんまり低いんじゃないかというふうに考えております。

記者:間に3号があるということですけれども、3号の状況の蒸気の話ありましたけれども、じゃあこれもさっき出ましたけれども、実は3じゃなくて4じゃないかっていう●●。

東電:それは確認中でございますが、可能性として4であった可能性はございます。

記者:後でいいんで、2と3と4というのがどれくらい離れてるかって。

東電:距離についてはちょっと確認させて頂きたいと思います。

記者:先ほど4号の火災と、それとその使用済み燃料プールには直接的な関係というか、火災があっても守られるみたいなお話だったんですけど、温度でいうと火災が起これば熱くなりますよね。どんどんどんどん、水がなくなる方向にいきますよね。

東電:ちょっとですね、位置関係等を確認できてございませんので、実際どのようになるかはちょっと検討結果が現在ございません。

記者:出たかもしれないですけど、燃料プールの詳しい場所って教えてもらえますか。

東電:すみません。確認させて頂きたいと思います。場所的にはですね、5階のフロアに設置されておりまして、原子炉のわきになります。場所については確認をさせて頂きたいと思います。

記者:例えば北西部にあるとかそういうこともわかんないんですか。

東電:それを確認させて頂きたいと思います。

記者:プールというのは、建屋の上の方にありますよね。原子炉から引っ張りだして●●から。そうすると1号と3号は上が吹っ飛んでますよね。あれを運ぶためのクレーンは破損していると考えていいんですか。1と3は。要は今剥き出しの野ざらしの露天にあるという理解でいいんですか。

東電:1号と3号につきましては、上部がなくなっておりますので、開放の状態でございます。4号につきましては、一部が破損しているということですので、まだ形はしっかりと保っております。

記者:移動する駆動装置はあるということ。

東電:移動装置はですね、写真で確認する限りはどこにあるかっていうのはちょっと明確に確認ができていない状態でございます。

記者:破損している可能性が高いんです?

東電:そうですね、故障してといいます、その状態で止まっているという状態が考えられます。確認はとれてございません。

記者:30キロ退避になりましたけど、残ってる50人に何か変化はありますか。

東電:すみません。その情報はまだ掴んでおりませんが、ちょっと時間はわかりませんが、電話でちょっと連絡がございまして、総理大臣の指示でですね、福島第一から20キロから30キロ以内に変更になりまして、屋内の退避指示が出されてございます。現段階で残されている方々は屋内に退避をされているという状況と考えております。

記者:すみません。出たかもしれませんが、この4号のプールの大きさ、あとは材質と一応関連のため教えてください。

東電:プールの大きさについてはちょっと確認をさせてください。ものをですね、コンクリートのプールにですね、ステンレスの内張りをしたプールになっております。

記者:屋内退避時は30キロ圏内の人は屋内退避ですよね。

東電:30キロ以内の方は屋内退避の指示でございます。

記者:何時に出てますか。

東電:すみません。時間につきましては確認とれておりませんが、電話がありましたのが11時過ぎておりましたので、大体そのくらいではないかというふうに思います。

記者:屋内退避の範囲というのは、何かに基準によって決めているんですか。それとも手探りでやってるんですか。

東電:こちら総理大臣から指示を頂いてございますので、そちらの方面につきましては確認させて頂きたいと思います。

記者:その参考情報与えるのは御社。

東電:そこにつきましてもちょっと今情報を持っておりませんので確認させて頂きたいと思います。先ほどの2号機から4号機の距離でございますが、原子炉から原子炉の距離ですね、250メートルの距離がございます。

記者:その真ん中に3号機があるようなイメージ。

東電:そうです。その間に3号機が建っているという。均等に建っているというふうに考えて頂いてよろしいかと思います。あと、燃料プールですが、原子炉に対して南側、建屋の真ん中にですね、原子炉がございますので、それに対して南側に燃料プールがございます。

記者:もう1回言ってもらえますか。

東電:3号機、3号機じゃない、4号機でございますが、位置。4号機のですね、燃料プールでございますが、原子炉建屋の中心にですね、原子炉がございまして、その南側に燃料プールがございます。

記者:すみません。そもそもで申し訳ないんですけども、爆発のあった1号と3号機はプールはちゃんと残ってるんですか。

東電:明確には確認とれておりませんけれども、建屋のですね、屋根が、屋根というか壁がなくなってしまったところはちょうど床の高さになっております。ですので、床より下がプールでございますので、プールはしっかり残っていると。

記者:3号でも大丈夫なんですか。

東電:3号も同じでございます。

記者:3号かなり下の方でも壁落っこってましたけど。

東電:あの壁がですね、壁の高さ、周りの高さがですね、ちょうど5階の床の高さになると思われますので。

記者:あそこがちょうど床の5階になるわけ、5階の床になるわけね。

記者:すみません。4号について、枝野官房長官が使用済み燃料がプール内で発熱して水素ガスが発生したことによる水素爆発だと推察されるというふうに言及していますが、それでいいんでしょうか。

東電:申し訳ございません。その情報今私どもの方に届いてございませんので。

記者:みなさんの知見の中からそういった可能性というのは十分推察できるかどうかというのをお伺いしてるんです。

東電:可能性として燃料が破損した場合にはですね、そういう事象も起こり得るというふうに考えております。

記者:水素が発生するんだから、燃料棒が露出しなきゃいけないんじゃないんですか。

記者:というふうに考えられるんですよね。

東電:すみません。

記者:水素が発生するんだったら、燃料棒が露出してなきゃいけないんですよね。要するに水面にある中で水素が発生しますか。水素爆発。

東電:水面の中にある場合はないというふうに考えておりますので、水素爆発の可能性がもしあるとすれば燃料が剥き出しになっていてですね、そこで一部破損が発生している可能性はございます。

記者:ただ、すみません。官房長官がそういう発言をされているということは、御社の方からそういった情報が何らかの形で、それを発言に情報が上がってると思うんです。それをこの場でもうだいぶそれから時間が経っているのに、情報が確認できておりませんっていうのはちょっと問題があるんじゃないかなって。最新の情報を我々にもお伝え頂きたいと思うんですけれども。

東電:申し訳ございません。私どもこちらに参るときには情報入っておりませんでしたので、ちょっと確認をさせて頂ければと思います。

記者:だからさっきから言ってるじゃないですか。情報を持ってる人がここに来て説明してくださいって。

東電:大変申し訳ございません。情報を持ってる者はですね、鋭意これを収束させるためにですね、陣頭指揮とってございますので、なんとか。

記者:全員ですか。

東電:全員で総力を結集しましてですね、1号機2号機3号機4号機ございますので、それぞれについて検討を進めているところでございます。

記者:これ4号機のさっきの燃料の剥き出しかどうかって質問出ましたけれども、これ会見のかなり最初の方に出た質問で、それからもだいぶ、30分以上は経っているので、そこだけでも。

東電:現状ですね、直接確認に行けていないと思いますので、どうなっているかっていうのが確認できていないのでは。

記者:それ会見始まった。

記者:官房長官が水素爆発かもしれないって言ってるっていうことは、それは剥き出しになってるってことなんじゃないですか。

東電:それを今確認しておりますが、ちょっとまだ回答が来てございません。

記者:先ほど燃料プールの位置が原子炉から南側っていう話があったんですけれども、今回出火場所として4階北西部付近って書いてあるんですけど、そこの位置関係としては近いのかどうなのか、その辺わかれば。

東電:配置的にはですね、距離が一番離れた距離にあるというふうに考えられますので、直接上下とかそういう配置関係ではございません。

記者:どのくらい離れてますか。

東電:プールからですね、大体4,50メートルくらい離れているのではないかと思われます。

記者:プールから、今回●●の電源装置ですかね、その再循環ポンプ。それが大体4,50メートルっていうことで。

東電:そうですね。4,50メートルくらいの距離離れたところの下の階という形になると思いなす。

記者:すみません。燃料棒は。

東電:再循環ポンプの電源は4号機のフロアの真ん中にありますから、今これ燃えてるだろう場所が40メートルくらい離れているかなというふうに想定されると、はい。

記者:先ほどの話の続きですけど、枝野長官は要するに水素が出る状態であるから、当然放射性物質も放出されている状態と考えられるとまでおっしゃってるんですね。そこまで事態がいってるんで、この今のお話だとあまりに落差、情報落差があり過ぎて、話にならないと正直と思うんです。ちゃんとアップデートして頂けないですかね。

東電:申し訳ございません。そのように努めていきたいと思います。

記者:すみません。確認なんですけど、燃料はプールの水面から出てる可能性は否定できない。

東電:はい、その通りです。

記者:否定できないですね。

東電:はい。

記者:昨日の朝の段階で、燃料プールの温度が85度という、摂氏85度ということはもう今日の段階では100度になって、もう煮立って蒸発しちゃってる可能性が相当程度高いという理解でいいわけですね。

東電:温度が上がっている可能性は高いと思われます。

記者:プールの水面から少しでも出ていれば、放射性物質が出る可能性も否定できないわけですか。

東電:放射性物質が出るというよりはですね、線量が、周辺の線量が上昇するということは考えられると思います。

記者:残ってる50人の方が屋内退避されているということなんですけれども、ていうことは調査作業とか復旧作業とか、そういうものの作業には全く今かかっていない状況ということでしょうか。

東電:ちょっと確認はとれてございませんけれども、屋内に退避いたしまして、例えばポンプの燃料の補充ですとか、パラメーターの監視等につきましては、必要に応じてですね、そちらに向かっているというふうに考えてございます。その際には、しっかりとですね、被曝線量の管理をいたしまして、その危険がないということを確認してから行くということが、されているというふうに考えております。

記者:被曝管理をしたうえで、今作業にはあたってらっしゃるということなんですか。

東電:そうですね、必要最低限の作業は実施しているというふうに認識しております。

記者:すみません。また枝野さんの話で恐縮なんですけれども、放射線濃度の話が10時22分現在で2号機と3号機の間で30ミリ、4号機付近で100ミリとモニタリングされているんだっていうので、もう1時間半前なんですよね。この数字は今まで全然違うスケールの、明らかに人体に影響のある数字だと思うんです。そういうものがこちらでね、長官が言って、それだけ経ってもまだわかりませんで、オープンにして頂けないって非常に遺憾だと思うんで、先ほどから申し上げてるんですけれども、放射線の観測値大事なんで、最新の数値をここで公開してください、ちゃんと。どうしても隠してる、隠されているようにしか感じられないんですよね。

東電:申し訳ございません。隠してることはございませんけれども、情報が古くて大変申し訳ございません。それができるだけ新しい情報がですね、みなさんにお伝えできるようにこれからしっかりと努めていきたいと。

記者:今申し上げたのも別のところで●●があるものですから、東電さんの方で事実かどうかを早急に確認して我々に教えてください。お願いします。

記者:すみません。今情報が新しくないもんで、古いもんでとおっしゃいましたが、現場に一番近いところにいるのは東電さんですよ。なのに官房長官よりも遅いってのは、これどう考えてもおかしいですよ。中学生が考えてもおかしいですよ。

東電:私どもがですね、対策室の方から情報頂いてこちらに来てこのようにみなさんとお話させて頂いている間の新しい情報というのがですね、非常に限られてございます。その情報が今、タイムリーにですね、こちらに届いていないということで。

記者:限られているっていうことは、色々調整してるってことですね。ここまでは発表しようとか。

東電:そのようなことではなくてですね、こちらまで届いてない、取りに行けてないというような。

記者:パソコン持ってきて、あなたがパソコン持ってきて目の前に置いときゃ、メールあれじゃないですか。オンタイムで入るじゃないですか。

東電:色々そういう方法も今後検討させて頂ければと思います。

記者:とりあえず現状オープンになってるその数字に関して確認してもらえないですかね。東電さんの方で。

東電:火災に関しての情報が今届きましてですね、火が消えていることは確認されたということで、消防によるですね、鎮火の確認はまだ終了していないということだそうです。火は消えている情報が来ております。

記者:4号機の。

東電:4号機です。

記者:東電さんの現地社員の方からの報告ですか。消したっていうのは、消防が確認してないんですよね。

東電:そうです。現地から確認が来て、消防による確認はまだですが、鎮火した、消えていると、火が消えていると。

記者:消えているとみられるということですよね。それは何時くらいですか。

記者:自衛隊とか米軍によって消されたっていうことなんですか。

東電:その情報はまだ届いてございません。

記者:何時現在。

東電:すみません。時間については情報が来ておりませんので、再度確認させて頂きたいと思います。

記者:すみません。線量が高い話ですけどね、もう一部の保安院の関係者からも霊薬は不可能だとっていう話も出てまして、実際にフランスでですね、スリーマイル以上の事故になっているという見解も出てるんですが、これほどの大きな線量が出てるって、まだ冷却を続けられるのかっていうことについてどう思いますか。今100ミリシーベルトという高い線量が観測された中でですね。まだ冷却可能で、挽回が可能だと思ってるんですか。

東電:申し訳ございません。現場のですね、状況が今はっきりとわかりませんので、どういう状況かというのはちょっと確認できかねます。申し訳ございません。

記者:燃料プールの燃料の状態なんですけれども、水がなくなった場合は中性子を吸収するものがなくなるわけでしょうか。

東電:燃料といたしましては、核分裂する場合はですね、熱中性子という速度の遅い中性子になりますので、水があった方が反応があがるという状況でございます。ですので、なくなってしまうと、逆に反応しにくいような状況になるということでございます。ただ冷却ができなくなるので、温度が上がって破損する恐れが。そういう順番でございます。

記者:核反応が起こるっていうことは心配しなくていいわけですよね。

東電:逆に低下するというふうに、低下する方向に動きます。

記者:すみません。確認なんですけど、水素爆発の可能性は否定するんですか。

東電:燃料破損等が生じていてですね、水素が発生していた場合はその事象も否定できないという状況でございます。屋根がですね、今一部破損ということなので、どのような爆発があったのかはちょっと不明ですが、1つの原因としては考えられると思います。

記者:爆発に関してはね、長官も推察と言ってるんだけれども、線量に関しては数値を言ってるわけですよね。それを確認できないっていうのは官房長官が国民に言ったことが事実かどうか東電としてはわからないとおっしゃってるってことなんですよ。つまり官房長官の発言を事実かどうかわかりませんと東電さんはお考えだということで受け止めてよかったんですか。

東電:申し訳ございません。こちらで私どもが、私にですね、入ってきてる情報では状況の方は確認できていないということでございます。

記者:だったらわかる方に確認して頂いて、この場で発言頂く必要があると思うんですけども。

東電:そちらについてはちょっと確認させて頂きたいと思います。

記者:いやいや。400ミリって言ったら今までの遊びみたいなね、数値とは全く違うオーダーじゃないですか。何倍だか計算できますよね。今まで1ミリとか言ってたやつの何倍ですか。400っつったら。

東電:1ミリの400、その400倍でございます。

記者:それじゃあ体に全く影響ありませんか。

東電:直接それをですね、受けてしまえば影響は。

記者:人体に影響がないとか、今まで大した影響はないと言ってたと思いますけども、400ミリを浴びたいですか、自分で。

東電:それは今現段階、その情報を私のところには来ておりませんが。

記者:だからそれくらいの数字だと思いませんかって聞いてるんです。

東電:非常に高い数字だとは考えております。

記者:だったらちゃんと回答しましょうよ。

東電:確認をさせて頂きたいと思います。

記者:もう1つ、これ400って炉のそばだって官房長官言ってるようなんですね。つまり、境界、これまで境界とかじゃなくて、炉のそばで検出したら100とか200とか400だと。これ私何度も質問してますけど、炉のそばで当然これくらいになっててもおかしくない、境界で。400も毎時出てたら、これ作業できませんよね。先ほどの会見で100ミリは守るように作業したいとおっしゃってるんですけれども、毎時400だとほぼ作業不可能。

東電:そうですね。単純に計算しますと、15分程度になるかと思います。

記者:ていうことですよね。わかりました。もう1つ、さっきこれも繰り返し出てますけども、どういう放射性物質が出てるのか。内部被曝の可能性はどうなっているのか。これも合わせてぜひよろしくお願いします。

東電:そちらについては確認させて頂きたいと思います。

東電:ではよろしゅうございますでしょうか。

記者:確認してくださいよ、本当に。お願いしますよ。

東電:早急に確認してお知らせしたいと思います。

記者:これ400ミリとか確認については、またすぐやって頂けませんか。

東電:はい。確認してまたご連絡いたします。

東電:すみません。1点補足なんですが、消火活動行っているのは自衛隊と米軍って申し上げましたけど、自衛隊の方はまだその予定であるということで、具体的には入ってきてません。

記者:だれが消したの。

東電:そうですね。

記者:米軍が消火活動中?

記者:火消えたんですか。

東電:そうですね。当初米軍と自衛隊でやって頂くということだったんですけれども、自衛隊は入ってこなかったと。

記者:誰が消したんですかと。

記者:じゃあ米軍がやったってことですか。

記者:前で喋ってもらってもいいですか。

東電:すみません。ちょっと狭いもんですから。米軍は入ってるっていうのは確認とれてます。

記者:それヘリコプターですか。

東電:ちょっとそれはどういった方法でどういったことがなされたのかが今ちょっとわからないので、確認中です。

記者:鎮火っていう情報そのものが正しいっていう理解で。

東電:それも消えてるように我々は少し考えてるんで、それは消防に確認をしてもらうというふうな段階になっています。

記者:入ってるの米軍だけで、日本の●●。

記者:すみません。消火を確認したとおっしゃった、消火したとみられるっていうのは現地の監視画像を通じて東電さんが。

東電:それも確認させてください。消火をしたというのではなくて、鎮火しているようだと。要は現場はそんなに可燃物いっぱいないので、そこにある燃えるものが終われば火は消えるはずなので、そういう現象かもしれません。ちょっとわかりません。消火活動をしたという表現ではないので、今入ってる情報は。

東電:じゃあよろしゅうございますでしょうか。どうもありがとうございました。