東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月15日15時44分から41分間)

東電:それでは福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋の損傷の関連について第3報●●でご説明させて頂きます。すでに前回ご説明申し上げた通りでございます。本日午前6時頃、発電所内で大きな音が発生いたしまして、その後4号機原子炉建屋の5階屋根付近に損傷が●●でございました。4号機の現場の状況を確認いたしましたところ、9時38分頃、原子炉建屋4階北西部付近に出火を確認いたしました。直ちに消防署、地元自治体へ通報するとともに原子力安全保安院を通じまして関係各所へ連絡し、鎮火活動に努めております。その後午前11時頃、当社社員が現場確認をしたところ自然に火が消えていると確認をいたしました。今後も注意深く監視して参ります。福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ、本日午後1時現在の内容でございます。下線部が●●で、その内容をご説明申し上げます。2号機でございますが、すでにご報告しておりますけれども、本日6時頃、圧力抑制室付近で異音が発生するとともに同室の圧力が低下をいたしました。引き続き原子炉に海水の注入を全力でしておりますが、この作業に直接かかわりのない協力企業作業員及び当社社員を一時的に安全な場所へ移動開始をいたしました。3号機でございます。原子炉への海水注入を一時的に中断しておりましたが、3月15日午前2時30分に海水の注入を再開いたしております。4号機でございます。原子炉建屋5階屋根付近に損傷を確認いたしました。その後の現場確認で原子炉建屋4階北西部付近において出火を確認したことから消防署など関係各所へ連絡をいたしました。尚、出火については11時頃、自然に火が消えていることを当社社員が確認をいたしました。今後注意深く監視をいたします。次のページになるんですが、その他下の部分でございますが、モニタリングカーによる構内の●●によります測定値、原災法15条1項の規定に基づく特定事象が発生したと判断している、でございます。3月15日午前6時51分判断、午前8時11分判断と。引き続き15条第1項の規定に基づく特定事象が発生した場合、同様にお知らせをして参ります。次に●●でございますけれども、A4の1枚ものでございます。水位、炉圧、ドライウェル圧力の3種類のデータを至近の数値まで行進をいたしましたので、ご覧を頂きたいというふうに思います。さらにホチキス止めのデータでございますが、モニタリングカーによります●●制御をいたしております。私の方からは以上でございます。

記者:先ほどお尋ねしたんですけれども、会見のときに。枝野長官が3号機付近で400ミリシーベルトを確認した、他にもいくつか例を挙げておりましたが、これこちらのやつと全く●●な時間帯で一致するものはないんですけれども、長官のご説明なさった作業自体に影響があると考えられるレベルの線量っていうのは、こちらの本社でわかってるもの●●。

東電:確認いたしましたところ、本日の午前10時でございます。10時にですね、現場、2号機3号機4号機周辺のですね、現場の線量を測定したところ、3号機の原子炉、山側ですね、山側を測定したところ400ミリシーベルトパーアワーという数字が検出されてございました。ですので、この400というのは事実でございます。それで直接時間は合わないんですが、こちらのシート、みなさんのところに行ってますこのシートをご覧頂きたいと思います。この中でちょっと10時というところはないんですけれども、ちょっとお待ちください。15日のですね、10時、一番最後でなくて、福島第一の最後のページですので、後ろから3枚目のところで、上3分の1くらいの記載があるページでございますが、こちらのですね、9時35分、10時15分というデータ、正門のデータがございます。ここでですね、大きな値、かなり大きな値出ておりまして、実際敷地境界線の辺りですと、大体8000前後の数字がこの時間帯は検出されているのではないかなというふうに考えております。ですので、現場のですね、高いところがこのくらいで周辺の部分が大体8ミリシーベルトパーアワーくらいですようか。そのようなデータがとれているというのは事実でございます。

記者:ほぼだから長官の発言が裏付けられているということですよね。

東電:そうですね。400という数字は間違いなくございますので、あとここからの距離とかですね、状況は色々ございますので、こちらの門の正門のところですね、この数字が、これが妥当なのかどうかっていうのはちょっと直接の因果関係は明確にはできませんけれども、高い数字があるっていうことは事実でございます。

記者:枝野長官は健康被害の可能性みたいなものもおっしゃっていましたけれども、炉のすごい近くでもあるということだそうです。これに関しての見解を教えてください。

東電:まずですね、400ミリシーベルトパーアワーということは、1時間いますと400という数字になってしまいますので、まずこの周辺で作業やるということであれば、ここに近づかないということが大前提でございます。その周りも色々とっておりますが、かなりばらつきがございまして、どうやら原因は3号の水素爆発をした際にですね、周辺に建屋の残骸が飛び散ってございます。そこがかなり高い線量が出ているようでございます。ですので、作業が必要な部分につきましては、それをですね、除去してですね、まずきれいにした状態でできるだけ被曝をしない条件を作りまして、かつ管理をしながら作業をするということで、放射線によるですので、健康、放射線による健康への影響を最小限に抑える、管理していくということで対応してございます。

記者:もう一つ聞かせてください。4号に関してこの説明にはないんですけれども、プールの水位がどうなっているのかと。プールの水が空っぽになっているのか。あるいはそこに注水作業ができているのか教えてください。

東電:現段階ではですね、注水作業はまだ完了してございません。

記者:プールは空っぽですか。

東電:中もですね、確認がとれてございません。ですので、先ほどとですね、ちょっと状況は、まだ進展がないという状況でございます。

記者:これに関してもプールの水がなくなったことによって水素が発生した水素爆発の可能性っていうのを官房長官示唆しておりましたけれども、これについてのご見解は。

東電:これにつきましてもですね、ちょっと先ほどから進展ございませんで、申し訳ございませんが、今可能性としては否定ができない状況でございますけれども、現状中がですね、確認できてございませんので、可能性は否定できないというくらいしかお答えできない状況でございます。

記者:400ミリシーベルトという値は非常に大きな値です。どんなものから、今までのものと違うものから出ているんじゃないかと思うんですが、東京電力では何から出ていると思いますか。

東電:現段階では測定した分析の結果とかですね、そういう記録がございませんので、どんなものなのかというところはちょっと確認がとれてございません。大体原子炉周辺はかなり線量が高いものですので、その辺りにあったですね、放射性物質等の付着によるもの、または今回の事象によってですね、微量に漏れた、漏洩したと言ったらいいんですね、そういうものが付着していたのではないかなというふうに考えてございます。

記者:すみません。4号機のプールは注水作業はしてるんですか。してないんですか。

東電:現段階ではしていないです。しているという情報はまだ届いてございません。

記者:午前4時の段階で水温が84度というお話があったんですが、それから後の水温のデータを教えてください。

東電:その後のデータはですね、記録がございません。

記者:1号機から3号機までの注水は再開してるって、これ1時のデータですよね。午後1時の発表ですよね。今4時くらいなんだけれども、注水作業が中断してできなくなっていたりとかそういう状況はないですか。

東電:現在ですね、注水が止まっているという情報は来ておりません。データが更新されていない理由はですね、対策本部から直接人を中操に送り込んで測定をしてございます。それですので、確実に必要なところだけデータをとるというような形にしておりまして、できるだけ被曝を避けて必要なときに取りに行くというようなことで進めてございます。その関係で直近のデータが13時ということです。その後のデータは現在ございません。

記者:じゃあ安全を確保するための作業は続けられていると。

東電:はい、その通りです。

記者:核種は何か確認できましたか。

東電:核種につきましては、現在分析ができない状況でございます。というのがですね、非常に福島第一の線量が上がってございまして、分析をするバックグランドが少し高すぎるということで、分析がちょっとできない状況でございます。

記者:分析するんであればどこで。

東電:もし分析するのであれば、それを持ちだしてですね、例えば福島第二に持ち込むとかですね、そういう施設のあるところへ持ち出しをして測定をして戻すというような、そのような作業が必要になって参ります。現在はまた1号機それから3号機、4号機もそうですけれども、飛び散ったものが非常に多いので、それが何かという●●することもですね、非常に大変な状況でして、現段階ではガンマ線とですね、中性子について測定をしているというのが実情でございます。

記者:先ほどのお話ですと、3号機の爆発で飛び散った建物の残骸の可能性があるんじゃないかというお話。爆発はもうしてますけど、3号機のって思われる、なぜそう推察されるか。その理由をちょっと教えてください。

東電:私3号機と申し上げましたのは、やはり3号機に一番近いということで3号機と申し上げましたが、おっしゃる通りどこから飛んできたかというのは、現在特定できてございません。

記者:ちなみにその400という数字が測定されたときに、その前に測定したデータっていうのはあるんですか。その●●で。

東電:申し訳ございません。今ですね、私が把握しているところで、このデータが手元に届いているところですので、それがあるかどうかについてはちょっと確認はしたいと思いますが、今は。

記者:前の日からそういう状態なら。

東電:そうですね、その辺はちょっと確認をしたいと思います。今ちょっと手元にございません。

記者:3号機の残骸と言うんですが、例えばさっきも話になりましたが、4号機のところの使用済み燃料プールに運ぶ巨大なクレーンとかありますよね。そういうのはもう完全にあれですか。吹っ飛んじゃいましたか。

東電:それはですね、明確には見えないんですが、どうやら原子炉建屋のですね、床の上にそのまま乗っかってる状態のようでございます。飛び散ってですね、周りに飛散しているという状況ではございません。

記者:使用済み燃料のプールの水が飛び散ったっていうことはないですか。

東電:それはですね、確認、直接確認することはできておりませんが、衝撃等によってですね、多少の飛散はあったのではないかと思われます。

記者:その飛散をした水によるものと、例えば建物の破片によるものとだったら、その400ミリっていう数字が現実的に出そうなのはどちらですか。

東電:燃料プールの水はですね、通常の状態であれば非常にきれいなものでございます。それがですね、今回400という数字が出たものが例えば定期点検のときにですね、圧力容器の蓋等を開放します。その際に使う資機材等もございますし、そのときのですね、なんて言うんでしょう、汚染物質が付着していた部分、除染できなかった部分等もございますので、そういうものも考えられます。また今回のように燃料に何かしらのですね、影響があってそういうものが付着した可能性もあると。ただ燃料そのものであれば、もっと高い数字が出ますので、それに比較すればまだまだ小さな数字じゃないかなと。

記者:炉の中の燃料ではなくて、使用済みプールの中に入っている燃料だったらば、それくらいの400ミリシーベルト程度っていうのは。

東電:燃料はですね、炉内でも炉外でも基本的に変わらないというふうに考えてございます。かなり高線量、もっとはるか高い数字でございます。

記者:おおよそどれくらい。おおよそでいいですよ。

東電:すみません。やはり飛散した飛び散った分量によりますので、どれくらいというのちょっと、直接的に回答できなくて申し訳ございません。ただし、ちょっと先ほど燃料はもっと高いという話がありましたけれども、今の要は飛散の状況によりましては燃料の一部が飛散した場合にこれくらいの、例えば400ミリシーベルトという線量が測定されること、これはあり得ることだと考えています。

記者:これ燃料飛散するとしたらどこの燃料ですか。

東電:まず3号機、1号機につきましては、これは水素爆発が発生したというふうに推定しております。その前提となるのは、これは燃料被覆管が非常に高温でもろくなった状態で、燃料の健全性が失われた状態です。すなわち3号機、1号機につきましては、燃料破損、つまり燃料の破片が外に出る可能性があるということになります。続きまして、4号機ですけれども、4号機で水素爆発があったかなかったかという話があったと思います。先ほど3号1号で申しましたけれども、水素爆発を発生させるためには被覆管が非常に空焚き状態で高温になる必要があります。つまり、4号機で起きるためにはまずプールの水がすべて何らかの原因で失われて、しかも4号機のプールの中の燃料は非常に長期間冷却されてましたから、発熱量も少ない。つまり、プールの中の水が全くなくなって、その状態が相当期間継続することが前提になりますけれども、そういう場合に4号機の使用済み燃料プール、冷却した燃料ではありますけれども、それが破損する可能性が100%否定できるものではないと考えています。その一番の背景は4号機の使用済み燃料プールの状況がまだ直接確認できていないということでございます。

記者:冷却系のポンプがいかれていると思うんですが、1号機から3号機の炉のお話が中心になるんですが、1号機から3号機のその使用済み燃料のプールの冷却系のポンプっていうのもいかれてるんでしょうか。

東電:はい。現在機能しておりますのは、福島第一●●の中では5号機、6号機の冷却系統は生きておりますけれども、1号機から4号機についてはこれ機能しておりません。

記者:それ以外、その冷却系が機能しないことによって、例えばその水位が著しく低下する可能性っていうのは否定できないんじゃないでしょうか。

東電:低下する可能性ですけれども、具体的にはこれ水温が燃料の崩壊熱によって水温が上昇する。その結果沸騰現象が激しく起こればそれに応じた使用済み燃料プール水の減少というのは考えれるというふうに考えています。

記者:4号機の火災なんですが、何がどう燃えたのか。

東電:4号機の火災でございますが、現在ですね、線量が高い状況でございまして、現場を確認することができてございません。ですので、何が燃えたかという確認が至ってございません。

記者:どれくらい燃えたかとかいうのは。

東電:それも確認がとれてございません。

記者:あと、その屋根の損傷の、建屋の、ごめんなさい、5階屋根付近の損傷の度合いもよくわかりませんか。

東電:5階屋根の損傷状況でございますが、すみません。お待たせいたしました。現状把握している状況でございますが、火が出ていた部分がですね、4階の北西部のコーナーということです。同じくですね、北西部のコーナーの壁面とですね、屋根が崩れた状態になっているという状況でございます。

記者:崩れている。

東電:はい。ちょっとどのくらいの大きさでですね、崩れているかというところはちょっと確認できませんが、壁とですね、屋根、北西コーナー部分が崩れているというところでございます。

記者:すみません。4号はそもそもポンプの駆動する配電装備があるところなんですよね。

東電:はい、そうです。

記者:そこが火災起こして線量が高いっていうのは、じゃあその線量ってどこから来てるんですか。

東電:4階につきましては、その再循環ポンプのですね、制御用のコントローラーがあるところでして、その上に5階のフロアがございます。5階のフロアのその上が屋根になりますので、ちょっと途中に1階層おいた上ですね。そこの、ですのでちょっと飛んだような形になってございます。

記者:だから線量の源は。どこから来てる線量が高いから近寄れないっていうことになるんですか。

東電:建屋全体でございます。原子炉建屋全体。細かく言いますとですね、中の線量測定が細かくできなくて、どのエリアが安全、どのエリアが危険というところまでが分別できない状況になってございます。それですので、必要に迫られていない部分につきましては、できるだけ安全を考えましてですね、無理な入域をしないようにしてございます。

記者:元々は4階のフロアっていうのは線量低いエリアなんですか。元々高いんですか。

東電:4階の天井でございますか。

記者:いや、その北西部の部屋、燃えたまさに出火したその部屋です。元々線量高い部屋なんですか。

東電:線量が高いかどうかですか。線量的にはですね、コントローラ-ですので、中に放射性物質が入っているとかそういうものではございませんので、その部屋は高くはございません。

記者:そうすると、そこが燃えて、その燃えたところに線量が高くて近づけないっていうのは一体そこで何が起きてから線量が高くなったと考えられるんですか。

東電:そのエリアに入るためにはですね、下からアクセスをして階を上っていくことになりますので、色々な部分を通過して参ります。それによりましてですね、たどり着く間に色々なところから被曝を受けてしまうと。また、建屋内部につきましては、現在電源が落ちてございますのでほとんど暗い状態でございます。その中を進んでいかなければいけないですので、非常に時間がかかるということと、線量が高い場合には危険も伴うということでですね、無理な確認は現在実施していない状況でございます。

記者:結局爆発は1回あったんですか。2回あったんですか。どっちなんでしょうか。

東電:申し訳ございません。現在まで1度なのか2度なのかにつきましては、まだ確認がとれていない状況でございます。

記者:火が消えたっていうのはどうやって確かめたんですか。

東電:火が消えたのはですね、当社の作業員が現場にて確認したところ、炎が見えていないという状況でございます。現在。

記者:そのときは暗い中上がってったんですか。

東電:それは外からでございます。公設のですね、消防の鎮火確認が現在できていない状況ですので、引き続きですね、現場監視をしながら火災が起きていないということを監視中でございます。

記者:4階の火災と5階の屋根の損傷はワンセット。同じ原因ですか。

東電:そこにつきましてはですね、原因が現在明確でございませんので、同じ原因だったのか、違う原因だったのかっていうことは特定できてございません。

記者:先ほど北西部のコーナーの壁面と屋根が崩れているっていうお話ありましたけれども、これはどこのフロアの話でしょうか。

東電:4階から5階の北西とですね、あと屋根の部分です。

記者:4階の北西部のコーナーの壁面と5階の屋根。

東電:4階から5階にかけての部分ですので、4階の部分は5階の部分の一部落ちた状態。それから屋根の部分がちょっとない状態。そういうことだと。

記者:それが一体的になら、5階の屋根の損傷と4階の火災は一体的に起きているっていうことですか。

東電:連動している可能性もございます。

記者:そこはでもプールとは違う場所なんですか。

東電:はい。プールとちょうど反対側の場所になります。

記者:1から3のプールの温度って今一番新しい情報でどういった。

東電:現在ですね、プールの温度につきましては、計測データがございません。

記者:すみません。4号のプールなんですけれども、84度っていうのは今日の午前4時でしたっけ。

記者:昨日ですよね。

東電:昨日です。

記者:ごめんなさい。昨日。これって、なんて言うか、●●よりももっと高くなってたら、現段階で84度ってもっと高くなっていたと思うんですけど、どういうことが考えられるという考えですか。

東電:水ですので、1気圧において大体100℃ですので、温度としては最大100℃になると考えております。その状態で少しずつ蒸気となってですね、プールの水位が下がっていくと。それによってさらに進行していけば、段々燃料に近づいて最終的には燃料露出してしまう。そういう状況でございます。

記者:3号なんですけれども、水素爆発で飛んじゃってる状況でプールが天井、外が見えちゃってる状況にはなっていますか。使用済み燃料のプール、3号です。

東電:使用済み、屋根が吹き飛んだ状態ではございますけれども、そこまでですね、プールの状態がどうなっているかというのは現在外からは確認できていない状況でございます。

記者:ちょうど3号機の、3号機じゃなくてもいいですけど、爆発した建屋とかそういったものに付着していたやつが400ミリの原因じゃなかろうかというお話があったんですけど、ただし昨日までは例えばこのモニタリングポストのデータを見ると、この例えば8000とか1万とかっていう数字は一度も出てませんよね。たぶんこの間は当然あるんでしょうけれども、その間にこういうふうな値っていうのは出てないですよね。

東電:このデータからは確認できてございません。

記者:ですよね。そうすると、やっぱり今日あったことでその400っていうのが起きたと考えるのが理屈じゃないですか。

東電:そうですね。突然出てきたということですので、何かしらの原因があったと考えてございます。先ほどご質問がありましたですね、前日のデータとかございまして、このエリアがどうだったかというところが確認できると、これの影響なのか、それともまた別のものなのかというのがわかると思います。そちらをちょっと確認させて頂ければと思います。

記者:それとあと、2号機は結局何があったかって少しは何かわかりましたか。

東電:2号機につきましては、2号機の圧力抑制室の付近で大きな音がしたというところでございまして、それにつきましては大きな音がしたということと、あと圧力が一気に下がったというところで可能性としてあるものが1つとしてですね、何か損傷が生じたのではないかというのが1つ考えられてございます。ただ、それがどこが損傷したとかですね、そういう状況の確認にはまだ至っておりませんので、可能性の1つとして想定がされている段階でございます。

記者:圧力抑制室はその後も0のままなんですか。圧力は。

東電:0のままでございます。

記者:そしたらもうどこかが破断してるっていうか、破けた状態。

東電:その可能性は否定できないと思います。ただ確認はできてございません。

記者:すみません。ちょっと後ろからごめんなさい。このデータのですね、水位と炉圧のデータで6時、11時、11時40分、13時とあって、水位が下がって一緒に圧も下がって、さらに水位が上がって、2号機ですね。圧も上がってって、これどういうふうに考えてらっしゃるんですか。

東電:2号機の。

記者:ごめんなさい。だから水位が上がって155っていうのはなんとなくわかるんですけど、その後はまた戻ってきてるのは、これどういうふうに。何かあったんですか、この間に。

東電:155というのは。2号機ですよね。

記者:2号機です、2号機。炉水位がマイナス2700からマイナス400に上がって、ドライウェル圧力は730から155で落ちましたよね。この後戻ってますよね。水位が下がって圧が上がってと。これはこの間注水を止めたとか何かあるんですか。

東電:いえいえ。圧が上がると水が入りにくくなって、水位が下がってしまうと。圧が下がると水が入りやすくなって水位が上がるというのが見て取れるんで。●●2弁開けてるんですけれども、たぶんちょっとまた1弁電源の切り替えとかで閉めたりしてて、●●でこういう動きになっているということだと思います。

記者:このその155とか415っていう圧がコントロールできてるっていうことでいいんですか。

東電:コントロールというか、これはなるべく圧は下げようと思ってやってるので、155って今これかなり●●ますけれども、ここももうちょっと低くしたいということで一生懸命やっておりますということなんです。

記者:だけど片方の弁を閉めたとか、これはまた開けられるものなんですか。

東電:ええ。また電源と●●開けてるということだと思います。

記者:片方閉まったんで、415まで上がっちゃったっていうことなんですか。

東電:ええ。そういったことを繰り返しているということだと思います。

記者:抑制室が破断したから圧が漏れちゃったというわけではないんですか。

東電:それは可能性はかなり低いと思ってます。

記者:なんで可能性は低いと。

東電:6時28分の段階では730ございましたので、その●●落ちればですね、6時28分のデータがもう少し低くなっていいのではというふうに。

東電:そろそろよろしいでしょうか。

記者:すみません。今回点検中の4号機でこういう事態になったんですけれども、5号機と6号機は本当に大丈夫なんでしょうか。その根拠も教えてください。

東電:5号機、6号機につきましてはですね、ちょっと情報が確認してございませんので、一旦持ち帰ってですね、確認いたしましてご報告をしたいと思います。

記者:あと2号機の作業員たちの一時的に退避しているって、その後どうなっていますかというのと、あと何人くらいが一時退避したかっていうのはわかりますか。

東電:●●はわからなくて、●●は50数名というふうに聞いて、当初ですね、●●だということでしたが、結局ほぼですね、800人近く●●まで残っていたようでそういった意味では750人くらいが退避をして、50数名が●●ということでございました。

記者:作業は50人で足りるんですか。

東電:今後の作業、そのときは緊急的な判断でしたので、最低の50人を残しておりますけれども、今後線量が少し落ち着いてきてればですね、●●ということも考えて人数をやるべき作業をしっかり調節して対応していくという。

記者:協力会社の社員とか米軍とか自衛隊たちの要請は。

東電:必要があればですね、そういったことも●●だと思います。

記者:現状も一時退避中ということでよろしいんですか。まだ戻ってないという認識でよろしいでしょうか。

東電:そうですね、はい。

記者:ホウ酸を例えば注水するとか、放射能レベルがたぶん高いという●●されるわけでしょ。どういうふうにされるんでしょうか。

東電:もうすでに今でもですね、例えば海水を注入することなんかは交代で現場に行って、また帰ってきてということをやっておりまして、●●ないとこちらご説明しているのはそういったイメージでございます。

東電:ではよろしい。

記者:すみません。改めて伺いたいんですけど、●●40分に中性子の値が●●。

東電:申し訳ございません。この中性子線の値につきまして確認をとっておりますけど、まだちょっとまとまっておりませんでして、ちょっと改めて回答させてください。

記者:中性子が出てるってことはどういうことですか。●●。

東電:中性子線を出す物質があるということが一番考えられます。具体的にはウランなどが中性子を出す物質として考えております。

記者:それはどういうことなんですか。

東電:それはウラン等ですので、所謂燃料を構成する物質があるというのが一つの可能性として示唆されているものと考えています。

記者:これ昨日同じような話があったときにご説明としてほんの一瞬そういう物質が観測されることはあるということですが、これ10分間に渡って継続的に観測されてますよね。そうするとやっぱり何かの現象とか因果関係があるんじゃないかっていうふうに推察される気がするんですが、いかがですか。

東電:まず中性子線を特定する計測する目的ですけれども、中性子を発生する物質があるかないかこれはまず確認することができます。それが一つ。それ以外にじゃあ実際に臨界現象と予期しない現象が起きているかどうかということもこれは確認されるものですけれども、まず検出限界未満ではない有意な値が計測されましたのが、本日の午前1時20分と30分。延べ10分、20分間ということで、確かにある一定の期間ではございますけれども、非常に長期に渡って計測しているという状態ではございません。ただし、優位な数値が計測されていますので、中性子を発生する物質がこの間この近傍にあったということは、これ可能性としてそれを示唆するものだと思っています。

東電:よろしいでしょうか。

記者:1,2,3号機とも注水作業は現在も続いているんですか。

東電:はい。続いております。

記者:すみません。最後1つだけ。先ほどもちょっとそういう話があったと思うんですけれども、こういう事態にまでなって、総理もコメントをされております。東京電力として御社としての責任者の顔が見えないような気がするんですけれども、何らかの形でそのお考えなりこういう事態に至ったことに対しての受け止めを述べて頂くことはできるんでしょうか。

東電:立地地域をはじめとしまして社会の皆様に広くご心配をおかけしておりますこと、大変重く受け止めております。原子力の安全の確保に向けて一層進めて参る所存でございます。

記者:会社を代表される方が何か発言をなさるっていうことは未だ検討になってないっていうことですか。

東電:先般、地震発生の3日目か、清水が記者会見をいたしていると思います。冒頭ですとか、あるいは質疑の席で責任者としてのコメントを申し述べていると思います。

記者:800人くらいのスタッフっていうのは、最初からずっとメンバー変わってないんですか。

東電:変わっています。応援等ですね、変わっています。その内訳とかですね、把握してませんけれども、応援等が入ってる地域はあります。

記者:今後も応援の必要っていうのはあるんですか。

東電:あると思っています、はい。

記者:すみません。それと先ほど1,2,3号の使用済み燃料はいつプールに入ったのか確認してくれって言ったら、持ち帰らさせて頂きますって言ったんですが、その話はどうなったんですか。

東電:すみません。ちょっと今手元に確認しましたデータが、今確認しましたデータがちょっと本来と違うデータを確認してしまいまして、なのでちょっとこれ答えになっていませんけれども、一応関連する情報ということでお知らせします。1,2,3号機こちらは地震発生するまでは運転中でした。じゃあ運転がいつ開始したかのデータはちょっと手元にありますんで、それだけお知らせさせて頂きます。1号機こちらは昨年の9月27日から運転を開始しています。2号機につきましては昨年11月18日から運転をしております。3号機につきましては昨年9月23日から運転しております。これで申し訳ないんですけれども、本来確認すべきはこの運転を始める前、止まっていた定期検査でいつ止まったかというところでご質問に対する答えだと思っておりますけれども、ちょっとそのデータでなくて違うデータを確認してしまいましたので、正しいデータにつきましてはちょっと改めて。

記者:1号は9月27ですか。

東電:9月27日に現在の運転サイクルを起動しています。

記者:すみません。確認なんですが、結局1と3で注水している方を入れて50数名残っているのか、それともこれは2号機の周りに働いた人がまだ50名残ってるということなのか、どちらの。

東電:トータルです。

記者:トータルっていうと1,2,3。

東電:現在残っておりますのは、注水作業をするメンバーとですね、あとは本部に残っているメンバー、それから●●等を含めまして作業に必要な最小の人数でございます。あと必要に応じては発電所周辺で待機しております他のメンバーをですね、呼びまして人数を増強して対応するというそういうふうな手段をとってございます。

東電:それではすみません。よろしいでしょうか。

記者:すみません。もう一点。政府と一緒に立ち上げた統合連絡本部とかってありますよね。これ今どんなことをやって、どんな話し合いをして、どういう状況にあるのか教えてもらえませんか。

東電:正確には戻りまして速やかにご報告申し上げたいと思います。申し訳ございません。

記者:すみません。今何を最も優先して作業を進めているのか教えてもらえますか。1,2,3,4色々ある中で最も重視している。

東電:今最も重視しているのは燃料の冷却でございます。

記者:それは1,2,3ですか。

東電:1,2,3,4号、プールも含めてでございます。

記者:でも先ほど4は注水はまだ足りてないっておっしゃっていましたよね。

東電:注水をするためのですね、手段等も検討しましてですね、準備も含めて現在努力しているところでございます。

記者:1から4の、4は中に入ってないんですけれど、炉とプールと、1のプールもってことですか。

東電:1のプールも、それから2のプール、3のプールも含めてですね、燃料の入っているところは重要でございますので、そこを冷却するべく努力しているところでございます。

東電:ではすみません。この辺で終わらせて頂きます。どうもありがとうございました。

記者:次はいついらっしゃいますか。

東電:新たなまた、今の宿題のまずご報告にあがるつもりでおります。

記者:もう少し感覚をですね、短くして定期的にやって頂かないと●●中で情報が更新されないんで、そこをもう少しお願いします。

東電:どうもありがとうございました。