東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月15日20時23分から61分間)

栗田:資料はお手元に届いていますでしょうか。資料の方はお手元届いていますでしょうか。ではまず、本日ちょっとヨシダがおりませんで、代わりに私栗田と申します。ご説明させて頂きますので、よろしくお願いいたします。では本日の資料ですが、4つほどございますので、説明させて頂きます。1つ目は東北地方太平洋沖地震による当社設備への影響について、それから福島第一原子力発電所プラント状況等のお知らせ、それから資料が2つになりますが、そうですね、それから福島第一原子力発電所1から3号機プラント状況、最後に別紙としまして、福島第一原子力発電所モニタリングカーによる計測状況●●になります。この4つでご説明いたします。よろしくお願いいたします。それでは座りましてご説明させて頂きます。よろしくお願いいたします。それではですね、最初の私の方から資料の方読み上げさせて頂きます。1つ目の資料になります。東北地方太平洋沖地震における当社設備への影響について、この3月15日午後14時現在のものでございます。新しく加えました部分は下線が引いてございまですので、こちらを読み上げさせて頂きます。1つ目は、原子力発電所、福島第一原子力発電所の部分でございますが、福島第一原子力発電所の半径20キロ、20キロメートル圏内の住民の方の避難指示及び半径20キロメートル以上、半径30キロメートル圏内の住民の方は、屋内退避指示あり。それからモニタリングカーによる発電所構内の放射性物質の測定の値が通常を上回り、原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象となった事象が発生したということで、2件ございます。3月15日午前6時51分に判断、発電所のですね、正門付近で判断したそうです。もう1つは、午前8時11分にやはり判断したものでございます。発電所正門付近でございます。それから2号機でございます。3月14日原子炉隔離時冷却系が停止したことから、午後1時25分に原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく対象事象、括弧原子炉冷却機能喪失が発生したと判断、その後同日午後5時17分に原子炉水位が燃料頂部まで到達したが、弁の操作を行うことにより、行うことにより、注水を再開。本日午前6時14分頃、2号機の圧力制御室、圧力制御室付近で異音が発生するとともに、同室内の圧力が低下したことから、同室で何らかの異常が発生した可能性があると判断。原子炉への海水の注入を全力で取り組むが、同作業と関わりのない協力作業員及び当社社員を一時的に安全な場所へ移動開始。引き続き原子炉への海水注入を実施。それから3号機に関するものでございます。原子炉への注水を継続する中、3月14日午前6時50分、原子炉格納容器の圧力が530キロパスカルまで上昇したことから、同日午前7時44分、原子力災害対策特別措置法第15条第1項の規定に基づく特定事象、括弧格納容器圧力異常が発生したと判断。その後、格納容器の圧力は緩やかに低下。同日午前9時5分現在、490キロパスカルでございます。3月14日午前11時1分頃、3号機付近で大きな音があり、白煙が発生。これにより当社社員4名、それから協力企業作業員等3名が負傷。括弧いずれも意識あるという状況でございます。だが、救急車を要請し、すでに病院へ搬出いたしました。それから4号機でございます。本日15日午前6時頃、発電所内で大きな音が発生し、その後4号機原子炉建屋5階屋根付近に損傷を確認いたしました。9時38分頃、原子炉建屋4階北西部付近に出火を確認したものの、午前11時頃、当社社員が自然に火が消えていることを確認いたしました。それから福島第二原子力発電所に関わるものでございます。敷地境界の放射線量の値が制限値を超えたことにより、3月14日午後9時58分及び3月15日午前0時に原子力災害特別措置法第15第1項の規定に基づく特定事象、括弧敷地境界放射線量上昇というものですが、が発生したことを発見いたしました。それから、原子炉冷温停止に向けて原子炉冷却機能を復旧して、原子炉を冷却し、1号機については3月14日午後5時から、それから2号機につきましては同日午後6時から、それから3号機につきましては。3月12日午後0時15分から、そして4号機につきましては本日午前7時15分から原子炉冷温停止中という状況になっております。それから●●設備の影響ですが、地震により停止いたしました変電所はすべて復旧済みという状況になりました。それから当社のサービスエリアにおける停電状況です。約7300軒の方々、茨城県になりますが、停電中でございます。この中にはご協力頂きました●●状況でございます。それから、当社サービスエリアにおける電気の安定供給確保に向けた取り組み、需給状況です。今後予想されます電気の需要量に対し、供給力が大変厳しい状況にありことを踏まえ、予見性のないまま大規模な停電に陥らぬよう、昨日以降計画的に停電をお願いさせて頂いております。当社としては安定供給に向け、早急最大限の対策を講じることで1日も早い復旧に取り組んで参ります。大変申し訳ございませんが、停電の対象となるお客さまにつきましては、お知らせしました停電予定時間に備えて頂くとともに、そのほかの地域にお住いのお客さまにつきましても、引き続き不要な照明や電気器具の使用を控えて頂きますようお願いいたします。そして、その他といたしまして、●●でございますが、●●には絶対に触らないでください。火災防止のため自宅を離れる際には、ドライヤーなどの電気機器のスイッチを入れたまま外出しないようにお願いいたします。自家発をお持ちのお客さまにつきましては、燃料の確保等をお願いいたします。これが1つ目の●●になります。それから2つ目は、福島第一原子力発電所のプラント状況のお知らせでございます。こちらも新しいものには下線が引いてあるかと思いますが、2枚目の終わりの方ですね。これもやはりモニタリングカーの測定の関係で15条の通報が発生した案件でございます。一番下のところ、3月15日午後4時17分に判断したもの。これもやはり発電所の正門付近で判断したと、先ほどと●●ますね。それから最後になりますが、本日午前10時頃、3号機原子炉建屋内陸側で400ミリシーベルトが確認され、4号機原子炉建屋内陸側で100ミリシーベルトが確認されました。という状況でございます。

記者:これ建屋内ですか。建屋の内陸側ってことじゃないんですか。

栗田:失礼しました。大変失礼いたしました。建屋内陸側でございますね。

記者:建屋の外の内陸側ということですね。

栗田:はい。そうでございます。申し訳ございません。大変申し訳ございません。繰り返します。4号機は原子炉建屋内陸側で100ミリシーベルトが確認されました。以上でございます。私どもの方のご説明といたしましては、以上でございます。よろしくお願いいたします。

記者:1号機の水位と炉圧がですね、不明となってるんですけども、これはどういうことでしょうか。16時10分現在で。

栗田:1号機につきましては、●●の方へですね、行っていない状況で、この時間にはデータを測定していない状況と思っております。それ以外の2号3号につきましては、データが採取出来ているということと認識しております。

記者:4号の建屋の損傷について教えてください。ある程度詳しいところはわかっているはずですが。

栗田:4号のですね、建屋のにつきましては、北西側、すみません、ちょっとお待ちください。本日のですね、朝6時に発生いたしました4号原子炉建屋の損傷につきましては、原子炉建屋の4階から5階にかけての壁面及び天井が大きく損傷を受けているという状況でございます。

記者:8メートル四方の穴が2つあるっていう保安院の発表あるんですが、それについてはどうですか。

栗田:申し訳ございません。8メートル程度の穴が2つあるというところはちょっとおさえておりませんが、かなり大きな損傷というふうに。

記者:例えば場所とか何か所あるとか、そういうことはわからないですか。

栗田:場所につきましては、北西部というふうに聞いております。

記者:だけですか。

栗田:北西部の壁面と屋根です。

記者:すみません。プールの温度と、あと燃料の損傷、今確認出来たので。

栗田:プールの水とですね、損傷具合についてはまだ確認出来てございません。

記者:全く人が立ち寄れない状況。

栗田:はい。立ち寄れない状況でございます。

記者:水位が減っている可能性もある。

栗田:その可能性はあると思います。

記者:水位、すみません。冷却出来ないということはどのくらい深刻なことなのか●●。

栗田:燃料が冷却出来ないことに関しましては、原子炉内に入っています燃料ほどですね、●●率が大きくないので、原子炉のような水がなくなって即燃料が破損に至るということはございません。しかしながら、破損に至るというところは否定出来ませんので、度合いが少し低いというところであって、燃料の破損はあり得るだろうというふうに考えてございます。

記者:制御棒は入ってないんですか。

栗田:制御棒の代わりにですね、ボロンが入った線ですかね。

東電:ちょっと代わります。訂正いたします。使用済み燃料プールにつきましては、制御棒は使用しておりません。ただし、燃料をプールの中の予め繋げられたステンレス製のラックに挿入して保管するわけですけれども、そのラックの距離、配置で燃料と燃料の間を十分な距離離して配置するということで、燃料をすべてラックに積めても引火に至らないように、そういう設計にしています。

記者:このままですね、もし水がなくなってしまって、燃料が出てしまった場合には再臨界の恐れというのはありますか。

東電:燃料の健全性に関する懸念は出てくると思いますけれども、再臨界に関しては特に懸念があるとは考えておりません。と言いますのは、水がなくなる状態というのは、燃料を引火させるためには、非常に水の存在が重要です。水が適度に存在することによって、中性子●●に適した測度の中性子が効率よく生産されると。それが臨界、炉心を臨界にする、すみません、臨界状態を作り出すうえで有効です。そういった意味で、もし水がなくなった状態ですと、これは核活動が起こりにくい状態にむしろなりますので、臨界に関する懸念があるとは考えておりません。

記者:プールに対しての注水活動って行われたんですか。

東電:現状行われておりません。まだ行っておりません。

記者:水位って近くに人が行かないとわからないんですか。

東電:はい。現状わかりません。

記者:中央制御室ではわからないんですか。

東電:はい。わかりません。

記者:経産大臣の指示命令で再臨界の防止に努めることというふうにあって、今の説明とは若干そぐわない気がするんですが。

東電:そうですね。燃料に関しましては、再臨界、臨界するということが一番大変なことでございますので、その臨界は必ず防止するということを我々にですね、告げているというふうに認識しております。ですので、それは間違いなくさせないということと、燃料の破損を起こさせないということが最大の使命でございますので、その辺について積極的に対応していくということになります。

記者:2号機の圧力抑制室の損傷具合って確認はとれたんですか。

東電:現段階ではですね、確認はとれてございません。立ち寄ることが出来ませんので、目視等による確認が出来ていない状況でございます。

記者:直近の水位どうなってますか。直近です。

東電:圧力抑制室の。

記者:ごめんなさい。抑制室じゃなくて、炉心の方の。

東電:炉心の水位ですか。炉心の水位につきましては、お手元のお配りのですね、こちらの資料をご覧いただきたいと思います。先ほど、前回、13時までのデータだったかと思いますが、15時30分、16時10分ということで、新たに2つのデータを採取してございます。その沪水の位置といたしましては、1号機につきましては、15時30分の段階でマイナス1800。2号機につきましては、16時10分の段階でマイナス1800。3号機につきましては、16時10分の段階でマイナス2300という状態でございます。

記者:すみません。これからもう5時間くらい経ってるんですけど、直近の数字ってないんですか。

東電:これはですね、中操に直接向かって採取するもので、現在対策本部の方に人駐在しておりまして、そちらから測定に向かってそれを持ち帰ってデータを記録するということをとっておりますので、タイムリーにとれてございません。その段階で有効な数字をそれぞれ整理をしてこちらに届くというふうな形になってございますので、現在手元に届いている最新の数字がこの時間のものでございます。

記者:現地ではですね、我々が考えているより深刻な話が乱れ飛んでいるようで、私に入ったメールで、作業員の名前は言えませんが、作業員が聞いた話として、死亡者が出ているという話が出てるんです。そういう事実を含め、放射能漏れがもう始まってると実は、そういう、噂かもしれませんが、そういう話が出ている。それと、避難した方がものすごい心配しているということ、当然ながら。こういう現状をちょっときちんと情報を開示して頂きたいと思います。

東電:まず第一にですね、大変皆様にはですね、地元の皆様、それから全国の皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。現在死亡者が出ているということは我々の方には情報は入ってございません。作業につきましても安全第一、それから被曝につきましてもしっかり管理をしてですね、作業を実施しておりますので、死亡災害等、死亡、それによって死亡が発生しているということは認識しておりません。ただ、今回のですね、地震災害を受けて、発電所内でけがをされた方、それから行方不明になっている方はいらっしゃるのは事実でございます。

東電:では本日はそろそろ終わりにさせて頂き。

記者:3号機の、3号機の内陸側の400ミリシーベルトが出ましたね。あれはその後全く数値は観測出来てないんでしょうか。

東電:400につきましてはですね、現在あの位置で作業をするためにですね、そのエリアの線量測定をいたしました。その結果400というものが一部に確認されたという状況でございます。それをですね、これから除去をいたしまして、そこで作業ができる環境を構築するということになってございます。

記者:その作業はいつから始まるんですか。

東電:その作業はですね、準備が整い次第ですので、まだ作業には入ってございません。

記者:そうすると400ミリというのが観測されたのが、そのまんまになっているということですね。

東電:はい。その通りでございます。

記者:どういう作業ですか。

東電:そこをですね、ブルドーザー等を使うというふうに考えておりますけれども、まず瓦礫をどかしまして、通路それから作業エリアの確保をいたします。その後にですね、燃料プールに水を入れたりする作業を今検討しておりますので、そのための準備という形でまずきれいにすると。その後の作業のためのエリアを確保するということになります。

記者:経産省では確認出来なかったんですけれども、IAEAから人が来るというような話があるんですが、現時点でそういうようなアメリカ軍とかの協力を具体的に得るという話は決まっているんでしょうか。

東電:申し訳ございません。そちらの情報はまだ私の方にはちょっと入ってきてございません。

記者:炉内のプラント内の状況を見ると、ほとんど水位も変わってないですし、圧も午後になってから割と一定してるような状況です。一方で、この水位は決して高い水位とは言えないということはですね、かなり燃料棒が露出しているような状態も続いていると。この状態で、冷却っていうのは進んでいるというふうに考えられるんでしょうか。つまり、冷温に向かってちゃんと進捗している状況になっているというふうに今、今日午後以降の状況を受け止めてらっしゃるかということ。それから一方で、今日の枝野大臣の発言や海江田大臣の指示なんかにあるように、政治の方の温度ではどちらかというかもうちょっと危機感が強いと。例えば臨界という言葉を使うことも然りですが。この辺りと御社の受け止められる間に温度差があるように受け止められるんですけど、そこも含めて現状分析お願いします。

東電:まず1つ目でございますが、まず数値ですね、数値につきましてはですね、良い状態ではないです。非常に厳しい状態ではあると思ってます。ただ、悪い方向ではなくて、その状態を何とかキープしているというところになっているかと思います。

記者:これいくら注水してもやっぱりね、燃料棒が水に●●ますよね。

東電:そうですね。今ゲージを確認する範囲では、この数字がなかなかプラス側に転じていないということは事実でございます。

記者:これ水に浸からないまんまで、冷温状態にもっていくこと可能なんですか。

東電:こちらはですね、水に浸けて温度を下げていくということが重要でございますので、しっかりと水の中に浸けていく必要があるというふうに考えてございます。

記者:全部上まで埋めるということはやっぱり必要なんですか。

東電:完全に水没させることは必要であると考えています。

記者:水没しないまんまの状態でずっといっても、やっぱりなかなか冷温に至らないという。

東電:そうですね、しっかりとですね、まず水に浸けてですね、その冷却源を確保していくことで冷温状態に保てるというふうに考えております。

記者:逆にこの状態が続いている間に、溶融みたいな状況が再び起こってくる可能性というのは捨てきれないわけですね。

東電:その通りですね。段々悪い方向にいくということになればですね、燃料が破損する恐れはあるというふうに考えております。

記者:現状破損していることも尚あり得ると言えばあり得るわけですね。

東電:そうですね。その可能性は否定出来ないです。

記者:海水の注水方法なんですけども。

記者:ごめんなさい。答えてもらってないんで、政府の言っていることと東電さんの言っていることの温度差がすごくあると思うんで。

東電:まず第一にですね、この一番厳しい燃料の冷却、こちらがまず●●これをまず最優先にして、まず冷却することは重要だというふうに考えてございます。それを何とかですね、保っていくために努力をしているところではございますけれども、水の注入だけではなくですね、その他色々な方法、例えば水を注入するにあたっては、ホウ酸を含んだですね、ボロンを一緒に注入するとかですね、そういうことも検討して進めております。可能な限り講じることが出来る方法を講じましてですね、この状態を保つと。さらには冷却源の確保をいたしまして、冷温停止の状態にもっていくことに努力しているという状況でございます。

記者:どのくらい時間かかりますか。

東電:こちらにつきましてはですね、今鋭意検討を進めておりまして、可能な限り早い時間でですね、何とか解決をしたいというふうに考えております。

記者:不安もすごく高まっていると思うので、可能な限りというものの目途みたいなもの立てたりとか出来ませんか。

東電:申し訳ございません。数字につきましては、ちょっとお約束出来る数字が今私ども持ってございませんので、また検討進める中でですね、状況が見えてきたところでみなさんの方にご紹介していきたいというふうに思っております。

記者:すみません。1から4号機の中央制御室の線量の値を教えてください。人が入れるレベルなんでしょうか。

東電:中央制御室はレベル的には、1号、2号、3号、4号でそれぞればらつきがございまして、高いエリアもございます。ちょっと今数字は持ち合わせておりませんが、作業、短時間で作業するにはまだ作業出来る状況でございます。その関係からですね、発電所内の線量の低いエリア、現在は対策本部室、免震重要棟というのがございますけれども、そちらの方へですね、普段人が待機してございまして、必要な時に中操に行きまして、データの採取を実施しているという状況でございます。

記者:短時間でどのくらいですか。

東電:線量によって変わりますけれども、通常のですね、1日の作業線量範囲内に収まるように管理をするという状況でございます。ですので、高いですと非常に短時間、比較的低いところであれば時間オーダー、何時間というオーダーで中にいることが可能でございます。

記者:すべてというところで一応いけるということですか。

東電:はい。現段階ではですね、すべてのエリアに、すべてのエリアというか、すべての中操に立ち入ってですね、必要な情報、それから操作をすることが可能でございます。

記者:注入してもだめってことは漏れているということですか。水がどこからか。

東電:すみません。もう一度お願いできますか。

記者:注入して水位が上がらないということは漏れているということですか。

東電:現在ですね、水を入れましてですね、その水を炉の中で満水にしていくわけではございますけれども、実際にはですね、ベントですとかバルブを介したり操作をしたりしますので、満水になる、満水になってもですね、水が抜けていく部分がございます。ただ、なかなか水位のレベルが上がっていかないということは、レベル系の故障、またはどこからかですね、水が漏れている可能性もあるということでございます。

記者:漏れているとしたら、それはもう固形化するような冷却方法っていう、それはとらないんですか。

東電:まずですね、冷却するためには水が一番いい冷却源でございますので、その水を使って冷却を進めているところでございます。

記者:すみません。注水方法なんですけれども、今海水の注水方法を海から直接に変えたっていう話があるんですけれども。

東電:今ちょっと私情報持っていないんですが、海から直接くみ上げるという方法を検討しておりましたので、切り替えが完了しているかどうかにつきましては確認をしたいと思います。

記者:保安院の方ではそのような話が出てたんですけれども、いつから切り替えたのかというのはわかったらそれはちゃんと。

東電:わかりました。

記者:それは1号、2号、3号、1Fの1号、2号、3号全部浸かっているのかっていうのもわかれば教えてください。

東電:それは確認させてください。

記者:それと、あと1Fのですね、1号の例の使用済み燃料の保管の話は一番最初のときに、まだ爆発する前から冷却が必要だって話が出てましたよね。一番だから危ないのは1Fの1なんじゃないんですか。その辺のところはどうなんですか。

東電:燃料プールでございますか。燃料プールにつきましては、直近の温度といたしましてですね、もっていたところが4号機の燃料プールのデータでございまして、それが一番厳しい温度を示していたというふうに。

記者:1Fの1はそんなんでもなかったんですか。

東電:ちょっと代わります。

東電:前回とそれから前々回とご質問頂いた内容と関連する話と思いますので、ちょっとその時の回答と合わせて回答させて頂きたいと思います。

記者:今現地の作業をしている人ってどのくらい。

東電:ちょっとまだお答えさせて頂いておりません。

東電:1Fの1号機、2号機、3号機につきましては、地震の前まで運転中でした。したがいまして、今1、2、3号機のプールに入っている燃料というのは、比較的長期間冷却されている状態です。その期間なんですけれども、1号機につきましては、前回の定期検査が前の原子炉停止が平成22年3月25日。今1号機の使用済み燃料プールに保管されている燃料が使用されていたのは平成22年3月25日までということです。続きまして、2号機の前回の点検までの数字が、平成22年9月15日。続きまして、3号機、こちらの前回定期検査、燃料取り換え前の停止が平成22年6月18日でございます。あと、再掲ですけれども、4、5号機、6号機、こちらは現在定期検査中のプラントですけれども、前回の停止、これ前回も紹介差し上げましたけれども、再掲します。4号機は前回の停止が平成22年11月29日。5号機は平成23年1月2日。6号機は平成22年1月13日という状況でございます。したがいまして、これは号機間の比較になりますけれども、1、2、3号機は4、5、6号機と比べまして比較的長期間使用済み燃料プールの中で燃料が冷却されていたという状態にございます。そういう点で使用済み燃料プールの状態としましては、1、2、3号機よりも4号機の方の条件の方が厳しいというふうに考えております。あと参考ですけれども、5号機、6号機につきましては燃料プール、燃料プール冷却系が動いております。ただし、最終的な熱交換器から海水に熱を伝える機能までは動いておりませんので、機能が万全万々全というわけではないんですけれども、冷却系が動いておりますのでなにがしかの効果は期待できると、そのように考えております。以上を踏まえまして、使用済み燃料プールの状況としましては、4号機の優先順位が高いかというふうに考えております。

記者:すみません。4号の建屋ですけど、一番最初に火災って言ってましたよね。普通の火事であんだけ分厚いコンクリートの壁がそんだけぶっ壊れるもんですか。かなり大きな破損があるんですよね。要は側壁もやられてるし、天井もやられてるんですよね。単に建屋の中で火事があったくらいで、厚さ何メートルのコンクリートか知りませんが、そんなコンクリートが破れるもんですか。

東電:今回のですね、損傷の具合を確認いたしますと、火災だけあそこまで壊れることはないだろうと思います。なにがしかの問題があって、例えば何かの大きな音も出ておりますのでですね、爆発等があって、それによって引火をして火災に至ったのではないかというふうに推定されます。ただ、何が原因でですね、爆発が起こったかということにつきましては、現段階ではちょっと確認はとれていない状況でございます。

記者:1、3では水素爆発っていうふうに言ってるわけですよね。4に関して、とりあえず水素爆発っていうところまで言えないんですか、それは。

東電:4号機につきましてはですね、今回はまず燃料が炉の中に入っていなかったという状況がございます。それから、4階の壁がですね、損傷受けているという状況でございます。ちょっと1号機と3号機とはですね、違う状況でございますので、一概に同じ状況とは言えない状況ではありますが、水素爆発の可能性も否定は出来ないと思ってございます。

記者:ただね、その炉の中に入ってない燃料が全部プールに移ってたわけですよ。つまり、はっきり言って、炉の中が全部5階に移ってきたようなもんですよ、そういう意味では。燃料が上にいったという意味ではね。で、その燃料が高温になって、水と接触して水素が生まれて、引火して起きるのが水素爆発だとすれば、その5階でね、同じような条件になるっていう可能性は十分にあり得るんじゃないかと思うんですよ。

東電:5階ではそういうようになるかと思うんですが、4階の部分についてちょっと原因がわかりませんので、どのような状況だったかというところがちょっと1号と3号、4号とは違うのかなというふうに考えてございます。

記者:水素以外に何か例えばそれ以外の爆発の要件ってあるんですか。例えばガスを使ってたりとか、なんかそういった爆発する他の要素っていうのはあるんですか。

東電:原子炉建屋内にはないというふうに認識しております。

記者:1号機、2号機、3号機それぞれ建造物としての詳細な設計図面などの把握はしてるんですか。建造物として詳細な設計図面などの把握。

東電:設計図面につきましてはですね、しっかりと許認可も得ておりますので、図面等も把握してございます。

記者:あと1号機、2号機、3号機、これはどちらの企業が作った原子炉ということなんですか。公開してくださいよ。

東電:1号機につきましては、1号機につきましては米国のGE社でございます。2号機につきましては東芝。3号機も東芝でございます。

記者:今冷却作業に従事しているのは、色んなレベルの仕事だと全部で何人くらい、経産省でわからないって。

東電:現段階ではですね、サイト内にですね、現段階で約70名くらいの作業、それから管理する方が発電所におります。

記者:交代要員は。

東電:交代要員はですね、退避をするまでは800人ほど中に入っておりまして、その人たちが線量の低い場所で退避をしているということでございます。必要に応じて発電所の中に入りまして、作業員交代したりですね、作業員の人数を増やして対応しているということです。

記者:それは他の電力会社も入ってるんですか。

東電:当社それから協力企業、あと自衛隊の方ですとか、米軍の方ですとか、そういうところにも協力を頂いてございます。

記者:GEや東芝の方は。

東電:GE、東芝の方につきましてはですね、色々と設計面でご協力を頂いております。

記者:すみません。4号機の爆発について、この段階でもこの文書には水素爆発の可能性ってないんですけれども、官房長官は明確に水素爆発の可能性を示唆してますね。御社の見解では水素爆発の可能性もここにないということは官房長官の発言は誤りだったというのが、東京電力の見解ということでよろしいんですね。

東電:誤りということではなくて、当社としては現段階でですね、わからないと。可能性は否定しておりませんけれども。

記者:だって可能性他のは書いてあるじゃないですか。水素爆発の可能性って他のではそういう書き方でありますよね。

記者:1と3は書いてある。

東電:1と3につきましてはですね、もう水素爆発であろうというふうに考えていますので。

記者:ここ可能性という表現ですよね。4号機に関しては可能性という表現どころか水素爆発という表現そのものがないわけですよね。これは可能性もないというふうに認識してらっしゃるというふうに。

東電:可能性がないという認識ではございませんで、現段階では否定は出来ないと。ただどれが原因かということがわかっておりませんので、今現在はまだ●●でございます。

記者:4階の火災はわからないにしても、5階の屋根の破損に関してはどうですか。

東電:すみません。今の、水素爆発の可能性に関してですけれども、まず1号機、3号機の場合ですが、こちらは原子炉の中に燃料が装荷されていて、しかも炉水位が非常に低い状態でした。つまり燃料が燃料の●●全体に水位が達していると。そうではない状態が続いていました。これは被覆管の温度が非常に高くなりやすい状態です。被覆管の温度が所謂1200度以上になりますと、これは被覆管がもろくなるのに合わせまして、水素が発生いたします。これ被覆管の酸化が急激に進んで燃料がもろくなる、壊れやすい状態になります。その場合、は水素がある一定のまとまった量の水素を発生させるメカニズムです。一方、現状4号機ですけれども、これは昨日の朝4時ちょっと前の時点ですけれども、使用済み燃料プールの温度、水温84度ということで、少なくとも昨日の午前4時の時点では84度の水の中に燃料が置かれていたという状態です。その時点から今までの間に燃料被覆管の温度が1200度に達する可能性として、どういうことが考えられるかということが不確定要素としてありますので、あえて水素爆発という表現を使っていないというところでございます。

記者:可能性、水素爆発というふうな見立ては低いということですね。限りなく低いということですよね。

東電:限りなくとまでといいかねるところがありまして、一番の理由は今4号機の使用済み燃料プールの中の状況を私ども確認出来ていないということでございます。もし今使用済み燃料プール、4号機の方でも水が満々と残されていましたら、たぶん燃料の冷却の状態は続いていたんだろうということをある程度の確度をもって申し上げられると思いますけれども、ただし、その状況、4号機の使用済み燃料プールの中の状況が今どうなっているのかということを現状確認出来ておりませんので、可能性は限りなく低いとまでは言えないと思っています。ただし、可能性を否定は出来ないというふうに考えております。

記者:他の原因がなんかあまりその説明でも仮説でもあまりお伝えして頂いてないので、そう思うんですよ。じゃあ他の原因どういうふうに考えたら。

記者:もし露出してたら、1200度になることあるんですか。あり得るんですか。露出っていうか、水が全部なくなったら。

東電:露出をしていた場合ですけれども、4号機の燃料は、これも原子炉が●●からすでに数カ月冷却された状態です。したがいまして、1号機、3号機の燃料と比べて温度の様子、温度の上がり方は非常に緩やかになるだろうというようには想定しております。ただし、じゃあそれが非常に長期間になった場合に1200度にいく可能性はゼロかどうかというと、そこまで現時点で言い切れないというふうに考えています。そういった点で、可能性を否定出来るという段階にはないと思っています。

記者:つまり水素爆発の可能性はあるわけですよね。だけど他の可能性が何もわからないんだったら、水素爆発って考えるのが普通なのかなって思うんですよ。他にどういう理由があるか、じゃあ教えて頂きたいんですよね。

東電:ご指摘の通りの面もあると思います。他に確たる可能性、メカニズムが我々として現在想定出来ているところではございません。そういった意味で、これこれこういう原因だと推定されるというところがまだはっきりとお示しすることが出来ない状態であります。

記者:現場に行って、消火して、火が消えていること確認してますよね。その時に、例えば油、燃料、再循環ポンプとかの燃料とか、そういった油系で燃えてるような●●みたいなんはなかったんですか。

東電:そうですね、現場の方を確認していてそのような情報上がってきてございませんので、油等が燃えた形跡がないのでないかなと思っております。また長時間に渡って燃えていないので、油ではなくてですね、そこにあった若干の可燃物が何かの影響で火が点いて自然的に消えたのではないかと考えております。

記者:1号機、2号機、3号機なんかで発生した水素をそれが4号機に溜まる可能性というのはありますか。

東電:そうですね、建屋の繋がっている部分が1階の部分でございますので、水素は下を回って伝わるっていうのはちょっと考えにくいのかなというふうには考えてございます。

記者:原子炉が正常にスクラム、ECCSも普通に動いていたとして、運転していた燃料棒というのが安全とされる100度以下に正常な状態で下がるのっていうの、大体何日くらいかかるものなんですか。

東電:スクラムした場合にはですね、色んな不具合の要因がスクラムしておりますので、一概に言えないところもございますが、通常停止ですと、通常停止で全挿入してからですね、これも色んな状況ございますけれども、8時間とか10時間くらい、そういうオーダーで大体100度をきるというのが●●でございます。

記者:じゃあ今回完全に水がずっと注入できていて、燃料棒が投入出来ていない、海水がずっと詰まっている状態であれば、今の状態でも数日かければ100度以下には落とせる。

東電:そうです。これはですね、もっと冷却が早くすればですね、もっと早く冷却が出来るということではなくて、通常停止時が降下率を守ってですね、あんまり早く冷やすとですね、機器に悪いものですから、ある程度降下率を守って落としていきますので、それで8時間とか10時間。もっとそれも全部無視してですね、例えばですね、もっと早く冷却できる可能性がございます。

記者:じゃあちゃんとこうずっと今入っている海水というのがマイナスじゃなくって、プラスのところで保ち続けていられれば、明日の朝にも100度を下回れるくらい。

東電:ただですね、通常の冷却は燃料を水に、水没化してる水をですね、循環させて海水で冷やすというシステムになってございますから、積極的に冷やすようになってます。今回はそれはなくて、ただ水を注入して冷やしていくだけなので、なかなかうまくはいかない。それなりに時間がかかると。

記者:400ミリが検出されたところは、これは瓦礫ですよね。

東電:はい。

記者:これは何の瓦礫でした?

東電:これはですね、4号機、今回4号機で●●のですね、破損が見られてそれを発見したものが瓦礫がその周りにあるという状況を得たものですから、その瓦礫をいつか除去しなきゃいけないということで●●ということでございまして瓦礫は4号の、3号のものもですね、その前に北にはあるかもしれませんけれども、概ね4号のものというふうに聞いてございます。

記者:そうしたら、100ミリ、もう1か所100ミリのところがございますよね。100ミリ、もう1か所100ミリのところ。これは何の瓦礫か。

東電:あれも同じ理由で今回、今日の事象、4号のこの発見された事象で同じ理由で一定サーベイで同じ状況のものでございます。

記者:4号側ので、3号のやつが一緒に混ざってるかどうか。

東電:そうですね。影響が全くないかどうかはわかりませんけれども、概ね4号のもので●●ということでございます。

記者:4号のものに何か付着してたっていうことですかね。

東電:可能性はあると思います。

記者:そうすると4号の使用済みの燃料棒からの由来のものっていうことですかね。

東電:燃料以外にもですね、原子炉内の機器ですとか、機械で放射化しているものはございまして、そういったものもですね、考えられるかと思います。

記者:どのようなものがありますか。

東電:はい?

記者:どのようなものがありますか。燃料以外で放射化したのは。

東電:炉内構造物なんかはですね、そのくらいの線量があるものがあると。

記者:そんなら瓦礫で出てきました炉内構造物がすぐ出て行くという話になりませんか。

東電:4号機はですね、定期検査中でございまして、炉下が開いてございますので水は入ってございますから、水の中のものがこう出てくるとはちょっと考えづらいんですが、可能性は否定出来ないかなと。

記者:例えば解体修理で取り出したシュラウドの部品なんかがその辺に置いてあったり、それが落ちたり。

東電:シュラウドはですね、●●ので、水の中に浸けてございますので、それが飛び出してくるのはちょっと考えづらいんですが。

記者:交換したものとか。

東電:それもですね、交換したものは線量が高いので、水没させてますのでなかなか考えづらいんですが、だけど、他の●●に比べればですね、そういったことも否定は出来ないかなというふうに思っています。

記者:普通に考えると、吹っ飛んだ瓦礫ということは要するに風とかそういうものなんじゃないんですか。

東電:コンクリートも放射化している部分はございますので、そういったものも400ミリになるのかっていうのはちょっと定性的に、定量的に今データございませんけれども、可能性は否定出来ないかなと。

記者:普通に考えると、漏れたものが瓦礫に付着して飛んだっていうこと。

東電:漏れたものとおっしゃいました?

記者:放射能が漏れて瓦礫に付着して。

東電:そうですね、その放射能がどこから出てきた放射能の物質か、放射性物質かということですね。

記者:4号から出てきたと。

東電:だと思いますね。

記者:確認ですけど、さっきの昼間の時は近いから3号の、3号だから3号なんじゃないかっておっしゃってたんですよ。瓦礫の話が。やっぱり4号の方が高いっていうことなんですね。

東電:400ミリのサーベイをやった経緯をですね、色々聞きましたら、そういうストーリーでしたので、やはり4号の方が可能性が高いかなということでと思います。

記者:それはあれですか。燃料プールの、例えば、液体が壁に付着してそれが衝撃で飛んだとかそういう可能性は考えられますか。

東電:燃料プールの水はですね、比較的きれいでございまして、ほとんど放射性物質はないんですね。ですので、水は付着していると思いますけれども、水が400ミリの放射性物質であるということは考えづらいということです。

記者:この4号機の使用済み燃料プールの対応ですけれども、どれくらい待たないと足せれないというか、作業が出来ないんですか。それがどういう対応を今考えてらっしゃるんですか。

東電:まずはですね、まずはよく現場を確認をしてですね、これどういう確認の仕方になるかわかりませんけれども、上から見るとかそういったことで、水をしっかり入れると、冷やすということをしませんと、これは危なくてなかなか近づけないという状況でございますから、そこをまずしっかりやって、それから●●という状態になってございます。

記者:まだやってはいないんですよね、注入。

東電:注入は早くしたいんですけれども、今準備を検討していると、しっかり●●するという段階です。

記者:どれくらいかかるんですか、入れるまでに。

東電:ちょっとお約束は出来ませんけれども、2,3日以内に何とかしたいというそういうスピード感で今やっています。

記者:朝の段階ではですね、2号機が一番危険な状態だったと、優先的に対応しなきゃいけないという話でしたが、現時点は1号機から4号機の中で最も危険度が高くて優先度が高いのはどれですか。

東電:なかなかですね、今プールの問題が今日ありますので、順番を申し上げるのは難しいんですが、原子炉の方、まず炉の方はですね、1、2、3号に関しては、安定はしているという認識。ただし、水没していないと。水没していないのは入っていく水とそれからその残留熱で水が蒸気になって出て行ってしまうということが並行しているのか、先ほど申し上げましたように何か水が少し漏れてしまっているか、どっちか何ですけれども。少なくても水位は燃料頂部には達しないものの安定していると。それから圧力も安定しているということでございますので、これをこの状態をまずは崩さないでしっかり継続するということで。じゃあずっとこのままじゃないかということになりますけれども、これはですね、電源系統からですね、しっかりもう少し大きなポンプが使えるようにですね、していくとか、それから圧を抜いてバルブがしっかり開くようなものにしていくとか。いうことを今裏で鋭意検討してございます。そういったことが●●しましたら、もっと●●をもってですね、注入すればですね、燃料が水没出来るものだというふうに思ってございます。それをうまく。これは非常に重要な。

記者:それは明日くらいにも始まりそうな感じ。

東電:もう電源の方はですね、色々行動はしているというふうに聞いていますけれども、ちょっといつかというのは。

記者:電源車っていうんじゃなくって、所謂この●●を復旧させてひいていくっていう。

東電:今色んな可能性をですね、模索してやっております。電源車とかですね、おっしゃる通りですね。外部電源から●●という手も色々模索して今やってます。

記者:外部電源は東北電力からもらうっていう。

東電:元々あそこはそういう。

記者:福島ですからね。

東電:はい。

記者:すみません。4号のプールに注水が出来ないのは何でなんでしょうか。

東電:これはなかなかヘリコプターを飛ばして上から水を入れるか、もしくは下から散水するかくらいしか今アイディアございませんで、どちらもですね、ちょっと今日中は難しかったということです。明日も●●と、なかなか難しいんですけれども、今日明日明後日、明日明後日くらいにはですね、少し行動に移していかなきゃいけないかなと思ってます。

記者:それ、ごめんなさい。他の1、2、3と比べてそういうヘリコプターとか下からとかっていうのは、なぜそういうことしか出来ないんですか。

東電:それはですね。

記者:つまり。

東電:他のシステムを使ってございます。

記者:ちょっとわかりづらいんで、どうして4号機の注水だけそこまで難しいんでしょうか。

東電:これは燃料プールの話ですね。

記者:そうですね、はい。

東電:これはですね、その難しさはどの号機も一緒でございます。今は4号が一番温度的に厳しいだろうと我々思ってるんで、4号を優先的にやってますけれども、屋根がなくなっている3号と1号に関してもおそらく同じ方法で水を注入していくことになると思いまして。

記者:ヘリ、ヘリとか散水っていうのは消火活動の話ですか。

東電:いや、燃料プールに水を入れる。

記者:水を入れるのもそういう方法。

東電:そうです。

記者:つまりこの炉みたいにプールに水を入れるバルブみたいなのがあって、そこから入れたら、そういうの使えないんですかとそういう。

東電:本来ありますけれども、まずそれにはポンプが回ってなきゃいけなくて、そういったポンプも一切回りませんので、本来のシステムは使えなくてですね、そこから。

記者:燃料プールって高いところにあるんでしょ。

東電:ええ、そうです。

記者:ポンプを回すところまで作業員を行かせないということなんですか。安全に配慮して行かせないということなんですか。

東電:ポンプ自体がですね、電源がまず復旧しないと回りませんから、行ってもポンプが回らないという状況ですので。

記者:その辺りまで作業員出せる、やらせるんですか。

東電:ポンプが回るということになればですね、そういった選択肢も出てくるとは思います。

記者:●●やるんですか、安全配慮。

東電:はい?

記者:安全配慮してやらせないこと、行かせないこともあるのか。それとも業務命令で行かせるのか、そういうどっちにしないといけないのかっていう場面はあると思うんですよね。

東電:それはそこの線量の状況に応じて判断するということになると思います。

記者:ヘリでの散水の場合、協力仰ぐのは自衛隊ですか、米軍ですか。

東電:両方今お願いをしているというふうに聞いております。

記者:両方ともやりますよという返事は頂いているんですか。

東電:ちょっとそこまでは今確認出来ていません。

記者:今日難しかったのはなんでって。

東電:ちょっと聞いてませんけれども、上空にも、聞いてません、それは。

記者:すみません。ヘリでの散水って言ってもあそこまだ建屋がまだ残っていますから、穴のところから入れるとかそういう意味ですか。

東電:建屋、4号機ですか。

記者:はい。

東電:そうですね。4号機はそういった意味も含めてどっちが有効なのかということを。

記者:つまり開いている穴から何とか水をヘリコプターとか下からとかで入れていくという作業をしなきゃいけないという意味ですか。

東電:今そういう方向で検討しているということです。

記者:それしかないっていうことですね。

東電:しかないかどうかわかりませんけれども、それがまず一番手っ取り早いと思って検討してます。

記者:施工した建設会社何かの支援、への支援を要請するとかそういうことはないんですか。

東電:それはですね、現場ではなくて検討の段階ではもちろんやってございます。

記者:まだやってはいないということ。

東電:設計しているですね、プラントメーカーさんにはですね、今回の対策におきまして色々技術的な面で色々サポートを頂いてございます。もちろん現場のですね、作業をするための機器ですとか、そういうものの案、そういう案だし等についてもですね、色々考えて頂いております。

記者:●●はもらっているということですね。

東電:はい、その通りでございます。

記者:すみません。海江田大臣の。

東電:それでちょっとお時間に、最後1問だけお願いいたします。

記者:海江田大臣の指示にドライウェルのベントを行うことっていうのがあります、必要に応じて。それの●●はどうなっているんですか。

東電:ドライウェルベントにつきましてはサプチャーベントとちょっと違いましてですね、大気中にいきなり蒸気を出してしまいますので、非常に線量高いです。現段階ではですね、まだサプチャーベントが有効に聞いておりますので、そちらの方で進めてございます。

記者:抑制室破損したっていう話ありましたけれども、それでもウェットのベントはまだ効いているとこういう判断。

東電:そうですね。それによってですね、周辺のかなりもう周りに高い線量になっておりますけれども、それを実施したことによってさらに上がるというような兆候現在見られていないようですので、まだ有効に聞いているのではないかというふうに考えております。

記者:すみません。確認なんですけど。

東電:どうもありがとうございました。

記者:すみません。

記者:おい。

記者:すみません。確認なんですけど。

東電:じゃあこれで最後ということでよろしくお願いいたします。

記者:今日の爆発で可能性としてプールの中の燃料が破壊されるっていう可能性。

東電:とですね、すみません。プールの中の爆発によってですね、何か物が落ちたりした場合に燃料の頭の部分、中にはラックの中に入っておりまして、燃料の本当の半分の部分が上部に出ているだけですので、何か物が落ちたりすることによってですね、燃料が破損するということはあまり考えられないのかなというふうに考えております。

記者:ただ可能性としてはあるじゃないですか。

東電:全くないということでございません。

記者:すみません。1号機から3号機、なかなか水位が上がらないっていう話なんですけれども、水漏れも考えられると。水漏れしている場合は放射性物質も含まれるかと思うんですけれども、本当にそういう水漏れっていうのは考えられるんでしょうか。

東電:そうですね、現段階ではですね、水がどこかに出てきているというところは確認されておりませんが、水が水位が上がってこないという原因の1つとしては考えられますので、可能性としては否定出来ないと、可能性はあるというふうに考えております。

記者:すみません。確認です。5号機、6号機は現時点では特に問題なくて、安定されているという認識で。

東電:5号機、6号機は比較的安定した状態です。最終冷却源としまして、海水の冷却水を確保出来てございませんので、それを早急に復帰するということが前提になりますが、非常に安定した状態で1号から4号とは違いまして、まだまだしっかりとした状態で管理がされている状況でございます。

記者:ただ、5号機、6号機でプールの水温がわずかに上昇してるっていう話ありますけど、これはどうなんでしょうか。

東電:おっしゃる通りでですね、プールにつきましては現在燃料プールの冷却ラインは動いております。ただそこに繋がっております海水、冷却をするための海水が止まっておりますので、現在5号機のボリュームの中で循環をすると。その部分において空気で冷却するという状況ですので、熱源が小さいという状況ですので、少しずつ温度は上がってきます。ですので、この状況がですね、長期にわたって続く場合には、最終的にはですね、温度が高くなるということになると思います。

東電:本日はどうもありがとうございました。こちらの方で●●させて頂きたいと思いますので。

記者:ダメだって、ダメだって。

記者:4号機で通常だと40度って話あったじゃないですか、4号機の話で。5号機、6号機のプールの温度っていうのも大体40かちょっと、そういうことなんですか。

東電:今回ですね、データを見てみますと、5号機につきましては現段階で56.4度。

記者:ごめんなさい。何度ですか。

東電:56.4度。

記者:それは5号機。

東電:5号機です。

記者:燃料プール、何時時点。

東電:燃料プール、これはですね、時間はですね、すみません、もう少し新しいデータがございまして、16時現在の温度でございます。57.3度。それから6号機がですね、16時、同じく16時現在で、66.0度でございます。

記者:それ上がってるんじゃないですか、それって。

東電:温度としましては上昇傾向ではございますが、他のプラントでは85度とかまでそういうところまではまだ至っていないですし。

記者:4号機もそうやって上がっていって爆発したんですよね。

東電:可能性としては否定出来ません。

記者:元々電源が1から3が必要だから、4から6のように回しちゃったからそれで冷却が弱くなって、それで4が爆発っていう説があるんですけど。

東電:燃料プールにつきましては、燃料プールの冷却系につきましては現在大元の水をですね、冷やすための海水のポンプが停止した状態です。ですので、今プールに溜まっている保有水と、あとは5,6号のようにですね、それを冷却するために循環するラインがございます。そのボリュームの中で冷却がされているということでございますので。

記者:それ通常よりも冷却効果弱いですよね。

東電:弱いです、はい。

記者:ということは上がる可能性は高いと。

東電:それで上がる可能性は高いですが、5,6につきましては1から4に比べて上がり方が緩やかであるという状況でございます。

記者:1、2、3の水温、プールの水温は何度でしょう。

東電:1から4につきましては現在水温の確認が出来ない状況でございます。

記者:すみません。中央制御室の放射線量高すぎて、中央制御室に近寄れないという話があるんですけれども、大丈夫でしょうか。

東電:中央制御室の線量が上がっているのは事実でございます。ただ、作業等でですね、人が入って操作をする、それから作業をすることに対してはまだまだ作業が出来る状況でございます。ただ長時間いますと、無用な被曝をしてしますので一度退避をして、また必要な時に戻ってデータをとったり操作をしたり、そういうことを繰り返してございます。

記者:ヘリコプターは明日飛ばすんですか。

東電:ヘリコプターにつきましては、現在調整中だと聞いておりますので、明日飛ぶかどうかはまだ確定してございません。

記者:作業員の方はもう自主的にやってるようなもんなんですか。まだ危ない状況だと、作業するのに。

東電:作業員の方は協力頂ける方に協力を頂いてですね、作業を進めている状況でございます。強制的に作業しているわけではございません。

記者:退避はどこにしてるんですか。

東電:はい?

記者:退避している人はどこに退避しているんですか。

東電:退避している方はですね、まず作業中におきましては発電所または発電所構外のですね、線量の低いエリアに退避をしてございます。

記者:750人。

東電:現段階でですね、何人の方が退避してるかはちょっと確認取れてございませんので、そちらについては確認をさせて頂きたいと思います。

記者:その方々はどこに避難してるんですか。

東電:すみません。そちらについても合わせて確認させてください。

記者:交代要員の方は800人で、中にいらっしゃる方は70人。つまり870人くらいっていうことですか。

東電:この数字はですね、退避命令を出す前の段階で、800人が発電所内で作業してございました。残った人数がですね、現在が約70名が残っておりまして、単純な計算ですけど、残りの方が外で待機されているというふうに考えますと、大体730名くらいが外にいらっしゃるということになるかと思います。

記者:午前中の段階では残った人数50人でしたけれども、これは750人のうちから20人が戻って70人になったっていうことですか。

東電:そうですね。作業等踏まえてですね、発電所内に戻ってきた方を含めて70名ほどいらっしゃるということです。

記者:後で結構なんで、プールの温度と変わり方それのデータもらえますか。

東電:確認したいと思います。また確認してですね、次回ご紹介したいと思います。

記者:次回っていつですか。

東電:次回につきましては、準備が出来たら実施したいと思います。

記者:そちらの方に言いたいんですけど、もし会見の時間を区切るんであれば、個別ちゃんと受けてくださいよ、質問とか。あなたたちって、皆さん何階か知らないけど、みんなどこかいなくなっちゃうじゃないですか。しかも広報に僕らが入ろうとするとブロックされて、個別の質問一切出来ないじゃないですか。だからこの場しかないんですよ、聞くことは。

記者:そりゃそうだね。

東電:ご意見承りますけれども。

記者:じゃあ個別受けてくれるんですか、これから。

東電:いえ、色々お話をさせて頂きながら今日のちょっと。

記者:広報常駐してくださいよ。

記者:普通常駐するんだよ、こういうときは。終わったらパッと逃げるみたいに帰っちゃダメだと思いますよ。

東電:またお話を聞かせて頂きながらいつも帰ってつもりでございますので。

記者:今朝なんか鍵かかってたんですよ、広報。

東電:部屋にですか。

記者:そうですよ。

記者:すみません。●●以降やってもらえません?計画停電のやつ待って、それが8時半からのはずだったんで、それやって欲しいので、このままその話をそこで外でしてもらって、計画停電に変えてもらえませんか。

記者:確認なんですが、中央制御室は常駐できない状態っていうことですか。

東電:常駐しますとですね、無用な被曝をしてしまいますので、それが出てですね、被曝を出来るだけ減らすということでですね、中操にはおいていないという状況でございます。

記者:常駐できない状態でも作業に滞りありませんか。

東電:作業に、必要な作業ですね、冷却ですとか継続ですので、今のところ支障は出ていないというふうに考えております。

記者:次の会見のおよその目途。

東電:ちょっと状況見ながら判断させて頂きたいと思います。

記者:本日中にはやるんですか。

東電:いえいえ、また改めて。よろしくお願いいたします。

記者:こちらから伺いたいこともあるかもしれないんで、そちらの情報だけじゃなくて、こちらから伺いたいこともあるかもしれないんで、アクセスできないわけですから、次何時くらいに来ますとか。

東電:色々私どももこうやってお話させて頂いているつもりですし、この後でもお話をさせて頂いております。ぜひよろしくお願いいたします。では、会見の方変わりたいと思いますので、どうもありがとうございます。よろしくお願いいたします。