東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月15日21時34分から62分間)

東電:よろしいでしょうか。それでは大変長時間誠にありがとうございました。ただいまからですね、藤本弊社、藤本副社長によります計画停電の件につきまして●●させて頂きます。まず本日出席しておりますのが、まず左から2番目が副社長の藤本でございます。隣の右側に、藤本の右手が営業部長のシマダでございます。手前こちら側が系統運用部長の内藤でございます。一番右手が法人営業グループマネージャーのサナダでございます。本日は主に藤本の方から全体概要説明させて頂きまして、質疑等につきましては出席者の方で対応したいと思います。それではよろしくお願いします。

藤本副社長:藤本でございます。それでは3月16日の計画停電の実施予定についてご説明させて頂きます。3月14日より開始しております計画的な停電を3月16日以降も引き続きお願いさせて頂きたいと思っております。お客様をはじめ広く社会の皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけし、誠に申し訳なく思っております。当社といたしましては安定供給に向け最大限の対策を講じることで1日も早い復旧に取り組んで参りますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。3月16日の計画停電の実施予定でございます。計画的な停電が予定されるグループと時間帯は本日の需要動向等を踏まえ、以下の通りとなります。実際の停電時間は各グループの時間帯のうち最大3時間程度になる予定です。大変申し訳ございませんが、停電の対象となるお客様につきましてはお知らせいたしました停電予定時間に備えて頂くとともに、その他の地域にお住いのお客様につきましても引き続きご不要な照明や電気機器のご使用を控えて頂きますようご協力をお願いいたします。グループごとの計画停電の予定時間帯でございます。第1グループ6時20分から10時。

東電:第4グループです。

藤本副社長:失礼、失礼。第4グループ。第4グループ6時20分から10時。第5グループ9時20分から13時。第1グループ12時20分から16時。第4グループ13時50分から17時30分。第2グループ15時20分から19時。第5グループ16時50分から20時30分。第3グループ18時20分から22時。3月16日最初に停電を予定している第4グループにつきましては別紙2をご参照頂ければと思います。グループごとの具体的な地域につきましては上記予定時間、上記予定時間より前にお知らせいたします。尚、東電ホームページには町名まで記載してございます。グループごとの時間帯は開始終了時間が多少前後することがあります。当日の需給状況によっては予定していた計画停電を実施しない場合があります。また予定を超えて需給がひっ迫した場合には改めて計画を見直したうえで実施前に計画をお知らせいたします。また、計画停電を実施しているグループにっ隣接する地域についても停電する場合があります。次に3月17日から3月21日における計画停電の実施予定でございます。グループごとの具体的な地域については予定時間前にお知らせします。グループごとの具体的な停止時間帯は別紙2をご参照ください。グループごとの時間帯は毎日変わることとなります。また開始終了時間が多少前後することがあります。当日の需給状況によっては予定していた計画時間を実施しない場合があります。また、失礼しました。予定していた計画停電を実施しない場合があります。また予測を超えて需給がひっ迫した場合には改めて計画を見直したうえで実施前に計画をお知らせします。その他火災防災のために自宅を離れる際にはドライヤーなどの電気機器のスイッチを入れたまま外出されないようにお願いいたします。自家発をお持ちのお客様につきましては燃料の確保等をお願いいたします。参考といたしまして、3月15日の需給予測でございますが、想定電力が3500万キロワット。供給力は3300万キロワット。明日の3月、失礼しました。3月16日の需給予測。需要想定3800万キロワット。供給力3300万キロワット。以上でございます。座らせて頂きます。

東電:以上が全体概要の説明でございますが、ご質問ございます方は挙手にてよろしくお願いします。ではどうぞ。

記者:昨日の発表から三連休が増えたのは理解できるんですけど、それ以外の分で昨日の発表から変わった部分を教えて頂けない。4グループとか新しくできた。変わってないんだったら変わってないで。

藤本副社長:あのですね、それについてはちょっとご説明させて頂きますが、この対象地域の詳細がございますね。これは何回かお叱りを受けたやつでございますが、これについてですね、実は一生懸命精査いたしましたところですね、今日はですね、明日の一番最初に始まります第4グループ、ここまでは精査終わったんですけども、その他の4つのグループについてはですね、まだ多少のですね、ミスがございます。これにつきましてはですね、誠に申し訳ないんですけども、明日の午後のですね、6時半までにはですね、全部。

記者:午前。午後。

藤本副社長:午後ですね。午後の6時半までにはですね、全部精査をいたしまして、第1グループから第5グループまでのですね、対象エリアについて綴じたものをお渡ししたいと思います。尚、明日のですね、第4グループで始まります6時20分、この20分前にはですね、第4グループのどこが、第4グループのですね、6時20分に該当するかということをですね、例によってそのグループの停電が始まる20分くらい前にですね、お渡しして参りたいというふうに思います。

記者:今ホームページにはですね、公表されている各グループの地域分けがあるかと思うんですけれども、それから第4グループは精査した結果、多少は変更が生じているわけですね。

藤本副社長:残念ながら、まだホームページはですね、改修が終わっておりません。したがいまして、今はですね、今日お配りいたしましたこの別紙1ですね、これが一番新しいデータとなっております。

記者:すみません。ホームページはいつ最新情報が載るんですか。

東電:第4グループが載っております従来のホームページの第4グループのものにつきましては、今夜のうちに差し替えさせて頂きたいと存じます。

記者:あと2時間以内っていうことですね。

東電:申し訳ございません。早朝まで含めまして差し替えさせて頂きます。

記者:じゃあ要するに1,2,3と5グループはまだ精査終わってないってことなんで、今あるホームページのものが誤りあるかもしれないけど、とりあえずはこれでいくと。

藤本副社長:そうでございます。申し訳ございません。

記者:あと時間の変更等は。

藤本副社長:それはございません。

記者:そういうのは全くないですね。時間と順番は昨日発表したとおり。

藤本副社長:はい。それは別紙2にございますが、このローテーションはですね、変わってません。

記者:すみません。今の話1,2,3,5は明日の夕方6時半までに直すということですけど、そうすると明日想定され得るその4以外のグループについては我々に提供する情報もホームページ上に載る情報も誤りがある可能性がある情報が出るということですか。

藤本副社長:あのですね、例えば第5グループですとね、9時20分から始まりますですね、この20分前にはですね、その分はお渡しできます。停止計画がある分にはつきましてはですね。ただ第5グループ全体についてはですね、あるいは第2グループ全体とかそれを全部整合したものについては残念ながら6時半頃になるということでございます。

記者:需要想定というのは、これは要するに、ギリギリラインのということですか。暖房というものを使うということを想定して、そして天気なども含めてこれを想定しているということですか。

藤本副社長:この参考のところでございますか。

記者:はい。

藤本副社長:明日の需要想定でございますね。明日はですね、ちょっと気温が低くございます。予想としてはですね。今の時期気温が低いとですね、やはり電気の需要が増えますのでおっしゃる通り、暖房需要がだいぶ多くなるだろうということで、今日より多めに想定している。

記者:だからこの数値でいくと、大体3月中は色々厳しいかなということ。あと私思うんですけれども、あと15日だからと言ってね、この人の生活なわけ、快適な生活を送る、●●。例えばガスのファンヒーターを使えとかね、それはできないんですか。例えば東京電力とか東京ガスにガスファンヒーターがあるんだったら、お客さんにガスファンヒーター配って使うように15日間でもお願いしないんですか。それで少しでも停電をしないとか、そういうのはいろんな努力の積み重ねっていうものをやってもらわないと、なかなか●●納得しないんじゃないですか。

東電:はい。申し訳ございませんけれども、私ども一生懸命節電に対してのですね、お客様にこういった節電方法があるとかそういったことを情報もご提供させて頂きながら是非とも節電、そしてですね、大変にご迷惑とご心配をおかけしておりますけれども、この計画停電に対してのご理解頂けますように一生懸命やって参りたいと思っております。

記者:代替的なエネルギー、代替的な機器を使えるんだから代替的な機器を使えるように支援をしないんですか。あと15日間と言ってもそんなに長くないと、15日間ですからね。代替機器、ファンヒーター、東京ガス持ってるわけでしょ。それをお客さんに配ってくださいと要請することできるじゃないですか、東京ガスに。なんで東京電力しないんですか。競合するような、利益が競合するところだからと言ってなんでそれをやらないんですか。ガスファンヒーターを十分に使ってくださいよと。あと石油ファンヒーターもありますよ。石油ストーブもありますよ。そうすればこれくらいの数字だったら何とか乗り越えられるかもしれない。そんな努力をあと15日間の間ね、毎日やってくださいよ、それくらい。やらないんですか。ガスもファンヒーター使えないっていうのはやらないんですか。

東電:大変申し訳ございません。是非とも節電に対してご理解頂けますように努力して参りたいと思います。

記者:これできることやらないと、●●だと思いますよ。

記者:明日のことなんですけれども。

東電:すみません。最初に手挙げて頂いた。

記者:すみません。明日からですね、ローテーションの中に2回第4グループ、2回第5グループと入ってくるんですが、この場合2回停電する世帯っていうのは出てくるっていうことですか。

藤本副社長:はい。

記者:ということでいいわけですね。

藤本副社長:明日のうちに。

記者:明日のうちに。

藤本副社長:ええ。これはですね、この別紙2を見て頂くとお分かり頂けると思いますけども、夕方のですね、この立ち上がりにつきましては1つ1つのグループが時間帯になってるうえに加えましてですね、2つ目のグループが入って参ります。これはどうしても夕方の点灯ピークと我々呼んでますが、そこのところをですね、乗り越えるためにはどうしてもこの2つ目のグループを入れる必要がある場合が出て参ります。

記者:これで言うと、計6時間電気が消えちゃう家もあると。

藤本副社長:このうちはそういうこともあり得ます。それでそこのところの公平感というのは、この色分け全体をですね、見ていきますと、大体同じ量になるというふうにローテーション作ってございます。

記者:それと、この需要実績、15日のやつなんですが、これは所謂計画停電をして600万キロを●●したので実績はこの300万とか、3100万か。3000万とか3100万に収まってるということなんですか。

藤本副社長:今日の一番右下に書いてあるやつでございますか。

記者:そうです。

藤本副社長:おっしゃる通りでございます。ここはですね、皆さん方のご協力によりましてですね、3100万に下がっているということになります。

東電:じゃあ前の方どうぞ。

記者:初日にですね、被災地に停電対象かかって自治体の方から苦情があったと思いますが、本日は被災地に対する配慮って伺えますか。

藤本副社長:茨城県のですね、被災地について私どもが電気をお止めしてしまったということについては誠に申し訳なく思っております。今ですね、災害救助法の適応されているところについては全部除外するようにですね、全部系統見直しました。

記者:それで、その関連で千葉県の森田知事が千葉県の被害の大きいところ除外してくれと。御社の●●支店長が呼ばれたらしいんですけど、このときに支店長は旭、浦安の浦安、あと旭市、こちらの方除外、極力回避するということだったんですけども、今日の第2グループに浦安が入ってる。これは問題がなかったんでしょうか。

藤本副社長:すみません。その浦安というのがですね、どういうその理由で私どもからですね、県の方にお答えしたか、ちょっとすみません。調べておきますが。私ども今災害救助法のですね、適応になったところについてはですね、除外させて頂くということにしております。すみません。

記者:浦安ということはディズニーランドがあるからということですか、それは。当然それ以外ないですよね。

藤本副社長:いや、すみません。ちょっとわからないです。

記者:すみません。ちょっといいですか。三連休が入ってるじゃないですか。●●けど、これ三連休とも供給能力にですね、需要がですね、ついていかないっていう、そういうのは見立ててで●●めるのか。その辺どうなんでしょうか。

藤本副社長:はい。三連休につきましてもですね、過去実績から3000万を超えるところがございます。したがいまして、これを除外するということについてはですね、全然予定されてないですね、停電が発生してしまう恐れがございますので、ギリギリ金曜日くらいまでですね、需要の出方とか気温とか精査させて頂きましてですね、それで三連休どうするかということについてはですね、やるんであれば事前にお知らせするということにさせて頂きたいと思います。

記者:副社長、先ほどの公平感というところの話なんですけれども、先ほどの質問で夕方のピークの時間帯によっては2つのグループが同時にいくのでグループによっては6時間停電することがありますということなんですけれども、今日との公平感でいくと、あるグループによってはですね、昨日に続いて今日停電すると、そういうふうなことはあるんですか。それともグループによってはやったところは外していくとかして、昨日も今日もっていう2日連続は、今日と明日とかですね、2日連続にならないようにっていう対応っていうのはあるんでしょうか。

藤本副社長:このローテーション見て頂きますと、必ずどこか該当しています。したがいまして、1日はないという組み方が今のところちょっとできない。

記者:もう1点なんですけれども、昨日の会見でですね、鉄道がだいぶ混乱したということで鉄道への供給を増やすということで、今日は全グループがということだと思うんですけれども、明日の供給の貯め方というか、はどういうふうにいこうというふうにお考えですか。

東電:鉄道に関して。

記者:鉄道に関して、できるだけ供給を増やしていく方でですね、結果として需要が伸びたということだと思うんですけれども、明日も同じようなスタンスでいくのかどうかって。

東電:鉄道につきましては、昨日ご説明を申し上げましたように、我々のできる範囲内での対応というのをさせて頂きまして、本日ですね、いくつかの鉄道において運転が再開したということがあると思います。この対応につきましては、今後変えるということはございませんので、需要増の効果っていうのはこれからも出るということになります。

記者:わかりました。

記者:昨日の会見のあと、確か副社長土日はやらないで済むと思うというようなことを言ってたと思うんですけれども、ちょっと今回その後の見解を●●たということが1つと。あと昨日の質問と同じで恐縮なんですが、最新の情報に基づいて供給力の今の状況とあと今後の立て直しの見通し、あといつまで計画停電続けなきゃいけないかという、今の最新の情報に基づいた最新の結果でちょっと教えてください。

藤本副社長:昨日はですね、土曜日からの三連休についてはですね、むしろ私行うと言ったつもりだったんですよ。ただ全体的な需給を見ましてですね、もう一度そこのところはよく考えさせて頂くというようなことを申しまして、基本的にはですね、今計画には盛り込んでございますが、これをどうするかっていうのはですね、金曜日までに決めたいということでございます。

記者:あと供給力の状況。

藤本副社長:供給力につきましてもですね、来月末までにですね、何とか400万キロくらいは上積みしたいなというふうに思っております。

記者:昨日とほとんど変わってないと。

藤本副社長:そうですね。火力ですね。

記者:すみません。今ですね、若い人中心に節電の動きが非常に大きいんですね。これの実績需要を見ますと、3000、3100っていう、これやっぱり節電の効果が出てるっていうそういう認識でよろしいんですか。

藤本副社長:ありがとうございます。例えば昨日でございますけれども、鉄道さんがですね、あるいはその他のですね、たくさんのお客様にですね、ご協力を頂きまして需要が非常に下がりました。これが所謂おっしゃる節電効果だと思います。加えまして今日誠に申し訳ないんですけども、6時20分からですね、9時過ぎが、9時ちょっと前までなんですけれども、計画停電やらせて頂きまして何とか需給バランスを保つことが出来ているというふうに思っております。尚、今日はですね、一番最後のグループは本来であれば22時なんですけれども、20時57分で大丈夫だということを見定めましたので、前送いたしております。

記者:それは自主的な節電効果によってそういう早く。

藤本副社長:それもあると思います。

記者:わかりました。ありがとうございます。

記者:節電の呼びかけっていうのは。

東電:すみません。挙手のうえお願いします。こちら。

記者:明日ってさらに気温が下がるっていうことですけれども、今日のように5グループすべて計画通り、2回やるのも含めて可能性としてやる見通しなんでしょうか。

藤本副社長:今日より明日の方がきついんでですね、今日は2グループは入れなかったんですけど、明日はおそらくですね、これやらないと無理じゃないかなというふうに想定はしておりますが、この2つ目のグループをやるやらないについては本当に直前までですね、よく考えて実行したいというふうに思っております。

記者:すみません。先ほどから公平な話が出てるんですけど、グループ内の公平ということで言うと、例えば今日もグループの中の全系統を切ってるわけではありませんよね。そうすると、明日例えば2回くるグループありますよね。別の系統なんですか、それとも同じ系統、つまり2回停電する家があるのか、あるいはなるべくそれは回避するとか。もう1つは先ほど質問もありましたけど、今後ずっと変わっていくときに同じグループがまた回ってきたときに同じ系統を切るのか、なるべく違う系統を切っていくのか。そこはどういうふうに考えてらっしゃいますか。

藤本副社長:できれば後者でやりたいと思っております。

記者:なるべく違うところを。

藤本副社長:ええ。そういうルート分けをですね、しておりますので。例えば朝方止まりましたと、それをまた午後にどうしてもやむを得なく止めるんであれば、優先順位は一番最後にしたい、いうふうに思っております。

記者:副社長に。大きな方向性として初日は結果的には11万世帯。鉄道が自主的にかどうかわかりませんけど、動かなかったと。今日は結局500万世帯。鉄道は動かした。あるいは大口事業者の方にも供給した。この2つを比べたときに、要はやっぱり言い方かもしれませんけど、住民の方たちへの供給とその事業者の方たちへの供給ってのを考えて、副社長の観点からですね、明日以降のその立て方っていうのはどういうふうに見てらっしゃるか。やっぱりある程度は住民の方に負担を求めなきゃいけないのか。それともやっぱり事業者の方にもっと抑えるような努力が必要なのか。その辺の何か見立てみたいなのを教えてください。どうですか。

藤本副社長:私どもといたしましては、事業者さんは非常に大きな設備を持っておられる。それから一般のご家庭はですね、それなりのですね、生活用の設備持ってられるんでございまして、やはり同じようにですね、同じように節電あるいは誠に申し訳ございませんが、計画停電に協力して頂ければというふうに思っております。

記者:ただやっぱり鉄道、仮に鉄道のことばっかり言ってもあれですけど、要はまた元に戻して、やっぱり住民の方たち500万世帯を止めるのはちょっと酷だから、もうちょっと減らそうかみたいな話っていうのはあり得るんですか。

藤本副社長:典型的なお話といたしましては、JRさんですね。これにつきましては、このお客さんにつきましては、やはり社会インフラとして非常に大きな影響力を持っているということでございまして、今見直しをJRさんとやらせて頂いているところでございます。

記者:節電について、やはり先ほどの、例えばエアコンもなるべく使用しないようにとか、代わりに使えるものなら使っていくとか、そういう具体的に言ってもらえれば協力しやすいかなと。普通の一般の人は、このついてる電気とエアコンとどっちがどれだけ、エアコンの方が圧倒的に使いますね。そういうことを認識しているとは限らないので、例えば電気を消すよりやはりエアコンを使うことを抑制するっていう。例えばあとは集中する時間ですよね。例えば炊飯器を使わないでガスで炊けるとかですね。そういった工夫っていうのはやっぱりもう少し必要なのではないかなと思うんですけれども。

東電:はい。その点につきましては本当におっしゃる通りでございまして、エアコンも通常の省エネということで私ども冬場の暖房で使うときには20度、夏場ですとよく28度以下に設定してくださいというようなお願いしてございます。そうは申しながら、暖房冷房お使いなさいますときにもう少し高めに設定されてるご家庭も多いかと思っておりまして、寒い中で16度だ18度だと申し上げるのはちょっとこれは大変お客様にも失礼だと思いますが。

記者:例えば今言った20度にしてくださいって宣言してくださいよ。

東電:そういった温度をおすすめしているということで、お客様が最終的には選ばれることかと思いますけれども。

記者:先日の会見でですね、千葉県の例えば成田市が範囲に入っていても成田空港は除外したっていうお話がありまして、他にも例えばJR東海さんでも在来線は止まっているけれども東海道新幹線はずっと平常運行を続けていらっしゃるというのがあって、事業者さん努力もあるかとは思うんですけれども、そういう社会インフラっていう面でここの施設はもう絶対に電気は止めないっていうものがもし現時点で決まっていらっしゃったら、お教えいただけた方が利用者の方にとっては、ここは少なくとも停電の影響を受けないんだっていうことで安心できると思うんですけど。もしそういうのに該当するものがあったら教えて頂けないでしょうか。

藤本副社長:あのですね、まず電圧的にですね、電圧としてですね、15万以上で受けてるお客様についてはですね、非常に大きな事業者でございますけれども、この方はですね元々停止対象になっておりません。それから今これについてはどうしても把握していかなければいけないというのは、今説明させて頂きました国鉄さんですよね、JR、すみません、JRさん。JRさんにつきましてはですね、できるだけ拠点変電所は送電しているということ。それからあと私鉄さんですね、私鉄さんについてもできるだけですね、送れるようにですね、調整をさせて頂きたいと思います。拠点変電所についてはですね、こういうふうに。

記者:これある大臣の発想なんですけれども、あまりにもアバウトに●●、その中に交通機関も入っていると。ちょっとそういう工夫が足りないんじゃないかというコメントをもらってるんですけれども、そういう●●技術的にはやろうと思ったら交通機関がやっぱり一番大事なんで、それを避けてやるっていうことは技術的に可能なんじゃないんですか。

藤本副社長:今ですね、送電を停止するという単位がですね、6万ボルトの送電線という単位で6万ボルトという送電線ですね、送っているお客様を今切らせて頂いているわけです。その6万ボルトから供給しているお客様にはですね、大きなお客様から一般家庭のお客様まで色々あるわけでございます。その6万ボルトでお送りしているお客様のなかにですね、例えば1軒だけですね、1軒だけは非常に重要拠点があったということになりますと、そのお客さんを除外するということになりますと、その送電線で送っているすべてのお客さんをお送りするということになるわけでございます。そうしますと負担軽減効果がですね、なかなか出て来ないということになります。今5ブロックはちょっと大きすぎるんじゃないかというお話頂いておりますけれども、これについてですね、どういうような形で細分化してですね、今ご質問ございましたようにできるだけですね、そういう重要拠点とか、あるいは社会的にですね、必要なものについてやれるかどうかということについては今検討を始めております。

記者:先ほど頂いた4グループの、細かい話で恐縮ですけど、東京都のところちょっと比べたんですけど、従来午前0時現在のデータ見ると、例えば世田谷区、足立区、大田区、目黒区と23区が入ってます。今日配られた第4グループのこの例えばナンバー6の東京都と思われるところを見ると、23区が全く入ってなくて、ここだけ見てもかなり変わってるんですけども、23区除外したなら。

藤本副社長:いや、そうじゃないです。申し訳ないですけど、それ間違えだと思ったんですけど。基本的にはですね、23区は除外するということで。

記者:23区は除外されるんですか。

藤本副社長:23区はですね、今はですね、停電対象にはなっておりませんが、これからですね、夏場になりますと、そのなんて言うんですか、需給バランスのギャップがですね。

記者:23区は今荒川区とか入って。

藤本副社長:荒川区の一部でございます。送電線というのはですね、例えば埼玉県にある変電所からもですね、電線が出てくるもんですから、一部のお客様についてはお送りするということがやっぱり出てきますけども、原則的にはですね、原則的には23区はできれば除外していきたいということで今この停電計画を組んで。

記者:それ新しい方ですよね。

藤本副社長:違います。申し訳ないですが、それは私がですね、ちょっと説明不足だったんですけども、送電線がですね、どうしても隣接でですね、入ってきているところがございまして、そういうところについては申し訳ないなんですけど。

記者:埼玉と他の●●隣接しているところが入ってしまうっていうのはわかりますけれども、23区全体を原則として対象から外すっていうのは、今初めて聞きました。

藤本副社長:すみません。この停電計画を組むときにですね、どこにお送りしている送電線を切ることがいいかというときにですね、できるだけ23区にお送りしている送電線については対象にしないようにしようと。すみません。言葉が足りませんで。そういうことで結局。

記者:1回今までの発表されたエリアには23区かなりあるから、それを見て今おっしゃったように理解している人は世の中ほとんどいないと思うので、そういう意味で話があったと。

藤本副社長:すみませんです。どうも。ちょっとすみません。今の話続けさせて頂きますと、夏場になりますとですね、今よりもっと需給ギャップが大きくなって参りましてですね、今のこの停電対象だけですとね、無理かもしれないと思っていますので、もう少し範囲の拡大、先ほどご質問ございました範囲の拡大については考えなきゃいけないと。

記者:すみません。確認しますけど、今までのある第1、第2、第3、第5も今までの表だと、23区が足立区とか色々入ってますが、これは全部23区は除外していいんですか。

藤本副社長:いえ、それは私の言葉違いでございまして、どうしてもそういうふうに。例えば足立区ですとですね、千葉の方の送電線から送ってるのもございまして、これは千葉の方、ほとんど送ってるんですけれども、少しだけ足立区に。

記者:一部入るっていうことですか。

藤本副社長:は?

記者:一部入る。

藤本副社長:一部入るということ。

記者:そういうことですね。

藤本副社長:そうでございます。

記者:ただ表だと全体の区が入るってやっぱり理解しちゃう。

藤本副社長:の一部でございます。すみません。

記者:その注釈入れて頂ければ。

記者:23区は基本的には停電の対象地域にはしないけれども、一部ほかの市と隣接しているところは23区であっても入る可能性、ことはある。

記者:単純に区ごとに送電線がちゃんと整備されてるわけじゃないんですねってことですね。

藤本副社長:そうでございます。おっしゃる通りでございます。

記者:原則としては除外という。

藤本副社長:ええ。できればそこは外してですね。

記者:おっしゃることはわかるんですけど、要はですね、明日ね、発表するちゃんとしたですね、リストの中に23区が入るのか入らないのかっていうのはどうなんですか。

藤本副社長:入ります。一部。一部入ります。

記者:発表の仕方に関わると思うんですけど、要は対象となる、皆さん方的には原則入らないとおっしゃっても、そこに住んでる人、世帯によってはかかるかもしれないんですよね。例えば何とか区の人が入るかもしれない。

藤本副社長:すみません。今おっしゃったのは明日止めるエリアに入るかどうかっていう。

記者:いや、明日止めるんじゃなくて。

藤本副社長:そうじゃないですね。

記者:明日そのちゃんとしたですね。

藤本副社長:全体の表の中に23区の一部が入っているかということですよね。入っております、それは。

記者:じゃあその人たちはもしそうなったときにどこに問い合わせるかっていうのは、たぶん自治体。御社もあると思うけど、自治体とかに問い合わせがいっちゃうわけですよ。そこを要するに認識としてたぶん入ってないっていうふうに思われるっていうのは、お客さんの発想とはちょっと齟齬があるじゃないかと。そこら辺を、今日までの発表のあり方も含めてどういうふうに認識されているかをちょっと改めて教えてもらえますか。

藤本副社長:今までですね、このお客様にお知らせする中でですね、23区について入らないという形ではですね、今までお知らせしてございません。私がですね、どういう形で選んでいくんだという基本原則についてですね、申し上げたつもりだったんですけれども、具体的にはそういうところまでですね、一部お送りしているというデータがございますので、トータルとしてはですね、少し入ってしまうところがあるということ。

記者:それは23区に限らず各自治体のこれまでのアナウンスの中でもたぶん皆さん方が入ってないと思ったかもしれないところでも実際としてそこに実際に存在する人もいて、困っている方たぶんいたんだと思うんです。

藤本副社長:本当に一部っていうのはそういう意味なんですね。行政全体はそこは入らないんだろうけど、他の送電線からですね、来ているところでは一部やっぱり。

記者:もう1回整理させてほしいんですけど、そもそも質問したのは、元々つまり15日0時現在であった第4グループの表では足立区、大田区、目黒区と入っていますと。今回の第4グループにはこれ入ってないんで、一部なのか全体なのかはさておき、新しい表では23区は完全に抜けたって理解でいいんですか。

藤本副社長:同じ第4グループであれば、こちらが正しいデータです。

記者:抜けてる前のは入ってませんか。

東電:すみません。今の若干補足させて頂きます。広報部のキシノでございます。ちょっとお借りしてよろしいでしょうか。前回までこちらの表でですね、皆様の方にお配りさせて頂いておりました。今ご質問ありましたように、こちらのグループなんですが、設備の状況変化等によりまして、停電エリアの変更可能性があるということで補足説明させております。加えてこれまでは県の単位で県の単位で地名を記しておりました。こちらでやっていたんですが、今ですね、我々が行っているものがこの単位での整備です。今、本日皆様の方にお配りさせて頂きました。昨日今日とですね、より具体的に停電が一定以上お止めさせて頂く時間の前に皆様にお配りして頂くフォーマットにちこうございますが、その区分けを県、自治体名ではなく、ナンバーという形で変更させて頂いております。こちらナンバーに変更させて頂いた理由が実は私どものですね、こちらの設備、変電設備、お客様のご家庭に送る電気をですね、電圧を変えていくための5つの設備、変電設備の単位での整理になっております。ですから、1番につきましては、読ませて頂きますと三郷、川口、草加云々と書いてございまして。これがあるいはですね、2番につきましても1番に●●て、川口市、2番にも川口市が入っております。これはなぜかと申しますと、川口市の中でも1番の電気関連の設備から電気を送る地域と2番の変電設備、要は電気をお送りさせて頂く設備から2番の地区の川口市のある一定の地域に送る設備と。こういうものが混在しております。ですから、今まではですね、皆様にご理解頂くようにこの整理ペーパーを自治体別、埼玉県、神奈川県等々ですね、整理し直して皆様にお配りしていたのが先ほどの表です。ですからその作業によってですね、チェックをしながらお渡ししていたということもございまして、これまで皆様のご混乱を生じさせるようなエラー、ご迷惑をおかけしてきた次第です。ですから、基本に立ち戻りまして、エラーをなくす、ご迷惑をなくす観点から私どもが整理している形でですね、お示しさせて頂いて、きちんとカバーし得る内容にしたうえでみなさんに本日からお配りさせて頂いているということでございます。

記者:すみません。じゃあ自分の家の電気がどの変電所から来ている、何番の変電所から来ているって普通のお客さんにはわかりますか。

東電:はい。ですから、今日ですね、お配りさせて頂きましたペーパーの中で、例えば今日の第4グループ、何時から何分にご迷惑をおかけする時間。そして対象となる県をこちらの方で例えば千葉県、神奈川県、群馬県とその対象の地域を書かさせて頂いて、そしてその県に属する地域をこちらの中で記させて頂いているということでございます。ですから、お客様にとりましても、ナンバー1という数字にですね、そこに属しているということはもしかしたら価値がお客様にとってはないのかもしれませんけれども、今回あるいはある特定の回に電気のご使用についてご迷惑をおかけさせて頂く方にとりましては、何県の何々の地域という形でお読み頂くという形で、きちんとカバーされている方が落とされているよりですね、カバーされている方がいいと判断しまして、こういう形で変更させて頂いております。

記者:なかなか一般の、所謂住民からするとですね、自分のところが停電するのかしないのかっていうのがですね、なかなか直前にならないとわからないっていうわけですね。なかなか資料が皆さんちょこちょこホームページをチェックするわけにもいかないので、なかなかわからないというか、直前にならないとわかんなくて、わからないままひょっとしたら突然パタッと電気が消えてですね、自分のところが停電になったことを知るっていうことで、随分未だに2日間やってみて、なかなか混乱が解消されてないということについてはどうお考えでしょうか。

藤本副社長:その点についてはですね、誠に申し訳ないというふうに思っております。今説明いたしましたようにですね、できれば多めにですね、多めにご説明、計画停電を紹介させて頂いているという形をとってます。例えば私のうちは何区、何丁目何番地何号っていうのが、これが●●ですけど、これやっぱり何町とかですね、そのくらいの表示しか今できない状況でございまして、それは電線の引き方によってですね、入るところと入らないところがどうしても入ってしまうということで、これは誠に申し訳ないです。

記者:そういう意味で東京電力としては、それはもう対象エリアになっていれば、例えば区でですね、自分のところが対象エリアになっていれば、もう基本的に来るものだという前提でもう行動してほしいと、そういうふうな理解でよろしいんでしょうか。

藤本副社長:はい。止まらないと言われてて止まるよりですね、止まると言われてて止まらない方がまだですね、私どもとしてはお客様にとってよろしいんではないかという考え方をさせて頂いております。

記者:送電線ごとに色分けした地図とかそういうのは作れる。

藤本副社長:資料としてですね、ものすごいたくさんの送電線ございます。

記者:だからそのグループごとに地図で色分けするとか、そういったようなことはできないんですか。

藤本副社長:ちょっとそれはお出しできないですね。申し訳ないんですけど。

記者:すみません。1つ教えてください。明日の計画停電ですが、●●500万世帯っていうのが明日はさらに気温が低下したりとか、2回目に入ったところもあるので、500万世帯から明日はどのくらいの世帯に増えそうだと、そういう予測はありますか。

藤本副社長:世帯数についてですね、明日ですと、例えば第4グループ最初にやりますですね。この第4グループの中にですね、どのくらい止めるかっていうのがですね、明日の朝以降じゃないとちょっと決められないものですから。

記者:そこはわかります。気温が低下したりとかするから500万よりは増える。

藤本副社長:明日は500万より増えます。

記者:それをどのくらい増えるかとか。

藤本副社長:例えば今日もですね、あるグループは電力量は大きいんですけど、お客様の数すごく少ないところがある。これはなぜかと言いますと、そこに大きな工場が1つございましてですね、世帯数としては少なくなってきちゃうんですね。したがいまして、なかなかトータルの世帯数、影響件数っていうのはなかなかはじき出せないということでございまして、もしこれフルフルにですね、この2つ部分もやったらですね、今日よりは大きくなることはわかり切ってるんですけど、ちょっとそこは申し訳ないんですけど、どのくらい大きくなるのとかっていうのは。

記者:大幅に。

藤本副社長:それは増えますけども、どのくらい増える化っていうのはちょっと今のところ予想できません。

東電:お時間の方で、あとお2人でお願いします。それではお2人で。じゃあ先にどうぞ。

記者:すみません。マクロでちょっと教えてほしいんですが、最初に4月いっぱいまでで大体目途がつくだろうという話でしたが、今2回来る人がいてその人は6時間になったりする。4月いっぱいまでにですね、そういう山が来るのか、あるとすればどこなのかっていうのを教えてほしいんですが。

藤本副社長:すみません。山というってどういうことですか。

記者:毎日のようにですね、6時間にしなきゃいけないところが出てくるという。

藤本副社長:はい、わかりました。電源のですね、復活状況、今火力発電所で今一生懸命立ち上げております東京湾内の比較的被災の少なかったところ、これが入って参りますとですね、停電数もですね、減って参ります。そういうその運用、当然して参りますので、4月いっぱいくらいまでですと、どちらかというとまだ暑くなりませんので、需要はどちらかというと下がり気味、安定的になって参りますので、停電件数は減ってくるんではないかというふうに思っております。

記者:そうすると、毎日6時間止まって困るというようなことはあまり想定はしなくていいんですか。

藤本副社長:負荷が軽くなって参りますとですね、この今2つ積んであるところ、これを最初にやめていきますから、そういう形になっていくかというふうに思っております。

記者:すみません。災害救助法対象地域外すということなんですけど、確認ですけど、どの県で、その県を含むと全部、全域になるのかというのと、それがいつぐらいまで目途に外すということになるんでしょうか。

藤本副社長:全県になりません。その対象をお送りしているところはですね、できるだけ選んでやっていきたいというふうに思っております。そういう中で茨城県さんにつきましてはですね、ちょっと私どもがですね、大変ご迷惑をかけたということでですね、対象としては今全県外れております。

記者:茨城は全県。

藤本副社長:はい。千葉さんなんかもあるんですけど、今千葉県さんについてはその対象のお客様だけ外すような方向でやっております。

記者:確認ですけど、茨城の全域と千葉の一部に限ると、この2点ですか。

藤本副社長:あと栃木はございますが、栃木は宇都宮でございます。栃木もその対象になります。

記者:栃木も一部ですね。

藤本副社長:そうです。この災害救助法の適用を受けてるお客様が。

記者:あといつくらいまで、目途を。他の地域もずっと停電続くわけですけれども、この地域に限って除外されるっていうのは最後までやられるっていう。

藤本副社長:それはその法令でですね、法令が適用されている限りはですね、やって参ります。

記者:すみません。あとちょっと要望なんですけど、どうしてもですね、●●あって、押し押しになっちゃうんで、少なくともですね、資料くらいは大体目途がついた時間にですね、渡して頂ければ、して頂ければありがたいなと思いましてですね。

東電:それでよろしいですか。

記者:次回以降ちょっと考えて頂ければ。

東電:では以上で本日の会見を終了させて頂きます。どうもありがとうございました。