東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月18日10時10分から47分間)

東電:お手元に資料3種類ご用意させて頂きました。1つは、こうした電源供給保持の概要の図でございます。それと福島第二のプラント状況等のお知らせ、午前9現在。それとプラント状況のプラントパラメーター、A4ワークペーパー。以上3種類でございます。今日はですね、まず午前中にこちらの電源供給保持の概要についてご説明しまして、これを中心にご説明申し上げまして、その後宿題等につきましてはできましたら午前中にもう一度お邪魔してご説明するというようなこんな流れでお願いしたいというふうに思います。したがいまいてここはまず取り急ぎ電源供給保持の概要についてのご報告というこういう場に申し訳ございませんが、させて頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

東電:私の方からお手元のですね、地図がございます。パラで。●●ご説明させて頂きます。まず2号機にですね、炉の電源の復旧工事の概要をこれについては示してございます。それと、工事をやるにあたっての●●線量だったり、A4の横にございまして、下の方ですね、下のところから66キロボルトと書いてございます線が上に分っていうのがあって、予備変圧器と書いてあります。その後ですね、6.9キロボルト、これNCというのは●●という配電盤のことでございます。それで今回の工事はここの配電盤まではですね、ちょっと配電盤●●すけれども、配電盤までは元々、予備とは書いてありますけれども、予備として既設であったというものでございまして、この配電盤からですね、6.9キロボルトのケーブルをこのような少し迂回するような形でですね、550メートル、それから●●で930メートル接すると。930メートルの右側、事務本館のところでございますけれども、事務本館別館のところの前に仮設のメタクラ、これは仮設として今回新たに持ってくるものでございまして、これを置いてこの仮設のメタクラ、配電盤ですね、メタクラからですね、1号の建屋に入れて建屋の中から2号の建屋に引き回すと。その後はこれは既設のですね、水没していない変圧器を●●ボルトから480ボルトに薄い変圧器を介して480ボルトの、これはPCというのはパワーセンターと申しまして、これも1つ配電盤でございます。この配電盤を受電してやるというのが本来は昨日そこまでできればなという予定で作業をしていたものでございます。今朝まで、どこまでが終わったかと言うと、色々●●ってございまして、難しかったんですけれども、この事務本館別館のですね、上の、下のですね、仮設のメタクラを敷設したところで今のところは終わっています。本日ですね、まず午前中かけてこの仮設のメタクラ、事務本館別館の下にある仮設のメタクラからですね、1号に入れて2号まで持っていって、その本設の6.9キロボルトを480ボルトの変圧器まで接続するというところを午前中にやるようでございます。午後でございますが、これは今調整していますけれども、午後ですね、放水との絡みもございまして、ちょっと今それはすり合わせしていますけれども、午後にその930メートルと550メートル、約1.5キロのケーブルを敷設するという予定でおります。それから線量でございますが、バツが約1.5キロのところとそれから1号炉と2号炉の海側のところにございますけれども、バツの地点での事前に測った線量が記載されています。今の説明の順番で申しますと、下から行ってですね、既設の予備メタから6.9キロボルトの●●メタクラのところの先が約3.0ミリシーベルトパーアワー。それから550メートルのところの大体中間の位置、これが1.3ミリシーベルトパーアワー。それからちょうど折り返す地点のところが0.5ミリシーベルトパーアワー。それから930メートルのところのほぼ真ん中辺ですね、これが0.7ミリシーベルトパーアワーでございます。スーッと行きまして、事務本館別館のところの前辺り、ここは今回の線量の中では一番高くて20ミリシーベルトパーアワー。あとは建屋の中に入ってしまいますけれども、一応タービンのこれ前ですけれども、大物搬入口という搬入口がございまして、タービンの大物搬入口の前が、1号機が10ミリシーベルトパーアワー。2号機が15ミリシーベルトパーアワー。いう環境になっているということです。

記者:これいつの数字ですか。

東電:これはですね、ちょっと確認します。一昨日だと思いますけれども。

記者:これ全部違う時間っていう可能性あるんですか。それぞれの場所が。

東電:基本的には同時にシリーズで測ってますので、全く同時じゃないですけれども、シリーズで同じ作業の中で測ったものと。

記者:すみません。もう1回。今言ったのをもう1回言ってもらえますか。何日か。

東電:一昨日だと思います。確認させてください。時間は確認させてください。

記者:すみません。930と550のケーブルをひいたら電線については完成っていうことでよろしいんですか。午後にやった段階で。

東電:ええ。2号機の480ボルトのパワーセンターまではここで受電できる設備は整ったということになると。

記者:具体的には何時になるんですか。

東電:ちょっとそこは今放水との関係がございますので、調整中です。

記者:TBSの●●です。ちょっとよろしいですか。ごめんなさい。ここまで引いたところで1号と2号でこの先今やっている給水の形とどのくらいレベルアップした形の給水が確保できるようになるんでしょうか。そこまで行くまでにもう1つ障害があるとしたら、たぶんそのポンプの動くかどうかとかっていう問題なんですか。この辺の見通しもあったら教えてください。

東電:ポンプのまず、その後の話はですね、まだ調整中でございまして、どの程度の本設のポンプをまず優先的に動かすっていうのは今調査、検討しています。ですので容量的にはですね、ちょっとその段階までお待ちください。

記者:3と4に関してはどうなってるんでしょうか、ケーブルの敷設に関しては。

東電:3と4はですね、また別ルートで敷設することを考えてございまして、構外の作業は実は昨日少し着手しているというふうに聞いていますけれども、またそこは整理してですね、今日ご説明させてください。

記者:この電源を引くと1,2の貯蔵プールの方の実際の冷却っていうか、水の循環も同時に可能になるんですか。

東電:2号機、まずは2号機のパワーセンターに受電しますから、これは2号機です。そこから1号に受電するラインがございますので、それを受電すれば1号側にも電源が行くということです。

記者:それぞれ原子炉本体の注水と冷却庫というか、保管、プールの方の循環も同時に●●と。

東電:なかなか難しいんですけれども、そういうふうにできるようにこの電源を生かそうというふうに考えています。

記者:目論見としてはそうですね。

東電:はい。

記者:これが終わった後3、4号の方にも別の系統から同じような作業を進めていくと。

東電:はい。3,4号の方もパラで、パラというか並行で。

記者:バラバラですね。

東電:今日着手する予定ですので、またそれは別途して決めさせてください。

記者:すみません。このケーブル自体はまだ全く進んでないということでいいんですよね。

東電:はい。ケーブルは午後から。

記者:午後からで、今の時点では1メートルも進んでないという。

東電:はい。

記者:このケーブルを敷設し終わった段階で電源の供給を開始する前段階の作業がすべて完了するということで。

東電:2号機に関して、2号機のこのパワーセンターにぶら下がってる機器は一部でございますので、全部の電源が生きるわけではございませんで、ほんの一部でございます。いくつも系統が分かれてますけれども、そのうちの1つが受電できるということでございます。

記者:今日の作業はもう始まっている?

東電:昨日の夜から継続してやっています。ずっとやっています。やり続けています。

記者:3と4へのケーブルの敷設はいつ頃完了するご予定なんですか。

東電:そこはちょっとまだ調査させてください。

記者:目途でも結構なんですけど。

東電:今日1日ではちょっと難しいと思います。明日までかかると思います。

記者:保安院の方でですね、さっきの保安院会見してました、これで3,4にですね、電気引く作業が大体20日くらいを●●って話が出てるんですけれども、それ日にちはいいんですけれども、要は保安院が考えている20日っていう話と今おっしゃった電線引っ張ってくるのは、要は全く被ってる話でいいんですよね。別の話を言ってるわけじゃなくて、お互いに。同じことを。

東電:同じ、同じ話でございますので、申し訳ございません。当社の説明と違うので、たぶんそちらの方が信憑高いかと思いますけど、確認させてください。

記者:ラインが1回迂回してるのはどういう理由があるんですか。

東電:ここは高低差がございまして、実は予備メタクラとですね、事務本館の方は山というか、道がないんですね。道がこういうような形状になってますんで、車が通れるような道をまず通すということでこういった手段に。

記者:じゃあこれ道沿いに。

東電:道沿いです。ちょっと地図がですね、これ防護関係上ですね、非常に不親切な地図になってまして、申し訳ございませんけれども、出せる情報と出せない情報があって、出せる情報のみの一部なので、不親切で申し訳ございません。

記者:すみません。確認させてください。事務本館別館の配電盤から1号機2号機へのこの配線はこれは生きてるんですか。

東電:これは生きてません。これから敷設します。

記者:これからですよね。

東電:今日の午前中敷設します。

記者:なるほどなるほど。わかりました。それでそうすればさっきおっしゃった原子炉もそれから貯蔵プールへの冷却も可能になると目論んでいるとおっしゃいましたが。

東電:目論んでます。

記者:それは今日中に。

東電:負荷の方はですね、そのポンプを回す、ポンプの健全性の確認の方はまたその後の話なので、今日どこかのポンプが1台回せればいいかなっていうくらいで、ちょっとなかなか難しいと思うんで、明日以降になると思います。

記者:具体的にはどのポンプ、1号2号のそれぞれどのポンプ動かそうというようなおつもりなのか。

東電:それは現場が今検討してますので、ちょっとまた情報仕入れて後でお知らせします。

記者:まだわからない。

東電:まだわからないです。それから放射線管理の方で昨日小林と私の方で色々ご説明をしましたけれども、放管、放射線管理委員がついてますね、サーベイをしながら作業をしていくということご説明しましたが、昨日からのこの作業に関してはですね、一部20ミリシーベルトパーアワーという、この数字が高いか低いかというと、●●だと十分高いんですが、今回この状況の中ではですね、100ミリ上限でやってございますので、それほど高くないという判断で、このサーベイをもって放管員の方が正面玄関のサーベイの結果がございますよね。定期的に新しいデータが。あの値が大きく変わらなければこの今お出ししたこの数値もですね、大きくは変わらないだろうというのが放管の方の判断で、注意事項を事前に作業員に説明した以降はですね、放管員の無用な被曝を避けるために今回はつかないで作業をやるというふうに聞いています。放管員は対策本部の方に残ってですね、正面玄関の値をよく監視しながら作業見守るということで作業を進めています。作業員。

記者:正面玄関っていうのは正門ではなくて。

東電:正門です。ごめんなさい。正門です。各作業員が、昨日もお話しました1人ずつ自分のメーターを持って作業をしてますので、後は個人の管理でそのメーターが上限に近づいてきたら作業をやめるという管理で作業をやっているというふうに聞いています。

記者:これ1号か2号かの建屋の中からでも作業があると思うんですけれども、そこの水準っていうのはもっと極めて高いんじゃないかと思います。作業は続行できる。

東電:そこもサーベイをしていると思いますので、はい、できるということでやってます。

記者:これがだけど高すぎるとここまで線引っ張ってもその時の作業は難しくなってしまうわけですよね。

東電:これはタービン建屋でございますので、原子炉建屋とは建屋を介してますから、それほど線量は高くないものというふうに推測はできますけれども、そこはたぶん値をたぶん測りながらですね、判断してやっていくと。

記者:今はまだその建屋の中での作業にはまだ至ってなくて、その手前の段階ですか。

東電:午前中これをやる予定ですので、着手しているものと思います。

記者:着手してる。

東電:はい、はい。

記者:正門を監視してれば他のところも大丈夫ってどういう判断で。

東電:全体の今そんなにプラント自体、プールとか原子炉の中の方もそんなに大きく変動、パラメーターが変動しているという状況ではございませんので、高くなれば全体が高くなると、発電所全体がですね、周りが全体がですね。どこか局部的にですね、ぱっと高くなるというふうな状況にはないというふうな判断ですので、比較的高い正門の値を見て、その値が変化しなければ今回の作業のエリアの線量も大きくは変化しないだろうと。

記者:ただこれを見るとですね、一番高いところが20ミリシーベルトパーアワーですけれども、そこから1.3のところまでが0.7のところもあるんですが、0.7のところの方が20に近いですよね。つまりあんまり重心があってそこから距離の2乗に反比例しているというような形にあんまりなってなくて、割とまだらになっているようにも見えるんですが。

東電:確かにですね、1から3まではですね、それぞれたぶんある程度ずっと出してますんで、おっしゃる通り、どこの号機の影響がどこの場所に出てるのかというのがたぶん複数、錯綜してますので、そういうまだらになるとは思いますけれども、どちらにしてもその状況が一定であればですね、そんなに急激にある1点だけが変わるということはないだろうというふうに考えています。

記者:一夜明けてですね、昨晩の放水、その効果っていうのがどう判断されてるのかっていうことと、今日自衛隊、放水午後からですよね。それは午前中こういった外部電源の作業をするために午後になったとか、その辺り。

東電:ちょっとそこはですね、どういう調整があったかというのは今把握できておりませんが、評価をですね、少しちょっと聞けません、聞けてませんので、また評価ですね、昨日の放水の評価もですね、今日の状況はちょっと今情報が上がってきてませんので、またそれはわかり次第お話させてください。

記者:すみません。今日までっていうか、最新の情報が、仮設NCを設置したというところまでですよね。

東電:はい、そうでございます。

記者:それはつまり設置というのは何かこう機械的な何かに接続する作業あるのか、それともポンと置いたのか。どういうふうに。

東電:ポンと置いたといえば置いたんでしょうけれども、高圧でございますので、それなりのですね、設置の仕方があると思います。それとあとは繋ぎこまれるところの準備ですね、そういったものをしたと。

記者:配線も含めて作業人数は何人くらいの人数でやってるんですか。大体●●でいいんですよ。

東電:すみません。昨日約20人と申しまして。

記者:あの通りですか。

東電:ええ、今のところそうだと思います。また違いましたら。

記者:これ実際に外出て体動かしてやってる方は協力企業ですね。

東電:協力企業の方もいらっしゃる。当社の社員もいます。

記者:いるんですね。わかりました。

記者:建屋の変圧器に送電線を繋ぐときの時間っていうのはどれくらいかかるんですか。

東電:今日の12時くらい、午前中と申しましたのでたぶん12時目途でやってると。

記者:作業の時間ってどれくらい。敷設するっていうのはそんな。建屋の変圧器に送電線を繋ぐときにどのくらい時間かかるんですか。

東電:ちょっと確認させてください。繋ぐ行為自体ですか。プロセスということですか。

記者:繋ぐとき、●●を繋ぐときにどれくらい時間かかるか。手間取ったりしないのかなって。

東電:繋げて電気が通るわけじゃなくて、繋がったところをちゃんと確認をですね、してですね、最後に頭の所謂ブレーカーみたいなやつを入れて受電になるので、そんな手順でやっているということでございます。

記者:その後に中の建屋の、その後の電気設備について電源をする。

東電:そうですね。あとは個々の所謂遮断機を入れなければポンプの方に電源は行きませんので、そこまで電気が来たということを確認してからじゃあ次のどのポンプに電源を送るかというのを確認しながら選んでやるという状況でございます。

記者:すみません。確認ですが、この赤いペンで上からなぞっているところが新しく敷設するもので、それ以外のところは元々あったもの。

東電:はい、そうです。ただし、ごめんなさい。ちょっとミスがあって、真ん中の下の6.9キロボルトの予備メタクラっていうのはこれは既設です。

記者:元々あった。

東電:ええ。この赤は訂正させてください。この四角から箱から出たところからが今回の敷設作業です。

記者:午前中に1号か2号かのところのどこまでを終えるという。すみません。もう一度お願いします。

東電:●●ですね、この6.9キロボルト、480ボルトの変圧器、これは既設でございます。この変圧器に繋げるところまでが今回の作業です。

記者:午後ですね。

東電:ここは午前中ですね。ここは午前中。

記者:変圧器そのものは午前中で、配線は別館からここまで引く配線は配線工事そのものは午後ですか。

東電:そうです。別館の仮設メタクラからこのずーと回り込んで予備メタクラと、●●を今申し上げたこの予備メタクラに繋ぎこむところが午後です。

記者:配線工事ですね。はい。ありがとうございます。

記者:放水の方なんですけれども、●●はそれぞれの今日の予定。

東電:ごめんなさい。ちょっとすみません。

記者:電線を引き終わった後にそれぞれ1から4号機まで冷却装置が動き出すまでのですね、タイムスケジュールみたいなのどういった感じになってくるんでしょうか。

東電:それはどのポンプを回すかも含めて検討中でございますので、予定が決まり次第お知らせさせてください。

記者:すみません。先ほどですね、一晩中工事をされたと言ったんだけれども、20ミリシーベルトを一晩やったら完全に100を超えるわけじゃないですか。そこら辺もっと正確な説明をして頂きたいんです。つまり搬入する方と、それから実際に配電する方は別の方がやるわけでしょ、当然。

東電:そうですね。はい。そうだと思います。

記者:その辺をちゃんと説明してあげなくちゃね。きちんとわかるように。

東電:細かいところまではですね、動線まではですね、現場がこういう状況ですので、わかるところまで●●してください。

記者:本日のモニタリングの結果っていうのは新しい測定結果。

東電:新しい数値が出てくればですね、お知らせしますけれども、今はこの数値が最新でございまして、この数値で管理しているというものでございます。その以前ですね、数日変わってないという情報もありますので、そういったところの判断でやっているというものです。

記者:保安院は具体的な数字を言ってるみたいなんですけど、それはこちらには連絡は。何時現在とか。

東電:これ以外の数字ですか。

記者:はい。定点でもいいんですけど。

記者:昨日まで出てた事務本館の北の。

東電:最新の情報入手次第また後ほどまた午前中に頂戴してます宿題のご報告も伺いたいと思いますので、確定次第、入手次第またご報告したいと思います。

記者:建屋の1号機の中を●●いうことになっていますけれども、建屋の中の線量っていうのはかなり高いんじゃないでしょうか。

東電:すみません。それも具体的な数字を持ち合わせてませんで、申し訳ないんですが、これ1,2って書いてあるのはタービン建屋です。原子炉建屋は数字が書いてある四角の左にくっついてる1が小っちゃいやつ。2,3,4は同じ四角で、正方形ですね、これが原子炉建屋です。なので、壁と介してますので、原子炉の線量がですね、そのまま直接じゃなくて相当ですね、減水ができていると思います。

記者:20人っていうのは敷設の、敷設してる人と繋いだりする人と合わせた数ですか。

東電:そのように聞いています。

記者:かなり少ないですよね。それは何か現場の士気に、士気っていうか、心の士気に問題があるっていうことなんですか。

東電:いや、そういう話では全くなくて、なるべく人数はですね、最小限でやらないと他の作業も残ってございますので、線量がパンクしてしまうとそれ以上できなくなりますので、ちゃんと選んでですね、人数は不要のというのは語弊があるかもしれませんけれども、なるべく合理的に線量を上げないで済むようにすると、いうことを心がけてやっています。

記者:現場にはあとどれくらい残っていらっしゃるんですか。

東電:昨日の情報ですと、50人以上は電気作業員がいると。2Fに待機している者含めてですね。

記者:すみません。確認なんですけれども、この地図の真ん中の下からの既設の6.9キロボルト●●NCのところまでのケーブルそのものはこれ自然に引いてきた、今回の作業で引いてきた、この黒いラインは引いてきてるんですよね。

東電:これはですね、使ってなかったんですけれども、あったものです。既設だから。

記者:あとは昨晩の作業はこの右上の敷設のNCっていうのを設置したということですけれども、ここまでの5.5と、あ、550メートルと930メートルっていうのは午前中、今。

東電:午後やります。

記者:このケーブルのところは午後やる。

東電:午後やる、はい。

記者:じゃあ午前中やるのは仮設NCから中の、中までのその作業を午前中やって、長いこの2キロくらいの距離は、1.5キロくらいの距離は午後やる。

東電:はい。

記者:午後の作業っていうのは、すみません。午後って言っても夕方なのか、夜までかかっちゃうのかっていうのは、その辺は。

東電:放水作業が入ってきますので、ちょっとそこの作業の調整を今しています。同時にできるのか、放水作業を待ってると、再開なのかっていうのがちょっと今調整中だと聞いています。

記者:6.9よりメタクラというところから事務本館まで繋いで初めて全部が電源っていうか、全部整うっていう。

東電:全部というか、その2号機の1つのパワーセンターまでが受電できるということで、それから先はまた次のステップでやっていかないとものは動いていきません。

記者:建屋のところまずやっちゃうっていうのは、それ放水を避けて建屋のところをやって、放水している間に別のところ、つまりラインを引くっていう。

東電:そういう可能性ができるので、たぶんそういう、おっしゃる通りの理由でまずは建屋の方をやっていくものと思われます。

東電:それではですね、冒頭申し上げました通り、まず今日ははじめに電源供給保持についてのご説明とさせて頂きまして、その後残りの宿題につきましてはできれば午前中にまたお邪魔したいと思いますので、ここはちょっとこの辺りで終了させて頂きたいと思います。

記者:すみません。防護服をですね、もっと安全な強固なものを入手されて、作業時間を長くすると、こういうことはできないんですか。昨日の話だと、直接シールドできるものではないと、放射線を。というお話だったと思うんですよね。だからたぶんわかりませんけど、米軍とかにはそういうシールドできるもの、自衛隊にもあるのかもしれないんですけど、そういうものをお借りして安全に作業して頂いて早く●●することできないんですかね。

東電:ちょっと確認させて頂きたいと思います。それではすみません。とりあえずここはこれで終了させて頂きたいと思います。ありがとうございました。

記者:第二原発は圧力●●ベントを●●。

東電:第二ですか。

記者:第二。

東電:第二はですね、現状通常の冷却ラインが確保できているので、特にベント等はせずにですね、通常の冷却で原子炉の温度を100度未満に保てているという状況でございます。

記者:じゃあ措置準備を解除しましたっていう意味は。

東電:これはですね、これはプラントがですね、●●状態にあったときに万が一ですね、圧力が上がったときにはですね、系外の放出も検討しておりましたが、福島第二おきましては、この系統を使わずにですね、通常の状態に復帰できましたので、また現段階で非常に安定して100度未満で管理できているということが確認できましたので、その操作は今後やりませんということで、解除をいたしました。

記者:これは何か節目になるんですか。

東電:そうですね。福島第二はこれで基本的にですね、問題ないという位置づけになったかと思います。

東電:すみません。ありがとうございました。