東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月18日13時03分から48分間)

東電:遅くなりまして申し訳ございません。お手元の資料を確認させて頂きたいと思います。全部で3種類お配りしているかと思います。午前10時現在の地震による影響などについてという報告書とそれと同じく午前10時現在の福島第一のプラント状況等のお知らせ。さらにモニタリングカーによります計測状況。以上3種類をお配りさせて頂きました。よろしいでしょうか。それでは午前10時現在の影響などについてという資料からご説明させて頂きます。下線部が新規事項でございますので、まず2ページをお開き頂きますでしょうか。米印がうってありますところの下線でございますが、中ほど下段のところになりますけれども、使用済み燃料共用プールの使用済み燃料の交換条件につきましては水位が確保されていることを確認しまして今後詳細に点検予定でございます。この使用済み燃料共用プールと申しますのは、細かく書いてありますけれども、各号機の使用済み燃料プールで一時貯蔵管理していた使用済み燃料を発電所内の独立した建屋に設置される各号機と同様のプールへ移送して貯蔵管理するものでございます。次の米印になりますが、●●建屋のパトロールを実施しまして外観を●●結果、●●に異常がないことを確認。今後詳細に点検を予定いたしております。次のページでございますが、3月12日から原子炉格納容器内の圧力を降下させる装置の準備をしておりましたけれども、3月17日に全号機の装置準備を解除ということになります。

記者:これ第二原発?

東電:はい。失礼いたしました。はい。先ほどお知らせさせて頂いた内容かと思います。それと、18日午前10時現在の福島第一のプラント状況でございます。これも追加事項は下線部ということでございますので、一番最後のページになります。これもポチ2つ下線を引いてご紹介しておりますけれども、ただいまご紹介した内容と同じでございますので、割愛させて頂きたいと思います。こちらがご用意いたしました資料に関しますご説明でございまして、それからご質問として頂戴しておりました内容についてご説明させて頂きたいと思います。まず1つ目が使用済み燃料の発熱量に関してもご質問頂きましたので、その点につきまして回答させて頂きます。

東電:ではまずこれは使用済み燃料プールに入っています燃料からの発熱量ということでございます。1時間あたりの発熱量を確認いたしました。1号機から順に紹介させて頂きたいと思います。1時間あたりの発熱量ですけれども、まず1号機、6×10の4乗キロカロリー。

記者:もう1回言ってください。

東電:はい。1号機、6×10の4乗キロカロリー。6万です。6万キロカロリー。続きまして2号機、4×10の5乗キロカロリー。40万キロカロリーです。3号機、2×10の5乗キロカロリー。20万キロカロリーになります。4号機、2×10の6乗。200万キロカロリーになります。5号機、7×10の5乗。70万キロカロリー。6号機が6×10の5乗。60万キロカロリー。後使用済み燃料プールではありませんけれども、使用済みみ燃料共用プールの燃料の発熱量ですけれども、1×10の6乗。トータル100万キロカロリー。こちら全部1時間あたりの発熱量でございます。あと1点補足させてください。今申し上げましたのが使用済み燃料プール中に入っている燃料からの発熱量です。これですけれども、1,2,3,5,6号機共用プール、4号機以外につきまして入ってるのは全部使用済み燃料です。ただし4号機につきましては点検中でこれから使用する、あるいは使用途中の照射途中の燃料も入っております。その点で以前使用済み燃料プール中の燃料としまして、4号機の使用済み燃料の体数、これ780、すみません。783体ということで以前紹介させて頂きましたけれども、4号機の使用済み燃料プールにはこの使用済み燃料783体にプラスしまして、照射途中、照射する燃料548体が入っております。したがいまして、4号機の使用済み燃料プールに入ってる燃料、新燃料を除くと1331体ということになります。先ほど紹介しましたのはこれらの燃料からの発熱量ということでございます。

記者:これ1時間あたりの発熱量っていうことですか。

東電:はい。1時間あたりです。

記者:すみません。4号機の照射中は何本と。

東電:炉心の総数になりますので、548になります。

記者:プールの大きさは1から6までみんな同じなんですか。

東電:2から5号機は同じでしたんで、ちょっとお待ちください。では申します。まず1号機ですけれども、約12メートル×約7.2メートル×約11.8メートル。今申しましたのが最初が東西方向の長さ、続いて南北方向、続いて高さです。ですので1号機、東西方向約12.0メートル、南北方向約7.2メートル、高さが約11.8メートルです。続きまして2号機から5号機こちらはサイズほぼ同じですけれども、まず東西方向約12.2メートル、南北方向約9.9メートル、高さ約11.8メートルになります。続きまして6号機ですけれども、東西方向約12.2メートル、南北方向約10.4メートル、高さが約11.8メートルです。続きまして使用済み燃料共用プールですけれども、ちょっとこちら桁数が粗くて申し訳ありませんけれども、すみません。これはまず横方向が約12メートル、縦方向約29メートル、深さ約11メートル。ちょっとこちらにつきましても他の号機と同じような単位で別途改めて紹介させて頂きたいと思います。

記者:すみません。この発熱量かなりばらつきがあるというか、大きいところと小さいところとありますけれども、まずその許容できる範囲としてどのくらい値なのかということと、大きいところでそういうことが起こっている理由としてわかることは。

東電:発熱量が一番大きかったのが4号機です。こちらはまず照射●●の燃料とそれから使用済み燃料両方入ってまして、体数が多いという話が1つと、あとは照射されていってからの冷却期間が他の号機と比べて一番短い状態です。昨年11月の終わりまで炉内で使われていた燃料が入っておりますので、その結果として4号機一番発熱量が多いという状態になっています。あとはじゃあこれにより影響ですけれども、この影響につきましては発熱量とそれから今プールに入っている、あるいはプールに入れるべき水の量との兼ね合いになります。したがいまして、確か昨日の夜の時点で5号機、6号機につきまして使用済み燃料プール水の温度の予測をご紹介させて頂いたかと思いますけれども、5号機、6号機につきましては使用済み燃料プール水のプール中の水の量がこれわかっております。水の量がわかっていますと予測ができます。それ以外の号機につきましては共用プールは状況確認いたしましたけれども、使用済み燃料プールのプール内の水の量がはっきりと確定できていない場合はそこは不確定ということになります。したがいまして、早期に必要な時期までに水を注入することが必要ということになります。

記者:毎時200万キロカロリーっていう発熱があったときに、4号機は一応水が入っているというのが確認されたのは、これ昨日の時点ですけれども、これだけの発熱量がある中で水位が減っていくペースってどのくらいと推測されますか。

東電:ちょっと今手元に数字ございませんけれども、ただしこれはプールの●●の兼ね合いになります。縦方向、横方向、寸法●●おりますので。

記者:わからない?

東電:はい。

記者:津波で冷却、プールの冷却が止まった時点でプールに所用の水がちゃんと入っていて、地震で要するに溢れてなくてと仮定した場合にこの発熱量ではどういう水位を辿っていくということが予想されるんでしょうか。それは計算可能だと思うんですが。

東電:津波の影響、すみません。失礼しました。

記者:地震の影響がない場合。

東電:このように地震の影響がない場合、それについては数値がございます。ちょっと今手元にございませんので、改めて紹介させてください。申し訳ありません。

記者:その場合はもう沸騰状態、4号機の場合達しているという予測結果ですか。それともまだ100度には達していないという予測結果ですか。

東電:予測結果につきましては今の時点と言いますと、すでに4号機で所謂爆発に相当する現象が起こっていますので、ちょっと現時点ではありませんけれども、それ以前の状況につきましては本日紹介させて頂きます。

記者:ごめんなさい。ちょっと根本的なことでわかんないんで、教えてほしいんですけど、この200万キロカロリーという数字はこの当該の燃料が1331体あることがどういう状態にあるときにこれだけの熱を帯びるとかっていう計算になってるんですか。

東電:これは今使用済み燃料プールに入っている燃料からの発熱量の合計です。

記者:熱量測れてるわけですか、今。

東電:これは計算値でございます。

記者:●●を前提にした計算値は。

東電:これは今使用済み燃料プール中に入っている燃料それぞれのこれまで使用の履歴を1体1体について考慮してそれを足し合わせたものです。ですので貯蔵期間が短いものは発熱量が多くならぬもの、発熱量が小さくなります。それを足し合わせたものです。

記者:いつの時点のものになりますか。

東電:これは今現在の時点のものになります。

記者:●●。

東電:はい。

記者:水位が減って●●したりすれば発熱量は急激に増えることはあるわけですよね。

東電:おっしゃる通り、これ今紹介しました発熱量、これは燃料の中の崩壊熱による発熱量です。ただし仮に以前、前ここで申しました水とジルコニウムであるとか、化学反応等が発生した場合には別途発熱が発生するということは想定され得るものです。

記者:すみません。水に浸かってる中で4号機、昨日の写真で見れば水に浸かってるわけですよね、プール、燃料。その状況で例えば今回の爆発みたいな水素の爆発とか熱、火元になるような、火災の火元になるようなことってあり得るんですか。

東電:申し訳ございません。4号機の状況に関しましては、調査と言いますか、原因究明中でございます。

記者:これ200万キロカロリーで水量はものだとすれば大体推定できるわけですから。

東電:すみません。停電の関連で1点お知らせです。本日19時20分から13時まで停電予定の第2グループですが、予定通り13時頃送電完了しております。予定通り送電完了しておりますので、お知らせいたします。すみません。

記者:単純にですね、このカロリー数から水の量を割り出せば蒸発しきるのっていうのは大体計算上はどれくらいの時間ですか。

東電:ちょっとすみません。今手元に具体的な数字持っておりませんので、ちょっと改めて連絡させてください。

記者:すみません。●●がこれ大体推定で1440トンから1500トンなんですが、入ると思います。おそらく燃料を除けば1000トンくらいだと思います。この場合、この4号機の場合、200万キロカロリーで一切の冷却をせずに30度からスタートした場合、大体何時間くらいで沸騰に達するという計算になりますか。それを教えてください。

東電:少なくとも時間のオーダーというよりかは、●●オーダーよりも、●●オーダーないしもう少し長いオーダーになるということになります。

記者:大体どれくらいですか。30度からスタートして。

東電:すみません。ちょっと具体的な数字につきましては改めて紹介させてください。

東電:それでは続けて頂戴しておりましたご質問について報告したいと思います。今日の午後を予定しております放水過程でございますけれども、国の指揮のもとに行わるものでございまして、詳細についてちょっと私どもとして把握できていないという状況でございます。それと作業員の方の被曝量と言いましょうか、閾値についてのご質問も頂戴しておりました。これは合同安全衛生法におきまして、この度の地震に伴い、起因しまして生じた事態に対応するための省令により、原子力緊急事態宣言が出された日から解除される日までの間、緊急事態、応急対策実施区域において特にやむを得ない緊急の場合は250ミリシーベルトとされております。これにもとづいて対応していくということになります。それと、工程表につきましてお話を頂きました。今日午前中にもご説明いたしましたけれども、工程は都度大きく変動しているという状況でもありますものですから、引き続きお預かりをさせて頂きたいというふうに思います。それから午前中のご説明の中で頂戴しましたご質問ですけれども、電源供給工事で想定しております被曝量と言いましょうか、いつの測定値だったかというふうなご質問を頂いたかと思います。これ3月17日の11時ということでございます。それから福島第一3号4号の電源回復につきましての工事の目途と言いましょうか、改めて整理をさせて頂きたいと思います。それと、今朝の保安院さんの会見での福島第一3号4号の電源、20日くらいを目途というふうなご説明があったかというふうなことでございますけれども、私どもとしても20日くらいの目途というふうなこういう見方をいたしております。また福島第一2号の電源が回復した場合にポンプの復旧をどのようにして使っていくのかというようなこうした趣旨のご質問を頂戴したかと思います。これも現在検討中でございます。それと、例えば夜、次のご質問として、昼夜作業していたのであれば大きく値を超えていた場合もあるんじゃないかというようなご趣旨の質問があったかと思いますけども、管理して作業を行うように私どもとしてはしているというところでございます。大体頂戴しておりましたご質問あるいは私どもからのご説明以上でございます。

東電:あと2点ほどですね、ご質問ございましたのでそちらお答えしたいと思います。先ほどお配りしたですね、こちらの図でございます。こちらのここのちょうど電線が流れている、ここの角ですね、ここの角の建物でございますけれども、この建物は登録センターという建物でございます。

記者:何センター?

東電:登録センター。放射線従事者のですね、登録とかをやる、そういう受付をするセンターでございます。それからここで。

記者:すみません。どれですか。

東電:これですね。このV字型になった頂点のところにある四角い建物です。こちらが登録センターになります。

東電:ちょっと薄い字で囲ってありますので、ご覧になりにくいかもしれませんけれども。薄い線で囲ってございます。

記者:0.5ミリシーベルト?

東電:そうですね。0.5ミリシーベルトパーアワーという数字が入れてございますけれども、その左側にある四角い箱です。こちらが登録センターになります。それから今回引っ張ります仮設のケーブル。この1500メートルある仮設のケーブルでございますが、これがですね、150スペアというケーブルになりまして、断面積、胴体の断面積が150平方ミリメートルのケーブルになります。それが3本入ったケーブルを使ってございます。ちょっとCVケーブルと似てるんですが、トリプルXと言って1本のケーブルに3つ入ってるものと、それぞれ個別のものを3本引っ張る方法でございまして、ちょっと現場の方が錯綜してましてですね、どのケーブルが使われているかというのは、ちょっと今確認できてございません。ですが、150スペアというケーブルを使って敷設工事を実施することになってございます。2点先ほどご質問ございましたので、ご回答します。

記者:午前中の作業の進捗はどうなんですか。

東電:午前中の作業の進捗は先ほどお話した午前中に既設のパワーセンターというところから●●というと、いう情報でございます。現場に行くとですね、今連絡が取れない状況なので今は●●の、その上でやってるという情報まででございます。

記者:完了予定の時間。

東電:とりあえず14時までやって、14島でやって、たぶんそこで終わると思うんですけど、何分ですね、タービン建屋の中が真っ暗でちょっと困難な状況だというのは上がってきた状況でございます。

記者:午後の放水が1号機というふうに聞いているんですが、これはなぜ1号機なんですか。

東電:今私ども伺っておりますレベルでは対象となりますのは3号機というふうに伺っております。

記者:すみません。昨日電源車が配備したんだけれども、使えなかったという話があったかと思うんですが、こちらその後の進捗状況。

東電:使えなかったという表現が正確かどうかはありまして、今繋ぎこんでいるパワーセンターというところにそちらで繋ぐことは可能だったんですけれども、水源、水のそのもうですね、問題もございまして、結局海水から今のような消火ポンプで入れる方が非常に合理的に比較的簡易にできるという判断で、できなかったというよりも使ってないというようなイメージでございます。

記者:じゃあ電源車はもう使わないんですか。

東電:今後ですね、消火ポンプからさらに信頼性の上がるものに今外部電源を引き込んでますけれども、そういった過程の中で使うケースは少しあるかもしれませんので、その現場に配置するという状況だと思います。

記者:すみません。プールは大半が水に埋まってるんですか。それとも燃料集合体がかなりの部分を占めてるんでしょうか。

東電:そうですね。プールの所謂床面積の中で、高さの方の話というよりかは床面積の方の話でしょうか。

記者:つまり水がほとんどこのプールの大きさ分の水が入っているというふうに考えていいのか。

東電:はい。その点ではむしろそこはプールの水の深さで主に確認して●●してます。プールの深さはどの号機につきましても約11メートル、12メートル弱です。それに対しまして燃料の長さがこちらが燃料のウランが入ってる●●が7メートル。燃料ものの全長でも4.5メートル程度ですので、通常の状態ですと約7,8メートルの水深は燃料の上に確保されているということで通常の状態であればプールは大半が水で占められているという状態です。

記者:すみません。いいですか。モニタリングカーの計測のペーパー頂いたんですけれども、今回頂いたのは第一に関しては1年前の数値だけで、これまでモニタリングポスト4付近とか正門でのデータを頂いたので、その中でかなり高い数字が出る側面とかもあったりしたようなんですけれども、これだけを見ていると270ミリくらいで一定しているように見えるんですけど、他のところでの測定でもっと高い値が出たりとか、上下があったりする動きが観測されているところはないんでしょうか。これだけだとなぜこれが西門のデータだけに急になったのかなって。

東電:データにつきましてはちょっと確認して参りたいと思いますが、現在モニタリングカーをですね、定点に置いて測定をしているようでございます。その関係で西門の部分にですね、固定した形でデータ測定をしているので西門のデータが現在入手できているものというふうに考えてございます。ちょっとそのほかの場所につきましては確認しまして、後ほどまたご報告をしたいと思います。

記者:例えば作業をするにあたって、事前にその地域のサーベイをやったりもするはずですよね。

東電:そうですね。事前にモニタリングカーではその定点においてどのような状況かっていうのをずっと固定して確認するんですが。

記者:モニタリングカーはそうですけれども。

東電:工事をやる場合は可搬式のモニターを持っていきまして、それでそこの場所を測っていくと。

記者:例えばこの間400ミリシーベルトって値が出たっていうのはそういった形で計測したものですよね。

東電:そうです。それは、はい、その通りです。

記者:そういったものも含めてある程度数値を明らかにして頂きたいと思うんですけれども。

東電:どの程度よろしいですか。

記者:つまりある程度全体の水位がわかったりとか、顕著な数値が検出されている場合とかはやっぱり公にして頂きたいなと思うんですが。

東電:ちょっと検討させてください。出した方等について。

記者:これじゃああんまり参考にならないんじゃないですか、実際のところ。

東電:検討させて頂ければと思います。

記者:放射線量高いものが検出されていても、公開しないで伏せてる、隠蔽しているというふうにも見えかねない、この場合はですね。

東電:わかりました。先ほどちょっと話、この前の時にちょっとお話が来たかと思うんですが、配線電源ケーブルのですね、敷設工事の中で大体エリアの測定をしましてその動きを管理するという方法でこの西門のところのですね、こういう定点観測をして、ここに大きな変動がなければそちらのデータについても大きな変動はないであろうという判断をしております。それは今までのデータをとっていく中でですね、その傾向がつかめているというところが前提だと思いますので、ちょっとこのデータとそういうふうな見えるような形でですね、何かお示しできるかどうかちょっと検討させて頂ければと思います。

記者:すみません。確認ですけれども、発熱量はパーアワーで間違いないですか。ちょっと計算、ざっと計算したら1時間あたり500分の1度くらいしか上がらないようなんですけど。500時間で1度くらい上がるようなペースでしか●●間違いないですか。

東電:キロカロリーパーアワーですので。

記者:パーアワーですか。

東電:はい。

記者:わかりました。

東電:こちらでも再度確認いたしますけれども。

記者:すみません。放射線量なんですけれども、徐々に減ってるような印象なんですけれども、そちらどのような考察というか、考えていらっしゃいますか。

東電:確かに本日お配りしましたデータを見ますと、このデータは減少傾向かもしれませんけれども、ただしこのデータから言えるといいますか、推測できるといいますと、少なくとも大きなデータの上昇等はこのデータから見られていないということで、本日のこの水位をもって減少傾向だと言えるかというよりかは、大きな変更変化はないというふうに受けとめているところでございます。

記者:つまり放射線がどれだけ出てるかという状況、我々なりに判断して確実に伝えるというよすがになるものなので、これだけではわからないんですがっていうような形だとなかなか意味がないと思うんですよね。実態的にその施設の周り、あるいは作業する人たちの周辺でどういうような状況が起こってるのかが、別に一覧表じゃなくてもいいと思うんですけれども、お伝え願えないかと思います。

記者:そういう意味では先ほど3月の17日の11時のデータだというふうにご説明の地図に書いてある●●言われたんですが、その20のところですね、現在、実際仮設NCを設置した、それも17日の数字なんですか。つまり今日の数字あるいは昨日の数字ではなくて。そこは現場に実際に行ってるわけですよね。

東電:この数字も17日の11時のデータでございます。

記者:最新のデータは。

東電:ちょっと今測れていたら後でお知らせしますけども、この数字をもって判断して作業をやっているというふうに聞いています。

記者:●●でやってるってことじゃないですか。大丈夫ですか。

東電:ですから各個人が測りながら●●で測りながらやってるんですね。

記者:それはつまり溜まって、定点途中で溜まった時に警告音を出すような装置であって、メーターでその即時のデータが測れるものじゃないんでしょ。

東電:だからその上昇率を見れば、自分で確認しながらそういう作業をやりますから、それで想定よりも早く上がってくればそれでわかるんですけれども、大体17日の11時の段階から他のモニタリングポストなんかの値が大きく変わっていないので、そこのところの値も大きく変わっていないという判断で作業をやっていて、今のところ作業ができているということですので、その判断に大きな間違いはないというふうに考えています。

記者:一応ちょっと確認なんですけれども、西門のこの線量の変化を見るのは今●●さんがおっしゃったようにこれを見ると。

記者:すみません。先ほど海水から。

記者:ちょっと質問の途中なので。これを見ると減少傾向があるとは言えないという認識でらっしゃるということでいいですか。

東電:●●が申しましたのは確かに数値、絶対値を見れば徐々に減ってきてはいますけれども、予断を許さず見るということと、落ち着いてくればですね、塵状のものですから、放射性物質が。気候にもよりますし、少し今日は安定してきてる、舞い上がるようなものがですね、今日はあんまりないんだろうと思いますけれども、またそういった気象状況の変化ですとか、それから放水をしますので、そういったことでまた少し舞う可能性もありますし、予断を許さずに見ていくということだと思います。先ほど申し上げました他の線量についてもここの値をもって17日の11時の値からですね、もう1回測り直す必要があると判断しては変わりますというもので。

記者:すみません。先ほど海水からポンプに入れる方がいいと判断されたというような●●があるんですけど、これは何のことを言ってるんでしょうか。すみません。もう一度お願いします。

東電:すみません。もう一度ご質問、すみません。お願いできますでしょうか。

記者:質問はさっき聞こえなかったんですけど、答えてらっしゃったときに海水から消火ポンプに入れる方がいいと判断したのでという話がされたと思うんですが。

東電:仮設の電源をですね、この事象が始まった当初、仮設の電源を各方面からですね、持ってきて頂いたというものがあったんですが、結果的に現状仮設の電源は使わないで対応しているということの理由として、仮設の電源というのは●●の設備に繋ぎこんで、●●のポンプを回したりして使うということを想定してつめたんですけれども、結局その●●のポンプの水源になるものが枯渇してしまいましたので、すべてが仮設の、海水から直接くみ上げて消防車のポンプで入れるというものが最終的な、長期的に安定して注入できているということから、現状は仮設の電源というのを使わないで対応できているということを申し上げました。

記者:すみません。4号のプールがやっぱりオーダーで1桁くらい多いです、大きいですよね。外からの放水で4号を狙うという判断は現時点ではされないんでしょうか。それとも物理的にやっぱり難しいんでしょうか。

東電:いえ、物理的には3号と同じだというふうに現場の状況も聞いています。ただ蒸気の、水蒸気の出方がやはり3号の方が今多いという状況でまずそれを対応しているということで。

記者:ただこれを見るとやっぱり3号と4号で1桁違うんですよね。だから要は発熱量で言うと10倍なんですよね。だから4号の方が早く水がなくなっていくんではないかっていうことは、これは予測はできると思うんですよ。そこでやはりそれでも3号を狙うっていうのは、これは、何か3号の方がやっぱり少なくなってるっていう何かがあるからなんでしょうか。

東電:その逆と言いますか、裏と言いますかかもしれません。4号につきましてはこれは一昨日ヘリコプターで上空から確認した際にプールの中の水がほぼ全部近く高いレベルまで満たされていたということを確認しております。一方3号機につきましては現状のプールの中の水面を確認できてるわけではございません。そういった意味でプール中の水の量が少ない可能性も踏まえて3号機というふうに考えております。

記者:放水車の場所なんですが、午前中にお配り頂いた地図の中で大体どこら辺に行くのかってそういうことはおわかりになりますか。

東電:申し訳ありません。詳細につきましてはちょっと現時点では把握できておりません。申し訳ございません。

記者:すみません。3号機のプールって水が漏れてたりとかそういうことってあるんですか。

東電:特にそういう話は聞いておりませんけれども、何かありましたらお知らせいたします。

記者:20日を目途に3号機4号機の電源を回復したあとの冷却装置の回復っていうのは目途として3,4、あと1,2もできれば目途として教えて頂けますか。

東電:プールの冷却でしょうか。

記者:ええ、はい。

東電:ちょっとそこはですね、どういった負荷を回していくかっていうのは今まさに検討していてですね、ちょっとまだここでお話できるような段階にはないんですが、基本的にはプールの冷却をまずは優先して復旧していくという方針であるということは一応聞いてございます。どのくらいの期間でっていうのはちょっと今まだ。

記者:1,2に関しても同じっていうことですよね。プールの冷却を電源繋がった後は最初にやるっていうことですか。

東電:そうですね。1,2も基本的にはそういう考え方かと思います。

記者:共用プールの水位の状況について確認された経緯についてちょっと教えて頂けますか。それからちょっと新しく浮上した案件のようなので、なぜ今追加されて●●らっしゃるのか教えてください。

東電:共用プールにつきましてはやはり使用済み燃料プールを保管してある設備でございますので、現場の状況を確認していっています。これは今朝確認しました。現場の状況を見てきたものでございます。確認した結果ですけれども、共用プールの水位につきましては大体通常の水位から10センチないし15センチ程度低いところに水位があったというところでございます。したがいまして、所謂数メートルの燃料から●●までの水深は確保されていたというところです。

記者:放射線管理委員を伴って作業しなければいけないっていう内規であるんだと思うんですが、その内規を除外する、規定とあるいは何かそういう上からの政府からの指示とかそういうの。

東電:確認させて頂きたいと思います。

記者:確認なんですけれども、電源復旧の絡みで原子炉の冷却よりもプールの冷却を優先するということでよろしいんですか。

●●:一応同時進行でやるというふうに。

東電:まあまあ、そうですね。

記者:よろしいですか。

東電:はい。

記者:防衛庁が電源を動くように優先するから今日の散水をしないという話をしているようですけれども、お聞きになってますか。

東電:すみません。詳しくわかっておりません。申し訳ございません。

記者:さっきプールの冷却についてちょっと話あったんですけど、プールの冷却方法って何か複数あるんですか。それとも1個しかないなら要はその系統を動かさざるを得ないですよね。それはどうなってるんですかね。

東電:プールに関しましては冷却というよりもまずは注水、これも注水になります。注水の水源というかポンプは複数入れられる。そんなにいっぱいはありませんけれども、いくつかポンプの選択肢はあります。

記者:じゃあ基本的にはまずは水を入れる。プールに関してもやっぱり水を入れる。

東電:水を入れることによって冷えますから、それでまず水蒸気は収まってくるというふうに考えています。

記者:外部電源の進捗状況は何パーセントくらい進んでるとか。

東電:今日のパワーセンターまでの受電を100%とみれば距離的に考えればですね、まだ10%くらいだというイメージですけれども、屋外の方がうまく始まれば比較的早く順調に進めばですね、受電できるものと考えています。

記者:ケーブルが720メートルくらいという話ですけれども、まだ10メートルくらいしか進んでいないっていう話でいいんですか。

東電:そうですね。全体で今1.5キロプラス2,300メートルありまして、そのプラス2,300メートルくらいのところしかできてませんから、そんなイメージです。

記者:これでも外の長い距離はバーッて引けるっていうことですよね。

東電:おっしゃる通りで、そこをうまく引けばですね、時間的にはもっと早く。

東電:そろそろいかがでございましょうか。

記者:すみません。14時段階で作業が終了予定ということですので、その終了予定、終了した後どうだったことの確認はできるだけ、例えば2時半とかその段階で教えて頂けますか。

東電:ちょっとね、現場から作業員が上がってこないと聞けないものですから、装備とか全部ありますんで、ちょっと半はお約束できるかわかりませんけれども、情報が入ったら速やかに。

記者:作業者とは連絡とれないんですか。

東電:はい?

記者:作業者とは全く連絡とれないんですか。

東電:現場は通信網が今ちょっと足止めに、ちゃんとしてませんからなかなか取れない。目視ではですね、見えてると思いますけれども。

記者:作業員は何人規模でどういう交代スケジュールで●●やってますか。

東電:細かいところはつかめてません。20人程度というところまでしかつかめてません。

東電:よろしゅうございますでしょうか。

記者:●●は動いてるんですか。交代でやってるんですか。

東電:所謂交代っていう言い方があれですけれども、線量の低いところに待機してそれで順繰り回ってるっていうようなやり方はとってると思います。

東電:じゃあよろしゅうございますでしょうか。

記者:すみません。さっき●●の日に発表した第二の方、2Fの方のこの圧力を降下させる措置を準備していたけど、準備を解除したのをもう1回意味をもう1回教えてください。ちょっといまいちわかりにくかったので。

東電:圧力容器内のですね、原子炉ですね、原子炉の圧力容器内の圧力が上がってきた場合にですね、冷却ができなくて上がってきた場合、その場合にはものを設備の保護をしなきゃいけないということでドライウェルのベントを開けて大気に放射性物質をですね、ベントするというようなお話あったかと思います。これをですね、もうやりませんよという宣言をいたしました。

記者:第二はベントしないで大丈夫だっていう。

東電:そうです。もう第二はベントをせずに収束いたしまして、現状ですね、100度以下の温度でですね、冷温停止にもっていけているという状況でございます。

記者:宿題で1つ、重大事項がどうなるかということを予想していた●●ですか。何となくよくわからない説明も●●と思うんですけど。その結果ですね、どうなるかという。それは確か。

東電:もう一度。

記者:一昨日くらいに●●て、重大事項、だから今後もし最悪の状況になった場合、どういうことが起きうるかというところの説明をされるということが何となく●●にならなかったかなという結果。

東電:午前中にアクシデントマネジメントについてご説明させて頂いたものというふうに認識しておりますけれども。

記者:だからそれはその、どういう結果が予測される●●について宿題●●。

東電:また検討させて頂きたいと思います。ではよろしいでしょうか。

記者:すみません。単位の間違い大丈夫でした。私の計算間違いでした。

東電:ありがとうございます。ありがとうございました。安心いたしました。それじゃあこれで終わらせて頂きます。

記者:コンクリートで固めるっていう方向性は今のところ全く考えてないという理解でよろしいでしょうか。

東電:全くじゃないかもしれませんけれども、冷やせるものというふうに考えて対応してます。

東電:じゃあどうもありがとうございました。