東電:資料の確認をする前に、電源関係のご質問を頂いてますので、まずそちらについて、それからご説明させて頂きたいと思います。それではですね、電源の外部電源の敷設状況でございます。昨日から着手してございます2号機の方でございますけれども、約1.5メートルのですね、ケーブルの敷設をですね、まだ完了してございませんで。
記者:何メートルですか。
記者:キロですか。
東電:1.5キロですね、1.5キロの長いところのV字のところの敷設がまだ終わってございませんで、今日中に●●かというふうに、ちょっと把握をしていまして、そういう。それから4号機の方はですね、これは仮設の配電盤がですね、建屋に入れるところ、これは今日明日くらい、できれば今日終わるかもしれません。明日くらいまでにかかるんじゃないかという目途でございます。同じく5号機の方でございますけれども、これも一部鉄塔が崩壊しているところですね、●●作業が明日の夜に作業をするという状況になる予定です。
記者:明日までに?
東電:明日までに。明日いっぱいで終えると。
記者:もう始まってますか、それは。
東電:現在着手してございます。
記者:すみません。2号機側は今大体何パーセントくらい終わってるんでしょうか。
東電:ちょっとそういう現場ですね、詳しい進捗は聞こえてきてませんで、今日中に終えるように頑張っているということしか今情報は入ってきてません。
記者:まだ変圧器のところまでは接続はできてないわけですね。
東電:はい、できていません。
記者:それ1.5キロの着手は何時頃でした?
東電:はい?
記者:1.5キロ着手は何時頃でした?
東電:昨日の夜からずっと継続してやっていると。
記者:昨夜でいいですか。
東電:はい。
記者:何時頃かわからないですか。
東電:放水が終わった後でございますので、ちょっと確認させてください。1時半とかそんな時間だったかと思います。
記者:今日の未明ですか。
東電:そうです。
記者:わかりました。
記者:あと4号機はその仮設から、これ仮設メタクラから建屋の配電盤まで?
東電:はい。
記者:そこについてのケーブルの敷設工事はもう始まってるっていうことでよろしいですか。
東電:そこは確認させてください。ちょっと●●の問題もございますので、確認させてください。
記者:まだそれはわからない?
東電:そうですね。はい。
記者:2号機難航している理由ってなんですか。
東電:夜でしたし、そんなこともあって見込みよりかは時間がかかっているというものでございます。
記者:放射線量が高いとかそういうことでは。
東電:それはないというふうに聞いてございます。
記者:ない?
東電:基本的には高うございますけれども、想定よりかは上がったとかいう話は入っていません。
東電:それではお手元の資料に沿ってご説明させて頂きたいと思います。ご用意いたしましたのは、4種類でございます。午前9時現在の影響などについて、9時現在の福島第一プラント状況等のお知らせ。また第一から第三のプラント状況のパラメーター。それからモニタリングカーによる計測状況。以上4種類でございます。はじめに午前9時現在の影響などについてでございますが、下線部分でございますが、1ページ目の中ほどの米印をご覧頂きたいと思います。モニタリングカーによります構内の放射性物質の測定の値が通常値を上回り、15条第1項の規定に基づく、特定事象が発生したと判断いたしました。19日午前8時58分判断をいたしております。先ほどあわせてお伺いしましたモニタリングの数値等もご参照頂きたいと思います。3ページ目になりますけれども、米印の3ページ目の一番上の米印でございます。現在3,4号及び5,6号の外部電源の復旧を実施中でございますが、6号機の非常用ディーゼル発電機、2つあるうちのAの修理を完了いたしております。それと、福島第一のプラント状況につきましてでございますが、午前9時現在ですけれども、1枚目の中ほどでありますが、3,4号機の外部電源の復旧を実施中であるということ。また2枚目の上にあります下線部、これも今申し上げた内容と同様でございます。また使用済み燃料プールの影響と作業といたしましては、0時30分頃から東京消防庁さんのハイパーレスキュー隊によります放水を開始し、午前1時10分頃、終了ということでございます。大変ありがとうございました。また最後のページに午前8時58分に判断というふうなことがありますけれども、これは冒頭申し上げた通りでございます。割愛させて頂きたいと思います。それからこれまでに頂戴しておりましたご質問への回答を少し補足させて頂きたいと思います。まず原子炉への福島第一、第二、第三、福島第一の1号2号3号への炉への注入量ですとか、あるいは冷却効果というふうなご質問があったかと思います。パラメーターそのものが安定しておりますので、一定の効果が出ているものと認識しております。それと、退職した方ですとか、あるいはそうした方々を、お年寄りというような言い方をなさっておられますけれども、そうした方々を集めているといったような報道もあるがということでございますけれども、その退職した方を応援要員として当社から招集しているといったようなことは、当社としてはないというのが現状でございます。それと、給水ポンプにつきまして、少し前に保安院さんの会見で調達していたというふうな発言をおっしゃっておられましたけれども、事実関係はというふうな見解をお伺いするものございました。注水ですとか冷却に必要なポンプにつきましてもいくつか種類がございまして、そういう意味でいきますと、●●で調べましたところ、大変申し訳ございませんが、調達を進めているようなものもございました。例えば、5号の残留熱除去。
記者:え?大きい声で。
東電:すみません。注水ですとか冷却に必要なポンプ類につきましては、いくつか種類がございまして、大変申し訳ございませんが、調達を進めているようなものがございました。例えば、5号の残留熱除去、海水系ポンプにつきましては、調達が終了いたしておりまして、現在運転の準備を進めているところでございますが、これにつきましては、ちょっと解決方法がございまして、お詫びを申し上げたいと思います。それと、100ミリシーベルトを超えた方につきましてですけれども、受ける線量を測定しながら被曝の低減に努めるというところでございますけれども、現時点で社員あるいは協力企業の方々のそうした線量につきましては把握できておりません。それと補足になりますけれども、ハイパーレスキュー隊の皆様方の放水の実績でございますが、伺っております範囲では0時半から午前1時10分までということで、消防車1台によりまして、放水量約120トンの放水を海水と死て行って頂いたというふうに伺っております。●●しまして改めて御礼申し上げたいと思います。私の方から以上でございます。
記者:4号機の電源系統で、これ確認で申し訳ないんですけれども、4号機の送電線はこれ東京電力の、本来は外部に出す送電線、これを利用して新福島変電所から、東京電力の新福島変電所から逆に電気を送ると、そういうふうな形でよろしいですか。
東電:はい。おっしゃる通りでございます。
記者:あれ新福島変電所っていうのは、どれくらい離れてるんですか。第一原発から。
東電:ちょっと確認します。
記者:それとごめんなさい。もう1点。モニタリングでですね、午前8時50分に800。めんなさい。8時10分に830とか、たぶんこれは500ミリシーベルトを超えた、ごめんなさい。500マイクロシーベルトを超えたから15条通報になったと思うんですが、このときに何かやってたのかとか。
東電:その情報は入ってきてませんで、ちょっと振れ幅がありますけれども、ちょうどその500を跨いじゃうっていうのが、で、今西門は推移している状況なので、西門をずっと測り続けるとまたこういった事象が出てくると思っていて、何が原因かというのは特には、●●としてはですね、ない状態です。
記者:ベント、まず例えばベントであるとか、そういうふうな。
東電:今のところはないということでございます。
記者:1,3号機の炉心についてはベントはもう止めた状態なんですか。
東電:今開いてる、開いてる状態です。
記者:開いたままですよね。
記者:ごめんなさい。その数値こちらの時間の中のどの部分ですか。●●するのは。
東電:1枚目のですね、下から今時系列が下からになってございまして、だから。
記者:830とかこの辺です?
東電:そうです。下から時系列が上に上がっていくふうな。
記者:80分の数値でもって、8時58分に判断したということですか。
東電:そうですね。はい。
記者:これヨウ素等となってますが、核種も調べてるんですか。
東電:核種は調べられてないと思います。
記者:じゃあなんでヨウ素等って書いてあるんですか。
東電:ちょっとこの条件確認させてください。すみません。
記者:単純に普通に今までのようにガンマ線を測っていたということでいいんですよね。
東電:そうです。はい。
記者:あと1号機と5号機、6号機の外部電源の作業の目途って今まで変わりないんですか。1号機は今日明日中にやる?
東電:はい。そうです。
記者:5,6号機は20日までに。
東電:1号機から2号からもらう側ですか。それはですね、2号を受電した後の話なので、ちょっとまだその後の話は検討中でございます。
記者:いつになるかはわからない?
東電:ちょっとわかりません。
記者:2号機は今日明日中?
東電:2号機は今日中に受電して、2号機の受電から1号に渡すので、そこはちょっと今まだ検討中です。
記者:5,6号機はどうですか。
東電:5,6も5号抜けますので、6号機側は検討中ですけれども、これはたぶん●●が生きていると思いますので、比較的早く6号は受電できるものと思います。
記者:5と6の間が生きているということですか。
東電:はい、はい。
記者:作業は進めてるんですか。
東電:進めてます。はい。
記者:すみません。2号機の方って午前中にも受電できるんではないかという見通しだったんですが、遅れてる要因っていうの何かあれば教えてください。
東電:やはり夜の作業だったとか、そういったことで、ちょっと見込みが甘かった、甘かったという言い方あれですけど、見込みがちょっと時間がかかっているということだというふうに聞いています。
記者:午後のいつくらいになる見通しか教えてもらっていいですか。
東電:午後の早い時間にできればいいんですけれども、放水がかかってしまうと、また跨いでしまう、そこは待ちになってしまいますので、夕方以降になる可能性もあります。
記者:すみません。ハイパーレスキュー隊の放水量は20トンでいいんですか。
東電:総量は約120トンというふうに伺っております。ありがとうございます。私の方から1つまた補足でございますけれども、5号と6号の原子炉建屋の屋根の上部にですね、穴あけを実施しております。これは水素ガスが溜まることを防止するための穴あけを実施をしております。3月18日にですね、コアカッターと呼ばれる穴あけの機械がございまして、これをもとに3か所それぞれ穴あけを実施しております。
記者:これはもう穴を開けたんですか。
東電:はい。3月18日に完了しております。
記者:大体どれくらいの大きさなんでしょうか。
記者:具体的にどこに穴を開けたかっていうこと。
東電:5号機の方は、計3個。天井、屋根ですね、屋根に上って屋根から穴を開けています。たぶんコアカッターのサイズが色々あって同時にやったからだと思いますけれども、75ミリの、直径75ミリの穴と50ミリの穴と30ミリの穴が1つずつ開いてございます。それから6号機の方は同じく3個開いてまして、これは40ミリの直径の穴と65ミリの直径の穴と75ミリの直径の穴。1個ずつ、計3つ開いてございます。
記者:これは6号機も5号機も屋根でよろしいですか。
東電:屋根です。
記者:これは万が一に備えて燃料プールのあれに備えてっていうことですか。
東電:はい。あわせてじゃあ先ほども簡単にご紹介してますけれども、5,6号機の状況をですね、もう1回整理をしてご説明いたします。5,6号機に関しては6号機の6bというDG、ディーゼル発電機、これ空冷でございまして、これが起動中でございました。Aの方ですね、Aの方の6号機、6AのDG、発電機、これは水冷でございまして、海水ポンプが動かないとディーゼル発電機は動かない●●でございます。海水ポンプの方もですね、昨日行って手ですね、ハンドタービンという操作をしたところ、比較的異常なく回りましたので、これを6Bからの発電している電気を使って起動しました。起動したところ起動できたために、Aの方のDGが起動できることがわかりまして、明け方の4時22分に6AのDGも起動することができました。並行してですね、仮設の、これ発注が実はかかっていたもので、私把握してなくて申し訳なかったんですが、仮設の海水ポンプ、これDGの海水ポンプではなくてですね、非常用冷却系等に使うぐらいの容量のですね、海水ポンプが現着しましたので、それを5号の1台、6号に1台ずつ敷設をしまして、まず5号側、5号側をですね、起動しています。これがちょっと遡りまして、1時半にですね、その仮設の海水ポンプ1台が起動しています。この電源は仮設の電源車から供給している仮設の電源で起動しました。
記者:電源車?
東電:電源車です。
記者:ならもう海水との間に熱交換はしている状況ですか。
東電:それで海水側が生きましたので、RHRのCポンプ、残留熱除去系のポンプでございます。残留熱除去系のCポンプと、これ5号機の話ですね。5号機ですけれども、残留熱除去系のCポンプを朝の5時に起動しまして、残留熱除去ポンプというのは色々な使い方がございまして、今はプール側の冷却で使っています。ですので、今朝の5時から5号機の燃料プールは海水によって冷却が開始されたという状況でございます。
記者:今朝の?
東電:5時です。細かなデータでございますので、ちょっとデータシートには入ってございませんが、今後見えてくると思いますが、一応シートにない、データシートにないデータとして、5時の時点68.8度プールの温度がございましたけれども。
記者:5号機ですね。
東電:5号機です。冷却が始まりましたので、下がり始めまして、9時には67.6度。1.2度4時間で下がっているという状況でございます。ですので、5号機に関してはちょっと時間がかかりますけれども、30度程度を目安にまずプールを冷やして、念のため水素の穴は開けましたけれども、冷えてくれば水素の発生の危険性はこれで相当可能性が低くなるというふうに考えていまして、30度位まで冷えたら今度は原子炉の方の冷却にこの残留熱除去ポンプを使ってやって、冷やしてやるということを考えてございます。ちょっとどのくらい時間がかかるかというのは、評価すれば大体わかりますけれども、4次間で1度程度ですから、相当時間がかかるというふうに思います。
記者:原子炉っていうのはどこの原子炉?
東電:5号機の原子炉です。
記者:これはディーゼル電源ですよね。
東電:海水ポンプは仮設の電源。
記者:仮設電源。
東電:それから●●ポンプはRHRポンプの方は、DGの電源からもらって。
記者:DGっていうのは。
東電:6号機のディーゼル発電機の電源から5号機に繋げてもらっています。
記者:仮設電源っていうのは繋げたやつですか。繋がってない、まだ実施中ですよね。
東電:これはDGの、ごめんなさい。ディーゼル発電機の受けている配電盤から直接5号機のRHRポンプに繋げてやって回しています。
記者:基本的にディーゼル発電機ってことですよね。
東電:そうです。ですので、外部電源の方の作業が終わりましたら、この仮設で回している仮設の海水ポンプが仮設の電源よりももうちょっと信頼性の高い外部電源で回せるという状況になるというものです。
記者:6のプール、6号機のプールは?
東電:6号機の方も仮設の海水ポンプは敷設がですね、一応今、今日やってございまして、今日中に回せる予定でございます。仮設の海水ポンプが仮設の電源ですけれども、今日回せればこれは同じくディーゼル発電機の電源が6号機側がございますので、残留熱除去ポンプの1つが回せると思っていまして、これが回せれば6号機も同じくプールの冷却に入れるものというふうに。これは今日中にできればと思って今作業を進めています。
記者:海水ポンプが回ってるのは5号だけですか。
東電:はい。現状そうです。
記者:海水ポンプの電源は何かあるんですか。
東電:これは仮設の今、電源ですけれども、外部電源が繋げれば外部電源に切り替える。
記者:じゃあ電源車で?
東電:電源車。
記者:その海水ポンプから海水循環系で上げて、熱交換して、これはRHRを回す。
東電:はい。そうです。熱交換器を介してRHRポンプで。
記者:RHRポンプをまたずっと回す?
東電:はい。
記者:すみません。5号機の炉っていうのは冷やす必要って今あるんでしょうか。
東電:圧力もすごく上がってきていますので、冷やす必要があると。100度以上ありますので。
東電:先ほどご質問がありました福島第一から新福島変電所までの距離が大体約10キロでございます。
記者:退職者のことを調べてくださってどうもありがとうございました。応援が来てないっておっしゃったのか、来てるって言ったときに聞こえなかったんですけど。
東電:当社側からですね、応援要員として退職者の方を招集したというふうな現状にはないということでございます。
記者:ゼロですか。
東電:はい。確認できておりません。
記者:すみません。これは協力企業が自主的に退職者を要請してるっていうことはあり得るけれどもっていうことですか。
東電:すみません。ちょっとそこまで確認できておりません。
記者:じゃあ確認してください。次までに。何人かか、平均年齢など。
記者:ポンプの調達なんですけれども、さっき5号のがあるとおっしゃいましたが、そのほかにも進められているっていうことですか。
東電:あると思いますが、すみません。ちょっと今先ほどご紹介しました残留熱除去系のそのポンプ以外の実態については資料が手元にございませんので、わかりましたらご紹介させて頂きたいと思います。
記者:ポンプは持ってきてすぐに使えるようなもの、それとも何か地面に固定しなきゃいけないとか、そういう作業は発生するんですか。
東電:あらゆる容量が大きいものですから、固定したかどうかちょっとわかりませんけれども、ある程度敷設には時間がかかっているというふうに聞いてございます。
記者:2号の所内の機器の何か復活させていく方針みたいなのはあったりしますか。
東電:ちょっとそれもまだ検討中でございまして、わかり次第また。
記者:2号の負荷側の機器は使えそうなのはあったんですか。厳しい。
東電:ちょっとそこも今まだ調整、調査中でございます。
記者:すみません。100ミリを超えた作業員の人数っていうのはわからないんですけれども、調べるの●●。
東電:ちょっと手元にございませんので、もし調査してわかればお知らせさせてください。
記者:わかんないっていうことあるんですかね。
東電:はい?
記者:わからないということはあるんですか。超えた作業員の人数とか。
東電:現場は把握していると思いますので、ちょっとこちら側にそういった形で上がって、情報上がって。
記者:上がってきてない可能性もあるということですか。
東電:ええ、タイムリーに上がってきてるのかも含めてですね、ちょっと確認させてください。
記者:すみません。すごい基本的になこと、6号機でディーゼル発電終わって、ずっと生きてるのかと思ったら、どれくらい、修理が完了したってことなんですけれども、ちょっとその。
東電:1つのBの方はこれは空冷でございまして、これはずっと回ってました。Bの方は回ってたんですけれども、Aの方はこれは水冷でございまして、海水ポンプが必要な状況でございまして、海水ポンプは水に浸かっていて回せないだろうという判断で、今までトライしてなかったんですが、トライしてみたところ回ってくれたということでございます。回す前にはそれなりに点検等は。
記者:1,2,3号機への海水の流入量は増えてますか、減ってますか。560、250というのありましたけど。
東電:ほぼ変わってない。
記者:6号機の非常用ディーゼルが2つ目が動いたということで6号機の冷却はどうなるとか。5号機は電源車ですよね。
東電:海水ポンプを今日中に回しますので、海水ポンプが回ったのが、これは仮設なんですけれども、回ったのが残留熱除去ポンプを回して、回ったらプールの冷却から入る。それでプールがそこそこ温度が下がってきたら、原子炉の方の冷却に入るという状態でございます。
記者:5号はもうやっていて、6号は。
東電:5号機の方が、だから、6号機の方が5号機に対して半日から1日くらい遅れて同じことをやっているというイメージです。
記者:じゃあ5,6の原子炉にもやるっていう話もう1回確認なんですけど、点検中っていうことでしたよね、4,5,6は。それをやる圧力が高まってるっていうのはどういう状況で高まったんですか。
東電:これある種使用済み燃料プールと共通なんですけれども、やはり燃料は、これ原子炉の中に燃料が入った状態ですと、もちろん使用済み燃料プールの中の燃料と同様に崩壊熱による発熱は発生します。それによって上昇の程度はもちろん運転してすぐに停止した1,2,3号機の原子炉とは比べ物になりませんけれども、やはり一定のある程度の温度の上昇はあるということで、徐々に温度が上昇傾向にあると。あと5,6号機の燃料は、これ停止中ですけれども、容器の中に入った状態ですので、容器の中で圧力も温度上昇に見合って上昇傾向にあるということで、そちらについても今後影響していくことを予定としているというところでございます。
記者:温度のデータってあるんでしたっけ。炉の内部の。
東電:5号6号の、そうですね、原子炉水位温度について、はい、データ受けております。
記者:すみません。具体的な細かい情報があるかどうかわからないんですけど、まだだいぶ、破裂するとかそういうところまでベントしなきゃいけないとかいうところまでは余裕があるものなんですか。
東電:はい。現状聞いておりますのが、5号6号それぞれ同程度ですけれども、原子炉水の温度が百数十度。それから原子炉の圧力が数気圧か10気圧程度ということでございます。
記者:確認ですけど、5と6って点検中だけど炉内には燃料が入ってるんですか。
東電:はい。現状点検時の進捗状況によりまして燃料が炉心にある場合、炉内にある場合、プールにある場合、あと部分的にプールにある場合でございます。現在、4号機につきましてはプールの方に燃料が全部入っておりますけれども、それ以外、5号6号については起動は比較的近づいていた状態だったということもありまして、燃料は炉内に入っていたという状況でございます。
記者:すみません。圧力容器のどこまで耐えられるかっていうのもう一度すみません。どういった数字なんでしたっけ。
東電:圧力容器の、まず許容圧力についてはちょっと今具体的な数字持っておりませんけれども、運転状態が約70気圧ですので、それと比べまして現状の圧力が数気圧から10気圧程度という状況でございます。すみません。それからさっきありました5号機、6号機の今炉内に入っている燃料の数ですけれども、5号機は548体、6号機は764体が炉内に入っています。
記者:もう1回言ってもらっていいですか。
東電:はい。5号機が548体。6号機が764体が今それぞれの炉心に入っています。
記者:燃料集合体としてですよね。
東電:はい。そうです。
記者:貯蔵プールの方に使用済み燃料プールの他に新燃料を使ってないものだと思うんですけど、あれが相当数あると思うんですが、これのリスクっていうのはどの程度のものなんでしょうか。
東電:新燃料につきましてはまだ核分裂を起こしておりませんので、そういった意味で崩壊熱による発熱がないという状態です。その点では長期間プールの中に置いておきましても特に発熱等によって水温の上昇等に影響を与えるということはない状態だというふうに考えています。
記者:バラバラにならなければ大丈夫?
東電:そうですね。新燃料も照射中燃料も使用済み燃料も、もちろん材質としては同様の材質で製造しておりますので、同じような条件であれば健全性は保たれるというふうに考えています。
記者:すみません。新燃料ってMOX燃料ですか。
東電:5号6号はすべてウラン燃料です。あと今福島第一で使用している、MOX燃料を使用しているのは3号機だけでして、3号機のMOX燃料は今すべて3号機の炉内に入っています。
記者:5号機は、5号機についている仮設の電源が復旧したためプールに供給できるようになっただけってことですか。
東電:5号機に仮設の電源と仮設の海水ポンプを持ってきて、それを回すことによってですね、残留熱除去ポンプを回してプールの冷却ができるようになったということでございます。
記者:あと生コンを供給する圧送機っていうのがあって、それで冷やすというような情報があるようなんですけれども、それは何か確認されてますか。
東電:ちょっとそういう検討をやっているというようなのは私の方には情報入ってきておりません。
記者:4号機の外部電源の復旧が今日明日中頃までに●●っていうのは。
東電:それも先ほどの2号機から1号機のと同じでございまして、まず4号機で受けた後ですね、3号機に受電するのと、3号機側の負荷を回していくのと、どういった順番で行くかというのを今検討しているところです。
記者:4号機から電気を回すっていう。
東電:はい。そうです。3と4は比較的近いプラントでございまして、●●がみえると。1と2と3号ということでございます。
記者:保安院の方でですね、5,6に関して今日中に何とか受電をするというような話がどうもあったように聞いているんですが、東電さんとしてはあくまで5号については明日。
東電:ちょっとですね、説明している者が違うもので今日中という意気込みがあるんだと思うんですけれども。私どももうまくいけば今日中にいけるという声も聞こえてますけれども、ちょっと私は●●にはお話しさせて頂いているというイメージでございます。
記者:5,6の外部電源は、あれは本来5,6から送りだす、●●ね。と●●供給するということですね。
東電:夜の森線に関しては発電した電気を送る役目はなくて、これは外部電源を逆に発電所側が受ける役目しかないものです。
記者:5,6は逆流じゃないんですか。
東電:逆流では今回はいけません。
記者:●●。
東電:そうですね。
記者:ごめんなさい。ついでに3,4の新福島変電所というのはこれは東北電力ではなくて、東京電力の変電所でいいんですよね。
東電:そうでございます。先ほどのですね、夜の森線の話ですけれども、4号機はですね、夜の森線から、夜の森線の電源をですね、こっちから送電する大熊の3号に移し替えて今回受電するので、ちょっとややこしい話ですけれども、物理的な電線は送電する電線ですけれども、もらう電源は元々夜の森線の電源を移し替えて持ってきているというちょっと複雑な状況になっています。すみません。
記者:そうすると大熊線を使うこと?
東電:そうです。入ってくるものは大熊線なんで、送電に使う電線からは回ってくるということには違いませんけれども。
記者:5,6はあれもらうのと両方あって、もらうやつを●●を復旧するという理解で。
東電:そうですね。はい。
記者:一部で乗り換えみたいなのするんですか。
東電:電線の乗り換えは今回はしなくて、鉄塔の乗り換えをちょっと一部。崩壊している鉄塔があるので、鉄塔の乗り換えをするんですけど、電線の入れ替えをするのは4号機だけです。
記者:すみません。石油業界の一部の方からですね、国内の製油所のいくつかに非常に高性能な毎分3万リットルくらい放水が可能な放水車があるのになんでこれを使わないんだっていう声が挙がってるようなんですけど、御社と石油会社の間でそういったお話についてされてるところってあります?
東電:ちょっと具体的には聞いてございませんが、ガスとか水道ですとかですね、そういったところのノウハウは今までも色んな所で使わせて頂いている経緯がございますので、お話は頂戴しているかと思います。検討アイテムには入ってたかとは思うんですけれども、ちょっとどこでこういう状況になってるか確認しますけれども、検討には入ってるんじゃないかと思います。調べさせてください。
記者:あと2号機とかを通電する場合に、当然水素の対策っていうのが必要になるというお話は昨日からあって、そういうのを調べてからちゃんとやりたい、安全性を確認してからやりたいということだったんですが、換気扇を回すほかって何かできる手立てっていうのは何かありますか。換気扇回しても爆発しそうな気もせんことはないので。
東電:ちょっとそこも含めてですね、危険性がどの程度あるのかというのも含めて、今検討してまして、水蒸気が少し、水蒸気噴気にかなりなってきてると思うので、それだと安全なのかなという声もありますので、ちょっとこのまま今の具合がですね、どの程度リスクをはらんでいるのかというのも含めて手立てを。
記者:それは大気中の、例えばそういった水蒸気、湿度であるとか、そういったところを測定しながらきちっと確認をしてやるっていうそういう理解でよろしいですか。
東電:定量的にですね、たぶんなかなか確認はできないと思うので、少し想定を含む部分はあると思いますけれども、2号機もそもそもその燃料プールからの蒸気が出てきてる状況でございますので、そういったところで相当水素が上に溜まって水蒸気噴気の状況を●●だろうという状況。
記者:それは何か検査、調べる方法はないんですか。
東電:ちょっとそれは知見を得たりですね、そういうことになろうかと思います。
記者:穴を開けるわけにもいかないんですか。
東電:そうですね、穴を開ける危険性も当然ありますので、そういうのも1つのアイテムだと思いますけれども、検討しているということであります。
記者:水に浸かっている状態の燃料棒から水素が生まれる理屈っていうのは何かわかったところってあるんですか。
東電:特に冷温状態というわけではありますけれども、ただし所謂高温状態で燃料から、特に使用済み燃料、あるいは照射中の燃料、ある程度の放射線を発する燃料が水に浸かっておりますと、燃料から出てくる放射線によりまして所謂放射線分解という現象で水が分解して酸素と水素を発生させると、そういう効果があることは、これはわかっております。
記者:それ、ジルコニウムの表面で水が分解されるっていうのは、また別の理屈でということですか。
東電:以前申しました高温状態でジルコニウムが酸化することによって、これはこの場合ですと、まず高温状態で酸素の方はこれは酸化したジルコニウムと一体になります。残った水素が大量に発生するというもので、こちら高温状態で急激に進む現象です。一方放射線分解の方はこれは水に放射線が当たることによって分解する現象で、これは放射線の温度もそうですけれども、放射線の量に依存します。ですので、使用済み燃料からの放射線、原子炉の中で使用中のものと比べると少ない状態ですけれども、発生するものはあるかというふうには想定しています。
記者:確かジルコニウムの話だと千何百度って話だと思いますけれども、それとはまた全然違う温度はそこまで高くなんなくてもそうなるっていう今の。
東電:そうですね。こちらは放射線が水に当たることによっての現象ですので、特にある一定の●●温度があって、そこから激しくなるであるとかそういう現象では特にございません。
記者:ただ放射線の分解はそんなに水素の発生とか多くないんじゃないかっていう専門家の見方もあるんですけど。
東電:はい、それはそのように理解しているところでございます。ですので、じゃあ今申し上げた話についてもじゃあそれで大量に発生するかどうかというと、そこまでの見通しを得ているわけではございません。
記者:それは原因の1つの可能性があるっていうそういうレベルで理解ということなんですか。
東電:そうですね。所謂水素を発生させる可能性の1つとして想定しているという程度で、じゃあそれによって一定量大量の水素が本当に発生するかというと、そこまで抑えきれてるわけではございません。
記者:じゃあ3号機については、まだよくわかんないという判断、実態ですか。
東電:4号機ですか。1号と3号についてはこれは炉内が高温状態ですので。
記者:ごめんなさい。4号機です。
東電:はい。●●でございます。
記者:すみません。1,2,3,4に関しては、受電までは必要だって話なんですけれども、早ければ今日中にもその先の負荷機器を動かしてくださいみたいなの始まるかもしれないというようなお話もありましたが、今安全確認含めてその先の作業割と難航しているという話もありますが、その先の作業に着手できるのは早くていつくらい、遅くなってどのくらいかっていう何となくの目安を教えてくださるでしょうか。
東電:早くて明日くらいの着手になると思います。検討ばかりしてもしょうがないので、明日明後日くらいからは何らか少し現場の作業を進めるということになろうかと思います。
記者:それは1,2と3,4も同じですか。それともどっちかやりにくい方がありますか。
東電:これは並行でやっていくものということで、同じで進行すると。
記者:あと放水作業が続いてますけれども、その放水作業によって例えば何か不具合、例えば何か水がどんどんどんどん格納容器から漏れてきて染みてるとか、ごめんなさい。そういうものしか想定できないんですけど、何か不具合であったりとかトラブルであったりとかそういうものは確認されてませんね?
東電:確認はできてませんけれども、原子炉建屋の中は相当海水が入ってきてますので、そういったことも考慮に入れてしていくことになるかと思います。
記者:かなり溜まってそうな感じですか。
東電:それほどの量ではまだないと思いますけれども、ちょっとそこはどの程度プールに入ってるかっていうことも含めて想定をしなきゃいけないと思いますけれども。
東電:そろそろよろしゅうございますでしょうか。
記者:すみません。3号機の炉圧の低過ぎる懸念っていうのはその後どうなったんでしょう。
東電:相当低いだろうっていうのは想定していて、格納容器の健全性はまだあるということで、そういった評価には変わりはありません。計器の方をですね、できれば少し切り替えてみたりは少しトライしてみようと思っています。
記者:圧力容器の健全性はどうなんでしょう。
東電:計器を切り替えてもですね、この値が変わらなければ格納容器側に少し配管ですとかそういったものが開いてしまっているのか、そういったことの可能性は否定できないというふうに思っています。
記者:すみません。3号機のMOX燃料だと、3号機で使ってるMOX燃料だと放射線がもっと出るとかそういうようなことってあるんですか。
東電:仮にMOX燃料とウラン燃料を同じ期間、燃料の場合、燃焼度と呼んでいますけれども、同じ期間同じ発熱量だけ使用した場合ですと、MOX燃料の場合、ウラン燃料よりも若干、幾分ですけれども発生する放射線量が多いというデータはございます。そういうとりあえずこれまでに得られている知見ですけれども、そういう知見等を踏まえましてMOX燃料についてはまずウラン燃料よりも設計している燃焼量、設計している寿命を短く設定しています。それからあともう1点ですけれども、今使用されているMOX燃料、こちらは昨年から使用を始めたばかりです。ですので、まだそれほど燃焼していないということもありまして、特にMOX燃料から大量の発熱ないし放射線が出てくると、ウラン燃料の比較においてですけれども、大量の放射線ないし発熱が出ているということは特になく、ウラン燃料と比べて今の状態でMOX燃料を特別視する理由は特にないかというふうに考えています。
記者:プルトニウムが入ってるのはどうするんですか。
東電:すみません。
記者:プルトニウムが入ってますよね。それはほかの普通のウラン燃料と違ってプルトニウムが出てくるとかそういうことはあるんでしょうか。
東電:MOX燃料につきまして、今使用中のMOX燃料は設計段階、製造段階で約4%プルトニウム入っています。残りの96%がウランですけれども。一方ウラン燃料はと言いますと、製造した段階ではすべてウランの状態です。ただし燃料は原子炉内で使用していきますと、ウランが中性子を原子炉内で吸収することによって、プルトニウムが発生していきます。したがいまして、使用が開始される燃料として見ますと、MOX燃料、ウラン燃料それぞれプルトニウムを含んでいるという状態になります。
記者:作業員の方はですね、作業員の方は延べで1日どれくらいいてですね、どれくらいのインターバルで何交代くらいされているのか。
東電:確認させて頂きたいと思います。
記者:改めてなんですけれども、現段階での1号機から3号のプラント状況の炉水位とか炉圧とかドライウェルの圧力のその現状の評価、どう見ているかっていうところと、あとこれも現状での改めての確認なんですが、炉水位のこの変化がないっていうところをどう評価してるか。つまりこれは●●なのか、機器の故障の可能性もあるのかも含めて現段階での改めての評価っていうのを教えてください。
東電:すみません。今の件につきまして、昨日以前からもご質問頂いていたと思っておりまして、昨日の4時でしたけど、ちょっと本日段階で整理して改めてご説明させて頂きたいということで、検討しているところでございます。申し訳ありません。
記者:すみません。MOX燃料昨年からおっしゃっていましたけど、昨年の何月からですか。
東電:少々お待ちください。昨年の9月からMOX燃料を相加した原子炉の運転を開始しています。
記者:2号機です?
東電:3号機です。
記者:3号機。失礼しました。何体ですか。
東電:32体です。
記者:すみません。海からの水をとり込む取水口が壊れてるっていう情報もあるようなんですが、そちらで確認されていますか。
東電:確認させてください。
記者:すみません。2号機に送電線を繋ぐ作業を担ってる原発関連企業の名前教えて頂けませんか。
東電:確認させて頂きます。
記者:あとでも構わないんですけど、通常時に使用済み燃料プールとあと原子炉の水を冷却する仕組みについて教えてください。
記者:何か図をもらえると助かります。
東電:わかりました。ご用意いたします。
記者:すみません。今まで出てたら申し訳ないんですが、地震発生時の加速度を東電さんが把握されているという話を聞いたんですけれども、もしそれわかれば後ほどで結構なんで、教えてください。
東電:それではそろそろこの辺りで終わらせて頂きたいと思いますが、よろしいでしょうか。すみません。どうもありがとうございました。