東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月20日00時06分から57分間)

東電:もう1つがモニタリングに関して、2種類目で、2種類ございます。よろしゅうございますでしょうか。それでは、先ほど少しご質問にお答えいたしました内容についておって順にご説明してまいりたいと思います。まず、福島第一5、6号機の炉内温度の水位を、というご質問を頂戴いたしました。ちょっと、数字を読んでまいります。まず、本日福島第一5号の原子炉水の温度の水位でございます。まず、6時現在で173.1度。

記者:6時というのは。

東電:朝6時でございます。それから、9時179.1度。11時183度。14時188.2度。18時194.5度でございます。次に6号機の原子炉水の温度の水位でございます。時間の水位は、同じでございます。6時164.1度。9時165.8度。11時167.2度。14時156.6度。18時152.4度。以上でございます。

記者:下がったということですか。

東電:はい?

記者:11時から14時で下がったということですか。

東電:はい。そういうことになります。

記者:もう一点だけ、お願いしてもいいですか。

東電:はい。

記者:6号のほう。

東電:はい。6号の方は、6時が164.1度。9時が165.8度。11時167.2度。14時156.6度。18時152.4度でございます。それと、ご参考ですけども、5号の使用済み燃料プールの水温でございますけども、18時現在で、48.1度でした。

記者:それは、どちらが?5号ですか。

東電:ええ、5号でございます。

記者:6号は。

東電:6号はですね、同じく18時現在で、67度でございました。

記者:5号をもう一度、すみません。

東電:はい。5号が48.1度でございます。

記者:6号が?

東電:6号が67度でございました。次に

記者:じゃあ今の6号機の方ですけども、海水による冷却が開始されてます。時間の方がですね、海水ポンプの方が、●●6号の方が、2台セッティングしたようで、23時15分に2台目は、2台とも起動しています●●。そのあとにですね、そのあとじゃないか。その前か。その前ですから、22時10分。22時10分にですね、RHRBポンプを起動しています。この時に、海水ポンプ●●を1台をまわっていますので、冷却開始は、22時10分になるかと思います。22時10分に冷却開始ということでお願いいたします。で、ですね。22時10分ですので、22時のデータがですね、67.2度です。ですから、67.2度からスタートして冷却を開始したということで、ちょっと今、現在の値が入ってきてませんけども、徐々に下がりだしているんじゃないかと思います。また、下がり傾向をですね、明日の朝にでもご報告させてください。

記者:2台とも冷却系に使うポンプですか。

東電:はい。そうですね。海水ポンプ2台、これは一緒にパラで動いたりして●●これと、RHRのピーポンプ。これは、1台のポンプですけれども、このポンプで、これと同じようなシステムで冷却しているということです。

記者:仮設海水ポンプ?

東電:はい。仮設です。で、●●。それと、使用済み燃料プールのボロンの使用についてご質問を頂戴いたしました。1号から3号の使用済み燃料プールのラックの一部に使用いたしております。

記者:もう一度お願いします。

東電:1号機のプール。2号機のプール。3号機のプールの使用済み燃料プールのそのラックの一部に、ボロンを使用しております。

記者:プール全体ではなく、ラックの一部ですか。

東電:はい。今の質問に補足させていただきます。以前この件に関しまして、1号機から6号機すべてサスであると。使用済み燃料ラックの材質はサスであると人づてに申し上げましたけれども、それ間違っておりまして、申し訳ありませんでした。1号機から福島第一使用済み燃料ラックですけれども、まず4号機、5号機、6号機。それから共用プールにつきましては、材質は、サスで間違いありません。ただし、1号機から3号機につきましては、材質はアルミでございました。で、その一部にボロンが使われているということです。その内訳につきまして、説明いたします。まず、1号機ですけれども、ラック全体が900タイプあります。900のうち600体がアルミ。残りの300体がぼろアルミです。続きまして、2号機。アルミが820。ボロアルミが420。合計1240。3号機。アルミが800。ボロアルミが420。合計1220でございます。失礼いたしました。

記者:サスというのは。

東電:はい。ステンレスでございます。

記者:ステンレスボロンはないのですか。

東電:はい。福島第一発電所におきましては、ステンレスボロンはございません。

記者:その理由は何かあるんですか。

東電:特に存じ上げてございませんけれども、福島第一発電所以降では、ボロンサスを使用しておりますけれども、●●の違いかと思いますけれども、ちょっと確たることというか、確証はございません。

記者:ボロンは吸収するためのやつですよね。

東電:はい。その通りです。

記者:で、サスに入れなくていい何か理由とかあれば。その、ボロンサスを使わなくてはいい理由とかがあれば。

東電:こちらは使用済み燃料対策としてどのような手をとるかであると考えております。まず、福島第一発電所では、先ほど申し上げました、1、2、3号機につきましては、ラックの一部をボロアレルにしています。それから、福島第一発電所は、共用プールを核プラントの使用済み燃料プールにプラスして、建設しております。あとそれから、福島第一4号機、5号機、6号機では、使用済み燃料プール以外に、鑑識タスクによりまして、使用済み燃料の保管をしておりますところが、一部ございます。このように、各号機、それぞれの方法で、使用済み燃料対策をとっているということでございます。

記者:まだ、じゃあ、ボロンサスがメーン、メジャーになる前の段階なのですか。

東電:はい。時期的にはそのように理解しています。

東電:よろしければ、次のご質問へのご回答に移らせていただきます。先ほど地震計の位置についてのご質問がございました。福島第一6号機の加速度を測定いたしましたガル値をご紹介いたしましたが、地震計の位置についてご質問がございました。原子炉建屋の地下2階に位置してございます。それと、次に、弊社の●●の温度がその海水注入が遅れたといったような趣旨の●●。私の方としては、発言の趣旨ですとか、ちょっと事実関係がわかりかねますため、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。次に、100ミリシーベルトを超過した6名に関するご質問でございますが、この6名は全員東京電力の社員でございます。それと、海外を含めて今回特例ということで、になります。250ミリシーベルトのしきい値が適応された事例につきまして、国内ではこれまでございません。また、海外の例はちょっと現時点では把握しきれておりません。なお、国際放射線防護委員会(ICRB)の勧告では、緊急時の被爆における参考レベルとして、1000または500ミリシーベルトといった数字が示されております。それと、本日のその電源工事の作業現場の線量につきましても、ご質問いただきました。本日9時から10時の間に実施しました4号機の、その電源工事前にサーベイした結果、

記者:午前ですか。

東電:ええ。午前9時から10時です。線量が4から7.5ミリシーベルトということになっております。

記者:●●ですね?

東電:はい。失礼いたしました。私の方からは以上でございます。

記者:6号機の水温、炉内水温について教えていただけますか。14時でなんか一気に下がっているように、そこから一気に下がっているようにみうけられますが、何かやったのですか。

東電:はい。すみません。現時点ではわかりませんので、改めて確認させていただきたいと思います。

記者:今後も原子炉の方の冷却というのは、とりあえず手つかずで、そのまさに海水ポンプ云々っていうのは、基本的には、プールの方の話であるという理解でよろいしんですよね。

東電:先ほどのご質問と合わせてですね、確認をさせていただきたいと思います。

記者:これ、5号と6号の温度の上がり方を見られて、なんていうか、要するに温度の上限タイムリミットとしては、どの辺が、何度くらいになったら危ないよっていうふうな感覚でいらっしゃいます?

東電:そうですね。現在の温度につきましては、原子炉の使用温度に対しまして、まだ低い温度でございます。それと圧力につきましてもだいぶ低い温度となっておりまして、現段階では特別問題が発生する状況ではございません。このまま温度それから圧力が上がった場合におきましては、タービン駆動のですね、RCICポンプの健全性を確認して、海水による熱交換を行いましてですね、原子炉の温度、こちらをさげていくということを実施していきたいと考えてございます。

記者:タービン駆動系のその冷却系統というのは、一応なんとなくまわりそうな。

東電:まだ圧力が低い段階でございますので、今現段階ではまわるかといいますと、そこはまだ確認してございませんけれども、このまま圧力が上がってきた場合にはですね、しっかりと起動して、冷却●●が可能というふうに考えてございます。

記者:すいません。5号、6号はですね、今後外部電力をつなぐという計画もあると思うのですが、今のところDG、この2台の起動で、もう十分に安全な状態になったと考えられるのですか。

東電:現段階ではですね、DG発電機2台と、あと仮設の電源車を使っておりますのでまだまだ電源としては弱い状況にございます。これにおきましては、早急にですね、外部電源のつなぎこみをしまして、常時電源が供給された状態に持っていくのが、一番、最善策だと考えております。

記者:ただ、最大の課題だった燃料プールの冷却が、もう今日の段階で完了しているわけ、完了というかせきりょうになっているわけですかね●●。

東電:そうですね。燃料プールの冷却にははいっている段階でございます。

記者:じゃあ、このままの状態でずっといけないというのは、何かもっと電気がやっぱり必要になってくるということなのですか。

東電:今の段階でではですね、例えば、ディーゼル発電機それから電源車におきましては、給油を使ったですね、発電を行っておりますので、その燃料ポンプ等を考えますと、そのタイミングによってはですね、一旦とめなければいけないとかそういう状況になりますので、管理等も含めまして、電源を受けることで非常に楽になると、そうしますと、その労力をまた別の方に向けることができますので、次の作業を進めていけると。そういう良い方向に移っていけるというふうに考えてございます。

記者:外部電源ひくというのもなかなか大変な作業だと思うのですが、ある程度冷却系が確保されたことで、その例えば、優先順位を下げて1から4の対策に特化するとか、そっちの方にマンパワーを割くとかですね、そういうなにか優先順位みたいなものは今後つけるのでしょうか。それともあくまで同時並行的に全部1、2も3、4も5、6もひいていくっていう感じなのでしょうか。

東電:●●5、6の電源につきましては、かなり工匠な作業を伴っておりますので、こちらにつきましては、始めたところでちゃんとつなぎとめを終了させて、次のステップに進んでいくということが重要だと思っております。途中で中断しますと、また効率も低下いたしますので、最初にですね、電源確保という進めたかたをあげておりますので、まずそれを進めていくと。で、その都度、次の段階として、受電ができた後にですね、次のステップを進めていくような、これが、今の流れでございますので、その流れで作業を進めていきたいと考えております。

記者:4号についてですが、3号の放水の後は、4号機への放水が検討されているというお話が、国のサイドの方で出ています。ただし、今電源を回復していて、そんで例えば放水されてしまう。放水されてしまうという言葉が悪いですが、放水があると、中のその機器がダメージを受けて使えなくなる可能性も出てきますから、その辺のところの兼ね合いっていうか、4号は4号で、電源復旧の工事はされていますよね。そのへんをどうお考えというか、どういうふうに調整されるのかを教えていただけますか。明日以降。今日以降か。

東電:昨日から本日にかけましてまず3号機の冷却をですね、東京のハイパー消防隊に実施していただきまして本当に助かっております。ありがとうございます。その間ですね、作業を干渉するということで、電気化系の工事は一旦中断をしておりましたけれども、放水が終了した段階でですね、繋ぎこみを実施いたしまして、次の4号の放水までの間にですね、その工事を終了させる方向で、今考えております。で、明日がその作業終わった後にですね、4号機の方に、はいっていくという風に考えております。

記者:そうすると電源復旧を、もう先にやれば、放水はやめるとかいう選択肢はあり得るのですか。

東電:やめるということではなくて、電源の工事が終了いたしますので、作業干渉がなくなるという順序でございます。

記者:それは放水があっても、もう、なんかそれはそれで

東電:それはですね、またその作業の進捗状況によってはですね、また一旦調整が必要になるというふうに考えておりますけれど

記者:作業の干渉ではなくて、放水そのものはもうそれは?

東電:放水のタイミングにつきましては、今調整中というふうに聞いておりますので、時間等につきましてはですね、今ちょっと明確におさえてはいないのですが。

記者:わかりました。時間とかではなくて、その放水そのものがいろいろ機器にダメージを与えるとせっかく電源を復旧しても、要するに結局電源復旧が、無駄になってしまうんではないかなという考えがあるのですが、それはもう。

東電:そうですね。3号、4号に関しましては、まず、タービン建屋の機器に対してはですね、建屋の健全性が保たれておりますので、放水によってですね、内部の機器が損傷を受けるというのはあまり考えておりません。ただ、原子炉建屋につきましては、かなり建物のですね損傷が激しいので、ま、機器に対してもかなり厳しい状況ではあるかというふうに認識しております。そこに対して放水をしているわけですので、機器的にはですね、かなり厳しい状況ではございますけれども、放水をすることと、あと、壊れている状況の中のですね、健全性を考えた場合には、放水を優先したほうが、より安全が保たれるというふうに考えております。

記者:放水を、優先させるということですか。

記者:すみません。モニタリングからの計測状況でてましたけれど、11時くらいから今日の夜午後9時まで、随分下がっていますが、基本的には、その今日の7時間プラスアルファのこの、照合の。効果が出ているっていうことで認識させていただいてよろしいでしょうか。

東電:昨日はそんなに下がってなかったように思いますから、ちょっとすみません。今日の放水の効果かどうかは少し、明日の状況を見据えないとわからないのかなと思います。

記者:4号の炉内水温ですけど、これは、海水の冷却は、炉内にも影響があるのでしょうか。

東電:6号ですか?

記者:6号です。

東電:6号はですね、海水の冷却がはいったのがもっと後ですので、ちょっと今これ、聞いてます。何かしら操作をやったのではないかと思いますけれども。海水の効果ではないと思われます。確認させてください。

記者:なにか考えられることあります?

東電:例えば、安全面を自動的に、手動で使うとかですね、キャプチャーの温度は上がりますけれども、風圧が1回下がって、温度も若干下がります。

記者:●●。

東電:ええ、そういった操作をして、可能性があると思います。

記者:キャプチャーの圧力

東電: ●●原子炉圧力の安全面ですね。

東電:いかがでしょうか。

記者:すみません。明日からの予定をもう1回整理して言っていただいてよろしいですか。作業としては●●。電源を試していれるのはいつなのかとか。そのへんを整理していただければ助かるのですが。わかる範囲で結構です。

東電:電源工事関係ということでよろしいでしょうか。

記者:はい。

東電:いずれも、本日の作業は、ケーブルの接続の経営ですとか、あるいはケーブル移設工事に関する作業は本日は作業終了というふうなことで聞いております。で、1、2号系につきましては早ければ、明日中、目標ということで、明日中といいますと20日ですね。失礼しました。20日中目標ということで、通電ができればというふうな。こういうことで考えております。それと3、4号、5、6号につきましては。車の工事の作業は終了でございますけれども、受電設備の接続につきましては、調整の上、進めていくということと理解しております。

記者:でも早ければ、今日、20日中に3、4、5、6号とも発電できる可能性はある?

東電:電源の方はですね、少し遅れています。それで、本日の作業終了ということで、夜間のですね、昨日は頑張ったんですけれども、やはり想像するに夜間ですのでどうしても効率が悪くなります。その分やはり時間が長くなると線量も多く浴びることになりますので、それも鑑みてですね、作業の時期をコントロールしていると風に思われます。それで放水との関係もございまして、ちょっとですね、本日20日中に、目標通りですね、4号と、5号の作業の方が、終わるかどうかはちょっと見通しが必ずしも約束できるレベルではないと。いう風に現場から話が上がってきているのでもしかしたら明日21日までかかる可能性があるという風に聞いてございます。

記者:それぞれ、細かい質問で恐縮ですが、明日、1、2号機は、いわゆる機器の健全性を確かめて、通電をできたらいいなということですね?明日のことは。●●で、3、4号はどこまでを目標にされてます?

東電:受電までを目標にしますけれども、それがちょっとできるかどうかが微妙な感じ。

記者:で、ケーブルの敷設工事とかは?

東電:ケーブルの敷設工事をして、受電まで

記者:明日はケーブルの敷設工事もやって?

東電:はい。受電前の確認ですね。接続の確認を。これはちょっと時間がかかるものですけれども。それで、受電まで持っていきたいと思っております。

記者:ケーブルは200メートルくらい敷くんでしたよね?確か。

東電:そうですね。そのくらいですね建屋の、●●くらいでしたね。

記者:5、6号機は?

東電:5、6号機も、5、6号機もこれ、●●少し遅れ気味。

記者:これは具体的な作業としてはあとなにがあるのですか?

東電:ちょっとですね、これはあまり良く●●ないので、また明日ちょっとわかったらお知らせします。

記者:ケーブルの敷設はまだ残っているのですか?

東電:5、6ですか?

記者:5、6。

東電:そうですね。これケーブル敷設のみですので、●●それから、1F6号機のですね、●●温度の件ですけれども、ちょっと何時にどういう何回とかそういう細かなものは●●だけれども、基本的には●●安全面、圧力容器の安全面を上げることによって、圧力をキャプチャーにちょっと抜いてやるという操作をこれは継続的に今回だけでなくてやっているそうで、そうすると少し水位が下がりますので、そこは、4WCという純水系でですね、足してやるということを繰り返しやっているようです。ですので、温度はそうやると一時的に下がるのだけれども、またこれ閉めているとだんだん上がってくるというのを繰り返すということでございます。以上です。

記者:今のは原発6ですよね

東電:6号機です。

記者:2号は?

東電:原発の線量ですか?2号はですね、事前のサーベイで確か、旧15号館前が20ミリシーベルトでした。それで、ほぼ変わらず作業はできてますので、その値で管理してできたということでございます。で、あとは建屋内に入ってますので、建屋内での作業になります。

記者:東京消防庁の放水作業の時に、東電の社員さん一緒についてらっしゃったというようなさっき会見で聞いたんですが、消防庁の●●そこらへんなどを教えていただけないでしょうか。

東電:そうですね。ちょっとすみません。あのですね。管理の仕方は、当然現場に出て帰ってきたごとにですね、線量計をみて、管理してます。で、その作業がどんな作業だったのかと。何時から何時で、当時はその●●管理をしているのですけれども、ちょっと今日のですね、人間のですね合計値とか集計はですね、申し訳ございません。ちょっと出てなくて、あがってきてないです。すみません。もしそういう形で整理ができましたらですね、お知らせできると思うのですけれど、ちょっと現場の手がですね。すみませんまわってない状況です。すみません。

記者:確認させてください。明日通電は、2号機だけでなくて1号機も通電を?明日中に目指す?

東電:2号機の受電までが、手一杯だと思いますけれども、ちょっと進捗すればですね、そこまで。可能性もあります。ちょっと難しいかなと思いますけれども。

記者:あと、3、4号の受電を目指すっていうのは、3、4共にということですか。

東電:これは4号にまず受電しますので、同じですね。3号機までいければいいのですけれども。

記者:4号なのですけど、ホウ酸の注入は、1号機だけやっているのですか。

東電:なんの注入ですか。

記者:ホウ酸の注入。

東電:ホウ酸の注入ですか。ホウ酸の注入につきましては、1号機と3号機に実施しております。2号機だけですね。現段階でホウ酸の注入されていない状況でございます。

記者:炉の設計というのは、ホウ酸を注入することを前提に作ってあるのですか。

東電:通常の状態ではですね。ホウ酸は注入しない設計でございます。

記者:Phがその数値が要するに、小さいほうになるわけですよね?

東電:ホウ酸はですね、中の水質というよりは、中性子を吸収させるために注入しておりますので、1号機と3号機につきましては、外部注水をした際に、ピットを使って注入しましたので、その際にホウ酸を添加いたしまして、注入してございます。2号機につきましては、海水、海から直接ですね、注入をした関係で、途中でボロンを追加せずにですね、現段階では海水で冷却して、冷却というか注入をしている状態でございます。

記者:ホウ酸を注入することによってその循環している機器に何か、壊れてしまうとか浸食してしまうとかそういうのはないんですか。

東電:それは、特にございません。もともと注入、何かあった場合に、注入をする設計をしておりますので、それは、機器に影響を及ぼすということはございません。

記者:1、4号機の原子炉の表面温度については何か情報はありませんか。要するに、今までこのプラントデータで、この数値みながら色々はあったのですけど。

東電:今細かい実際のデジタル値は、まだ入手していないのですが、一応3号機の方は、仮設電源で●●は見えてきそうだという情報が入ってきてちょっとまたデジタル値が入手しましたらですね、お知らせしようと思います。

記者:なんか100度を切っているとかいう情報はありません?

東電:ちょっと実際の数値は今わからないです。はい。

記者:6号機以外の地震とかは、計測データってどうだったのでしょうか。

東電:今回の地震に起きまして、震度を捉えておりますのが、先ほどご説明しました6号機、こちらは正式にとれているものでございます。あと、6号機以外で、3号機、4号機につきまして、これは参考との扱いになると考えておりますけれども、暫定的な値が取られています。で、そちら、申し上げますけれども、まず3号機来れ水平方向。507ガル。3号機上下方向が、231ガル。続きまして4号機。水平方向が、319ガル。4号機上下方向が、200ガル。このような値が得られています。3号機、4号機につきましては、6号機のように水平方向は、南北東西にそれぞれ別途数値を出そうという形にはなっておりません。

記者:3号機は507ガルって多分想定を超えていると思うのですけれども、そのあたりはどのようにお考えですか。●●。

東電:はい。3号機につきまして、はい。そうですね。基準地震度に対応する、最大応答加速度、こちらが南北方向で449。東西方向で441となっておりますので、参考情報ではありますけれども計測された507というのは、それよりも大きな数値となっています。この過程等についてはまた今後改めて検討していくことになると考えています。

記者:炉の方に注入しているのは、ホウ酸と濃縮ボロンなのですか

東電:濃縮ボロンではなく、通常のボロンです。

記者:で、それはもともとその、日本の技術で、中性子の方の吸収ができるという実証されているような自信に基づいてやっていくのですか。

東電:はい。ボロンを注入する設備そのものは、これは、沸騰水型原子力発電所で●●操縦的に、操作、対応されている設備です。もちろん当社では採用していない加圧水型原子炉では、通常の運転管理にもボロンが、添加された状態で運転がされています。そう言った点では、ボロンの使用そのものは、昔からある技術だと考えています。一方で、濃縮ボロンについては、採用されておりませんでして、いわゆる、中性子を吸収するボロン10の割合が20パーセント程度の通常のボロンを使用しいます。

記者:そういう濃縮ボロンは、実証されていないからやっていないわけですね。

東電:通常のボロンを使用することで、十分、十二分な効果が得られると判断して、そのような、措置を取っています。

記者:●●からホウ酸とかをとってきましたけれども、量的にも技術的にも、ホウ酸やボロンについては、何ら問題はないということですね。日本の技術としては。

東電:そうですね。ボロンを扱うことに関して、特に問題があるとは考えておりません。

記者:で、アメリカからですね。冷却材を持ってきて、それを日本は断ったという、いろんな報道がありますけれども、冷却材っていうのは、水しか通常ないんで、冷却材を、ねえ、水を送られても断るなんて当然のことなんですけれども、そのアメリカのなにか技術、おそらく冷却材のことでなしに、ホウ酸や、その濃縮ボロンのことや技術のことなのかと、もしくは、未公開の技術というようなものは、あってですね、中性子の吸収だとか。そういった何か要請があったのかそれともないのか。

東電:今の、冷却材等に関係する話、ちょっと私ども把握しておりませんでして、把握できるかどうかもわかりませんけれども、もし何かわかりましたら、改めてご説明させていただきと思います。

記者:それだから、アメリカとかがね、冷却材じゃなくて、要するにホウ酸とか濃縮ボロンの技術以外の何かその未知の未公開の技術があってそれをその日本にだせるんだぞ、というようなことを言ったのか。それを、そういう話があったのか。

東電:すみません。ちょっと私ども、そのあたりの状況把握できておりませんでして何かわかりましたら、また改めて説明させていただきたいと思います。

記者:すみません。数日前に100ミリを超える被爆のあとに、病院に送られた方いらっしゃったと思うのですが、その後の経過って何か。

東電:申し訳ございませんが、至急、改めて確認いたしまして、ご報告させていただきたいと思います。

東電:それでは。

記者:すみません。今あるテレビで、●●が出動しとったようなんですけど、あれは、いつ何をやるんですか。いつ、どこの何号機をやる予定なんですか。

東電:申し訳ありません。ちょっと把握してませんけれども、おそらく、先ほども申し上げました通り、注水の1つの手法として、お願いしているものということかと思いますけれども、ちょっとすみません。確認できておりません。

記者:作業員の方新たに参集するというのが、東京の電気系統の●●いく話っていうのは。

東電:現時点では、耳にいたしておりませんので、そういうお話がありましたら、またご報告させていただきたいと思います。

記者:すみません。5号機と6号機の電源関係なんですけど、切れたところを、こうバイパスするようにつないでます、つなぐ予定だと思うんですけど、あれは、何メートルくらい線を使うんでしょうか。

東電:何メートルくらいかはちょっと確認させてください。ただ、切れたわけではなくて、●●の方が、1本、壊す用の鉄塔がですね、崩壊していて、そのままじゃまずいので、横にある●●が双葉線の方の鉄塔に使えるという作業でございます。ちょっと鉄塔同士の距離がわかりませんので、もしわかりましたら、またお知らせ、ご報告いたします。

東電:それでは、よろしいでしょうか。

記者:すみません。先ほど、入校者が500人というふうにおっしゃてましたけれども、その内の電源復旧作業に関する作業員の方は人数は?

東電:ちょっと錯綜しておりまして、内訳につきまして、確認できない状況でございまして、申し訳ございません。

東電:それでは、よろしゅうございますでしょうか。

記者:すみません。あと1個だけいいですか。

東電:はい。

記者:100ミリを受けた東電の社員の6名の方というのは、今後作業に従事するような意志を示してらっしゃるのでしょうか。

東電:はい。管理がですね、250になったと聞いておりますけれども、しっかり何がですね、その範囲内で作業をやるというふうに、少なくともその内の1名は、私と話しまして、申しておりました。

記者:1名ですか。

東電:はい。

記者:直接ですか。

東電:はい。私と話しました。あと、五名はですね、わかりませんけれども、退避するとは聞いてございません。

記者:そのお一方は、だいたいどんな文言でおっしゃったのですか。

東電:はい?

記者:どんなお言葉で。

東電:とにかく法律上問題ない範囲で、できるだけ作業を進めたいというふうに申しておりました。

記者:悲壮感とかそういうのはなくて?

東電:ないですね。

記者:からりと?

東電:ある程度責任のあるポジションについている者ですから、しっかりしておりました。

記者:細かくはいいんですけど、その、実際のその作業をまとめる立場の人ですか。

東電:中間の者ですね。

記者:どんな作業を。どんな作業をやるグループの中間っていう意味ですか。

東電:本来の作業、本来の業務ですか。

記者:今回の業務です。

東電:今回ですか。

記者:ええ。

東電:今回は細かくはよくわかりませんが、炉に注入する消防車等のセッティングとか、今回の放水の、補助。その時に、放水した時にいたかどうかはわかりませんけれども、場所でそこでできるかどうかですね。そこで放水ができるかどうか。どこに消防車を置くか。とかそういったことの調査をしています。というふうに聞いております。

記者:いくつの人ですか。

東電:いや、ちょっとそこは控えさせてください。

記者:何歳代の人?

東電:ちょっと、微妙なんで、

記者:30か40くらい?

東電:そうですね。

東電:それでは、よろしゅうございますでしょうか。大変ありがとうございました。