東電:遅くなりまして、申し訳ございません。お手元に配りました資料を確認させていただきたいと思います。まず、福島第一原子力発電所放水口付近の放射性物資の検出について。これに関連しまして、参考資料ということで、図を、採取ポイントの図を確認いたしております。福島第一の午後5時現在の状況のお知らせについて。その他、モニタリングカーによる計測状況と、1号から3号機のプラント状況について。ご用意いたしました。よろしゅうございますでしょうか。それでは、福島第一放水口付近の排水からの放射性物質の検出についてご説明申し上げます。●●をご覧いただきたいと思いますが、平成23年3月21日周辺環境のモニタリングの一環といたしまして、東北地方と太平洋沖地震で被災しました福島第一原子力発電所、放水口付近南側におきまして、海水に含まれる放射性物質のサンプリング調査を行いました結果、次のページの通り、放射性物質が検出されたことから、原子力安全保安院並びに福島県へ連絡いたしました。明朝、再度サンプリング調査を行いまいして、今後の福島第一原子力発電所で検出された放射性物資の海洋への拡散を評価するために、福島第二でも同様のサンプリング調査を実施することとしています。
東電:はい。1枚おめくりいただきまして、海水のですね、核種分析の結果をご説明いたします。その前に、お配りしました参考資料にですね、採取ポイントの絵が書いてございます。採取ポイントは、赤い三角で、記してございますけども、1号機から4号機までの並びのその南側の海岸付近からですね、バケツで海水を、バケツを投げて海水を採取して、その海水をそのまま放射性核種分析を行ったものでございます。別紙の方に、具体的な数字を書かせていただいております。資料の採取日時は、3月21日の14時30分と。採取場所は、先ほど図面で示しました南放水口付近。1号機、4号の放水口から、南側に約100メートル地点の海岸のところです。測定方法は、採りました海水資料を、福島第二に、運搬致しまして、ここにあります、●●検出機という、放射性物質の核種を分析する装置で測定を行いました。で、検出核種の下の表に記してございます。縦に読ませていただきますと、コバルトの58、ヨウ素の131。ヨウ素の132。ヨウ素134。セシウムの134。セシウムの136と。セシウムの137という数字になっております。で、その右の欄がですね、その核種ごとの●●しております。上からの5.955のマイナス2乗と。順に記述しておりますような数字になってございます。それで、一番右から2番目の欄に、炉規則告示限度、濃度限度というふうに記してございますが、これが、原子炉等規制法の中で、示されております、周辺監視、原子炉施設の周辺監視区域の外の、水中に、の濃度限度をこの値以下にしなさいというふうに決められている数字でございます。で、コバルト58、一番上の段になりますけれどもを例にとって申し上げると、1の、1Eのプラス00乗って書いてありますけれども、これはすなわち、1ベクレルパー立方センチと。で、ヨウ素131につきましては、4Eのマイナス02って書いてありますけども、4×10のマイナス2乗べクレルパー平方センチという数値になります。で、①の、使用濃度と、今ほど申し上げました法令の、に示されてます濃度限度との比率をですね、表の1番右側に記してございます。コバルト58ですと、濃度限度に対して、検出された核種の濃度が0.1倍と。ヨウ素131については、126.7倍と。それぞれの核種につきまして、濃度限度に対する比を記してございます。で、この水中の濃度限度という数字の●●でございますが、この濃度のですね、③のところの濃度の水をですね、1年間、飲み続けた場合にですね、公衆の、一般公衆の濃度限度である、1ミリシーベルトに相当するものということになっております。この濃度の水を1年間ずっと飲み続けたという、かなり保守的な仮定であったとは思いますけども、そのような摂取をした場合ですね、線量、放射線量として、1年間に、1ミリシーベルトに相当する濃度ということになってございます。
記者:1年間飲み続けるというのは、1年間、毎日どれくらい飲むという●●。
東電:ちょっとすみません。私が数字は持っていないんですけども。代表的な、数字がですね、国民の生活様態からですね、1日どのくらい飲むっていう数字が、示されておりまして、その量を飲む。何リーッターという水を飲むという設定がされて、それを基に計算された数値となって、お調べすることできますので、後で調べます。
記者:確認ですけど、すみません。この炉規則告示濃度限度というのは、国民が、1人が1年間この、常識的な範囲で、水の飲む1日の量があって、それをこの濃度で飲み続けると、1ミリシーベルトになると。
東電:あ、そうでございます。
記者:そうですか。
東電:はい。
記者:で、これが、周辺の海産物に、与える影響という意味では、飲む濃縮されますよね。体の中では。そういう意味では、汚染の●●評価されるですか。
東電:まだ、採取して、測定しましたのが、ご覧のポイントの1か所のみでございますので、実際にその、海域、海域の全体がですね、どのような濃度になっているかというのをですね、まだ、評価ができませんので、また、実際にその魚ですとか、海産物の濃度というのも、評価できておりませんので、どれくらいの数字になっているかというのは、推定も評価もまだ出来ていないということでございます。
記者:わかりました。それからこれは、どういうルートを通って、この放水口のところにきているんでしょうか。
東電:そこもですね、まだはっきりわからないんですけれども。1つ考えられますのが、今日の朝もお示ししましたけれども、空気中にも、放射性物質、空気中の、放射性物質を、採取いたしまして、測定した結果をお示ししましたが、空気中にも、放射性物質が浮遊しておりますので、それがその、雨で落とされてですね、海に流れ込んだという可能性もありますし、その他、水、放水等も●●ましたので、それがじかに染み込んで、●●行ったと。色んな、パスが考えられると思いますが、ただ、ここにありますように、放射性核種の種類を見ますと、空気中にあったものと同じでございますので、期限は同じものではないかというふうに考えてございます。
記者:すみません。126.7。倍率があるじゃないですか。
東電:はい。
記者:ヨウ素の131。
東電:はい。
記者:これはどう見たらよろしいのか。理解が間違っていたら教えていただきたいのですが。この3の告示濃度限度に対して、出た値が126倍になったという理解でいいんですか。
東電:ヨウ素の131の欄の、1番、①のところの数字を見ていただきますと、5.066べクレルパー立方センチという数字になってございます。で、この数字がですね、すみません。右に目を追っていただきますと、③のところのそれに相当する数字が、4×10のマイナス2乗。すなわち、4×10のマイナス2乗という濃度の水を1年間摂取し続けると1ミリシーベルトになるという数字でございますので、この4×10のマイナス2乗に対して、5.066。今回の資料の測定値がですね、何倍になるのかっていうのを示したのが、1番右にあります126.7という数字になっています。
記者:ということは、すみません。僕だけがわかってないのかもしれないですけど、要するに、このヨウ素131というのは、1の濃度で出たという理解でいいんですか。
東電:そうです。①のところはですね、資料の濃度と言いますのが、先程の図面のところでみました海水を測定装置にかけましたらば、そのようなものが出たという。測定結果でございます。
記者:それは測定結果なんですね。これを1年間飲み続けたら、126ミリシーベルトになるということですか。
東電:そうです。この濃度を飲み続けると。あともう1つ。
記者:●●の濃度のヨウ素が検出されたということですよね。海水から。
東電:はい。
記者:3日間で1ミリになるということですね。3日間で1ミリ。
東電:365日という意味でですか。その、そうですね。
記者:その数字が出たことによってですね。結局、国民に対しては、どういうふうに行動しろということですか。評価できないというふうに先程言われましたけど、その先程出た海産物による影響とかって、●●こういうのが出ましたと東電さん発表されましたよね。で、我々国民にはどうしろって言うんですか。どういう対応を促すんですか。最悪の場合は、こういう結果になって、こういう対応が必要だとか。具体的なちょっと、行動指針をお示しただきたいんですけれども。
東電:はい。今回がですね、先程の採取ポイント1か所での測定結果でしかございませんので、もう少しですね。周りの海への影響はどうなっているかというのをですね。測定する計画でございます。で、同じ場所でですね。明日も再度サンプリングをいたしますし、現在やっておりますけれども、この福島第一の南側にあります。福島第二の北側の海岸と、福島第二のもう少し南に下ったところの海岸でもですね。海水資料を採取して、拡散の程度、放射性物質の影響の程度があるかどうかを含めてですね、調査しようとしてございます。で、それらの結果を見まして、環境あるいは放射線の被曝としての影響というのをですね。評価いたしまして、お示ししなければというふうに思っております。
記者:最悪どういうシミュレーションが考えられるのでしょうか。
東電:評価結果を、評価を、お示しするというところから始まらなければいけないと思っています。
記者:この資料っていうのは、ただの要するに、そこの海水っていうことですか。
東電:そうでございます。
記者:ということは、例えば、岩手だとか宮城だとか千葉とか。そっからは、海水汲んで、そんで、ここで検査するかは別にして、検査すれば、どう言ったふうに●●が出るか汚染されているかというのはわかるですね。
東電:はい。そう思います。
記者:海水で出たのは、初めてですか。
東電:はい。海水では、
記者:他の自治体とかそういうのを含めて。今のところ海水で出たのは、初めて。
東電:この福島第一の事故があってから採りましたのは、初めてでございますので。
記者:すみません。こういった数値っていうのは、通常運転時には、いかがだったんでしょうか。
東電:通常の運転時にはですね、環境モニタリングということで、同じように海水を分析してございます。で、ここで、海水で検出されますのは、トリチウムという水と同化している物質についてのみで、その他の放射性核種は、私の覚えております近年ではですね、検出はされていないと。検出はされておりません。
記者:すみません。検出されてないってのは、例えばその分かりやすい例ですとヨウ素131だと思うんですけど、●●6倍の。これ検出されてない、これまで検出されてないっていうのは、調べてないっていう。それとも調べたけど出なかったのですか。
東電:調べてましたけども、このここにあります検出限界を、超えないという数値で、検出されないというそういう意味で、検出されないという。そういう意味で検出されないと申し上げました。
記者:今回は、126.7倍っていうこのちょっと常識では●●の数字ですけれども、これまではじゃあこの、②のですね、いわゆるその限界を、ちょっと下回っていたという理解でよろしいですね。
東電:そうです。
記者:ちなみにこれ、1分の3の倍率はわかるんですけども、ごめんなさい。私が知らないだけかもしれないんですけど、1分の2っていうのは、これ何。これ1になるわけですか。違いますよね。これまでは、何倍以下だったけども、今回126倍だというふうに言うには、どういうふうに言えばいんでしょうね。
東電:②のですね、検出限界濃度といいますのは、放射線の測定ですので、ここに表の1つ上のところに線量というふうに書いてございますが、線量間の測定をした場合にですね、どれくらいの濃度のところまで、低い濃度のところまで、測定ができるかというのが、この②のところの検出限界濃度となります。で、そこの、②に書かれてますそれぞれの核種に数字が書かれてますけれども、この数字を超えた場合にですね、初めて検出というふうに扱われるというものでございます。
記者:すみません。この②っていうのは、実質的な意味としてはゼロっていう。
東電:そうです。これを、超えないということは、
記者:出していいということですか。
東電:有意な検知がないということです。
記者:言い換えますけど、これまではほぼゼロと見なせるようなですね、限界以下の数字だったんですけど、今回はこれこれによって、126倍になったとそういうことですね。
東電:そうです。
記者:それは、1以降初めて。
東電:すみません。そこは私にはわかりません。
記者:それは調べることはできますか。
東電:放出。
記者:運転開始以降、初めてということなるんでしょうか。
東電:すみません。運転開始当初の頃は、放出もあったと思いますけども、ちょっと数字までは覚えておりません。
記者:それは調べることはできない。
東電:できます。はい。
記者:●●などには、ご報告はされているんでしょうか。
東電:すみません。ちょっと確認いたします。
記者:政府の方には、連絡はしているんですか。
東電:はい。保安院の方には、連絡をしてございます。
記者:これは、通常そのトリチウムを測っているのと同じ場所ってことですか。
東電:通常はですね、通常のポイントとは、違いまして、通常はですね。この赤い採取ポイントにですね、やっとアクセスできたというところでございまして、通常のポイントとは、違っています。
記者:船でいってということですか。
東電:船で行ってる場所もありますし、放水口の出口のようなところで、がサンプリング地点になっている、にもしていますけれども。今回は、通常の環境モニタリングで、決めてある場所ではなくてですね、アクセスできて、水が、採れてかつその発電所の下流側といいますか、そういうところで、確認をしたというところでございます。
記者:すみません。これは、今回地震の後は、そうすると、採取の●●するのは、初めてですか。
東電:初めてです。
記者:これ原子炉と、規制法がそのいわゆる●●になるわけですよね。この③の。
東電:はい。
記者:で、これの第六周辺監視区域外の、水中濃度限度。これの要するに、多分この場所が、なんかに該当すると思うんですけども、それは、どういう種別になるのかを教えていただけますか。
東電:ここは、第6って書いてありますものが、告示の列挙の中で、核種ごとに第1段は、空気中の濃度限度を示すとかですね。第2段が、また別なものを示すとか。そういう表の整理がされておりまして、ちょうどその第六段のところが、周辺監視区域の外の水中濃度を示していると。そういう表の●●の記述になってございます。
記者:で、周辺、周辺開始区域の外側になるわけですね。ここは。
東電:そうです。
記者:水産庁に、などにですね、この事象を、合理的に説明する方は、誰ですか。
東電:ちょっとすみません。わかりませんので、確認いたします。
記者:あとこれ、いつ測定されて、いつ頃どこにこう、報告をされたのか。時系列を詳しく教えてください。
記者:●●を開始している漁船もあるんですけど、そういった漁協とかで、に対して何か注意を呼びかけるというような類いはあるのでしょうか。その必要性がないとお考えなのか、ないとをお考えなのか。
記者:ちょっとこっちの質問からいいですか。
東電:すみません。分析はですね、資料の最初は、先ほどの表にありました14時30分でございます。でそのあと、福島第二のですね、分析●●資料を持っていけましたのが、●●計測を開始できましたのが、19時10分でございます。
記者:19時10分。
東電:ええ。で、そのあと分析結果の評価といいますか、データの評価をしまして、結果が確認できたのが、21時頃でございます。で、そのあとにですね。保安院並びに、国への報告、連絡をしてございますが、そこの時間がすみません。私は覚えておりません。
記者:それ、分析の14時半というのは、採取しに行った時間ですか。
東電:採取です。資料採取時間です。
記者:いずれも21日ってことですか。
東電:あ、はい。そうです。
記者:今、放水ってしてるんですか。原子炉の。発電所からの放水とか今行っているんですか。
東電:時間を、決めてですね。
東電:今発電所の海水系統につきましては、これまだ復帰していない状況だと認識しております。
記者:そしたらこの海水から出たっていうのは、どういうことを意味しているんですかね。
東電:はい。失礼いたしました。この場所、下流がという話でしたけれども、これは●●の流れの下流側ということと認識しています。
記者:その、今回検出されたのは、●●海水に含まれているっていうそれは空気中にあるのが落ちていって、出てきたのか。その辺りちょっと。
東電:空気中のものが、落ちてきて流されるということもあり、ありえますし、雨が降っておりましたので、あるいは、放水などで、染み込んだものが流れてきていると。色々考えられると思います。
記者:放水はしているんですか。
東電:放水をした後の水がですね、地中に染み込んだものが、排水としてですね、流れてきているということもあると。
記者:それは、使用済み燃料への放水のことをおっしゃっているんですね。要するに、発電所からの放水じゃなくて。
東電:そうです。プールの水が漏れているかどうかってことは、また別かもしれませんですけれども、全部がプールに入っているというわけではないと思いますので、そういった水も可能性はあるというふうに考えてます。
記者:3番の告示濃度。ごめんなさい。3番の告示濃度。これ超えると、国へ、こう報告する義務があるんでしょうか。
東電:この法令の中にですね、報告義務が決められておりまして、その該当の1つになってございます。
記者:法令、告示義務の数値の、126倍が●●でいいんですか。
東電:はい。それで1つ、すみません。説明が、漏れておりましたのが、この③のですね、規則の告示濃度限度とかですね、3ヶ月間の平均濃度と。周辺監視区域の外の、水中の3ヶ月間の平均濃度が、これを超えないようにしなさいという、そういう規定のされ方になってございますので。まだ一度の資料の採取でございますので、その点も含めて、これから評価していくということになると思います。
記者:すみません。影響は、これからっておっしゃいましたけれど、ちょっと基本的なことで教えていただきたいんですが、ある程度傾向が出たとして影響ってどういうふうに分析するんですか。これ例えばね、ほうれん草とか牛乳だったらわかるんです。この平均摂取量というのがあって、掛け算すればいいんですから。あるいはその●●を考慮すればいいかもしれない。だけど、僕らは、別に海水を毎日ガブガブ飲んでいるわけではないので、海水からこんだけ検出されました。で、ある程度その傾向が出ましたというときに、健康への影響であるとか、そういったものはどういうふうに評価するんでしょうか。今後どういう風な●●でやっていくんですか。
東電:海水中の、に放射性物質が、存在しているということになりますので、その放射性物質がですね。海産物に取り込まれて、それを私たちが、摂取してという。そういう、放射線量を評価するシナリオとしてはですね、そういうものが、指針の中に、原子力安全委員会の中の指針の中に、評価指針として示されておりまして、それに従った評価をすることになります。で、先ほどもありましたように、1年間に魚ですとどのくらい摂取するとか、海藻ですとどのくらい摂取するとか。そういう数字を使ってですね。年間の放射線の影響としての評価をすると。そういうことになっています。
記者:その評価にはどのくらい時間かかるものなんですか。
東電:どれくらいの放射性物質が、を放出されたかっていうことと、から海域の濃度を評価して、っていうことになりますので、ちょっとまだいつまでとは言えないんですけども。濃度評価ができる、ましたらですね。その影響というのは、できると思いますが、今回のような通常の●●放出がない、放出かもしれませんので、有識者の先生方にも、評価をちゃんと見ていただかないと、正しい評価はできないんじゃないかと思っております。
記者:もちろんそれはわかるんですけれども、それが短期間で、数日レベルで考えていいものなのか。それとも何ヶ月もかかるものなのか。それによって、その、海産物の消費動向もう変わってきますし、多分一般の消費者の方々が、どういうふうに受けとめるかというのは変わってきますから。そのもちろんケースバイケースというのはわかるんですけれども、そういう評価っていうものが、いつまで待てばいいのかって、目安だけでも、一般論でもいいですからおっしゃっていただきたい。
東電:大変大事なことでございますので、早く、やりたいと思います。
記者:過去の何か事故とか、そういうので、どのくらいの量が出たとかいうなんか比較できるものって特にないんですか。国内のもので。あと、ごめんなさい。この地図の放水口って。
記者:まだ質問に答えてもらってないものがあるんですけれども、漁業への注意の喚起とか。
東電:どのように喚起するかということですか。
記者:喚起する必要がある状態なのか。まだそうではないのかといったことをお伺いしたいのと、●●。
東電:事業所の前でですね、こういう値が検出されたということはですね、今、こういう公表をする形では、わかった時点でした次第でございます。でこれが、どの程度ですね。その●●に影響があるのかというのを、まだ評価できていない段階でございますので、どのようにその、注意をお願いしていいのかということが、まだ評価が出来ていないということでございます。
記者:すみません。お知らせはしたということでよろしいでしょうか。各、漁業、関連漁協が、知らせがいっているということでいいんでしょうか。それからもう1つ。その、評価が定まるのを待っていたら、漁師さんたちも困ると思うんですけど、操業を開始しちゃっている漁協もあるわけで、じゃあこのまま漁港していいのか悪いのか。それは判断ができるような材料をお示しいただけませんかという質問なんですが。
東電:はい。どの地点まで、地点といいますか海域まで広がっているかということ、大きく関係するかと思いますので、そういう意味で、明日と言いますか、今日。今日もやっておりますけれども、周辺の海域の測定をして、その結果は、速やかに皆様にお示ししたいと思います。
記者:漁協には知らせたんですか。まだなんですか。
東電:すみません。わかりません。私が、わかっていないだけかもしれませんが、わかりません。
記者:保安院を通じるんでなくてですね、この時間もですよ、その早急にその農林水産大臣や農水省の人間が寝ていたとしても、叩き起こしてもですね、協議を早急に開始する、夜中でもやる必要ってあるんじゃないんですか。その農水省に連絡するというルートはあるんですか。
記者:まず漁協にちゃんと知らせたんですか。知らせてないんですか。そこがちょっときちんとはっきりさせていただけませんか。先ほどお知らせしたっていう言葉を使われましたけども。
東電:はい。確認させていただきたいと思います。
記者:通常でしたら、国に例えば、今回みたいなの報告したら、そっから漁協にいくルートとかあるんですか。農水省なり側にいくルートはあるんですか。そこはわかりますかね。
東電:それも確認させてください。
記者:すみません。明日、周辺海域で、調査をもう1回やるっていうですけど、どのくらいの規模でやられるんですか、予定なんですか。
東電:同じ、測定点で、1つとですね。福島第二の北側のところで、2か所。それともう少し南に下ったところで、2か所というのをですね。見てみたいと思います。それで、福島第二の方が、もう、海水の、採取をしているところでございますので、それを速やかに測定 して、評価したいというふうに思ってます。
記者:先ほどだから、下流という表現を使ったんですが、この原子炉建屋があるところからも見ると、海流ってのはこう南に向かってここの部分は流れているってことでいいわけですね。
東電:はい。下流はきっと私が思っていたのと違うのかもしれませんけれども、もう少し沖の方の流れてたと思いますけれども、ちょうどこの放水口の南側にあたりますので、そういう意味で、下側。発電所の立地として、福島第二の北側に、福島第一がありますので、そのようにポイントっていうのを選んだと。採取というのを選んだということでございます。
記者:特に、潮の流れとか考えないで、どのくらいの範囲に、広がっているかを調べるために、第二の方とか、そういう部分を調べるということですか。その潮の流れによってやんないと、拡散しているのが全くわからないと思うんですが。その辺の考慮は今のところしてないということですか。じゃなかったら明日調べて、拡散してませんでしたって話で終わっちゃうと思うんですが。
東電:潮の流れはですね、北から南側に流れてるというふうに思っております。
記者:それを確認するためにも、●●をすぐに調査をした方が安心するんじゃないんですか。
東電:考えます。
記者:わかりやすくいうと、北から南に湘南があるから、明日は今日の採取ポイントも含めて合計4か所ということでいいんですかね。3、4?
東電:4か所になります。はい。
記者:距離でいうとどのくらいの距離が離れているんですか。一番北と一番南で。
東電:どの
記者:今回が一番北になると思うんですけれども、そのあと、もう少し南に2か所。じゃなくて、すみません。第二の北側に2か所。そしてもうすこし南で1か所。ということですよね。一番北が、今回と、一番南の測定点ってどのくらいの距離があるんですか。
東電:十数キロちょっとくらいです。はい。
記者:これは逆に今日は、国と国ですね、これ。保安院ですから。国とですね、福島県について連絡したあとに、こっちに聞くのはちょっと間違いかもしれませんが、国や、県からはですね、こういう調査をしてくれとか依頼は何かないんですか。さらに観測ポイントを増やしてくれとかそういう指示はないんですか。そういう指示は東電の方にはないんですか。
東電:こういうポイントをですね、測定しますということは、お伝えしたというだけです。ございます。
記者:だけで、特に指示はないわけですね。こういうところをやれとか。
東電:こういうポイントでやりたいということを進言いたしまして、確認いただいたというふうに認識しております。
記者:特にその、先ほども言ったけど、ポイントを変えたらどうだという話もありましたけど、国と、県の方からは、要望は今の所ないわけですね。そうすると。東電さんが、提示したポイント以外に、他の部分も広げてやってくれというそういう指示はないわけですよね。
東電:はい。
記者:いやいや、マイク使って言わないと、はいって返事してもわかんないですよね。
東電:現段階では伺ってはございません。
記者:すみません。1Fについては、1か所しかやらなくて十分なのか。それともそこしかできない理由っていうのがあるのか。
東電:一番最初にですね、水を採れたのがこの場所ということで、ここで検出がされたということと、1号から4号の放水の●●の下流側にあたるということからここを選定いたしました。
記者:もう一度やると思うんですけど、また同じ場所を1回やるだけでいいという。
東電:そこでの測定結果を見てですね、考えて、考えなければならないというふうに思っています。
記者:そうした事例が発生した場合に政府からは、保安院に、連絡をすればいいと言われているのか。それとも、内閣官房なのかに連絡をしろと言われているのか。どっちなんですか。
東電:法令に基づく報告先につきましては、原子力安全保安院と、認識しております。
記者:これすみません。あと●●通報の時は時間が、通報時間入ってるですけど、今回わざわざ書いてないのは、なんかあるんですか。過去の資料見ると、●●通報の時は、必ず、何時何分に国に報告しましたという数字が入ってるんですが。
東電:申し訳ございません。ちょっと、先ほど時間の話もありましたけれども、時間、それから報告のやり方につきましては、改めて確認させてください。申し訳ありません。
記者:ついでにいつ検査結果が出たかも教えてください。
東電:評価を終えたのがですね、21時頃です。
記者:すみません。ちょっと確認したいんですけど、モニタリングポストみたいなのは普通、経常的に常に計測しているものだと思うんですけど、こういう海水っていうのは、元々経常的に常に、常時観測しているものでなかったかどうかの確認をしておきたいんですけど。どうでしょう。
東電:その定期的な採取頻度を決めて、採取してございます。ただ、プラント側からのですね、廃液が、廃液を放出する際にはですね、その廃液は、放出の都度、測定を実施しておりますし、放出中も、モニターを、で監視をしているというそういう形をしていると思います。
記者:保安院に、すでに連絡を入れたのは、何時くらいですか。
東電:すみません。先ほど、お答えできなかったところですけれども、21時以降なんですが、時間はすみません。覚えてませんでした。すみません。
記者:●●結果が出てからはそんなに、遅くはないですよね。
東電:はい。
記者:今、今、今ですね。農水省からの返信とかそういう話はきてるんですか。だいぶ時間は経っていると思うんですけども、農水省などからそういう事情聞くなりなんなりっていうことがですね、東京電力に、話がきているのか。そういうことお聞きしたいんですけど。
東電:すみません。ここに●●は、きたという事実は把握してません。
記者:まだきてないということですよね。だったらもしかしたら、農水大臣は寝てるかもしれないっていうような。そっちの方が問題になると思うんですけど。
記者:9時に検査結果が出て、ここで発表するのに、なんでこんなに時間かかるんですか。その時間何されてたんですか。これは本部長でもいいです。
東電:諸準備ということもございますけれども、こういう時間でのご説明になりましたことにつきましては、時間を有しておりまして、ご迷惑をおかけしまして、申し訳ないと思っております。
記者:いやいや、何をされてたんですかという質問なので。答えにはなっていないですね。明確に述べてください。
東電:発表資料を整えたり、発表等の用意といった準備でございます。何れにしても、遅くなりましたことにつきましては、お詫び申しあげます。
記者:すみません。結局、このまま操業は続けていいんでしょうか。それとも、検査結果が、確定するまで操業は、控えた方がいい。それともそのまま続行してください。事業者としてはどういう呼びかけが現時点では、必要なんですか。
東電:影響の範囲がですね、どこまでなのか。どの程度なのかということにもよりますので、それを評価して、必要な呼びかけをしていくと。そういうふうになるんだと思います。
記者:最悪の場合もあるわけですから、評価が固まるまでは、操業は控えてくれということになるんですよね。
東電:その都度ですね、測定結果を、今回のように今回のような測定結果をですね、お示しできますし、データが、そう言った測定結果が固まっていきますと、範囲も評価することができると思いますので、その都度、お知らせをしていくということになるんだと思います。
記者:これ元々、自治体とか、そういう県とかの間で、これくらいはその、濃度になったら操業をやめるとかやめないとかそういうふうな閾値だったり、そういうものは特にないんですか。
東電:具体的な数字っていうのは、なかったと思います。
記者:で、そういう話し合いとかは、そういうのも特に、ないですか。
東電:すみません。ちょっと
記者:要はその数値だけ出ても、何も基準がなけりゃ、どうも対応しようがないと思うんですけど、その辺の。
東電:法規制上の、数値っていうのは、ないと思いますけど、どのようなその、約束をしているかっていうのは、私が承知していないかもしれませんが、思い当たりません。
記者:数値だけ出されても、なかなか困るんじゃないですかね。
記者:話を伺ってますと、東電さんは、数値を出して、実際にそのどうするかっていうのは、例えば、牛乳をほうれん草に替えて、●●がそういうシナリオなんですか。
東電:すみません。少し十分なご説明ができておりませんで。遅い時間でのご報告となりましたけれども、取り急ぎ今、まとまった結果をご報告申し上げているということでございまして、また先ほどくらいからご説明してる通り、今後の影響度合い、さらに詳細に分析した結果改めてまた、ご報告させていただきたいと思います。
記者:実際その放出された水がどのような影響を与えるのか。その排出口で、どれくらいの濃度だったらば、近海でどれくらいだったのかというのをシミュレーションをした上で漁業保証もしているはずなんですけれども、そう言った数値も出していただけないということなんでしょうか。先ほど基準がないとおっしゃっていましたけれども、少なくともその時点では基準があったというふうに思われますが、その点はいかがですか。
東電:発電所を設置する際の、評価というのは、実施してございまして、それももちろん基準を、安全評価における基準もございます。で、発電所からの放出による、放射線の周辺住民への放射線の影響について、評価を行うわけですけれども、今、法令上の、基準値といいますのは、1ミリシーベルト。1年間という数字になってございますが、安全委員会の方から、放出に関わるですね、線量としての目標値というものが示されておりまして、それが、0.01ミリシーベルト、1年間という数字になってございます。で、プラントを設置する段階では、すなわち安全審査の段階では、発電所からの放出量を仮定いたしまして、放出によるですね、放射線の影響を評価して、先ほど申し上げました安全委員会がお示しいただいている目標値、0.01ミリシーベルトを、下まわるということを評価して、設置の許可をいただいたと。そういう形になってございます。
記者:このヨウ素については、安全審査を申請し、認可をいただいた時のその基準をはるかに上回る濃度になっているというふうに数字上は読めますけれども、先ほどの状態では、少なくとも、評価が定まるまでは、なんとも言えない。で、その段階にも少なくとも設置基準を上回るのがで続けているわけですけれども、漁業者に対してもなんの知らせもなく、しかもストップもゴーもないと。そういう状態でいろ。ということなんでしょうか。
東電:まだ、海岸のですね、1つのポイントでの測定結果でございますので、これをどれくらい影響があるものなのかっていうのを、ちゃんと評価して、お示しすると。いうことも必要だというふうに思っております。まずは、ここの数値が出ましたものですから、それをお知らせしたという次第でございます。
記者:それは重々わかっているんですけど、●●暫定の段階での、東電さんとしての評価をお聞きしているんです。これは、いったんは控えてください。と。で、安全だとわかったらまたお知らせしますからという姿勢なのか。危険だからいったんちょっとやめてください。というそういう姿勢なのか。私たちにとっては、数値だけを示されてもそこら辺、判断に苦しむところもありますし、少なくともそう言った安全審査上の基準を超えているんじゃないですか。それでもそのまま続けてもいいんでしょうか。そういう意味での質問です。
東電:繰り返しになりますが、影響度合いが、正確ではございませんので、まずはこのポイントでこういう数値が検出されたということをただいまお知らせをしております。で、正しい影響度合いにつきましてはまた、改めて評価をしたのち、速やかにご報告をさせていただきたいというふうに思っております。
記者:だから、質問の答えになってないよ、それ。
記者:その間、漁業者や我々はどうすればいいんですか。先ほど何回も繰り返しになっている。まさに魚獲ってるじゃないですか。だから、その間は、控えた方がいい。安全の評価が定まるまでは、控えてくれっていう行動の指針を事業者として呼びかけるのか、定まってないから、どうぞこのまま漁業は、お続けくださいということを呼びかけるのか。どうすればいいんですか。
東電:改めてそうしますと、整理をさせていただきたいと思います。申し訳ございません。
記者:それはきちんと言ってください。
東電:はい。かしこまりました。
記者:いや、ちゃんと答えてください。
東電:改めて、幾つか宿題を頂戴しておりますので、持ち帰りまして、整理してまたご報告させていただきたいと思いますので、いかがでしょうか。
記者:こういう社会的な混乱が、生じた場合にですね、例えば、保安院なんていうのは、原発の現場から担当者が福島市にですか、逃げているような状態。要するに、保安院という媒介しているところをですね、信用していけないのではないか。で、社会的なですね、影響が
ある場合にですね、例えばもう、東電さんの方から、農水省に、連絡をして、なんで、今要求する権利というか、伝達した場合にですね、農水大臣が起きてきてですね、東電と連絡、東電の方からしてみたら、農水大臣と連絡つきました。と。農水省と連絡つきましたと。で、ですから、これから協議しますっていうことがですね、必要だと思うんですね。で、そのできる、要するにそれをしなければいけないんじゃないんですか。今、農水大臣と連絡、農水大臣から連絡きてないということは、農水大臣寝てるかもしれないわけですよ。そんなの叩きおこすようなことっていうのは、積極的な伝達を行うという場において必要じゃないんですか。国民の混乱を、おさめるという時に。それはやる気あるんですか。そういうことは。
東電:農水省関係へのみなさまへのご報告につきましては、ちょっと持ち帰らせていただきまして、確認させていただきたいと思います。
記者:とにかく電話でも入れるだけでもね、とにかく連絡つけたいと。こっちに連絡してくださいよ。そうしないと、そういう要求する権利が東電さんにあるし、それをやれば、混乱はおさまるし。結局農水省が対応しないといけないことですよね。東電さんが、漁協にいって伝達するんでなくて、農水省から、漁協に伝達するっていう方法が、制度としてあるわけだし、合理的なわけですからね。なるべく早く連絡を取っていただきたいなあと思いますけど。
東電:わかりました。それでは、幾つか宿題を頂戴いたしましたので、
記者:すみません。あと1点。
東電:はい。
記者:あと、4時間、5時間で朝になりますけど、今日の放水作業はどうするんでしょうか。
東電:ちょっと確認させていただきます。すみません。
記者:すみません。それとあと、ちょっと本人いらっしゃらないからなんとも言えないんですが、先ほどですね、会見の時に、いわゆる、放射性物質の拡散がどうなるのか、シミュレーションを出す出さないって話がありましたが、その段階で、シミュレーションよりもっと大事なこういう実際の採取っていうことをですね、やっているわけですよね。で、会見の席でみなさんいらっしゃって、さらに、副社長さんまでいらっしゃって、どなたからもこの発言が出てこなくて、今そういう拡散をですね、実際に調査をしてますって報告はですね。あの段階で、あってもおかしくないですよね。これ調査を始めたのが、2時半ですから。なんであの段階でこういう話が出てこなかったんでしょうかね。
東電:申し訳ないと思っております。
記者:それは言う必要がないと思っていたのか。みなさん知らなかったのか。
東電:ちょっと、情報連絡に、不都合がございまして、ご報告が遅れましたことをお詫び申し上げたいと思います。
記者:それはですね、本当に申し訳ないんですけども、ここに来てらっしゃる方を責めてもね、あれなんですけど、副社長に、ちゃんと報告をして、こういうことになったことについて、副社長の見解として出してください。一種のね、この間、先ほどの会見を機にですね、情報をシャットアウトする方向になったら本当困るんですよ。むしろどんどんオープンにならないと。
東電:●●それでは。
記者:ちょっと情報に●●があったって確認したいんですけど、みなさんご存知なかったってことなんですか。
東電:こちら、私の方の広報部の方には連絡がまだなかったもんですから、発表等が、少し時間かかってしまったというところがございます。いずれにしましても、お詫び申しあげます。それではなるべくいただいた宿題速やかにご回答申し上げたいと思いますので、いったんちょっとここで、終わらせていただきたいと思いますけども、よろしゅうございますでしょうか。
記者:次の会見の目処をちょっと言ってもらえませんか。
東電:はい。ちょっと調べる必要があるものもございますので、1時間くらいで、またお邪魔しなおすというようなことでいかがでしょうか。
記者:わかった順に説明されたらいいんじゃないですか。
東電:はい。わかりました。じゃあ、よろしいでしょうか。
記者:その、放水とかそっち、別の
東電:そこもちょっと確認してご報告さしあげます。
記者:海水の話とは別に、電気工事とか放水作業の話も聞きたかったんですけども、お答えられれば、煙の騒動があって、作業中断したと思うんですけど。