東京電力本店の記者会見テキスト(2011年3月23日00時09分から40分間)

東電:…だけ、先ほどご質問でましたので改めてもう一度、お話させていただきたいと思いますので、ご質問等ありましたら、よろしくお願いします。

東電:繰り返しになりますが、電源系のですね状況をご報告したいと思います。先ほどですね、11時43分にですね。ごめんなさい。22時ですか。すみません。ちょっと今、メモがなくなっちゃって。失礼いたしました。22時43分ですね。22時43分。3号機の中央操作室に、照明が点灯いたしましたということで、ご報告をいたしました。で、これ以外のですね、部分につきましては、本日中の通電が、ちょっと難しいようでございます。作業の進捗上、難しいようでございます。この状況におきましてですね。

記者:日付変わってるんですけど。そこはどうしましょう。

記者:朝まで。明け方まで。

東電:明け方の間でですね、ちょっと作業が、どのように進捗していくかというところでございますけれども、照明が22時43分に点灯いたしまして、その後の作業は、明日になる。本日ですね。日付が変わってますので、23日になるという報告を受けてございます。

記者:すみません。3、4号室も、確か同じとこにあると思うんですけど、4号は違うんですね。

東電:3、4号はですね、同じ部屋の中に、ございまして、3号用の制御巻。それから4号用の制御管という形で2つ並んでございます。で、3号に置きましては、3号側、それから4号に置きましては、4号側から電源が、供給される構造となっております。今回その内のですね、3号側の電源が復旧いたしましたので、現在は3号側が、照明が点灯しているという状況でございます。で、4号につきましてはですね、本日の作業の中で、電源を確保いたしまして、電流を導入すると。照明がつく予定でございます。

記者:実質的には、3号が、4号側よりも明るいという。

東電:そうですね。同じ部屋の中でございますので、部分的な照明ではありますけれども、4号側の、灯りがついている。要は、イメージとしては、半分明るくてですね、半分薄暗いような状態。そのような状態となっております。

記者:その時の様子って、どんな感じだったんですか。

東電:その時の情報はですね、まだちょっと写真等もまだ届いておりませんで、まずは、検討したという情報だけ、こちらにですね流していただいた状況でございます。

記者:空調は動いていないんでしょうか。

東電:空調はでまだですね。

記者:まだですか。

東電:はい。

記者:計器類は、まだ。

東電:同じく計器類につきましても、現在準備中でして、あとは、電流を供給する段階にはあるんですが、制御系の電流につきましては、少し構造が複雑になので、もう少し配置をしっかり整えて、本日、しっかりと作業をして電源を復旧させるということでございます。

記者:写真は存在するんですか。

東電:写真の撮影はですね、それをする方向で動いているんですが、まだ、こちらには届いていない状況でございます。

記者:朝までには、届きそうですか。

東電:ちょっとまだこういう状況ですので、現地とまずはその作業を優先しておりますので、入手次第、また、明日以降ですね、現像できるように、●●あればと思っておりますけれども。

記者:中央制御室は、常に目で見てわかるような●●とかそういうものはなかったのですか。

東電:その中に異常があるという報告は受けておりません。

記者:すみません。5、6号機の中央制御室ってどうなっているかちょっと教えてください。

東電:5、6号機につきましてはですね、現在、5号側に外部電源が、接続された状況でございます。6号側につきましては、ディーゼル発電機がある。起動している状態。で、そのディーゼル発電機をですね、常用系、常用系じゃない、外部電源に切り替えるという作業が残っておりまして、その準備作業の段階で今止まっているというふうに聞いております。照明につきましては、ディーゼル発電機のですね、電源が、供給されまして、6号側の点灯が付いているというふうに聞いております。

記者:3、4号の、今後の作業のスケジュール間なんですが、朝までにはそのポンプ系とか、電源通じる見込みはあるのでしょうか。

東電:現段階でですね、中央制御室の照明の電源と、それからポンプの電源、これが同じですね、電源の元になってまして、そちらの電気が供給できる状況になっております。で、ポンプの起動につきましては、やはり現場の体制をしっかり整えてですね、本日実施をするということで連絡いただいております。

記者:すみません。その関係でですね、保安院の方の会見でのですね、3号、4号はですね、計器類、安定性が、健全性があるだろうという見込みがありますけれども、逆に建物の灯りが少ない1号、2号の方がですね、計器類危ない、ポンプとかですね、●●類が危ないんではないかという話がありましたが、その辺のところは東電さんは情報もっていらっしゃるんですか。

東電:今ですね、聞いているところは、まず補給水系ですけれども、3、4号の補給水系のポンプにつきましては、ほぼほぼ健全性が確認できております。1、2号機につきましてはですね、海水を被っているという情報ございまして、現在そのままでは使えないという状況でございます。1号につきましては、本日ですね。本日、その代替ポンプを現場に搬入してですね、取り替えの作業にはいるというふうに聞いております。そういう意味では、機器としては、取り替えを伴うということですので、補給水系に関して言えばですね、1、2号の方が、海水を被ってですね、機器が損害を受けているという状況でございます。

記者:この補給水のポンプってどのくらいあるんですか。大きさ的に。そんな小っちゃいものではないと思うんですけど。

東電:容量的にはですね、それほど大きなものではないというふうに思います。ちょっと大きさにつきましては、確認いたしますが、イメージ的にはですね、このテーブルくらい。このテーブル2個くらいがベースになってこの上にポンプとモーターが乗っているような。そのくらいのイメージでございます。

記者:じゃあそんなに大きなものじゃないと。運搬はそんなに、容易、その難しいわけではない。

東電:そうですね。特別大きなポンプではなくて、発電所の中では一般的に使われている大きさのポンプですね。

記者:一番小さいタイプですか。

東電:どちらかというと小さいポンプです。

記者:それ以外のポンプ類のチェックっていうのは、みんな終わっているんでしょうか。

東電:そちらにつきましてはですね、鋭利に進めているところです。まだ全てが確認を取れているわけではございませんので。現在ですね、柱頭の照明、それから、3号ですね。3号の柱頭の照明。それから補給水関係のポンプ。あとは、制御系。中層の制御系の電源。それと、空調関係ですね。中層の空調関係。あとは、冷却関係の、余熱用のRHR。残留熱除去系ですね。こんなところのポンプを現在確認をしているところです。で、このRHR系に置きましては、海水系のポンプですとか。色々なポンプ付随しておりますので、そういうところについても合わせて確認を取っているというところでございます。

記者:これ補給水系のやつって●●ってそんなに長くはないんですか。

東電:補給水系につきましては、建屋内全体にですね、水を送るシステムとなっておりまして、●●取りました建屋内全てに送ることができる。

記者:そうすると100メーターとかいくわけじゃないですよね。RHRとかだと100メーターくらいいったと思うんですけど。

東電:ポンプの重量としては、10キロ以上ございますので、●●は100メートル以上。

記者:100メートル以上あるんですね。

記者:すみません。建屋内全体ということは、要するに、炉の冷却にも使えるし、プールの冷却にも使えるしという。

東電:冷却といいますかですね。水の補給のラインでございますので、現状今プールに水をつぎ込むとか、注ぎ込むとかですね、炉の中に水を注入するとかですね。このような使い方が可能でございますが、残留熱除去系のように、中を循環させて、海水で熱交換をしてというような、そういうようなシステムではございません。

記者:残留熱除去系の方のポンプっていうのは、どんな感じなんですか。多分こちらの方は、問題になっているんだと思うんですけど。

東電:残留熱除去系ポンプへの、ポンプにつきましてはですね。まず残留熱除去系のポンプは、現在原子炉建屋の地下1階に設置されているということで、まだアクセスがちょっとできていない状況でございます。あと、RHR系のですね、海水系のポンプにつきましては、電源関係が、水を被っているという情報がきております。

記者:すると今だから、もし、電源を、明日から電気を回すとしてもですね、回せるのは唯一補給器系だけで、いわゆる根本的に、東電さんとしてどうしても欲しい、いわゆる循環器系とか海水系のところは、ダメだと。まだ見通しはたっていないと。

東電:現段階では、見通しはまだたっていない状況です。

記者:完全な、炉の冷却に使われるものは、まだ揃い切っていないと。

東電:はい。その通りです。

記者:それは、はいれないというのは。何か理由があるのでしょうか。

東電:今は、線量の問題と認識しておりますけれども。

記者:具体的、理由というのははっきり。

東電:原子炉建屋内ということもございまして、線量の問題、あと、3号機でございますので、倒壊があるということでですね、その辺の安全性の確保。そういうところが重要となってまいりますので。その辺の確認がまだ取れていないということかと思います。

記者:3号機のその補給水系が回復した時、そのプール、炉に入れていくってことですか。

東電:補給水系はですね、色々なものに使えまして、水を補給するという機能を持っておりますので、炉の中への、水の注入ですとか、プールへの注入。または、それぞれの系統への水を供給するというような機能を持っております。いわば、発電所の中の、水道みたいな役割を果たしております。

記者:すみません。残留熱除去系とかって、あと、海水系だとですね、かなりの配管も大きくなってくると、●●の関係で配管、今建物壊れていますよね。配管の健全性っていう部分では、どの辺まで確認が取れていますか。

東電:現段階ではですね、原子炉建屋側の、確認が今、取れていない状況でございます。

記者:ポンプを回したあとでも、配管がどうなるかっていうのはまだわからないっていうことですか。

東電:残留熱除去系につきましては、その通りでございます。ですので、残留熱除去系を回すにあたってではすね、その系統の健全性の確認。必要であれば、配管の修理とかですね。そういうものが伴ってくるかと思います。

東電:はい。そろそろよろしいでしょうか。

記者:すみません。2号の●●の電気がついてないんですけど、これは何か特別な理由があるんですか。

東電:2号におきましては、現在補給水系のですね、復旧を急いでおりまして、その補給水系と、その照明を並行で実施している状況でございます。同じ電源にぶら下がっていますので、補給水系が、動かせるようになる=照明を点灯することができるという状況でございますので。同時進行でございます。現在ですね、2号機、1号機におきましては、まず1号機は、ポンプのモーターですね。こちらの絶縁抵抗値が低いということで、本日その取り替え作業に入るというふうに聞いております。あと2号機。2号機につきましてはですね、現在、補給水系のポンプの健全性の確認を、昨日22日ですね。こちらに実施する計画となっておりますので、その確認が取れ次第、こちらもですね、復旧していく計画でおります。ちょっとこちらにつきましては、2号側につきましては、健全性の確認が取れたという情報がまだ届いておりません。

記者:すみません。それとあと、その残留熱除去系とかのポンプなんですけども、かなり作っているメーカーっていうのも、この前もちょっと確認しましたが、作っているメーカー限られていると思うんですよね。で、そうなると、交換をするにも、厳しいと思うんですが、そのあたりの手当ては全部、目処は立っているんですか。

東電:まずですね、残留熱除去系のポンプそのものが、供給できれば一番いいのですが、もし不可能だった場合はですね、それに代替、代わるような機能を持ったポンプをですね、仮設として使ってですね、それを配管系に繋ぎこむということも検討を進めております。で、その●●ですね、資材の発注を今かけるという段階でございます。ちょっと、発注の状況につきましては、今、確認取れていない状況でございます。

記者:おそらく、まず代替品というのはなかなか厳しいと思うので、代わりのもので、代用するという方法を今検討していると。

東電:はい。

記者:で、そのあたりの目処はもうたっているんですか。

東電:そのあたりはですね、現状のポンプの健全性の確認をですね、しっかりとってからになるわけであります。

記者:線量は大体どれくらい見てますか。つまり

東電:ちょっと、待っていただけますか。そういう確認を取り次第ですね、必要な機材を集めて、作業に入るということになると思います。で、代替用のポンプ等、必要なポンプ等につきましては、プラントメーカーさん。それからポンプメーカーさんに、今検討をお願いしていますのでその中から、できるだけ早く納入できるものをまず選んでいくということになろうかと思います。

東電:そろそろそれでは。あと1点じゃあ、ご質問を。

記者:先ほど、現場での作業が難しいとおっしゃっていたんで、線量が今、どれくらい出ているのかなと。

東電:原子炉建屋側ですが、今現在人の立ち入りをしておりませんので、線量データが今ございません。ただ、建屋入り口でかなり高い数値を示しているという情報ですので、安全を見て現在はまだ人の立ち入りをしていない状況でございます。

記者:●●。

東電:申し訳ございません。数字につきましてはですね。ちょっと確認をさせていただければと思いますが。

東電:それでは。じゃあ、あと1点。はい。

記者:100ミリを超えた作業員の方7人ですけど、それって増えてはいらっしゃらないんですね。

東電:はい。増えたという状況は、変わってございません。ただしですね、色々そのあと、私も色々忙しくて、ちょっと暫定で7名ということですので。もう1回その発生当初はですね、一番最初の頃の被曝線量というのを再整理をしているという理由がございまして、整理の中で、少々増えてくる可能性があります。それから、もう1点、申し上げておきますと、外部被曝の線量の積算で、7名でございます。で、●●と申しまして、体内に取り込んだ分。取り込んだ分はですね、これから順次、現場では今もう爆破量が大きくてですね、測れない状況でございまして、順次、測れそうなものから2Fですとか小名浜の方にですね、行って●●を受けるということをしなければいけません。そうして内部がですね、ある程度ありますと、それを●●をしなければなりませんので、そういった整理の中でですね、もう少し●●可能性があるというようなことがわかってございます。とりあえず、現状、わかっている範囲で、速報という形で。

東電:それでは、申し訳ございませんが、本日は、これで、失礼いたします。どうもありがとうございました。