東電:遅い時間に申し訳ございません。お手元の資料を改めてご確認させていただきたいと思います。福島第一プラント状況等のお知らせ、午後7時半現在の資料が1つ。それと、モニタリングカーによる警告状況。それと、福島第一1号から3号のプラント状況。最後に福島第一1号の溜まり水の測定結果について1枚もの。以上4種類をお手元に配らせていただいております。よろしゅうございますでしょうか。それでは福島第一の7時半現在の状況について、下線部を中心に説明をさせていただきます。まず3号でございますが、一番下になります。1枚目の一番下でございますけれども、これまで原子炉には海水を注入しておりますが、本日午後6時2分より淡水の注入を開始いたしております。また、2枚目でございますが、6号機でございます。代替の残留熱除去系海水ポンプ2台につきまして、本日午後3時38分及び午後3時42分に仮設の電源から本設の電源に切り替えを行いまして、現在正常に運転中でございます。それから、その下の方の下線になりますけども、本日の使用済み燃料プールの冷却作業といたしまして、午後7時5分からコンクリートポンプ車による4号機への放水を開始いたしております。3ページの中ほどにありますけれども、千葉県にあります、放射線医学総合研究所に合計3名の方々が到着をされたということでございます。その他は、モニタリングカー、プラント状況に加えまして、もう1枚福島第一1号、タービン建屋地下の溜まり水の測定結果についてご説明させていただきます。
東電::こちらの資料ですね、1号機のタービン建屋の溜まった水の測定結果でございます。で、この水の測定結果は昨日、1号機に溜まった水の処理をするために、3月24日の午前中に水をとって測定した結果でございます。この結果は、3号機で昨日被曝された方がおりましたので、その被曝されたという事実がわかったあとにですね、福島医大の先生にどういう核種が出たのかという情報をいち早くお届けするためにあらかじめ測定してあった1号機のデータをお伝えしたというものでございまして、3号機の昨日示しました溜まり水の測定結果より前にありましたので、それを福島医大の先生にお送りしたと、そういうデータでございます。このデータにつきましては、放射能の濃度は合計が、すいません、ここに書いてございませんが、合計は約2.3の2.3×10の6乗ベクレルパー立方センチメートル。ということで、昨日お示ししました3号機の地下の溜まり水の放射能濃度の合計3.9の10の約6乗ベクレルと比べましても、それほど変わらないというような値でございます。検出されている核種でございますが、そちらにあります通り、CFこれは塩素38、AS、これはヒ素74。Yの91、これはイクトリウム91。それからI、これはヨウ素131。CSこれがセシウム、134、136、137。それから最後、LAランタンの140でございます。検出されている核種につきましては昨日3号機でお示ししました核種と若干の違いもありますが、総合した●●としては昨日の3号機の値と同じと、そういう結果でございます。以上です。
東電:情報公開のタイミングが少々遅れてしまいましたことにお詫び申し上げたいと思います。
東電:これで3号機と1号機の溜まり水の結果がありますが、今あと2号機と4号機につきましても、水をとって、放射能濃度を測って、分かり次第みなさまにお伝えしたいというふうに考えております。情報遅れましたことにお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。
東電:私どもの方から以上でございます。皆様からご質問頂戴。どうぞ。
記者:今回これ1号機230万ベクレルってありますけども、これは、昨日だと約1万倍という話はありましたけども、通常はですね、これは何倍というふうに言えばいいんでしょうか。
東電:昨日の3号機もですね、390万ベクレルですので、原子炉水の濃度と比べると約1万倍ということです。
記者:それは昨日ですよね。
東電:はい。すみません。
記者:今回のこれも1万倍なんですか。
東電:そうですね。はい。
記者:数字が違うように見えるんですけど、1万倍でいいんですか。
東電:そうですね、原子炉水の濃度はだいたい200から400ベクレルくらいの幅がありますので、昨日は390万、今日は230万ですけども、だいたい1万倍ということになります。
記者:足し算すると2.3でいいのかなっていう、
東電:すみません、足し算すると3.8。
記者:ん?
記者:足し算すると少なくとも3.4以上になりますけど、そのCLと、セシウム130足すと1.6足す1.8で。
東電:すみません、再度確認させてください。すみません。
東電:合計数値を先ほど約2.3×10の6乗ベクレルというふうに申し上げましたけども、合計数字につきまして、ちょっと再度確認しまして。
記者:すみません、これ単純計算でこの一番上のCL38っていうのと、下から2番目のCSセシウム130を足し合わせると、3.4×10の6乗ベクレル、340万ベクレルパー立方センチメートル。この2つだけでそうなりますので、
東電:はい、そうですね、申し訳ございません
記者:だから少なくとも340万ベクレル以上ということは今断言できますよね。
東電:はい。ちょっと確認をさせてください。他いかがでしょうか。
記者:いつ測定したって言いました?
東電:24日の午前中9時、測定はですね、17時40分ごろですね、測定を開始しましたので、
記者:11?
東電:Ⅰ7時。17。
記者:水をとったのではない?
東電:水をとったのは午前中で、測定を開始、福島第二の方に持って行って、測定をしておりますので、測定を開始したのが夕方の17時40分ごろでございます。
記者:水をとったのは午前中の何時?
東電:午前中の9時40分、9時40分です。
記者:昨日の9時40分?
東電:すみません、昨日の、24日の9時40分に水を採りまして、測定を開始したのが24日の17時40分ごろです。
記者:結果が出たのはいつぐらいでしょうか。
東電:結果が出たのは18時過ぎくらいです。24日の18時。
記者:第一が24日の午前に水をとったということなんですが、作業現場の第三の方では、これはやっていなかったのでしょうか。
東電:作業現場の第三の方、3号機の方では水は採っておりません。●●のは昨日の24日の21時でございます。
記者:作業現場で採らないで、1号で採取したのはどういった理由で。
東電:1号の方はですね、水の、タービン建屋の地下に水が溜まっていることがわかりましたので、その水をどう処理するかの検討をするために昨日の9時40分くらいに水をもうとっていたと
記者:それは水のなかに何かあるんではないかという予測があって採ったわけですか。
東電:ええ、水のなかにどういうものがあるのかって調べて、それを今後どういうふうに処理していくのがいいかっていう検討の基礎データにするために水を採っていたという。
記者:まず、1号、この水たまりの状況、深さがいくらとか、幅が大きさいくらとか、というのと、あと4号でもやると言ってたんですけど、1,2,3,4,5それぞれどのくらいかっていう。
東電:ええと、今、私どもが把握している状況ですと、1号では水の場所は色々あるんですけども、最大で深さは約400ミリぐらいの深さです。2号機の方は最大で1000ミリ。で、3号機は最大で1500ミリ、4号機は最大で800ミリというような水たまりがあるというのは把握しております。
記者:いつごろの時点ですか。
東電:そうですね、現時点、1号機につきましては、昨日の9時40分ごろですね。
東電:だいたい24日の時点ということ。
東電:24日時点です。
記者:今の話で3号機じゃなくて、2号機とかは1000ミリとは1メートル。
東電:1メートルくらい。
記者;かなり深いんですね。
東電:そうですね、場所によって、深さにはいろいろ変わりがあると思うんですけども。
記者:全体的に1メートルくらいになる?
東電:その場所によって、変わりますので、調べますと、最大で1メートルくらい。
記者:で、昨日作業員が被曝したところは15センチってことなんですけども、それはじゃあわりと浅い方ということでしょうか.
東電:そうです、それに比べますと、1メートルと比べますとやっぱり浅い場所、15センチです。はい。
記者;それで、1号機の方は、その水を処理しようということで、採取して調べたとおもうんですけど、3号機では、その採取して調べようということはなんでやらなかったのでしょうか。
東電:まずは、その1号機でひとつの水をとって、評価をして、それから、他の水はどうなのかっていうのは評価していくと。まずは1号機のをとって評価したいというような考えで、他の号機はまだ考えてなかった。
記者:1号機に水が入っているのはわかったのはどのくらいの時点なんですか。水が溜まってるなって。
東電:すみません。それは今。
東電:現時点では申し訳ございません。
記者:あと、1号機も3号機と同じようにかなりいろいろと出ていますけども、同じような由来だというふうに考えられていますか。
東電:今この核種を見ますと、違う核種もありますが、ヨウ素とセシウムだけとりますので、ほぼ同じ、3号機と。3号機と同じ性状をもっているというふうには思っています。
記者:同じところから出たというふうに見ていいんですか。
東電:出た場所につきましては、まだ原因はわかりませんけども、素性としては同じヨウ素とセシウムが出ていると。
記者:3号機はもともと、昨日被曝されて、おとといの時点で水がほとんどなかったってことで、昨日の段階で作業をはじめたというふうに聞いているんですけど、これ、1500ミリですよね。ってことは1メートル50センチですよね。これ一晩で溜まっちゃったってことなんですか。これおかしくないですか。
東電:場所がですね、その場所に1500ミリ溜まっているわけではなくて、他の場所を含めまして、だいたい最大で1500ミリくらいの水があるというふうに聞いております。
記者:ただ、そうするとかなり深い場所もあるということは、それなりに危険度があるという予想はできなかったんですか。
東電:その、ケーブル敷設の場所につきましては、最初水がなかったということですので、他に水たまりがあるということを認識していたかどうかにつきましては、ちょっとすみませんが、わかりません。
記者:これ全部地下にある水ですか。
東電:タービン建屋の地下1階でございます。
記者:1号の空間線量はどれくらいなんですか。
東電:空間線量は200ミリシーベルトパーアワーくらいと聞いております。
記者:他のは?
東電:今、2号機も200から300ミリシーベルトパーアワー.すみません、空間線量につきましては、ちょっと確認が取れておりません。先ほど言いましたのは、水の表面のデータです。
記者;さっきの1号機の。
東電:1号機の200ミリシーベルトっていうのは水溜りの線量のデータでございまして、2号機は大体200から300ミリシーベルトパーアワー。4号機につきましてはちょっと確認が取れておりません。すみません。
東電;それで、先ほどのお配りした資料の合計数値でございますけども。
東電:先ほどお配りした測定結果の合計数値は3.8×10の6乗でございます。申し訳ございませんでした。
記者:すみません、もう一度お願いします。
東電:先ほどのお配りした1号機の溜まり水の測定結果の合計は3.8×10の6乗でございます。
記者:今、水の表面の線量を教えていただいたんですが、以前の話だと空間線量が先に測れると思うんですけども、水はちょっと測れないってことだったんですが、これは水だけとって空間線量はそこでは測ってらっしゃらないということですか。
東電:空間線量は測っていると思いますが、今そのデータがですね、ちょっと確認中でございまして。
記者;どうして水だけあって、空間線量がない。
東電:作業、測定したものにですね、今確認が取れておりませんので、確認次第ご紹介します。
記者:それぞれの深さが結構あるという話なんですが、基本的には減ることはあるのかどうか、わからないですけども、どんどん増えていっているという認識でいいのかということと。最初やっぱり15センチくらいのイメージでいたので、排出って言ってもあれかなと思ったんですけど、これだけあれば排出先っていうのが、どうなるのかっていうのは今、どの程度まで話が進んでいるのかっていう2点をお願いします。
東電:排水先につきましては、プラントごとにですね、いろいろ検討しなければならないと思っておりますけども、1号機につきましては今復水器の方に戻す方がいいのではないかっていうふうに検討しているところでございます。復水器の方にですね、まずは一旦水を戻すと言いますか、貯めると言いますか。
記者:そうするとしばらく補給水系で注水するっていうのはしないっていう形になるんですか。
東電:復水器の方ですので、原子炉から離れたところでございますので、タービン建屋にあります復水器に一旦水をあげるというふうに検討しています。
記者:他の、今1号機。
東電:他の号機は今、すみません、まだ、どこに置けるかっていうのはまだ検討中です。
記者:今、復水器に戻すっていうふうにおっしゃったんですが、もともと復水器にあったものが漏れていたっていうふうに疑っているということなんでしょうか。
東電:いえ、そういうわけはございません。どこから出たのかっていうのはまだわからない状況でございまして。わからない状況です。
記者:確認なんですけども、今日の1号機のこの先ほど発表のあったデータというのは、昨日の夕方にはもうすでにわかっていたわけですよね。3号機よりも先にわかっていたのに、で、1万倍っていうのを先にわかっていたのに、どうして今頃でてくるんですか。1万倍ってすごいことだと思うんですけど。
東電:そうですね、3号機の高線量の被曝ということで、最初3号機で注力していたんですけども、1号機はそのまえにわかっていたわけですから、今思えばですね、お知らせしておけばよかったと。
記者:もし3号機のことがなければ、このまま出さずに1万倍のことを伏せていたということですか。
東電:公表する方向で考えておりましたけど、まずは、怪我と言いましょうか、被曝された方もいらっしゃったので、その3号機の状況をまとめて公表するということに注力をしていたような状況でございまして、結果的に情報提供が遅くなりましたことには改めておわびしたいというふうに思います。
記者;県立医大の方にはもう昨日の時点でお伝えしていたわけですよね。
東電:はい.そうです。
記者:1号機核種はだいぶ3号機と種類が違うのが多いなっていうことと、ヨウ素は1桁少ないんですけども、種類のなかでちょっと特徴のあるものがあれば教えて下さい。それと福島県立医大の●●がデータを●●という診断をされたという根拠となるものはこのなかにあるということでしょうか。
東電:最初の質問にお答えしますと、1号機特有の核種、1号機特有と言いますか、1号機の方では3号機で見られない日その74、塩素38、ヒ素74、イットリウムの91というのも出ております。これらはですね、プラントのその構造材が放射化してできてる不純物とかそういうのもあるんですが、ヨウ素とセシウムというのが出ておりますので、発生起源は同じかどうかわかりませんが、ベクレルとしては同じレベルくらいの影響だと考えております。それから福島医大の先生にこの情報を提供しまして、これはヨウ素、セシウム、ベータ、ガンマ、両方出しますが、こういうデータ、核種は、1号機ですけれども、こういうデータですっていうのをまず提供さしてただいておりますということでございます。
記者:つまりデータが出てるからデータ●●の可能性があるというふうになったという。
東電;福島医大の先生がどう判断されたかっていうのはわからないんですが。
記者;今おっしゃったヒ素、塩素、イットリウム、これはプラントの構造物に由来するとおっしゃってましたけども、それは3号機でいうとこのコバルト60と同じようなものであるという理解でよろしいでしょうか。
東電:はい、そうですね、3号機と同じ、3号機のコバルト60とほぼ同じ起源だと思います。はい。
記者;どんな構造物があるんですか。
東電:これがどこから来ているのかっていうことにつきましては、まだ評価ができておりませんので、今後評価をしていきたいと思っています。
記者;つまりこれが由来するところが構造物として、例えば炉心に特有のものなのか、配管に特有のものなんですか、あるいはプール特有のものなのか、そういったことは想像できることはありますか。
東電;今のところですね、これだという決めてはありません。
記者;1号と3号の明確な違いっていうことでは。
東電;ではありません。
記者;今回水溜りが見つかったわけですけども、その水溜りは、水がたまったことでできなくなった作業とか、その今後予定するだったのに、できなくなった、あるいはやってたけどできなくなってしまった、そういったものを教えていただけますか。
東電:今回の水たまりが確認されたことで現在できていない作業が、補給水系関係のポンプの復旧作業がまず止まっております。それから3号につきましては、確認まではできているんですけども、その運転ができない状況です。あとはですね、配線、ケーブルの引き回し作業につきましては、昨日3号で行っておりました●●、こちらも止まっている状況です。それ以外の箇所につきましては、現在作業を進めておりまして、地下でケーブルを引き回す予定だったものもルートを変えてですね、水のないところで作業をしています。そのなかでやはり補給水系関係の本設の方、こちらを使って水を供給することは現在止まっている。これが一応大きな。
記者;これは何号になりますか。
東電;これは1号と3号。
記者:先ほど武藤副社長の会見で、放射線の管理が問題になったとさらに管理を徹底するとおっしゃっていたんですが、今後どういった徹底をされていくんでしょうか。
東電:今後の具体策でございますが、まず、作業に入る前に現場を確実に確認するということを、作業内容と現場の状況を、それを的確に把握して作業員に伝えるということ。それから、作業員の方につきましては、入る前に危険予知を確実に実施しまして、現場に行って、想像ともし異なる状況であれば、作業を中断して当社に報告していただくということ.それから個人線量計が鳴ったらですね、作業を中断して、必ず待機するということをもう一度周知する。それから万一、その現場に行って水にぬれたという場合は、直ちに作業を中断して汚染の検査を行うということをまず周知して作業の万全を期したいと思っております。
記者:1つ目が由来の件なんですけども、1号と3号もヨウ素が結構入っていて、反撃から考えると、結構新しい材料なんじゃないかという感じはするんですけども、それと炉心の可能性が高いんじゃないかっていう、そこらへんはどうでしょうか。
東電:ヨウ素とセシウムにつきましては、炉心の可能性もあると思うんですが、空気中の放射性物質の濃度とか、海の濃度とかそういうのにもヨウ素、セシウムは含まれておりますので、どこからかっていうのは今のところまだわからない。
記者:可能性的にも炉心の方が高いとかいう段階でもまだない。
東電:そうですね、今のところは可能性はどちらかっていうのはまだ判断できない状態ですね
記者:それともう1つが全然違うんですけども、先ほどの地下の補給水系の関係なんですけども、補給水系については、今消防車で代用できると思うんですけども、今後の冷却の循環、冷却を回すまでの段階でですね、地下が、地下の不可欠な作業っていうのはそれ以外にはない状況なんですか。
東電:地下に設置されてますのへ、電気関係の設備が非常に多く設置されております。この関係でですね、配電盤こういうものがですね、使ったことによって配電盤を新たに仮設で作る必要が出てくるかと思います。この辺りの作業が浸水しているということでですね、本設のものではなくて、新たに仮設備として場所を移して、新たに作る必要があると思います。
記者:それは無理なのは、なんでなんですか。
東電:これは1号から4号につきまして、同じでございます。
記者:全部やらなきゃいけない。
東電:そうですね、このままの状態であれば、なにかしらの対策が必要になるかと。
記者:浸かってしまっているってことは仮に水がひいてもやらなきゃいけない。
東電:そうですね、完全に浸かってしまっているものについては、新たに新しいものを持ってきてですね、仮設という形で使う必要がある。または、そのほかで健全なものを使って流用してですね、対応を新たにするということが必要になってきます。
記者:その配電盤は全体、つまり、原子炉、原発全体についての1号なら1号全体についての電気を配るものなんでしょうか。
東電:そうですね、タービン建屋のものが中心になります。タービン建屋と原子炉建屋がございますので、タービン建屋の設備が中心になって、そのなかの各設備にひく電源の大元になります。
記者:そこは直らないと具体的に。
東電:これが直りませんと、電気の供給ができませんので、現在は電気の供給をするために健全なものと、それからもし健全でなければ新たに設置をして仮設という形で電気を供給して、現在プラントに外部電気を供給しているという状況でございます。
記者:プラントへの外部電源を供給する。
東電:そのなかで、各個別の機器に行く設備がタービン建屋の地下にあるんですけども、その必要な機器に対して健全性が保たれていない面については新たに替えの設備をつくりまして、そこから電気を供給するという作業が必要になります。
記者:すみません。それをやるとしたらどれくらいの時間がかかるんですか。
東電:現在ですね、その必要な機器については、対応は進めておりますので、けど時間は一概には申し上げられませんが、材料等はもう手配済みでございますので、そんな長時間がかからずに電源復旧の可能性は考えております。
記者:また作業がやっぱり止まってしまうとか、思うように進まないというふうな形になるんでしょうか、これは。
東電:現在ですね、もともと計画していた作業ができなくなっておりますので、それをまた新たに検討し直すという手間が発生しますので、時間としては少し遅れが発生してしまうという状況になります。
記者:1号機の溜まり水を見るとですね、3号機の溜まり水と比べて、ヨウ素131が少なくて、代わりにセシウム137が多いというふうになっていますけども、これは、その、発生してからの経過日数を表してるということに見えるんですけども、つまり1号機は、半減期が短いヨウ素が急激に減っていて、セシウムが相対的にたくさん残っていて、で、3号機については、まだまだヨウ素がたくさん残っていてセシウムと同じくらい残っているということで、これを、そういう関係を分析されて、どういうふうに評価されますでしょうか。
東電:もともとそのセシウムとヨウ素がどれくらいそこにあったということがまず大事だと思っていますので、それを把握しないとどれくらい減水してなくなったかというようなことはわかりませんので、まずはその、このみられたデータを今後2号機、4号機の方もデータを採取しますので、それを含めて総合的にじゃあこの水はどういう水なのかということを判断していきたいと思います。
記者:その1号機が爆発した後、3号機が何時間遅れで爆発しましたけども、それを反映している可能性ってないのかなって思ったんですけども、計算すればわかりますよね。その、計算してどうなんでしょう、その辺り。
東電:もともとその、絶対量としてどれくらいその水に入ったのか、同じ量で減水していったらっていうのであればできるかもしれないんですが、そもそも、もともと同じ量があったのかっていうことも含めてわからないという状況ですねので、そこはほかの号機のデータをみて判断していきたいと思います。
記者:それは当時の燃料は入っていた数から、計算っていうのはできないんですか。そもそも入っていた量自体は。
東電:燃料の量につきまして、燃料の量がどれくらいその割合で出たかっていうのは、どれくらいのその、なんといいますかね、放出割合がですね、それがわからないので、そこはちょっと。
記者:1号機3号機ともいつくらいに溶融が、燃料が損傷したかっていう可能性が高いかってみられるかって大体日数、時間、わかってますよね。その時間から計算して、この差っていうのは説明できるんじゃないんですか。それは説明可能というわけじゃないですか。
東電:そうですね、その燃料が壊れた規模がどれくらいかっていうのがわからないとやっぱり絶対量として多いのか少ないのかっていうのはわからないと思いますので。
記者:ただ、セシウムとヨウ素の比率をみれば、比率については絶対量がわからなくても、その、計算可能ですよね。
東電:そうですね、炉水から。
東電:失礼します。今の1号機と3号機の比較の話ですけども、まず、ヨウ素とセシウムとその違いについて何か具体的なことが言えそうか、現状でなかなか難しいかと思っています。もともと1号機と3号機それぞれ3月11日までは●●は計測していました。その点で、先ほど話がありましたヨウ素131、半減期のヨウ素131の減水に注目するというのをこれひとつの考え方だと思います。従いまして、先ほどちょっとありました、例えば今使用済み燃料プールのなかに保管されている、これは原子炉内で使用して少なくとも数ヶ月ないし1年以上経過した燃料ですので、そこから仮に核分裂生成物が漏れてきた場合に、ヨウ素131が有意な量含まれているのかどうかというのは、あまり含まれていないんじゃなかろうかという考え方は、これは妥当な考え方だと思います。一方で、ヨウ素131の有無に関してはそういう推定はこれからかと思いますけども、じゃあより具体的な推定ができるかできないかと言いますと、ええと先ほど申しました通り1号と3号それぞれ11日まで運転を続けていました。その点では最近の運転状況、それから原子炉のなかからと仮定した場合ですけども、出てくるヨウ素の割合、これはそれほど差はないと思っています。また1号と3号、これ出力は違っていますけども、核分裂の、なんていいますか、発生する核分裂生成物の割合がそれぞれ違っているというわけでございませんので。そういう点でもとくに何か違いを想定するのは、ちょっと難しいかと思っています。あと、燃料の破損の割合もこちらも推定できるかどうかなんですけども、唯一推定可能な情報はといいますと、多分格納容器の外側についているモニターで放射線の線量率が計測されますので、そこから推定っていうのはこれ、数字を出すという点では可能かもしれませんけれども、過去に破損割合としまして、例えば30%、70%という数字が出たことがあると思いますけども、そちらも、じゃあ一定の割合の数字がずっと継続している状態かというと、なかなか、ガンマ線の線量率の計測値もばらつきが相当大きい、これは数パーセントとか数10%という範囲でばらついていますので、なかなか言いづらいと、あと現状なによりも不確定なのは、じゃあ原子炉かプールかそれ以外かって話あるかもしれませんけども、実際どのような経路をたどってタービン建屋の地下1階に至ったのかというところがみえないと、なかなか推定がしづらい。つまり、もとの場所から今の場所に至るまでに、どういうところを、どういう経路を、どういう環境を通り抜けてきたのかというところがちょっと見えない状況ですので、なかなか具体的な推定は難しいということでございます。
記者:朝日新聞のイトウと言いますけれども、先ほど放医研の方が記者会見しまして、作業員3人の方が内部被曝の可能性があるというお話をしていました。そのことについて、東京電力としての所見をまずお伺いしたいと思っています。
東電:内部被曝の可能性につきましてもですね、今後、どれくらいの被曝があるのかっていうのは、評価して参りたいと思います。大変申し訳なく思っておりまして、よりその放射線の管理に努めてまいりたいと考えております。
記者:関連なんですけども、確認なんですが、作業時間ですね、水に浸かって、作業員の方作業していた時間が放医研の方で2時間ぐらい浸かっていたという話も出ているようなんですけども、東電の方でどのように把握されているのか、もう一度ちょっと説明をいただきたいんですが。
東電:私どもの方で昨日事実関係を把握したということでは、現場の作業開始から作業終了が、水に浸かった時間につきましては、大体40分から50分というふうに聞いております。
記者:4、50分ということで間違いないんですか。
東電:すぐに確認致します。
東電:当該のその作業を開始いたしました、開始から終了までは1時間半でございますけども、その当該のエリアでの作業というのは。
記者:水に浸かっていた時間ということで、4、50分。
東電:はい。
記者:2号機と4号機の溜まり水の測定はもう行っているのでしょうか。測定っていうのはいつ頃出るんでしょうか。
東電:4号機の方につきましては、水をとって、分析の方に進めている最中なのですが、2号機の方は水はまだとっておりませんので、早急に水をとって分析したいと思っております。
東電:いずれにしましても、まとまり次第、ご報告を致したいと思っております。
記者:時事通信のイマイと申します。2号機のですね、中央制御室のあれってどうなったんですか。今日夕方くらいって聞いた記憶が。
東電:2号機の中操の照明でございますが、本日夕方に検討する予定で作業進めていたんですが、そこの配電盤につながります他の機器がですね、不都合があるということで、そちらを今確認しておりまして、その設備を切り離すといいますか、その盤から離すということでですね、作業をしているようです。その関係上、本日はちょっと検討できないという情報をいただきまして、明日検討になる予定でございます。
記者:あと2号機絡みでもう1点だけ。海水から淡水に切り替える2号機、それは明日。
東電:現在ですね、淡水海水の切り替えが終わっておりますのは、1号機は、本日の15時37分に切り替わっておりまして、3号機が18時2分に切り替わっております。2号機につきましては、系統のライン構成が終わっているんですけども、先ほどでお渡しいたしました図面の中にですね、仮設のタンクに1回受けてから入れるという図面の説明をしたと思うんですが、その放水までは完成しておりまして、その仮設のタンクの水面の管理がですね、暗いなかでは難しいという情報がございまして、明朝明るくなってから作業を開始するということで調整を進めております。
記者:このタンク、水を外したあと。
東電:そこにですね、水は張られているんですけども、そこからポンプでプラントを供給するときに、その水位の変動が確認できないということで、明るくなってから作業を進めてですね、その安定を調整するというふうに聞いております。
記者:とくにトラブル等はない。
東電:トラブルはとくにございません。
記者:毎日新聞のフジノです。水の深さについてお聞きしたいんですが、3号機の1.5メートル、2号機の1メートルっていうのは、ほぼ地下が水没しちゃうような状況にあるんですか。
東電:場所によってですね、最大の先ほど申し上げましたが、場所によってはもっと少ない場所もございますので、全部が水没するわけではございません。
記者:場所によってっていうのはよくわからないんですけど、例えばここに1メートルの水があったら、ここ水没していますよね。
東電:1メートル50の方につきましてはそう、そういう状況です。
東電:聞き取った状況ですけども、タービン建屋がですね、こう、長細くあって、原子炉建屋がこちらにこうありますね。それで、そうしましたら、当該のですね、今回、被曝してしまったのですね、だいたい南側のこの辺なんですね。でですね、ここくびれていまして、こっちが電源系のそれこそメタクラとかパワセンターの部屋があるんです。ここがですね、扉があるんですけども、階段でですね、僕の記憶なんですう、1.5メートルくらい上がってですね、扉があって、またおりて、部屋に入っていく、要するにこっちが電源系で、こっちが水扱っていますので、こっち側の水を扱うところでですね、もし万が一水が出た場合に、電源系に水が行かないように大きな堰になっているんですね。こっちが1.5メートルあると。こっち側は20、30センチくらいのレベルだと。
記者:ということは、高い方が深い?
東電:ここはですね、1回上がって降りる。ここのレベルとここのレベルが同じレベルなんですけど、要するに1メートルくらいの堰があるということ。1メートル以上の堰があって、だから堰を乗り越えて、階段で上ってドアを空けてまた降りると。全部ここは壁なんで。なので、こっちがほとんど水に浸かっていて、電源系がみんなやられていて、ポンプ側は●●の水があるという状況。
記者;水のこと、そっち側全体がもう。
東電:全体がもう1.5メートルくらい。水没しているようなイメージ
記者:NHKタカハシです。断面でちょっと1回。だいたいわかったんですけども。
東電:ここがあって、壁がこうあったら、ただ壁があるんですけども、上からこう扉があったらこう階段になっているんですよ、こう。で1.5メートルくらい上がって、その扉をあけて部屋にいくんでしたね。でおりる。なのでここらへんくらいまで水があればですね、1.5メートル水があってもこっち側には行かないっていう、高い堰があるんで。
記者:メタクラとかは右側に。
東電:はい、こっち側に。
記者:朝日新聞のウエチと言います。放射線管理について教えて下さい。昨日被曝された3人を含めて昨日の段階では100ミリを超えた方が少なくとも17人というお話でしたが、その後変化はないんでしょうか。1号機の様子を見る状態の人はどうなんでしょう。
東電:現時点で確認できているのは、昨日お話しました17名ということです。
記者:NHKの●●です。今の水のことでちょっと確認したいんですけども、相関があったときに由来っていうのはと例えばその、高い方は、例えば津波によってかぶっちゃってるのがそのまま残っているという感じなのか。それとも放水ですとか、注水のものが漏れたことによってはじめはなかったけど、増えていったという感じなのか。それはどう捉えてらっしゃるのか、合わせて、そういったときに3号機の方は例えば前日はなかったけれど、当日は増えたっていうことを考えると、それは多分津波でないと思うんですが、そこらへんどう色分けて考えてらっしゃるんですか。
東電:今、まさにですね、昨日の事象もあって、現場を整理しています。今までプールとかがあって、●●。あと現状どういう水の状態になっているのは整理していますので、また分かり次第お知らせいたしますけども、電源系はもう津波のあとですね、すべてかぶっていますので、想定するに、僕は海水だと思っています。こちらはおっしゃる通り、線量が高いので、いつかかったのかは多分昨日おとといに●●ようですけども、とにかく分析の結果、炉から来た水ではないかと思っているということしか今わからないです。ですから、こちらも1回分析をするなりですね、空間線量を測ればですね、線量が全然ない水だっていうのはすぐわかるので、それで判断できるかもしれませんけども、ちょっとそこは整理をして調査をしたいと思っています。
記者:そう考えていくと、例えばそれ見ても面積とか、体積が圧倒的に右側が狭いと考えると、例えば津波でかぶった水は左側の方はうすくてどこかはけちゃったりするけれども、右の方はたまっちゃった状態で続いている、おとといまでの状況でみたらそんなイメージで。
東電:はい。排水の検討もございますので、左側がうまくはけてくれたかもしれません。それはちょっとわかりません。
記者:いまの関連で、じゃあ1号機と3号機で高い値がでたのはどこの水だったのか、っていうことと、それから先ほどの説明のなかで、2号機はまだとっていないけれども、水の表面が200ミリから300ミリシーベルトあったという説明があったと思うんですけどれも、それがどこで2号機のどこで調査したものなのか。
東電:水溜まりがどこでっていうのはですね、現在詳細を調査中なんですけども、1号機はタービンの北西の通路で採ったものでございます。その他につきましては、2号機の方につきましては、現在詳細な調査中でございまして。
記者:2号機はでもまだ水とっていないっておっしゃってましたよね。
東電:ええ、これからどこでとるかっていうのは、決めてとります。
記者:先ほどいった、表面が200ミリから300ミリっていうのは2号機だというふうに。
東電:それはですね、それは、南、北側の電気品室というところで、200から300ミリでございます。
記者:広い方なんですか。
東電:広い方です、はい。
記者:広い方の高さはわからないですか、1、2、3、4。
東電:そうですね、場所によってはいろいろ違うということで、詳細にはこれからも調査になると思います。
記者:いずれにしろ地下1階でよろしいでしょうか。
東電:ええ、地下1階です。タービンの地下1階の水。
記者:2号機は水をまだ測定していないのに、表面だけは測ったということでよろしいでしょうか。
東電:はい、そうです。
記者:●●と申します。原子炉建屋とタービン建屋というのは普通扉とかでこう、行き来できないようになっていると思うんですけど、いまの状態っていうのは、各号機に水が流れ込んだりしているような状態になってる可能性っていうのはあるんでしょうか。
東電:確認をとれていませんけど、構造としては行き来はできますが、これは、原子炉建屋の方は二重扉になっておりまして、水密性も十分にありまして、そこがですね、水が流れてるっていう情報はないです。あとはですね、配管はですね、比較的近いところにも位置していまして、そういったところは考えられるかっていうところは、ちょっとそれはどのくらいの深さのところなのかというところはいま確認中でございます。あんまり、深いところじゃないというふうに私は認識しているんですけども、ただし配管は行き来をしている。
記者:爆発とかによって穴があいてたとか、そういう可能性っていうのはどうなんでしょう。
東電:なんともいえないですね。
東電:そろそろ1時間でございまして、一度●●は分析の当事者でございますので、ちょっと早めに分析にあたらせるということからもあと1,2問くらいでご質問お願いできればと思うんですけれども、いかがでしょうか。じゃあどうぞ。
記者:東京新聞の●●と言いますが、以前ですね、東京電力さんのモニターではプルトニウムが検出できないというお話があったと思うのですが、3号機の溜まり水のなかにプルトニウムがある可能性っていうのを。
東電:その可能性につきましては、今の所わからないんですけども、それをいまどういう分析方法で分析したらいいかっていうのは、ちょっとこれから考えていきたいと思います。
記者:プルトニウムがモニターで●●っていう状態は変わっていない。
東電:はい、現状、昨日お示ししましたやり方ですと、プルトニウムっていうのはわかりません。
記者:確認なんですけど、水の線量、3号機は200ミリ、200ミリでしたっけ。
東電:3号機は、水の表面で400ミリシーベルト。
記者:放医研の方で発表された被曝の数字が2から100シーベルトっていう桁違いのものが多いんですけども、そちらの30分とか40分で被曝するような量じゃないんですけど、どういうふうに考えられますか。
東電:すいません。放医研の方で発表された数字をいま把握していなんですが、400ミリシーベルト、昨日、その作業員の被曝された方180と190ミリシーベルト、全身の実効線量で、線量計で測った値が1800、180から190でございますので、その2から4っていうのが全身を表すのか、あるいは被曝、足のくるぶしだけを表すかそこはちょっとわかりませんけれども。
記者:そうすると、線量計つけて作業されていたと思うんですけども、線量計の条件だと20だとおっしゃっていましたんですけど。えらい差があるんですが、線量計って実質ほとんど役に立たないということですかね。
東電:昨日の、もともと20ミリの作業の予定で。
記者:170行ったんですね。
東電:ええ。
記者:極論的に言えば2から7シーベルトってこれ数値、生命に危険があると思うんですけども、その数字になるってことはあまり線量計っていうのはあまり作業では、いまの状況のなかでは役に立ちにくいという感じですかね。
東電:いや、全身の線量をはかっておりますので、それは、非常に、線量としては測られているというふうに思います。
東電:それでは大変申し訳ございませんが、ここで一旦終了とさせて頂きたいと思います。
記者:すみません。部長は残ってください。ちゃんとこちらの質問は聞いてください。答えを頂く方は帰って作業していて結構ですけど、まだいくらでも疑問は残ってるんです。申し訳ないですけど、残ってください。
東電:ちょっと一旦ここで一区切りとさせて頂けませんでしょうか。
記者:だからいいですよ。いいですけども、広報部長は残って頂いて、質問を聞いてくださいよ。
東電:とりあえずちょっと一旦引き上げさせて頂きたいと思います。すみません。
記者:いつ帰ってくるんですか。
東電:また参ります。
記者:いつですか。
東電:ちょっとお待ちください。
記者:いいですか。なんで質問を受け付けないんですか。
東電:お伺いいたしますので、ちょっと。
記者:今のような質問の仕方だと限定されるじゃないですか。
東電:一旦ちょっとここで一区切りさせて頂けませんでしょうか。
記者:じゃあいつ帰って来られるんですか。
東電:ちょっとしたら戻って参ります。ありがとうございました。